JP5206084B2 - 電動工具 - Google Patents

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    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25FCOMBINATION OR MULTI-PURPOSE TOOLS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; DETAILS OR COMPONENTS OF PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS NOT PARTICULARLY RELATED TO THE OPERATIONS PERFORMED AND NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B25F5/00Details or components of portable power-driven tools not particularly related to the operations performed and not otherwise provided for
    • B25F5/02Construction of casings, bodies or handles

Description

本発明は、駆動源であるモータの回転方向を正逆に切り替えることができる電動工具に関する。
ドリルやドライバ等の先端工具をモータによって回転駆動して所要の作業を行う電動工具には、例えば特許文献1に記載のように、モータの回転方向を正逆に切り替えるための正逆切替レバー式の切替スイッチを備えたものがある。図10は従来例によるインパクトドライバ101を示す図であり、(1)は側面図、(2)は正面図である。本図では、正逆切替レバーとして、スライドスイッチが用いられる。スライドスイッチ右側110aとスライドスイッチ左側110bは、連結された1本のスライドバーである。例えば、インパクトドライバ101によってネジを被締結材に締め付けるときにはスライドスイッチ右側110aを押して、図10(2)に示すようにスライドスイッチ左側110bが突出する状態とする。するとモータは正転してネジを被締結材にねじ込む。一方、被締結材に一旦ねじ込まれたネジを取り外す場合には、スライドスイッチ左側110bを押して、スライドスイッチ右側110aが突出する状態とする。すると、バッテリ102からモータに供給される電気の極性が反転させることにより、モータが逆回転するのでネジを緩む方向に回すことができる。
特開2004−174670号公報
従来のスライドスイッチにおいては、電動工具のハウジングの左右に貫通する貫通孔に、スライドバーが配置されるため、この貫通孔に塵埃がたまりやすく、その結果スライドスイッチの動きが渋くなることがあった。
本発明は上記背景に鑑みてなされたもので、その目的は、塵埃の影響を受けないで、モータの回転方向を正逆に切り替えることを確実に行うことができる電動工具を提供することにある。
本発明の別の目的は、モータの回転方向がどちらにセットされているか容易に識別することができるスイッチ機構を有する電動工具を提供することにある。
本願発明のさらに別の目的は、ブラシレス直流モータを用いた電動工具において、簡単な構成でモータの回転方向を正逆に切替えできる切替スイッチを実現することにある。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの特徴を説明すれば、次の通りである。
本発明の一つ特徴によれば、回転方向を正逆に切り替えることができるモータを駆動源とし、装着される先端工具を回転させる電動工具において、モータを始動するためのトリガスイッチとモータの回転方向を切替えるための切替スイッチを別個に設け、切替スイッチをプッシュ式のスイッチで構成し、切替スイッチの表面全体を表面カバーで覆い、モータの回転中は切替スイッチを操作しても回転方向を切り替えないように制御する制御部を設けた。この際、切替スイッチの近傍に切替スイッチの動作モードを示す表示手段を設けると良い。切替スイッチは、モータの正回転を指示する第1のスイッチと、モータの逆回転を指示する第2のスイッチを含み、第1のスイッチは電動工具のハウジングの一方の側に設けられ、第2のスイッチはハウジングの他方の側に設けられる。
