JP4832270B2 - 複層ガラスの支持構造 - Google Patents

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Description

本発明は、建築物の壁面を構成するガラス板を建築物の躯体側に支持させるためのガラス板の支持構造に係り、特に断熱性能、遮熱性能に優れた複層ガラスを用いた場合の支持構造に関するものである。
近年、建築物はDPG(Dot-point Glazing)構法によりガラス板を支持させて外壁を構築するガラスカーテンウォールの例が増えている。一方、DPG構法の場合は、強化ガラスを採用することになるため、中高層ビルの外壁においては、万一のガラス破損時の安全性確保の観点から、一般的なフロート生板ガラスを用い、かつ、サッシ部材をスリムにした構成が流行となりつつある。
以前、熱線反射ガラスが多用されていた時代は、構造シリコーンシーリング材を用いたSSG (Structural Silicone-Sealant Glazing) 構法が広く普及していたが、透明ガラスが主流の現在においては、ほとんど使用されていないのが現状である。
加えて、SSG構法では、構造シリコーンシーリング材の接着強度が性能を支配しているため、長期の接着耐久性に不安があったことも、この構法が採用されなくなった一因と考えられる。
また、SSG構法は、外観意匠性には優れるが、構造シリコーンシーリング材の接着強度に依存している。このため、負圧の風圧力に対応するためには、シーリング材の許容応力値以下(一般的には、引張り許容応力が0.14MPa)となるように接着面積を確保する必要があり、そのため、室内の方立てを含めた見付け幅は必ずしもすっきりした内観とはなっていなかった。
更に、SSG構法では、所定の接着信頼性を確保するために、シール施工を工場施工で行うことにより管理していた。すなわち、室温25℃×湿度60%を代表とする温度湿度管理された環境下での施工を標準とし、かつ、1週間程度その環境下で、外力を加えない状態で、養生することを必須としていた。
ところで、特許文献1に示されるような、略コの字形状をしたアルミニウム製の型材(以下、アルミニウム型材と称する)をガラス板の小口に接着固定する方法は、一般的には、SCN(Structural Channel Glazing)構法と呼ばれるが、アルミニウム型材との接着相性性に左右されず、アルミニウム型材の機械的接合によりガラス板を支持しているため、品質面では優れた方法といえる。
また、このSCN構法は、構造シリコーンシーリング材の接着強度に依存しないため、すっきりとした内観意匠を実現できる可能性があるが、SSG構法と同じく、アルミニウム型材の接着についての信頼性確保のため、室温25℃×湿度60%を代表とする温度湿度管理された環境での施工を標準とし、かつ、1週間程度その環境下で養生する工程が必要であった。
一方、近年の環境配慮の視点から、外壁ガラスの高断熱化、高遮熱化は、時代の必須の要請となってきている。
SCN構法において、そのまま複層ガラス、高遮熱断熱複層ガラス(Low−E複層ガラス)に応用すると、複層ガラスの耐久性が低下するという懸念が生じる。これは、アルミニウム型材と複層ガラスの小口との微小な隙間から浸入した水分が、複層ガラスの小口面に滞留し、その水分が、複層ガラス側にも影響し、複層ガラスの内部に水分が浸入することにより、複層ガラスの内部に結露が生じ、結果的に複層ガラスの耐久性を低下させるという問題である。
この問題を回避するためには、複層ガラスとアルミニウム型材との水密性確保が重要なポイントであり、図11の如く複層ガラス1のガラス板2、4とアルミニウム型材8との間に、ウェザーシール10、16を施工し、水密性を確保しようとする例が現れてきている。
