JP5209068B2 - 非接触スキャンシステムおよび非接触スキャン方法 - Google Patents

非接触スキャンシステムおよび非接触スキャン方法 Download PDF

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Description

本発明は、特に、低コストでユーザにとって使いやすいスキャン装置および方法に関する。
典型的なスキャン装置は、要求駆動型ユーザインターフェース(UI)モデル上で作動し、スキャン機能はボタンまたは他の類似した接触手段を介したユーザによって明示的に発動される。要求駆動型UIモデルは、多くの状況、例えば本や雑誌など製本されたものをスキャンする場合などで、ユーザにとって扱いにくい。要求駆動型UIパラダイム下では、ユーザは最初に書物をスキャン面に載置し、それから、多くの場合はボタン押下により、あるケースではスキャナとネットワーク接続された共通配置されていないコンピュータのボタン押下により、スキャンを始める。これは、ユーザに対してスキャンされる書物から手を離すことを要求し、スキャン画像の品質に影響を与える。
また、従来のラインスキャナは、スキャンされる対象はスキャンバーから正確な距離に配置されることが必要なため、フィールドに浅い窪み部があれば非平面の対象を捕らえることが難しくなる。
低コストの消費者用スキャナは低速であり、リニアスキャンバーの精密な動きを確保するために正確な製造が要求され、そして、カメラによる原稿撮像器は要求駆動型UIを採用し、大きく高価なコピースタンドを必要とする。
上記に説明した欠点、および他の欠点を解消するスキャンシステムが要求される。
例えば、特許文献1には、原稿上の画像を読み取る際に、所定間隔を置いて読み取った画像において大きな変化が生じたことを検出して、原稿の到来を検出することが開示されている。原稿が載置されたら、原稿のエッジを検出して、原稿の傾きが所定の角度以下か否かを判定する。原稿の傾きが所定角度以下となり、さらに、連続して読み取った2つの画像間の変化が所定画素数となって原稿の位置調整が終了したことを検出したら、原稿の画像を読み取る。これにより、操作者が読取開始の操作を行う必要がなく、操作者を煩雑な操作から解放し、読取作業の効率化を図ることができる。
特開2001−238039号公報(2001年8月31日公開)
しかしながら、上記特許文献1における技術では、以下の問題がある。まず、原稿を所定の角度以下に調整する必要があるので、原稿をセットするのに時間がかかるおそれがある。さらに、原稿載置部の範囲の周囲から内部へ向けて原稿部分への変化点を検出して原稿枠を求め、原稿の傾きを算出しているので、変化点の検出に誤りが生じると、原稿の傾きが正しく算出できないおそれがある。すなわち、読取動作が行われないおそれがある。
本発明の実施形態は、原稿をスキャンするための方法およびシステムを含む。本発明のある実施形態では、スキャナのスキャナ走査面に近接してスキャンされるように、スキャン機能が、原稿対象物を位置決めするユーザによって暗示的に引き出される。本発明の一つの特徴において、原稿対象物をスキャンしようとするユーザの意図は、アクティブセンシングパイプラインによって決定されても良い。
本発明のシステムは、上記課題を解決するために、原稿をスキャンするシステムであって、第1撮像装置と、スキャナ走査面と、上記第1撮像装置と通信可能に接続され、指示を格納するメモリを備えたコンピュータシステムとを含み、上記メモリに格納される、上記コンピュータシステムに実行させる指示は、
1) 上記第1撮像装置からの画像フレームを受信し、
2) 上記受信した画像フレームを、先に取り込まれた画像フレームと比較し、
3) 上記比較が、上記受信した画像フレームが先に取り込まれた画像フレームに対して静止状態であることを示す時に、上記受信した画像フレームが原稿に関するものであるかどうかを決定し、
4) 上記決定が、上記受信した画像フレームが原稿に関するものであることを示す場合、上記画像フレームに関する原稿画像を原稿バッファに取り込むものであることを特徴としている。
上記の構成によれば、上記1)〜4)の動作によって、操作者が読取開始の明示的な操作(ボタン操作等)を行うことなく、原稿のスキャンが行えるため、読取作業の効率化を図ることができる。さらに、上記3)の動作における原稿確認は、角度等の精密な位置合わせを必要としないため、原稿セットが容易に行え、読取動作も確実に行われる。
また、上記システムでは、上記画像フレームに関する原稿画像を原稿バッファに取り込む上記指示は、上記画像フレームを上記原稿バッファへ転送する指示を含む構成とすることができる。
また、上記システムでは、上記第1撮像装置は、パン調節機能、チルト調節機能、およびズーム調節機能のうちの少なくとも一つを含んでいる構成とすることができる。
また、上記システムでは、上記メモリは、上記コンピュータシステムに実行させる追加指示として、
a) 上記受信した画像フレームのコンテンツ位置の解析、
b) 上記原稿画像の取り込みの前における、上記コンテンツ位置に応じてのパン調節機能、チルト調節機能、およびズーム調節機能のうちの少なくとも一つの調整、を格納する構成とすることができる。
また、上記システムでは、上記受信した画像フレームと、先に取り込まれた画像フレームとの比較指示は、上記受信した画像フレームと先に取り込まれた画像フレームとの間における、各画素位置での画素色の差を算出する指示を含む構成とすることができる。
また、上記システムでは、上記受信した画像フレームが原稿に関するものであるかどうかを決定する指示は、さらに、
a) 上記受信した画像フレームの高周波数コンテンツの算出、
b) 上記受信した画像フレームの高周波数コンテンツと、上記スキャナ走査面において遮るものの無い参照画像フレームの高周波数コンテンツとの比較、
の指示を含む構成とすることができる。
また、上記システムでは、上記受信した画像フレームの高周波数コンテンツの算出の指示は、上記受信した画像フレームの勾配の算出の指示を含む構成とすることができる。
また、上記システムでは、さらに、第2撮像装置を含む構成とすることができる。
また、上記システムでは、画像フレームに関する原稿画像を原稿バッファに取り込む指示は、上記原稿画像を第2の撮像装置を用いて取り込む指示を含む構成とすることができる。
また、上記システムでは、上記第2撮像装置は、パン調節機能、チルト調節機能、およびズーム調節機能のうちの少なくとも一つを含んでいる構成とすることができる。
また、上記システムでは、上記メモリは、上記コンピュータシステムに実行させる追加指示として、
a) 上記受信した画像フレームのコンテンツ位置の解析
b) 上記原稿画像の取り込みの前における、上記コンテンツ位置に応じてのパン調節機能、チルト調節機能、およびズーム調節機能のうちの少なくとも一つの調整、
を格納する構成とすることができる。
また、上記システムでは、上記メモリは、上記コンピュータシステムに実行させる追加指示として、上記取り込まれた原稿画像を第1レシピエントに送信先を記載する指示を格納する構成とすることができる。
また、上記システムでは、上記メモリは、上記コンピュータシステムに実行させる追加指示として、得られた送信先が記載された画像から、上記第1レシピエントを決定する指示を格納する構成とすることができる。
また、上記システムでは、上記受信した画像フレームを、先に取り込まれた画像フレームと比較する指示は、上記受信した画像フレームと先に取り込まれた画像フレームとの間のオプティカルフローを決定する指示を含む構成とすることができる。
本発明における上記およびその他の目的、特徴および利点は、図面と共に供される後述する発明の詳細な説明により容易に理解されるであろう。
本発明は、原稿をスキャンするシステムであって、第1撮像装置と、スキャナ走査面と、上記第1撮像装置と通信可能に接続され、指示を格納するメモリを備えたコンピュータシステムとを含み、上記メモリに格納される、上記コンピュータシステムに実行させる指示は、
1) 上記第1撮像装置からの画像フレームを受信し、
2) 上記受信した画像フレームを、先に取り込まれた画像フレームと比較し、
3) 上記比較が、上記受信した画像フレームが先に取り込まれた画像フレームに対して静止状態であることを示す時に、上記受信した画像フレームが原稿に関するものであるかどうかを決定し、
4) 上記決定が、上記受信した画像フレームが原稿に関するものであることを示す場合、上記画像フレームに関する原稿画像を原稿バッファに取り込むものである。