本発明の他の特徴によれば、切替スイッチは、モータの正回転を指示する第1のスイッチと、モータの逆回転を指示する第2のスイッチを含み、第1及び第2のスイッチは並列して配置され、電動工具のハウジングに取り付けられる。取り付ける場所は、例えばモータの軸線から下方に略垂直に延びるハンドル部を有し、ハンドル部の下方にバッテリが取り付けられる構成の電動工具では、ハンドル部の下方であって、バッテリ保持部の上方の平坦面に設けると良い。また、切替スイッチは、ハンドル部の下方であって、バッテリ保持部の側方に設けるようにしても良い。
本発明のさらに他の特徴によれば、切替スイッチはライトタッチスイッチであり、表面カバーは表面に印刷が施された可撓性のシートとする。第1のスイッチと第2のスイッチはいずれか一方が選択的にONででき、一方のスイッチがONの状態の際に、他方のスイッチが押された場合は、他方のスイッチがONになるようにすると良い。
請求項1の発明によれば、モータを始動するためのトリガスイッチとモータの回転方向を切り替えるための切替スイッチを別個に設け、切替スイッチをプッシュ式のスイッチで構成し、切替スイッチの表面全体を表面カバーで覆ったので、防水、防塵にも優れ、動きがなめらかで使いやすい切替スイッチを実現できる。
請求項2の発明によれば、切替スイッチの近傍に切替スイッチの動作モードを示す表示手段を設けたので、モータの回転方向がどちらに設定されているかを即座に認識することをできる。
請求項3の発明によれば、切替スイッチを第1と第2のスイッチで構成し、正回転を示す第1のスイッチをハウジングの一方の側に、逆回転を示す第2のスイッチを他方の側に設けたので、従来のスライドタイプの切替スイッチと全く同じ操作性で作業ができるので、作業者がとまどうことなく使いやすい電動工具を実現できる。
請求項4の発明によれば、第1及び第2のスイッチは並列して電動工具のハウジングに配列したので、コンパクトなスイッチ構成が実現できるとともに、正逆回転を示す表示手段がまとめて設けられるので、回転方向の識別が容易になる。
請求項5の発明によれば、切替スイッチは、ハンドル部の下方であって、バッテリ保持部の上方の平坦面に設けられるので、被削材や周囲のものにぶつけて切替スイッチを壊す可能性がきわめて低くなり、電動工具の耐久性を向上させることができる。
請求項6の発明によれば、切替スイッチは、ハンドル部の下方であって、バッテリ保持部の側方に設けられるので、作業者が把持中の電動工具を少し傾けるだけで表示手段の表示状態を一目で確認できるので、たいへん使いやすい。
請求項7の発明によれば、切替スイッチはライトタッチスイッチであり、表面カバーは表面に印刷が施された可撓性のシートであるので、識別性が良いばかりか、軽いタッチで切り替えができるので操作性も良い。
請求項8の発明によれば、第1のスイッチと第2のスイッチはいずれか一方が選択的にONででき、一方のスイッチがONの状態の際に、他方のスイッチが押された場合は、他方のスイッチがONになるので、確実に一方の回転方向を選択できる。
本発明の上記及び他の目的ならびに新規な特徴は、以下の明細書の記載及び図面から明らかになるであろう。
以下、本発明の実施形態を図1〜3に基づいて説明する。尚、以下の説明において、上下、前後の方向は、図1に示した方向として説明する。図1は本発明に係る電動工具の一実施形態としてのインパクトドライバの側断面図であり、図示のインパクトドライバ1は、充電可能なバッテリ2を電源とし、モータ3を駆動源として回転打撃機構4を駆動し、出力軸であるアンビル5に回転と打撃を与えることによってドライバビット等の図示しない先端工具に回転打撃力を間欠的に伝達してネジ締め等の作業を行う。
上記モータ3は、ブラシレス直流モータであって、側面視T字状を成すハウジング6の筒状の胴体部6内に収容されており、その後方(図1の方)には、モータ3を駆動するためのインバータ部7が配設される。又、ハウジング6の胴体部6から略直角に一体に延びるハンドル部6内の上部にはトリガスイッチ8が配設され、該トリガスイッチ8には図示しないバネによって付勢されてハンドル部6から突出しているトリガ操作部8cが設けられる。又、ハンドル部6内の下部には、トリガ操作部8cの引き動作によって前記モータ3の速度を制御する機能等を備えた制御部(制御基板)9が収容され、この制御部9は、バッテリ2とトリガスイッチ8に電気的に接続される。ハンドル部6内の下側側部には、ハンドストラップ29が取り付けられ、ハンドル部6の下部の略四角形のバッテリ保持部6cには、バッテリ2が着脱可能に装着される。
