JP5206890B1 - 画像処理装置及び画像処理プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】画像内に埋め込まれた情報画像の色変位と情報画像の予め定められた色変位との類似度を算出するようにした画像処理装置を提供する。
【解決手段】画像処理装置の代表色算出手段は、画像内の予め定められた大きさの第1の領域内の色を代表する代表色を算出し、色変位算出手段は、前記代表色算出手段によって算出された代表色と前記第1の領域内の対象とする第2の領域内の色との差分を色変位として算出し、類似度算出手段は、前記色変位算出手段によって算出された色変位と前記画像内に埋め込まれた情報を示す情報画像の予め定められた色変位との類似度を算出する。
【選択図】図1
【解決手段】画像処理装置の代表色算出手段は、画像内の予め定められた大きさの第1の領域内の色を代表する代表色を算出し、色変位算出手段は、前記代表色算出手段によって算出された代表色と前記第1の領域内の対象とする第2の領域内の色との差分を色変位として算出し、類似度算出手段は、前記色変位算出手段によって算出された色変位と前記画像内に埋め込まれた情報を示す情報画像の予め定められた色変位との類似度を算出する。
【選択図】図1
Description
本発明は、画像処理装置及び画像処理プログラムに関する。
特許文献1には、対象原稿が電子写真方式のカラー複写機で出力された原稿であるか否かを高精度に判定することを課題とし、追跡パターン検出部は、白地に囲まれ、イエローの孤立した領域を追跡パターン画素として検出し、白画素検出部は、白地に相当する画素を検出する。所定領域について、追跡パターン画素の計数結果(tui)と、白画素の計数結果(white)とを基に、総合判定回路では、tui/whiteが所定値以上のとき、電子写真方式のカラー複写機で出力された原稿であると判定することが開示されている。
特許文献2には、対象原稿が電子写真式のカラー複写機で出力された原稿(ジェネレーション原稿)であるか否かを高精度に判定することを課題とし、平均値算出部はLog変換後のb信号について、注目画素周辺の平均値を求め、二値化処理部はこれを二値化の閾値として、二値化処理し、パターンマッチング回路(PM2)は、二値化後のb信号から1画素×3画素のパターンを検出し、PM1によってシアン、マゼンタ色が検出されず、PM2によってパターンが検出されたとき、注目画素を追跡パターン画素として判定することが開示されている。
本発明は、画像内に埋め込まれた情報画像の色変位と情報画像の予め定められた色変位との類似度を算出するようにした画像処理装置及び画像処理プログラムを提供することを目的としている。
かかる目的を達成するための本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存する。
請求項1の発明は、画像内の予め定められた大きさの第1の領域内の色を代表する代表色を算出する代表色算出手段と、前記代表色算出手段によって算出された代表色と前記第1の領域内の対象とする第2の領域内の色との差分を色変位として算出する色変位算出手段と、前記色変位算出手段によって算出された色変位と前記画像内に埋め込まれた情報を示す情報画像の予め定められた色変位との類似度を算出する類似度算出手段を具備することを特徴とする画像処理装置である。
請求項1の発明は、画像内の予め定められた大きさの第1の領域内の色を代表する代表色を算出する代表色算出手段と、前記代表色算出手段によって算出された代表色と前記第1の領域内の対象とする第2の領域内の色との差分を色変位として算出する色変位算出手段と、前記色変位算出手段によって算出された色変位と前記画像内に埋め込まれた情報を示す情報画像の予め定められた色変位との類似度を算出する類似度算出手段を具備することを特徴とする画像処理装置である。
請求項2の発明は、前記類似度算出手段によって算出された類似度に基づいて、前記画像を強調する強調手段をさらに具備することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置である。
請求項3の発明は、前記類似度算出手段によって算出された類似度に基づいて前記画像を二値化する、又は前記強調手段によって強調された画像を二値化する二値化手段をさらに具備することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理装置である。
請求項4の発明は、前記情報画像の予め定められた色変位に類似している前記色変位算出手段によって算出された色変位を抽出する抽出手段と、前記抽出手段によって抽出された色変位を代表する代表色変位を算出する代表色変位算出手段と、前記代表色変位算出手段によって算出された代表色変位に基づいて、前記情報画像の予め定められた色変位を修正する修正手段をさらに具備することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の画像処理装置である。
請求項5の発明は、画像内の予め定められた大きさの領域内の色の二次微分値を算出する二次微分値算出手段と、前記二次微分値算出手段によって算出された二次微分値と前記画像内に埋め込まれた情報を示す情報画像の予め定められた色変位を表す二次微分値との類似度を算出する類似度算出手段を具備することを特徴とする画像処理装置である。
請求項6の発明は、コンピュータを、画像内の予め定められた大きさの第1の領域内の色を代表する代表色を算出する代表色算出手段と、前記代表色算出手段によって算出された代表色と前記第1の領域内の対象とする第2の領域内の色との差分を色変位として算出する色変位算出手段と、前記色変位算出手段によって算出された色変位と前記画像内に埋め込まれた情報を示す情報画像の予め定められた色変位との類似度を算出する類似度算出手段として機能させるための画像処理プログラムである。
請求項7の発明は、コンピュータを、画像内の予め定められた大きさの領域内の色の二次微分値を算出する二次微分値算出手段と、前記二次微分値算出手段によって算出された二次微分値と前記画像内に埋め込まれた情報を示す情報画像の予め定められた色変位を表す二次微分値との類似度を算出する類似度算出手段として機能させるための画像処理プログラムである。
請求項1の画像処理装置によれば、画像内に埋め込まれた情報画像の色変位と情報画像の予め定められた色変位との類似度を算出することができる。
請求項2の画像処理装置によれば、類似度に基づいた強調画像を生成することができる。
請求項3の画像処理装置によれば、類似度に基づいた二値化画像、又は強調画像の二値化を得ることができる。
請求項4の画像処理装置によれば、情報画像の予め定められた色変位を修正することができる。
請求項5の画像処理装置によれば、画像内に埋め込まれた情報画像の二次微分値と情報画像の予め定められた二次微分値との類似度を算出することができる。
請求項6の画像処理プログラムによれば、画像内に埋め込まれた情報画像の色変位と情報画像の予め定められた色変位との類似度を算出することができる。
