JP5206016B2 - 自動取引装置 - Google Patents

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Description

本発明は、金融機関の店舗に設置され、本人確認を行った後に顧客との現金による取引を自動で行う現金自動預払機等の自動取引装置に関する。
従来の自動取引装置においては、顧客の本人確認を行う場合に、取引が選択されると、暗証番号を入力させ、取引金額を入力させた後に、暗証番号と取引金額と自動取引装置の識別情報とをホストコンピュータへ送信し、ホストコンピュータでの暗証番号の照合が不一致の場合には取引を不許可とし、暗証番号が一致した場合は、その自動取引装置が設置された店舗における顧客の利用履歴を確認して、利用履歴が存在する場合は取引を許可し、利用履歴が存在しない場合は、顧客の個人情報に基づいて作成した顧客が本人であることを確認する質問を自動取引装置へ送信し、自動取引装置で入力された質問に対する回答が正しい場合に、顧客との取引を許可するようにして、第3者による不正な取引を防止している(例えば、特許文献1参照。)。
特開2007−115058号公報(主に段落0015−段落0028、第2図)
しかしながら、上述した従来の技術においては、顧客の居住地域や勤務先の地域等の変化等により自動取引装置を利用する地域が変化した場合に、元の地域で第3者による取引が行われると、不正な取引を許可してしまう虞があるという問題がある。
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、自動取引装置を利用する地域が変化した場合においても、第3者による不正な取引を防止する手段を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するために、店舗に設置され、本人確認を行った後に、顧客との取引を行う自動取引装置において、顧客が予め順位を設定した本人設定情報と、直近の複数の取引における頻度の高い順に順位を設定した本人取引情報とからなる照合情報を顧客別に格納した上位装置に接続し、前記順位に従って、前記本人確認を行うときに、当該順位と、顧客が入力した本人設定情報と、前記本人取引情報と照合するための現在取引情報と、を照合依頼として前記上位装置へ送信し、前記上位装置から、当該順位を基に、前記照合依頼の本人設定情報および現在取引情報と、前記照合情報の本人設定情報および本人取引情報とをそれぞれ照合した本人照合通知を受信し、前記本人照合通知が、本人設定情報および本人取引情報の双方の一致を通知するものである場合に、取引を許可し、前記本人照合通知が、本人取引情報の不一致を通知するものである場合に、次の順位の本人設定情報を基に、本人確認を行い、最後の前記本人照合通知が、本人取引情報の不一致を通知するものである場合に、前記本人設定情報を設定した顧客の携帯端末へ、第1順位または第2順位の本人取引情報を入力させる本人確認メールを送信し、入力された本人取引情報が、第1順位または第2順位の本人取引情報である場合に、取引を許可し、入力された本人取引情報が、第1順位および第2順位以外の本人取引情報である場合に、取引を不許可にすることを特徴とする。
これにより、顧客の本人確認を、顧客本人が設定した本人設定情報とその順位、および本人の直近の複数の取引履歴に基づいて利用頻度の高い順に順位を自動的に設定した本人取引情報を用いて行うことができ、利用頻度が増加した店舗は、その順位を上昇させて本人設定情報の入力回数を減少させ、利用頻度が減少した店舗は、その順位を下降させて本人設定情報の入力回数を増加させるようにすることが可能になり、顧客の自動取引装置を利用する地域が変化した場合においても、迅速に本人取引情報を更新することが可能になり、頻繁に利用する店舗における顧客の利便性を確保しながら、第3者による不正な取引を防止することができるという効果が得られる。
以下に、図面を参照して本発明による自動取引装置の実施例について説明する。
図1は実施例1のシステム構成を示すブロック図、図2は実施例1の顧客別の取引履歴情報の構成例を示す説明図、図3は実施例1の顧客別の照合情報の構成例を示す説明図、図4は実施例1の本人確認処理を示す流れ図である。
図1において、1は自動取引装置としての現金自動預払機であり、銀行や日本郵政株式会社等の金融機関の支店や郵便局、コンビニエンスストア等の店舗に設置され、顧客との間での取引処理を自動で行う。
2は金融機関のセンタに設置された上位装置としてのホストコンピュータであり、専用回線や電話回線等の通信回線3を介して、複数の店舗に設置されている現金自動預払機1と接続している。
5はホストコンピュータ2の制御部であり、通信部6によって通信回線3に接続し、現金自動預払機1との相互通信を制御すると共に、ホストコンピュータ2の各部を制御して照合処理等を実行する機能を有している。
7はホストコンピュータ2の記憶部であり、制御部5が実行するプログラムやそれに用いる各種のデータ、および制御部5による処理結果等が格納される他、口座開設者である顧客を個別に識別するための顧客識別子である顧客IDに対応させて、顧客の口座の金融機関名、店舗名、口座番号等の口座情報やその口座残高、携帯端末および/若しくはパーソナルコンピュータのメールアドレス等からなる顧客情報、顧客別の取引履歴情報、本人確認のときに用いる照合情報等を格納した顧客データベース8が構築されている。
11は現金自動預払機1の制御部であり、通信部12によって通信回線3を介してホストコンピュータ2に接続しており、ホストコンピュータ2との相互通信を制御すると共に、現金自動預払機1内の各部を制御して、取引処理や本人確認処理等を実行する機能を有している。