図11によれば、アルミニウム型材8のうち外側に露出する部分8aは、直射日光に晒されるため、ガラス板2との温度差が生じ、かつ、アルミニウム型材8とガラス板2との線膨張係数が異なるため、熱伸びによるせん断変形がウェザーシール16に生じることになり、ウェザーシール16の許容せん断変形率(通常60%)に応じたシール幅が必要となる。このため、ガラス板2の表面からのアルミニウム型材8の出っ張り寸法a(例えば10mm)が大きくなり、フラットサーフェース(平滑な表面)という意匠性上の要望からは離れてしまう結果となっていた。ここで符号5は乾燥空気の充填された複層ガラス1の中空層であり、符号6は複層ガラス1のスペーサーであり、符号7はガラス板2とガラス板4とを接着するシーリング材であり、符号9は、複層ガラス1の端面とアルミニウム型材8との接触を防ぐ緩衝材であり、符号10は、アルミニウム型材8と内側ガラス板4とを接着一体化するシーリング材である。
一方、ガラス板に斜面取り加工を施し、フラットサーフェースを実現し、かつ複層ガラスでのガラスユニットを実現した例として、特許文献2を上げることができる。
特許文献2の図6の構成がその事例である。この例では、外側ガラスを合わせガラスとすることで、ウェザーシールにより、複層ガラスの小口への水分浸入を防止している。この構成によれば、外側ガラスを合わせガラスとすることが必須であり、斜面取りされたガラスと斜面取りされていないガラスとを合わせて、斜面取り部の中間膜を切り欠く必要があるなど、大きなコストアップとなっていた。
特許第2612400号公報 特開2006−16855号公報
本発明は、前述の問題点を解決するためのものであり、断熱性の優れた複層ガラスを、意匠性の優れたフラットサーフェースで、かつ、複層ガラスの耐久性を低下させず、大きなコストアップも無く支持することができる複層ガラスの支持構造を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、前記目的を達成するために、ガラス部材の少なくとも一つの辺部に、略コの字形状の金属製部材が接着固定される構造であって、前記ガラス部材は、二枚のガラス板がスペーサーを介して隔てて配置される複層ガラスであり、外側に配置される外側ガラス板の前記金属製部材が接着される辺部は斜面取り加工され、前記金属製部材と前記外側ガラス板の表面とが略同一平面になるように構成され、かつ、前記金属製部材が接着される辺部において、前記外側ガラス板の端部は、内側に配置される内側ガラス板の端部よりもガラス端部側に突出形成されることにより、前記金属製部材と複層ガラスの小口との間に空隙部が形成されたことを特徴としている。
請求項1に記載の発明によれば、複層ガラスの外側ガラス板の金属製部材が接着される辺部を斜面取り加工して、金属製部材と外側ガラス板の表面とが略同一平面になるように構成したので、断熱性の優れた複層ガラスにおいて意匠性の優れたフラットサーフェースを提供できる。また、金属製部材が接着される辺部において、外側ガラス板の端部を、内側ガラス板の端部よりもガラス端部側に突出形成して金属製部材と複層ガラスの小口との間に空隙部を形成し、金属製部材と複層ガラスの小口との間に浸入してきた水分を、前記空隙部を排水経路として使用して排水するので、大きなコストアップをすることなく複層ガラスの耐久性を維持できる。
請求項2に記載の発明は、前記目的を達成するために、ガラス部材の少なくとも一つの辺部に、略コの字形状の金属製部材が接着固定される構造であって、前記ガラス部材は、二枚のガラス板がスペーサーを介して隔てて配置される複層ガラスであり、外側に配置される外側ガラス板の前記金属製部材が接着される辺部は斜面取り加工され、前記金属製部材と前記外側ガラス板の表面とが略同一平面になるように構成され、かつ、前記金属製部材が接着される辺部において、内側に配置される内側ガラス板の端部は、前記外側ガラス板の端部よりもガラス端部側に突出形成されることにより、前記金属製部材と複層ガラスの小口との間に空隙部が形成されたことを特徴としている。
