JP5205271B2 - 搬送装置及び搬送方法 - Google Patents

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Description

本発明は、ローラを回転させてローラの上に載せられる搬送物を搬送する搬送装置及び方法に関する。
ローラを回転させてローラの上に載せられる搬送物を搬送する搬送装置が知られている。この搬送装置においては、搬送物の搬送方向に複数のローラが、軸線を互いに平行に保った状態で配列される。複数のローラは、搬送物を搬送すべく、ローラ駆動機構によって軸線の回りを回転駆動される。
この搬送装置においては、搬送物を水平方向に搬送する動作だけでなく、搬送開始時に搬送物を上昇させたり、搬送終了時に搬送物を下降させたりする動作が必要になる場合がある。
例えば、搬送物として加工物を水平方向に搬送し、加工機のテーブル上に載せ、加工機で加工する場合、ローラからテーブルの上面に加工物を下降させる動作が必要になる。ローラの上に載せたままだと、加工物を加工中に安定して支持できないからである。
この他にも、一方向に搬送されてきた搬送物を、当該一方向と交差する方向に方向転換させるときにも、搬送開始時に搬送物を上昇させたり、搬送終了時に搬送物を下降させたりする動作が必要になる。搬送物を一方向に搬送する第一の搬送装置から、搬送物を交差する方向に搬送する第二の搬送装置に、搬送物を乗り継がせるためである。
従来のローラ式の搬送装置にあっては、搬送物を上昇させたり、搬送物を下降させたりする動作を行うために、パンタグラフのような昇降機構を用いて、ローラ及びローラ駆動機構の全体を上昇させたり、下降させたりしていた(例えば特許文献1参照)。
特開平11−35145号公報(2頁、特許請求の範囲参照)
しかし、ローラ及びローラ駆動機構の全体を上昇させたり、下降させたりするのでは、ローラ駆動機構の他に昇降機構が必要になるので、搬送装置の複雑化や大型化を招く。搬送装置の構造が複雑化すると、稼動後の故障要因箇所が増える。組立調整工程も増えるので、コストアップも招く。
そこで、本発明は、搬送開始時又は搬送終了時に搬送物を昇降できる、機構の簡素な搬送装置及び搬送方法を提供することを目的とする。
以下本発明について説明する。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、搬送物の搬送方向に間隔を空けて配列され、軸線が互いに平行に保つ複数の変形ローラと、前記複数の変形ローラそれぞれを前記軸線の回りに回転させて、前記複数の変形ローラの上に載せられる搬送物を搬送方向に搬送するローラ駆動機構と、を備え、前記複数の変形ローラそれぞれは、外周に部分的に外径が小さくなる小径部を有し、前記ローラ駆動機構は、搬送物の搬送開始時又は搬送終了時に、前記複数の変形ローラの前記小径部を上に向ける一方、搬送物の搬送中に、前記複数の変形ローラの前記小径部が搬送物に接触することなく、かつ前記小径部以外の外周が搬送物に接触するように、搬送方向に隣り合う一組の変形ローラをその小径部の周方向の位相をずらした状態で回転させる搬送装置である。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の搬送装置において、前記変形ローラの前記小径部は、前記変形ローラの軸線に平行な平坦面を含むことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の搬送装置において、前記ローラ駆動機構は、搬送物の搬送中に、搬送方向に配列される前記複数の変形ローラのうち、一つ置きの一群の変形ローラをその小径部の周方向の位相を一致させた状態で回転させると共に、残りの一つ置きの一群の変形ローラもその小径部の周方向の位相を一致させた状態で回転させ、そして、一方の群の変形ローラの小径部が上を向いて搬送物に接触しないとき、他方の群の変形ローラの小径部以外の外周が搬送物に接触するように、前記一方の群の変形ローラの小径部の周方向の位相と、前記他方の群の変形ローラの小径部の周方向の位相とをずらした状態で回転させることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の搬送装置において、前記ローラ駆動機構は、搬送物の搬送終了時に、前記一方の群の変形ローラをその小径部が上を向くように停止させ、その後、前記他方の群の変形ローラをその小径部が上を向くように停止させることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項3又は4に記載の搬送装置において、前記ローラ駆動機構は、搬送物の搬送開始時に、その小径部が上を向いた状態の