13は記憶部であり、制御部11が実行するプログラムやそれに用いる各種のデータ、および制御部11による処理結果等が格納される。
14は現金自動預払機1の操作表示部に設けられた表示部であり、LCD等の表示画面を備えており、取引選択画面や各種の入力画面、顧客の処置を促す画面等を表示する機能を有している。
15は現金自動預払機1の操作表示部に設けられた入力部であり、表示部14の表面に設けられたタッチパネル等の入力手段を備えており、顧客からの暗証番号や金額等の入力や、取引の選択入力等の各種の入力を受付ける機能を有している。
16はカード処理部であり、挿入された顧客のキャッシュカードやクレジットカード等の取引カードの磁気ストライプやICチップ等に記録されている顧客IDや顧客の口座情報等のカード情報を読み書きする機能を有すると共に、明細票等に取引内容等を印刷する機能等を有している。
17は現金処理部であり、入金取引時等に顧客が投入した現金を受入れ、これを鑑別および計数して現金収納部18に収納し、出金取引時等に現金収納部18から顧客に支払う現金を繰出し、これを計数して顧客に引渡す機能を有している。
上記の現金自動預払機1の記憶部13には、顧客が選択した取引の入力を受付け、これを基にホストコンピュータ2と交信して顧客との取引処理を自動で行う機能等を有する通常の取引処理プログラムに、図4を用いて説明する本人確認処理(詳細は後述する。)を実行する機能を有するアプリケーションプログラム等が追加された業務処理実行プログラムが予め格納されており、制御部11が実行する業務処理実行プログラムのステップにより本実施例の現金自動預払機1のハードウェアとしての各機能手段が形成される。
ホストコンピュータ2の記憶部7には、各現金自動預払機1と交信して本人認証や顧客の口座の入出金を管理する機能等を有する通常の勘定方管理プログラムに、図4を用いて説明する照合処理(詳細は後述する。)を実行する機能を有するアプリケーションプログラム等が追加されたホスト業務実行プログラムが予め格納されており、制御部5が実行するホスト業務実行プログラムのステップにより本実施例のホストコンピュータ2のハードウェアとしての各機能手段が形成される。
また、ホストコンピュータ2の記憶部7に構築された顧客データベース8には、顧客別の取引履歴情報、および照合情報が格納されている。
本実施例の取引履歴情報は、図2に示すように、顧客ID(図2の例では、A0001)に対応させて、その顧客が行った直近の10回分の取引の、取引日、取引時間、取引店舗名が、新しい取引を先頭にして順に記録されている。
本実施例の照合情報は、図3に示すように、顧客IDに対応させて、その顧客が予め順位を設定した本人設定情報と、直近の複数の取引における頻度の高い順に順位を自動的に設定した本人取引情報等から構成されている。
本実施例の本人設定情報としては、暗証番号が用いられ、顧客が第1順位として設定した第1暗証番号には、顧客が通常用いる暗証番号が格納され、第2および第3暗証番号には、顧客が第2順位、第3順位として設定したそれぞれの暗証番号、つまり第2および第3暗証番号が格納されている。
なお、第2および第3暗証番号に代えて、第2および第3本人設定情報として、顧客が設定した質問や合言葉等を用いるようにしてもよい。
また、本実施例の本人の照合に用いる本人取引情報としては、顧客別の取引履歴情報から自動的に設定された店舗名が用いられる。
このため、現金自動預払機1の記憶部13には、本人確認処理のときに、ホストコンピュータ2に格納されている本人取引情報の店舗名と照合するときに用いる現在取引情報として、現金自動預払機1が設置された店舗の店舗識別子である店舗名(本実施例では、店舗A)が格納されている。
本実施例のホストコンピュータ2による本人取引情報の自動設定は、以下のようにして行われる。
すなわち、各顧客、例えば図2に示す顧客ID(A0001)が付与された顧客の本人取引情報を設定するときは、ホストコンピュータ2の制御部5は、当該顧客IDの直近の10回分の取引履歴が記録された取引履歴情報を読出し、利用頻度の高い順に店舗名(図2の例では、店舗C(5回)、店舗B(3回)、店舗A(2回)の順)を並べ、その中の異なる店舗の数(図2では3店舗)の1/3(端数は切上げ、図2では1店舗)を各順位の原則の数として、最も取引回数の多い店舗名(図2では、店舗C)を第1順位として第1本人取引情報に格納し、次の店舗名(図2では、店舗B)を第2順位として第2本人取引情報に格納し、これらに該当しない全ての店舗(図2では、店舗A)は、第3順位として取扱う。
このように、本実施例の順位は、3水準に分割されて設定される。
なお、同じ取引回数の店舗が複数存在する場合は、図3に示す顧客ID、A0002の顧客のように、それが第1順位であれば、2つの店舗名を第1順位として、例外的に設定する。
また、口座開設直後の顧客の本人取引情報は全て空欄とされており、初回の取引が行われた場合には、前記の自動設定の手順に従って順位が設定される。
つまり、初回の取引の場合は、取引を行った店舗名が一つであり、利用頻度の最も高い店舗はその店舗になり、設定すべき店舗数を算出する異なる店舗の数の1/3の端数は切上げるので、初回の取引を行った店舗名を第1順位として設定する。
2回目以降も同様にして設定される。例えば、3回目の取引が他の店舗で行われた場合には、1回目、2回目の取引が同じ店舗で行われているとすると、他の店舗を第2順位として設定する。