ハウジング6の胴体部6A内に内蔵された回転打撃機構4は、遊星歯車減速機構10とスピンドル11及びハンマ12を備え、トリガスイッチ8のトリガ操作部8cが引かれてモータ3が起動されると、該モータ3の回転は遊星歯車減速機構10によって減速されてスピンドル11に伝達され、該スピンドル11が所定の速度で回転駆動される。ここで、スピンドル11とハンマ12とはカム機構によって連結され、このカム機構は、スピンドル11の外周面に形成されたV字状のスピンドルカム溝11aとハンマ12の内周面に形成されたハンマカム溝12a及びこれらのカム溝11a、12aに係合するボール13によって構成される。
ハンマ12は、スプリング14によって常に前方に付勢されており、静止時にはボール13とカム溝11a、12aとの係合によってアンビル5の端面とは隙間を隔てた位置にある。そして、ハンマ12とアンビル5の相対向する回転平面上の2箇所には図示しない凸部がそれぞれ対称的に形成されている。
スピンドル11が回転駆動されると、その回転は前記カム機構を介してハンマ12に伝達され、ハンマ12が半回転しないうちに該ハンマ12の凸部がアンビル5の凸部に係合してアンビル5を回転させるが、そのときの係合反力によってスピンドル11とハンマ12との間に相対回転が生ずると、ハンマ12はカム機構のスピンドルカム溝11aに沿ってスプリング14を圧縮しながらモータ3側へと後退を始める。
そして、ハンマ12の後退動によって該ハンマ12の凸部がアンビル5の凸部を乗り越えて両者の係合が解除されると、ハンマ12は、スピンドル11の回転力に加え、スプリング14に蓄積されていた弾性エネルギーとカム機構の作用によって回転方向及び前方に急速に加速されつつ、スプリング14の付勢力によって前方へ移動し、その凸部がアンビル5の凸部に再び係合して一体に回転し始める。このとき、強力な回転打撃力がアンビル5に加えられるため、該アンビル5に装着された図示しない先端工具を介してネジに回転打撃力が伝達される。
以後、同様の動作が繰り返されて先端工具からネジに回転打撃力が間欠的に繰り返し伝達され、該ネジが木材等の図示しない被締結材にねじ込まれる。
図2は、図1に示すインパクトドライバ1の側面図であり、(1)は右側面図、(2)は左側面図を示す。本実施形態においては、モータの正逆切替スイッチ(28a、28b)は、ハウジング6の右側側面および左側側面であって、トリガ操作部8cの上部付近に設けられる。正逆切替スイッチ28a及び28bは、例えばタクトスイッチ(注:アルプス電気株式会社の商品名であり登録商標)などのライトタッチスイッチを、表面に印刷が施された可撓性のシートで覆うことで構成できる。また、別の構成例として、エンボス付表面とメンブレンスイッチを一体化し、表面シートの形状でクリック感をだしたスイッチとしても良い。このように構成すれば、任意のデザイン、色指定が可能であり、また、防水、防塵にも優れ、動きがなめらかで使いやすいスイッチを実現できる。さらに、従来例のメカニカルスイッチから、本実施形態では電子式スイッチに変更したので、スイッチの動きがなめらかで使いやすく、スイッチへの電流負荷が少なく長寿命となる。
正逆切替スイッチ28a、28bのいずれかが押されると、押された側が指示するモータの回転方向が指定される。この際、どちらが指定されていることを示すために、正逆切替スイッチ28a及び28bの側部にはLED27a、27bが取り付けられる。ここで、正逆切替スイッチ28aの“R”は、右回転(正回転)を示し、正逆切替スイッチ28bの“L”は、左回転(逆回転)を示す。尚、図2(2)において34で示す部分は、インパクトドライバ1を作業者のベルトに引っかけるための、ベルト掛けである。
次に、前記モータ3の駆動制御系の構成と作用を図3に基づいて説明する。図3はモータの駆動制御系の構成を示すブロック図であり、本実施の形態では、モータ3は3相のブラシレス直流モータで構成されている。このブラシレス直流モータは、インナーロータ型であって、複数組のN極とS極を含む永久磁石(マグネット)を含んで構成される回転子(ロータ)3bと、スター結線された3相の固定子巻線U、V、Wから成る固定子3aと、回転子3bの回転位置を検出するために周方向に所定の間隔毎、例えば角度60°毎に配置された3つの回転位置検出素子(ホール素子)15、16、17を有する。これら回転位置検出素子15〜17からの位置検出信号に基づいて固定子巻線U、V、Wへの通電方向と時間が制御され、モータ3が回転する。
