JP5067376B2 - 複層ガラスユニット - Google Patents
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または、前記間隔保持部材は、前記複層ガラス群の両端の板ガラスの内表面と対向する面に、前記複層ガラス群の両端の板ガラスの内表面と前記間隔保持部材との隙間が小さくなる方向に突出部が形成されていることが好ましい。
また、本発明の複層ガラスユニットにおいては、前記複層ガラス群の両端の板ガラスの外表面と前記フレームの周端部との間に、水滴の浸入を防止するウエザータイト材が設けられていることが好ましい。
また、本発明の複層ガラスユニットにおいては、前記フレームに排水口が形成されていることが好ましい。
また、本発明の複層ガラスユニットにおいては、前記第一スペーサが、前記複層ガラス群の両端の板ガラスの外表面と前記フレームとの間隔に応じて寸法調整可能に構成されていることが好ましい。
また、第二スペーサを設けるか、または間隔保持部材に突出部を形成することで、第一スペーサと相俟って透湿防止封着材の変形量(圧縮変形量)を抑制することができ、複層ガラスとしての耐久性を向上できる効果がある。
また、防水材を設けることで、中空層をより確実に乾燥状態に保持できる。
また、ウエザータイト材を設けることで、複層ガラスユニットに水滴等が浸入することをより確実に防止できる。
また、排水口を形成することで、複層ガラスユニットに浸入した水滴等を容易に排出できる。
また、第一スペーサを複層ガラス群の両端の板ガラスの外表面とフレームとの間隔に応じて寸法調整可能にすることで、第一スペーサを確実に板ガラスの外表面とフレームとの間に隙間なく装着させることができる。
本発明の第一実施形態における複層ガラスユニットについて、図1〜図7に基づいて説明する。
図1は本実施形態の複層ガラスユニットの要部断面図である。図1に示すように、複層ガラスユニット10は、2枚の板ガラス11,11(複層ガラス群111)と、複層ガラス群111の周縁に沿って複層ガラス群111の両端の板ガラス11,11の外表面11bと各板ガラス11,11の端面11cとを覆うように複層ガラス群111に取り付けられるフレーム13と、2枚の板ガラス11,11間の間隔を保持すべく板ガラス11,11間に設けられる間隔保持部材40と、間隔保持部材40と板ガラス11との間隙41に配置され、板ガラス11,11間に形成される中空層15に湿気が浸入するのを防止するための透湿防止封着材17と、板ガラス11の外表面11bおよびフレーム13にそれぞれ当接し、かつ、板ガラス11およびフレーム13と非接着で配置された第一スペーサ19と、を備えている。
次に、本発明の実施形態における複層ガラスユニット10の製造方法について図2〜図7に基づいて説明する。
図2に示すように、2枚の板ガラス11,11を所定距離隔てた状態で垂直に配置する。なお、このときの所定距離とは、複層ガラスユニット10が完成したときの板ガラス11,11間の距離より若干大きい距離である。また、2枚の板ガラス11,11は水平に配置してもよい。
本実施形態の複層ガラスユニット10によれば、第一スペーサ19を設けることにより、透湿防止封着材17の引張変形を抑制することができる。これにより、透湿防止封着材17に引張応力が作用するのを抑制することができるため、複層ガラスとしての耐久性を向上させることができる。加えて第二スペーサ27を設けることにより、透湿防止封着材17の圧縮変形を抑制することができる。これにより、透湿防止封着材17に圧縮応力が作用するのを抑制することができるため、複層ガラスとしての耐久性をより向上させることができる。これは、ゴム系材料で形成されている透湿防止封着材17の剛性よりも第一スペーサ19および第二スペーサ27の剛性が高いため、板ガラス11の変位量を第一スペーサ19および第二スペーサ27で吸収できるためである。したがって、透湿防止封着材17の変形量が従来よりも減少するため、複層ガラスとしての耐久性を向上させることができる。
次に、本発明の第二実施形態について図8に基づいて説明する。
なお、本実施形態は、第一実施形態と第二スペーサの構成が異なるだけで、その他の構成は第一実施形態と略同一であるため、同一箇所には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
