JP5207225B2 - エレベータシステムの伝送制御装置 - Google Patents

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本発明は、かごが上下移動する昇降路内にかご以外にこのかごの動作を制御する制御装置が組込まれたエレベータシステムに係わり、特に制御装置と各階の乗場呼び登録装置とをシリアル伝送ラインで接続するエレベータシステムの伝送制御装置に関する。
昇降路内にかごの他に、当該かごを上下方向に移動制御する制御装置が組込まれたエレベータシステムが実用化されている(特許文献1参照)。このようなエレベータシステムは、例えば図7(a)に示すように構成されている。図示しない建屋に形成された昇降路1内において、この昇降路1の天井に一端2が固定された主ロープ3は、釣合錘4に取付られたシーブ5、昇降路1内の壁に固定された巻上機6、かご7に取付られたシーブ8、9を介して、他端10が昇降路1の天井に固定されている。さらに、昇降路1内の天井近傍の最上階位置に、制御装置11が取付られている。制御装置11が巻上機6を回転制御することによって、かご7を任意の階へ移動させることが可能である。
図8(a)に示すように、各階のエレベータホールのエレベータのドア12近傍の壁には乗場呼び登録装置13が取付られている。この乗場呼び登録装置13には、図8(b)に示すように、上下方向の呼びボタン14と、かご7の現在位置(階)と移動方向とをドットマトリックス表示する表示器15とが設けられている。
また、制御装置11が昇降路1内に設けられた最上階の乗場呼び登録装置13は図8(c)に示すように、壁に対して回動自在に設けられ、壁内には、乗場呼び登録装置13を回動させることによって、操作部16と表示器17が露出するメンテナンス装置18が埋込まれている。このメンテナンス装置18は、エレベータの運転モードを点検運転に切り替えるスイッチ、ドアを開閉するスイッチ、エレベータの主電源を切るスイッチ等が組込まれ、エレベータの保守員がこのエレベータシステムに対してかご7が正常に移動することを確認したり、制御装置11におけるエレベータ制御を変更したり、地震発生時に停止したエレベータのかご7を手動操作で移動させるときに使用する。
また、図7(a)に示すよぅに、建屋の管理室内にはエレベータシステムの動作を常時監視する監視装置19が設けられている。さらに、かご7内には、かご呼び登録装置20が設けられている。このかご呼び登録装置20には、図7(b)に示すように、複数の行き先階ボタン21と、かご7の現在位置(階)と移動方向とをドットマトリックス表示する表示器22と、緊急時のインタホン23が設けられている。
図9は、このように構成されたエレベータシステムにおける制御装置11と各部13、18、19、20との間で各種の情報を送受信する伝送制御装置の概略構成図である。
かご7内のかご呼び登録装置20はテールコード24で制御装置11に接続され、制御装置11とかご呼び登録装置20とはシリアル伝送ラインでもって情報の送受信を行う。また、監視装置19とメンテナンス装置18と他のエレベータ号機の制御装置11aと制御装置11とを信号線25で直列接続して、制御装置11は、監視装置19とメンテナンス装置18と他の制御装置11aとの間でシリアル伝送ラインでもって各種情報の送受信を行う。さらに、制御装置11と各階の乗場呼び登録装置13を信号線26で直列接続して、制御装置11は、各乗場呼び登録装置13との間でシリアル伝送ラインでもって各種情報の送受信を行う。
このように、制御装置11は、各乗場呼び登録装置13、かご呼び登録装置20、メンテナンス装置18、監視装置19との間でそれぞれ、シリアル伝送ラインを構築して、このシリアル伝送ラインでもって各種の情報を送受信することによって、制御装置11と各装置13、18、19とを接続する信号線25、26の本数を削減でき、伝送制御装置の簡素化を図ることが可能である。
また、メンテナンス装置18を用いることによって、保守員によるエレベータシステムに対するメンテナンス作業の簡素化を図ることが可能となる。
特開2004―161433号公報
しかしながら図9に示すエレベータシステムの伝送制御装置においても、まだ解消すべき次のような課題があった。