以下に、図4に示す流れ図のステップに従って、本実施例の現金自動預払機1による本人確認処理、およびホストコンピュータ2による照合処理について、出金取引を例に説明する。
なお、ステップ名は現金自動預払機1の場合をSで、ホストコンピュータ2の場合をSHで表す。
また、図4に示す破線の矢印は、通信回線3を介した、現金自動預払機1とホストコンピュータ2との間のデータの送信方向を示す。
金融機関の店舗の係員が、始業時等に現金自動預払機1へ電源を投入すると、現金自動預払機1の記憶部13に格納されている業務処理実行プログラムが自動的に起動される。
S1、業務処理実行プログラムが起動すると、現金自動預払機1の制御部11は、業務処理実行プログラムにより、その表示部14の表示画面に取引選択画面を表示して待機する。
取引選択画面には、取引選択ボタンの押下を促す旨の文言と、出金取引のための「お引き出し」ボタンおよび入金取引のための「お預け入れ」ボタン、振込取引のための「お振り込み」ボタン、口座残高を照会する残高照会取引のための「残高照会」ボタン等の取引を選択するための取引選択ボタンが表示されている。
本実施例では、顧客は出金取引を選択し、入力部15によって「お引き出し」ボタンを押下する。
S2、顧客の選択した取引を入力部15からの出力信号等により出金取引と認識した制御部11は、表示部14の表示画面に取引カードの挿入を促す旨の文言等を表示した取引カード挿入依頼画面を表示し、顧客はこれに従って取引カードをカード処理部16に挿入する。
S3、取引カードの挿入を検知した制御部11は、挿入された取引カードの正統性を判定し、取引カードが正統であればステップS4へ、取引カードが正統でなければステップS21へ移行する。
S4、取引カードを正統と判定した制御部11は、カード処理部16によって、取引カードに記録されている顧客IDや口座情報等のカード情報を読取ると共に、その時計機能によって現在日時を認識し、読取ったカード情報と、認識した現在日時を記憶部13に一時保存する。
S4、カード情報を読取った制御部11は、第1順位による本人確認を行うために、表示部14の表示画面に第1暗証番号入力画面を表示する。
第1暗証番号入力画面には、第1暗証番号の入力を促す旨の文言等、およびその表示欄とその入力のためのテンキーや入力の間違いを訂正するための「訂正」ボタン等が表示される。
顧客は入力部15を用いて、第1暗証番号を入力する。
S5、入力された第1暗証番号を認識した制御部11は、記憶部13の格納されている店舗名(本実施例では、店舗A)および一時保存したカード情報の顧客IDを読出し、第1順位の照合である旨、読出した顧客IDと店舗名からなる現在取引情報、および入力された第1暗証番号等からなる第1の照合依頼を、通信部12によって、通信回線3を介してホストコンピュータ2(ステップSH1)へ送信する。
SH1、第1の照合依頼の着信を待って待機していたホストコンピュータ2の制御部5は、通信部6によって現金自動預払機1からの第1の照合依頼を受信したときに、ステップSH2へ移行する。第1の照合依頼を受信しない場合はステップSH3へ移行する。
SH2、第1の照合依頼を受信した制御部5は、受信した顧客IDを基に、顧客データベース8の当該顧客IDの照合情報を特定し、その照合情報に第1順位として設定されている第1暗証番号と第1本人取引情報(本実施例では、店舗C)とを読出し、読出した照合情報の第1暗証番号および第1本人取引情報と、第1の照合依頼の顧客が入力した第1暗証番号および現在取引情報とをそれぞれ照合し、照合情報の第1暗証番号と、第1の照合依頼の第1暗証番号との一致または不一致の別、および照合情報の第1本人取引情報の店舗名と、第1の照合依頼の現在取引情報の店舗名との一致または不一致の別を、第1暗証番号と第1本人取引情報とのそれぞれの照合結果として記した本人照合通知を、通信部6によって、通信回線3を介して送信元の現金自動預払機1(ステップS6)へ送信し、ステップSH3へ移行する。
この場合に、第1本人取引情報が空欄のときは、第1本人取引情報の照合結果には、初回取引である旨が記される。
S6、本人照合通知を受信した制御部11は、受信した本人照合通知が第1暗証番号の一致を通知するものである場合はステップS8へ、本人照合通知が第1暗証番号の不一致を通知するものである場合はステップS7へ移行する。
S7、第1暗証番号の不一致を認識した制御部11は、記憶部13によって不一致回数をカウントし、その不一致回数が所定の回数(本実施例では、3回)未満であればステップS4へ戻って第1暗証番号の再入力を受付け、不一致回数が所定の回数になった場合は、当該順位(本ステップでは、第1順位)を不一致順位として記憶部13に一時保存してステップS19へ移行する。
S8、本人照合通知によって、第1暗証番号の一致を認識した制御部11は、受信した本人照合通知に第1本人取引情報に初回取引である旨が記載されている場合は、口座開設直後の顧客と認識して、第1暗証番号の一致により取引許可を判定し、接続子Bを介してステップS22へ移行する。
本人照合通知が、第1本人取引情報の一致、不一致を通知するものである場合は、ステップS9へ移行する。
S9、制御部11は、受信した本人照合通知が第1本人取引情報の一致を通知するものである場合は、第1暗証番号および第1本人取引情報の双方の一致により取引許可を判定し、接続子Bを介してステップS22へ移行する。
本人照合通知が、第1本人取引情報の不一致を通知するものである場合は、ステップS10へ移行する。
S10、第1の照合依頼による本人確認において、第1本人取引情報の不一致により取引不許可を判定した制御部11は、第2順位による本人確認を行うために、表示部14の表示画面に、上記ステップ4の第1暗証番号入力画面と同様の、第2暗証番号入力画面を表示し、顧客は第2暗証番号を入力する。
