JPH09141577A - マスキング装置 - Google Patents
マスキング装置Info
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- JPH09141577A JPH09141577A JP7301732A JP30173295A JPH09141577A JP H09141577 A JPH09141577 A JP H09141577A JP 7301732 A JP7301732 A JP 7301732A JP 30173295 A JP30173295 A JP 30173295A JP H09141577 A JPH09141577 A JP H09141577A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 塗装対象物が有する複雑な形状のマスキング
部位、あるいは複数のマスキング部位にもマスキングを
可能とするマスキング装置を提供する。 【解決手段】 一端部に把持部2を有するマスキングロ
ボット1は、マスキングコントローラ10の制御によっ
て、各々異なる形状を有する複数のマスキングプレート
4-1、4-2・・・の内、塗装対象物12のマスキング部
に対応するマスキングプレート4-nを選択して把持、移
動する。このマスキングコントローラ10は、塗装対象
物12に塗料を塗布する塗装ロボット11を制御する塗
装コントローラ20の指示によって複数のマスキングプ
レート4-1、4-2・・・から1つのマスキングプレート
4-nを選択する。この塗装コントローラ20は、手元操
作盤20aによって入力された教示データに基づいて塗
装ロボット11ならびにマスキングロボット1を制御す
る。
部位、あるいは複数のマスキング部位にもマスキングを
可能とするマスキング装置を提供する。 【解決手段】 一端部に把持部2を有するマスキングロ
ボット1は、マスキングコントローラ10の制御によっ
て、各々異なる形状を有する複数のマスキングプレート
4-1、4-2・・・の内、塗装対象物12のマスキング部
に対応するマスキングプレート4-nを選択して把持、移
動する。このマスキングコントローラ10は、塗装対象
物12に塗料を塗布する塗装ロボット11を制御する塗
装コントローラ20の指示によって複数のマスキングプ
レート4-1、4-2・・・から1つのマスキングプレート
4-nを選択する。この塗装コントローラ20は、手元操
作盤20aによって入力された教示データに基づいて塗
装ロボット11ならびにマスキングロボット1を制御す
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、塗装対象物の非
塗装部位(マスキング部位)にマスキングを施すマスキ
ング装置に関する。
塗装部位(マスキング部位)にマスキングを施すマスキ
ング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に大きなワーク(塗装対象物)に塗
装を行う際には、塗装しない部分が存在することが多
い。このような場合、予め塗装をしない部分にマスキン
グを施し、塗装作業を行う。
装を行う際には、塗装しない部分が存在することが多
い。このような場合、予め塗装をしない部分にマスキン
グを施し、塗装作業を行う。
【0003】ロボット等による自動塗装の際に用いられ
るマスキング装置として、従来から長方形のマスキング
プレートを用いたものがあった。この方法は、長方形の
マスキングプレートと、これを移動させる移動機構とか
ら構成され、塗装作業の進行に従って、マスキングプレ
ートを一定量ずつ平行移動させて用いる。
るマスキング装置として、従来から長方形のマスキング
プレートを用いたものがあった。この方法は、長方形の
マスキングプレートと、これを移動させる移動機構とか
ら構成され、塗装作業の進行に従って、マスキングプレ
ートを一定量ずつ平行移動させて用いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のマスキング装置には、以下のような問題点があ
った。第1には、1つのワークの中に2カ所以上の異な
る場所のマスキング部位が存在する場合、塗装作業中に
マスキング位置を変更することができなかった。
た従来のマスキング装置には、以下のような問題点があ