すなわち、各階のエレベータホールに設けられた各乗場呼び登録装置13は、このエレベータシステムの制御装置11が「通常運転モード」でエレベータの運転を実施している期間においてのみ、エレベータホールにいる利用者の上下方向の呼びボタン14のボタン操作を受付けると共に、表示器15にかご7の現在位置を表示すればよい。したがって、信号線26を含むシリアル伝送ラインとしては、特に電源バックアップされたシリアル伝送ラインを用いる必要はない。
しかし、メンテナンス装置18は、例えば停電発生時等において、利用者がかご7内に閉じこめられてしまった場合におけるバッテリ等のバックアップ電源を用いたエレベータの救出運転にも使用される。したがって、信号線25を含むシリアル伝送ラインとしては、電源バックアップされたシリアル伝送ラインを用いる必要がある。
その結果、互いに近接配設された最上階の乗場呼び登録装置13とメンテナンス装置18を一つのシリアル伝送ラインに組込むことができなかった。そのために、伝送制御装置のより一層の簡素化を図ることができなかった。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、互いに近接配設された特定階の乗場呼び登録装置とメンテナンス装置を電源バックアップ回路で電源バックアップされた一つのシリアル伝送ラインに組込むことによって、メンテナンス装置が必要とする機能を十分に確保した上で、隣接の乗場呼び登録装置とのシリアル伝送ラインを統合でき、伝送制御装置のより一層の簡素化を図ることができ、かつ特定階の乗場呼び登録装置と他の階の乗場呼び登録装置とを個別に制御できるエレベータシステムの伝送制御装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、建屋の複数階のエレベータホールに乗場呼び登録装置を設置し、建屋に形成された昇降路内に、上下移動するかご、及び各乗場呼び登録装置からの呼びに応じて前記かごを移動制御する制御装置を設け、さらに、建屋の特定階にメンテナンス装置を設けたエレベータシステムの伝送制御装置において、
制御装置と特定階を除く各階の乗場呼び登録装置との間で各種情報をシリアル伝送する第1のシリアル伝送ラインと、制御装置と、特定階の乗場呼び登録装置との間及びメンテナンス装置との間でそれぞれ各種情報をシリアル伝送する第2のシリアル伝送ラインと、電源遮断時においても第2のシリアル伝送ラインを介して特定階の乗場呼び登録装置及びメンテナンス装置に対して駆動電源を供給する電源バックアップ回路と、第1のシリアル伝送ラインの伝送周期を検出する伝送周期検出部と、第2のシリアル伝送ラインの伝送周期を伝送周期検出部で検出された第1のシリアル伝送ラインの伝送周期に一致させる伝送周期調整手段とを備えている。
このように構成されたエレベータシステムの伝送制御装置においては、制御装置と、特定階の乗場呼び登録装置との間及びメンテナンス装置との間を接続する第2のシリアル伝送ラインは電源バックアップ回路で電源バックアップされているので、メンテナンス装置の機能が損なわれることはない。したがって、伝送制御装置のより一層の簡素化を図ることができる。
また、特定階の乗場呼び登録装置と他の階の乗場呼び登録装置とは異なるシリアル伝
送ラインで制御装置に接続されているので、制御装置は両者を個別に制御可能である。さらに、第1、第2のシリアル伝送ラインの伝送周期は等しいので、特定階の乗場呼び登録装置のかごの現在位置表示タイミングが他の階の乗場呼び登録装置の表示タイミングに対してずれることはない。
また別の発明は、上述した発明におけるエレベータシステムの伝送制御装置において、特定階の乗場呼び登録装置は、第2のシリアル伝送ラインを介して受信した制御装置からの情報を自己の表示器へ表示出力するとともに、メンテナンス装置から出力された表示情報を前記自己の表示器へ表示出力する表示器共用手段を備えている。
このような構成においては、特定階の乗場呼び登録装置は制御装置がエレベータの「通常運転時」においては、かごの現在位置(階)を表示し、エレベータの「メンテナンス時」においてはメンテナンス装置からの表示情報を表示する。したがって、メンテナンス装置は表示器を設ける必要がないので、伝送制御装置の製造費を削減できる。
また別の発明は、上述した発明におけるエレベータシステムの伝送制御装置において、第2のシリアル伝送ラインの調整後の伝送周期は、特定階以外の各乗場呼び登録装置の登録装置用期間と同一の特定階の乗場呼び登録装置の登録装置用期間と、少なくともこの登録装置用期間の3倍以上のメンテナンス用期間とで構成され、メンテナンス装置は、メンテナンス操作に応動して、このメンテナンス操作の操作データをメンテナンス用期間に複数回繰り返し設定する重複送信手段を有する。このような構成においては、操作者がメンテナンス装置に操作入力された操作データは、3回以上繰返し送信されるので伝送制御装置のメンテナンスの信頼性を向上できる。
