JP4341629B2 - 撮像装置、画像処理方法及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、例えばデジタルカメラ等の撮像装置に係り、特に紙面文書や名刺などの用紙を撮影する場合に用いて好適な撮像装置と、この撮像装置に用いられる画像処理方法及びプログラムに関する。
紙面文書や名刺などの用紙を撮影対象とした場合、用紙を机の上などに置き、撮影者がその真上からカメラを下に向けて撮影しなければならないため、用紙が傾いて撮影される可能性が高い。
従来、このように傾いて撮影された画像を補正する方法として、例えば特許文献1が知られている。この特許文献1には、斜め方向から撮影した画像から撮影対象の輪郭情報を抽出し、その輪郭情報に基づいて撮影画像の歪みを補正する技術が開示されている。
特開2005−115711号公報
しかしながら、用紙を撮影対象とした場合、その用紙を机の上などに置いて撮影するため、机の縁などが邪魔になって、撮影対象である用紙だけの輪郭情報を正しく抽出できないことがある。輪郭情報を抽出できないと、撮影画像の歪みを補正できない。このため、例えば机の縁が入り込まないように、用紙を真ん中に置いて注意して撮影しなければならなかった。
また、複数枚の用紙を撮影して、これらの撮影画像を保存しておくような場合に、各用紙を重ね置きしながら撮影すると、前に撮影した用紙が邪魔で、新たに置いた用紙の輪を正しく抽出できず、撮影画像を補正できない。このため、各用紙を1枚1枚置き換えて撮影するといった面倒な作業が必要であった。
本発明は前記のような点に鑑みなされたもので、背景に影響されずに、撮影対象の輪郭情報を正しく抽出して、その撮影画像の歪みを補正することのできる撮像装置、画像処理方法及びプログラムを提供することを目的とする。
本発明の撮像装置は、任意の場所に撮影対象を置いて撮影した画像を取得する画像取得手段と、この画像取得手段によって得られた撮影画像と前記撮影対象を置く前に撮影した画像との差分画像を作成する差分画像作成手段と、この差分画像作成手段によって作成された差分画像から前記撮影対象の輪郭情報を抽出する輪郭抽出手段と、この輪郭抽出手段によって抽出された輪郭情報に基づいて、当該撮影画像の歪みを補正する画像処理手段とを具備して構成される。
このような構成によれば、任意の場所に撮影対象を置いて撮影した画像とその撮影対象を置く前に撮影した画像との差分画像から撮影対象だけの画像を得て、撮影対象の輪郭情報を正しく抽出することができる。したがって、背景に影響されずに、撮影画像の歪みを補正することができる。
本発明の撮像装置は、任意の場所に複数の撮影対象を重ね置きしながら連続的に撮影した画像を順次取得する画像取得手段と、この画像取得手段によって順次得られ各撮影画像毎にその直前の撮影画像との差分画像を順次作成する差分画像作成手段と、この差分画像作成手段によって順次作成され差分画像から新たに置かれた撮影対象の輪郭情報を順次抽出する輪郭抽出手段と、この輪郭抽出手段によって抽出された輪郭情報に基づいて、当該撮影画像の歪みを順次補正する画像処理手段とを具備して構成される。
このような構成によれば、任意の場所に複数の撮影対象を重ね置きしながら連続的に撮影した場合に、各撮影画像毎にその直前の撮影画像との差分画像を作成することにより、新たに置かれた撮影対象だけの画像を得て、当該撮影対象の輪郭情報を正しく抽出することができる。したがって、複数の撮影対象を1つ1つ個別に撮影しなくとも、これらの撮影画像の歪みを補正することができる。
本発明によれば、例えば紙面文書や名刺などの用紙を撮影対象として場合でも、背景に影響されずに、撮影対象の輪郭情報を正しく抽出して、その撮影画像の歪みを補正することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
(1)装置構成
図1は本発明の一実施形態に係る撮像装置としてデジタルカメラを例にした場合の撮影状態を示す図である。
本実施形態に係るデジタルカメラ1は、机などの台座3の上に置かれた用紙2を撮影対象とし、その撮影対象が傾いて撮影された場合に、あたかも正面から撮影したような画像に補正する機能を備える。前記用紙2とは、例えば紙面文書や名刺などである。
図1に示すように、このデジタルカメラ1には、撮影レンズ部11、液晶モニタ12、シャッタキー13が設けられている。
撮影レンズ部11は、光を集光するレンズ等を備え、被写体からの光を集光するものである。液晶モニタ12は、撮影レンズ部11を介して内部に取り込まれた画像を映し出すためのものである。シャッタキー13は、撮影タイミングを指示するための操作ボタンである。
図2は同実施形態におけるデジタルカメラ1の回路構成を示すブロック図である。
デジタルカメラ1は、光学レンズ装置21と、イメージセンサ22と、メモリ23と、表示装置24と、画像処理装置25と、操作部26と、コンピュータインタフェース部27と、外部記憶IO装置28と、プログラムコード記憶装置29と、CPU30と、メモリカード31とを備えて構成される。
光学レンズ装置21は、撮影レンズ部11とその駆動部とを備えたものであり、イメージセンサ22上に撮影対象からの光を集光させて像を結像させる。