前記一方の群の変形ローラを回転させ、その後、その小径部が上を向いた状態の前記他方の群の変形ローラを回転させることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項3ないし5のいずれかに記載の搬送装置において、前記変形ローラの前記小径部は、前記変形ローラの外周に一箇所設けられ、前記ローラ駆動機構は、搬送物の搬送中に、前記一方の群の変形ローラの小径部の周方向の位相と前記他方の群の変形ローラの小径部の周方向の位相とを180度ずらした状態で回転させることを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項1ないし6のいずれかに記載の搬送装置において、前記搬送装置はさらに、小径部が上を向いた状態の前記複数の変形ローラよりも上方に、かつ前記複数の変形ローラの前記小径部以外の外周よりも下方にその上面が配置されるテーブルを備え、搬送終了時に、搬送物を下降させて前記テーブルの上面に搬送物を載せるか、又は搬送開始時に、前記テーブルの上面から搬送物を上昇させることを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、加工物が載せられるテーブルと、テーブルの上面まで水平方向に加工物を搬送する搬送部と、前記テーブルに載せられた加工物を加工する加工部と、を備える加工機において、前記搬送部は、加工物の搬送方向に間隔を空けて配列され、軸線が互いに平行に保つ複数の変形ローラと、前記複数の変形ローラそれぞれを前記軸線の回りに回転させて、前記複数の変形ローラの上に載せられる加工物を搬送方向に搬送するローラ駆動機構と、を備え、前記複数の変形ローラそれぞれは、外周に部分的に外径が小さくなる小径部を有し、前記ローラ駆動機構は、加工物の搬送開始時又は搬送終了時に、前記複数の変形ローラの前記小径部を上に向ける一方、加工物の搬送中に、前記複数の変形ローラの前記小径部が加工物に接触することなく、かつ前記小径部以外の外周が加工物に接触するように、搬送方向に隣り合う一組の変形ローラをその小径部の周方向の位相をずらした状態で回転させる加工機である。
請求項9に記載の発明は、搬送物の搬送方向に間隔を空けて配列され、軸線が互いに平行に保つ複数の第一のローラを有し、前記複数の第一のローラを回転させて搬送物を第一の搬送方向に搬送する第一の搬送装置と、前記第一の搬送方向と交差する第二の搬送方向に間隔を空けて配列され、軸線が互いに平行に保つ複数の第二のローラを有し、前記第一の搬送装置により搬送された搬送物を、前記複数の第二のローラを回転させて前記第二の搬送方向に搬送する第二の搬送装置と、を備える方向転換装置において、前記第一の搬送装置及び前記第二の搬送装置の少なくとも一方は、前記複数の第一のローラ又は前記複数の第二のローラとして、外周に部分的に外径が小さくなる小径部を有する複数の変形ローラと、前記複数の変形ローラそれぞれを前記軸線の回りに回転させて、前記複数の変形ローラの上に載せられる搬送物を搬送方向に搬送するローラ駆動機構と、を備え、前記ローラ駆動機構は、搬送物の搬送開始時又は搬送終了時に、前記複数の変形ローラの前記小径部を上に向ける一方、搬送物の搬送中に、前記複数の変形ローラの前記小径部が搬送物に接触することなく、かつ前記小径部以外の外周が搬送物に接触するように、搬送方向に隣り合う一組の変形ローラの小径部の周方向の位相をずらした状態で回転させる方向転換装置である。
請求項10に記載の発明は、搬送物の搬送方向に間隔を空けて、その軸線が互いに平行に保つように、複数の変形ローラを配列し、前記複数の変形ローラを回転させて前記複数の変形ローラの上に載せられる搬送物を搬送方向に搬送する搬送方法であって、前記複数の変形ローラそれぞれは、外周に部分的に外径が小さくなる小径部を有し、搬送物の搬送開始時又は搬送終了時に、前記複数の変形ローラの前記小径部が上を向く一方、搬送物の搬送中に、前記複数の変形ローラの前記小径部が搬送物に接触することなく、かつ前記小径部以外の外周が搬送物に接触するように、搬送方向に隣り合う一組の変形ローラがその小径部の周方向の位相をずらした状態で回転する搬送方法である。
請求項1に記載の発明によれば、変形ローラの回転を制御するだけで、搬送開始時に搬送物を上昇させたり、搬送終了時に搬送物を下降させたりできる。変形ローラを昇降させる必要がないので、複雑な昇降機構が無くなり、稼動後も故障要因箇所を低減することができる。
請求項2に記載の発明によれば、搬送物の昇降ストロークを大きくすることができる。
請求項3に記載の発明によれば、一つ置きの一群の変形ローラ又は残りの一つ置きの一群の変形ローラのどちらかが必ず搬送物に接触するので、搬送物を支持できる変形ローラのピッチを短くすることができる。