った。第1には、1つのワークの中に2カ所以上の異な
る場所のマスキング部位が存在する場合、塗装作業中に
マスキング位置を変更することができなかった。
【0005】第2には、マスキング部位の傾きが異なる
ワークに対しては、マスキングプレートの傾きを調整す
る必要があった。第3には、マスキング部位の端部(見
切り線)が直線でないワークには、対応が困難であっ
た。
ワークに対しては、マスキングプレートの傾きを調整す
る必要があった。第3には、マスキング部位の端部(見
切り線)が直線でないワークには、対応が困難であっ
た。
【0006】この発明は、このような背景の下になされ
たもので、塗装対象物が有する複雑な形状のマスキング
部位、あるいは複数のマスキング部位にもマスキングを
可能とするマスキング装置を提供することを目的として
いる。
たもので、塗装対象物が有する複雑な形状のマスキング
部位、あるいは複数のマスキング部位にもマスキングを
可能とするマスキング装置を提供することを目的として
いる。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、請求項1に記載の発明にあっては、塗装対象物
のマスキング部位にマスキングを施すマスキング装置で
あって、各々異なる形状を有する複数のマスキング手段
と、一端部に前記複数のマスキング手段の内の何れか1
つのマスキング手段を把持する把持部を有し前記マスキ
ング手段を移動させる移動手段と、前記複数のマスキン
グ手段から前記マスキング部位に対応する1つのマスキ
ング手段を選択しまた前記移動手段を制御する制御手段
とを具備することを特徴とする。
ために、請求項1に記載の発明にあっては、塗装対象物
のマスキング部位にマスキングを施すマスキング装置で
あって、各々異なる形状を有する複数のマスキング手段
と、一端部に前記複数のマスキング手段の内の何れか1
つのマスキング手段を把持する把持部を有し前記マスキ
ング手段を移動させる移動手段と、前記複数のマスキン
グ手段から前記マスキング部位に対応する1つのマスキ
ング手段を選択しまた前記移動手段を制御する制御手段
とを具備することを特徴とする。
【0008】また、請求項2に記載の発明にあっては、
請求項1に記載のマスキング装置では、前記塗装対象物
に塗料を塗布する塗装手段と、前記塗装手段を制御しま
た前記制御手段に前記複数のマスキング手段から1つの
マスキング手段の選択を指示する塗装制御手段とを具備
することを特徴とする。
請求項1に記載のマスキング装置では、前記塗装対象物
に塗料を塗布する塗装手段と、前記塗装手段を制御しま
た前記制御手段に前記複数のマスキング手段から1つの
マスキング手段の選択を指示する塗装制御手段とを具備
することを特徴とする。
【0009】また、請求項3に記載の発明にあっては、
請求項2に記載のマスキング装置では、前記塗装制御手
段は前記塗装手段および前記移動手段の動作手順を示す
教示データを入力する教示手段と、前記教示データを記
憶する記憶手段とを具備することを特徴とする。
請求項2に記載のマスキング装置では、前記塗装制御手
段は前記塗装手段および前記移動手段の動作手順を示す
教示データを入力する教示手段と、前記教示データを記
憶する記憶手段とを具備することを特徴とする。
【0010】また、請求項4に記載の発明にあっては、
請求項1ないし3の何れかに記載のマスキング装置で
は、前記複数のマスキング手段の各々の厚さより僅かに
広い幅の間隙部を有し、前記間隙部には前記マスキング
手段のみが通過可能である塗料剥離手段を有することを
特徴とする。
請求項1ないし3の何れかに記載のマスキング装置で
は、前記複数のマスキング手段の各々の厚さより僅かに
広い幅の間隙部を有し、前記間隙部には前記マスキング
手段のみが通過可能である塗料剥離手段を有することを
特徴とする。
【0011】
【作用】この発明によれば、一端部に把持部を有する移
動手段は、制御手段の制御によって、各々異なる形状を
有する複数のマスキング手段の内、塗装対象物のマスキ
ング部に対応するマスキング手段を選択して把持、移動
する。この制御手段は、塗装対象物に塗料を塗布する塗
装手段を制御する塗装制御手段の指示によって複数のマ
スキング手段から1つのマスキング手段を選択する。こ
の塗装制御手段は、教示手段によって入力された教示デ
ータに基づいて塗装手段ならびに移動手段を制御する。