イメージセンサ22は、結像した画像を、デジタル化した画像データとして取り込むためのものであり、例えばCCD(Charge Coupled Device:電荷結合素子)等によって構成される。イメージセンサ22は、CPU30によって制御され、シャッタキー13が押下されなければ、プレビュー用の解像度の低いデジタルの画像データを生成し、この画像データを秒間30枚程度の間隔で、定期的にメモリ23に送出する。また、イメージセンサ22は、シャッタキー13が押下されると、解像度の高い画像データを生成し、生成した画像データをメモリ23に送出する。また、イメージセンサ22はCPU30によって撮像感度(ISO感度)の設定が可能になっており、被写体の明るさに応じて調整が可能になっている。
メモリ23は、イメージセンサ22からの低解像度のプレビュー画像、高解像度の画像データ又は画像処理装置25が画像処理する元画像のデータ、処理後の画像データを一時記憶するものである。メモリ23は、一時記憶した画像データを表示装置24又は画像処理装置25に送り出す。
表示装置24は、液晶モニタ12を備え、液晶モニタ12に画像を表示させるためのものである。表示装置24は、メモリ23が一時記憶した低解像度のプレビュー画像又は解像度の高い画像を液晶モニタ12に表示する。
画像処理装置25は、CPU30に制御されて、メモリ23に一時記憶された画像データに対して画像処理を行うためのものである。ここで、本実施形態において、画像処理装置25は、以下のような処理を行う。
(1)縮小画像の作成処理
(2)輝度画像の作成処理
(3)画像の位置合わせ処理
(4)差分画像の作成処理
(5)2値エッジ画像の作成処理
(6)矩形検出処理
(7)画像変換処理
(8)画像の圧縮処理
以下、それぞれの処理について説明する。
(1)縮小画像の作成処理
画像処理装置25は、元画像からいくつかの近傍の画素の平均化を行うことによって画素数を減らした縮小画像の作成ができる。元画像のサイズが(Xbmax,Ybmax)で縮小画像のサイズが(Xsmax,Ysmax)である場合は、数1に示すように、縮小画像の画素q(k,l)(1≦k≦Xsmax,1≦l≦Ysmax)は、元画像p(x,y)の周辺近傍9点の平均で求める方法が考えられる。
Figure 0004341629
例えば、元画像がXGA(1024×768)で縮小画像がQVGA(320×240)であるときは、Xbmax=1024,Ybmax=768,Xsmax=320,Ysmax=240で計算を行えば良い。
(2)輝度画像の作成処理
カメラ内の画像データがRGBの場合、以下の数2の式から、各画素の輝度値Yを算出して、輝度画像を作成する。
Figure 0004341629
(3)画像の位置合わせ処理
画像処理装置25は、撮影時のカメラの位置ずれが発生していると考え、2枚の画像の位置を合わせる。まず、特徴点探索の代表的手法であるKLT法を用いて一定数の特徴点抽出を行う。その場合、図1に示す台座3の中心付近に撮影対象である用紙2が置かれると考えられるため、中心付近を避けて特徴点を抽出するものとする。
KLT法は、勾配法を利用した手法で、時空間における各画素の輝度勾配の拘束条件から特徴点の探索を行う。すなわち、ある時刻tにおける画像上のある点(x,y)の輝度I(x,y,t)は、微小時間Δt後の移動点の輝度I(x+Δx,y+Δy,t+Δt)と変わらないと仮定すると、以下の数3の式が成り立つ。
Figure 0004341629
さらに数3の式から、以下の数4の式が導き出せる。
Figure 0004341629
ここで、u,vはx,yの速度ベクトル、Ix ,Iy は空間的な輝度勾配、It を時間的な輝度勾配とする。数4に示されるオプティカルフローの拘束方程式と、局所領域においてオプティカルフローは一定であるという条件から特徴点探索を行う。
次に、それらエラーを含む一定多数の特徴点から、RANSAC法により、繰り返し計算を行い、正しい特徴点を選び出す。RANSAC法は、サンプルの中からいくつかをランダムに取り出し、そのサンプルからあるパラメータを計算する。すべてのサンプルに対して、求めたパラメータが適合するかを調べ、適合するサンプルの数が十分大きくなるまで繰り返す。選び出した、正しい特徴点から画像の変換行列を求め、アフィン変換により2つの画像の位置を合わせる。このとき、位置合わせは、最初に撮影した参照画像を変換して、次に撮影した対象画像に合わせる。
(4)差分画像の作成処理
画像処理装置25は、前記(3)の画像の位置合わせ処理にて、位置が合った2枚の輝度画像を用いて、数5の式に従って各画素の差分をとり、差分画像を作成する。差分画像の例を図5(g),(h)に示す。
Figure 0004341629
(5)2値エッジ画像の作成
画像処理装置25は、元画像(通常は縮小画像である)からエッジを検出し、そのエッジ部分を強調した2値画像を作成する。2値エッジ画像の作成には、例えば、Robertsフィルタと呼ばれるエッジ検出用のフィルタを用いる。Robertsフィルタとは、2つの4近傍画素の重み付けを行って2つのフィルタΔ1,Δ2を取得し、これらを平均化することによって、画像のエッジを検出するものである。ある着目した座標(x,y)の画素値f(x,y)に適用すると、変換後の画素値g(x,y)は、次の数6の式で表される。
Figure 0004341629