それゆえ、操作者が読取開始の操作を行う必要がなく、かつ、原稿セットが容易に行え、読取動作も確実に行われるといった効果を奏する。
本発明の典型的な実施形態を示すものであり、コンピュータシステムに通信可能に接続され、撮像装置および“ルックアップ”構造のスキャナ走査面を有するスキャン装置を示す図である。 本発明の典型的な実施形態を示すものであり、コンピュータシステムに通信可能に接続され、撮像装置および“ルックダウン”構造のスキャナ走査面を有するスキャン装置を示す図である。 ユーザがスキャンしようとする静的原稿画像の検出を含む本発明の典型的な実施形態を示すチャートである。 DirectShowグラフ実行を含む本発明の典型的な実施形態のチャートである。 PTZ機能付き撮像装置を含む本発明の典型的な実施形態を示すチャートである。 2つの撮像装置を含む本発明の典型的な実施形態を示すチャートである。 一方がPZT対応の撮像装置である、2つの撮像装置を含む本発明の典型的な実施形態を示すチャートである。 オプティカルフロー解析を含む本発明の典型的な実施形態を示すチャートである。 原稿トラッキングモーションテンプレートを含む本発明の典型的な実施形態を示すチャートである。 本実施形態のスキャン装置の変形例を模式的に示す斜視図である。 図9Aに示されるスキャン装置を、図9Aに示されるA方向の上流側から模式的に映した上面図である。 図9Aに示されるスキャン装置8aの分解し、一部の構成要素を模式的に示した図面である。
本発明の実施の形態は、図面を参照して理解されるものであり、同一の部材には同一の部材番号を付して説明する。上記の図面は、本実施形態の一部として組み込まれている。
ここに記載された図面は一般的なものであり、本発明の構成要素は、異なる構成の広い変形例として構成および設計可能であることは容易に理解されよう。したがって、以下により詳細に説明される方法およびシステムの実施形態は、本願発明の範囲を限定するものではなく、単に現時点で好適な発明の実施形態を示すものでしかない。
本発明の実施形態の要素は、ハードウェア、ファームウェア、および/またはソフトウェアによって具現化される。典型的な実施形態は、ここでは、これらの形態の一つで説明され明確にされるが、本発明の概念の中で他の形態にて達成可能であることも当業者においては理解される。
典型的なスキャン装置は、要求駆動型ユーザインターフェース(UI)モデル上で作動し、スキャン機能はボタンまたは他の類似した接触手段を介したユーザによって明示的に発動される。要求駆動型UIモデルは、多くの状況、例えば本や雑誌など製本されたものをスキャンする場合などで、ユーザにとって扱いにくい。要求駆動型UIパラダイム下では、ユーザは最初に書物をスキャン面に載置し、それから、多くの場合はボタン押下により、あるケースではスキャナとネットワーク接続された共通配置されていないコンピュータのボタン押下により、スキャンを始める。これは、ユーザにスキャンされた巻の解放を要求し、スキャン画像の品質に影響を与える。
また、従来のラインスキャナは、スキャンされる対象はスキャンバーから正確な距離に配置されることが必要なため、フィールドに浅い窪み部があれば非平面の対象を捕らえることが難しくなる。
低コストの消費者用スキャナは低速であり、リニアスキャンバーの精密な動きを確保するために正確な製造が要求され、そして、カメラによる原稿撮像器は要求駆動型UIを採用し、大きく高価なコピースタンドを必要とする。
上記に説明した欠点、および他の欠点を解消するスキャンシステムが要求される。
本発明のある実施形態は、アクティブセンシングによってユーザの意図を推測し、推測されたユーザの意図に応じて自動的にスキャンを開始するスキャナシステムを含む。
図1Aは、“ルックアップ”構造のスキャナシステム2を含む本発明の典型的な実施形態を示す。スキャナシステム2は、通信リンク6を介してスキャン装置8に通信可能に接続されたコンピュータシステム4を含む。典型的なコンピュータシステム4は、独立したコンピュータシステム、分割されたコンピュータシステム、および他のコンピュータシステムを含むものであって良い。本発明のある実施形態では、コンピュータシステム4は、コンピュータシステム4によって実行される指示を格納するメモリを含む。典型的な通信リンク6は、有線、無線および他の通信リンクを含むものであって良い。スキャン装置8は、撮像装置10(例えばカメラ)および透明撮像面(スキャナ走査面とも称する)12をハウジングしたアセンブリとして構成されていても良い。スキャナ走査面12には、スキャンされる平面もしくは非平面の対象物が接触してもしくは近接して載置される。スキャナ走査面12は撮像装置10によって観察されており、スキャンの意図が検出された時に、スキャナ走査面12に接触しているもしくは近接している対象物がスキャンされる。本発明のある“ルックアップ”構造の実施形態では、スキャナ走査面12はスキャン装置8の上面の一部であってもよい。本発明の他の“ルックアップ”構造の実施形態(図示せず)では、スキャナ走査面は、スキャン装置の上面以外の面の一部であってもよい。“ルックアップ”の用語は、撮像装置がスキャンされる対象物をスキャナ走査面を通して見る構造を示す。
図1Bは、“ルックダウン”構造のスキャナシステム14を含む本発明の他の実施形態を示す。スキャナシステム14は、通信リンク18を介してスキャン装置20に通信可能に接続されたコンピュータシステム16を含む。典型的なコンピュータシステム16は、独立したコンピュータシステム、分割されたコンピュータシステム、および他のコンピュータシステムを含むものであって良い。本発明のある実施形態では、コンピュータシステム16は、コンピュータシステム16によって実行される指示を格納するメモリを含む。典型的な通信リンク18は、有線、無線および他の通信リンクを含むものであって良い。スキャン装置20は、撮像装置22(例えばカメラ)を撮像面(スキャナ走査面とも称する)24の上に配置したアセンブリとして構成されていても良い。スキャナ走査面24上には、スキャンされる平面もしくは非平面の対象物が接触してもしくは近接して載置される。スキャナ走査面24は撮像装置22によって観察されており、スキャンの意図が検出された時に、スキャナ走査面12上に接触しているもしくは近接している対象物がスキャンされる。本発明のある“ルックダウン”構造の実施形態では、スキャナ走査面24は不透明な面であってもよい。本発明の他の“ルックダウン”構造の実施形態では、スキャナ走査面24は、フィルム状の対象物(例えば、OHPフィルム、X線フィルム、スライド、および他のフィルム状画像)の撮像に用いられるように、透過光を照射する面で構成されていても良い。“ルックダウン”の用語は、スキャンされる対象物が撮像装置22とスキャナ走査面24との配置される構造を示す。
本発明の“ルックアップ”構造および“ルックダウン”構造の実施形態の両方において、スキャナ走査面は画像走査領域に関連している。スキャナ走査面に接触して、または画像走査領域内に配置された対象物は、スキャナ走査面に近接していると見なされ、スキャンされる。本発明のある実施形態では、画像走査領域は撮像装置の焦点面に近接した領域に関連している。
他の実施形態(図示せず)では、スキャナシステムは、例えば、スキャン装置に内蔵された内蔵プロセッサを、コンピュータシステムとして含んでも良い。スキャン装置は、撮像装置およびスキャンされる対象物が接触してもしくは近接して載置される撮像面(スキャナ走査面)をハウジングしたアセンブリを構成するものであっても良い。スキャナ走査面は撮像装置によって観察され、スキャンの意図が検出された時に、スキャナ走査面にある対象物がスキャンされる。本発明のある実施形態では、撮像装置のスキャナ走査面は“ルックアップ”構造であっても良い。本発明の他の実施形態では、撮像装置のスキャナ走査面は“ルックダウン”構造であっても良い。
ある実施形態(図示せず)では、スキャン装置は、スキャンの前に作動する照明器を含んでいても良い。
本発明の低コストな“ルックアップ”構造の典型的な実施形態では、図9Aに示すように、スキャン装置8aは、2つのチェンバ、すなわち下チェンバ81および上チェンバ82を有していてもよい。また、図9Aに示す実施形態では、下チェンバ81の底部の第1開口、および、照明を行う蛍光照明器90が配置されている。また、蛍光照明器90の上部には拡散板87が設けられている(図9C参照)。但し、照明手段は、図9Aおよび図9Cに示される蛍光照明器90に限定されるものではなく、下チェンバ81の内部側の面に取り付けられた一つ以上のLED(Light Emitting Diode)であってもよい。また、下チェンバ81の内部にLEDを取り付ける形態においては、LED照明を拡散するためのボンド紙を、下チェンバ81の内部側の壁紙として用いてもよい。