その後の現金自動預払機1のステップS11〜S13の作動、およびホストコンピュータ2のSH3、SH4の作動は、上記ステップS5〜S7の作動、およびSH1、SH2の作動と同様であるので、その説明を省略する。
この場合に、ステップS11において送信される第2の照合依頼には、第1の照合依頼で用いられた現在取引情報と同じ現在取引情報が用いられる。
S14、本人照合通知によって、第2暗証番号の一致を認識した制御部11は、受信した本人照合通知が第2本人取引情報の一致を通知するものである場合は、第2暗証番号および第2本人取引情報の双方の一致により取引許可を判定し、接続子Bを介してステップS22へ移行する。
本人照合通知が、第2本人取引情報の不一致を通知するものである場合は、ステップS15へ移行する。
S15、第2の照合依頼による本人確認において、第2本人取引情報の不一致により取引不許可を判定した制御部11は、第3順位による本人確認を行うために、表示部14の表示画面に、上記ステップS4の第1暗証番号入力画面と同様の、第3暗証番号入力画面を表示し、顧客は第3暗証番号を入力する。
S16、入力された第3暗証番号を認識した制御部11は、上記ステップS5と同様にして、第3順位の照合である旨、顧客ID、店舗名(本実施例では、店舗A)からなる現在取引情報、および第3暗証番号等からなる第3の照合依頼を、ホストコンピュータ2(ステップSH5)へ送信する。
SH5、第3の照合依頼の着信を待って待機していたホストコンピュータ2の制御部5は、現金自動預払機1からの第3の照合依頼を受信したときに、ステップSH6へ移行する。第3の照合依頼を受信しない場合はステップSH7へ移行する。
SH6、第3の照合依頼を受信した制御部5は、上記ステップSH2と同様にして、顧客IDを基に、当該顧客IDの照合情報に第3順位として設定されている第3暗証番号を読出し、読出した照合情報と第3の照合依頼との、第3暗証番号を照合し、第3暗証番号に、一致または不一致の別を記した本人照合通知を、送信元の現金自動預払機1(ステップS17)へ送信し、ステップSH7へ移行する。
この場合に、第3本人取引情報は照合情報に格納されていないが、第1および第2順位の店舗名(本実施例では、店舗Cと店舗B)に該当しない全ての店舗名は、第3本人取引情報の店舗名(本実施例では、店舗A)となるので、第3の照合依頼による本人照合通知の第3本人取引情報は一致として通知される。
S17、最後の本人照合通知(本実施例では、第3順位による本人確認)を受信した制御部11は、受信した本人照合通知が第3暗証番号の一致を通知するものである場合は、第3本人取引情報は一致として通知されているので、第3暗証番号および第3本人取引情報の双方の一致により取引許可を判定し、ステップS22へ移行する。
最後の本人照合通知が、第3暗証番号の不一致を通知するものである場合はステップS18へ移行する。
S18、第3暗証番号の不一致を認識した制御部11は、上記ステップS7と同様にして、不一致回数が所定の回数未満であればステップS15へ戻って第3暗証番号の再入力を受付け、不一致回数が所定の回数になった場合は、当該順位(本ステップでは、第3順位)を不一致順位として記憶部13に一時保存してステップS19へ移行する。
S19、第1または第2または第3暗証番号の入力回数が所定の回数を超えたこと認識した制御部11は、表示部14の画面に不一致であった順位の暗証番号が間違っている旨の文言等を表示した取引中止画面を表示し、顧客はその内容を確認して確認操作を行う。
S20、顧客の確認操作を認識した制御部11は、記憶部13に一時保存したカード情報の顧客ID、不一致順位および現在日時を読出し、暗証番号が不一致のために取引を中止した旨に、不一致回数が超過した暗証番号の順位(不一致順位)、読出した顧客IDおよび現在日時を添付した取引中止通知を、通信回線3を介して、ホストコンピュータ2(接続子Cを介して接続するステップSH7)へ送信してステップS21へ移行する。
S21、ステップS3において取引カードが正統でないと判定した、またはステップS20において取引中止通知を送信した制御部11は、取引カードをカード処理部16から排出して顧客に返却し、出金取引処理を終了させ、ステップS1へ戻って表示部14の表示画面に取引選択画面を表示して待機する。
SH7、また、取引中止通知の着信を待って待機していたホストコンピュータ2の制御部5は、現金自動預払機1からの取引中止通知を受信したときに、ステップSH8へ移行する。取引中止通知を受信しない場合はステップSH9へ移行する。
SH8、取引中止通知を受信した制御部5は、受信した顧客IDを基に、顧客データベース8の当該顧客IDの顧客情報を特定し、その顧客情報の顧客、つまり本人設定情報として用いる暗証番号および順位を予め設定した顧客のメールアドレスを読出し、その顧客に対して、本人設定情報(本実施例では、暗証番号)の不一致により取引を中止した旨、不一致順位、および取引中止通知に添付された現在日時を取引日時として記載した、顧客に対して注意を喚起する携帯メールまたは電子メール等のメールを、読出したメールアドレスを宛先として、顧客の携帯電話等の携帯端末またはパーソナルコンピュータに送信してステップSH9へ移行する。
S22、一方、ステップS8、S9、S14またはS17で、初回取引または同一順位の暗証番号および本人取引情報の双方の一致により取引許可を判定した現金自動預払機1の制御部11は、表示部14の表示画面に出金金額入力画面を表示する。