請求項7の画像処理プログラムによれば、画像内に埋め込まれた情報画像の二次微分値と情報画像の予め定められた二次微分値との類似度を算出することができる。
以下、図面に基づき本発明を実現するにあたっての好適な各種の実施の形態の例を説明する。
図1は、第1の実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図を示している。
なお、モジュールとは、一般的に論理的に分離可能なソフトウェア(コンピュータ・プログラム)、ハードウェア等の部品を指す。したがって、本実施の形態におけるモジュールはコンピュータ・プログラムにおけるモジュールのことだけでなく、ハードウェア構成におけるモジュールも指す。それゆえ、本実施の形態は、それらのモジュールとして機能させるためのコンピュータ・プログラム(コンピュータにそれぞれの手順を実行させるためのプログラム、コンピュータをそれぞれの手段として機能させるためのプログラム、コンピュータにそれぞれの機能を実現させるためのプログラム)、システム及び方法の説明をも兼ねている。ただし、説明の都合上、「記憶する」、「記憶させる」、これらと同等の文言を用いるが、これらの文言は、実施の形態がコンピュータ・プログラムの場合は、記憶装置に記憶させる、又は記憶装置に記憶させるように制御するの意である。また、モジュールは機能に一対一に対応していてもよいが、実装においては、1モジュールを1プログラムで構成してもよいし、複数モジュールを1プログラムで構成してもよく、逆に1モジュールを複数プログラムで構成してもよい。また、複数モジュールは1コンピュータによって実行されてもよいし、分散又は並列環境におけるコンピュータによって1モジュールが複数コンピュータで実行されてもよい。なお、1つのモジュールに他のモジュールが含まれていてもよい。また、以下、「接続」とは物理的な接続の他、論理的な接続(データの授受、指示、データ間の参照関係等)の場合にも用いる。「予め定められた」とは、対象としている処理の前に定まっていることをいい、本実施の形態による処理が始まる前はもちろんのこと、本実施の形態による処理が始まった後であっても、対象としている処理の前であれば、そのときの状況・状態に応じて、又はそれまでの状況・状態に応じて定まることの意を含めて用いる。「予め定められた値」が複数ある場合は、それぞれ異なった値であってもよいし、2以上の値(もちろんのことながら、全ての値も含む)が同じであってもよい。また、「Aである場合、Bをする」という意味を有する記載は、「Aであるか否かを判断し、Aであると判断した場合はBをする」の意味で用いる。ただし、Aであるか否かの判断が不要である場合を除く。
また、システム又は装置とは、複数のコンピュータ、ハードウェア、装置等がネットワーク(一対一対応の通信接続を含む)等の通信手段で接続されて構成されるほか、1つのコンピュータ、ハードウェア、装置等によって実現される場合も含まれる。「装置」と「システム」とは、互いに同義の用語として用いる。もちろんのことながら、「システム」には、人為的な取り決めである社会的な「仕組み」(社会システム)にすぎないものは含まない。
また、各モジュールによる処理毎に又はモジュール内で複数の処理を行う場合はその処理毎に、対象となる情報を記憶装置から読み込み、その処理を行った後に、処理結果を記憶装置に書き出すものである。したがって、処理前の記憶装置からの読み込み、処理後の記憶装置への書き出しについては、説明を省略する場合がある。なお、ここでの記憶装置としては、ハードディスク、RAM(Random Access Memory)、外部記憶媒体、通信回線を介した記憶装置、CPU(Central Processing Unit)内のレジスタ等を含んでいてもよい。
図1は、第1の実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図を示している。
なお、モジュールとは、一般的に論理的に分離可能なソフトウェア(コンピュータ・プログラム)、ハードウェア等の部品を指す。したがって、本実施の形態におけるモジュールはコンピュータ・プログラムにおけるモジュールのことだけでなく、ハードウェア構成におけるモジュールも指す。それゆえ、本実施の形態は、それらのモジュールとして機能させるためのコンピュータ・プログラム(コンピュータにそれぞれの手順を実行させるためのプログラム、コンピュータをそれぞれの手段として機能させるためのプログラム、コンピュータにそれぞれの機能を実現させるためのプログラム)、システム及び方法の説明をも兼ねている。ただし、説明の都合上、「記憶する」、「記憶させる」、これらと同等の文言を用いるが、これらの文言は、実施の形態がコンピュータ・プログラムの場合は、記憶装置に記憶させる、又は記憶装置に記憶させるように制御するの意である。また、モジュールは機能に一対一に対応していてもよいが、実装においては、1モジュールを1プログラムで構成してもよいし、複数モジュールを1プログラムで構成してもよく、逆に1モジュールを複数プログラムで構成してもよい。また、複数モジュールは1コンピュータによって実行されてもよいし、分散又は並列環境におけるコンピュータによって1モジュールが複数コンピュータで実行されてもよい。なお、1つのモジュールに他のモジュールが含まれていてもよい。また、以下、「接続」とは物理的な接続の他、論理的な接続(データの授受、指示、データ間の参照関係等)の場合にも用いる。「予め定められた」とは、対象としている処理の前に定まっていることをいい、本実施の形態による処理が始まる前はもちろんのこと、本実施の形態による処理が始まった後であっても、対象としている処理の前であれば、そのときの状況・状態に応じて、又はそれまでの状況・状態に応じて定まることの意を含めて用いる。「予め定められた値」が複数ある場合は、それぞれ異なった値であってもよいし、2以上の値(もちろんのことながら、全ての値も含む)が同じであってもよい。また、「Aである場合、Bをする」という意味を有する記載は、「Aであるか否かを判断し、Aであると判断した場合はBをする」の意味で用いる。ただし、Aであるか否かの判断が不要である場合を除く。
また、システム又は装置とは、複数のコンピュータ、ハードウェア、装置等がネットワーク(一対一対応の通信接続を含む)等の通信手段で接続されて構成されるほか、1つのコンピュータ、ハードウェア、装置等によって実現される場合も含まれる。「装置」と「システム」とは、互いに同義の用語として用いる。もちろんのことながら、「システム」には、人為的な取り決めである社会的な「仕組み」(社会システム)にすぎないものは含まない。
また、各モジュールによる処理毎に又はモジュール内で複数の処理を行う場合はその処理毎に、対象となる情報を記憶装置から読み込み、その処理を行った後に、処理結果を記憶装置に書き出すものである。したがって、処理前の記憶装置からの読み込み、処理後の記憶装置への書き出しについては、説明を省略する場合がある。なお、ここでの記憶装置としては、ハードディスク、RAM(Random Access Memory)、外部記憶媒体、通信回線を介した記憶装置、CPU(Central Processing Unit)内のレジスタ等を含んでいてもよい。
