JP5208382B2 - 酸性染毛料組成物 - Google Patents

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本発明は酸性染毛料組成物に関し、詳しくは特定の毛髪浸透剤と親水性有機溶剤を含有するとともに特定の水溶性増粘剤を配合することにより製剤の安定性等の向上を図った酸性染毛料組成物に関する。
一般に、酸性染料を含有する半永久染毛料として使用される酸性染毛料組成物が知られている。一方、アルカリ剤の働きで酸化染料を毛髪のキューティクル内部に浸透させ、酸化剤でメラニン色素の分解と染料の発色を行わせる酸化染毛剤が知られている。半永久染毛料組成物としての酸性染毛料組成物は、コルテックスのごく浅い部分に染料をイオン結合させて発色させる。そのため、酸性染毛料組成物は、毛髪へのダメージを酸化染毛剤に比べて抑制することができるというメリットがある。その一方、特に染毛力の点で酸化染毛剤より劣るという問題があった。従来より、特許文献1,2に記載されるような酸性染毛料組成物が知られている。各特許文献には、酸性染毛料組成物において、染毛力を向上させるためにエタノール等の低級アルコールやベンジルアルコール等の芳香族アルコールを配合する構成について開示する。また、特許文献1には、酸性染毛料組成物の毛髪からの垂れ落ちを防止するために増粘剤としてのカルボキシビニルポリマーをさらに配合する構成について開示する。同様に特許文献2は、増粘剤として(アクリルアミド/アクリロイルジメチルタウリンNa)コポリマーを配合する構成を採用する。
特開平7−101841号公報 特開2004−43431号公報
ところが、増粘剤としてカルボキシビニルポリマーを使用する場合、毛髪への薬剤の付着性やなじみは良好になるものの、塗布後の毛髪の感触の低下、製剤の安定性の低下等の問題点が存在する。同様に、増粘剤として(アクリルアミド/アクリロイルジメチルタウリンNa)コポリマーを使用する場合も塗布後の毛髪への感触の低下、製剤の安定性の低下等の問題が存在する。
本発明は、本発明者らの鋭意研究の結果、特定の溶剤及び増粘剤を組み合わせて使用することにより、製剤の安定性が良好になるのと同時に、塗布後の毛髪の感触が良好になることを見出したことによりなされたものである。その目的とするところは、製剤の安定性及び塗布後の毛髪の感触を向上させることができる酸性染毛料組成物を提供することにある。
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の酸性染毛料組成物は、(A)酸性染料、(B)親水性の有機溶剤として炭素数1〜3の一価アルコール、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、イソプレングリコール、ヘキシレングリコール、1,3−ブチレングリコール、グリセリン、ジグリセリン、ポリグリセリン、及びジエチレングリコールモノエチルエーテルの中から選ばれる少なくとも一種を0.5〜20質量%、(C)親油性の毛髪浸透剤として炭素数4〜8の一価アルコール、エチレングリコールアルキルエーテル、芳香族アルコール、環状アルコール、炭酸エチレン、及び炭酸プロピレンの中から選ばれる少なくとも一種を0.5〜20質量%並びに(D)アクリル酸ヒドロキシエチル・アクリロイルジメチルタウリン塩共重合体を0.1〜10質量%を含有する。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の酸性染毛料組成物において、前記(C)親油性の毛髪浸透剤の全質量に対し、(B)親水性の有機溶剤の質量比は、0.05〜1.5であることを特徴とする。
本発明によれば、酸性染毛料組成物において、製剤の安定性及び塗布後の毛髪の感触を向上させることができる。
以下、本発明の酸性染毛料組成物を具体化した一実施形態を詳細に説明する。
本発明の酸性染毛料組成物は、(A)酸性染料、(B)親水性の有機溶剤、(C)親油性の毛髪浸透剤、及び水溶性増粘剤として(D)アクリル酸ヒドロキシエチル・アクリロイルジメチルタウリン塩共重合体及びアクリル酸ナトリウム・アクリロイルジメチルタウリン塩共重合体から選ばれる少なくとも1種を含有する。上記(A)〜(D)成分が配合される酸性染毛料組成物を毛髪に塗布することにより、毛髪を染色することができる。