インバータ部(電力変換器)7は、3相ブリッジ形式に接続された6個のFET(以下、「スイッチング素子」と称する)Q1〜Q6と、これらのスイッチング素子Q1〜Q6の各コレクタ−エミッタ間に内蔵されて並列接続されたフライホイールダイオードとで構成される。
ブリッジ接続された6個のスイッチング素子Q1〜Q6の各ゲートは、インバータ駆動部(インターフェイス部)18に接続され、6個のスイッチング素子Q1〜Q6の各ドレイン又は各ソースは、スター結線された固定子巻線U、V、Wに接続される。これによって、6個のスイッチング素子Q1〜Q6は、インバータ駆動部18から入力されたスイッチング素子駆動信号(H4、H5、H6等の駆動信号)によってスイッチング動作を行い、インバータ部7に印加されるバッテリ2の直流電圧を3相(U相、V相及びW相)電圧Vu、Vv、Vwとして固定子巻線U、V、Wに電力を供給する。
6個のスイッチング素子Q1〜Q6の各ゲートを駆動するスイッチング素子駆動信号(3相信号)のうち、3個の負電源側スイッチング素子Q4、Q5、Q6をパルス幅変調信号(PWM信号)H4、H5、H6として供給し、後述の制御部9によって、トリガスイッチ8のトリガ操作部8の操作量(ストローク)Lの検出信号に基づいてPWM信号のパルス幅(デューティ比)を変化させることによってモータ3への電力供給量を調整し、モータ3の起動/停止と回転速度を制御する。
ここで、PWM信号は、インバータ部7の正電源側スイッチング素子Q1〜Q3又は負電源側スイッチング素子Q4〜Q6の何れか一方に供給され、スイッチング素子Q1〜Q3又はスイッチング素子Q4〜Q6を高速スイッチングさせることによって結果的にバッテリ2の直流電圧から各固定子巻線U、V、Wに供給する電力を制御する。尚、本実施の形態では、負電源側スイッチング素子Q4〜Q6にPWM信号が供給されるため、該PWM信号のパルス幅を制御することによって各固定子巻線U、V、Wに供給する電力を調整してモータ3の回転速度を制御することができる。
トリガスイッチ8には、速度接点8aとメイン接点8bが設けられ、速度接点8aは、トリガ操作部8の操作量(ストローク)に応じた電圧信号(ポテンショメータの電圧信号)を出力する。メイン接点8bは、トリガ操作部8が操作されない状態ではOFFされて電圧信号として基準電圧Vcc(5V)を出力するが、トリガ操作部8cが引かれてそのストロークが設定値に達するとONされ、その電圧信号は0Vを示す。
インパクトドライバ1には、モータ3の回転方向を切り替えるための正逆切替スイッチ28a及び28bを形成するスイッチ基板25a、25bが設けられており、スイッチ基板25a、25bには、正転用のスイッチ素子26aと反転用のスイッチ素子26bを有している。正転用のスイッチ素子26aがONになると、電圧信号が基準電圧Vcc(5V)から0Vに変化し、その変化が回転方向設定部23により検出される。反転用のスイッチ素子26bがONになると、同様に、電圧信号が基準電圧Vcc(5V)から0Vに変化し、その変化が回転方向設定部23により検出される。回転方向設定部23はこれらの電圧信号の変化を検出するごとに、モータの回転方向を切り替えて、その制御信号を回転方向設定部23に送信する。尚、回転方向設定部23は、モータ3の回転中は、電圧の変化を検出したとしても設定されている回転方向を切り替えないように制御すると良い。駆動信号形成部19は、送信された制御信号に従ってモータ3の回転方向を決定する。
前記制御部9は、図示していないが、処理プログラムとデータに基づいて駆動信号を出力するためのCPU、処理プログラムや制御データを記憶するためのROM、データを一時記憶するためのRAM、タイマ等を含むマイクロコンピュータ(マイコン)によって構成される。機能的には、制御部9には、インバータ部7の制御信号及びPWM信号を出力するための駆動信号形成部(CPU及びメモリを含む)19と、該駆動信号形成部19の出力信号に基づいてインバータ部7を駆動する前記インバータ駆動部18と、トリガスイッチ8の速度接点8aから入力される電圧信号に基づいてトリガ操作部8cのストロークを検出するストローク検出部と、該ストローク検出部20によって検出されたトリガ操作部8cのストロークに応じてモータ3への印加電圧、即ち、インバータ駆動部18の出力PWM信号のデューティ比を設定するための印加電圧設定部21が設けられる。