塗料剥離手段はマスキング手段に付着した塗料を剥離さ
せる。
動手段は、制御手段の制御によって、各々異なる形状を
有する複数のマスキング手段の内、塗装対象物のマスキ
ング部に対応するマスキング手段を選択して把持、移動
する。この制御手段は、塗装対象物に塗料を塗布する塗
装手段を制御する塗装制御手段の指示によって複数のマ
スキング手段から1つのマスキング手段を選択する。こ
の塗装制御手段は、教示手段によって入力された教示デ
ータに基づいて塗装手段ならびに移動手段を制御する。
塗料剥離手段はマスキング手段に付着した塗料を剥離さ
せる。
【0012】
A.構成 以下に図面を参照して本発明の一実施の形態について説
明する。図1は本実施の形態にかかるマスキング装置が
適用される塗装装置の外観構成を示す斜視図である。
明する。図1は本実施の形態にかかるマスキング装置が
適用される塗装装置の外観構成を示す斜視図である。
【0013】図1において、マスキングロボット1の先
端部に位置する手首部1aには把持部2が取り付けられ
ている。図1においては、この把持部2にマスキングプ
レート4-1が取り付けられているが、この他マスキング
プレート4-2、4-3・・・(マスキングプレート4-n)
の何れか1つが着脱自在の構成となっている。
端部に位置する手首部1aには把持部2が取り付けられ
ている。図1においては、この把持部2にマスキングプ
レート4-1が取り付けられているが、この他マスキング
プレート4-2、4-3・・・(マスキングプレート4-n)
の何れか1つが着脱自在の構成となっている。
【0014】マスキングプレート4-nは、各々異なる形
状に成形されているが、各々その一端部に上述の把持部
2に取り付けるための位置決め穴4a、4a・・・が設
けられている。
状に成形されているが、各々その一端部に上述の把持部
2に取り付けるための位置決め穴4a、4a・・・が設
けられている。
【0015】また通常、把持部2に取り付けられていな
いマスキングプレート4-nは、受け台8上の所定の位置
に載置されている。マスキングロボット1は、受け台8
上に載置されているマスキングプレート4-1、4-2・・
・から所定の固有番号nのマスキングプレート4-nを把
持し、移動可能とする構成となっている。
いマスキングプレート4-nは、受け台8上の所定の位置
に載置されている。マスキングロボット1は、受け台8
上に載置されているマスキングプレート4-1、4-2・・
・から所定の固有番号nのマスキングプレート4-nを把
持し、移動可能とする構成となっている。
【0016】9は、塗料剥離プレートであり、この塗料
剥離プレートの略中央部には上述のマスキングプレート
4-nの各々の厚さより僅かに広いスリット9aが設けら
れている。マスキングプレート4-nには、後述の塗装工
程において塗料が付着するが、このスリット9a部を通
過させることにより、付着した塗料を剥離させる。
剥離プレートの略中央部には上述のマスキングプレート
4-nの各々の厚さより僅かに広いスリット9aが設けら
れている。マスキングプレート4-nには、後述の塗装工
程において塗料が付着するが、このスリット9a部を通
過させることにより、付着した塗料を剥離させる。
【0017】一方11は、塗装対象物12に塗装処理を
施す塗装ロボットである。この塗装ロボット11の手首
部11aには、塗装ガン13が取り付けられており、吹
き付け塗装を行う。
施す塗装ロボットである。この塗装ロボット11の手首
部11aには、塗装ガン13が取り付けられており、吹
き付け塗装を行う。
【0018】さらに10は、マスキングロボット1の動
作を制御するマスキングコントローラ、20は塗装ロボ
ット11の動作を制御する塗装コントローラ、20aは
塗装コントローラ20にデータの教示等をするための手
元操作盤である。
作を制御するマスキングコントローラ、20は塗装ロボ
ット11の動作を制御する塗装コントローラ、20aは
塗装コントローラ20にデータの教示等をするための手
元操作盤である。
【0019】マスキングコントローラ10は、図示省略
したが記憶装置を有しており、上述した受け台8上の各
マスキングプレート4-nの座標(位置)や、塗料剥離プ
レート9の座標を記憶している。一方の塗装コントロー
ラ20も図示省略したが記憶装置を有しており、この記