また、図9Bは、図9Aに示されるスキャン装置8aを、図9Aに示すA方向の上流側から映した上面図である。図9Cは、図9Aに示されるスキャン装置8aの分解図であり、下チェンバ81、蛍光照明器90、カメラ86を示した図面である。図9Bおよび図9Cに示すように、蛍光照明器90の上部には白色の拡散板87が設けられ、拡散板87における上チェンバ82側の面には、CCDセンサからなるカメラ86が取り付けられている。カメラ86は、上チェンバ82の上部に形成されている開口82aを撮影できるように取り付けられている。なお、カメラ86は、CCDセンサを備えるものに限定されるものではなく、CMOS(Complementary Metal-Oxide Semiconductor)センサを備えておりUSB(Universal Serial Bus)接続可能なウェブカメラであってもよい。
上チェンバ82は、その上部に大きな開口82aを有しており、下チェンバ81の上に設置されている。上チェンバ82は、上下方向に伸縮するようになっており、この伸縮によってカメラ86と開口82aとの間の距離が調整されるようになっている。
上チェンバ82の開口82aは、位置が固定された、透明な、ポリエステルの透明性シートで覆われていても良い。カメラ86と開口82aとの間の距離は、透明性シートで覆われた開口82aに接触してまたは近接して配置された撮影対象に焦点が合うように、適切な距離に調整されてもよい。スキャン装置8aにおいて、カメラ86にて撮影される上記透明面は、典型的なスキャン装置のスキャナ走査面となる。
本発明のある実施形態によれば、スキャン装置の電源が入れられた時点では低電力状態に入り、スキャン開始しようとするユーザの意図がスキャナシステムにおいて推測されるまではその状態が維持される。本発明のある実施形態では、上記推測は、撮像装置によって得られ、コンピュータシステムに伝送される画像に用いてなされる。
本発明の他の実施形態によれば、近接検出器(例えばフォトセンサ、動きセンサ、または他のセンサ)がスキャン装置アセンブリ上に配置され、センサに近接した位置の状態の変化を検出しても良い。これらの実施形態では、撮像装置がパワーダウンされている時、近接検出器によって検出された近接イベントが撮像装置のパワーアップ処理を開始させても良く、他の実施形態では、近接イベントがスキャン開始のユーザ意図を推測させるものであっても良い。
アクティブセンシングによってスキャンの意図が検出された時、スキャンシステムは高品質なスキャンを行うために光源を点灯させても良く、スキャナ走査面に接触または近接して配置された対称物の画像を取り込んでも良い。
図2に記載された本発明のある実施形態では、アクティブセンシングは、コンピュータシステムにおける、スキャン装置の撮像装置で得られた画像フレームの受信30を含んでもよい。本発明のある典型的な実施形態では、画像フレームは、スキャン装置からUSB接続を介してコンピュータシステムへ伝送されても良い。他の典型的な実施形態では、コンピュータシステムを内蔵プロセッサとし、画像フレームをスキャン装置の内部で伝送しても良い。さらに他の典型的な実施形態では、画像フレームは、スキャン装置とコンピュータシステムとの間で無線送信されてもよい。
撮像装置にて得られた画像が静止状態かどうかを決定するために、受信された画像フレームと先に得られた画像フレームとの間で動き検出32が行われても良い。本発明のある実施形態では、先に得られた画像フレームはコンピュータシステムの内部バッファに格納されても良い。他の実施形態では、先に得られた画像フレームはコンピュータシステムの外に格納され、コンピュータシステムの要求に応じて通信されるか、あるいはコンピュータシステムによって直接アクセスされても良い。
本発明のある実施形態では、動き検出32は、受信したフレームと先に得られた画像フレームとの画素毎の比較を行うフレームベース動き検出フィルタを含んでいても良い。
ある実施形態では、フレームベース動き検出フィルタは、二つのフレーム(受信したフレームと先に得られた画像フレーム)間の大幅な画素色変化の数を追跡しても良い。各画素位置iにおける画素値の差dは、下記式にて算出される。
Figure 0005209068
ここで、μ(i)は画素位置iにおける2つのフレームの赤成分の平均値を示し、R (i),G (i),B (i)のそれぞれは、2つのフレーム間の赤,緑,青の成分の2乗残差を示す。本発明の他の実施形態では、画素の色差は、従来ある他の算出方法で求められても良い。
他の実施形態では、フレームベース動き検出フィルタは、二つのフレーム間の大幅な画素輝度変化の数を追跡しても良い。これらの実施形態の幾つかでは、撮像装置はグレイスケール画像データを取り込んでも良く、輝度値はグレイスケール値であっても良い。これらの実施形態の他の例では、撮像装置はカラー画像データを取り込んでも良く、輝度値は周知の方法でカラー画像データから求められても良い。各画素位置iにおける画素値の差dは、下記式にて算出される。
Figure 0005209068
ここで、Y (i)は、2つのフレーム間の輝度の2乗残差を示す。
画素値の差d(i)が第1の閾値Tに対応する第1の基準に到達すると、位置iの画素は大きな変化を有すると見なされ、カウンタcが1増加される。本発明のある実施形態では、d(i)>Tの時にカウンタcが1増加される。本発明の他の実施形態では、d(i)≧Tの時にカウンタcが1増加される。本発明のある実施形態では、T=10000とする。
各画素に対して画素値の差が決定され、各画素の画素値と閾値Tとが比較され、適切にカウンタcが増加された後、そのカウンタ値は、得られた画像に関するシーンが静止状態であるか否かを決定する(図2の34)ための第2の閾値Tと比較されても良い。ある実施形態では、カウンタcの値がTに対応する第1の基準に到達すると、そのシーンは静止状態ではないと決定される(図2の35)。カウンタcの値がTに対応する第1の基準に到達しなければと、そのシーンは静止状態であると決定される(図2の36)。ある実施形態では、c>Tの時にそのシーンは非静止状態35であると決定され、c≦Tの時にそのシーンは静止状態36であると決定される。他の実施形態では、c≧Tの時にそのシーンは非静止状態35であると決定され、c<Tの時にそのシーンは静止状態36であると決定される。本発明のある実施形態では、T=50とする。
シーンが非静止状態35であると決定された時、受信した画像フレームの後続処理はスキップされ、アクティブセンシングの処理ルートは画像フレームの分析30を継続する。シーンが静止状態36であると決定された場合は、原稿の存在確認38が実施される。原稿の存在確認38は、スキャンされた対象物が原稿の性質(例えば、文字、写真、ライン、その他のコンテンツによる高周波数コンテンツ特性)を有していることを確認しても良い。原稿の性質を有しているスキャンされた対象物は、平面物体、非平面物体、および他の物体を含んでいてもよい。典型的な平面物体は、ページ原稿、布材、紙葉、およびスキャンシステムのスキャナ走査面に平らに接触するもしくは近接する他の物体を含んでいてもよい。典型的な非平面物体は、製本、ラベルもしくは他の高周波数コンテンツを含む3次元物体、およびスキャンシステムのスキャナ走査面に容易に平らに接触するもしくは近接させることのできない他の物体を含んでいてもよい。
本発明のある実施形態では、原稿の存在確認38は、文字エッジや典型的な原稿画像の他の高周波数コンテンツに反応する勾配フィルタを含んでいても良い。典型的な勾配フィルタは、キャニーエッジ検出器、ソーベルオペレータ、ラプラスエッジ検出器、ロバーツフィルタ、プレウィットフィルタ、または高周波数コンテンツに反応する周知の他のフィルタや検出器を含んでいても良い。
現在の画像フレームの勾配フィルタの応答は、遮るもののない撮像面における実際の画像に含まれるエッジに対応しているであろう、参照画像と呼ばれる基準エッジデータと比較される(図2の40)。