請求項4に記載の発明によれば、搬送終了時に、搬送物を下降させることができる。
請求項5に記載の発明によれば、搬送開始時に、搬送物を上昇させることができる。
請求項6に記載の発明によれば、一方の群の変形ローラの小径部が上を向いて搬送物に接触しないとき、他方の群の変形ローラの小径部以外の外周を搬送物に接触させることができる。
請求項7に記載の発明によれば、変形ローラからテーブル上に搬送物を移し替えることができ、またテーブルから変形ローラ上に搬送物を移し替えることができる。
請求項8に記載の発明によれば、変形ローラの回転を制御するだけで、搬送開始時に搬送物を上昇させたり、搬送終了時に搬送物を下降させたりできる。変形ローラを昇降させる必要がないので、複雑な昇降機構が無くなり、稼動後も故障要因箇所を低減することができる。
請求項9に記載の発明によれば、第一の搬送装置と第一の搬送装置に交差する第二の搬送装置を設けることにより搬送物の搬送方向を変更できる。第一の搬送装置から第二の搬送装置への乗り継ぎにあたり、変形ローラを昇降させる必要がないので、複雑な昇降機構が無くなる。
請求項10に記載の発明によれば、変形ローラの回転を制御するだけで、搬送開始時に搬送物を上昇させたり、搬送終了時に搬送物を下降させたりできる。変形ローラを昇降させる必要がないので、複雑な昇降機構が無くなり、稼動後も故障要因箇所を低減することができる。
本発明の一実施形態における搬送装置の原理図(搬送開始前) 上記搬送装置の原理図(搬送開始時) 上記搬送装置の原理図(搬送中) 上記搬送装置の原理図(搬送終了時) 上記搬送装置の原理図(搬送終了後) 変形ローラの他の例を示す図(搬送開始前) 変形ローラの他の例を示す図(搬送開始時) 変形ローラの他の例を示す図(搬送終了時) 変形ローラのさらに他の例を示す図(搬送中) 搬送装置が組み込まれたスクライブ装置の平面図 上記スクライブ装置の正面図(図10のXI矢視図) 上記スクライブ装置の一方の側面図(図10のXII矢視図) 上記スクライブ装置の他方の側面図(図10のXIII矢視図) 搬送装置が組み込まれた方向転換装置の平面図 上記方向転換装置の側面図(図14のXV矢視図) 上記方向転換装置の正面図(図14のXVI矢視図)
符号の説明
1a〜1g…変形ローラ
3,9,11…平坦面(小径部)
5,14…テーブル
6,10,12…外周
7…搬送物
13…加工物(搬送物)
15…搬送部
16…スクライブヘッド(加工部)
17a,17b…変形ローラ
20,21…ローラ駆動機構
31…X搬送装置(第一の搬送装置)
32…Y搬送装置(第二の搬送装置)
36a,36b…X変形ローラ(第一のローラ)
39a,39b…Y変形ローラ(第二のローラ)
37,38,40,41…ローラ駆動機構
以下添付図面に基づいて本発明の一実施形態における搬送装置を説明する。図1ないし図5は、搬送装置の原理図を示す。
図1に示されるように、搬送物の搬送方向には、複数の変形ローラ1a,1bが一定の間隔を空けて配列される。複数の変形ローラ1a,1bの軸線は互いに平行を保つ。この実施形態では、複数の変形ローラ1a,1bは水平面内に平行に配列された複数の回転軸2a,2bに取り付けられる。図1の紙面と直交方向に幅のある搬送物を搬送できるように、各回転軸2a,2bには、各回転軸の軸線方向(図1の紙面と直交方向)にも一定の間隔を空けて複数の変形ローラ1a,1bが結合されている。
変形ローラ1a,1bそれぞれは、外周に部分的に外径が小さくなる小径部としての平坦面3を有する。平坦面3は変形ローラ1a,1bの外周の一部分を、変形ローラ1a,1bの軸線と平行な面で切断したように形成される。平坦面3の切込み深さは、搬送物を上昇又は下降させたいストロークによって定められる。変形ローラ1a,1bの平坦面3と外周との接続部分には、曲面状の面取り4が施される。平坦面3が上を向いたとき、変形ローラ1a,1bはテーブル5の上面よりも下方に位置する。その一方、変形ローラ1a,1bは平坦面3以外の外周6が上にきたとき、テーブル5の上面よりも上方に位置する(図2参照)。
搬送物の搬送方向に配列される複数の変形ローラ1a,1bは、一つ置きの一群の変形ローラ1aと、残りの一つ置きの一群の変形ローラ1bとに分けられる。一群の変形ローラ1aと一群の変形ローラ1bは、それぞれ別々のローラ駆動機構によって回転駆動される。一群の変形ローラ1aは、平坦面3の周方向の位相(以下では単に変形ローラ1aの位相という)を一致させた状態で回転し、一群の変形ローラ1bも、平坦面3の周方向の位相(以下では単に変形ローラ1bの位相という)を一致させた状態で回転する。搬送物の搬送を開始する前は、一群の変形ローラ1aも一群の変形ローラ1bも平坦面3を上に向けた状態で停止する。