また別の発明は、上述した発明におけるエレベータシステムの伝送制御装置において
メンテナンス装置は、制御装置に対する制御プログラムの転送指示操作に応じて、制御プログラムを分割して、伝送周期が経過する毎に、メンテナンス用期間一杯に順次設定していく制御プログラム転送手段を有する。
また、別の発明においては、前記制御装置は、制御プログラムの受信期間中において、前記第1のシリアル伝送ラインにおける各登録装置用期間にプログラム転送中の表示指令を設定するメンテナンス状態表示手段を備えている。
このような構成においては、メンテナンス装置から制御プログラムを制御装置へ転送するとき、制御プログラムは分割されて送信される。そして、この制御プログラムを伝送期間中においては、特定階以外の各階の各乗場呼び登録装置の表示部にはプログラム転送中のメッセージが表示される。
本発明においては、メンテナンス装置が必要とする機能を十分に確保した上で、メンテナンス装置は、隣接の乗場呼び登録装置とシリアル伝送ラインを統合でき、伝送制御装置のより一層の簡素化を図ることができ、かつ隣接の乗場呼び登録装置と他の階の乗場呼び登録装置とを個別に制御でき、エレベータの利用者に対するサービスを向上できる。
以下、本発明の一実施形態を図面を用いて説明する。
図1は本発明の一実施形態に係わるエレベータシステムの伝送制御装置の概略構成図である。また、図3は同伝送制御装置の詳細ブロック構成図である。図9の従来のエレベータシステムの伝送制御装置と同一部分には、同一符号を付して重複する部分の詳細説明を省略する。また、エレベータシステムの全体図は図7(a)に示した全体図とほぼ同一であるので説明を省略する。
本発明の実施形態に係わるエレベータシステムの伝送制御装置においては、特定階である最上階以外の各階のエレベータホールに設けられた各乗場呼び登録装置13は信号線31でエレベータの動作を制御する制御装置30に接続され、制御装置30と各乗場呼び登録装置13とは図3に示す第1のシリアル伝送ライン制御部35と信号線31とで構成された第1のシリアル伝送ライン35aでもって乗場呼びやかご7の現在位置(階)の情報の送受信を行う。
また、特定階としての最上階のエレベータホールに設けられた乗場呼び登録装置13a及びメンテナンス装置33は信号線32で制御装置30に接続され、制御装置30と特定階の乗場呼び登録装置13aとメンテナンス装置33とは図3に示す第2シリアル伝送ライン制御部37と信号線32とで構成された第2のシリアル伝送ライン37aでもって乗場呼びやかご7の現在位置(階)の情報及びメンテナンス情報の送受信を行う。
また、監視装置19と他のエレベータ号機の制御装置30aとは信号線34で制御装置30に直列接続されている。そして、制御装置30と、監視装置19及び他の号機の制御装置30とは図3に示す第3のシリアル伝送ライン制御部36と信号線34とで形成された第3シリアル伝送ライン36aでもって、監視情報等の各種の情報の送受信を行う。
さらに、かご7内のかご呼び登録装置20はテールコード24で制御装置30に接続され、制御装置30とかご呼び登録装置20とは図3に示す第4シリアル伝送ライン制御部38とテールコード24とで構成された第4のシリアル伝送ライン38aでもってかご7の行き先階やかご7の現在位置(階)の情報の送受信を行う。
また、図2(a)に示すように、特定階としての最上階のエレベータホールに設けられた乗場呼び登録装置13aは、壁に対して回動自在に設けられ、壁内には、乗場呼び登録装置13aを回動させることによって、操作部16が露出するメンテナンス装置33が埋込まれている。このメンテナンス装置33には、図7(c)に示す表示部17は設けられていない。そして、メンテナンス実行過程で、操作指示や制御装置30から第2のシリアル伝送ライン37aを介した応答情報は隣接する乗場呼び登録装置13aの表示器15aに表示する。
したがって、乗場呼び登録装置13aの表示器15aは、通常運転時に、自己の乗場呼び登録装置13aが本来表示すべきかご7の現在位置(階)を表示するとともに、メンテナンス時にメンテナンスに必要な情報を表示する共用の表示器15aを構成する。
