JPH09141578A - マスキング装置 - Google Patents

マスキング装置

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JPH09141578A
JPH09141578A JP7301733A JP30173395A JPH09141578A JP H09141578 A JPH09141578 A JP H09141578A JP 7301733 A JP7301733 A JP 7301733A JP 30173395 A JP30173395 A JP 30173395A JP H09141578 A JPH09141578 A JP H09141578A
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JP
Japan
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masking
area
masking area
shape
robot
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Withdrawn
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JP7301733A
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English (en)
Inventor
Noriyuki Uchiumi
典之 内海
Noriaki Saisaka
則明 齋坂
Tatsuya Renbutsu
達也 蓮仏
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Tokico Ltd
Original Assignee
Tokico Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 人手によらず短時間で高品位のマスキングを
施すことができるマスキング装置を提供する。 【解決手段】 ノズル7がマスキング領域5aを含む塗
装対象物5にマスキング剤を塗布し、カッタ8がマスキ
ング領域5a外のマスキング剤を切り取る。またはノズ
ル7がマスキング原紙上においてマスキング領域5aの
輪郭線より所定距離隔てた形状の追尾軌道に沿って接着
剤を塗布し、カッタ8が追尾軌道に沿ってマスキング原
紙からマスキング紙を切り出す。これらノズル7とカッ
タ8とは制御部3によって制御されマスキング領域5a
を倣うロボットの一端部に取り付けられており、制御部
3が有する記憶手段には、マスキング領域5aの映像を
撮像するビデオカメラ6から入力される映像から抽出さ
れるマスキング領域5aの形状あるいは手元操作盤3a
によって教示されるマスキング領域5aの形状が記憶さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、非塗装部位への
塗料等の付着を防止するマスキングを施すマスキング装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】大きなワーク(作業対象物)に塗装を行
う際に、そのワークに塗装しない部位(これ以降、マス
キング領域と称する)が存在する場合もある。一般に、
こうした塗装しない部位にはマスキングを施し、塗料が
付着しないようにしている。
【0003】しかしながら、従来はこのようなマスキン
グ作業を人手によって行うことが多かったが、その代表
例を次に説明する。まず第1の方法は、マスキング領域
より面積の小さな紙等のマスキング部材を多数用意し、
作業員等が粘着テープを用いてマスキング領域内にマス
キング部材を張り付ける方法である。
【0004】第2の方法は、まずマスキング領域より面
積の大きなマスキング部材、あるいは概略マスキング領
域の形状に成形されたマスキング部材をマスキング領域
に当接させ、次に作業員等がこのマスキング部材を当該
マスキング部材より小さめに成形し直し、その後このマ
スキング部材の外周をマスキングテープで固定する方法
である。さらに第3の方法として、マスキング領域に予
めマスキング用の液体や塗料(マスキング剤、レジスト
剤)を塗布する方法がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、何れの
方法にあっても人手による作業を必要としており、この
ため幾つかの問題点を有しているが、これらを以下に列
挙する。 (1)作業品質が、作業員等の熟練度やマスキング領域
の形状に左右される。このため、特に曲線部を多く含む
等複雑な形状のマスキング領域では、品質が低下する。
【0006】(2)上述の第1、第2の方法では、マス