出金金額入力画面には、出金金額(取引金額)の入力を促す旨の文言等および出金金額表示欄とその入力のためのテンキー、金額の単位を入力するための「万」キー、「千」キー、「円」キーや入力の間違いを訂正するための「訂正」ボタン、並びに出金金額の入力終了を指示するための「確認」ボタンが表示される。
顧客は入力部15を用いて、出金金額を入力して確認ボタンを押下する。
S23、確認ボタンの押下により入力された出金金額を認識した制御部11は、本人確認後の取引処理を実行する。
ホストコンピュータ2との間での出金取引の交信処理を含む取引処理の作動は、通常の場合と同様であるので、その説明を省略する。
S24、現金処理部17による顧客への現金の引渡し、カード処理部16による取引カードや明細票の引渡しを終えた制御部11は、記憶部13に格納されている店舗名(本実施例では、店舗A)、一時保存したカード情報および現在日時を読出し、出金取引が終了した旨に、読出した顧客IDを含むカード情報、店舗名、および現在日時の日付を取引日、時分を取引時間として添付した取引終了通知を、通信回線3を介して、ホストコンピュータ2(ステップSH9)へ送信し、出金取引処理を終了させ、ステップS1へ戻って表示部14の表示画面に取引選択画面を表示して待機する。
SH9、取引終了通知の着信を待って待機していたホストコンピュータ2の制御部5は、現金自動預払機1からの取引終了通知を受信したときに、ステップSH10へ移行する。取引終了通知を受信しない場合は、上記第1ないし第3の照合依頼の着信、取引中止通知および取引終了通知の着信、並びに通常の取引における交信処理の取引電文の着信(不図示)を待って待機する。
SH10、取引終了通知を受信した制御部5は、受信したカード情報の顧客IDを基に、顧客データベース8の当該顧客IDの取引履歴情報(図2参照)を特定し、最も新しい取引履歴、つまり番号1に受信した取引終了通知の取引日、取引時間、取引店舗名を挿入(図5に太い実線で示した枠内)し、他の取引履歴を順に移動させ、最も古い取引履歴、つまり番号10に記録されていた取引履歴を削除して、取引履歴情報を更新する。
そして、制御部5は、図5に示す新たな取引履歴情報を基に、照合情報の本人取引情報の自動更新を行い、その後に上記の複数のステップからなる待機を継続する。
この場合の本人取引情報の自動更新を実行する制御部5は、上記で説明したのと同様にして、当該顧客の図5に示す取引履歴情報に記録されている新たな直近の10回分の取引履歴を読出し、利用頻度の高い順に店舗名(図5の例では、店舗C(5回)、店舗A(3回)、店舗B(2回)の順)を並べ、図6に示すように、最も取引回数の多い店舗名(店舗C)を第1本人取引情報に、次の店舗名(店舗A)を第2本人取引情報に格納(図6に太い実線で示した枠内)し、これらに該当しない店舗(店舗B)は、第3順位として取扱う。
本実施例では、店舗Aが、第3順位から第2順位になり、以後の店舗Aに設置された現金自動預払機1の利用においては、第3暗証番号の入力が不要になる。
また、店舗Bに設置された現金自動預払機1の利用においては、その順位が第2順位から第3順位になり、第3暗証番号の入力が必要になる。
このようにして、本実施例の現金自動預払機1による本人確認処理、およびホストコンピュータ2による照合処理が実行される。
上記のように、本実施例の本人確認処理においては、顧客本人が設定した本人設定情報に用いる暗証番号とその順位、および本人の直近の取引履歴に基づいて、利用頻度の高い店舗の順位を自動的に設定した本人取引情報の店舗名を用いて、顧客の本人確認を行うので、第3者が取引カードを盗用したとしても、暗証番号と本人取引情報との組合せの予測を困難にして、第3者による不正な取引を防止することができる。
また、本実施例の本人取引情報の自動更新においては、直近の10回の取引履歴を用いて、利用頻度が増加した店舗は、その順位を上昇させて暗証番号の入力回数を減少させ、利用頻度が減少した店舗は、その順位を下降させて暗証番号の入力回数を増加させるので、顧客の居住地域や勤務先の地域の変化等により現金自動預払機1を利用する地域が変化した場合においても、迅速に本人取引情報を更新することが可能になり、頻繁に利用する店舗における顧客の利便性を確保しながら、元の地域における第3者による不正な取引を防止することができる。
更に、いずれかの順位における本人確認のときに入力された暗証番号が、所定の回数不一致になった場合に、当該事実の発生時に、本人設定情報を設定した顧客に対して、注意を喚起するメールを送信するので、真性の顧客は、本人に自覚がなければ、不正な取引が行われたことを知ることができ、即座に口座の取引停止等の適正な措置を取ることができ、第3者による不正な取引を未然に防止することができる。
なお、本実施例では、本人取引情報は、利用頻度の高い店舗の店舗名であるとして、説明したが、図7に示すように、利用頻度の高い取引時間を、時の単位で区切った時間帯を用いるようにしてもよく、店舗名と時間帯とを合せて用いるようにしてもよい。
この店舗名と時間帯とを合せて用いる場合には、利用頻度の高い店舗名で順位を設定し、順位が設定された店舗における利用頻度の高い取引時間を、時の単位で区切った時間帯を用いるようにするとよい。
また、各照合依頼に用いる現在取引情報は、記憶部13に格納されている店舗名と、ステップS4において一時保存した現在日時とが用いられる。
このようにすれば、顧客がサラリーマンであれば、昼の休みの時間帯や退社時の時間帯等、小売業の商店主やその従業員であれば、利用客の少ない時間帯等のように、現金自動預払機1を利用する時間帯を狭い時間帯に限定することができ、第3者による不正な取引の防止効果を更に向上させることができる。