このようにして得られたエッジ画像の2値化を行う。このときの2値化の閾値THは固定的に決めても良いし、可変閾値法などの方法で求めても良い。数6の式で得られたエッジ画像g(x,y)から数7のエッジ2値画像h(x,y)が得られる。
Figure 0004341629
(6)撮影対象の矩形検出
撮影対象の矩形検出とは、撮影画像から矩形の輪郭の抽出を行う処理のことである。本実施形態では、矩形検出処理は、台座3の輪郭検出および用紙2の輪郭検出に用いられる。
画像処理装置25は、前記(2)の2値エッジ画像作成処理にて撮影画像から2値エッジ画像を作成する。
画像処理装置25は、生成したエッジ画像に対して、ハフ変換を行い、用紙の輪郭を形成する直線を検出する。
ハフ変換とは、線分を抽出する手法の1つであり、図3(a)に示すX−Y平面上の直線Lを構成する点を、図3(b)に示すρ−θ平面上に投票して、ρ−θ平面上の投票数に変換する変換手法である。すなわち、直線Lに原点Oから垂線を下ろして、その垂線の長さをρ、x軸とのなす角をθとすると、数8のような式で表される。
Figure 0004341629
各点の座標(x,y)において角度θを0から360°まで変化させた場合、同一直線はρ−θ平面では一点で表される。このため、投票数の多いρ−θ座標を直線と判断することができる。この際、投票数は、直線上のピクセル数になるため、直線の長さとみなすことができる。したがって、投票数の極端に少ないρ−θ座標は、短い直線を表し、直線の候補から除外される。
ハフ変換を用いる手法では、調査対象の点、角度θが多くなるに従って、処理速度が低下するため、検出できる角度の精度まで画像を縮小した方が好ましい。この理由から矩形検出に用いる画像は縮小画像が用いられる。これにより、調査対象を減らすことができる。
さらに、以下の方法により調査角度を減らすことができる。
調査対象であるエッジ画像において画像中心を原点とした座標系で考えると、ρはマイナスの値も取ることになるため、角度θを0°≦θ<180°の範囲で測定すれば、ρは残りの180°≦θ<0°の範囲で負になる。
しかし、撮影対象の中心が画像の中心近辺に位置する場合、実際に撮影される撮影対象(矩形)の各辺は、上下左右に存在することになる。この場合、ρ−θ平面上の投票数を0°≦θ<180°の範囲で調査するよりは、以下の数9で表される範囲で測定した方がより効率的である。
Figure 0004341629
また、ρの値が正の値か負の値かによって、辺の上下、または辺の左右を特定することが可能である。このように、従って、撮影対象の中心が画像の中心近辺に位置する場合、輪郭を構成する辺をより効率的に選択することが可能となる。
ここで、図1のように、台座3に置いた用紙2を撮影する場合に、デジタルカメラ1は用紙2をほぼ真上から撮影することになるので、用紙形状(矩形)の歪は少なくなる。すなわち、撮影対象が用紙である場合には、相対する辺は平行であり、縦横の辺はほぼ直交する。
直線は各辺を形成するため、相対する辺も特定される。この中から直線のθが同一の直線同士を平行とみなすことができる。さらに、直交する別方向の直線のうち、2本の平行線が存在すれば、輪郭の矩形(長方形)が特定される。
これらの矩形(長方形)のそれぞれの面積を求め、その中で最大面積の矩形を用紙2の輪郭として特定する。矩形の面積は上下辺のρをそれぞれ、ρt(正値),ρb(負値)、また左右の辺のρをρl(正値),ρr(負値)とすると、面積は数10で表される。
Figure 0004341629
このようにして、特定された輪郭(4本の直線)から、ρ−θ座標系からX−Y座標系に変換して、4つの交点(x0 ,y0 ),(x1 ,y1 ),(x2 ,y2 ),(x3 ,y3 )を求める。このような処理にて矩形検出処理を行う。
なお、差分画像の矩形検出を行う場合に、新たに撮影対象として置かれた用紙の下に前の用紙がずれて重なっていると、その前の用紙の輪郭の一部が画像データとして残るため(図5(h)のL1参照)、ハフ変換による辺の候補がいくつも抽出される可能性があるが、内側に存在する辺はノイズとして処理し、最も外側の辺(図5(h)のL2参照)を新たに撮影対象として置かれた用紙の輪郭辺として検出するものとする。
(7)画像変換処理(切り出し、射影補正)
画像変換処理は、画像の切り出しと射影補正等を含む処理である。切り出し処理は、抽出した矩形の輪郭(4つの頂点)に基づいて、撮影画像から撮影対象である用紙2の画像を切り出す処理である。通常、補正を行わずに切り出した用紙2の画像は歪んだものになる。
射影補正処理は、切り出された画像を射影変換して、当該画像の歪みを補正して正面化する処理である。画像処理装置25は、この歪みを補正するため、画像の空間変換に幅広く応用されているアフィン変換を用いる。画像処理装置25は、用紙2の元画像から、射影補正画像とのアフィン変換の関係を示すアフィンパラメータAを抽出する。そして、このアフィンパラメータAに基づいて射影補正画像の各画素P(u,v)に対応する元画像の画素点p(x,y)を求めることによって射影補正処理を行う。
次に、アフィン変換についての基本的な考え方(実現方法)について説明する。
