JP5203542B2 - 遮光装置 - Google Patents

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Description

本発明は、遮光装置に関し、建築物の窓等のガラス面に適用する遮光装置に関するものである。
建築物の窓等のガラス面からの日射を遮る目的で、従来より、ブラインドやカーテンが用いられている。
また、冷房時の熱効率を高め、省エネルギ化を図るために、建築物の窓等のガラス面に光線透過率を調整した遮光フィルムを貼り付けることも行われている。
さらに、同様の目的で、建築物の窓等のガラス面に沿って、光線透過率を調整する構造部材を配設する方法も提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平9−235952号公報
このように、建築物の窓等のガラス面からの日射を遮る目的で、種々の方式の遮光装置が提案され、実用化されているが、簡易な構造で既設の建築物の窓等のガラス面に適用することができ、かつ、使用者が光線透過率を自由に調整することができるものは存在しなかった。
本発明は、簡易な構造で既設の建築物の窓等のガラス面に適用することができ、かつ、使用者が光線透過率を自由に調整することができる遮光装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の遮光装置は、ガラス面に沿って配設される第1遮光シートと、該第1遮光シートに重ねて配設するようにした第2遮光シートと、該第2遮光シートを、所定の配設位置と該所定の配設位置から第1遮光シートに対して任意の距離移動した移動配設位置とに選択的に配設できるようにしたスライド・保持機構とを備え、前記第2遮光シートを移動させることにより、重なり合った第1遮光シート及び第2遮光シートを透過する光線の透過率が変化するようにしたことを特徴とする。
この場合において、第1遮光シート及び第2遮光シートを、前記第2遮光シートの移動方向に光線透過率を異ならせたものや、前記第2遮光シートの移動方向に偏向方向が異なる2種類の偏向シートを配したものから構成することができる。
また、スライド・保持機構を、第2遮光シートの一端縁を保持する伸縮機構と、前記一端縁と対向する他端縁を保持する挟持機構とから構成することができる。
また、遮光装置の最大厚さ部分の厚みを、5mm以下にすることができる。
また、第1遮光シートと第2遮光シートとの間の空間を閉鎖空間とする線状の通気遮断部材を第1遮光シート又は第2遮光シートの縁部に配設することができる。
本発明の遮光装置によれば、ガラス面に沿って配設される第1遮光シートと、該第1遮光シートに重ねて配設するようにした第2遮光シートとからなり、該第2遮光シートを、所定の配設位置と該所定の配設位置から第1遮光シートに対して任意の距離移動した移動配設位置とに選択的に配設できるようにしたスライド・保持機構とからなる、簡易な構造で既設の建築物の窓等のガラス面に適用することができ、かつ、第2遮光シートを移動させることにより、重なり合った第1遮光シート及び第2遮光シートを透過する光線の透過率が変化するようにすることにより、使用者が光線透過率を自由に調整することができる。
特に、遮光装置の最大厚さ部分の厚みを、5mm以下にすることにより、引き違い窓に遮光装置を適用することができる。
また、第1遮光シートと第2遮光シートとの間の空間を閉鎖空間とする線状の通気遮断部材を第1遮光シート又は第2遮光シートの縁部に配設することにより、断熱効果や結露の防止効果を期待できる。
本発明の遮光装置の一実施例を示す説明図である。 同遮光装置の詳細断面図で、(a)は第2遮光シートを所定の配設位置に配置した状態の説明図、(b)は第2遮光シートを移動配設位置に配置した状態の説明図、(c)は上部スライド・保持部材の正面図、(d)は同背面図である。 上部スライド・保持部材を示し、(a)は正面図、(b)は底面図、(c)は(a)のX−X断面図である。 同遮光装置の詳細断面図で、(a)は第2遮光シートを所定の配設位置に配置した状態の説明図、(b)は第2遮光シートを移動配設位置に配置した状態の説明図である。 第1遮光シート及び第2遮光シートの組み合わせの一例を示し、(a)は第1遮光シート、(b)は第2遮光シート、(c)は第2遮光シートを所定の配設位置に配置した、第1遮光シートと第2遮光シートとが重なり合った状態の説明図、(d)は第2遮光シートを移動配設位置に配置した、第1遮光シートと第2遮光シートとが重なり合った状態の説明図である。 第1遮光シート及び第2遮光シートの組み合わせの一例を示し、(a)は第1遮光シート、(b)は第2遮光シート、(c)は第2遮光シートを所定の配設位置に配置した、第1遮光シートと第2遮光シートとが重なり合った状態の説明図、(d)は第2遮光シートを移動配設位置に配置した、第1遮光シートと第2遮光シートとが重なり合った状態の説明図である。 