いくつかの実施形態では、現フレームのエッジの数は、参照画像のエッジの数とブロックベースで比較される。ブロックベースでは、画像をM×Nのブロックに分割し、個々のブロックごとにピクセル数を比較するようになっている。例えば4×6に分割して、最初のブロックを比較し、違いがあれば比較処理を抜けられるので、ピクセルベースで比較するよりも処理量の削減という有利な効果がある。なお、ピクセルベースでは、画像全体でエッジピクセル数をカウントして変化量を比較するようになっている。
いくつかの実施形態では、1つまたは複数のブロックにおけるエッジを示す画素数の実質的な変化は、対象とする原稿が撮像面上かその付近に置かれていることを示す(図2の42)。なお、撮像面上またはその付近に原稿がない場合、フレーム画像にはピントの合っていない背景画像や、フラットな画像が映っているため、エッジが検出されない。したがってエッジ検出数の増加(エッジを示す画素数の実質的変化)は、撮像面において対象とする原稿が存在していることを示すのである。
本発明のいくつかの実施形態では、25%かそれ以上のブロックエッジカウントの変化が実質的な変化を示すとする。代替の実施形態では、25%以外の検出しきい値を使用してもよい。
もし、処理された全てのブロックで参照画像に関するエッジ画素の実質的な変化が検出されなければ、原稿物の存在は確認されない(図2の41)として、アクティブセンシングの処理ルートは次の画像フレーム(図2−30)の分析を継続する。本発明の他の実施形態では、周知の他の原稿確認方法が用いられても良い。
もし、原稿物の存在が確認された場合(図2の42)は、現フレームの画像データを原稿バッファに取り込んでも良い(図2の44)。本発明のある実施形態では、原稿バッファへの現フレームの取り込み44は、格納された現フレームの原稿バッファへの転送を含んでいても良い。他の実施形態では、原稿バッファへの現フレームの取り込み44は、撮像装置による現在ビューの取り込みを含んでいても良い。本発明のある実施形態では、現在ビューの取り込み44は、アクティブセンシングパイプラインが撮像装置制御を必要とする調整を決定する時、もしくは第2撮像装置が利用可能である時にのみ撮像装置によって行われる。
得られた画像データは、原稿バッファから読み出されて後続の処理(例えば、画像強調、画像圧縮、光学的文字認識(OCR)解析、および他の画像処理)において利用可能とされる。アクティブセンシングパイプラインは、画像フレームの分析30を継続しても良い。
図3に記載された本発明のある実施形態は、マイクロソフト製のDirectShow APIフレームワークを用いて構築されたアクティブセンシングパイプラインを含んでも良い。アクティブセンシングパイプライン50のDirectShow映像処理グラフは、動き検出フィルタ54と接続されて動作可能なように取り込みフィルタ52を含んでいても良い。動き検出フィルタ54は、動作可能なようにエッジ検出フィルタ56に接属されていても良い。エッジ検出フィルタ56は、動作可能なようにフレーム取り込みフィルタ58に接属されていても良い。アクティブセンシングパイプラインの結果は、後続の処理(例えば、画像強調、画像圧縮、OCR解析、および他の画像処理、および/またはユーザフィードバック(例えば、音声フィードバックおよび視覚フィードバック)のトリガ)に利用可能とされる(図3の60)。
本発明のある典型的な実施形態では、ユーザへのフィードバックは、警告音で提供されるものであって良い。他の実施形態では、ユーザへのフィードバックは、LEDの点滅で提供されるものであって良い。本発明の他の実施形態では、視覚フィードバック(例えば、スキャンされたコンテンツのサムネイルおよび他の視覚インジケータ)を提供するための小ディスプレイを含んでいても良い。そのディスプレイは、スキャンやスキャナのルーチン情報を確認するために使用されてもよい。
本発明のある実施形態では、ネットワークスキャンのためのルーチン情報(例えば、eメールアドレスまたは他のルーチンインジケータ)は、ユーザによる手書き、タイプ、またはそれ以外の方法で示され、スキャン装置でスキャンされたルーチン情報のページから、OCRまたは手書き認識によって抽出され、第1レシピエントに保管されても良い。ある実施形態では、ルーチン情報が抽出されるとすぐに、ユーザが予め決められたキュー(例えば、スキャナ走査面への白紙の設置)を介して処理を終了するまで、全ての追加スキャンが第1レシピエントに保管されているユーザ指定の提供アドレスに送信される。
なお、第1レシピエントとは、OCRなどで読み取った情報(画像に示されている情報)を格納しておく格納部(メモリ等の記憶領域)であり、格納される内容は、eメールアドレス、起動させるアプリケーションを示す情報、ネットワークストレージアドレスを示す情報、クラウドサービスなどを示す情報である。
本発明のある実施形態では、パン・チルト・ズーム(PTZ)調整機能を有する撮像装置を含んでいても良い。ある実施形態では、第1撮像がコンテンツ分析に基づいて分析されたコンテンツであっても良く、撮像装置は画像内の対象物に関するセンサ調整を最適化するためにパンされても良い。撮像装置は、コンテンツを視野の中心に合わせるために傾けられても良く、コンテンツをセンサフレームの大きさに合わせるためにズームされても良い。
本発明のある実施形態では、図4にて説明されるように、PTZ機能付き撮像装置を備えていても良い。これらの実施形態では、アクティブセンシングは、コンピュータシステムにおける、スキャン装置のPTZ機能付き撮像装置で得られた画像フレームの受信70を含んでも良い。本発明のある典型的な実施形態では、画像フレームは、スキャン装置からUSB接続を介してコンピュータシステムへ伝送されても良い。他の典型的な実施形態では、コンピュータシステムを内蔵プロセッサとし、画像フレームをスキャン装置の内部で伝送しても良い。さらに他の典型的な実施形態では、画像フレームは、スキャン装置とコンピュータシステムとの間で無線送信されてもよい。
PTZ機能付き撮像装置にて得られた画像が静止状態かどうかを決定するために、受信された画像フレームと先に得られた画像フレームとの間で動き検出72が行われても良い。本発明のある実施形態では、先に得られた画像フレームはコンピュータシステムの内部バッファに格納されても良い。他の実施形態では、先に得られた画像フレームはコンピュータシステムの外に格納され、コンピュータシステムの要求に応じて通信されるか、あるいはコンピュータシステムによって直接アクセスされても良い。
本発明のある実施形態では、動き検出72は、受信したフレームと先に得られた画像フレームとの画素毎の比較を行うフレームベース動き検出フィルタを含んでいても良い。
ある実施形態では、フレームベース動き検出フィルタは、二つのフレーム(受信したフレームと先に得られた画像フレーム)間の大幅な画素色変化の数を追跡しても良い。各画素位置iにおける画素値の差dは、下記式にて算出される。
Figure 0005209068
ここで、μ(i)は画素位置iにおける2つのフレームの赤成分の平均値を示し、R (i),G (i),B (i)のそれぞれは、2つのフレーム間の赤,緑,青の成分の2乗残差を示す。本発明の他の実施形態では、画素の色差は、従来ある他の算出方法で求められても良い。
他の実施形態では、フレームベース動き検出フィルタは、二つのフレーム間の大幅な画素輝度変化の数を追跡しても良い。これらの実施形態の幾つかでは、撮像装置はグレイスケール画像データを取り込んでも良く、輝度値はグレイスケール値であっても良い。これらの実施形態の他の例では、撮像装置はカラー画像データを取り込んでも良く、輝度値は周知の方法でカラー画像データから求められても良い。各画素位置iにおける画素値の差dは、下記式にて算出される。
Figure 0005209068
ここで、Y (i)は、2つのフレーム間の輝度の2乗残差を示す。
画素値の差d(i)が第1の閾値Tに対応する第1の基準に到達すると、位置iの画素は大きな変化を有すると見なされ、カウンタcが1増加される。本発明のある実施形態では、d(i)>Tの時にカウンタcが1増加される。本発明の他の実施形態では、d(i)≧Tの時にカウンタcが1増加される。本発明のある実施形態では、T=10000とする。
各画素に対して画素値の差が決定され、各画素の画素値と閾値Tとが比較され、適切にカウンタcが増加された後、そのカウンタ値は、得られた画像に関するシーンが静止状態であるか否かを決定する(図4の74)ための第2の閾値Tと比較されても良い。ある実施形態では、カウンタcの値がTに対応する第1の基準に到達すると、そのシーンは静止状態ではないと決定される(図4の75)。カウンタcの値がTに対応する第1の基準に到達しなければと、そのシーンは静止状態であると決定される(図4の76)。ある実施形態では、c>Tの時にそのシーンは非静止状態75であると決定され、c≦Tの時にそのシーンは静止状態76であると決定される。他の実施形態では、c≧Tの時にそのシーンは非静止状態75であると決定され、c<Tの時にそのシーンは静止状態76であると決定される。本発明のある実施形態では、T=50とする。