制御部9には、トリガスイッチ8のメイン接点8bから入力される電圧信号に基づいてトリガスイッチ8のトリガ操作部8cの操作の有無を検知するトリガ操作有無検知部22と、正逆切替レバーによるモータ3の回転方向に切り替え操作を検出してモータ3の回転方向を設定するための回転方向設定部と、前記3つの回転位置検出素子15、16、17の出力信号に基づいて回転子3と固定子3の固定子巻線U、V、Wとの関係位置を検出するための回転位置検出部24が設けられる。
以上のように、制御部9の駆動信号形成部19は、回転方向設定部23と回転位置検出部24の出力信号に基づいて所定のスイッチング素子Q1〜Q6を交互にスイッチングするための駆動信号を形成し、その駆動信号をインバータ駆動部18に出力する。これによって固定子巻線U、V、Wの所定の巻線(U、V、W)に交互に通電し、回転子3を設定された回転方向に回転させる。この場合、インバータ部7の負電源側スイッチング素子Q4〜Q6に印加する駆動信号は、印加電圧設定部21の出力制御信号に基づいてPWM変調信号として出力される。尚、PWM信号は正電源側スイッチング素子Q1〜Q3に印加しても良い。
図4は、本発明の実施形態に係るインパクトドライバ1の外観を示す正面図である。トリガ操作部8cの上部には、先端工具の先端を照射するための高輝度LEDライトが設けられ、トリガ操作部8cをONにしたことに連動して、或いは、別に設けられる高輝度LEDライトのスイッチ(図示せず)によって点灯される。
次に、図5、6を用いて本願発明の第2の実施形態を説明する。図5は本発明の第2の実施形態に係るインパクトドライバの正逆切替スイッチの配置を説明する図であり、図6は、図5で示す正逆切替スイッチの回路基板を示す図である。
図5は、図4のA−A部から下方をみた状態を示す図であり、この図は、ちょうどハウジングのバッテリ保持部6cの上面側の平坦部を示している。バッテリ保持部6cの上方の平坦面の前方側(先端工具が取り付けられる側)には、モータの正逆切替スイッチ38a、38bが並んで設けられ、その右側には、点灯時にモータ3の正回転モードであることを示すLED37aと、点灯時にモータ3の逆回転モードであることを示すLED37bが設けられる。正逆切替スイッチ38a、38bは一方を選択的にONにできるので、LED37aと37bは、いずれか一方が点灯する。第2の実施形態のように、この位置に、正逆切替スイッチ38a、38bを設ければ、作業者がハンドル部6bを握っている最中、または電動工具の作動中であっても、視線を手元にずらして、LED37aと37bを見るだけで、一目で回転方向を認識することができる。尚、LED37aと37bは同色のLEDでよいが、より識別性を上げるために、別々の発光色のLEDを用いても良い。
図6は、正逆切替スイッチの回路基板を示す図である。正逆切替スイッチ基板35は、モータ3の速度を制御する機能等を備えた制御基板9上に配置される。配置の仕方は、制御基板9の一部を正逆切替スイッチ基板35として割り当てても良いし、正逆切替スイッチ基板35を独立して設けて、制御基板9の上に重ねて配置するようにしても良い。タクトスイッチ(アルプス電気株式会社の商品名であり登録商標)等のライトタッチスイッチ素子36a、36bは、正逆切替スイッチ基板35に取り付けられ、ライトタッチスイッチ素子36a、36bとLED37aと37bを含む上側全体が、略四角形の樹脂製の表面カバー39で覆われる。表面カバー39はバッテリ保持部6cの上方の平坦面と連続して隙間を生じないように一体に設けられる。そのため、ハウジング6の一部には、ライトタッチスイッチ素子36a、36bへのアクセスを可能とする貫通孔が設けられ、ハウジング6の外側からその貫通孔を塞ぐのに十分な大きさの表面カバー39を接着などで取り付ける。
制御基板9の表側及び裏側にはモータ3の回転方向、回転速度を制御するための各種の制御素子(図示しない)が搭載される。また、制御基板9の側面にはプッシュスイッチ31、32が設けられる。プッシュスイッチ31は、モータ3の回転数を設定するためのスイッチで、設定する最大回転数を、低回転から高回転まで数段階にわけて設定でき打撃力を調整できる。プッシュスイッチ32はインパクトドライバ1の打撃モードを設定するためもので、プッシュスイッチ32を押すたびに「単発」と「連発」モードの切替ができる。「単発モード」とは、打撃開始後、数回の打撃(1〜4回)で自動停止する動作モードであり、「連発モード」はスイッチを引いている限り、連続打撃を続ける動作モードである。コード33は、高輝度LEDライト30に電気を供給する線であり、コネクタ40は、インバータ部7やトリガスイッチ8に接続する図示しないフラットケーブル等が接続される。