第1の実施の形態である画像処理装置は、図1の例に示すように、代表色算出モジュール110、色変位算出モジュール120、基準色変位設定モジュール130、類似度算出モジュール140を有している。
本実施の形態である画像処理装置は、実際の画像内にある情報画像を抽出するためのものである。なお、情報画像とは、機械可読な態様で電子データを表すために体系的に作られた画像コードをいい、例えば、その画像を出力(印刷、複写等)した画像形成装置を特定するための情報が含まれている追跡パターンを含む。情報画像は、不可視又は不可視と同等の情報画像であってもよい。不可視又は不可視と同等の情報画像とは、肉眼ではその情報画像があることを判別できない情報画像、判別しにくい情報画像又はそれらに相当する情報画像のことである。つまり、視認性の低い(人に意識されにくい)情報画像である。例えば、イエロートナーで情報画像を出力する。
本実施の形態である画像処理装置は、実際の画像内にある情報画像を抽出するためのものである。なお、情報画像とは、機械可読な態様で電子データを表すために体系的に作られた画像コードをいい、例えば、その画像を出力(印刷、複写等)した画像形成装置を特定するための情報が含まれている追跡パターンを含む。情報画像は、不可視又は不可視と同等の情報画像であってもよい。不可視又は不可視と同等の情報画像とは、肉眼ではその情報画像があることを判別できない情報画像、判別しにくい情報画像又はそれらに相当する情報画像のことである。つまり、視認性の低い(人に意識されにくい)情報画像である。例えば、イエロートナーで情報画像を出力する。
代表色算出モジュール110は、色変位算出モジュール120と接続されている。代表色算出モジュール110は、画像内の予め定められた大きさの第1の領域内の色を代表する代表色を算出する。代表色とは、領域内の色を代表する色であり、統計的な算出方法によって算出する。例えば、その領域内における平均色であってもよいし、メディアン値、ピーク値等であってもよい。また、第1の領域については、図3を用いて後述する。
色変位算出モジュール120は、代表色算出モジュール110、類似度算出モジュール140と接続されている。色変位算出モジュール120は、代表色算出モジュール110によって算出された代表色と第1の領域内の対象とする第2の領域内の色との差分を色変位として算出する。
第1の領域(領域A300)と第2の領域(領域B310)との関連例について図3を用いて説明する。領域B310は、情報画像があると予想される領域である。領域B310は、1画素以上の大きさであればよい。領域A300は、予め定められた大きさの領域である。図3では、矩形を例示するが、形状はこれに限られず、六角形、楕円(円を含む)等であってもよい。また、領域A300の大きさは、領域B310が1個以上含まれるような大きさであり、その背景も含まれるようにすればよい。つまり、領域A300の大きさは、代表色算出モジュール110が代表色を算出する場合に、情報画像の色よりも主にその背景による影響が大きくなるような大きさであればよい。また、領域B310の位置は、図3では領域A300の中心にあるが、必ずしも領域A300の中心にある必要はない。領域B310の形状は、正方形に限られず、長方形、L型等であってもよい。
第1の領域(領域A300)と第2の領域(領域B310)との関連例について図3を用いて説明する。領域B310は、情報画像があると予想される領域である。領域B310は、1画素以上の大きさであればよい。領域A300は、予め定められた大きさの領域である。図3では、矩形を例示するが、形状はこれに限られず、六角形、楕円(円を含む)等であってもよい。また、領域A300の大きさは、領域B310が1個以上含まれるような大きさであり、その背景も含まれるようにすればよい。つまり、領域A300の大きさは、代表色算出モジュール110が代表色を算出する場合に、情報画像の色よりも主にその背景による影響が大きくなるような大きさであればよい。また、領域B310の位置は、図3では領域A300の中心にあるが、必ずしも領域A300の中心にある必要はない。領域B310の形状は、正方形に限られず、長方形、L型等であってもよい。
また、色は、色空間(例えば、YMCの3次元等)における位置によって表される。したがって、原点からのベクトルで表現することができる。色の差分とは、そのベクトル間の差分であり、ここでは局所色変位という。例えば、代表色から第2の領域(領域B310)内の色へのベクトル、又は第2の領域(領域B310)内の色から代表色へのベクトルとなる。つまり、2次元以上における空間において定められるベクトルである。
図4は、第1の実施の形態による処理例を示す説明図である。色変位の例を示しており、YMCの3次元の色空間400において、色変位算出モジュール120によって、局所色変位(Vyベクトル)420、局所色変位(Vetcベクトル)430等が算出される。なお、このベクトルは原点(Y、M、C=0)からの変位として表している。
図4で、局所色変位(Vyベクトル)420は情報画像の色変位を表しており、局所色変位(Vetcベクトル)430は情報画像以外の例えばノイズの色変位を表している。本来の情報画像はこの色空間400内では、基準色変位(Yベクトル)410となる。実際は、基準色変位(Yベクトル)410とならず、局所色変位(Vyベクトル)420となってしまうのは、白背景以外に情報画像がある場合、その情報画像に対して他の画像のかぶりが生じた場合、出力時の周波数劣化、用紙の表面荒れやノイズ、スキャン時のMTF(Modulation Transfer Function)劣化、情報画像の小径化による情報画像の色情報の劣化(色変化低減)が発生すること、又は、出力時、スキャン時、色変換時における色変動が発生すること等が原因である。このような原因によって発生した局所色変位(Vyベクトル)420を、単色プレーン(例えば、イエローの補色であるブループレーン)における画像だけでパターンマッチング等によって情報画像か否かを判断することは困難である。
本実施の形態は、2次元以上の空間(例では3次元空間)を用いて、本来の情報画像との類似度を算出する。
図4は、第1の実施の形態による処理例を示す説明図である。色変位の例を示しており、YMCの3次元の色空間400において、色変位算出モジュール120によって、局所色変位(Vyベクトル)420、局所色変位(Vetcベクトル)430等が算出される。なお、このベクトルは原点(Y、M、C=0)からの変位として表している。