シーンが非静止状態75であると決定された時、受信した画像フレームの後続処理はスキップされ、アクティブセンシングの処理ルートは画像フレームの分析70を継続する。シーンが静止状態76であると決定された場合は、原稿の存在確認78が実施される。原稿の存在確認78は、スキャンされた対象物が原稿の性質(例えば、文字、写真、ライン、その他のコンテンツによる高周波数コンテンツ特性)を有していることを確認しても良い。原稿の性質を有しているスキャンされた対象物は、平面物体、非平面物体、および他の物体を含んでいてもよい。典型的な平面物体は、ページ原稿、布材、紙葉、およびスキャンシステムのスキャナ走査面に平らに接触するもしくは近接する他の物体を含んでいてもよい。典型的な非平面物体は、製本、ラベルもしくは他の高周波数コンテンツを含む3次元物体、およびスキャンシステムのスキャナ走査面に容易に平らに接触するもしくは近接させることのできない他の物体を含んでいてもよい。
本発明のある実施形態では、原稿の存在確認78は、文字エッジや典型的な原稿画像の他の高周波数コンテンツに反応する勾配フィルタを含んでいても良い。典型的な勾配フィルタは、キャニーエッジ検出器、ソーベルオペレータ、ラプラスエッジ検出器、ロバーツフィルタ、プレウィットフィルタ、または高周波数コンテンツに反応する周知の他のフィルタや検出器を含んでいても良い。
現画像フレームへの勾配フィルタの反応は、参照エッジデータとの比較80を含む。参照エッジデータは、遮るものの無い撮像面の参照画像のエッジ内容に一致する。ある実施形態では、現フレーム画像のエッジカウントは、ブロック単位の比較にて参照画像のエッジカウントと比較されても良い。ある実施形態では、一つ以上のブロックにおけるエッジ画素の数の実質的な変化は、スキャナ走査面に原稿物が置かれていることを意味する(図4の82)。本発明のある実施形態では、ブロックエッジカウントで25%以上の変化があれば、実質的な変化と見なされる。他の実施形態では、25%以外の検出閾値が用いられても良い。もし、処理された全てのブロックで参照画像に関するエッジ画素の実質的な変化が検出されなければ、原稿物の存在は確認されず(図4の81)、アクティブセンシングの処理ルートは画像フレームの分析70を継続する。本発明の他の実施形態では、周知の他の原稿確認方法が用いられても良い。
もし、原稿物の存在が確認された場合(図4の82)は、現フレームのコンテンツの解析84が行われ、PTZ機能付き撮像装置において、画像内の対象に対してセンサ配置が最適化されるように(視野内のコンテンツがセンサフレームの中心に合わされるように)パン・チルト・ズームの調整86が行われる。それから、現フレームの画像データが撮像装置を介して原稿バッファに取り込まれる(図4の88)。取り込まれた画像は、原稿バッファから読み出されて後続の処理(例えば、画像強調、画像圧縮、光学的文字認識(OCR)解析、および他の画像処理)において利用可能とされる。アクティブセンシングパイプラインは、画像フレームの分析80を継続しても良い。
本発明のある実施形態では、第1撮像装置と第2撮像装置とが備えられていても良い。第1撮像装置と第2撮像装置とは、少なくとも一つの特性が異なっていても良い。一つの典型的な実施形態では、第1撮像装置は第2撮像装置よりも低空間解像度で画像を取り込んでも良い。他の典型的な実施形態では、第1撮像装置は第2撮像装置よりも高いフレームレートで画像を取り込んでも良い。他の典型的な実施形態では、第1撮像装置は第2撮像装置よりも低空間解像度および高いフレームレートの両方で画像を取り込んでも良い。
2つの撮像装置を備えた本発明の実施形態は、図5を参照した説明にて理解される。これらの実施形態では、アクティブセンシングは、コンピュータシステムにおける、スキャン装置の第1撮像装置で得られた画像フレームの受信100を含んでもよい。本発明のある典型的な実施形態では、画像フレームは、スキャン装置からUSB接続を介してコンピュータシステムへ伝送されても良い。他の典型的な実施形態では、コンピュータシステムを内蔵プロセッサとし、画像フレームをスキャン装置の内部で伝送しても良い。さらに他の典型的な実施形態では、画像フレームは、スキャン装置とコンピュータシステムとの間で無線送信されてもよい。
第1撮像装置にて得られた画像が静止状態かどうかを決定するために、受信された画像フレームと先に得られた画像フレームとの間で動き検出102が行われても良い。本発明のある実施形態では、先に得られた画像フレームはコンピュータシステムの内部バッファに格納されても良い。他の実施形態では、先に得られた画像フレームはコンピュータシステムの外に格納され、コンピュータシステムの要求に応じて通信されるか、あるいはコンピュータシステムによって直接アクセスされても良い。
本発明のある実施形態では、動き検出102は、受信したフレームと先に得られた画像フレームとの画素毎の比較を行うフレームベース動き検出フィルタを含んでいても良い。
ある実施形態では、フレームベース動き検出フィルタは、二つのフレーム(受信したフレームと先に得られた画像フレーム)間の大幅な画素色変化の数を追跡しても良い。各画素位置iにおける画素値の差dは、下記式にて算出される。
Figure 0005209068
ここで、μ(i)は画素位置iにおける2つのフレームの赤成分の平均値を示し、R (i),G (i),B (i)のそれぞれは、2つのフレーム間の赤,緑,青の成分の2乗残差を示す。本発明の他の実施形態では、画素の色差は、従来ある他の算出方法で求められても良い。
他の実施形態では、フレームベース動き検出フィルタは、二つのフレーム間の大幅な画素輝度変化の数を追跡しても良い。これらの実施形態の幾つかでは、撮像装置はグレイスケール画像データを取り込んでも良く、輝度値はグレイスケール値であっても良い。これらの実施形態の他の例では、撮像装置はカラー画像データを取り込んでも良く、輝度値は周知の方法でカラー画像データから求められても良い。各画素位置iにおける画素値の差dは、下記式にて算出される。
Figure 0005209068
ここで、Y (i)は、2つのフレーム間の輝度の2乗残差を示す。
画素値の差d(i)が第1の閾値Tに対応する第1の基準に到達すると、位置iの画素は大きな変化を有すると見なされ、カウンタcが1増加される。本発明のある実施形態では、d(i)>Tの時にカウンタcが1増加される。本発明の他の実施形態では、d(i)≧Tの時にカウンタcが1増加される。本発明のある実施形態では、T=10000とする。
各画素に対して画素値の差が決定され、各画素の画素値と閾値Tとが比較され、適切にカウンタcが増加された後、そのカウンタ値は、得られた画像に関するシーンが静止状態であるか否かを決定する(図5の104)ための第2の閾値Tと比較されても良い。ある実施形態では、カウンタcの値がTに対応する第1の基準に到達すると、そのシーンは静止状態ではないと決定される(図5の105)。カウンタcの値がTに対応する第1の基準に到達しなければ、そのシーンは静止状態であると決定される(図5の106)。ある実施形態では、c>Tの時にそのシーンは非静止状態105であると決定され、c≦Tの時にそのシーンは静止状態106であると決定される。他の実施形態では、c≧Tの時にそのシーンは非静止状態105であると決定され、c<Tの時にそのシーンは静止状態106であると決定される。本発明のある実施形態では、T=50とする。
シーンが非静止状態105であると決定された時、受信した画像フレームの後続処理はスキップされ、アクティブセンシングの処理ルートは画像フレームの分析100を継続する。シーンが静止状態106であると決定された場合は、原稿の存在確認108が実施される。原稿の存在確認108は、スキャンされた対象物が原稿の性質(例えば、文字、写真、ライン、その他のコンテンツによる高周波数コンテンツ特性)を有していることを確認しても良い。原稿の性質を有しているスキャンされた対象物は、平面物体、非平面物体、および他の物体を含んでいてもよい。典型的な平面物体は、ページ原稿、布材、紙葉、およびスキャンシステムのスキャナ走査面に平らに接触するもしくは近接する他の物体を含んでいてもよい。典型的な非平面物体は、製本、ラベルもしくは他の高周波数コンテンツを含む3次元物体、およびスキャンシステムのスキャナ走査面に容易に平らに接触するもしくは近接させることのできない他の物体を含んでいてもよい。