画像の空間変換にアフィン変換が幅広く応用されている。本実施形態では、3次元のカメラパラメータを用いずに、2次元アフィン変換を用いて射影変換を行う。これは、変換前の座標(u,v)の点が、移動、拡大縮小、回転などの変換によって、変換後の座標(x,y)が次の数11によって関係付けられることによる。射影変換もこのアフィン変換により行われることができる。
Figure 0004341629
最終的な座標(x,y)は、次の数12の式によって算出される。
Figure 0004341629
数12は、射影変換するための式であり、座標(x,y)は、z′の値に従い、0に向かって縮退する。すなわち、z′に含まれるパラメータが射影に影響を及ぼすことになる。このパラメータはa13,a23,a33である。また、他のパラメータは、パラメータa33で正規化されることができるので、a33を1としても良い。
図4は矩形状の撮影対象物(用紙2)を撮影した場合での撮影画像上の矩形と実際の撮影対象物の画像との関係について説明するための図である。図中に各頂点の座標を示した。
図4において、U−V−W座標系は、デジタルカメラ1によって得られた撮影画像の3次元座標系である。Aベクトル(Au ,Av ,Aw )と、Bベクトル(Bu ,Bv ,Bw )とは、3次元座標系U−V−Wにおいて、撮影対象物をベクトルで表したものである。また、Sベクトル(Su ,Sv ,Sw )は、3次元座標系U−V−Wの原点と撮影対象物との距離を示す。
図4に示す撮影画像の仮想スクリーンは、デジタルカメラ1で映し出されている画像を仮想的に示したもので、この仮想スクリーンに表示した撮影対象物の画像の射影を行うためのものである。スクリーン上の座標系を(x,y)とすると、このスクリーン上に投影される画像がデジタルカメラ1にて撮影された画像と考えれば良い。
投影スクリーンは、W軸上から距離fだけ離れて垂直に位置するものとする。撮影対象物上の任意の点P(u,v,w)と原点とを直線で結び、その直線と投影スクリーンと交差する点があるものとして、その交点のX−Y座標をp(x,y)とする。このとき、座標pは、射影変換より次の数13によって表される。
Figure 0004341629
数13より、図4に示すように4つの頂点P0,P1,P2,P3と投影スクリーンへの投影点p0,p1,p2,p3との関係から、次の数14に示す関係が求められる。
Figure 0004341629
このとき、射影係数α,βは次の数15によって表される。
Figure 0004341629
次に、射影変換について説明する。
撮影対象物上の任意の点P=(x,y)は、S,A,Bベクトルを用いて、次の数16によって表される。
Figure 0004341629
この数16の式に、数14の関係式を代入すると、座標xと座標yとは、次の数17によって表される。
Figure 0004341629
この関係を、アフィン変換の式(数11)に当てはめると、座標(x′,y′,z′)は、次の数18によって表される。
Figure 0004341629
この数18の式にm,nを代入することにより、撮影画像の対応点(x,y)が求められる。なお、対応点(x,y)は、整数値とは限らないので、画像補間法などを用いて画素の値を求めれば良い。
前記m,nは、予め補正画像p(u,v)を出力する画像サイズ(0≦u<umax,0≦v<vmax)を与えて、その画像サイズに合わせて画像を調整する方法が考えられる。この方法によれば、m,nは次の数19によって表される。
Figure 0004341629
しかし、作成される補正画像の縦横比と撮影対象物の縦横比とは一致しない。ここで、補正画像p(u,v)とm,nの値との関係は、数13、数14から、次の数20によって表される。
Figure 0004341629
カメラパラメータであるレンズの焦点距離fが既知であれば、前記数20の式に従って、縦横比kを求めることができる。従って、補正画像p(u,v)の画像サイズを(0≦u<umax,0≦v<vmax)であるとすると、次の数21に従ってm,nを求めることにより、撮影対象物と同じ縦横比kを得ることができる。
Figure 0004341629
なお、カメラが固定焦点である場合、レンズの焦点距離fの値を予め得ることができる。ズームレンズ等が存在する場合には、レンズの焦点距離fの値はレンズのズーム倍率に応じて変化するので、そのズーム倍率とレンズの焦点距離fとの関係を示すテーブルを予め作成して記憶し、ズーム倍率に基づいて焦点距離fを読み出し、前記数20、数21に従って射影変換を行う。
以上から、入力画像p(x,y)から、出力画像P(u,v)の値を得るためには、まず、4つの頂点(x0 ,y0 ),(x1 ,y1 ),(x2 ,y2 ),(x3 ,y3 )から、数11でα,βを求める。次に数20でkの計算を行う。
次に、数21で出力画像の座標値(u,v)から(m,n)を求め、この(m,n)を数18に代入し(x′,y′,z′)を求め、数12から入力画像の対応画素座標(x,y)を得る。このように得られた画素座標は整数でないので、対応座標の画素は近傍の画素から補間などを行って計算を行えば良い。例えば、バイリニア補間法であれば、次の数22の式で求められる。
Figure 0004341629
(8)画像の圧縮