第1遮光シート及び第2遮光シートの組み合わせの一例を示し、(a)は第1遮光シート、(b)は第2遮光シート、(c)は第2遮光シートを所定の配設位置に配置した、第1遮光シートと第2遮光シートとが重なり合った状態の説明図、(d)は第2遮光シートを移動配設位置に配置した、第1遮光シートと第2遮光シートとが重なり合った状態の説明図である。 第1遮光シート及び第2遮光シートの組み合わせの一例を示し、(a)は第1遮光シート、(b)は第2遮光シート、(c)は第2遮光シートを所定の配設位置に配置した、第1遮光シートと第2遮光シートとが重なり合った状態の説明図、(d)は第2遮光シートを移動配設位置に配置した、第1遮光シートと第2遮光シートとが重なり合った状態の説明図である。
以下、本発明の遮光装置の実施の形態を、図面に基づいて説明する。
図1に、本発明の遮光装置の一実施例を示す。
この遮光装置は、建築物の引き違い窓Wのガラス面Gに適用したもので、ガラス面Gに沿って配設される第1遮光シート1と、この第1遮光シート1に重ねて配設するようにした第2遮光シート2と、この第2遮光シート2を、所定の配設位置Aと該所定の配設位置Aから第1遮光シート1に対して任意の距離移動した移動配設位置Bとに選択的に配設できるようにしたスライド・保持機構3とを備え、この第2遮光シート2を移動させることにより、重なり合った第1遮光シート1及び第2遮光シート2を透過する光線の透過率が変化するようにしたものである。
ここで、重ねて配設するようにした第1遮光シート1及び第2遮光シート2は、接触して配設しても、間隔をあけて非接触で配設してもよい。
第1遮光シート1及び第2遮光シート2には、ポリエステル樹脂、ポリオレフィン樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリ塩化ビニリデン樹脂、ポリアミド樹脂、ポリカーボネート樹脂、アクリル樹脂等の合成樹脂製のシート(フィルムのように薄いものからパネルのように板厚を有するものを含む。)を好適に用いることができるが、このほか、織物、編物、不織布等の繊維性の布やこれと合成樹脂製のシートを組み合わせた複合素材を用いることができる。
この場合、第1遮光シート1及び第2遮光シート2の厚みは、特に限定されるものではないが、0.05〜数mm程度までの任意の厚みのものを用いることができるが、移動させて使用する第2遮光シート2には、ある程度の剛性のある0.5〜数mm程度のものを用いることが好ましい。
フィルムには、粘着性や接着性を高めたり、印刷性を付与したり、耐摩耗性を高めるために、コロナ処理、プラズマ処理等の物理的処理、化学的処理、マット加工等の表面処理を施すことができる。
第1遮光シート1を、ガラス面Gに沿って配設するために、本実施例においては、第1遮光シート1のガラス面Gに接する側の表面の全面又は部分的に、粘着剤や接着剤を施すようにしたり、両面粘着テープや両面接着テープを用い、第1遮光シート1をガラス面Gに直接粘着又は接着するようにする。
第2遮光シート2を、所定の配設位置Aと該所定の配設位置Aから第1遮光シートに対して任意の距離移動した移動配設位置Bとに選択的に配設できるようにするスライド・保持機構3は、本実施例においては、引き違い窓Wの上枠F1(又はその近傍のガラス面G若しくは第1遮光シート1。以下同じ。)に配設される上部スライド・保持部材31と、引き違い窓Wの下枠F2(又はその近傍のガラス面G若しくは第1遮光シート1。以下同じ。)に配設される下部スライド・保持部材32とで構成するようにしている。
上部スライド・保持部材31には、特に限定されるものではないが、図2及び図3に示すように、引き違い窓Wの上枠F1に粘着又は接着した固定片31a、該固定片31aに一端側を固定したゴム、ばね等の伸縮部材31b及び該伸縮部材31bの他端側を固定し、固定片31aに沿って移動するスライダ31cを介して第2遮光シート2の上辺を引き違い窓Wの上枠F1に保持するもの(伸縮機構)を好適に用いることができる。
ここで、図3に示す上部スライド・保持部材31には、ばねとして引っ張りばねを用いたが、圧縮ばねを用いて構成することもできる。
このほか、上部スライド・保持部材31には、図4に示すように、磁石同士又は磁石と磁性体からなる2枚の磁着部材31d、31eの一方を引き違い窓Wの上枠F1に粘着又は接着し、他方を第2遮光シート2の上辺に粘着又は接着し、2枚の磁着部材31d、31eを介して第2遮光シート2の上辺を引き違い窓Wの上枠F1に保持するもの等、引き違い窓Wの上枠F1に対する第2遮光シート2の上辺の位置を任意に変位できるようにするものを用いることができる。