また、メンテナンス装置33は、重複送信部52と、このメンテナンス装置33に臨時に信号ケーブルを介して接続されたPC(パーソナル・コンピュータ)54から読取った制御プログラムを第2のシリアル伝送ライン37aを介しで制御装置30へ転送するプログラム転送部53が設けられている。
コンピュータ等の情報処理装置からなる制御装置30内には、制御プログラム42、及び制御パラメータ43が記憶されている。さらに、この制御装置30内には、外部の交流電源49から供給される交流電力をそのまま巻上機6の駆動制御部48へ供給されると共に、DC5Vの駆動電圧を供給する電源回路50と、停電発生時に、各部にバックアップ電源を供給する充電装置51が設けられている。
そして、停電発生時に、この充電装置51からバックアップ電源が第2のシリアル伝送ライン37aを介して、メンテナンス装置33及び乗場呼び登録装置13aに供給される。
したがって、停電発生時においても、メンテナンス装置33及び乗場呼び登録装置13aは、正常にメンテナンス処理を実施でき、エレベータシステムの伝送制御装置の信頼性を向上できる。
さらに、制御装置30内には、このエレベータシステムが正常状態時に、各階の乗場呼び登録装置13,13aからの「及び」、及びかご呼び登録装置20からのかご7の移動階を指定した「呼び」を抽出する通常運転部45が設けられている。さらに、メンテナンス装置33からのメンテナンス指示を実際に実行するメンテナンス運転部46が設けられている。
そして、呼び制御部47は、通常運転部45から入力された「呼び」が指定する階へかご7を移動させる指令を駆動制御部48へ送出する。駆動制御部48は巻上機6を駆動して、かご7を指定階へ移動させる。
また、通信部44は、通常運転部45、メンテナンス運転部46、呼び制御部47と、第1、第2、第3、第4の各シリアル伝送ラインとを切換接続する。
次に、第1のシリアル伝送ライン35aと第2のシリアル伝送ライン37aにおける伝送フレームを図4を用いて説明する。
第1のシリアル伝送ライン35aの伝送フレーム35bには、特定階である最上階以外の各階の乗場呼び登録装置13に割当られた複数の登録装置用期間35cが形成されている。そして、この第1のシリアル伝送ライン35aの伝送フレーム35bの伝送周期はT1である。したがって、各階の乗場呼び登録装置13は伝送周期T1でもって制御装置30と各種の情報を送受信する。そして、この第1のシリアル伝送ライン35aにおける伝送周期T1は、図3で示した伝送周期検出部39で検出されて、伝送周期調節部40へ送出する。
第2のシリアル伝送ライン37aの伝送フレーム37bには、特定階である最上階の乗場呼び登録装置13aに割当られた1個の登録装置用期間37c、及びこの登録装置用期間37cの3倍以上のメンテナンス用期間37dが形成されている。
エレベータの通常運転時には、メンテナンス装置33は稼働していないので、メンテナンス用期間37dには情報は書込まれない。登録装置用期間37cには、最上階の乗場呼び登録装置13aと制御装置30との間で送受信される「呼び」や「かご現在位置」等の情報が書込まれる。
この第2のシリアル伝送ライン37aにおける伝送フレーム37bの伝送周期T2は、伝送周期調節部40でもって第1のシリアル伝送ライン35aにおける伝送周期T1に一致するように調整されている。したがって、特定階の乗場呼び登録装置13aのかご7の現在位置表示タイミングが他の階の乗場呼び登録装置13の表示タイミングに対してずれることはない。
また、エレベータのメンテナンス時には、伝送フレーム37bのメンテナンス用期間37dには、メンテナンス装置33の重複送信部52の自動制御により、操作者(保守員)よるメンテナンス操作に応動して、このメンテナンス操作の操作データ37eをメンテナンス用期間37dに3回以上繰り返し設定する。このように操作データ37eをメンテナンス用期間37dに3回以上繰り返し設定することによって、操作者(保守員)にてメンテナンス装置33に操作入力された操作データ37eは、3回以上繰返し制御装置30へ送信されるので伝送制御装置の信頼性を向上できる。
また、エレベータのメンテナンス時には、制御装置30はメンテナンス操作の応答をこの特定階の乗場呼び登録装置13aの登録装置用期間37cに書込むことによって、応答を特定階の乗場呼び登録装置13aの表示器15aに表示させることも可能である。
また、エレベータのメンテナンス時に、このメンテナンス装置33からプログラム転送部53にて制御プログラムを制御装置30へ自動転送する場合は、制御プログラムを分割して、伝送周期T1が経過する毎に、メンテナンス用期間37d一杯に分割された制御プログラム37gを次設定していく。