憶装置には後述する塗装処理の教示データが記憶され
る。
したが記憶装置を有しており、上述した受け台8上の各
マスキングプレート4-nの座標(位置)や、塗料剥離プ
レート9の座標を記憶している。一方の塗装コントロー
ラ20も図示省略したが記憶装置を有しており、この記
憶装置には後述する塗装処理の教示データが記憶され
る。
【0020】これらマスキングコントローラ10と塗装
コントローラ20とはデータラインが接続されており、
諸データを受け渡しながら処理を行う。即ち、塗装コン
トローラ20は塗装処理の教示データに基づいて塗装ロ
ボット11ならびに塗装ガン13を制御する。
コントローラ20とはデータラインが接続されており、
諸データを受け渡しながら処理を行う。即ち、塗装コン
トローラ20は塗装処理の教示データに基づいて塗装ロ
ボット11ならびに塗装ガン13を制御する。
【0021】この間、教示データにマスキングプレート
4-nの交換や移動のデータが存在する場合、マスキング
コントローラ10にこれを指示して待機状態に入る。マ
スキングコントローラ10は、指示されたマスキングプ
レート4-nの交換や移動が完了すると、完了信号を塗装
コントローラ20に送信し、塗装コントローラ20は、
これを受信した後に次の教示データを再生して塗装処理
をする。
4-nの交換や移動のデータが存在する場合、マスキング
コントローラ10にこれを指示して待機状態に入る。マ
スキングコントローラ10は、指示されたマスキングプ
レート4-nの交換や移動が完了すると、完了信号を塗装
コントローラ20に送信し、塗装コントローラ20は、
これを受信した後に次の教示データを再生して塗装処理
をする。
【0022】B.動作 図2は、本実施の形態の処理手順を示すフローチャート
であり、細実線は作業員等による処理を示し、太実線は
マスキングコントローラ10あるいは塗装コントローラ
20が有するCPU(何れも図示省略、以下同様)によ
る処理を示している。
であり、細実線は作業員等による処理を示し、太実線は
マスキングコントローラ10あるいは塗装コントローラ
20が有するCPU(何れも図示省略、以下同様)によ
る処理を示している。
【0023】まず作業員は、複数のマスキングプレート
4-nの内、塗装対象物12に適したものを選択し、また
このマスキングプレート4-nを塗装対象物12の何処の
位置に合わせるかを塗装コントローラ20が有する手元
操作盤20aによって設定する(ステップSa1)。
4-nの内、塗装対象物12に適したものを選択し、また
このマスキングプレート4-nを塗装対象物12の何処の
位置に合わせるかを塗装コントローラ20が有する手元
操作盤20aによって設定する(ステップSa1)。
【0024】塗装コントローラ20は、手元操作盤20
aから入力されたデータをマスキングコントローラ10
に渡す。マスキングコントローラ10はマスキングロボ
ット1を制御して、把持部2に固有番号nのマスキング
プレート4-nを把持し、設定位置pに移動させる(ステ
ップSa2)。
aから入力されたデータをマスキングコントローラ10
に渡す。マスキングコントローラ10はマスキングロボ
ット1を制御して、把持部2に固有番号nのマスキング
プレート4-nを把持し、設定位置pに移動させる(ステ
ップSa2)。
【0025】設定値pに固有番号nのマスキングプレー
ト4-nの移動が完了した後、作業員は手元操作盤20a
によって、塗装ガン13の塗装手順を示す塗装軌道を塗
装コントローラ20に教示する(ステップSa3)。
ト4-nの移動が完了した後、作業員は手元操作盤20a
によって、塗装ガン13の塗装手順を示す塗装軌道を塗
装コントローラ20に教示する(ステップSa3)。
【0026】ここで塗装コントローラ20のCPUは、
手元操作盤20aから入力されたマスキングプレート4
-nの固有番号nと位置p、ならびに塗装軌道aのデータ
を図示しない記憶装置に記憶する(ステップSa4)。
このステップSa4において記憶装置には、図3に示す
ようにマスキングプレート4-nの固有番号n、位置p、
塗装軌道aの教示データが一組として記憶される。
手元操作盤20aから入力されたマスキングプレート4
-nの固有番号nと位置p、ならびに塗装軌道aのデータ
を図示しない記憶装置に記憶する(ステップSa4)。
このステップSa4において記憶装置には、図3に示す