本実施形態において使用される(A)成分としての酸性染料は、毛髪を染色するために配合される。この酸性染料は、反応性がなく、それ自体で発色可能なものを示す。(A)酸性染料の具体例としては、ニトロ染料、アゾ染料、ニトロソ染料、トリフェニルメタン染料、キサンテン染料、キノリン染料、アントラキノン染料、インジゴ染料などが挙げられる。より具体的には、「医薬品等に使用することができるタール色素を定める省令」(昭和41年告示、厚生省)により定められたもの、例えば、赤色2号、赤色3号、赤色102号、赤色104号の(1)、赤色105号の(1)、赤色106号、赤色201号、赤色227号、赤色230号の(1)、赤色230号の(2)、赤色231号、赤色232号、赤色401号、赤色502号、赤色503号、赤色504号、赤色506号、黄色4号、黄色5号、黄色202号の(1)、黄色202号の(2)、黄色203号、黄色402号、黄色403号の(1)、黄色406号、黄色407号、だいだい色205号、だいだい色207号、だいだい色402号、緑色3号、緑色204号、緑色205号、緑色401号、緑色402号、紫色401号、青色1号、青色2号、青色202号、青色203号、青色205号、かっ色201号、黒色401号などが挙げられる。その配合量は、0.01〜5.0質量%が好ましく、さらに好ましくは0.1〜2.0質量%である。(A)酸性染料の配合量が上記の範囲外であっても、本発明の効果は得られるが、0.01質量%未満では染毛効果が弱く、5.0質量%を越えてもそれ以上の染毛効果は向上しにくくなる。
(B)成分である親水性の有機溶剤は、酸性染毛料組成物において、水溶性増粘剤としての(D)成分との相乗効果により製剤の安定性を向上させることができる。また、(D)成分の他、(C)親油性の毛髪浸透剤との相乗効果により、塗布後の毛髪の感触の向上等に寄与する。
本実施形態において使用される(B)親水性の有機溶剤としては、炭素数1〜3の一価アルコール(低級アルコール)、多価アルコールとしてのグリコール類及びグリセリン類、並びにジエチレングリコール低級アルキルエーテル等が挙げられる。具体的には、炭素数1〜3の一価アルコールとしては、メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノールが挙げられる。グリコール類としては、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、イソプレングリコール、ヘキシレングリコール、1,3−ブチレングリコール等が挙げられる。グリセリン類としては、グリセリン、ジグリセリン、ポリグリセリン等が挙げられる。ジエチレングリコール低級アルキルエーテルとしては、ジエチレングリコールモノエチルエーテル(エチルカルビトール)等が挙げられる。酸性染毛料組成物中における(B)親水性の有機溶剤の配合量は、好ましくは0.5〜20質量%、より好ましくは1.0〜15.0質量%である。(B)成分の配合量が0.5質量%未満であると特に製剤の安定性の向上効果が得られない。また、所望の染毛が得られないおそれがある。一方、(B)成分の配合量が20質量%を超えると染毛力を低下させるおそれがある。
(C)成分である親油性の毛髪浸透剤は、酸性染毛料組成物において、(A)酸性染料による染毛力の向上のために配合される。また、(B)成分である親水性の有機溶剤及び水溶性増粘剤である(D)成分との相乗効果により塗布後の毛髪の感触の向上等に寄与する。
本実施形態において使用される(C)親油性の毛髪浸透剤としては、炭素数4〜8の一価アルコール、エチレングリコールアルキルエーテル、芳香族アルコール、環状アルコール、及び低級アルキレンカーボネート等が挙げられる。具体的には、炭素数4〜8の一価アルコールとしては、n−ブタノール、イソブタノール、n−ペンタノール、n−ヘキサノール、n−ヘプタノール、n−オクタノール等が挙げられる。エチレングリコールアルキルエーテルとしては、エチレングリコールモノn−ブチルエーテル等が挙げられる。