本実施例では、図10に示すようなモデル200を用いてシミュレーションを行った。モデル200は、厚さ2mmのアルミフレーム201と、厚さ8mmの板ガラス202と、を備え、板ガラス202の外表面202aとアルミフレーム201との間に第一スペーサ203を配置するとともに、板ガラス202の内表面202bとアルミフレーム201との間に透湿防止封着材204を配置したものである。
たとえば、本実施形態ではフレームと間隔保持部材とを一体的に形成したが、フレームと間隔保持部材とを別体でそれぞれ形成(例えば、図1の破線45でフレームと間隔保持部材とを別体で形成)した後に、それぞれの部材を結合することで一体化し、外力に対して単一の部材で形成された場合とほぼ同様に、剛的に対抗できるようにしてもよい。この場合、間隔保持部材を用いてフレームが装着されていない複層ガラスを製作した後に、間隔保持部材とフレームとを結合することも可能である。
また、本実施形態ではフレームを一体成形した場合の説明をしたが、フレームを2枚の板ガラスの略中央部で分割して、複層ガラスユニットを製造する際に、分割されたフレームを接合するようにしてもよい。
また、本実施形態では板ガラスを2枚用いた複層ガラスユニットについて説明したが、3枚以上の板ガラスを積層したガラスユニットに採用してもよい。
例えば、図13に示すように、フレーム13の内面13bに、内面13bに対して直交する方向に突出した突起61を形成し、偏芯円断面形状を有する第一スペーサ62を用いる構成にしてもよい。このように構成すれば、第一スペーサ62を板ガラス11とフレーム13との間に取り付ける際に、第一スペーサ62の凹部62aを突起61に嵌合するように挿入し、第一スペーサ62の凹部62aを中心に回転するように押し込むことで、板ガラス11とフレーム13との間に隙間を形成することなく、第一スペーサ62を取り付けることが可能となる。つまり、板ガラス11の外表面11bとフレーム13との間の寸法に合わせて、無段階に調整可能な第一スペーサ62を提供することができる。
Claims (9)
- 所定間隔を置いて平行に積層配置された複数の板ガラスで構成される複層ガラス群と、
該複層ガラス群の周縁に沿って前記複層ガラス群の両端の板ガラスの外表面と前記複層ガラス群を構成する各板ガラスの端面とを覆うように前記複層ガラス群に取り付けられるフレームと、
前記各板ガラス間の間隔を保持すべく前記各板ガラス間に設けられる間隔保持部材と、
該間隔保持部材と該間隔保持部材が対向する前記板ガラスとの間隙に配置され、該間隙を密閉封止する透湿防止封着材と、
前記複層ガラス群の両端の板ガラスの外表面と前記フレームとの間に、前記複層ガラス群の両端の板ガラスの外表面および前記フレームにそれぞれ当接し、かつ、前記板ガラスの外表面および前記フレームの少なくとも一方と非接着で配置された第一スペーサと、を備え、
前記間隔保持部材と前記フレームとが一体化されていることを特徴とする複層ガラスユニット。 - 前記第一スペーサが、前記フレームおよび前記複層ガラス群の両端の板ガラスと同等以下のヤング率を有し、かつ、ヤング率が100MPa以上の材料で形成されている請求項1に記載の複層ガラスユニット。
- 前記第一スペーサが、前記フレームおよび前記複層ガラス群の両端の板ガラスと同等以下のヤング率を有し、かつ、ヤング率が400MPa以上の材料で形成されている請求項1または2に記載の複層ガラスユニット。
- 前記複層ガラス群の両端の板ガラスの内表面と前記間隔保持部材との間に第二スペーサが設けられている請求項1〜3のいずれかに記載の複層ガラスユニット。
- 前記間隔保持部材は、前記複層ガラス群の両端の板ガラスの内表面と対向する面に、前記複層ガラス群の両端の板ガラスの内表面と前記間隔保持部材との隙間が小さくなる方向に突出部が形成されている請求項1〜3のいずれかに記載の複層ガラスユニット。
- 前記複層ガラス群の両端の板ガラスの内表面と前記間隔保持部材との間で、前記透湿防止封着材よりも前記板ガラスの外周縁側に防水材が設けられている請求項1〜5のいずれかに記載の複層ガラスユニット。
- 前記複層ガラス群の両端の板ガラスの外表面と前記フレームの周端部との間に、水滴の浸入を防止するウエザータイト材が設けられている請求項1〜6のいずれかに記載の複層ガラスユニット。
- 前記フレームに排水口が形成されている請求項1〜7のいずれかに記載の複層ガラスユニット。
- 前記第一スペーサが、前記複層ガラス群の両端の板ガラスの外表面と前記フレームとの間隔に応じて寸法調整可能に構成されている請求項1〜8のいずれかに記載の複層ガラスユニット。
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