ようにマスキングプレート4-nの固有番号n、位置p、
塗装軌道aの教示データが一組として記憶される。
【0027】また、一組のマスキングプレート4-nの固
有番号n、位置p、塗装軌道a等の教示データの入力
後、他のマスキングプレート4-nを使用した塗装処理が
存在する場合には(ステップSa5)、ステップSa1
の処理に戻り次の教示データを入力する。
有番号n、位置p、塗装軌道a等の教示データの入力
後、他のマスキングプレート4-nを使用した塗装処理が
存在する場合には(ステップSa5)、ステップSa1
の処理に戻り次の教示データを入力する。
【0028】教示データの入力完了後、塗装コントロー
ラ20は作業員等からの指示によって教示データの再生
を開始する(ステップSa6)。この教示データの再生
中に塗装コントローラ20のCPUは、同一マスキング
プレート4-nを使用した塗装処理が所定時間を越えてい
るか否かを確認する(ステップSa7)。
ラ20は作業員等からの指示によって教示データの再生
を開始する(ステップSa6)。この教示データの再生
中に塗装コントローラ20のCPUは、同一マスキング
プレート4-nを使用した塗装処理が所定時間を越えてい
るか否かを確認する(ステップSa7)。
【0029】ステップSa7において、同一マスキング
プレート4-nを使用した塗装処理が所定時間を越えてい
る場合には、当該マスキングプレート4-nには塗料が付
着し、正確なマスキングの障害になっていることが想定
できる。そこで塗装コントローラ20のCPUは塗装処
理を中断し、マスキングプレート4-nに付着した塗料の
剥離をマスキングコントローラ10に指示する(ステッ
プSa8)。
プレート4-nを使用した塗装処理が所定時間を越えてい
る場合には、当該マスキングプレート4-nには塗料が付
着し、正確なマスキングの障害になっていることが想定
できる。そこで塗装コントローラ20のCPUは塗装処
理を中断し、マスキングプレート4-nに付着した塗料の
剥離をマスキングコントローラ10に指示する(ステッ
プSa8)。
【0030】塗料剥離の指示を受けたマスキングコント
ローラ10は、まず記憶装置に現在のマスキングプレー
ト4-nの位置を記憶する。次にマスキングロボット1に
よってマスキングプレート4-nを塗料剥離プレート9の
位置を移動させる。そしてマスキングプレート4-nにス
リット9aを通過させ、再びマスキングプレート4-nを
元の位置に戻す(以上、ステップSa9)。
ローラ10は、まず記憶装置に現在のマスキングプレー
ト4-nの位置を記憶する。次にマスキングロボット1に
よってマスキングプレート4-nを塗料剥離プレート9の
位置を移動させる。そしてマスキングプレート4-nにス
リット9aを通過させ、再びマスキングプレート4-nを
元の位置に戻す(以上、ステップSa9)。
【0031】マスキングプレート4-nが元の位置に戻る
と、マスキングコントローラ10は塗料剥離が完了した
ことを示す信号を塗装コントローラ20に送る。塗装剥
離完了信号を受けた塗装コントローラ20は塗装処理を
再開し(ステップSa10)、次のステップSa11の
処理へ移る。
と、マスキングコントローラ10は塗料剥離が完了した
ことを示す信号を塗装コントローラ20に送る。塗装剥
離完了信号を受けた塗装コントローラ20は塗装処理を
再開し(ステップSa10)、次のステップSa11の
処理へ移る。
【0032】ステップSa11では、教示データによっ
て示されるマスキングプレートの番号と、現在マスキン
グロボット1の把持部2に把持されているマスキングプ
レート4-nの固有番号とが一致しているか否かを確認す
る。
て示されるマスキングプレートの番号と、現在マスキン
グロボット1の把持部2に把持されているマスキングプ
レート4-nの固有番号とが一致しているか否かを確認す
る。
【0033】ステップSa11において、教示データに
よって示されるマスキングプレートの番号と、現在マス
キングロボット1の把持部2に把持されているマスキン
グプレート4-nの固有番号とが一致している場合には、
塗装コントローラ20のCPUは全教示データの再生が
完了したか否かを確認する(ステップSa12)。ここ
で再生が完了していれば塗装処理を終了する。また再生
が完了していなければステップSa7の処理へ戻る。
よって示されるマスキングプレートの番号と、現在マス