請求項2に記載の発明によれば、複層ガラスの外側ガラス板の金属製部材が接着される辺部を斜面取り加工して、金属製部材と外側ガラス板の表面とが略同一平面になるように構成したので、断熱性の優れた複層ガラスにおいて意匠性の優れたフラットサーフェースを提供できる。また、金属製部材が接着される辺部において、内側ガラス板の端部を、外側ガラス板の端部よりもガラス端部側に突出形成して金属製部材と複層ガラスの小口との間に空隙部を形成し、金属製部材と複層ガラスの小口との間に浸入してきた水分を、前記空隙部を排水経路として使用して排水するので、大きなコストアップをすることなく複層ガラスの耐久性を維持できる。
請求項3に記載の発明は、前記目的を達成するために、ガラス部材の少なくとも一つの辺部に、略コの字形状の金属製部材が接着固定される構造であって、前記ガラス部材は、二枚のガラス板がスペーサーおよび/またはシーリング材を介して隔てて配置される複層ガラスであり、外側に配置される外側ガラス板の前記金属製部材が接着される辺部は斜面取り加工され、前記金属製部材と前記外側ガラス板の表面とが略同一平面になるように構成され、かつ、前記金属製部材が接着される辺部において、前記二枚のガラス板の端部は同じ位置に配置されるが、二枚のガラス板間に配置される前記スペーサーおよび/またはシーリング材が、前記二枚のガラス板の各々の端部よりも、ガラス中心側に配置されることにより、金属製部材と複層ガラスの小口との間に空隙部が形成されたことを特徴としている。
請求項3に記載の発明によれば、複層ガラスの外側ガラス板の金属製部材が接着される辺部を斜面取り加工して、金属製部材と外側ガラス板の表面とが略同一平面になるように構成したので、断熱性の優れた複層ガラスにおいて意匠性の優れたフラットサーフェースを提供できる。また、金属製部材が接着される辺部において、二枚のガラス板間に配置される複層ガラスのスペーサーおよび/またはシーリング材を、二枚のガラス板の各々の端部よりも、ガラス中心側にずらして配置して金属製部材と複層ガラスの小口との間に空隙部を形成し、金属製部材と複層ガラスの小口との間に浸入してきた水分を、前記空隙部を排水経路として使用して排水するので、大きなコストアップをすることなく複層ガラスの耐久性を維持できる。
請求項4に記載の発明は、前記目的を達成するために、ガラス部材の少なくとも一つの辺部に、略コの字形状の金属製部材が接着固定される構造であって、前記ガラス部材は、二枚のガラス板がスペーサーおよび/またはシーリング材を介して隔てて配置される複層ガラスであり、前記二枚のガラス板は緩衝材を介して前記金属製部材に取り付けられるとともに、外側に配置される外側ガラス板の前記金属製部材が接着される辺部は斜面取り加工され、前記金属製部材と前記外側ガラス板の表面とが略同一平面になるように構成され、かつ、前記金属製部材の前記スペーサーおよび/またはシーリング材と対向する部分を、金属製部材の長手方向に沿ってスペーサーおよび/またはシーリング材から離間させることにより、金属製部材と複層ガラスの小口との間に空隙部が形成されたことを特徴としている。
請求項4に記載の発明によれば、複層ガラスの外側ガラス板の金属製部材が接着される辺部を斜面取り加工して、金属製部材と外側ガラス板の表面とが略同一平面になるように構成したので、断熱性の優れた複層ガラスにおいて意匠性の優れたフラットサーフェースを提供できる。また、複層ガラスの二枚のガラス板を、緩衝材を介して金属製部材に取り付けた形態において、金属製部材のスペーサーおよび/またはシーリング材と対向する部分を、金属製部材の長手方向に沿ってスペーサーおよび/またはシーリング材から離間させることにより、金属製部材と複層ガラスの小口との間に空隙部を形成した。金属製部材と複層ガラスの小口との間に浸入してきた水分を、前記空隙部を排水経路として使用して排水するので、大きなコストアップをすることなく複層ガラスの耐久性を維持できる。