図2に示されるように、搬送物7が変形ローラ1a,1bの近傍に設けたサブローラ8によって近くまで搬送されてくると(搬送物の接近は作動開始センサにより検知される)、まず、平坦面3が上を向いた状態の一群の変形ローラ1aが回転駆動される。一群の変形ローラ1aが180度回転したところで、平坦面3が上を向いた状態の一群の変形ローラ1bが、同じ方向に同じ回転数で回転駆動される。一群の変形ローラ1a及び一群の変形ローラ1bは同じ回転数で回転するけれども、一群の変形ローラ1aの位相と、一群の変形ローラ1bの位相とは、180度ずれている。サブローラ8によって搬送物7は変形ローラ上まで搬送される。変形ローラ1a,1bも回転しているので、変形ローラ1a,1bの上に載せられる搬送物7は、変形ローラ1a,1bの回転によって水平方向に搬送される。
図3に示されるように、搬送物7の搬送中には、一群の変形ローラ1aの平坦面3以外の外周6又は一群の変形ローラ1bの平坦面3以外の外周6のどちらかは、必ず搬送物7に接触している。変形ローラ1aと変形ローラ1bとは位相が180度ずれていて、変形ローラ1aの平坦面3が上を向いたときには、必ず変形ローラ1bの平坦面3以外の外周6が上にくるからである。搬送物7は変形ローラ1a及び変形ローラ1bの外周に載った状態で搬送されるので、搬送物7は波を打つことなく水平方向に搬送される。また、変形ローラ1a,1bの外周6はテーブル5の上面よりも上方にあるので、搬送中に搬送物7がテーブル5の上面に接触することもない。一群の変形ローラ1aの外周6又は一群の変形ローラ1bの外周6のどちらかを搬送物7に接触させるためには、変形ローラ1a,1bの平坦面3の切込み量が半径未満で、変形ローラ1a,1bが半円より大きくなればよい。
図4に示されるように、搬送物7の搬送が終了に近づいたら(作動停止センサが搬送物7を検知したら)、まず、一群の変形ローラ1aが平坦面3が上を向くように停止される。最初に停止されるのは、平坦面3が最も早く上を向くローラ群である。一群の変形ローラ1aが停止した後、一群の変形ローラ1bを180度回転させ、平坦面3が上を向いた状態で停止させる。
そうすると、図5に示されるように、一群の変形ローラ1aも一群のローラ1bも平坦面3が上を向いた状態で停止する。一群の変形ローラ1bが一群の変形ローラ1aが停止してから180度回転するときに、搬送物7と変形ローラ1bとの接触点が、変形ローラ1bの外周6側から平坦面3側に移行する。平坦面3は外周6よりも外径が小さいので、搬送物7は下降する。そして、搬送物7はテーブル5の上面に載せられる。搬送物7がテーブル上に下降するときに衝撃を抑える必要があるのなら、変形ローラ1bを停止時に減速させるか、又は搬送物7がテーブル5の上面に載るときにエアーパージを行えばよい。
変形ローラ1bが搬送物7に接触しない状態になったときに、変形ローラ1bの回転を停止する。変形ローラ1a,1bはいずれも、搬送物7に接触しない状態になってはじめて回転を停止する。変形ローラ1a,1bを搬送物7に接触させたまま、変形ローラ1a,1bを停止させると、変形ローラ1a,1bに対して搬送物7が滑るからである。搬送物7と変形ローラ1a,1bの摩擦によって粉塵が発生するおそれがないので、クリーンルームに適した搬送装置となる。
本実施形態の搬送装置においては、作動停止センサが搬送物7を検知してから、変形ローラ1aの平坦面3が上を向くまで回転させ、変形ローラ1aが停止した後、変形ローラ1bを180度回転させている。作動停止センサが搬送物7を検知してから変形ローラ1bが停止するまで、変形ローラ1bが180度以上回転するので、搬送物7の水平方向の移動量も大きくなる。搬送物7の移動量を見込んで、作動停止センサは搬送方向の上流側に配置される。
なお、変形ローラ1aと変形ローラ1bとの位相差を調整すれば、搬送物7の水平方向の移動量を調整することができる。また、作動停止センサと作動開始センサとを併用することで、より正確な位置決めが可能になる。
図6ないし図8は、変形ローラ1c,1dの他の例を示す。この例では、変形ローラ1c,1dの周方向の二箇所に180度の間隔を空けて平坦面9が形成される。複数の変形ローラ1c,1dは一つ置きの一群の変形ローラ1cと、残りの一つ置きの一群の変形ローラ1dとに分けることができる。一群の変形ローラ1cは同じ位相を保ったまま回転し、一群の変形ローラ1dも同じ位相を保ったまま回転する。
図6に示されるように、搬送物7を搬送する前は、一群の変形ローラ1cも一群の変形ローラ1dも、平坦面9を上に向けた状態で同じ位相で停止している。図7に示されるように、搬送物7がサブローラ8まで搬送されたら、まず一群の変形ローラ1cを90度回転させる。その後、一群の変形ローラ1dを同じ回転数で回転させる。変形ローラ1cと変形ローラ1dとは、位相が90度ずれたまま同じ回転数で回転する。