キング部材をマスキング領域に押し当てながらマスキン
グ部材の外周部をマスキングテープで固定する必要があ
るため、多くの人手と作業時間を要する。 (3)大きなマスキング紙等から、必要なマスキング部
材の形状を切り出して使用するため、このマスキング紙
等の無駄が多い。
【0007】(4)第3の方法では、塗装作業の開始前
にマスキング領域外に付着したマスキング剤を除去して
おく必要がある。この発明は、このような背景の下にな
されたもので、人手によらず短時間で高品位のマスキン
グを施すことができるマスキング装置を提供することを
目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、請求項1に記載の発明にあっては、塗装対象物
が有するマスキング領域の形状を記憶する記憶手段を有
し前記マスキング領域の形状を倣うロボットを制御する
制御手段と、前記ロボットの一端部に設けられた塗布手
段と、前記ロボットの一端部に設けられた切断手段とを
具備することを特徴とする。
【0009】また、請求項2に記載の発明にあっては、
請求項1に記載のマスキング装置では前記ロボットの一
端部に設けられ前記マスキング領域周辺の映像を撮像す
る撮像手段と、前記制御手段に設けられ前記撮像手段が
出力する映像信号から前記マスキング領域の形状を抽出
する映像処理手段とを具備することを特徴とする。
【0010】また、請求項3に記載の発明にあっては、
請求項2に記載のマスキング装置では、前記映像処理手
段は、前記映像信号を2値データ化する第1の工程と、
前記2値データに基づいて前記マスキング領域の輪郭線
を導出する第2の工程とによって前記マスキング領域の
形状を抽出することを特徴とする。
【0011】また、請求項4に記載の発明にあっては、
請求項1ないし3の何れかに記載のマスキング装置で
は、前記塗布手段は前記マスキング領域を含む前記塗装
対象物に塗料の付着を阻止するマスキング剤を塗布し、
前記切断手段は前記マスキング領域の輪郭線に沿って前
記塗布されたマスキング剤を切断することを特徴とす
る。
【0012】
【作用】この発明によれば、塗布手段がマスキング領域
を含む塗装対象物にマスキング剤を塗布し、切断手段が
マスキング領域外のマスキング剤を切り取る。または塗
布手段がマスキング原紙上においてマスキング領域の輪
郭線より所定距離隔てた形状の追尾軌道に沿って接着剤
を塗布し、切断手段が追尾軌道に沿ってマスキング原紙
からマスキング紙を切り出す。これら塗布手段と切断手
段とは制御手段によって制御されマスキング領域を倣う
ロボットの一端部に取り付けられており、制御手段が有
する記憶手段には、マスキング領域の映像を撮像する撮
像手段から入力される映像から抽出されるマスキング領
域の形状あるいは教示手段によって教示されるマスキン
グ領域の形状が記憶される。
【0013】
【発明の実施の形態】
A.第1の実施の形態 以下に図面を参照して、本発明の実施の形態について説
明する。図1は、本発明の第1の実施の形態にかかるマ
スキング装置1aの外観構成を示す斜視図である。
【0014】図1において、2はアーム2aを俯仰自在
ならびに回動自在に備えるロボットである。このロボッ
ト2の動作は、手元操作盤3aを有する制御部3によっ
て制御される。またアーム2aの先端部には、アーム2
aの長手軸に対して回動自在の手首部4が取り付けられ
ている。
【0015】手首部4において塗装対象物5と対向する
面には、ビデオカメラ6とノズル7とカッタ8とが設け
られている。このビデオカメラ6は、塗装対象物5に存
在するマスキング領域5aの映像を撮影する。ノズル7
は、塗装対象物5の所定の位置にマスキング剤を塗布す
る(吹き付ける)。
【0016】またカッタ8は、プランジャ8aを介して
手首部4に取り付けられている。これにより制御部3か
らの指示によってカッタ8を突出あるいは後退させるこ
とが可能で、マスキング領域5aに塗布されたマスキン
グ剤の周端部を切断する。
【0017】図2は、マスキング装置1aの制御系の構
成を示す接続図である。図2に示す制御部3において、
11はロボット2(図1参照)の各部を制御するCPU
であり、ROM12に記憶された制御プログラムに従っ
て、各処理を行う。また、入力されたマスキング領域や
マスキング剤に伴うパラメータ等は、RAM13に記憶
される。
【0018】14は画像処理回路であり、ビデオカメラ
6で撮影したマスキング領域5a(図1参照)の映像を
デジタル変換ならびに必要な処理を施してCPU11に
供給する。
【0019】15はI/O(入出力インターフェイ
ス)、16はドライバである。このI/O15は、手元
操作盤3aに設けられた図示しないキーボードや表示板
等とCPU11とのインターフェイス回路であるととも