制御装置30は、制御プログラムの受信期間中において、第1のシリアル伝送ライン35aの伝送フレーム35bの各登録装置用期間35cにプログラム転送中の表示指令を設定する。また、メンテナンス期間中においても、第1のシリアル伝送ライン35aの伝送フレーム35bの各登録装置用期間35cにメンテナンス中の表示指令を設定する。
このようなメンテナンス実施期中においては、特定階以外の各乗場呼び登録装置13の表示器15にはプログラム転送中又はメンテナンス中のメッセージが表示されるので、利用客に対するサービスを向上できる。
次に、制御装置30の全体動作を図5の流れ図を用いて説明する。通常運転モード時において、第1、第2、第4のシリアル伝送ライン35a,37a、38aを介して行き先階を指定した「呼び」が入力すると(ステップS1)、この「呼び」に応答するかご7を決定する呼び処理を行い(S2)、決定したかご7に対する駆動制御処理を実行する(S3)。
第2のシリアル伝送ライン37aを介して、メンテナンス装置33からメンテナンス開始指示が入力されると(S4)、メンテナンス運転部46を起動して、メンテナンスモード設定し、第1のシリアル伝送ライン35aを介して、特定階以外の各乗場呼び登録装置13の表示器15にメンテナンス中のメッセージを表示させる(S5)。
そして、第2のシリアル伝送ライン37aを介して、メンテナンス装置33からかご7の移動指令が入力すると(S6)、かご7を指定方向へ移動させる(S7)。また、第2のシリアル伝送ライン37aを介して、メンテナンス装置33から制御プログラムが入力されると(S8)、記憶部41に記憶されている制御プログラム42を入力した制御プログラムで更新する(S9)。なお、制御プログラムの受信、更新期間中においては、第1のシリアル伝送ライン35aを介して、特定階以外の各乗場呼び登録装置13の表示器15に制御プログラムの受信、更新中のメッセージを表示させる。
同様に、第2のシリアル伝送ライン37aを介して、メンテナンス装置33から制御パラメータが入力されると(S10)、記憶部41に記憶されている制御パラメータ43を入力した制御パラメータで更新する(S11)。
そして、第2のシリアル伝送ライン37aを介して、メンテナンス装置33からメンテナンス終了指示が入力されると(S12)、メンテナンス運転部46を停止して、メンテナンスモードを解除する(S13)。
次に、メンテナンス装置33の動作を図6の流れ図を用いて説明する。
操作者(保守員)が操作部16でメンテナンスの開始操作を実施すると(ステップQ1)、第2のシリアル伝送ライン37aの伝送フレーム37bの自己のメンテナンス用期間37c内に、開始操作データを3回繰り返し書込む(Q2)。操作者(保守員)が操作部16でかご7の移動操作を実施すると(Q3)、第2のシリアル伝送ライン37aの伝送フレーム37bの自己のメンテナンス用期間37c内に、かごの移動操作データを3回繰り返し書込む(Q4)。
操作者(保守員)が操作部16から制御パラメータを操作入力すると(Q5)、第2のシリアル伝送ライン37aの伝送フレーム37bの自己のメンテナンス用期間37c内に、その制御パラメータを書込む(Q6)。
PC54から制御プログラムが入力されると(Q7)、この制御プログラムを分割して(Q8)、伝送周期T1が経過する毎に、第2のシリアル伝送ライン37aの伝送フレーム37bの自己のメンテナンス用期間37d一杯に分割された制御プログラム37gを順次書込んでいく(Q9)。
制御装置30から第2のシリアル伝送ライン37aの伝送フレーム37bの自己のメンテナンス用期間37dを介して表示データを受信すると(Q10)、この受信した表示データを、隣接する特定階の乗場呼び登録装置13aの表示器15aに表示する(Q11)。
そして、操作者(保守員)が操作部16でメンテナンスの終了操作を実施すると(Q12)、第2のシリアル伝送ライン37aの伝送フレーム37bの自己のメンテナンス用期間37c内に、終了操作データを3回繰り返し書込む(Q13)。