本発明のある実施形態では、原稿の存在確認108は、文字エッジや典型的な原稿画像の他の高周波数コンテンツに反応する勾配フィルタを含んでいても良い。典型的な勾配フィルタは、キャニーエッジ検出器、ソーベルオペレータ、ラプラスエッジ検出器、ロバーツフィルタ、プレウィットフィルタ、または高周波数コンテンツに反応する周知の他のフィルタや検出器を含んでいても良い。
現画像フレームへの勾配フィルタの反応は、参照エッジデータとの比較110を含む。参照エッジデータは、遮るものの無い撮像面の参照画像のエッジ内容に一致する。ある実施形態では、現フレーム画像のエッジカウントは、ブロック単位の比較にて参照画像のエッジカウントと比較されても良い。ある実施形態では、一つ以上のブロックにおけるエッジ画素の数の実質的な変化は、スキャナ走査面に原稿物が置かれていることを意味する(図5の112)。本発明のある実施形態では、ブロックエッジカウントで25%以上の変化があれば、実質的な変化と見なされる。他の実施形態では、25%以外の検出閾値が用いられても良い。もし、処理された全てのブロックで参照画像に関するエッジ画素の実質的な変化が検出されなければ、原稿物の存在は確認されず(図5の111)、アクティブセンシングの処理ルートは画像フレームの分析100を継続する。本発明の他の実施形態では、周知の他の原稿確認方法が用いられても良い。
もし、原稿物の存在が確認された場合(図5の112)は、第2撮像装置が現フレームの画像データを原稿バッファに取り込んでも良い(図5の114)。第2撮像装置によって得られた画像データは、原稿バッファから読み出されて後続の処理(例えば、画像強調、画像圧縮、光学的文字認識(OCR)解析、および他の画像処理)において利用可能とされる。アクティブセンシングパイプラインは、画像フレームの分析100を継続しても良い。
本発明のある実施形態は、少なくとも第2撮像装置がPTZ機能付である、2つの撮像装置を備えていても良い。これらの実施形態の幾つかは、図6を参照した説明にて理解される。これらの実施形態では、アクティブセンシングは、コンピュータシステムにおける、スキャン装置の第1撮像装置で得られた画像フレームの受信120を含んでもよい。本発明のある典型的な実施形態では、画像フレームは、スキャン装置からUSB接続を介してコンピュータシステムへ伝送されても良い。他の典型的な実施形態では、コンピュータシステムを内蔵プロセッサとし、画像フレームをスキャン装置の内部で伝送しても良い。さらに他の典型的な実施形態では、画像フレームは、スキャン装置とコンピュータシステムとの間で無線送信されてもよい。
第1撮像装置にて得られた画像が静止状態かどうかを決定するために、受信された画像フレームと先に得られた画像フレームとの間で動き検出122が行われても良い。本発明のある実施形態では、先に得られた画像フレームはコンピュータシステムの内部バッファに格納されても良い。他の実施形態では、先に得られた画像フレームはコンピュータシステムの外に格納され、コンピュータシステムの要求に応じて通信されるか、あるいはコンピュータシステムによって直接アクセスされても良い。
本発明のある実施形態では、動き検出122は、受信したフレームと先に得られた画像フレームとの画素毎の比較を行うフレームベース動き検出フィルタを含んでいても良い。
ある実施形態では、フレームベース動き検出フィルタは、二つのフレーム(受信したフレームと先に得られた画像フレーム)間の大幅な画素色変化の数を追跡しても良い。各画素位置iにおける画素値の差dは、下記式にて算出される。
Figure 0005209068
ここで、μ(i)は画素位置iにおける2つのフレームの赤成分の平均値を示し、R (i),G (i),B (i)のそれぞれは、2つのフレーム間の赤,緑,青の成分の2乗残差を示す。本発明の他の実施形態では、画素の色差は、従来ある他の算出方法で求められても良い。
他の実施形態では、フレームベース動き検出フィルタは、二つのフレーム間の大幅な画素輝度変化の数を追跡しても良い。これらの実施形態の幾つかでは、撮像装置はグレイスケール画像データを取り込んでも良く、輝度値はグレイスケール値であっても良い。これらの実施形態の他の例では、撮像装置はカラー画像データを取り込んでも良く、輝度値は周知の方法でカラー画像データから求められても良い。各画素位置iにおける画素値の差dは、下記式にて算出される。
Figure 0005209068
ここで、Y (i)は、2つのフレーム間の輝度の2乗残差を示す。
画素値の差d(i)が第1の閾値Tに対応する第1の基準に到達すると、位置iの画素は大きな変化を有すると見なされ、カウンタcが1増加される。本発明のある実施形態では、d(i)>Tの時にカウンタcが1増加される。本発明の他の実施形態では、d(i)≧Tの時にカウンタcが1増加される。本発明のある実施形態では、T=10000とする。
各画素に対して画素値の差が決定され、各画素の画素値と閾値Tとが比較され、適切にカウンタcが増加された後、そのカウンタ値は、得られた画像に関するシーンが静止状態であるか否かを決定する(図6の124)ための第2の閾値Tと比較されても良い。ある実施形態では、カウンタcの値がTに対応する第1の基準に到達すると、そのシーンは静止状態ではないと決定される(図6の125)。カウンタcの値がTに対応する第1の基準に到達しなければ、そのシーンは静止状態であると決定される(図6の126)。ある実施形態では、c>Tの時にそのシーンは非静止状態125であると決定され、c≦Tの時にそのシーンは静止状態126であると決定される。他の実施形態では、c≧Tの時にそのシーンは非静止状態125であると決定され、c<Tの時にそのシーンは静止状態126であると決定される。本発明のある実施形態では、T=50とする。
シーンが非静止状態125であると決定された時、受信した画像フレームの後続処理はスキップされ、アクティブセンシングの処理ルートは画像フレームの分析120を継続する。シーンが静止状態126であると決定された場合は、原稿の存在確認128が実施される。原稿の存在確認128は、スキャンされた対象物が原稿の性質(例えば、文字、写真、ライン、その他のコンテンツによる高周波数コンテンツ特性)を有していることを確認しても良い。原稿の性質を有しているスキャンされた対象物は、平面物体、非平面物体、および他の物体を含んでいてもよい。典型的な平面物体は、ページ原稿、布材、紙葉、およびスキャンシステムのスキャナ走査面に平らに接触するもしくは近接する他の物体を含んでいてもよい。典型的な非平面物体は、製本、ラベルもしくは他の高周波数コンテンツを含む3次元物体、およびスキャンシステムのスキャナ走査面に容易に平らに接触するもしくは近接させることのできない他の物体を含んでいてもよい。
本発明のある実施形態では、原稿の存在確認128は、文字エッジや典型的な原稿画像の他の高周波数コンテンツに反応する勾配フィルタを含んでいても良い。典型的な勾配フィルタは、キャニーエッジ検出器、ソーベルオペレータ、ラプラスエッジ検出器、ロバーツフィルタ、プレウィットフィルタ、または高周波数コンテンツに反応する周知の他のフィルタや検出器を含んでいても良い。
現画像フレームへの勾配フィルタの反応は、参照エッジデータとの比較130を含む。参照エッジデータは、遮るものの無い撮像面の参照画像のエッジ内容に一致する。
ある実施形態では、現フレーム画像のエッジカウントは、ブロック単位の比較にて参照画像のエッジカウントと比較されても良い。ある実施形態では、一つ以上のブロックにおけるエッジ画素の数の実質的な変化は、スキャナ走査面に原稿物が置かれていることを意味する(図5の132)。本発明のある実施形態では、ブロックエッジカウントで25%以上の変化があれば、実質的な変化と見なされる。他の実施形態では、25%以外の検出閾値が用いられても良い。もし、処理された全てのブロックで参照画像に関するエッジ画素の実質的な変化が検出されなければ、原稿物の存在は確認されず(図5の131)、アクティブセンシングの処理ルートは画像フレームの分析120を継続する。本発明の他の実施形態では、周知の他の原稿確認方法が用いられても良い。
