JP2008190271A - 代替複層ガラス - Google Patents

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Seiji Iwamura
岩村征治
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Abstract

【課題】 透明プラスチックの線膨張率はガラスのそれに比べ、10倍以上と大きく室温の変化や直射日光の受け方によりその膨張による伸びが変化するため、単ガラスを代替複層ガラスに改造した場合スペーサと透明プラスチック板の接着部が外れたり透明プラスチック板が変形するという課題がある。
【解決手段】 透明プラスチック板の最大寸法を900mm以下にして伸び量を抑えたり、スペーサの材質を可撓性のあるプラスチックあるいは合成ゴムにすることで伸びをスペーサの変形で吸収させたり、肉厚の薄いI形や溝形で長さの短いスペーサ片にしてそれを小さいピッチで取り付けることによりその間の伸び抑えて透明プラスチック板の変形を目立たなくする。
【選択図】 図2

Description

本発明は、窓ガラスからの放熱量を低減する省エネ対策の一つとして、今後全国的に普及が見込まれる複層ガラスに関するもので、新築住宅においては普及が進んでいるが、大半を占める既存の住宅においては、省エネ効果が大きいにもかかわらず複層ガラスへの転換にコストが掛かりすぎるために普及が遅れている。
単ガラスを複層ガラスに転換するためには、サッシごと取り替えるかアタッチメントを使用して単ガラスの上に新たにガラスを取り付けて複層ガラス化するかの二つの方法が一般的に行われているが、サッシに嵌め込まれたガラスの寸法は多種多様であり、夫々のガラス寸法に合わせてガラスを加工して取り付ける必要があるためガラス加工や取り付け工事を専門家に委ねなければならず当然費用も嵩むという問題がある。これを解決するためにガラスの代わりに透明シートをガラスと平行になるようスペーサを介してあるいは直接窓枠に貼り付けて中空層を形成する方法や透明プラスチック板をスペーサを介して単ガラスに平行に貼り付け中空層を形成する方法などが提案されている。
実開昭56−055480 実用新案登録−第3123970号
ガラスに代えて透明シートを使用して直接引き戸の額縁に貼り付ける場合取り付けは容易ではあるけれども、室内側の引き違い戸と室外側引き違い戸との交差する隙間は小さく厚い透明シートは使用できず、シート厚さを薄くすると皺が発生したり、熱膨張により弛んだり実用性に欠ける問題ある。
透明プラスチック板を使用する代替複層ガラスの場合、透明プラスチック板の線膨張率がガラスのそれに比べ10倍以上大きく室内温度の変化あるいは直射日光を受ける場合と受けない場合の表面温度の変化などにより透明プラスチック板自身に熱膨張差が生じそれを固定しているスペーサ片には応力が発生しそれに耐え切れず接着部が剥がれるたり透明プラスチック板自身が変形することが課題となっている。
この課題を解決するための請求項1の発明は、透明プラスチック板の1辺の長さを900mm以下に抑えることで透明プラスチック板の温度変化に伴う熱膨張変化を3mm以下に抑えるとともにスペーサ片の変形が期待できないスペーサ片の長さ方向の透明プラスチック板の伸びに対しては隣り合うスペーサ片の間隔をスペーサ片長さの1.0乃至1.5倍にすることによりその間の伸びを透明プラスチック板の変形で吸収するようにする。またガラス表面にスペーサ片幅より大きい幅の着色テープを貼ることで室外からスペーサ片が見えないようにする。
請求項2の発明は、ガラス面の大きさが900mmを超える場合、複数の透明プラスチック板を使用するが透明プラスチック板と透明プラスチック板の間に辺長に合わせて3mm乃至6mmの隙間を空けることにより熱膨張時の透明プラスチック板間の干渉を防止できるようにする。この場合透明プラスチック板のつなぎ部においては夫々の透明プラスチック板にスペーサ片を取り付けて置く。
請求項3の発明は、材質を可撓性のあるプラスチックあるいは合成ゴムとし、厚さは材質によって0.8mm乃至1.5mmとし、幅は透明プラスチック板の寸法に合わせて5mm乃至9mmとし、高さはサッシ額縁の高さによって6mm乃至10mmの断面がI形あるいは溝型に成形した長さ30mm乃至60mmのスペーサ片を使用することで断面に直角方向の力に対して変形できるようになり、片側1.5mm以下に抑えられた透明プラスチック板の膨張が吸収できるようになる。
透明プラスチック板の最大寸法を900mm以下に抑えることで熱膨張による伸びを最大3mm以下に押さえるとともにスペーサ片の間隔をスペーサ片長の1.5倍以下にすることでスペーサ間の透明プラスチックいたの熱膨張量を低減し外観上透明プラスチック板の変形が目立たない程度まで抑えることが可能となる。また着色テープをガラス表面に貼り付けてスペーサ片を室外から見えなくすることにより、美観を確保することができる。
また900mm以上の広幅ガラスに対しては、透明プラスチック板同士のつなぎ目に2列のスペーサ片を配備し、透明プラスチック板と透明プラスチック板との間に熱膨張を吸収するための3乃至6mmの隙間を空けることにより複数枚の透明プラスチック板で広幅ガラス全面をカバーしシールテープで隙間を埋めて気密性を保持することができる。
スペーサ材質として、可撓性のあるプラスチックあるいは合成ゴムを使用することと断面形状を薄肉のI形あるいは溝形にすることでプラスチック片の変形を容易にし透明プラスチック板の熱膨張を吸収すると共に原料使用量を減らしコストダウンを図ることができる。
本発明の代替複層ガラス用のスペーサに関する実施の形態について説明する。
なお、この形態は、発明の趣旨をより良く理解させるために説明するものであり、特に指定しない限り、本発明を限定するものではない。
図1は、ガラス102に直接接着剤でスペーサ隠蔽用の着色テープ106を貼り付けその上に合成ゴム製のスペーサ片103を貼りつけ、その上にアクリル板104を同じく接着剤で貼り付けたもので、さらに伸縮性のあるビニルテープ105をアクリル板104とサッシ額縁101とまたいで貼りつけて中空層200の気密性を確保した代替複層ガラスの全体図である。
図2は、サッシ額縁部のアクリル板の取り付け方法を示す断面詳細図で、ガラス102の表面にスペーサ片を外から見えなくするための着色テープを接着剤で取り付け、その上に溝形スペーサ片103を貼り付け、さらに当該スペーサ片に接着剤でアクリル板104を貼り付け気密保持用のビニルテープ105を使用してアクリル板104とサッシ額縁101の隙間を埋めて中空層200の気密を保持していることを示す。
図3は、アクリル板とアクリル板のつなぎ目の詳細図で、ガラス102、スペーサ隠蔽用の着色テープ106、合成ゴム製スペーサ103、アクリル板104、気密保持用のビニルテープ105、および中空層200の位置関係を示す。
代替複層ガラスの全体図である。 サッシ額縁付近のアクリル板の取り付け方を示す部分断面図である。 アクリル板とアクリル板のつなぎ目を示す部分断面図である。
符号の説明
101 額縁
102 ガラス
103 スペーサ片
104 アクリル板
105 ビニルテープ
106 着色テープ
200 中空層