下部スライド・保持部材32は、特に限定されるものではないが、図2に示すように、磁石同士又は磁石と磁性体からなる2枚の磁着部材32a、32bの下辺をテープ等の連結部材32cによりヒンジ接合し、背面を引き違い窓Wの下枠F2に粘着又は接着し、2枚の磁着部材32a、32b間に第2遮光シート2の下辺を挟持することにより、2枚の磁着部材32a、32bを介して第2遮光シート2の下辺を引き違い窓Wの下枠F2に保持するもの(挟持機構)を好適に用いることができる。
このほか、下部スライド・保持部材32には、図4に示すように、磁石同士又は磁石と磁性体からなる2枚の磁着部材32d、32eの一方を引き違い窓Wの下枠F2に粘着又は接着し、他方を第2遮光シート2の下辺に粘着又は接着し、2枚の磁着部材32d、32eを介して第2遮光シート2の下辺を引き違い窓Wの下枠F2に保持するもの等、引き違い窓Wの下枠F2に対する第2遮光シート2の下辺の位置を任意に変位できるようにするものを用いることができる。
なお、スライド・保持機構3を、本実施例においては、第2遮光シート2の移動方向が上下方向のため、引き違い窓Wの上枠F1及び下枠F2に配設したが、第2遮光シート2の移動方向を水平方向に設定することもでき、この場合は、スライド・保持機構3を引き違い窓Wの側枠F3、F4に配設するようにする。
次に、第2遮光シート2を移動させることにより、重なり合った第1遮光シート1及び第2遮光シート2を透過する光線の透過率が変化する具体的な第1遮光シート1及び第2遮光シート2の組み合わせの態様について、図5〜図8を用いて説明する。
図5〜図8において、(a)は第1遮光シート1、(b)は第2遮光シート2、(c)は第2遮光シート2を所定の配設位置Aに配置した、第1遮光シート1と第2遮光シート2とが重なり合った状態の説明図、(d)は第2遮光シートを移動配設位置Bに配置した、第1遮光シート1と第2遮光シート2とが重なり合った状態の説明図である。
図5は、第1遮光シート1及び第2遮光シート2にそれぞれ等間隔の横縞形状(第2遮光シート2の移動方向に対して直交する方向の縞形状)の遮光部11、21を形成したものである。
遮光部11、21は、例えば、第1遮光シート1及び第2遮光シート2の基材の表面に、印刷、蒸着等を施すことにより形成することができる。
そして、遮光部11、21は、その光線透過率を適宜に設定することができ、例えば、遮光部11、21を形成していない部分の第1遮光シート1及び第2遮光シート2の光線透過率を100%、遮光部11、21の光線透過率を80%とし、遮光部11、21を形成していない部分と遮光部11、21の面積割合を50%、50%とすると、(c)の第2遮光シート2を所定の配設位置Aに配置した状態では、重なり合った第1遮光シート1及び第2遮光シート2を透過する光線の透過率(全体の透過率)は、
1×1/2+(1−0.8)×1/2=52%
となり、(d)の第2遮光シート2を移動配設位置Bに配置した状態では、重なり合った第1遮光シート1及び第2遮光シート2を透過する光線の透過率(全体の透過率)は、
1−0.8=20%
となる。
ちなみに、重なり合った第1遮光シート1及び第2遮光シート2を透過する光線の透過率(全体の透過率)は、遮光部11、21の光線透過率を50%とすると、それぞれ、62.5%、50%となり、遮光部11、21の光線透過率を100%とすると、それぞれ、50%、0%となる。
図6は、第1遮光シート1及び第2遮光シート2にそれぞれ等間隔の鍵状の縞形状(第2遮光シート2の移動方向に対して直交する方向の鍵状の縞形状)の遮光部11、21を形成したものであり、図7は、第1遮光シート1及び第2遮光シート2にそれぞれ水玉形状(第2遮光シート2の移動方向に対して直交する方向の鍵状の縞形状)の透光部(この場合、水玉形状の外側の部分が遮光部11、21となる。)を形成したものである。
このように、遮光部11、21の形状は任意の形状とすることができ、また、遮光部11、21の光線透過率や遮光部11、21を形成していない部分と遮光部11、21の面積割合も任意に設定することができる。
また、第2遮光シートを移動配設位置Bは、第2遮光シートの移動量を調節することにより任意に設定することができ、重なり合った第1遮光シート1及び第2遮光シート2を透過する光線の透過率(全体の透過率)を広範囲に調整することができる。
図8は、第1遮光シート1及び第2遮光シート2に第2遮光シートの移動方向に偏向方向が異なる2種類の偏向シート12a、22aと偏向シート21b、22bをそれぞれ等間隔に配したものを用いたものである。
この実施例のものは、(c)の第2遮光シート2を所定の配設位置Aに配置した状態では、第1遮光シート1及び第2遮光シート2の偏向方向が同じ偏向シート12a、22a、偏向シート21b、22bが重なり合うため、重なり合った第1遮光シート1及び第2遮光シート2を光線が透過するのに対して、(d)の第2遮光シート2を移動配設位置Bに配置した状態では、第1遮光シート1及び第2遮光シート2の偏向方向が異なる偏向シート12aと偏向シート22b、偏向シート12bと偏向シート22aが重なり合うため、重なり合った第1遮光シート1及び第2遮光シート2を光線が透過せず、遮光することができる。