芳香族アルコールとしては、ベンジルアルコール、2−フェニルエチルアルコール、シンナミルアルコール、フェニルプロパノール、1−フェノキシ−2−プロパノール、フェニルジグリコール、α−メチルベンジルアルコール、ジメチルベンジルカルビノール、ベンジルオキシエタノール、フェノキシエタノール、フェノキシイソプロパノール、p−アニシルアルコール等が挙げられる。環状アルコールとしては、シクロヘキサノール等が挙げられる。低級アルキレンカーボネートとしては、炭酸エチレン、炭酸プロピレン等が挙げられる。酸性染毛料組成物中における(C)親油性の毛髪浸透剤の配合量は、好ましくは0.5〜20質量%、より好ましくは1.0〜15.0質量%である。(C)成分の配合量が0.5質量%未満であると染毛力の低下の他、特に塗布後の毛髪の感触の低下を招くおそれがある。一方、(C)成分の配合量が20質量%を超えると薬剤が毛髪から垂れ落ちるおそれがある。
また、さらなる塗布後の感触の向上や染毛力の向上の観点より(C)親油性の毛髪浸透剤の全質量に対する(B)親水性の有機溶剤の質量比(B/C)を0.05〜1.5の範囲に規定することが好ましい。(C)成分の配合量に対する(B)成分の質量比B/Cが0.2〜1.5の範囲が前記効果の点からより好ましい。さらに好ましくは0.4〜1.5の範囲である。
(D)成分は、水溶性増粘剤として配合される。(B)親水性の有機溶剤との相乗効果により、製剤の安定性の向上に寄与する。また、(B)成分の他、(C)親油性の毛髪浸透剤との相乗効果により、塗布後の毛髪の感触の向上に寄与する。(D)成分は、アクリル酸ヒドロキシエチル(CH2=CHCOOC24OH)とアクリロイルジメチルタウリン塩(CH2=CHCONHC(CH32CH2SO3X)との共重合体、アクリル酸ナトリウム(CH2=CHCOONa)とアクリロイルジメチルタウリン塩との共重合体の少なくとも一種の成分である。Xはナトリウムイオン、カリウムイオン、リチウムイオン等の金属イオン、アンモニウムイオン、水素イオン等の置換基を示す。Xは好ましくはナトリウムイオンである。(D)成分は、市販の成分を使用してもよく、具体的には商品名SIMULGEL NS(Seppic社製)、商品名SIMULGEL EG(Seppic社製)を挙げることができる。
酸性染毛料組成物中における(D)成分の配合量は、好ましくは0.1〜10.0質量%、より好ましくは0.5〜8.0質量%である。(D)成分の含有量が0.1質量%未満であると製剤の不安定化、毛髪からの垂れ落ちを招くおそれがある。また、塗布後の感触の低下を招くおそれがある。一方、10質量%を超えて配合すると毛髪の感触および均染性が低下するおそれがある。
この酸性染毛料組成物には、本願発明の効果を損なわない範囲においてその他の成分として、油性成分、界面活性剤等を配合することができる。
油性成分は、毛髪にうるおい感を付与するという観点から、配合されることが好ましい。油性成分としては、油脂、ロウ類、高級アルコール、高級脂肪酸、エステル類、上記以外のシリコーン類、炭化水素等が挙げられる。
油脂としては、オリーブ油、ローズヒップ油、ツバキ油、シア脂、マカデミアナッツ油、アーモンド油、茶実油、サザンカ油、サフラワー油、ヒマワリ油、大豆油、綿実油、ゴマ油、牛脂、カカオ脂、トウモロコシ油、落花生油、ナタネ油、コメヌカ油、コメ胚芽油、小麦胚芽油、ハトムギ油、ブドウ種子油、アボカド油、カロット油、マカダミアナッツ油、ヒマシ油、アマニ油、ヤシ油、ミンク油、卵黄油等が挙げられる。ロウ類としては、ミツロウ、キャンデリラロウ、カルナウバロウ、ホホバ油、ラノリン等が挙げられる。
高級アルコールとしては、ラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、セチルアルコール(セタノール)、ステアリルアルコール、セトステアリルアルコール、アラキルアルコール、ベヘニルアルコール、2−ヘキシルデカノール、イソステアリルアルコール、2−オクチルドデカノール、デシルテトラデカノール、オレイルアルコール、リノレイルアルコール、リノレニルアルコール、ラノリンアルコール等が挙げられる。高級脂肪酸としては、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘニン酸、イソステアリン酸、ヒドロキシステアリン酸、12−ヒドロキシステアリン酸、オレイン酸、ウンデシレン酸、リノール酸、リシノール酸、ラノリン脂肪酸等が挙げられる。