に、CPU11が電磁バルブ7a(後述)やプランジャ
8aに対して出力する駆動信号をドライバ16に伝達さ
せる。
【0020】ドライバ16は、ノズル7から吐出される
マスキング剤の流動を制御する電磁バルブ7aや、カッ
タ8の位置を制御するプランジャ8aに駆動電流を供給
するものである。
【0021】17はモータドライバである。また、アー
ム2aの回動部や間接部には図示しないエンコーダを備
えるモータ18、18・・・を有しており、これによっ
て所定の動作を行う。このときモータ18、18・・・
には、CPU11からの指示でモータドライバ17を介
して駆動電流が供給され、エンコーダが出力する位置情
報や角度情報等がモータドライバ17を介してCPU1
1に入力される。
【0022】図3は、本実施の形態におけるCPU11
のマスキング処理の手順を示したフローチャートであ
る。CPU11は、手元操作部3a等からの塗装対象物
5の所定部位のマスキング領域5a(図1参照)のマス
キングの指示がなされると、まずロボット2の手首部4
に有するビデオカメラ6を、当該マスキング領域5aの
近傍に移動させる(ステップSa1)。
【0023】次にCPU11は、画像処理回路14を介
してビデオカメラ6によって撮影したマスキング領域5
a付近の画像を取り込み、2値の画像データに変換する
(ステップSa2)。
【0024】この後にCPU11は、ステップSa2に
おいて2値化したマスキング領域5a周辺の画像データ
に基づいて、当該マスキング領域5aの境界線を求め
(ステップSa3)、この境界線内の閉領域をマスキン
グ領域5aと認識する(ステップSa4)が、その処理
を以下に説明する。
【0025】図4は、マスキング領域5aを有する塗装
対象物5の部分構成を示す構成図であり、図4(a)は
正面図、図4(b)は上面図である。このマスキング領
域5aの境界部分は、色や明度が過渡的に変化してい
る。このため、ビデオカメラ6でマスキング領域5aの
周辺の画像を撮影すると、境界部分に対応する画像デー
タにも変化が見られる。
【0026】図5(a)は、上述の画像データ中の変化
の大きい部分を黒く表した場合の平面図である。CPU
11は、画像データ中の変化の大きい部分を“1”と
し、またそれ以外の部分を“0”とすることで、画像デ
ータを2値化する。またCPU11は、2値化されたデ
ータ中の“1”で囲まれた閉領域を特定し、この部分を
図5(b)に示すようにマスキング領域5aとする。
【0027】この後CPU11は、図6(a)に示すよ
うにマスキング領域5aを含む代表領域5b(破線内)
を構成する4つの頂点P1、P2、P3およびP4を設定し
(ステップSa5)、この内、本実施の形態では頂点P
1と頂点P4とを結ぶ塗布軌道20を生成する(ステップ
Sa6)。
【0028】次にCPU11は電磁バルブ7aを開き、
塗布軌道20に沿って、マスキング剤を塗装対象物5に
塗布する(ステップSa7)。マスキング剤の塗布後、
このマスキング剤の乾燥を待ち(ステップSa8)、プ
ランジャ8aに駆動電流を供給してカッタ8を手首部4
の前方へ繰り出す(ステップSa9)。
【0029】最後にCPU11は、カッタ8をマスキン
グ領域5aの境界に沿って移動させ、マスキング領域5
a以外に付着したマスキング剤を切り落とす(ステップ
Sa10)。こうして本実施の形態では、人手を介すこ
となく、複雑な形状のマスキング領域であってもマスキ
ングを施すことができる。
【0030】B.第2の実施の形態 図7は、本発明の第2の実施の形態にかかるマスキング
装置1bの外観構成を示す斜視図、また図8はマスキン
グ装置1bの制御系の構成を示す接続図である。なお図
7ならびに図8において、図1あるいは図2に示す各部
と対応する部分には同一の符号を付し、その説明を省略
する。
【0031】9は制御部3に接続されたマスキング紙供
給部であり、制御部3からの指示によりマスキング紙9
aを供給する。なお本実施の形態では、ロボット2の手
首部4に設けられたノズル7は、マスキング紙9aに接
着剤を塗布する。
【0032】図9ならびに図10は、本実施の形態にお
けるCPU11のマスキング処理の手順を示したフロー
チャートである。なおこれら図9あるいは図10におい
ては、太実線はCPU11による処理を示し、細実線は
作業員等による処理を示している。
【0033】まずCPU11はステップSb1(図9参
照)において、マスキング要求があるか否かを確認す
る。このステップSb1において、制御部3が有する手
元操作盤3a等からマスキング要求があった場合には、
CPU11はロボット2の手首部4に有するビデオカメ
ラ6を、当該マスキング領域5aの近傍に移動させる
(ステップSb2)。
【0034】次にCPU11は、画像処理回路14を介