キングロボット1の把持部2に把持されているマスキン
グプレート4-nの固有番号とが一致している場合には、
塗装コントローラ20のCPUは全教示データの再生が
完了したか否かを確認する(ステップSa12)。ここ
で再生が完了していれば塗装処理を終了する。また再生
が完了していなければステップSa7の処理へ戻る。
【0034】一方ステップSa11において、教示デー
タによって示されるマスキングプレートの番号と、現在
マスキングロボット1の把持部2に把持されているマス
キングプレート4-nの固有番号とが一致していなけれ
ば、塗装コントローラ20のCPUはまず塗装処理を中
断する。次に、固有番号nのマスキングプレート4-nへ
の交換を、マスキングコントローラ10へ指示する(以
上、ステップSa13)。
タによって示されるマスキングプレートの番号と、現在
マスキングロボット1の把持部2に把持されているマス
キングプレート4-nの固有番号とが一致していなけれ
ば、塗装コントローラ20のCPUはまず塗装処理を中
断する。次に、固有番号nのマスキングプレート4-nへ
の交換を、マスキングコントローラ10へ指示する(以
上、ステップSa13)。
【0035】マスキングプレートの交換指示を受けたマ
スキングコントローラ10は、まず記憶装置に現在のマ
スキングプレート4-nの位置を記憶する。次にマスキン
グロボット1の把持部2に把持されているマスキングプ
レート4-nを受け台8の所定の位置に載置し、また把持
部2から取り外す。この後、指示された固有番号nのマ
スキングプレート4-nを把持部2に把持し、このマスキ
ングプレート4-nを先般記憶装置に記憶した位置に戻す
(ステップSa14)。
スキングコントローラ10は、まず記憶装置に現在のマ
スキングプレート4-nの位置を記憶する。次にマスキン
グロボット1の把持部2に把持されているマスキングプ
レート4-nを受け台8の所定の位置に載置し、また把持
部2から取り外す。この後、指示された固有番号nのマ
スキングプレート4-nを把持部2に把持し、このマスキ
ングプレート4-nを先般記憶装置に記憶した位置に戻す
(ステップSa14)。
【0036】マスキングプレート4-nが元の位置に戻る
と、マスキングコントローラ10はマスキングプレート
4-nの交換が完了したことを示す信号を塗装コントロー
ラ20に送る。交換完了信号を受けた塗装コントローラ
20は塗装処理を再開し(ステップSa15)、次のス
テップSa12の処理へ移る。
と、マスキングコントローラ10はマスキングプレート
4-nの交換が完了したことを示す信号を塗装コントロー
ラ20に送る。交換完了信号を受けた塗装コントローラ
20は塗装処理を再開し(ステップSa15)、次のス
テップSa12の処理へ移る。
【0037】このようにして、複雑な形状のマスキング
部位を有する塗装対象物や、複数のマスキング部位を有
する塗装対象物であっても、教示データに従って自動的
にマスキングし、塗装作業を行うことができる。
部位を有する塗装対象物や、複数のマスキング部位を有
する塗装対象物であっても、教示データに従って自動的
にマスキングし、塗装作業を行うことができる。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、一端部に把持部を有する移動手段は、制御手段の制
御によって、各々異なる形状を有する複数のマスキング
手段の内、塗装対象物のマスキング部に対応するマスキ
ング手段を選択して把持、移動する。この制御手段は、
塗装対象物に塗料を塗布する塗装手段を制御する塗装制
御手段の指示によって複数のマスキング手段から1つの
マスキング手段を選択する。この塗装制御手段は、教示
手段によって入力された教示データに基づいて塗装手段
ならびに移動手段を制御する。塗料剥離手段はマスキン
グ手段に付着した塗料を剥離させるので、塗装対象物が
有する複雑な形状のマスキング部位、あるいは複数のマ
スキング部位にもマスキングを可能とするマスキング装
置が実現可能であるという効果が得られる。
ば、一端部に把持部を有する移動手段は、制御手段の制
御によって、各々異なる形状を有する複数のマスキング
手段の内、塗装対象物のマスキング部に対応するマスキ
ング手段を選択して把持、移動する。この制御手段は、
塗装対象物に塗料を塗布する塗装手段を制御する塗装制