エステル類としては、アジピン酸ジイソプロピル、アジピン酸ジイソブチル、アジピン酸ジオクチル、アジピン酸−2−ヘキシルデシル、アジピン酸ジイソステアリル、ミリスチン酸イソプロピル、オクタン酸セチル、イソオクタン酸セチル、イソノナン酸イソノニル、イソノナン酸イソデシル、イソノナン酸イソトリデシル、セバシン酸ジイソプロピル、ミリスチン酸オクチルドデシル、パルミチン酸イソプロピル、ステアリン酸ブチル、ステアリン酸ステアリル、ラウリン酸ヘキシル、ミリスチン酸ミリスチル、オレイン酸デシル、ジメチルオクタン酸ヘキシルデシル、ミリスチン酸トリイソデシル、ミリスチン酸イソステアリル、パルミチン酸2−エチルへキシル、リシノール酸オクチルドデシル、脂肪酸(C10−30)(コレステリル/ラノステリル)、乳酸ラウリル、乳酸セチル、乳酸ミリスチル、乳酸オクチルドデシル、酢酸ラノリン、ステアリン酸イソセチル、イソステアリン酸イソセチル、12−ヒドロキシステアリン酸コレステリル、ジ−2−エチルヘキサン酸エチレングリコール、ジペンタエリスリトール脂肪酸エステル、モノイソステアリン酸N−アルキルグリコール、カプリン酸セチル、トリカプリル酸グリセリル、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、リンゴ酸ジイソステアリル、ラノリン誘導体等が挙げられる。
シリコーン類としては、ジメチルポリシロキサン(ジメチコン)、メチルフェニルポリシロキサン、末端水酸基変性ジメチルポリシロキサン、脂肪酸変性ポリシロキサン、アミノ変性シリコーン、アルコール変性シリコーン、グリセリン変性シリコーン、脂肪族アルコール変性ポリシロキサン、エポキシ変性シリコーン、フッ素変性シリコーン、環状シリコーン、アルキル変性シリコーン、ポリエーテル変性シリコーン等が挙げられる。これらのシリコーン類の中で、ジメチコンが塗布後の毛髪の感触向上の観点より好ましい。
炭化水素としては、α−オレフィンオリゴマー、軽質イソパラフィン、軽質流動イソパラフィン、流動イソパラフィン、流動パラフィン、スクワラン、ポリブテン、パラフィン、ポリエチレン末、マイクロクリスタリンワックス、ワセリン等が挙げられる。これらの油性成分は単独で配合してもよく、二種以上を組み合わせて配合してもよい。
界面活性剤は、乳化剤又は可溶化剤として酸性染毛料組成物の安定性を保持するために配合されることが好ましい。界面活性剤としては、非イオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤及び両性界面活性剤が挙げられる。
非イオン性界面活性剤の具体例としては、エーテル型非イオン性界面活性剤、エステル型非イオン性界面活性剤等が挙げられる。エーテル型非イオン性界面活性剤の具体例としては、ポリオキシエチレン(以下、POEという。)セチルエーテル、POEステアリルエーテル、POEベヘニルエーテル、POEオレイルエーテル、POEラウリルエーテル、POEオクチルドデシルエーテル、POEヘキシルデシルエーテル、POEイソステアリルエーテル、POEノニルフェニルエーテル、POEオクチルフェニルエーテル等が挙げられる。
エステル型非イオン性界面活性剤の具体例としては、モノオレイン酸POEソルビタン、モノステアリン酸POEソルビタン、モノパルミチン酸POEソルビタン、モノラウリン酸POEソルビタン、トリオレイン酸POEソルビタン、モノステアリン酸POEグリセリン、モノミリスチン酸POEグリセリン、テトラオレイン酸POEソルビット、ヘキサステアリン酸POEソルビット、モノラウリン酸POEソルビット、POEソルビットミツロウ、モノオレイン酸ポリエチレングリコール、モノステアリン酸ポリエチレングリコール、モノラウリン酸ポリエチレングリコール、親油型モノオレイン酸グリセリン、親油型モノステアリン酸グリセリン、自己乳化型モノステアリン酸グリセリン、モノオレイン酸ソルビタン、セスキオレイン酸ソルビタン、トリオレイン酸ソルビタン、モノステアリン酸ソルビタン、モノパルミチン酸ソルビタン、モノラウリン酸ソルビタン、ショ糖脂肪酸エステル、モノラウリン酸デカグリセリル、モノステアリン酸デカグリセリル、モノオレイン酸デカグリセリル、モノミリスチン酸デカグリセリル等が挙げられる。