図4で、局所色変位(Vyベクトル)420は情報画像の色変位を表しており、局所色変位(Vetcベクトル)430は情報画像以外の例えばノイズの色変位を表している。本来の情報画像はこの色空間400内では、基準色変位(Yベクトル)410となる。実際は、基準色変位(Yベクトル)410とならず、局所色変位(Vyベクトル)420となってしまうのは、白背景以外に情報画像がある場合、その情報画像に対して他の画像のかぶりが生じた場合、出力時の周波数劣化、用紙の表面荒れやノイズ、スキャン時のMTF(Modulation Transfer Function)劣化、情報画像の小径化による情報画像の色情報の劣化(色変化低減)が発生すること、又は、出力時、スキャン時、色変換時における色変動が発生すること等が原因である。このような原因によって発生した局所色変位(Vyベクトル)420を、単色プレーン(例えば、イエローの補色であるブループレーン)における画像だけでパターンマッチング等によって情報画像か否かを判断することは困難である。
本実施の形態は、2次元以上の空間(例では3次元空間)を用いて、本来の情報画像との類似度を算出する。
基準色変位設定モジュール130は、類似度算出モジュール140と接続されている。基準色変位設定モジュール130は、前述の色空間における本来の情報画像の色変位(以下、基準色変位ともいう)を設定する。その画像内に埋め込まれた情報画像の色は予め定められているので、予め定められた色変位である。図4の例では、色空間400が該当する。
類似度算出モジュール140は、色変位算出モジュール120、基準色変位設定モジュール130と接続されている。類似度算出モジュール140は、色変位算出モジュール120によって算出された色変位と画像内に埋め込まれた情報を示す情報画像の予め定められた色変位との類似度を算出する。
ここで類似度とは、基準色変位と局所色変位について、それらのなす角度αを用いた値である。図4の例では、基準色変位(Yベクトル)410と局所色変位(Vyベクトル)420のなる角度αが該当する。また、ベクトルの長さを加えてもよい。類似度の算出とは、この角度αを用いた計算であり、例えば、以下に示すような式によって算出される。
・cos(α)
・(cos(α))<sup>n</sup>
・|Vy|cos(α)
・|Vy|<sup>m</sup>(cos(α))<sup>n</sup>
なお、m、nは、1以上の整数であり、nが大となると類似度の基準を厳しくすることになる。
図4の例では、局所色変位(Vyベクトル)420の類似度と局所色変位(Vetcベクトル)430の類似度を比較すると、局所色変位(Vyベクトル)420は類似度が大きな値を示すが、局所色変位(Vetcベクトル)430は基準色変位(Yベクトル)410の方向と異なるので小さい値を示す。この後、類似度を予め定められた閾値と比較することによって(例えば、類似度がその閾値より大又は以上である場合)、情報画像がある領域B310を抽出することができる。
ここで類似度とは、基準色変位と局所色変位について、それらのなす角度αを用いた値である。図4の例では、基準色変位(Yベクトル)410と局所色変位(Vyベクトル)420のなる角度αが該当する。また、ベクトルの長さを加えてもよい。類似度の算出とは、この角度αを用いた計算であり、例えば、以下に示すような式によって算出される。
・cos(α)
・(cos(α))<sup>n</sup>
・|Vy|cos(α)
・|Vy|<sup>m</sup>(cos(α))<sup>n</sup>
なお、m、nは、1以上の整数であり、nが大となると類似度の基準を厳しくすることになる。
図4の例では、局所色変位(Vyベクトル)420の類似度と局所色変位(Vetcベクトル)430の類似度を比較すると、局所色変位(Vyベクトル)420は類似度が大きな値を示すが、局所色変位(Vetcベクトル)430は基準色変位(Yベクトル)410の方向と異なるので小さい値を示す。この後、類似度を予め定められた閾値と比較することによって(例えば、類似度がその閾値より大又は以上である場合)、情報画像がある領域B310を抽出することができる。
また、代表色算出モジュール110は、各色プレーン(例えば、Yプレーン、Mプレーン、Cプレーン等)における第1の領域内の色を代表する代表色を算出するようにしてもよい。つまり、第1の領域に対して、各色毎の代表色(例えば、3つの代表色)が算出される。
そして、色変位算出モジュール120は、代表色算出モジュール110によって算出された各色プレーンにおける代表色と各色プレーンにおける第2の領域内の色との差分を色変位として算出するようにしてもよい。つまり、第2の領域に対して、各色毎の色変位(例えば、3つの色変位)が算出される。
基準色変位設定モジュール130は、各色プレーンにおける本来の情報画像の基準色変位を設定する。
類似度算出モジュール140は、色変位算出モジュール120によって算出された各色プレーンにおける色変位と情報画像の予め定められた各色プレーンにおける色変位との類似度を算出する。ここで、類似度は複数算出することになるが、さらに、その複数の類似度から1つの類似度を算出するようにしてもよい。例えば、複数の類似度の平均値を求めるようにしてもよいし、各色プレーンに重み付けを行って、1つの類似度を算出するようにしてもよい。
そして、色変位算出モジュール120は、代表色算出モジュール110によって算出された各色プレーンにおける代表色と各色プレーンにおける第2の領域内の色との差分を色変位として算出するようにしてもよい。つまり、第2の領域に対して、各色毎の色変位(例えば、3つの色変位)が算出される。
基準色変位設定モジュール130は、各色プレーンにおける本来の情報画像の基準色変位を設定する。
類似度算出モジュール140は、色変位算出モジュール120によって算出された各色プレーンにおける色変位と情報画像の予め定められた各色プレーンにおける色変位との類似度を算出する。ここで、類似度は複数算出することになるが、さらに、その複数の類似度から1つの類似度を算出するようにしてもよい。例えば、複数の類似度の平均値を求めるようにしてもよいし、各色プレーンに重み付けを行って、1つの類似度を算出するようにしてもよい。
また、類似度算出モジュール140は、色変位(ベクトル)の双方向について類似度を算出し、類似度が高いほうを算出結果の類似度とするようにしてもよい。つまり、方向を反転したベクトルとの類似度を算出する。例えば、背景がイエローで、情報画像をそのイエローを抜いた白とするような場合にも対応するためである。
図2は、第1の実施の形態による処理例を示すフローチャートである。
ステップS202では、代表色算出モジュール110が、受付画像の複数色プレーンを用いて、領域Aの代表色を算出する。
ステップS204では、色変位算出モジュール120が、代表色と対象とする領域B内の色との差分を局所色変位として算出する。
ステップS206では、類似度算出モジュール140が、局所色変位と基準色変位のベクトルのなす角度、又はなす角度と長さの関数を用いて類似度を算出する。
ステップS202では、代表色算出モジュール110が、受付画像の複数色プレーンを用いて、領域Aの代表色を算出する。
ステップS204では、色変位算出モジュール120が、代表色と対象とする領域B内の色との差分を局所色変位として算出する。
ステップS206では、類似度算出モジュール140が、局所色変位と基準色変位のベクトルのなす角度、又はなす角度と長さの関数を用いて類似度を算出する。