従来技術では複層ガラスユニット(複層ガラスの小口に略コの字形状のアルミニウム型材が接着されたユニット)の複層ガラスとしての耐久性を確保するため、複層ガラスの小口への水分の侵入を阻止する構成として、外部側にウェザーシールを施工する必要があり、このため、ウェザーシール及びアルミニウム型材が外側ガラス板の表面から出っ張り、フラットサーフェースを実現することができなかったが、以上述べた請求項1〜4に記載の複層ガラスの支持構造では可能となった。
更に、特許文献2の図6の如く、外側ガラス板を合わせガラスとすることで、水分の浸入を防ぐ支持構造もあり、この支持構造では、外側を合わせガラスとすることで、コスト的には非常に不利になっていたが、本発明では、外側ガラス板を合わせガラスにすることなくフラットサーフェースを実現できる。
更にまた、本発明では、特別な部材や材料を使用することなく、構成部材の寸法調整によって、空隙部を形成でき、この空隙部を排水経路として使用することにより複層ガラスの耐久性を維持できるので、大きなコストアップにはつながらない。
また、外側ガラス板の斜面取り加工部に当接される略コの字状の金属製部材の外側角部を斜面取りに沿った形状とすることで、ユニットガラス間の目地部のウェザーシールの平面的な位置を、ガラス表面より一段階深い部分に施工することが容易となる。これにより、シール目地部の汚れを軽減することができ、かつ、意匠性も向上する。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれかにおいて、前記金属製部材と前記外側ガラス板の端部との間に、透湿抵抗の高い材料で成形された防湿層が介在されることを特徴としている。
請求項5に記載の発明によれば、請求項1〜4に記載の構成の如く、金属製部材と複層ガラスの小口との間に空隙部を形成しているので、水分が浸入したとしても、その水分を、排水通路として機能する空隙部を介してガラスユニットから排水できることと相俟って、金属製部材と複層ガラスの外側に配置される外側ガラス板の端部との間に、透湿抵抗の高い材料で成形された防湿層を介在させることにより、金属製部材と外側ガラス板の端部との間に水分が浸入するのを防止したので、複層ガラスの寿命を延ばすことができる。
請求項6に記載の発明は、前記目的を達成するために、ガラス部材の少なくとも一つの辺部に、略コの字形状の金属製部材が接着固定される構造であって、前記ガラス部材は、二枚のガラス板がスペーサーを介して隔てて配置される複層ガラスであり、外側に配置される外側ガラス板の前記金属製部材が接着される辺部は、斜面取り加工され、前記金属製部材と前記外側ガラス板の表面とが略同一平面になるように構成され、かつ、前記金属製部材と前記外側ガラス板の端部との間に、透湿抵抗の高い材料で成形された防湿層が介在されることを特徴としている。
請求項6に記載の発明によれば、複層ガラスの外側ガラス板の金属製部材が接着される辺部を斜面取り加工して、金属製部材と外側ガラス板の表面とが略同一平面になるように構成したので、断熱性の優れた複層ガラスにおいて意匠性の優れたフラットサーフェースを提供できる。また、金属製部材と複層ガラスの外側に配置される外側ガラス板の端部との間に、透湿抵抗の高い材料で成形された防湿層を介在させることにより、金属製部材と外側ガラス板の端部との間に水分が浸入するのを防止したので、大きなコストアップをすることなく複層ガラスの耐久性を維持できる。
請求項7に記載の発明は、請求項6において、前記金属製部材と前記複層ガラスの小口との間に空隙部が形成されることを特徴としている。
請求項7に記載の発明によれば、請求項6に記載の構成の如く、金属製部材と複層ガラスの外側に配置される外側ガラス板の端部との間に、透湿抵抗の高い材料で成形された防湿層を介在させたので、金属製部材と外側ガラス板の端部との間に水分が浸入するのを防止できるとともに、金属製部材と複層ガラスの小口との間に空隙部を形成しているので、防湿層から水分が万が一浸入したとしても、その水分を、排水通路として機能する空隙部を介してガラスユニットから排水できる。これにより、複層ガラスの寿命を延ばすことができる。