カチオン性界面活性剤としては、塩化ラウリルトリメチルアンモニウム、塩化セチルトリメチルアンモニウム、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化アルキルトリメチルアンモニウム、塩化ジステアリルジメチルアンモニウム、臭化セチルトリメチルアンモニウム、臭化ステアリルトリメチルアンモニウム、エチル硫酸ラノリン脂肪酸アミノプロピルエチルジメチルアンモニウム、ステアリルトリメチルアンモニウムサッカリン、セチルトリメチルアンモニウムサッカリン、メチル硫酸ベヘニルトリメチルアンモニウム等が挙げられる。
アニオン性界面活性剤としては、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸トリエタノールアミン等のアルキル硫酸エステル塩、POEラウリルエーテル硫酸ナトリウム等のアルキルエーテル硫酸エステル塩、ステアロイルメチルタウリンナトリウム、ドデシルベンゼンスルホン酸トリエタノールアミン、テトラデセンスルホン酸ナトリウム、POEラウリルエーテルリン酸及びその塩、N−ラウロイルグルタミン酸塩類、N−ラウロイルメチル−β−アラニン塩類等が挙げられる。
両性界面活性剤としては、2−ウンデシル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタインナトリウム、ココアミドプロピルベタイン、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン等が挙げられる。
染毛力及び染色堅牢性を向上させるためにpH調整剤として酸を配合することが好ましい。酸の具体例としては、無機酸及び有機酸が挙げられる。無機酸としては塩酸、硫酸、硝酸、酢酸、リン酸等が挙げられる。有機酸としてはレブリン酸、乳酸、グリコール酸、クエン酸、ピロリドンカルボン酸等が挙げられる。なお、本実施形態における酸性染毛料組成物のpHは、使用する(A)酸性染料の種類により適宜設定され、好ましくは1〜5、より好ましくは2〜4.5に調節される。pHが1より低い場合には頭髪や頭皮を傷めるおそれがある。一方、pHが5より高い場合には、(A)酸性染料による染毛効果が低下する可能性がある。
さらに、その他の成分としてソルビトール、マルトース等の糖類、カルボキシビニルポリマー、アラビアガム、カラヤガム、トラガントガム、アルギン酸ナトリウム、キサンタンガム、セルロース誘導体、架橋ポリアクリル酸、ポリ塩化ジメチルメチレンピペリジニウム等の水溶性高分子化合物、パラベン等の防腐剤、EDTA−2Na等のキレート剤、フェナセチン、8−ヒドロキシキノリン、アセトアニリド、ピロリン酸ナトリウム、バルビツール酸、尿酸、タンニン酸等の安定剤、植物抽出物、生薬抽出物、ビタミン類、香料、紫外線吸収剤等が挙げられる。また「医薬部外品原料規格」(1991年6月発行、薬事日報社)に収載されるものから選ばれる少なくとも一種を配合してもよい。本実施形態の酸性染毛料組成物は、毛髪に塗布することにより酸性染毛料組成物として好適に使用することができる。
本実施形態の酸性染毛料組成物によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)本実施形態では、酸性染毛料組成物において水溶性増粘剤として、(D)アクリル酸ヒドロキシエチル・アクリロイルジメチルタウリン塩共重合体及びアクリル酸ナトリウム・アクリロイルジメチルタウリン塩共重合体から選ばれる少なくとも1種を配合した。したがって、(B)親水性の有機溶剤との相乗効果により、製剤の安定性を向上させることができる。また、(B)成分の他、(C)親油性の毛髪浸透剤との相乗効果により、塗布後の毛髪の感触を向上させることができる。また、染毛力を向上させることができるとともに、毛髪からの垂れ落ちを抑制する効果も向上させることができる。
(2)本実施形態では、酸性染毛料組成物において溶剤として、(B)親水性の有機溶剤を配合した。したがって、(D)成分である特定の水溶性増粘剤との相乗効果により製剤の安定性を向上させることができる。また、(D)成分の他、(C)親油性の毛髪浸透剤との相乗効果により塗布後の毛髪の感触の向上に寄与する。さらに、均染性を向上させることができる。