図5は、第2の実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図である。第2の実施の形態は、図5の例に示すように、代表色算出モジュール110、色変位算出モジュール120、基準色変位設定モジュール130、類似度算出モジュール140、強調モジュール550、二値化モジュール560を有している。なお、前述の実施の形態と同種の部位には同一符号を付し重複した説明を省略する(以下、同様)。第2の実施の形態は、第1の実施の形態に強調モジュール550、二値化モジュール560を加えたものである。なお、強調モジュール550、二値化モジュール560のいずれか一方を加えたものであってもよい。つまり、類似度算出モジュール140と強調モジュール550が接続されているが二値化モジュール560が接続されていないもの、類似度算出モジュール140と二値化モジュール560が接続されているものである。
類似度算出モジュール140は、色変位算出モジュール120、基準色変位設定モジュール130、強調モジュール550と接続されている。
強調モジュール550は、類似度算出モジュール140、二値化モジュール560と接続されている。強調モジュール550は、類似度算出モジュール140によって算出された類似度に基づいて、受付画像を強調する。情報画像を強調した画像を生成するものである。受付画像の基準色プレーン(例えば、Yプレーン)に対し、(1)類似度を加算する、又は、(2)類似度を乗算する。他に、強調処理としては、例えば、類似度が予め定められた閾値より大又は以上である場合、その画素の色を濃くする、他の色に変更する、他の画素の色を薄くする等であってもよい。
二値化モジュール560は、強調モジュール550と接続されている。二値化モジュール560は、類似度算出モジュール140によって算出された類似度に基づいて受付画像を二値化する、又は強調モジュール550によって強調された画像を二値化する。情報画像の部分を抽出するものである。二値化としては、例えば、類似度が予め定められた閾値より大又は以上である画素だけを残す処理等が該当する。
強調モジュール550は、類似度算出モジュール140、二値化モジュール560と接続されている。強調モジュール550は、類似度算出モジュール140によって算出された類似度に基づいて、受付画像を強調する。情報画像を強調した画像を生成するものである。受付画像の基準色プレーン(例えば、Yプレーン)に対し、(1)類似度を加算する、又は、(2)類似度を乗算する。他に、強調処理としては、例えば、類似度が予め定められた閾値より大又は以上である場合、その画素の色を濃くする、他の色に変更する、他の画素の色を薄くする等であってもよい。
二値化モジュール560は、強調モジュール550と接続されている。二値化モジュール560は、類似度算出モジュール140によって算出された類似度に基づいて受付画像を二値化する、又は強調モジュール550によって強調された画像を二値化する。情報画像の部分を抽出するものである。二値化としては、例えば、類似度が予め定められた閾値より大又は以上である画素だけを残す処理等が該当する。
図6は、第2の実施の形態による処理例を示すフローチャートである。
ステップS602では、代表色算出モジュール110が、受付画像の複数色プレーンを用いて、領域Aの代表色を算出する。
ステップS604では、色変位算出モジュール120が、代表色と対象とする領域B内の色との差分を局所色変位として算出する。
ステップS606では、類似度算出モジュール140が、局所色変位と基準色変位のベクトルのなす角度、又はなす角度と長さの関数を用いて類似度を算出する。
ステップS608では、強調モジュール550が、類似度に応じて画像を強調する。
ステップS610では、二値化モジュール560が、強調された画像を二値化する。
なお、ステップS610での二値化処理後のON画素(二値化処理によって残る画素(一般的には黒画素))を情報画像であるとして抽出してもよい。
ステップS602では、代表色算出モジュール110が、受付画像の複数色プレーンを用いて、領域Aの代表色を算出する。
ステップS604では、色変位算出モジュール120が、代表色と対象とする領域B内の色との差分を局所色変位として算出する。
ステップS606では、類似度算出モジュール140が、局所色変位と基準色変位のベクトルのなす角度、又はなす角度と長さの関数を用いて類似度を算出する。
ステップS608では、強調モジュール550が、類似度に応じて画像を強調する。
ステップS610では、二値化モジュール560が、強調された画像を二値化する。
なお、ステップS610での二値化処理後のON画素(二値化処理によって残る画素(一般的には黒画素))を情報画像であるとして抽出してもよい。
図7は、第3の実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図である。第3の実施の形態は、図7の例に示すように、代表色算出モジュール110、色変位算出モジュール120、基準色変位修正モジュール720、基準色変位設定モジュール130、類似度算出モジュール140、強調モジュール550、二値化モジュール560を有している。第3の実施の形態は、第2の実施の形態に基準色変位修正モジュール720を加えたものである。なお、第1の実施の形態に基準色変位修正モジュール720を加えたものとしてもよい。
色変位算出モジュール120は、代表色算出モジュール110、候補領域抽出モジュール722、類似度算出モジュール140と接続されている。
基準色変位修正モジュール720は、候補領域抽出モジュール722、更新色変位算出モジュール724、基準色変位修正モジュール726を有している。基準色変位修正モジュール720は、基準色変位を受付画像にしたがって修正する。例えば、受付画像の色変化や色変動に対して、基準色変位を調整するものである。
候補領域抽出モジュール722は、色変位算出モジュール120、更新色変位算出モジュール724と接続されている。候補領域抽出モジュール722は、情報画像の予め定められた色変位(基準色変位設定モジュール130によって設定された色変位、基準色変位)に類似している色変位算出モジュール120によって算出された色変位を抽出する。ここで類似しているとは、基準色変位と色変位算出モジュール120によって算出された色変位の差が予め定められた閾値以下又は小であることをいう。例えば、「色変位の差が予め定められた閾値以下又は小であること」とは、基準色変位に対して予め定められた角度以内に、色変位算出モジュール120によって算出された色変位があることをいう。
基準色変位修正モジュール720は、候補領域抽出モジュール722、更新色変位算出モジュール724、基準色変位修正モジュール726を有している。基準色変位修正モジュール720は、基準色変位を受付画像にしたがって修正する。例えば、受付画像の色変化や色変動に対して、基準色変位を調整するものである。