以上説明したように、本実施例では、店舗に設置された現金自動預払機を、顧客が予め順位を設定した暗証番号と、直近の10回の取引における頻度の高い店舗名の順に順位を設定した本人取引情報とからなる照合情報を顧客別に格納したホストコンピュータに接続し、設定された順位に従って、顧客の本人確認を行うときに、当該順位と、顧客が入力した暗証番号と、店舗名からなる現在取引情報とを照合依頼としてホストコンピュータへ送信し、ホストコンピュータから、当該順位を基に、照合依頼の暗証番号および現在取引情報の店舗名と、照合情報の暗証番号および本人取引情報の店舗名とをそれぞれ照合した本人照合通知を受信し、本人照合通知が、暗証番号および本人取引情報の双方の一致を通知するものである場合に、取引を許可し、本人照合通知が、本人取引情報の不一致を通知するものである場合に、次の順位の暗証番号を基に、本人確認を行い、最後の本人照合通知が、暗証番号の不一致を通知するものである場合に、取引を不許可にするようにしたことによって、顧客の本人確認を、顧客本人が設定した暗証番号とその順位、および本人の直近の10回の取引履歴に基づいて、利用頻度の高い店舗の順に順位を自動的に設定した本人取引情報の店舗名を用いて行うことができ、第3者が取引カードを盗用したとしても、暗証番号と本人取引情報との組合せの予測を困難にして第3者による不正な取引を防止することができると共に、利用頻度が増加した店舗は、その順位を上昇させて暗証番号の入力回数を減少させ、利用頻度が減少した店舗は、その順位を下降させて暗証番号の入力回数を増加させるようにすることが可能になり、顧客の現金自動預払機を利用する地域が変化した場合においても、迅速に本人取引情報を更新することが可能になり、頻繁に利用する店舗における顧客の利便性を確保しながら、第3者による不正な取引を防止することができる。
また、いずれかの順位における本人確認のときに入力された暗証番号が、所定の回数不一致になった時に、本人設定情報を設定した顧客に対して、注意を喚起するメールを送信するようにしたことによって、真性の顧客は、不正な取引が行われたことを知得して、即座に適正な措置を取ることができ、第3者による不正な取引を未然に防止することができる。
図8は実施例2の本人確認処理を示す流れ図である。
なお、上記実施例1と同様の部分は、同一の符号を付してその説明を省略する。
本実施例のシステム構成は、上記実施例1の場合と同様である。
本実施例の現金自動預払機1の記憶部13には、実施例1と同様の取引処理プログラムに、図8を用いて説明する本人確認処理(詳細は後述する。)を実行する機能を有するアプリケーションプログラム等が追加された業務処理実行プログラムが予め格納されており、制御部11が実行する業務処理実行プログラムのステップにより本実施例の現金自動預払機1のハードウェアとしての各機能手段が形成される。
また、現金自動預払機1の記憶部13には、実施例1と同様に、現在取引情報として用いる現金自動預払機1が設置された店舗の店舗名(本実施例では、店舗A)が格納されている。
ホストコンピュータ2の記憶部7には、実施例1と同様の勘定方管理プログラムに、図8を用いて説明する照合処理、顧客本人確認処理(詳細は後述する。)を実行する機能を有するアプリケーションプログラム等が追加されたホスト業務実行プログラムが予め格納されており、制御部5が実行するホスト業務実行プログラムのステップにより本実施例のホストコンピュータ2のハードウェアとしての各機能手段が形成される。
また、ホストコンピュータ2の顧客データベース8には、顧客別の取引履歴情報、および照合情報が格納されている。
本実施例の取引履歴情報には、実施例1と同様に、図2に示す直近の10回分の取引が順に記録されている。
本実施例の照合情報は、図3に示す照合情報と同様であるが、本人設定情報としては、実施例1と同様の顧客が予め順位を設定した第1暗証番号と、第2暗証番号が格納されており、第3暗証番号は省略されている。
また、本実施例の本人の照合に用いる本人取引情報としては、実施例1と同様にして自動で設定された、第1および第2本人取引情報の店舗が設定されており、これらに該当しない全ての店舗(図2では、店舗A)は、照合の対照とはせずに、後述する本人確認メールで本人確認を行い、第3順位として取扱う店舗の設定は省略される。
このように、本実施例の順位は、2水準に分割されて設定される。
以下に、図8に示す流れ図のステップに従って、本実施例の現金自動預払機1による本人確認処理、およびホストコンピュータ2による照合処理、顧客本人確認処理について、出金取引を例に説明する。
なお、ステップ名は現金自動預払機1の場合をSAで、ホストコンピュータ2の場合をSHAで表す。
また、図8に示す破線の矢印は、上記実施例1の図4の場合と同様である。
本実施例の現金自動預払機1のステップSA1〜SA13の作動およびホストコンピュータ2のSHA1〜SHA4の作動は、上記実施例1のステップS1〜S13の作動およびSH1〜SH4の作動と同様であるので、その説明を省略する。
SA14、最後の本人照合通知(本実施例では、第2順位による本人確認)によって、第2暗証番号の一致を認識した制御部11は、受信した本人照合通知が第2本人取引情報の一致を通知するものである場合は、第2暗証番号および第2本人取引情報の双方の一致により取引許可を判定し、接続子Eを介してステップSA20へ移行する。
最後の本人照合通知が、第2本人取引情報の不一致を通知するものである場合は、当該順位(本ステップでは、第2順位)を不一致順位として記憶部13に一時保存してステップSA15へ移行する。