(3)本実施形態では、酸性染毛料組成物において溶剤として、(C)親油性の毛髪浸透剤を配合した。したがって、(B)成分である親水性の有機溶剤との相乗効果によって、均染性を向上させることができる。(B)成分である親水性の有機溶剤及び水溶性増粘剤である(D)成分との相乗効果により塗布後の毛髪の感触を向上させることができる。また、(A)酸性染料による染毛力を向上させることができる。
(4)本実施形態では、酸性染毛料組成物において、好ましくは(C)親油性の毛髪浸透剤の全質量に対し、(B)親水性の有機溶剤の質量比(B/C)が、0.05〜1.5となるように配合した。したがって、さらに塗布後の感触や染毛力を向上させることができる。また、さらに製剤の安定性、均染性を向上させることができる。
(5)本実施形態では、酸性染毛料組成物においてシリコーン類として、好ましくはジメチコンを配合した。したがって、ジメチコンを配合することにより、さらに塗布後の毛髪の感触を向上させることができる。
(6)本実施形態では、酸性染毛料組成物において水溶性増粘剤として、(D)成分以外にさらにカルボキシビニルポリマーが好ましく配合される。したがって、(D)成分である特定の水溶性増粘剤との相乗効果により、製剤の安定性をより向上させることができるとともに(D)成分の配合量を減少させることができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・上記実施形態の酸性染毛料組成物の剤型は、水溶液、分散液、乳化液、ゲル状、フォーム状、クリーム状等特に限定されない。毛髪への塗布方法は、特に限定されずコーム又は刷毛を用いた塗布方法、手櫛による塗布方法、スプレー(噴霧)による塗布方法等を使用することができる。
・上記実施形態において、(A)成分としての酸性染料を用いた染毛方法は特に限定されず、一回の塗布染色作業により染毛する方法であってもよく、また、アニオン界面活性剤を用いて乳化、クリーム状にしたカラートリートメントであって、繰り返しの塗布染色作業により徐々に染毛する徐染性の染毛料に適用してもよい。
・上記実施形態において、酸性染毛料組成物を構成する上記(A)〜(D)の各成分を全て配合する1剤式として構成した。しかしながら、各成分を分離して複数剤式に構成し、使用直前にそれらを混合するよう構成してもよい。
次に、実施例及び比較例を挙げて前記実施形態をさらに具体的に説明する。
(実施例1〜28、参考例2、比較例1〜4)酸性染毛料組成物
表1〜4に示される各成分を混合して実施例1〜28、参考例2、比較例1〜4の酸性染毛料組成物を調製した。得られた酸性染毛料組成物を毛束に刷毛を用いて塗布し、45℃で10分放置し、更に室温で10分放置した後、通常のシャンプーにて洗浄し、次いで乾燥させることにより酸性染毛処理毛束とした。かかる酸性染毛処理毛束について、染毛力、製剤の垂れ落ち、均染性、製剤の安定性、塗布後の毛髪の感触について評価を行った。それらの評価結果を表1〜4に示す。なお、表1〜4における各成分の配合を示す数値の単位は質量%である。
<染毛力>
各実施例、参考例及び比較例の酸性染毛処理毛束について、パネラーが目視にて発色度合いを評価することにより、発色が特に優れる:5、発色が優れる:4、発色が良好:3、発色がやや悪い:2、発色が悪い:1とし、染毛力の評価結果とした。
<製剤の垂れ落ち>
各実施例、参考例及び比較例の酸性染毛処理毛束について、パネラーが目視にて垂れ落ち度合いを評価することにより、製剤の垂れ落ちがない:5、製剤の垂れ落ちがほとんどない:4、製剤の垂れ落ちが少ない:3、製剤の垂れ落ちがやや多い:2、製剤の垂れ落ちが多い:1とし、製剤の垂れ落ちの評価結果とした。
<均染性>
各実施例、参考例及び比較例の酸性染毛処理毛束について、パネラーが目視にて均染性を評価することにより、均染性が特に優れる:5、均染性が優れる:4、均染性が良好:3、均染性がやや悪い:2、均染性が悪い:1とし、均染性の評価結果とした。
<製剤の安定性>
酸性染毛料組成物の調製後、40℃で1ヶ月保存してから、溶剤や増粘剤などの分離の有無を目視で評価した。溶剤などの分離や増粘剤などの有無を目視で評価した。分離、凝集等が全く認められない:5、分離、凝集等がほとんど認められない:4、分離又は凝集等がわずかに認められる:3、分離、凝集等が少なからず認められる:2、分離、凝集等が認められる:1とし、製剤の安定性の評価結果とした。