搬送物7を搬送中には、一群の変形ローラ1cの平坦面9以外の外周10又は一群の変形ローラ1dの平坦面9以外の外周10のどちらかは、必ず搬送物7に接触している。変形ローラ1cと変形ローラ1dとは位相が90度ずれていて、変形ローラ1cの平坦面9が上を向いたときには、必ず変形ローラ1dの平坦面9以外の外周10が上にくるからである。搬送物7は変形ローラ1c及び変形ローラ1dの外周10に載った状態で、波を打つことなく水平方向に搬送される。
図8に示されるように、搬送物7の搬送が終了に近づいたら、まず、一群の変形ローラ1cを平坦面9が上を向くように停止させる。次に、一群の変形ローラ1dを90度回転させ、平坦面9が上を向いた状態で停止させる。一群の変形ローラ1dが90度回転する際に、搬送物7が下降して、テーブル5の上面に載せられる。この例の変形ローラ1c,1dによれば、搬送終了時に一群のローラ1dを90度回転させるだけなので、搬送物7の水平方向の停止位置の精度を上げることができる。
平坦面9が変形ローラ1c,1dの周方向の三箇所に設けられれば、搬送終了時に一群のローラ1dを60度回転させればよい。平坦面9が変形ローラ1c,1dの周方向の四箇所に設けられれば、搬送終了時に一群のローラ1dを45度回転させればよい。よって、より搬送物7の停止位置の精度を上げることができる。ただし、平坦面9の個数を多くすると、変形ローラ1c,1dの平坦面以外の外周10で搬送物7に接触するのが困難になる。
図9は、変形ローラ1e〜1gのさらに他の例を示す。この例では、変形ローラ1e〜1gの小径部11は平坦面ではなく、240度の中心角を有する円弧形状に形成されている。変形ローラ1e〜1gの大径部分である外周12は120度の中心角を有する。そして、複数の変形ローラ1e〜1gは、搬送開始時及び搬送終了時には、小径部11を上に向けた状態で停止する。一方、搬送中には、三つで一組の変形ローラ1e〜1gは、120度ずつ位相をずらした状態で回転される。このとき、二つ置きの変形ローラ同士は同じ位相で回転する。このように変形ローラ1e〜1gを構成しても、変形ローラ1e〜1gの小径部11が搬送物7の下面に接触することはなく、変形ローラ1e〜1gの外周12のみが搬送物7に接触する。
図10ないし図13は、上記実施形態の搬送装置を、加工機としてのスクライブ装置に組み込んだ例を示す。図10はスクライブ装置の平面図を示し、図11は正面図(図10のXI矢視図)を示し、図12は一方の側面図(図10のXII矢視図)を示し、図13は他方の側面図(図10のXIII矢視図)を示す。スクライブ装置は、ガラス、半導体ウェハ等の薄板状の加工物(ワークピース)の表面に罫書き線を形成する。
図10に示されるように、スクライブ装置は、加工物13が載せられるテーブル14を有する。加工物13は搬送部15によって水平方向(図10中X方向)に搬送される。搬送部15は、加工物13をテーブル14の上面まで搬送したら、加工物13を下降させ、テーブル14の上面に載せる。加工物13は、テーブル14の上面で吸着パッドに吸着される。
図12及び図13に示されるように、テーブル14は、加工物13の搬送方向の上流側と下流側とに二分割されている。二分割されたテーブル14の間には、すきまが空けられる。加工部としてのスクライブヘッド16は、このすきまに配置され、すきまに沿って図10中Y方向に移動する。スクライブヘッド16の上端にはカッタ16aが設けられる。カッタ16aが加工物13の下面に接触しながら図10中Y方向に移動することで、加工物にY方向に伸びる罫書き線が形成される。罫書き線を形成した後、加工物を曲げると、クラックが加工物13の下面から上面まで進展し、加工物13が切断される。
図10に示されるように、テーブル14には、出没可能に複数の変形ローラ17a,17bが埋め込まれる。複数の変形ローラ17a,17bは、搬送物の搬送方向に複数列、例えば八列に並べられる。複数の変形ローラ17a,17bは、搬送方向と直交方向に伸びる複数本、例えば八本の回転軸18に配列される。各回転軸18には、軸線方向に一定の間隔を空けて複数の変形ローラ17a,17bが結合される。
変形ローラ17a,17bは、図1に示される変形ローラ1a,1bと同じ構成である。すなわち、複数の変形ローラ1a,1bそれぞれは、外周に部分的に外径が小さくなる平坦面3を有する。平坦面3が上を向いたとき、複数の変形ローラ17a,17bはテーブル14の上面よりも下方に位置する。その一方、平坦面3以外の外周6が上にきたとき、複数の変形ローラ17a,17bはテーブル14の上面よりも上方に突出する。