この遮光装置によれば、建築物の引き違い窓Wのガラス面Gに沿って配設される第1遮光シート1と、この第1遮光シート1に重ねて配設するようにした第2遮光シート2と、この第2遮光シート2を、所定の配設位置Aと該所定の配設位置Aから第1遮光シート1に対して任意の距離移動した移動配設位置Bとに選択的に配設できるようにしたスライド・保持機構3とからなる、簡易な構造で建築物の引き違い窓Wのガラス面Gに適用することができ、かつ、第2遮光シート2を移動させることにより、重なり合った第1遮光シート1及び第2遮光シート2を透過する光線の透過率が変化するようにすることにより、使用者が光線透過率を自由に調整することができる。
ここで、遮光装置の最大厚さ部分(本実施例の場合、スライド・保持機構3と第2遮光シート2の合計)の厚みtを、5mm以下にすることにより、遮光装置を引き違い窓Wの側枠F3、F4内に収めることができ、汎用の引き違い窓Wにこの遮光装置を適用することができる。
なお、スライド・保持機構3を、ガラス面G又は第1遮光シート1に取り付けるようにすることにより、突出する寸法を抑えることができる。
さらに、この遮光装置によれば、以下の付加的な作用効果を期待することができる。
(1)動力源を必要としないことから、電気工事等の大がかりな工事が不要で、既設の建築物の窓等のガラス面に適用することができる。
(2)操作が簡単で、使用者が光線透過率を自由にかつ、スピーディーに調整することができる。
(3)ガラス面Gに沿って配設される第1遮光シート1と、この第1遮光シート1に重ねて配設するようにした第2遮光シート2とによって、断熱効果や結露の防止効果を期待できる。
また、図1に示すように、第1遮光シート1と第2遮光シート2との間の空間を実質的に閉鎖空間とする適宜のシール部材や起毛状のモール部材からなる線状の通気遮断部材4を第1遮光シート1(又は第2遮光シート2)の縁部に配設することにより、上記効果をより発揮しやすくすることができる。
(4)ガラス面Gに沿って直接粘着又は接着することによって配設される第1遮光シート1によって、防犯性を高めるとともに、ガラスが割れたときの飛散防止効果が得られる。
以上、本発明の遮光装置について説明したが、本発明は上記実施の形態に記載した構成に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において適宜その構成を変更することができるものである。
本発明の遮光装置は、簡易な構造で既設の建築物の窓等のガラス面に適用することができ、かつ、使用者が光線透過率を自由に調整することができるという特性を有していることから、建築物の窓等のガラス面に適用する遮光装置に広く用いることができる。
W 引き違い窓
G ガラス面
1 第1遮光シート
11 遮光部
12a 偏向シート
12b 偏向シート
2 第2遮光シート
21 遮光部
22a 偏向シート
22b 偏向シート
3 スライド・保持機構
31 上部スライド・保持部材
32 下部スライド・保持部材
4 通気遮断部材

Claims (5)

  1. ガラス面に沿って配設される第1遮光シートと、該第1遮光シートに重ねて配設するようにした第2遮光シートと、該第2遮光シートを、所定の配設位置と該所定の配設位置から第1遮光シートに対して任意の距離移動した移動配設位置とに選択的に配設できるようにしたスライド・保持機構とを備え、前記第2遮光シートを移動させることにより、重なり合った第1遮光シート及び第2遮光シートを透過する光線の透過率が変化するようにした遮光装置であって、スライド・保持機構が、第2遮光シートの一端縁を保持する伸縮機構と、前記一端縁と対向する他端縁を保持する挟持機構とからなることを特徴とする遮光装置。
  2. 第1遮光シート及び第2遮光シートが、前記第2遮光シートの移動方向に光線透過率を異ならせたものからなることを特徴とする請求項1記載の遮光装置。
  3. 第1遮光シート及び第2遮光シートが、前記第2遮光シートの移動方向に偏向方向が異なる2種類の偏向シートを配したものからなることを特徴とする請求項1記載の遮光装置。
  4. 遮光装置の最大厚さ部分の厚みが、5mm以下であることを特徴とする請求項1、2又は3記載の遮光装置。
  5. 第1遮光シートと第2遮光シートとの間の空間を閉鎖空間とする線状の通気遮断部材を第1遮光シート1又は第2遮光シート2の縁部に配設したことを特徴とする請求項1、2、3又は4記載の遮光装置。
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