画像の圧縮処理は、画像データを圧縮する処理である。コンピュータインタフェース部27は、デジタルカメラ1がコンピュータ(図示せず)に接続されたときに、USBのストアレジクラスドライバとして動作するものである。これにより、コンピュータは、デジタルカメラ1が接続されると、メモリカード31をコンピュータの外部記憶装置として取り扱う。
外部記憶IO装置28は、メモリカード31との間で、画像データ等の入出力を行うものである。メモリカード31は、外部記憶IO装置28から供給された画像データ等を記憶するものである。
プログラムコード記憶装置29は、CPU30が実行するプログラムを記憶するためのものであり、ROMやフラッシュメモリなどによって構成される。
CPU30は、プログラムコード記憶装置29に格納されているプログラムに従って、システム全体を制御するものである。なお、メモリ23は、CPU30の作業メモリとしても用いられる。
操作部26には、シャッタキー13の他、電源キー、撮影キー、再生キーなどが含まれる。この操作部26のキー操作に伴い、当該キーに対応した操作情報が送信される。CPU30は、この操作情報に基づいて、イメージセンサ22、メモリ23、表示装置24、画像処理装置25等を制御する。
具体的には、CPU30は、操作部26から撮影キーが押下された旨の操作情報が送信されると、各部を撮影モードに設定する。CPU30は、撮影モードに設定した状態で、シャッタキー13が押下されなければ、イメージセンサ22をプレビューモードに設定し、シャッタキー13が押下されれば、解像度の高い撮影対象画像を読み込む高解像度モードに設定する。また、CPU30は、再生キーが押下された旨の操作情報が送信されると、各部を再生モードに設定する。
また、CPU30は、外部記憶IO装置28を介してメモリカード31にプレビュー画像、高解像度の画像のデータを記録したり、メモリカード31から画像データを読み出したりする。CPU30は、メモリカード31には、例えばJPEGフォーマットで圧縮した画像データを記録する。
CPU30は、メモリ23に画像データを一時記憶する際、プレビュー画像、高解像度の画像データを異なる記憶領域に記録する。また、CPU30は、メモリカード31には、画像データを画像ファイルに分けて記録する。
次に、図6を参照して具体的な処理の流れについて説明する。
図6は撮影処理の動作を示すフローチャートである。なお、このフローチャートで示される処理は、マイクロコンピュータであるCPU30がプログラムコード記憶装置29に記憶されたプログラムを読み込むことによって実行される。
まず、台座3の上に何も置かれていない状態で、ユーザがデジタルカメラ1のシャッタキー13を押下して撮影を行う。撮影画像例を図5(a)に示す。この場合、台座3だけの画像が撮影されることになる。
CPU30は、光学レンズ装置21、イメージセンサ22などを制御してレンズ上に撮像している画像を読み出し、メモリ23に取り込む(ステップS11)。取り込まれた画像は画像処理部25に与えられ、縮小画像の作成処理(1)および輝度画像の作成処理(2)により縮小輝度画像が作成される(ステップS12)。このときの縮小輝度画像は、差分画像を作成するための参照画像Irとしてメモリ23に保存される(ステップS103)。輝度画像例を図5(d)に示す。
なお、この縮小輝度画像は、撮影画像のデータ量を減らしておくことで、後段の差分画像の作成処理を効率的に行うために作成されるものであり、必ずしも必要としない。
参照画像Irの保存後、CPU30は、成功フラグを“0”にセットして次の撮影を待つ(ステップS14)。成功フラグとは、画像補正が成功したか否かを示す識別情報であり、例えばメモリ23に設けられたフラグ領域に記憶されている。
ここで、台座3の上に1枚目の用紙2aを置いた状態で、ユーザが再びデジタルカメラ1のシャッタキー13を押下して撮影を行う。撮影画像例を図5(b)に示す。この場合、台座3上に置かれた用紙2aの画像が撮影される。
CPU30は、光学レンズ装置21、イメージセンサ22などを制御してレンズ上に撮像している画像を読み出し、メモリ23に取り込む(ステップS15)。取り込まれた画像は画像処理部25に与えられ、縮小画像の作成処理(1)および輝度画像の作成処理(2)により縮小輝度画像が作成される(ステップS16)。このときの縮小輝度画像は、差分画像を作成するための対象画像Itとしてメモリ23に保存される(ステップS17)。輝度画像例を図5(e)に示す。
次に、撮影時にカメラの位置ずれが発生していることを考慮して、画像の位置合わせ処理(3)により、メモリ23に保存された参照画像Irと対象画像Itとの位置合わせが行なわれる(ステップS18)。この位置合わせ後の参照画像Irと対象画像Itを用いて、差分画像の作成処理(4)により差分画像Idが作成され(ステップS19)、さらに、2値エッジ画像の作成処理(5)により2値エッジ画像Ibが作成される(ステップS20)。差分画像例を図5(g)に示す。この場合、台座3上の用紙2aだけの画像が差分画像Idとして得られる。
次に、矩形対象検出処理(6)により、この差分画像Idに対応した2値エッジ画像Ibから矩形領域が検出される(ステップS20)。矩形領域が検出できた場合には(ステップS22のYes)、CPU30は、その矩形領域を切り出し候補として撮影プレビュー画像に合わせて液晶モニタ12上に表示する(ステップS23)。