図7は、本発明の第3の実施形態に係るインパクトドライバの正逆切替スイッチの配置を説明する図である。第3の実施形態では、基本的に第2の実施形態とスイッチ群の構成は同様であるが、その配置位置が異なる。即ち、正逆切替スイッチ48a、48bは、ハンドル部6bの下方であって、バッテリ保持部6cの側方(左側)に設けられる。また、正逆切替スイッチ48a、48bの側方には、LED47a、47bを設け、モータ3の回転方向が正方向か逆方向かが一目で分かるようにした。図7に示す正逆切替スイッチ48a、48b及びLED47a、47bの配置とすると、右利きの作業者の場合は、これらが作業者の体に面する側に位置するので、スイッチの位置が一目で見つけやすく、また把持中のインパクトドライバ1を少し傾けるだけでLED47a、47bの点灯状態を一目で確認できるので、たいへん使いやすい。また、正逆切替スイッチ48a、48b及びLED47a、47bは、ハウジングのバッテリ保持部6cの表面と連続して形成された表面カバー49により覆われるので、防水、防塵にも優れ、動きがなめらかで使いやすいスイッチを実現できる。さらに、正逆切替スイッチ48a、48bを作業者の体に面する側の側面に設けたので、被削材や周囲のものにぶつける可能性が低くなる。
図8は、第3の実施形態に係るインパクトドライバの正逆切替スイッチの回路基板の配置を示す図であり、正逆切替スイッチ基板45は、表面カバー49が外された状態を示す。正逆切替スイッチ基板45は、モータ3の速度を制御する機能等を備えた制御基板9の側部に設けられる。正逆切替スイッチ基板45上には、2つのライトタッチスイッチ素子46a、46b及びLED47a、47bが設けられる。尚、図示していないが、表面カバー49のLED47a、47bに接する部分は、LED47a、47bの光を透過するように透明または薄い色になっている。
図9は、本発明の第4の実施形態に係るインパクトドライバの正逆切替スイッチの配置を説明する図である。第4の実施形態では、第3の実施形態に比べて、LED47aと47bの構成と配置は同様であるが、正逆切替スイッチ48a,48bが集約されて1つの正逆切替スイッチ58で構成されている。そして、正逆切替スイッチ58を1回ずつ押すたびに、正転→逆転→正転・・と切り替えられるように構成される。この切替は、正逆切替スイッチ58の入力を図3の回転方向設定部23で順次カウントして、切り替えるようにすればよい。このように構成すれば、正転(L)用と逆転(R)用に2つのライトタッチスイッチ素子を使う必要がなく、1つですむので部品点数を削減できる。
以上、説明したように本発明によれば塵埃の影響を受けないで、モータの回転方向を正逆に切り替えることを確実に行うことができる電動工具を実現することができる。また、モータの回転方向がどちらにセットされているか容易に識別することができる。さらに、ブラシレス直流モータを用いた電動工具において、2つのライトタッチスイッチとLEDにて、簡単な構成でモータの回転方向を正逆に切替えできる切替スイッチを実現できる。
尚、以上は本発明の電動工具の例としてインパクトドライバに対して適用した形態について説明したが、本発明は、駆動源であるモータの回転方向を正逆に切り替えることができる他の任意の電動工具に対しても同様に適用可能であることは勿論である。
また、本願発明ではモータの回転モードとして、正転モードと逆転モードの2つを設けたが、さらにロックモード(トリガ操作部8cを引いてもモータが回転しないモード)を設けてもよいし、その他のモードを設けても良い。
本発明の実施形態に係るインパクトドライバの側断面図である。 本発明の実施形態に係るインパクトドライバの外観を示す、(1)右側面図と(2)左側面図である。 本発明の実施形態に係るインパクトドライバのモータの駆動制御系の構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係るインパクトドライバの外観を示す正面図である。 本発明の第2の実施形態に係るインパクトドライバの正逆切替スイッチの配置を説明する図である。 図5の第2の実施形態に係るインパクトドライバの正逆切替スイッチの回路基板を示す図である。 本発明の第3の実施形態に係るインパクトドライバの正逆切替スイッチの配置を説明する図である。 図5の第3の実施形態に係るインパクトドライバの正逆切替スイッチの回路基板の配置を示す図である。 本発明の第4の実施形態に係るインパクトドライバの正逆切替スイッチの配置を説明する図である。 従来のインパクトドライバの外観を示し、(1)は左側面図、(2)は正面図である。