候補領域抽出モジュール722は、色変位算出モジュール120、更新色変位算出モジュール724と接続されている。候補領域抽出モジュール722は、情報画像の予め定められた色変位(基準色変位設定モジュール130によって設定された色変位、基準色変位)に類似している色変位算出モジュール120によって算出された色変位を抽出する。ここで類似しているとは、基準色変位と色変位算出モジュール120によって算出された色変位の差が予め定められた閾値以下又は小であることをいう。例えば、「色変位の差が予め定められた閾値以下又は小であること」とは、基準色変位に対して予め定められた角度以内に、色変位算出モジュール120によって算出された色変位があることをいう。
更新色変位算出モジュール724は、候補領域抽出モジュール722、基準色変位修正モジュール726と接続されている。更新色変位算出モジュール724は、候補領域抽出モジュール722によって抽出された色変位を代表する代表色変位を算出する。代表色変位とは、候補領域抽出モジュール722によって抽出された色変位を代表する色変位であり、統計的な算出方法によって算出する。例えば、抽出された色変位における平均色変位であってもよいし、メディアン値、ピーク値等であってもよい。なお、色変位はベクトルであるので、長さ、方向(角度)それぞれの統計値を求めて、代表色変位を算出してもよい。
基準色変位修正モジュール726は、更新色変位算出モジュール724、基準色変位設定モジュール130と接続されている。基準色変位修正モジュール726は、更新色変位算出モジュール724によって算出された代表色変位に基づいて、情報画像の予め定められた色変位を修正する。例えば、代表色変位を基準色変位としてもよいし、代表色変位と基準色変位のそれぞれに重みを付して算出した値を基準色変位としてもよいし、代表色変位に計数を乗算した値を基準色変位としてもよい。また、基準色変位のベクトル方向を代表色変位のベクトル方向に置き換えることでもよい。
基準色変位設定モジュール130は、基準色変位修正モジュール726、類似度算出モジュール140と接続されている。基準色変位設定モジュール130は、基準色変位修正モジュール726によって修正された色変位で基準色変位を設定する。
基準色変位設定モジュール130は、基準色変位修正モジュール726、類似度算出モジュール140と接続されている。基準色変位設定モジュール130は、基準色変位修正モジュール726によって修正された色変位で基準色変位を設定する。
図8は、第3の実施の形態による処理例を示すフローチャートである。
ステップS802では、代表色算出モジュール110が、受付画像の複数色プレーンを用いて、領域Aの代表色を算出する。
ステップS804では、色変位算出モジュール120が、代表色と対象とする領域B内の色との差分を局所色変位として算出する。
ステップS806では、候補領域抽出モジュール722が、基準色変位に類似した局所色変位であれば、修正用色変位として抽出する。
ステップS806の後に、受付画像内で未処理の画素が残っている場合は、ステップS802に戻り、残っていない場合は、ステップS808へ進む。
ステップS802では、代表色算出モジュール110が、受付画像の複数色プレーンを用いて、領域Aの代表色を算出する。
ステップS804では、色変位算出モジュール120が、代表色と対象とする領域B内の色との差分を局所色変位として算出する。
ステップS806では、候補領域抽出モジュール722が、基準色変位に類似した局所色変位であれば、修正用色変位として抽出する。
ステップS806の後に、受付画像内で未処理の画素が残っている場合は、ステップS802に戻り、残っていない場合は、ステップS808へ進む。
ステップS808では、更新色変位算出モジュール724が、抽出された修正用色変位の平均値/メディアン値/ピーク値等により、更新色変位を算出する。
ステップS810では、基準色変位修正モジュール726が、基準色変位を更新色変位に変更する。
ステップS812では、類似度算出モジュール140が、局所色変位と基準色変位のベクトルのなす角度、又はなす角度と長さの関数を用いて類似度を算出する。
ステップS814では、強調モジュール550が、受付画像の基準色プレーンに対し、(1)類似度を加算する、又は、(2)類似度を乗算する。
ステップS816では、二値化モジュール560が、予め定めた閾値で二値化する。
ステップS816の後に、受付画像内で未処理の画素が残っている場合は、ステップS812に戻り、残っていない場合は、終了する(ステップS899)。
ステップS810では、基準色変位修正モジュール726が、基準色変位を更新色変位に変更する。
ステップS812では、類似度算出モジュール140が、局所色変位と基準色変位のベクトルのなす角度、又はなす角度と長さの関数を用いて類似度を算出する。
ステップS814では、強調モジュール550が、受付画像の基準色プレーンに対し、(1)類似度を加算する、又は、(2)類似度を乗算する。
ステップS816では、二値化モジュール560が、予め定めた閾値で二値化する。
ステップS816の後に、受付画像内で未処理の画素が残っている場合は、ステップS812に戻り、残っていない場合は、終了する(ステップS899)。
図9は、第4の実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図である。第4の実施の形態は、図9の例に示すように、二次微分算出モジュール910、基準色変位設定モジュール930、類似度算出モジュール940を有している。色濃度の変化度合いを、前述の実施の形態における色変位としたものである。
二次微分算出モジュール910は、類似度算出モジュール940と接続されている。二次微分算出モジュール910は、画像内の予め定められた大きさの領域内の色の二次微分値を算出する。ここで、「色の二次微分値」とは、各色プレーンにおいてラプラシアン変換を行い、例えば、色数が3の場合は、3次元空間におけるベクトル(原点(0,0,0)と3つの二次微分値(x、y、z))によって定義されるベクトル)を得ることである。
二次微分算出モジュール910は、類似度算出モジュール940と接続されている。二次微分算出モジュール910は、画像内の予め定められた大きさの領域内の色の二次微分値を算出する。ここで、「色の二次微分値」とは、各色プレーンにおいてラプラシアン変換を行い、例えば、色数が3の場合は、3次元空間におけるベクトル(原点(0,0,0)と3つの二次微分値(x、y、z))によって定義されるベクトル)を得ることである。
基準色変位設定モジュール930は、類似度算出モジュール940と接続されている。基準色変位設定モジュール930は、本来の情報画像の二次微分値を設定する。その画像内に埋め込まれた情報画像の色は予め定められているので、予め算出された二次微分値である。
類似度算出モジュール940は、二次微分算出モジュール910、基準色変位設定モジュール930と接続されている。類似度算出モジュール940は、二次微分算出モジュール910によって算出された二次微分値と画像内に埋め込まれた情報を示す情報画像の予め定められた色変位を表す二次微分値との類似度を算出する。前述のように二次微分値は、ベクトルとして表すことができ、類似度の算出についても、前述の類似度算出モジュール140と同等の算出を行えばよい。