なお、例えば「枠あり写真」のように、内側に矩形の枠が付いている写真であれば、その写真の輪郭を表す矩形領域だけでなく、その内側にある枠についても矩形領域の一つとして検出される。また、紙面上に矩形状の図面が描かれている用紙であれば、その用紙の輪郭を表す矩形領域だけでなく、その内側に描かれた図面についても矩形領域の一つとして検出されることになる。
ここで、多数の矩形領域が検出された場合には、これらを切り出し候補として表示し、その中の1つをユーザに選択させるものとする。その際、検出された矩形領域のうち、まず、一番外側の矩形領域を第1候補として強調表示する。ユーザはこれを見て、図示せぬカーソルキー等の操作により「選択」または「次候補表示」を選択する。ユーザにより「次候補表示」が選択されると(ステップS25のYes)、1つ内側の矩形領域が次候補として強調表示される。
強調表示された矩形領域が選択されると(ステップS24のYes)、CPU30は、その矩形領域を撮影対象の輪郭情報として取得し、数23の式に従って当該矩形領域の頂点座標を元画像の座標系に変換した後、この座標情報と元画像データに基づいて画像変換処理(7)により撮影対象の切り出しと正面化処理を行う(ステップS26)。
正面化処理とは、射影補正のことであり、傾いて撮影された画像の歪みを補正して正面化する処理である。この正面化処理によって画像の歪みを正しく補正できた場合に成功フラグに“1”がセットされる。CPU30は、この補正後の画像を表示装置24で表示するメモリ領域にコピーして表示させる(ステップS27)。
Figure 0004341629
一方、矩形領域が検出されなかった場合(ステップS22のNo)、または、切り出し候補として適切な矩形領域が存在しなかった場合(ステップS25のNo)、CPU30は、撮影対象の切り出しや正面化処理を行わずに、今回撮影された画像をそのまま表示する(ステップS27)。このときの成功フラグは初期設定時の“0”である。
次に、CPU30は、画像処理装置23にて当該画像の圧縮処理を行った後(ステップS28)、外部機器IO装置28を通じてメモリカード31に保存する(ステップS32)。その際、成功フラグに応じて保存先を分けて保存する。
すなわち、成功フラグが“1”であれば(ステップS29のYes)、CPU30は、保存先に成功フォルダを指定し(ステップS30)、そこに前記ステップS28で圧縮処理された画像データ(補正後の画像)を保存する(ステップS32)。また、成功フラグが“0”であれば(ステップS29のNo)、CPU30は、保存先に失敗フォルダを指定し(ステップS31)、そこに前記ステップS28で圧縮処理された画像データ(補正されていない画像)を保存する(ステップS32)。
なお、前記失敗フォルダに保存された画像については、そのまま使用するか、後にユーザが所定の操作により手動補正を行うものとする。
画像保存後、次の撮影に備えるべく、CPU30は、メモリ23に現在記憶されている対象画像It(今回の撮影で得られた画像)を新たな参照画像Irとして保存し直す(ステップS33)。
次に、前回撮影した用紙2aの上に新たな撮影対象として別の用紙2bを重ねて置き、ユーザがシャッタキー13を押下して撮影を行う。撮影画像例を図5(c)に示す。この場合、台座3上に2枚重ねて置かれた用紙2aと用紙2bの画像が撮影される。
CPU30は、光学レンズ装置21、イメージセンサ22などを制御してレンズ上に撮像している画像を読み出し、メモリ23に取り込む(ステップS15)。取り込まれた画像は画像処理部25に与えられ、縮小画像の作成処理(1)および輝度画像の作成処理(2)により縮小輝度画像が作成される(ステップS16)。このときの縮小輝度画像は、差分画像を作成するための対象画像Itとしてメモリ23に保存される(ステップS17)。輝度画像例を図5(f)に示す。
次に、撮影時にカメラの位置ずれが発生していることを考慮して、画像の位置合わせ処理(3)により、メモリ23に保存された参照画像Irと対象画像Itとの位置合わせが行なわれる(ステップS18)。この位置合わせ後の参照画像Irと対象画像Itを用いて、差分画像の作成処理(4)により差分画像Idが作成され(ステップS19)、さらに、2値エッジ画像の作成処理(5)により2値エッジ画像Ibが作成される(ステップS20)。差分画像例を図5(h)に示す。この場合、直前に置かれた用紙2aの上に撮影対象として新たに重ねて置かれた用紙2bだけの画像が差分画像Idとして得られる。なお、この時点では、図5(h)のL1で示すような用紙2aの輪郭の一部を構成する辺はノイズとして除去されているものとする。
次に、矩形対象検出処理(6)により、この差分画像Idに対応した2値エッジ画像Ibから矩形領域が検出される(ステップS20)。矩形領域が検出できた場合には(ステップS22のYes)、CPU30は、その矩形領域を切り出し候補として撮影プレビュー画像に合わせて液晶モニタ12上に表示する(ステップS23)。
ここで、多数の矩形領域が検出された場合には、これらを切り出し候補として表示し、その中の1つをユーザに選択させるものとする。その際、検出された矩形領域のうち、まず、一番外側の矩形領域を第1候補として強調表示する。ユーザはこれを見て、図示せぬカーソルキー等の操作により「選択」または「次候補表示」を選択する。ユーザにより「次候補表示」が選択されると(ステップS25のYes)、1つ内側の矩形領域が次候補として強調表示される。