御手段の指示によって複数のマスキング手段から1つの
マスキング手段を選択する。この塗装制御手段は、教示
手段によって入力された教示データに基づいて塗装手段
ならびに移動手段を制御する。塗料剥離手段はマスキン
グ手段に付着した塗料を剥離させるので、塗装対象物が
有する複雑な形状のマスキング部位、あるいは複数のマ
スキング部位にもマスキングを可能とするマスキング装
置が実現可能であるという効果が得られる。
【図1】本発明の一実施の形態にかかるマスキング装置
が適用される塗装装置の外観構成を示す斜視図である。
が適用される塗装装置の外観構成を示す斜視図である。
【図2】同実施の形態にかかる塗装処理手順を示すフロ
ーチャートである。
ーチャートである。
【図3】同実施の形態において、塗装コントローラ20
が有する記憶装置に記憶される教示データの様子を示す
図である。
が有する記憶装置に記憶される教示データの様子を示す
図である。
1 マスキングロボット(移動手段) 1a 手首部 2 把持部 4-1、4-2・・・4-n マスキングプレート(マスキン
グ手段) 8 受け台 9 塗料剥離プレート 9a スリット 10 マスキングコントローラ(制御手段) 11 塗装ロボット 11a 手首部 12 塗装対象物 13 塗装ガン 20 塗装コントローラ 20a 手元操作盤
グ手段) 8 受け台 9 塗料剥離プレート 9a スリット 10 マスキングコントローラ(制御手段) 11 塗装ロボット 11a 手首部 12 塗装対象物 13 塗装ガン 20 塗装コントローラ 20a 手元操作盤
Claims (4)
- 【請求項1】 塗装対象物のマスキング部位にマスキン
グを施すマスキング装置であって、 各々異なる形状を有する複数のマスキング手段と、 一端部に前記複数のマスキング手段の内の何れか1つの
マスキング手段を把持する把持部を有し前記マスキング
手段を移動させる移動手段と、 前記複数のマスキング手段から前記マスキング部位に対
応する1つのマスキング手段を選択しまた前記移動手段
を制御する制御手段とを具備することを特徴とするマス
キング装置。 - 【請求項2】 前記塗装対象物に塗料を塗布する塗装手
段と、 前記塗装手段を制御しまた前記制御手段に前記複数のマ
スキング手段から1つのマスキング手段の選択を指示す
る塗装制御手段とを具備することを特徴とする請求項1
に記載のマスキング装置。 - 【請求項3】 前記塗装制御手段は前記塗装手段および
前記移動手段の動作手順を示す教示データを入力する教
示手段と、 前記教示データを記憶する記憶手段とを具備することを
特徴とする請求項2に記載のマスキング装置。 - 【請求項4】 前記複数のマスキング手段の各々の厚さ
より僅かに広い幅の間隙部を有し、前記間隙部には前記
マスキング手段のみが通過可能である塗料剥離手段を有
することを特徴とする請求項1ないし3の何れかに記載
のマスキング装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7301732A JPH09141577A (ja) | 1995-11-20 | 1995-11-20 | マスキング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7301732A JPH09141577A (ja) | 1995-11-20 | 1995-11-20 | マスキング装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09141577A true JPH09141577A (ja) | 1997-06-03 |
Family
ID=17900499
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7301732A Withdrawn JPH09141577A (ja) | 1995-11-20 | 1995-11-20 | マスキング装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09141577A (ja) |
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1995
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