<毛髪の感触>
各実施例、参考例及び比較例の酸性染毛処理毛束について、パネラーが手で触れることにより、感触が特に優れる:5、感触が優れる:4、感触が良好:3、感触がやや悪い:2、感触が悪い:1とし、感触の評価結果とした。
Figure 0005208382
Figure 0005208382
Figure 0005208382
Figure 0005208382
表1〜4に示されるように、各実施例における(B)〜(D)成分が配合される場合、各評価項目において良好な結果が得られることが示された。
また、表4に示されるように(C)親油性の毛髪浸透剤の配合量に対し、(B)親水性の有機溶剤の質量比が、0.05〜1.5となるように配合することによって、さらに塗布後の感触、製剤の安定性、均染性を向上させることができる。一方、表1の比較例4に示されるように、溶剤である(B)成分が配合されない場合、毛髪の感触が悪く、製剤の安定性や均染性も低下することが確認された。また、(C)成分と(D)成分との相溶性に欠けるため、経時的に分離が認められた。それにより、毛髪に均一に付着せず、均染性に欠けるものと思料される。比較例3の溶剤である(C)成分が配合されない場合、安定性は十分であるが、均染性や染毛力も低下することが確認される。また、さっぱりしすぎてきしみを感じ、毛髪の感触が悪い結果となった。比較例1,2の水溶性増粘剤である(D)成分が配合されない場合、毛髪の感触、製剤の安定性や染毛力が低下することが確認される。また、比較例1に示されるアクリル酸アミド/アクリロイルジメチルタウリンナトリウム共重合体を用いたものは、主鎖中に末端アミド基を有することから、アニオン性である酸性染料との相互作用により、毛髪への浸透を阻害し、所望の染毛力が得られないものと思料される。比較例2に示されるカルボキシビニルポリマーを用いたものは、高分子主鎖がアニオン性であるため染毛力への影響は少ないものの垂れ落ちが多く、特に感触が低下する結果となった。一方、本願(D)成分は、酸性染料に対し、相互作用を及ぼしにくいイオン性を有するため所望の染毛力を低下させないものと思料される。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想について、それらの効果とともに以下に追記する。
(a)前記酸性染毛料組成物は、(A)〜(D)成分にさらにジメチコンを配合することを特徴とする酸性染毛料組成物。したがって、この(a)の発明によれば、さらに塗布後の毛髪の感触を向上させることができる。
(b)前記酸性染毛料組成物は、(A)〜(D)成分にさらにカルボキシビニルポリマーを配合することを特徴とする酸性染毛料組成物。したがって、この(b)の発明によれば、さらに製剤の安定性を向上させることができるため、(D)成分の配合量を減少させることができる。

Claims (2)

  1. 下記(A)〜(D)を含有することを特徴とする酸性染毛料組成物。
    (A)酸性染料、(B)親水性の有機溶剤として炭素数1〜3の一価アルコール、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、イソプレングリコール、ヘキシレングリコール、1,3−ブチレングリコール、グリセリン、ジグリセリン、ポリグリセリン、及びジエチレングリコールモノエチルエーテルの中から選ばれる少なくとも一種を0.5〜20質量%、(C)親油性の毛髪浸透剤として炭素数4〜8の一価アルコール、エチレングリコールアルキルエーテル、芳香族アルコール、環状アルコール、炭酸エチレン、及び炭酸プロピレンの中から選ばれる少なくとも一種を0.5〜20質量%並びに(D)アクリル酸ヒドロキシエチル・アクリロイルジメチルタウリン塩共重合体を0.1〜10質量%
  2. 前記(C)親油性の毛髪浸透剤の全質量に対し、(B)親水性の有機溶剤の質量比は、0.05〜1.5であることを特徴とする請求項1記載の酸性染毛料組成物。
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