もし、原稿物の存在が確認された場合(図6の132)は、現フレームのコンテンツの解析134が行われ、PTZ機能付きの第2撮像装置において、画像内の対象に対してセンサ配置が最適化されるように(視野内のコンテンツがセンサフレームの中心に合わされるように)パン・チルト・ズームの調整136が行われる。それから、現フレームの画像データが第2撮像装置を介して原稿バッファに取り込まれる(図6の138)。取り込まれた画像は、原稿バッファから読み出されて後続の処理(例えば、画像強調、画像圧縮、光学的文字認識(OCR)解析、および他の画像処理)において利用可能とされる。アクティブセンシングパイプラインは、画像フレームの分析120を継続しても良い。
本発明のある実施形態では、受信した画像フレームと参照画像との間のオプティカルフロー情報が、アクティブセンシングパイプラインにおけるスキャンの意図を決定するために使用されてもよい。これらの実施形態は、前述した実施形態における画素ベースの動き検出よりも改善されたスキャン意図の識別を提供しても良い。本発明の実施形態は、僅かな動き(例えば、ユーザが本等の書物を置く時の動き、またはそれをスキャナ走査面に近接させて保持しようとする時の動き)の影響を軽減するのに有用なオプティカルフロー解析を含むものである。書物を保持するときの動きの軌跡はランダムである。あるいは、ユーザが複数の対象物(例えば、名刺)を一度にスキャンしようとして複数の対象物をスキャナ走査面に置く状況において、動きの軌跡は現画像と先の画像との間で同じであろう。
本発明のある実施形態はオプティカルフロー解析を含むものであり、図7を参照して説明される。これらの実施形態では、アクティブセンシングは、コンピュータシステムにおける、スキャン装置の第1撮像装置で得られた画像フレームの受信150を含んでもよい。本発明のある典型的な実施形態では、画像フレームは、スキャン装置からUSB接続を介してコンピュータシステムへ伝送されても良い。他の典型的な実施形態では、コンピュータシステムを内蔵プロセッサとし、画像フレームをスキャン装置の内部で伝送しても良い。さらに他の典型的な実施形態では、画像フレームは、スキャン装置とコンピュータシステムとの間で無線送信されてもよい。
オプティカルフロー解析152は、撮像装置によって獲られた画像が静止状態であるかどうか、および前回の移動点に対応する静止点がフレーム内にあるかどうかを決定するために、受信した画像フレームと先の画像フレームとの間で行われても良い。本発明のある実施形態では、オプティカルフローフィールドを推定するために、ルーカス・カナデ法のオプティカルフロー推定を用いても良い。本発明の他の実施形態では、周知のオプティカルフローフィールド推定手法が用いられても良い。本発明のある実施形態では、先に得られた画像フレームは、コンピュータシステムの内部バッファに格納されても良い。他の実施形態では、先に得られた画像フレームは、コンピュータシステムの外に格納され、コンピュータシステムの要求に応じて通信されるか、あるいはコンピュータシステムによって直接アクセスされても良い。
シーンに動きがあると決定された時(図7の155)、受信した画像フレームの後続処理はスキップされ、アクティブセンシングの処理ルートは画像フレームの分析150を継続する。シーンがほぼ静止状態156であると決定された場合は、原稿の存在確認158が実施される。原稿の存在確認158は、スキャンされた対象物が原稿の性質(例えば、文字、写真、ライン、その他のコンテンツによる高周波数コンテンツ特性)を有していることを確認しても良い。原稿の性質を有しているスキャンされた対象物は、平面物体、非平面物体、および他の物体を含んでいてもよい。典型的な平面物体は、ページ原稿、布材、紙葉、およびスキャンシステムのスキャナ走査面に平らに接触するもしくは近接する他の物体を含んでいてもよい。典型的な非平面物体は、製本、ラベルもしくは他の高周波数コンテンツを含む3次元物体、およびスキャンシステムのスキャナ走査面に容易に平らに接触するもしくは近接させることのできない他の物体を含んでいてもよい。
本発明のある実施形態では、原稿の存在確認158は、オプティカルフロー解析において決定された複数の特徴点に関連した関心領域(ROI)に限定されても良い。原稿境界の角部は、オプティカルフロー解析152による特徴点として検出されても良い。バウンディングボックス(bounding box)は特徴点の範囲に適合されるものであって良い。本発明のある実施形態では、関心領域はバウンディングボックスに関連して定義されても良い。ある実施形態では、バウンディングボックスは、原稿関心領域の候補を規定するために、それぞれの画像方向に固定された割合分(例えば15%)だけ拡げられても良い。固定割合の拡張係数は、画像サンプルグリッドに関連して、原稿が傾いている場合でもその全体の画像取り込みが保証されるように、決定されても良い。
本発明のある実施形態では、原稿の存在確認158は、文字エッジや典型的な原稿画像の他の高周波数コンテンツに反応する勾配フィルタを含んでいても良い。典型的な勾配フィルタは、キャニーエッジ検出器、ソーベルオペレータ、ラプラスエッジ検出器、ロバーツフィルタ、プレウィットフィルタ、または高周波数コンテンツに反応する周知の他のフィルタや検出器を含んでいても良い。
現画像フレームへの勾配フィルタの反応は、参照エッジデータとの比較160を含む。参照エッジデータは、遮るものの無い撮像面の参照画像のエッジ内容に一致する。ある実施形態では、現フレーム画像のエッジカウントは、ブロック単位の比較にて参照画像のエッジカウントと比較されても良い。ある実施形態では、一つ以上のブロックにおけるエッジ画素の数の実質的な変化は、スキャナ走査面に原稿物が置かれていることを意味する(図7の162)。本発明のある実施形態では、ブロックエッジカウントで25%以上の変化があれば、実質的な変化と見なされる。他の実施形態では、25%以外の検出閾値が用いられても良い。もし、処理された全てのブロックで参照画像に関するエッジ画素の実質的な変化が検出されなければ、原稿物の存在は確認されず(図7の161)、アクティブセンシングの処理ルートは画像フレームの分析150を継続する。本発明の他の実施形態では、周知の他の原稿確認方法が用いられても良い。
もし、原稿物の存在が確認された場合(図7の162)は、現フレーム関心領域の画像データを原稿バッファに取り込んでも良い(図7の164)。得られた画像データは、原稿バッファから読み出されて後続の処理(例えば、画像強調、画像圧縮、光学的文字認識(OCR)解析、および他の画像処理)において利用可能とされる。アクティブセンシングパイプラインは、画像フレームの分析150を継続しても良い。
図8を参照して説明される本発明のある実施形態は、スキャナ走査面の一回のスキャンで、多数の原稿(例えば、名刺およびレシート)の追跡および分離を容易にするために、スキャナ走査面に関連する画像を複数の候補領域に分割しても良い。これらの実施形態では、アクティブセンシングは、コンピュータシステムにおける、スキャン装置の撮像装置で得られた画像フレームの受信180を含んでもよい。本発明のある典型的な実施形態では、画像フレームは、スキャン装置からUSB接続を介してコンピュータシステムへ伝送されても良い。他の典型的な実施形態では、コンピュータシステムを内蔵プロセッサとし、画像フレームをスキャン装置の内部で伝送しても良い。さらに他の典型的な実施形態では、画像フレームは、スキャン装置とコンピュータシステムとの間で無線送信されてもよい。
時間経過による取り込み画像間のシーンの動きの解析によって、静止対象物のシルエットが特定されても良い。本発明のある実施形態では、例えば、「A.Bobick, J.Davis,“Real-time recognition of activity using temporal templates”, IEEE Workshop on Applications of Computer Vision, pp.39-42, December 1996」により教示されるモーションテンプレートアルゴリズム、および周知の他のモーションテンプレートアルゴリズムが、現画像フレームと先の画像フレームとの間のフレーム毎の差を用いての対象物のシルエットを特定するために使用されてもよい。他の実施形態では、参照画像から確定されるバックグラウンド画像は、静止対象物のシルエットの特定182のために、受信した画像フレームから減算される。