強調表示された矩形領域が選択されると(ステップS24のYes)、CPU30は、その矩形領域を撮影対象の輪郭情報として取得し、数23の式に従って当該矩形領域の頂点座標を元画像の座標系に変換した後、この座標情報と元画像データに基づいて画像変換処理(7)により撮影対象の切り出しと正面化処理を行う(ステップS26)。
この正面化処理によって画像を補正できた場合に成功フラグに“1”がセットされる。CPU30は、この補正後の画像を表示装置24で表示するメモリ領域にコピーして表示させる(ステップS27)。
一方、矩形領域が検出されなかった場合(ステップS22のNo)、または、切り出し候補として適切な矩形領域が存在しなかった場合(ステップS25のNo)、CPU30は、撮影対象の切り出しや正面化処理を行わずに、今回撮影された画像をそのまま表示する(ステップS27)。このときの成功フラグは初期設定時の“0”である。
次に、CPU30は、画像処理装置23にて当該画像の圧縮処理を行った後(ステップS28)、外部機器IO装置28を通じてメモリカード31に保存する(ステップS32)。その際、成功フラグに応じて保存先を分けて保存する。
すなわち、成功フラグが“1”であれば(ステップS29のYes)、CPU30は、保存先に成功フォルダを指定し(ステップS30)、そこに前記ステップS28で圧縮処理された画像データ(補正後の画像)を保存する(ステップS32)。また、成功フラグが“0”であれば(ステップS29のNo)、CPU30は、保存先に失敗フォルダを指定し(ステップS31)、そこに前記ステップS28で圧縮処理された画像データ(補正できなかった画像)を保存する(ステップS32)。
画像保存後、次の撮影に備えるべく、CPU30は、メモリ23に現在記憶されている対象画像It(今回の撮影で得られた画像)を新たな参照画像Irとして保存し直す(ステップS33)。
以降、新たな撮影対象を置いて撮影を行う度に、ステップS14〜ステップS33までの処理が繰り返され、これらの撮影画像がメモリカード31の中に順次保存されることになる。
このように、撮影対象を置く前に台座だけを撮影した画像と、その台座の上に撮影対象とする用紙(紙面文書や名刺等)を置いて撮影した画像との差分画像を作成することで、背景をなくした用紙だけの画像を得ることができ、その差分画像から当該用紙の輪郭情報を正しく抽出して、撮影画像の歪みを補正することができる。
さらに、別の用紙を続けて撮影する場合でも、その都度、用紙を置き換えるようなことをしなくとも、その直前に撮影した用紙の上に新たに撮影すべき用紙を重ね置きすれば、直前に撮影した画像を参照画像とした差分画像が作成され、その差分画像から新たに置かれた用紙だけの輪郭情報を正しく抽出することができる。したがって、複数枚の用紙を撮影対象とした場合でも、これらの用紙の置き方などを気にせずに、1枚1枚重ね置きして撮影していくだけで、これらの撮影画像を補正した形でメモリに順次保存して管理することできる。
また、輪郭情報を抽出できずに補正できなかった画像は失敗フォルダに保存されるため、後にその画像を読み出して手動補正すれば、成功フォルダ内の画像と一緒に管理することができる。
なお、前記実施形態では、補正できた画像(成功画像と称す)と補正できなかった画像(失敗画像と称す)とを別々のフォルダに分けて管理したが、例えば成功画像のファイル名の末尾に“S”、失敗画像のファイル名の末尾に“F”の識別情報を付加して判別可能なファイル名として同一フォルダに保存、管理することでも良い。
また、前記実施形態では、紙面文書や名刺等の用紙を撮影対象として説明したが、本発明はこれに限るものではなく、用紙以外のものであっても、机の上などに重ね置きしながら撮影できるものであれば、適用可能である。
また、撮影対象の輪郭形状は矩形(四角形)に限らず、様々な形状でも適用可能である。
また、撮影対象を置く場所は、机に限らず、他の場所に置くことでも良い。
また、本発明は、デジタルカメラの他に、例えばカメラ付きの携帯電話機など、撮影機能を備えた電子機器であれば、これらのすべてに適用可能である。
要するに、本発明は前記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、前記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
さらに、上述した実施形態において記載した手法は、コンピュータに実行させることのできるプログラムとして、例えば磁気ディスク(フレキシブルディスク、ハードディスク等)、光ディスク(CD−ROM、DVD−ROM等)、半導体メモリなどの記録媒体に書き込んで各種装置に適用したり、そのプログラム自体をネットワーク等の伝送媒体により伝送して各種装置に適用することも可能である。本装置を実現するコンピュータは、記録媒体に記録されたプログラムあるいは伝送媒体を介して提供されたプログラムを読み込み、このプログラムによって動作が制御されることにより、上述した処理を実行する。