SA15、最後の本人照合通知が、第2本人取引情報の不一致を通知するものと認識した制御部11は、取引を行っている顧客が本人であるか否かを確認するために、記憶部13に一時保存したカード情報の顧客ID、現在日時、不一致順位を読出し、取引を行っている顧客が本人であるか否かの確認を依頼する旨に、読出した不一致順位、顧客IDおよび現在日時を添付した顧客本人確認依頼を、通信回線3を介して、ホストコンピュータ2(ステップSHA5)へ送信してステップSA16へ移行する。
SHA5、顧客本人確認依頼の着信を待って待機していたホストコンピュータ2の制御部5は、現金自動預払機1からの顧客本人確認依頼を受信したときに、ステップSHA6へ移行する。顧客本人確認依頼を受信しない場合はステップSHA8へ移行する。
SHA6、顧客本人確認依頼を受信した制御部5は、受信した顧客IDを基に、顧客データベース8の当該顧客IDの顧客情報を特定し、その顧客情報の顧客、つまり本人設定情報として用いる暗証番号および順位を予め設定した顧客の携帯端末(本実施例では、携帯電話)のメールアドレスを読出し、その携帯電話に対して、現在取引を行っている顧客が不一致順位(本実施例では、第2順位)まで本人設定情報と本人取引情報が不一致である旨、顧客本人確認依頼に添付された現在日時である取引日時、取引継続の可否を選択する選択欄、および第1または第2本人取引情報(本実施例では、店舗名)に入力を促す旨を記載した、本人確認メールを、読出したメールアドレスを宛先として顧客の携帯電話に送信し、ステップSHA7へ移行する。
SHA7、制御部5は、本人確認メールの送信後に、顧客からの返信メールの着信を待って待機し、顧客からの返信メールを受信すると、その返信メールに記載された取引継続の可否の選択結果、および入力された本人取引情報を読取り、受信した顧客本人確認依頼の顧客IDを基に、顧客データベース8の当該顧客IDの照合情報を特定し、その照合情報に第1順位および第2順位として設定されている第1および第2本人取引情報を読出し、返信メールから読取った本人取引情報が、読出した第1および第2本人取引情報のいずれか一方に一致し、かつ読取った選択結果が取引継続可である場合に、取引許可の取引可否通知を作成し、前記以外の場合は取引不許可の取引可否通知を作成する。
そして、制御部5は、作成した取引可否通知を、通信回線3を介して送信元の現金自動預払機1(ステップSA16)へ送信し、ステップSHA8へ移行する。
SA16、取引可否通知を受信した制御部11は、受信した取引可否通知が、取引許可を通知するものである場合は、取引許可を判定してステップSA20へ移行する。
取引可否通知が、取引不許可を通知するものである場合は、取引中止の旨を表示部14の表示画面に表示すると共に、取引カードをカード処理部16から排出して顧客に返却し、出金取引処理を終了させ、ステップSA1へ戻って表示部14の表示画面に取引選択画面を表示して待機する。
SA17、一方、第1または第2暗証番号の入力回数が所定の回数を超えたこと認識した制御部11は、実施例1のステップS19と同様にして、取引中止画面を表示し、顧客はその内容を確認して確認操作を行う。
その後の現金自動預払機1のステップSA18、SA19の作動およびホストコンピュータ2のSHA8、SHA9の作動は、上記実施例1のステップS20、S21の作動およびSH7、SH8の作動と同様であるので、その説明を省略する。
SA20、また、ステップSA8、SA9、SA14またはSA16で、初回取引、同一順位の暗証番号および本人取引情報の双方の一致または取引許可の取引可否通知の受信により取引許可を判定した現金自動預払機1の制御部11は、実施例1のステップS22と同様にして、出金金額入力画面を表示し、顧客は出金金額を入力して確認ボタンを押下する。
その後の現金自動預払機1のステップSA21、SA22の作動およびホストコンピュータ2のSHA10、SHA11の作動は、上記実施例1のステップS23、S24の作動およびSH9、SH10の作動と同様であるので、その説明を省略する。
この場合にステップSHA11における本人取引情報の自動更新は、第1および第2本人取引情報の更新のみが行われ、第3順位として取扱う店舗の設定は省略される。
このようにして、本実施例の現金自動預払機1による本人確認処理、およびホストコンピュータ2による照合処理、顧客本人確認処理が実行される。
上記のように、本実施例の本人確認処理においては、顧客本人が設定した本人設定情報に用いる暗証番号とその順位、および本人の直近の取引履歴に基づいて、利用頻度の高い店舗の順位を自動的に設定した本人取引情報の店舗名を用いて顧客の本人確認を行うので、実施例1と同様に、第3者による不正な取引を防止することができる。
また、前記に加えて、本人設定情報の暗証番号と本人取引情報の店舗名を用いて顧客の本人確認ができなかった場合に、本人設定情報を設定した顧客の携帯電話へ本人確認メールを送信して本人確認を行うので、第3者が取引カードを盗用したとしても、真性の顧客は、本人が現金自動預払機1で取引を行っていなければ、不正な取引が行われていることを即座に知ることができ、第3者による不正な取引を更に防止することができると共に、本人が現金自動預払機1で取引を行っていれば、真性の顧客としては当然に知り得る第1または第2本人取引情報を入力すれば、その場で取引を行うことができ、顧客の利便性を向上させることができる。