してビデオカメラ6によって撮影したマスキング領域5
a付近の画像を取り込み、2値の画像データに変換する
(ステップSb3)。
【0035】この後にCPU11は、ステップSa2に
おいて2値化したマスキング領域5a周辺の画像データ
に基づいて、当該マスキング領域5aの境界線を求め
(ステップSb4)、この境界線内の閉領域をマスキン
グ領域5aと認識する(ステップSb5)が、この処理
については第1の実施の形態において、図4および図5
を参照して説明した通りである。
【0036】こうした後CPU11は、ステップSb5
において認識したマスキング領域5aの輪郭線より外周
方向へ、予め手元操作盤3a等によって設定されるδだ
け広い範囲の形状をRAM13に記憶し(ステップSb
6)、後述するステップSb7の処理に移る。
【0037】上述のステップSb1において、マスキン
グ要求がされていない場合にCPU11は、次にマスキ
ング紙の切り出し要求がされているか否かを確認する
(ステップSb7)。
【0038】ステップSb7において、制御部3が有す
る手元操作盤3aからのマスキング紙切り出し要求がな
されている場合には、CPU11はRAM13から該当
するマスキング領域5aの形状データを読み出し、この
形状データの輪郭線に基づいてカッタ軌道を生成する
(ステップSb8:図10参照)。
【0039】次にCPU11は、カッタ8をマスキング
紙供給部9によって供給されるマスキング紙9a上の、
カッタ軌道の始点に移動させ、プランジャ8aに駆動電
流を供給してカッタ8を手首部4から前方へ繰り出す
(ステップSb9)。
【0040】CPU11は、この状態でカッタ軌道に沿
ってロボット2を動作させ(ステップSb10)、カッ
タ8がカッタ軌道を1周したならば(ステップSb1
1)、プランジャ8aの駆動電流を停止してカッタ8を
格納する(ステップSb12)。この後、後述するステ
ップSb13(図9参照)の処理に移る。
【0041】上述のステップSb7において、マスキン
グ紙の切り取り要求がされていない場合に、CPU11
は、次に接着剤の塗布要求がされているか否かを確認す
る(ステップSb13)。
【0042】ステップSb13において、制御部3が有
する手元操作盤3aからの接着剤塗布要求がなされてい
る場合には、CPU11はRAM13から該当するマス
キング領域5aの形状データを読み出し、この形状デー
タの輪郭線に基づいて塗布軌道を生成する(ステップS
b14:図10参照)。
【0043】次にCPU11は、ノズル7をマスキング
紙供給部9によって供給されるマスキング紙9a上の、
塗布軌道の始点に移動させ、駆動電流を供給して電磁バ
ルブ7aを開く(ステップSb15)。
【0044】CPU11は、この状態で塗布軌道に沿っ
てロボット2を動作させ(ステップSb16)、ノズル
7が塗布軌道を1周したならば(ステップSb17)、
電磁バルブ7aを閉じて(ステップSb18)接着剤の
塗布を終了する。
【0045】ステップSb18において接着剤の塗布が
終了したならば、作業員等は切り取られたマスキング紙
を取り出す(ステップSb19)。また、取り出したマ
スキング紙の周縁部には接着剤が塗布されている、そこ
で作業員等は、図示省略したが対応するマスキング領域
5aに張り付ける。
【0046】この後、作業員等は制御部3が有する手元
操作盤3aによって紙送り要求をする。CPU11は、
手元操作盤3aから紙送り要求が出されるまで待機し
(ステップSb20)、紙送り要求が出されたならばマ
スキング紙供給部9によってマスキング紙9aを所定量
送り、次のステップSb22(図9参照)の処理に移
る。
【0047】上述のステップSb13において接着剤塗
布要求がなかった場合、あるいはステップSb21にお
いてマスキング紙9aを送り終えた場合、CPU11は
ステップSb22において、全ての処理が終了したか否
かを確認し、終了していなければステップSb1の処理
へ戻る。
【0048】このようにして本実施の形態によれば、マ
スキングテープでマスキング紙を固定し、マスキング領
域の形状に合わせて切り取る等の煩わしい工程を経るこ
となく、マスキング領域の形状に合わせたマスキングを
施すことができる。
【0049】なお前述の第1の実施の形態においては、
ノズル7によってマスキング剤を吹き付ける構成を示し
て説明したが、例えばローラ等によってマスキング剤を
塗布する構成であってもよい。
【0050】また各実施の形態においては、ビデオカメ
ラ6によってマスキング領域5aの画像を撮影して処理
する構成を示したが、マスキング領域の形状を認識する
手段は、上述の実施の形態のものに限定されない。ま
た、作業員等が手元操作盤によってマスキング領域の形
状を教示する構成であってもよい。
【0051】さらに、乾燥したマスキング剤、あるいは