加工物13の搬送方向に配列される複数の変形ローラ17a,17bは、一つ置きの一群の変形ローラ17aと、残りの一つ置きの一群の変形ローラ17bとに分けられる。一群の変形ローラ17aと一群の変形ローラ17bは、それぞれ別々のローラ駆動機構20,21に連結され、それぞれ別々に回転駆動される。
図12及び図13は、ローラ駆動機構20,21を示す。図12に示されるように、テーブル14の一方の側面には、一群の変形ローラ17bを回転駆動させるローラ駆動機構20が設けられる。図13に示されるように、テーブル14の他方の側面には、一群の変形ローラ17aを回転駆動させるローラ駆動機構21が設けられる。テーブル14が上流側と下流側に二分割されているので、ローラ駆動機構20,21も上流側と下流側とに二分割されている。二分割されたローラ駆動機構20,21は、一つ置きの回転軸18を同時に回転させる。回転軸18の一端にはプーリが設けられる。一つ置きの回転軸18のプーリにはタイミングベルト22が掛け渡される。タイミングベルト22はモータ23により回転駆動される。一群の変形ローラ17a,17bを同じ位相で回転させるために、搬送方向の上流側のモータ23と下流側のモータ23とは同期して回転する。
ローラ駆動機構20は、一群の変形ローラ17bを位相を一致させた状態で回転させる。ローラ駆動機構21は、一群の変形ローラ17aを位相を一致させた状態で回転させる。加工物13の搬送を開始する前は、一群の変形ローラ17aも一群の変形ローラ17bも平坦面3を上に向けた状態で停止している。
図2の原理図に示されるように、加工物13がサブローラに8よって変形ローラ17a,17bの近くまで搬送されると、まず、ローラ駆動機構21が平坦面3が上を向いた状態の一群の変形ローラ17aを回転させる。一群の変形ローラ17aが180度回転したところで、ローラ駆動機構20が平坦面3が上を向いた状態の一群の変形ローラ17bを同じ方向に同じ回転数で回転させる。変形ローラ17a,17bが回転すると、加工物13はサブローラ8から変形ローラ17a,17b上に乗り上げる。
加工物13の搬送中には、一群の変形ローラ17aの平坦面3以外の外周6又は一群の変形ローラ17bの平坦面3以外の外周6のどちらかは、必ず加工物13に接触している。加工物13は変形ローラ1a及び変形ローラ1bの外周に載った状態で搬送されるので、加工物13は波を打つことなく水平方向に搬送される。また、変形ローラ17a,17bの外周はテーブル14の上面よりも上方にあり、加工物13を上昇させたまま移動させるので、搬送中に加工物13がテーブル14に接触することもない。
加工物13の搬送が終了に近づいたら、まず、ローラ駆動機構21は、一群の変形ローラ17aを平坦面3が上を向くように停止させる。次に、ローラ駆動機構20は、一群の変形ローラ17aの停止後、一群の変形ローラ17bを180度回転させ、平坦面3が上を向いた状態で停止させる。一群の変形ローラ17bが180度回転している間に、加工物13が下降する。テーブル14の上面は変形ローラ17a,17bの平坦面3よりも上方に配置されるので、加工物13がテーブル14の上面に載せられる。
図10に示されるように、加工物13がテーブル14の上面に載せられたら、加工物13をエアーで浮かし、水平面内で移動可能な位置決めポスト25を加工物13の側面に当てて、加工物13をテーブル14上でX方向及びY方向に移動させる。加工物13の外形の位置決めが終了したら、画像処理カメラ26で加工物13上にY方向に離れて形成された二箇所のアライメントマークを読み取る。画像処理カメラ26で測定された加工物13の傾きに応じて、スクライブヘッド16の駆動軸を調整する。以上に記載の位置決め作業が完了したら、スクライブヘッド16で罫書き線を形成しはじめる。
図14ないし図16は、本発明の搬送装置を組み込んだ方向転換装置を示す。図14は平面図を示し、図15は側面図(図14のXV矢視図)を示し、図16は正面図(図14のXVI矢視図)を示す。この方向転換装置は、図14中X方向に搬送されてきた搬送物7を方向転換させ、図14中Y方向に搬送する。方向転換装置は、第一の搬送装置として、搬送物7をX方向(第一の方向)に搬送するX搬送装置31を備えると共に、第二の搬送装置として、搬送物7をY方向(第二の方向)に搬送するY搬送装置32と、を備える。X搬送装置31は、X方向に間隔を空けて平行に配列され、Y方向に伸びる複数本のX回転軸33を有する。Y搬送装置32は、Y方向に間隔を空けて平行に配列され、X方向に伸びる複数本のY回転軸34を有する。X回転軸33とY回転軸34とは直交する。