図1は本発明の一実施形態に係る撮像装置としてデジタルカメラを例にした場合の撮影状態を示す図である。 図2は同実施形態におけるデジタルカメラの回路構成を示すブロック図である。 図3は同実施形態におけるハフ変換による線分の抽出方法を説明するための図である。 図4は同実施形態における矩形状の撮影対象物を撮影した場合での撮影画像上の矩形と実際の撮影対象物の画像との関係について説明するための図である。 図5は同実施形態におけるデジタルカメラの撮影処理を説明するための具体例を示す図である。 図6は同実施形態におけるデジタルカメラの撮影処理の動作を示すフローチャートである。
符号の説明
1…デジタルカメラ、2…用紙、3…台座、11…撮影レンズ部、12…液晶モニタ、13…シャッタキー、21…光学レンズ装置、22…イメージセンサ、23…メモリ、24…表示装置、25…画像処理装置、26…操作部、27…コンピュータインタフェース部、28…外部記憶IO装置、29…プログラムコード記憶装置、30…CPU、31…メモリカード。

Claims (9)

  1. 任意の場所に撮影対象を置いて撮影した画像を取得する画像取得手段と、
    この画像取得手段によって得られた撮影画像と前記撮影対象を置く前に撮影した画像との差分画像を作成する差分画像作成手段と、
    この差分画像作成手段によって作成された差分画像から前記撮影対象の輪郭情報を抽出する輪郭抽出手段と、
    この輪郭抽出手段によって抽出された輪郭情報に基づいて、当該撮影画像の歪みを補正する画像処理手段と
    を具備したことを特徴とする撮像装置。
  2. 任意の場所に複数の撮影対象を重ね置きしながら連続的に撮影した画像を順次取得する画像取得手段と、
    この画像取得手段によって順次得られ各撮影画像毎にその直前の撮影画像との差分画像を順次作成する差分画像作成手段と、
    この差分画像作成手段によって順次作成され差分画像から新たに置かれた撮影対象の輪郭情報を順次抽出する輪郭抽出手段と、
    この輪郭抽出手段によって抽出された輪郭情報に基づいて、当該撮影画像の歪みを順次補正する画像処理手段と
    を具備したことを特徴とする撮像装置。
  3. 前記画像処理手段によって処理された撮影画像を所定の形式で保存する保存手段を具備したことを特徴とする請求項1または2記載の撮像装置。
  4. 前記保存手段は、前記画像処理手段によって補正できた撮影画像と補正できなかった撮影画像とを別々のフォルダに保存することを特徴とする請求項3記載の撮像装置。
  5. 前記保存手段は、前記画像処理手段によって補正できた撮影画像と補正できなかった撮影画像に個別の識別情報を付して同一のフォルダに保存することを特徴とする請求項3記載の撮像装置。
  6. 任意の場所に撮影対象を置いて撮影した画像を取得する画像取得ステップと、
    この画像取得ステップによって得られた撮影画像と前記撮影対象を置く前に撮影した画像との差分画像を作成する差分画像作成ステップと、
    この差分画像作成ステップによって作成された差分画像から前記撮影対象の輪郭情報を抽出する輪郭抽出ステップと、
    この輪郭抽出ステップによって抽出された輪郭情報に基づいて、当該撮影画像の歪みを補正する画像処理ステップと
    を有することを特徴とする画像処理方法。
  7. 任意の場所に複数の撮影対象を重ね置きしながら連続的に撮影した画像を順次取得する画像取得ステップと、
    この画像取得手段によって順次得られ各撮影画像毎にその直前の撮影画像との差分画像を順次作成する差分画像作成ステップと、
    この差分画像作成手段によって順次作成され差分画像から新たに置かれた撮影対象の輪郭情報を順次抽出する輪郭抽出ステップと、
    この輪郭抽出手段によって抽出された輪郭情報に基づいて、当該撮影画像の歪みを順次補正する画像処理ステップと
    を有することを特徴とする画像処理方法。
  8. 撮像装置に搭載されたコンピュータによって実行されるプログラムであって、
    前記コンピュータに、
    任意の場所に撮影対象を置いて撮影した画像を取得する画像取得機能と、
    この画像取得機能によって得られた撮影画像と前記撮影対象を置く前に撮影した画像との差分画像を作成する差分画像作成機能と、
    この差分画像作成機能によって作成された差分画像から前記撮影対象の輪郭情報を抽出する輪郭抽出機能と、
    この輪郭抽出機能によって抽出された輪郭情報に基づいて、当該撮影画像の歪みを補正する画像処理機能と
    を実現させるためのプログラム。
  9. 撮像装置に搭載されたコンピュータによって実行されるプログラムであって、
    前記コンピュータに、
    任意の場所に複数の撮影対象を重ね置きしながら連続的に撮影した画像を順次取得する画像取得機能と、
    この画像取得手段によって順次得られ各撮影画像毎にその直前の撮影画像との差分画像を順次作成する差分画像作成機能と、
    この差分画像作成手段によって順次作成され差分画像から新たに置かれた撮影対象の輪郭情報を順次抽出する輪郭抽出機能と、
    この輪郭抽出手段によって抽出された輪郭情報に基づいて、当該撮影画像の歪みを順次補正する画像処理機能と
    を実現させるためのプログラム。
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