符号の説明
1 インパクトドライバ(電動工具) 2 バッテリ 3 モータ
3a モータの固定子 3b モータの回転子 4 回転打撃機構
5 アンビル 6 ハウジング 6a ハウジングの胴体部
6b ハウジングのハンドル部 6c ハウジングのバッテリ保持部
7 インバータ部 8 トリガスイッチ
8a 速度接点 8b メイン接点 8c トリガ操作部
9 制御部 10 遊星歯車減速機構 11 スピンドル
11a スピンドルカム溝 12 ハンマ 12a ハンマカム溝
13 ボール 14 スプリング 15、16、17 回転位置検出素子
18 インバータ駆動部 19 駆動信号形成部 20 ストローク検出部
21 印加電圧設定部 22 トリガ操作有無検知部 23 回転方向設定部
24 回転位置検出部
25a、25b、35、45 正逆切替スイッチ基板
26a、26b、36a、36b ライトタッチスイッチ素子
27a、27b、37a、37b、47a、47b LED
28a、28b、38a、38b、48a、48b、58 正逆切替スイッチ
29 ハンドストラップ
30 高輝度LEDライト 31、32 プッシュスイッチ 33 コード
34 ベルト掛け 39 表面カバー 40 コネクタ
41 インパクトドライバ(電動工具)
101 インパクトドライバ 102 バッテリ 108 トリガスイッチ
110a スライドスイッチ右側 110b スライドスイッチ左側

Claims (8)

  1. 回転方向を正逆に切り替えることができるモータを駆動源とし、装着される先端工具を回転させる電動工具において、
    前記モータを始動するためのトリガスイッチと前記モータの回転方向を切替えるための切替スイッチを別個に設け、
    記切替スイッチをプッシュ式のスイッチで構成し、
    前記切替スイッチの表面全体を表面カバーで覆い、
    前記モータの回転中は前記切替スイッチを操作しても回転方向を切り替えないように制御する制御部を設けたことを特徴とする電動工具。
  2. 前記切替スイッチの近傍に前記切替スイッチの動作モードを示す表示手段を設けたことを特徴とする請求項1に記載の電動工具。
  3. 前記切替スイッチは、モータの正回転を指示する第1のスイッチと、モータの逆回転を指示する第2のスイッチを含み、
    前記第1のスイッチは前記電動工具のハウジングの一方の側に設けられ、
    前記第2のスイッチは前記ハウジングの他方の側に設けられることを特徴とする請求項1又は2に記載の電動工具。
  4. 前記切替スイッチは、モータの正回転を指示する第1のスイッチと、モータの逆回転を指示する第2のスイッチを含み、
    前記第1及び第2のスイッチは並列して配置され、前記電動工具のハウジングに取り付けられることを特徴とする請求項1又は2に記載の電動工具。
  5. 前記電動工具は、前記モータの軸線から下方に略垂直に延びるハンドル部を有し、該ハンドル部の下方にバッテリが取り付けられる構成であり、
    前記切替スイッチは、前記ハンドル部の下方であって、バッテリ保持部の上方の平坦面に設けられることを特徴とする請求項4に記載の電動工具。
  6. 前記電動工具は、前記モータの軸線から下方に略垂直に延びるハンドル部を有し、該ハンドル部の下方にバッテリが取り付けられる構成であり、
    前記切替スイッチは、前記ハンドル部の下方であって、バッテリ保持部の側方に設けられることを特徴とする請求項4に記載の電動工具。
  7. 前記切替スイッチはライトタッチスイッチであり、前記表面カバーは表面に印刷が施された可撓性のシートであることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の電動工具。
  8. 前記第1のスイッチと前記第2のスイッチはいずれか一方が選択的にONででき、一方のスイッチがONの状態の際に、他方のスイッチが押された場合は、他方のスイッチがONになることを特徴とする請求項7に記載の電動工具。
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