マスキング紙を切り取る手段としては、図1あるいは図
7に示したような刃を有するものの他、例えばレーザカ
ッタを用いたものであってもよい。
【0052】第2の実施の形態においては、切り取った
マスキング紙を作業員等が取り出し、対応するマスキン
グ領域に張り付けたが、例えばロボット2の手首部4
に、吸着等の手段によって切り取ったマスキング紙を取
り出して張り付ける治具を備えてもよい。また、上述の
治具を備える第2のロボットを有する構成であってもよ
い。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、塗布手段がマスキング領域を含む塗装対象物にマス
キング剤を塗布し、切断手段がマスキング領域外のマス
キング剤を切り取る。または塗布手段がマスキング原紙
上においてマスキング領域の輪郭線より所定距離隔てた
形状の追尾軌道に沿って接着剤を塗布し、切断手段が追
尾軌道に沿ってマスキング原紙からマスキング紙を切り
出す。これら塗布手段と切断手段とは制御手段によって
制御されマスキング領域を倣うロボットの一端部に取り
付けられており、制御手段が有する記憶手段には、マス
キング領域の映像を撮像する撮像手段から入力される映
像から抽出されるマスキング領域の形状あるいは教示手
段によって教示されるマスキング領域の形状が記憶され
るので、人手によらず短時間で高品位のマスキングを施
すことができるマスキング装置が実現可能であるという
効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態にかかるマスキング
装置1aの外観構成を示す斜視図である。
【図2】同時実施の形態におけるマスキング装置1aの
制御系の構成を示す接続図である。
【図3】同実施の形態におけるCPU11のマスキング
処理の手順を示したフローチャートである。
【図4】同実施の形態におけるマスキング領域5aを有
する塗装対象物5の部分構成を示す構成図である。
【図5】同実施の形態において、ビデオカメラ6によっ
て撮影したマスキング領域5a周辺の画像を処理する様
子を示す図である。
【図6】同実施の形態において、ビデオカメラ6によっ
て撮影したマスキング領域5a周辺の画像を処理する様
子を示す図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態にかかるマスキング
装置1bの外観構成を示す斜視図である。
【図8】同時実施の形態におけるマスキング装置1bの
制御系の構成を示す接続図である。
【図9】同実施の形態におけるマスキング領域に対する
マスキング処理の手順を示したフローチャートである。
【図10】同実施の形態におけるマスキング領域に対す
るマスキング処理の手順を示したフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1a、1b マスキング装置 2 ロボット 3 制御部 5 塗装対象物 5a マスキング領域 6 ビデオカメラ 7 ノズル 8 カッタ 13 RAM

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 塗装対象物が有するマスキング領域の形
    状を記憶する記憶手段を有し前記マスキング領域の形状
    を倣うロボットを制御する制御手段と、 前記ロボットの一端部に設けられた塗布手段と、 前記ロボットの一端部に設けられた切断手段と を具備することを特徴とするマスキング装置。
  2. 【請求項2】 前記ロボットの一端部に設けられ前記マ
    スキング領域周辺の映像を撮像する撮像手段と、 前記制御手段に設けられ前記撮像手段が出力する映像信
    号から前記マスキング領域の形状を抽出する映像処理手
    段とを具備することを特徴とする請求項1に記載のマス
    キング装置。
  3. 【請求項3】 前記映像処理手段は、 前記映像信号を2値データ化する第1の工程と、 前記2値データに基づいて前記マスキング領域の輪郭線
    を導出する第2の工程とによって前記マスキング領域の
    形状を抽出することを特徴とする請求項2に記載のマス
    キング装置。
  4. 【請求項4】 前記塗布手段は前記マスキング領域を含
    む前記塗装対象物に塗料の付着を阻止するマスキング剤
    を塗布し、 前記切断手段は前記マスキング領域の輪郭線に沿って前
    記塗布されたマスキング剤を切断することを特徴とする
    請求項1ないし3の何れかに記載のマスキング装置。
JP7301733A 1995-11-20 1995-11-20 マスキング装置 Withdrawn JPH09141578A (ja)

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