X回転軸33には、第一のローラとして、複数の小径のX変形ローラ36a,36bが結合される。図15に示されるように、X方向に一つ置きの複数本の、例えば四本のX回転軸33は方向転換装置の側面に設けたローラ駆動機構37によって回転駆動される。ローラ駆動機構37は、上記スクライブ装置と同様にモータ、タイミングベルト及びタイミングプーリを用いてX回転軸33を回転駆動させる。残りの一つ置きの複数本の、例えば四本のX回転軸も方向転換装置の側面に設けたローラ駆動機構38(図14参照)によって回転駆動される。
X回転軸33に結合された複数のX変形ローラ36a,36bの形状、動作方法は、図1ないし図5に示される変形ローラ1a,1bとほぼ同じである。ただし、方向転換装置にはテーブルが設けられていないので、X変形ローラ36a,36bはX方向に搬送し終わった搬送物7を下降させてY変形ローラ39a,39bに渡す。
Y回転軸34には、第二のローラとして、複数の大径のY変形ローラ39a,39bが結合される。Y方向に一つ置きの複数本の、例えば三本のY回転軸34は方向転換装置の側面に設けたローラ駆動機構40によって回転駆動される。残りの一つ置きの複数本の、例えば二本のY回転軸34も方向転換装置の側面に設けたローラ駆動機構41によって回転駆動される。Y回転軸34に結合された複数のY変形ローラ39a,39bの形状、動作方法は、図1ないし図5に示される変形ローラ1a,1bとほぼ同じである。ただし、Y変形ローラ39a,39bには、搬送開始前に搬送物7が載せられているので、搬送開始時に搬送物7を上昇させる。Y変形ローラ39a,39bは搬送物7を上昇させ、X変形ローラ36a,36bから搬送物7を逃がした状態で搬送物7をY方向に搬送する。
なお、X変形ローラ36a,36b及びY変形ローラ39a,39bのいずれか一方は真円形状であってもよい。Y変形ローラ39a,39bの外周6の高さが、X変形ローラ36a,36bの上を向いた平坦面3よりも上方でかつX変形ローラ36a,36bの外周6よりも下方であれば、Y変形ローラ39a,39bが真円形状であっても搬送物7を方向転換させることができる。これとは逆に、X変形ローラ36a,36bの外周の高さが、Y変形ローラ39a,39bの上を向いた平坦面3よりも上方でかつY変形ローラ39a,39bの外周6よりも下方であれば、X変形ローラ36a,36bが真円形状であっても搬送物7を方向転換させることができる。
本発明は上記実施形態に限られることなく、本発明の要旨を変更しない範囲で種々変更可能である。例えば、上記実施形態の搬送装置は、搬送終了時にだけ搬送物を下降させているが、搬送開始時にだけ搬送物を上昇させてもよいし、搬送開始時に搬送物を上昇させ、かつ搬送終了時に搬送物を下降させてもよい。さらに、本発明の搬送装置はスクライブ装置に限られることなく、液晶・半導体製造装置等、テーブル上に載せられた加工物を加工する様々な加工機に適用することができる。さらに、本発明の搬送装置は、薄板状の加工物を搬送するだけでなく、底面が平らなダンボール等の荷物を搬送することができる。この場合、搬送装置は工場、配送センター、物流センターなどに置かれる。
本明細書は、2006年9月29日出願の特願2006−269539に基づく。この内容はすべてここに含めておく。

Claims (10)

  1. 搬送物の搬送方向に間隔を空けて配列され、軸線が互いに平行に保つ複数の変形ローラと、
    前記複数の変形ローラそれぞれを前記軸線の回りに回転させて、前記複数の変形ローラの上に載せられる搬送物を搬送方向に搬送するローラ駆動機構と、を備え、
    前記複数の変形ローラそれぞれは、外周に部分的に外径が小さくなる小径部を有し、
    前記ローラ駆動機構は、搬送物の搬送開始時又は搬送終了時に、前記複数の変形ローラの前記小径部を上に向ける一方、
    搬送物の搬送中に、前記複数の変形ローラの前記小径部が搬送物に接触することなく、かつ前記小径部以外の外周が搬送物に接触するように、搬送方向に隣り合う一組の変形ローラをその小径部の周方向の位相をずらした状態で回転させる搬送装置。
  2. 前記変形ローラの前記小径部は、前記変形ローラの軸線に平行な平坦面を含むことを特徴とする請求項1に記載の搬送装置。
  3. 前記ローラ駆動機構は、搬送物の搬送中に、
    搬送方向に配列される前記複数の変形ローラのうち、一つ置きの一群の変形ローラをその小径部の周方向の位相を一致させた状態で回転させると共に、残りの一つ置きの一群の変形ローラもその小径部の周方向の位相を一致させた状態で回転させ、
    そして、一方の群の変形ローラの小径部が上を向いて搬送物に接触しないとき、他方の群の変形ローラの小径部以外の外周が搬送物に接触するように、前記一方の群の変形ローラの小径部の周方向の位相と、前記他方の群の変形ローラの小径部の周方向の位相とをずらした状態で回転させることを特徴とする請求項1又は2に記載の搬送装置。