静止対象物のシルエット186のそれぞれにおける原稿の存在確認188は、静止対象物シルエットに関する関心領域(ROI)において行われる。原稿の存在確認188は、スキャンされた対象物が原稿の性質(例えば、文字、写真、ライン、その他のコンテンツによる高周波数コンテンツ特性)を有していることを確認しても良い。原稿の性質を有しているスキャンされた対象物は、平面物体、非平面物体、および他の物体を含んでいてもよい。典型的な平面物体は、ページ原稿、布材、紙葉、およびスキャンシステムのスキャナ走査面に平らに接触するもしくは近接する他の物体を含んでいてもよい。典型的な非平面物体は、製本、ラベルもしくは他の高周波数コンテンツを含む3次元物体、およびスキャンシステムのスキャナ走査面に容易に平らに接触するもしくは近接させることのできない他の物体を含んでいてもよい。
本発明のある実施形態では、原稿の存在確認188は、文字エッジや典型的な原稿画像の他の高周波数コンテンツに反応する勾配フィルタを含んでいても良い。典型的な勾配フィルタは、キャニーエッジ検出器、ソーベルオペレータ、ラプラスエッジ検出器、ロバーツフィルタ、プレウィットフィルタ、または高周波数コンテンツに反応する周知の他のフィルタや検出器を含んでいても良い。
現画像フレームへの勾配フィルタの反応は、参照エッジデータとの比較190を含む。参照エッジデータは、遮るものの無い撮像面の参照画像のエッジ内容に一致する。ある実施形態では、現フレーム画像のエッジカウントは、ブロック単位の比較にて参照画像のエッジカウントと比較されても良い。ある実施形態では、一つ以上のブロックにおけるエッジ画素の数の実質的な変化は、ROIに関する領域のスキャナ走査面に原稿物が置かれていることを意味する(図8の192)。本発明のある実施形態では、ブロックエッジカウントで25%以上の変化があれば、実質的な変化と見なされる。他の実施形態では、25%以外の検出閾値が用いられても良い。もし、処理された全てのブロックで参照画像に関するエッジ画素の実質的な変化が検出されなければ、原稿物の存在は確認されず(図8の191)、アクティブセンシングの処理ルートは画像フレームの分析180を継続する。確認された領域の原稿は、原稿バッファに取り込まれ、全ての静止対象物シルエットが処理された後、アクティブセンシングパイプラインは画像フレームの分析180を継続してもよい。
本発明のある実施形態では、画像フレーム全体が静止状態となるまで、確認されたROIの原稿がキャッチされる。これらの実施形態の幾つかでは、ROIは送信先を記載するために、一つの電子原稿に合成されても良い。他の実施形態では、キャッチされたROIはマルチページ原稿として送信先を記載されても良い。さらに他の実施形態では、各領域は取り込まれた時のままで個々に送信先を記載されても良い。
本明細書で使用されている用語および表現は、説明のためのものであり、本発明を限定するものではない。そのような用語および表現は開示および説明された特徴と同等のものを除くことを意図するものではなく、本発明の範囲は以下の請求項によってのみ定義および限定される。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
2,14 スキャナシステム
4,16 コンピュータシステム
6,18 通信リンク
8,20 スキャン装置
10,22 撮像装置
12,24 スキャナ走査面

Claims (14)

  1. 原稿をスキャンするシステムであって、
    第1撮像装置と、
    スキャナ走査面と、
    上記第1撮像装置と通信可能に接続され、指示を格納するメモリを備えたコンピュータシステムとを含み、
    上記メモリに格納される、上記コンピュータシステムに実行させる指示は、
    1) 上記第1撮像装置からの画像フレームを受信し、
    2) 上記受信した画像フレームを、先に取り込まれた画像フレームと比較し、
    3) 上記比較に基づいて、上記受信した画像フレームが先に取り込まれた画像フレームに対して静止状態であるか否かを判定し、
    4) 静止状態であると判定された場合に限り、上記受信した画像フレームが原稿に関するものであるかどうかを決定し、
    5) 上記決定が、上記受信した画像フレームが原稿に関するものであることを示す場合、
    上記画像フレームに関する原稿画像を原稿バッファに取り込むものであり、
    上記画像フレームに関する原稿画像を原稿バッファに取り込む上記指示は、上記画像フレームを上記原稿バッファへ転送する指示を含むことを特徴とするシステム。
  2. 上記第1撮像装置は、パン調節機能、チルト調節機能、およびズーム調節機能のうちの少なくとも一つを含んでいることを特徴とする請求項1に記載のシステム。
  3. 上記メモリは、上記コンピュータシステムに実行させる追加指示として、
    a) 上記受信した画像フレームのコンテンツ位置の解析、
    b) 上記原稿画像の取り込みの前における、上記コンテンツ位置に応じてのパン調節機能
    、チルト調節機能、およびズーム調節機能のうちの少なくとも一つの調整、
    を格納することを特徴とする請求項に記載のシステム。
  4. 上記受信した画像フレームと、先に取り込まれた画像フレームとの比較の指示は、
    上記受信した画像フレームと先に取り込まれた画像フレームとの間における、各画素位置での画素色の差を算出する指示を含むことを特徴とする請求項1に記載のシステム。
  5. 上記受信した画像フレームが原稿に関するものであるかどうかを決定する指示は、さらに、
    a) 上記受信した画像フレームの高周波数コンテンツの算出、
    b) 上記受信した画像フレームの高周波数コンテンツと、上記スキャナ走査面において遮
    るものの無い参照画像フレームの高周波数コンテンツとの比較、
    の指示を含むことを特徴とする請求項1に記載のシステム。
  6. 上記受信した画像フレームの高周波数コンテンツの算出の指示は、上記受信した画像フレームの勾配の算出の指示を含むことを特徴とする請求項に記載のシステム。
  7. さらに、第2撮像装置を含むことを特徴とする請求項1に記載のシステム。
  8. 画像フレームに関する原稿画像を原稿バッファに取り込む指示は、上記原稿画像を第2の撮像装置を用いて取り込む指示を含むことを特徴とする請求項に記載のシステム。
  9. 上記第2撮像装置は、パン調節機能、チルト調節機能、およびズーム調節機能のうちの
    少なくとも一つを含んでいることを特徴とする請求項に記載のシステム。
  10. 上記メモリは、上記コンピュータシステムに実行させる追加指示として、
    a) 上記受信した画像フレームのコンテンツ位置の解析
    b) 上記原稿画像の取り込みの前における、上記コンテンツ位置に応じてのパン調節機能
    、チルト調節機能、およびズーム調節機能のうちの少なくとも一つの調整、
    を格納することを特徴とする請求項に記載のシステム。
  11. 上記メモリは、上記コンピュータシステムに実行させる追加指示として、上記取り込まれた原稿画像に示される送信先を第1レシピエントに伝送する指示を格納することを特徴とする請求項1に記載のシステム。
  12. 上記メモリは、上記コンピュータシステムに実行させる追加指示として、得られた送信先が記載された画像から、上記第1レシピエントを決定する指示を格納することを特徴とする請求項11に記載のシステム。
  13. 上記受信した画像フレームを、先に取り込まれた画像フレームと比較する指示は、
    上記受信した画像フレームと先に取り込まれた画像フレームとの間のオプティカルフローを決定する指示を含むことを特徴とする請求項1に記載のシステム。
  14. 原稿を得るためのコンピュータにより実行される方法であって、
    a) コンピュータシステムにおいて、第1撮像装置から画像フレームを受信し、
    b) 上記受信した画像フレームを、先に取り込まれた画像フレームと比較し、
    c) 上記比較が、上記受信した画像フレームが先に取り込まれた画像フレームに対して静
    止状態であるか否かを判定し、
    d) 静止状態であると判定された場合に限り、上記受信した画像フレームが原稿に関するものであるかどうかを決定し、
    e) 上記決定が、上記受信した画像フレームが原稿に関するものであることを示す場合、
    上記画像フレームに関する原稿画像を原稿バッファに取り込む行為として、上記画像フレームを上記原稿バッファへ転送することを特徴とする方法。
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