類似度算出モジュール940は、二次微分算出モジュール910、基準色変位設定モジュール930と接続されている。類似度算出モジュール940は、二次微分算出モジュール910によって算出された二次微分値と画像内に埋め込まれた情報を示す情報画像の予め定められた色変位を表す二次微分値との類似度を算出する。前述のように二次微分値は、ベクトルとして表すことができ、類似度の算出についても、前述の類似度算出モジュール140と同等の算出を行えばよい。
図10は、第4の実施の形態による処理例を示すフローチャートである。
ステップS1002では、二次微分算出モジュール910が、領域A内について各色プレーンで二次微分値を算出する。
ステップS1004では、類似度算出モジュール940が、領域A内での二次微分値(3次元)と基準色変位(二次微分値(3次元))との類似度を算出する。
ステップS1002では、二次微分算出モジュール910が、領域A内について各色プレーンで二次微分値を算出する。
ステップS1004では、類似度算出モジュール940が、領域A内での二次微分値(3次元)と基準色変位(二次微分値(3次元))との類似度を算出する。
図11を参照して、本実施の形態の画像処理装置のハードウェア構成例について説明する。図11に示す構成は、例えばパーソナルコンピュータ(PC)などによって構成されるものであり、スキャナ等のデータ読み取り部1117と、プリンタなどのデータ出力部1118を備えたハードウェア構成例を示している。
CPU(Central Processing Unit)1101は、前述の実施の形態において説明した各種のモジュール、すなわち、代表色算出モジュール110、色変位算出モジュール120、基準色変位設定モジュール130、類似度算出モジュール140、強調モジュール550、二値化モジュール560、基準色変位修正モジュール720、候補領域抽出モジュール722、更新色変位算出モジュール724、基準色変位修正モジュール726、二次微分算出モジュール910、基準色変位設定モジュール930、類似度算出モジュール940等の各モジュールの実行シーケンスを記述したコンピュータ・プログラムにしたがった処理を実行する制御部である。
ROM(Read Only Memory)1102は、CPU1101が使用するプログラムや演算パラメータ等を格納する。RAM(Random Access Memory)1103は、CPU1101の実行において使用するプログラムや、その実行において適宜変化するパラメータ等を格納する。これらはCPUバスなどから構成されるホストバス1104により相互に接続されている。
ホストバス1104は、ブリッジ1105を介して、PCI(Peripheral Component Interconnect/Interface)バスなどの外部バス1106に接続されている。
キーボード1108、マウス等のポインティングデバイス1109は、操作者により操作される入力デバイスである。ディスプレイ1110は、液晶表示装置又はCRT(Cathode Ray Tube)などがあり、各種情報をテキストやイメージ情報として表示する。
HDD(Hard Disk Drive)1111は、ハードディスクを内蔵し、ハードディスクを駆動し、CPU1101によって実行するプログラムや情報を記録又は再生させる。ハードディスクには、受け付けた画像、情報画像に関する情報などが格納される。さらに、その他の各種のデータ処理プログラム等、各種コンピュータ・プログラムが格納される。
ドライブ1112は、装着されている磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、又は半導体メモリ等のリムーバブル記録媒体1113に記録されているデータ又はプログラムを読み出して、そのデータ又はプログラムを、インタフェース1107、外部バス1106、ブリッジ1105、及びホストバス1104を介して接続されているRAM1103に供給する。リムーバブル記録媒体1113も、ハードディスクと同様のデータ記録領域として利用可能である。
接続ポート1114は、外部接続機器1115を接続するポートであり、USB、IEEE1394等の接続部を持つ。接続ポート1114は、インタフェース1107、及び外部バス1106、ブリッジ1105、ホストバス1104等を介してCPU1101等に接続されている。通信部1116は、通信回線に接続され、外部とのデータ通信処理を実行する。データ読み取り部1117は、例えばスキャナであり、ドキュメントの読み取り処理を実行する。データ出力部1118は、例えばプリンタであり、ドキュメントデータの出力処理を実行する。
なお、図11に示す画像処理装置のハードウェア構成は、1つの構成例を示すものであり、本実施の形態は、図11に示す構成に限らず、本実施の形態において説明したモジュールを実行可能な構成であればよい。例えば、一部のモジュールを専用のハードウェア(例えば特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit:ASIC)等)で構成してもよく、一部のモジュールは外部のシステム内にあり通信回線で接続しているような形態でもよく、さらに図11に示すシステムが複数互いに通信回線によって接続されていて互いに協調動作するようにしてもよい。また、複写機、ファックス、スキャナ、プリンタ、複合機(スキャナ、プリンタ、複写機、ファックス等のいずれか2つ以上の機能を有している画像処理装置)などに組み込まれていてもよい。
なお、説明したプログラムについては、記録媒体に格納して提供してもよく、また、そのプログラムを通信手段によって提供してもよい。その場合、例えば、前記説明したプログラムについて、「プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体」の発明として捉えてもよい。
「プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、プログラムのインストール、実行、プログラムの流通などのために用いられる、プログラムが記録されたコンピュータで読み取り可能な記録媒体をいう。
なお、記録媒体としては、例えば、デジタル・バーサタイル・ディスク(DVD)であって、DVDフォーラムで策定された規格である「DVD−R、DVD−RW、DVD−RAM等」、DVD+RWで策定された規格である「DVD+R、DVD+RW等」、コンパクトディスク(CD)であって、読出し専用メモリ(CD−ROM)、CDレコーダブル(CD−R)、CDリライタブル(CD−RW)等、ブルーレイ・ディスク(Blu−ray Disc(登録商標))、光磁気ディスク(MO)、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープ、ハードディスク、読出し専用メモリ(ROM)、電気的消去及び書換可能な読出し専用メモリ(EEPROM(登録商標))、フラッシュ・メモリ、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)、SD(Secure Digital)メモリーカード等が含まれる。