本発明の一実施形態に係わるエレベータシステムの伝送制御装置の概略構成図 同実施形態のエレベータシステムの伝送制御装置における特定階の乗場呼び登録装置とメンテナンス装置との位置関係を示す図 同実施形態のエレベータシステムの伝送制御装置を示す詳細ブロック構成図 同実施形態のエレベータシステムの伝送制御装置で採用される伝送フレームを示す図 同実施形態のエレベータシステムの伝送制御装置に組込まれている制御装置の動作を示す流れ図 同実施形態のエレベータシステムの伝送制御装置に組込まれているメンテナンス装置の動作を示す流れ図 昇降路内に制御装置が組込まれエレベータシステムの模式図 従来のエレベータシステムの伝送制御装置における特定階の乗場呼び登録装置とメンテナンス装置との位置関係を示す図 従来のエレベータシステムの伝送制御装置の概略構成図
符号の説明
1…昇降路、4…釣合錘、6…巻上機、7…かご、13,13a…乗場呼び登録装置、15,15a…表示器、16…操作部、18,33…メンテナンス装置、19…監視装置、20…かご呼び登録装置、21…行き先階ボタン、23…テールコード、31,32,34…信号線、35…第1のシリアル伝送ライン制御部、35a…第1のシリアル伝送ライン、35b,37b…伝送フレーム、35c,37c…登録装置用期間、36…第3のシリアル伝送ライン制御部、36a…第3のシリアル伝送ライン、37…第2のシリアル伝送ライン制御部、37a…第2のシリアル伝送ライン、37d…メンテナンス用期間、38…第3のシリアル伝送ライン制御部、38a…第3のシリアル伝送ライン、39…伝送周期検出部、40…伝送周期調整部、41…記憶部、42…制御プログラム、43…制御パラメータ、44…通信部、45…通常運転部、46…メンテナンス運転部、47…呼び制御部、48…駆動制御部、49…交流電源、50…電源回路、51…充電装置、52…重複送信部、53…プログラム転送部、54…PC

Claims (5)

  1. 建屋の複数階のエレベータホールに乗場呼び登録装置を設置し、前記建屋に形成された昇降路内に、上下移動するかご、及び前記各乗場呼び登録装置からの呼びに応じて前記かごを移動制御する制御装置を設け、さらに、前記建屋の特定階にメンテナンス装置を設けたエレベータシステムの伝送制御装置において、
    前記制御装置と前記特定階を除く各階の乗場呼び登録装置との間で各種情報をシリアル伝送する第1のシリアル伝送ラインと、
    前記制御装置と、前記特定階の乗場呼び登録装置との間及び前記メンテナンス装置との間でそれぞれ各種情報をシリアル伝送する第2のシリアル伝送ラインと、
    電源遮断時においても前記第2のシリアル伝送ラインを介して前記特定階の乗場呼び登録装置及び前記メンテナンス装置に対して駆動電源を供給する電源バックアップ回路と
    前記第1のシリアル伝送ラインの伝送周期を検出する伝送周期検出部と、
    前記第2のシリアル伝送ラインの伝送周期を前記伝送周期検出部で検出された前記第1のシリアル伝送ラインの伝送周期に一致させる伝送周期調整手段と
    を備えたことを特徴とするエレベータシステムの伝送制御装置。
  2. 前記特定階の乗場呼び登録装置は、前記第2のシリアル伝送ラインを介して受信した前記制御装置からの情報を自己の表示器へ表示出力するとともに、前記メンテナンス装置から出力された表示情報を前記自己の表示器へ表示出力する表示器共用手段を備えたことを特徴とする請求項1記載のエレベータシステムの伝送制御装置。
  3. 前記第2のシリアル伝送ラインの調整後の伝送周期は、前記特定階以外の各乗場呼び登録装置の登録装置用期間と同一の特定階の乗場呼び登録装置の登録装置用期間と、少なくともこの登録装置用期間の3倍以上のメンテナンス用期間とで構成され、
    前記メンテナンス装置は、メンテナンス操作に応動して、このメンテナンス操作の操作データを前記メンテナンス用期間に複数回繰り返し設定する重複送信手段を有する
    ことを特徴とする請求項1記載のエレベータシステムの伝送制御装置。
  4. 前記メンテナンス装置は、前記制御装置に対する制御プログラムの転送指示操作に応じて、前記制御プログラムを分割して、前記伝送周期が経過する毎に、前記メンテナンス用期間一杯に順次設定していく制御プログラム転送手段を有する
    ことを特徴とする請求項3記載のエレベータシステムの伝送制御装置。
  5. 前記制御装置は、前記制御プログラムの受信期間中において、前記第1のシリアル伝送ラインにおける各登録装置用期間にプログラム転送中の表示指令を設定するメンテナンス状態表示手段を有することを特徴とする請求項4記載のエレベータシステムの伝送制御装置。
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