Claims (3)

  1. ガラスと透明プラスチック板とを組み合わせた代替複層ガラスにおいて、ガラスの室内側表面に透明プラスチック板の外周に沿うように着色テープを貼り付け、その上に当該テープ幅より小さい幅のスペーサ片をスペーサ片長さの1.0乃至1.5倍の間隔をあけて張り付け、更にそのスペーサ片上に最大辺長が900mm以下になるように切断された透明プラスチック板を貼り付け、スペーサ片を挟んで平行に相対するガラスと透明プラスチック板により生じた中空層の気密性を保持するためのシールテープをサッシ額縁内周と透明プラスチック板の外周に沿って貼り付けることを特徴とする代替複層ガラス。
  2. ガラス寸法が900mmを超える場合、複数枚の透明プラスチック板を3mm乃至6mmの隙間をあけてつなぎ合わせることでガラス全面にスペーサ片を介して透明プラスチック板を貼り付け、つなぎ目はシールテープを貼ることで中空層の気密性を保持することを特徴とする代替複層ガラス。
  3. 中空層を形成させるためのスペーサとして、厚さ0.8mm乃至1.5mmの肉厚で、幅5mm乃至9mm、高さ6mm乃至10mm、長さ30mm乃至60mmの断面がI形あるいは溝形に成形した可撓性のあるプラスチック片あるいは合成ゴム片を使用することでガラスと透明アクリル板との熱膨張差によって起こる接着剤の剥離の防止や透明アクリル板の変形を低減させることを特徴とする請求項1記載の代替複層ガラス。
JP2007027583A 2007-02-07 2007-02-07 代替複層ガラス Pending JP2008190271A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012229532A (ja) * 2011-04-25 2012-11-22 Ykk Ap株式会社 面材保持構造体、建具、及び、面材保持方法
WO2016170852A1 (ja) * 2015-04-21 2016-10-27 旭硝子株式会社 採光構造、および採光構造の製造方法
CN109555398A (zh) * 2019-01-21 2019-04-02 河北科力汽车零部件有限公司 一种能够与车窗玻璃快速粘结固化的托架

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