  4. 前記ローラ駆動機構は、搬送物の搬送終了時に、
    前記一方の群の変形ローラをその小径部が上を向くように停止させ、その後、前記他方の群の変形ローラをその小径部が上を向くように停止させることを特徴とする請求項3に記載の搬送装置。
  5. 前記ローラ駆動機構は、搬送物の搬送開始時に、
    その小径部が上を向いた状態の前記一方の群の変形ローラを回転させ、その後、その小径部が上を向いた状態の前記他方の群の変形ローラを回転させることを特徴とする請求項3又は4に記載の搬送装置。
  6. 前記変形ローラの前記小径部は、前記変形ローラの外周に一箇所設けられ、
    前記ローラ駆動機構は、搬送物の搬送中に、前記一方の群の変形ローラの小径部の周方向の位相と前記他方の群の変形ローラの小径部の周方向の位相とを180度ずらした状態で回転させることを特徴とする請求項3ないし5のいずれかに記載の搬送装置。
  7. 前記搬送装置はさらに、
    小径部が上を向いた状態の前記複数の変形ローラよりも上方に、かつ前記複数の変形ローラの前記小径部以外の外周よりも下方にその上面が配置されるテーブルを備え、
    搬送終了時に、搬送物を下降させて前記テーブルの上面に搬送物を載せるか、又は搬送開始時に、前記テーブルの上面から搬送物を上昇させることを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の搬送装置。
  8. 加工物が載せられるテーブルと、テーブルの上面まで水平方向に加工物を搬送する搬送部と、前記テーブルに載せられた加工物を加工する加工部と、を備える加工機において、
    前記搬送部は、加工物の搬送方向に間隔を空けて配列され、軸線が互いに平行に保つ複数の変形ローラと、前記複数の変形ローラそれぞれを前記軸線の回りに回転させて、前記複数の変形ローラの上に載せられる加工物を搬送方向に搬送するローラ駆動機構と、を備え、前記複数の変形ローラそれぞれは、外周に部分的に外径が小さくなる小径部を有し、前記ローラ駆動機構は、加工物の搬送開始時又は搬送終了時に、前記複数の変形ローラの前記小径部を上に向ける一方、加工物の搬送中に、前記複数の変形ローラの前記小径部が加工物に接触することなく、かつ前記小径部以外の外周が加工物に接触するように、搬送方向に隣り合う一組の変形ローラをその小径部の周方向の位相をずらした状態で回転させる加工機。
  9. 搬送物の搬送方向に間隔を空けて配列され、軸線が互いに平行に保つ複数の第一のローラを有し、前記複数の第一のローラを回転させて搬送物を第一の搬送方向に搬送する第一の搬送装置と、
    前記第一の搬送方向と交差する第二の搬送方向に間隔を空けて配列され、軸線が互いに平行に保つ複数の第二のローラを有し、前記第一の搬送装置により搬送された搬送物を、前記複数の第二のローラを回転させて前記第二の搬送方向に搬送する第二の搬送装置と、を備える方向転換装置において、
    前記第一の搬送装置及び前記第二の搬送装置の少なくとも一方は、
    前記複数の第一のローラ又は前記複数の第二のローラとして、外周に部分的に外径が小さくなる小径部を有する複数の変形ローラと、
    前記複数の変形ローラそれぞれを前記軸線の回りに回転させて、前記複数の変形ローラの上に載せられる搬送物を搬送方向に搬送するローラ駆動機構と、を備え、
    前記ローラ駆動機構は、搬送物の搬送開始時又は搬送終了時に、前記複数の変形ローラの前記小径部を上に向ける一方、
    搬送物の搬送中に、前記複数の変形ローラの前記小径部が搬送物に接触することなく、かつ前記小径部以外の外周が搬送物に接触するように、搬送方向に隣り合う一組の変形ローラをその小径部の周方向の位相をずらした状態で回転させる方向転換装置。
  10. 搬送物の搬送方向に間隔を空けて、その軸線が互いに平行に保つように、複数の変形ローラを配列し、前記複数の変形ローラを回転させて前記複数の変形ローラの上に載せられる搬送物を搬送方向に搬送する搬送方法であって、
    前記複数の変形ローラそれぞれは、外周に部分的に外径が小さくなる小径部を有し、
    搬送物の搬送開始時又は搬送終了時に、前記複数の変形ローラの前記小径部が上を向く一方、
    搬送物の搬送中に、前記複数の変形ローラの前記小径部が搬送物に接触することなく、かつ前記小径部以外の外周が搬送物に接触するように、搬送方向に隣り合う一組の変形ローラがその小径部の周方向の位相をずらした状態で回転する搬送方法。
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