以上説明したように、本実施例では、上記実施例1と同様の効果に加えて、最後の本人照合通知が、本人取引情報の不一致を通知するものである場合に、本人設定情報を設定した顧客の携帯端末へ、第1順位または第2順位の本人取引情報を入力させる本人確認メールを送信し、入力された本人取引情報が、第1順位または第2順位の本人取引情報である場合に、取引を許可し、第1順位および第2順位以外の本人取引情報である場合に、取引を不許可にするようにしたことによって、第3者が取引カードを盗用したとしても、真性の顧客は、本人が現金自動預払機で取引を行っていなければ、不正な取引が行われていることを即座に知ることができ、第3者による不正な取引を更に防止することができると共に、本人が現金自動預払機で取引を行っていれば、第1または第2本人取引情報を入力すれば、その場で取引を行うことができ、顧客の利便性を向上させることができる。
なお、上記各実施例においては、上位装置はホストコンピュータであるとして説明したが、センタ等にホストコンピュータから独立して設置された、取引履歴情報や、照合情報、メールアドレスを顧客別に格納する情報管理サーバ等であってもよい。
また、上記各実施例においては、本人取引情報の順位を設定するための利用頻度を求める直近の複数の取引は、直近の10回の取引として説明したが、取引回数は10回に限らず、直近の11回以上(例えば30回)であってもよい。
更に、上記各実施例においては、照合依頼の送信回数は、実施例1で3回、実施例2で2回として説明したが、それぞれ4回以上、3回以上であってもよい。
更に、上記各実施例においては、本人取引情報の順位を設定するための利用頻度を求める直近の複数の取引は、直近の複数回の取引として説明したが、直近の所定の期間内(例えば、6ヶ月間)に行われた複数の取引であってもよい。
更に、上記各実施例においては、出金取引の場合を例に説明したが、振込取引等においても同様である。
また、上記各実施例においては、自動取引装置は現金自動預払機であるとして説明したが、自動取引装置は前記に限らず、本人確認後に顧客との取引を自動で行うものであればどのような装置に適用しても本発明と同様の効果を得ることができる。
実施例1のシステム構成を示すブロック図 実施例1の顧客別の取引履歴情報の構成例を示す説明図 実施例1の顧客別の照合情報の構成例を示す説明図 実施例1の本人確認処理を示す流れ図 実施例1の更新後の顧客別の取引履歴情報の構成例を示す説明図 実施例1の更新後の顧客別の照合情報の構成例を示す説明図 実施例1の顧客別の照合情報の他の構成例を示す説明図 実施例2の本人確認処理を示す流れ図
符号の説明
1 現金自動預払機
2 ホストコンピュータ
3 通信回線
5、11 制御部
6、12 通信部
7、13 記憶部
8 顧客データベース
14 表示部
15 入力部
16 カード処理部
17 現金処理部
18 現金収納部

Claims (7)

  1. 店舗に設置され、本人確認を行った後に、顧客との取引を行う自動取引装置において、
    顧客が予め順位を設定した本人設定情報と、直近の複数の取引における頻度の高い順に順位を設定した本人取引情報とからなる照合情報を顧客別に格納した上位装置に接続し、
    前記順位に従って、前記本人確認を行うときに、当該順位と、顧客が入力した本人設定情報と、前記本人取引情報と照合するための現在取引情報と、を照合依頼として前記上位装置へ送信し、
    前記上位装置から、当該順位を基に、前記照合依頼の本人設定情報および現在取引情報と、前記照合情報の本人設定情報および本人取引情報とをそれぞれ照合した本人照合通知を受信し、
    前記本人照合通知が、本人設定情報および本人取引情報の双方の一致を通知するものである場合に、取引を許可し、
    前記本人照合通知が、本人取引情報の不一致を通知するものである場合に、次の順位の本人設定情報を基に、本人確認を行い、
    最後の前記本人照合通知が、本人取引情報の不一致を通知するものである場合に、前記本人設定情報を設定した顧客の携帯端末へ、第1順位または第2順位の本人取引情報を入力させる本人確認メールを送信し、
    入力された本人取引情報が、第1順位または第2順位の本人取引情報である場合に、取引を許可し、
    入力された本人取引情報が、第1順位および第2順位以外の本人取引情報である場合に、取引を不許可にすることを特徴とする自動取引装置。
  2. 請求項1において、
    前記順位のいずれかにおける本人確認のときに、前記本人照合通知が、本人設定情報の不一致を通知するものである場合に、当該順位の本人設定情報の再入力を受付け、
    当該順位の本人設定情報の不一致回数が、所定の回数になった時に、前記本人設定情報を設定した顧客に対して、注意を喚起するメールを送信することを特徴とする自動取引装置。
  3. 請求項1または請求項2において、
    前記本人取引情報は、取引を行った店舗の店舗名であることを特徴とする自動取引装置。
  4. 請求項において、
    前記本人取引情報に、取引を行った時間帯を加えたことを特徴とする自動取引装置。
  5. 請求項1ないし請求項のいずれか一項において、
    前記本人設定情報は、暗証番号であることを特徴とする自動取引装置。
  6. 請求項1ないし請求項のいずれか一項において、
    前記本人取引情報の順位を設定する直近の複数の取引は、直近の複数回の取引であることを特徴とする自動取引装置。
  7. 請求項1ないし請求項のいずれか一項において、
    前記本人取引情報の順位を設定する直近の複数の取引は、直近の所定の期間内に行われた複数の取引であることを特徴とする自動取引装置。
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