そして、前記のプログラム又はその一部は、前記記録媒体に記録して保存や流通等させてもよい。また、通信によって、例えば、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)、メトロポリタン・エリア・ネットワーク(MAN)、ワイド・エリア・ネットワーク(WAN)、インターネット、イントラネット、エクストラネット等に用いられる有線ネットワーク、あるいは無線通信ネットワーク、さらにこれらの組み合わせ等の伝送媒体を用いて伝送させてもよく、また、搬送波に乗せて搬送させてもよい。
さらに、前記のプログラムは、他のプログラムの一部分であってもよく、あるいは別個のプログラムと共に記録媒体に記録されていてもよい。また、複数の記録媒体に分割して
記録されていてもよい。また、圧縮や暗号化など、復元可能であればどのような態様で記録されていてもよい。
「プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、プログラムのインストール、実行、プログラムの流通などのために用いられる、プログラムが記録されたコンピュータで読み取り可能な記録媒体をいう。
なお、記録媒体としては、例えば、デジタル・バーサタイル・ディスク(DVD)であって、DVDフォーラムで策定された規格である「DVD−R、DVD−RW、DVD−RAM等」、DVD+RWで策定された規格である「DVD+R、DVD+RW等」、コンパクトディスク(CD)であって、読出し専用メモリ(CD−ROM)、CDレコーダブル(CD−R)、CDリライタブル(CD−RW)等、ブルーレイ・ディスク(Blu−ray Disc(登録商標))、光磁気ディスク(MO)、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープ、ハードディスク、読出し専用メモリ(ROM)、電気的消去及び書換可能な読出し専用メモリ(EEPROM(登録商標))、フラッシュ・メモリ、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)、SD(Secure Digital)メモリーカード等が含まれる。
そして、前記のプログラム又はその一部は、前記記録媒体に記録して保存や流通等させてもよい。また、通信によって、例えば、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)、メトロポリタン・エリア・ネットワーク(MAN)、ワイド・エリア・ネットワーク(WAN)、インターネット、イントラネット、エクストラネット等に用いられる有線ネットワーク、あるいは無線通信ネットワーク、さらにこれらの組み合わせ等の伝送媒体を用いて伝送させてもよく、また、搬送波に乗せて搬送させてもよい。
さらに、前記のプログラムは、他のプログラムの一部分であってもよく、あるいは別個のプログラムと共に記録媒体に記録されていてもよい。また、複数の記録媒体に分割して
記録されていてもよい。また、圧縮や暗号化など、復元可能であればどのような態様で記録されていてもよい。
110…代表色算出モジュール
120…色変位算出モジュール
130…基準色変位設定モジュール
140…類似度算出モジュール
550…強調モジュール
560…二値化モジュール
720…基準色変位修正モジュール
722…候補領域抽出モジュール
724…更新色変位算出モジュール
726…基準色変位修正モジュール
910…二次微分算出モジュール
930…基準色変位設定モジュール
940…類似度算出モジュール
120…色変位算出モジュール
130…基準色変位設定モジュール
140…類似度算出モジュール
550…強調モジュール
560…二値化モジュール
720…基準色変位修正モジュール
722…候補領域抽出モジュール
724…更新色変位算出モジュール
726…基準色変位修正モジュール
910…二次微分算出モジュール
930…基準色変位設定モジュール
940…類似度算出モジュール
Claims (7)
- 画像内の予め定められた大きさの第1の領域内の色を代表する代表色を算出する代表色算出手段と、
前記代表色算出手段によって算出された代表色と前記第1の領域内の対象とする第2の領域内の色との差分を色変位として算出する色変位算出手段と、
前記色変位算出手段によって算出された色変位と前記画像内に埋め込まれた情報を示す情報画像の予め定められた色変位との類似度を算出する類似度算出手段
を具備することを特徴とする画像処理装置。 - 前記類似度算出手段によって算出された類似度に基づいて、前記画像を強調する強調手段
をさらに具備することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。 - 前記類似度算出手段によって算出された類似度に基づいて前記画像を二値化する、又は前記強調手段によって強調された画像を二値化する二値化手段
をさらに具備することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理装置。 - 前記情報画像の予め定められた色変位に類似している前記色変位算出手段によって算出された色変位を抽出する抽出手段と、
前記抽出手段によって抽出された色変位を代表する代表色変位を算出する代表色変位算出手段と、
前記代表色変位算出手段によって算出された代表色変位に基づいて、前記情報画像の予め定められた色変位を修正する修正手段
をさらに具備することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の画像処理装置。 - 画像内の予め定められた大きさの領域内の色の二次微分値を算出する二次微分値算出手段と、
前記二次微分値算出手段によって算出された二次微分値と前記画像内に埋め込まれた情報を示す情報画像の予め定められた色変位を表す二次微分値との類似度を算出する類似度算出手段
を具備することを特徴とする画像処理装置。 - コンピュータを、
画像内の予め定められた大きさの第1の領域内の色を代表する代表色を算出する代表色算出手段と、
前記代表色算出手段によって算出された代表色と前記第1の領域内の対象とする第2の領域内の色との差分を色変位として算出する色変位算出手段と、
前記色変位算出手段によって算出された色変位と前記画像内に埋め込まれた情報を示す情報画像の予め定められた色変位との類似度を算出する類似度算出手段
として機能させるための画像処理プログラム。 - コンピュータを、
画像内の予め定められた大きさの領域内の色の二次微分値を算出する二次微分値算出手段と、
前記二次微分値算出手段によって算出された二次微分値と前記画像内に埋め込まれた情報を示す情報画像の予め定められた色変位を表す二次微分値との類似度を算出する類似度算出手段
として機能させるための画像処理プログラム。
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