本発明に係る複層ガラスの支持構造によれば、断熱性の優れた複層ガラスを、意匠性の優れたフラットサーフェースで、かつ、複層ガラスの耐久性という品質を低下させず、大きなコストアップも無く支持することができる。
以下、添付図面に基づいて本発明に係る複層ガラスの支持構造の好ましい実施の形態を詳説する。
図1は、実施の形態の複層ガラスの支持構造が適用されたガラスカーテンウォール12の一部を室内側から見た斜視図である。また、図2は、隣接する2枚の複層ガラス1、1の支持構造を示した水平方向(図1のA−A線に沿う)断面図であり、請求項1に記載の発明に対応する第1の実施の形態を示した複層ガラス支持構造の断面図である。更に、図3は、複層ガラス1とアルミニウム型材(金属製部材)8とからなる1枚の複層ガラスユニットを示した要部断面図である。なお、図11に示した複層ガラスの支持構造と同一又は類似の部材については同一の符号を付して説明する。また、以下に示す実施の形態は、複層ガラス1の縦辺部とアルミニウム型材8との間の空隙部について説明するが、本願の特徴とする空隙部は前記縦辺部に限定されるものではなく、横辺部についても適用できる。また、複層ガラス1に代えてLow−E複層ガラスを適用してもよい。
図2、図3において、複層ガラス1の室外側に配置される外側ガラス板2の、アルミニウム型材(金属性部材)8の先端部によって保持される部分には、略45度の形状に斜面取り加工部3が形成されている。この外側ガラス板2に内側ガラス板4が、乾燥空気の充填された中空層5を介して対向配置されている。なお、斜面取り加工部3の傾斜角度は略45度に限定されるものではない。
複層ガラス1は中空層5を確保するために、ガラス板2、4の周囲にスペーサー6が配置され、このスペーサー6の側面とガラス板2、4とがそれぞれ不図示のシーリング材(一次シール材)によって接着されており、中空層5の気密性が確保されている。また、スペーサー6の外周面とガラス板2、4とで囲まれる空間にシーリング材7(二次シール材)が封着される。スペーサー6は、通常は、アルミニウム押し出し製の金属製部材によって構成されている。スペーサー6は中空形状であり、内部に乾燥剤が充填されていることが通常であるが、この構成以外にも、中空形状の合成樹脂性部材をスペーサー6として用いる形態や、乾燥剤とシーリング材7、スペーサー6の機能が一体化された樹脂製スペーサーを用いる形態もある。
符号8は、略コの字型形状のアルミニウム押し出し製法により製造されたアルミニウム型材である。このアルミニウム型材8の先端部8Aは、外側ガラス板2の斜面取り加工部3に合わせて、外側に略45度傾斜して形成され、外側ガラス板2の斜面取り加工部3に、緩衝材9を介して当接されるとともに外側ガラス板2の表面と略同一平面上に位置するように形成されている。また、アルミニウム型材8の複層ガラス1端面と対向する面は、複層ガラス1の厚み方向と平行になるように形成されている。以下述べる実施の形態のアルミニウム型材8についても同様である。
緩衝材9は、外側ガラス板2と内側ガラス板4を端部において挟持するように略コの字形状に形成され、ガラスとの密着性が高いゴム製又はプラスチック製のものが多用されており、シリコーンゴムやEPDMゴムが好適に用いられる。外側ガラス板2と内側ガラス板4とは、この緩衝材9を介してアルミニウム型材8に取り付けられる。以下述べる実施の形態の複層ガラス1においても同様である。
また、アルミニウム型材8は、室内側において高モジュラスシリコーンシーリング材10によって、内側ガラス板4の室内側面の周縁部に接着固定されている。これにより、複層ガラス1とアルミニウム型材8とが一体化され、図3の複層ガラスユニットが構成される。
一方、図3の実施の形態では、請求項1の如く、外側ガラス板2の端部2Aが、内側ガラス板4の端部4Aよりもガラス端部側に突出形成されている(段違い複層ガラス)。この構成により、複層ガラス1の段違いの端部とフラットなアルミニウム型材8の側面との間に、断面が矩形状の空隙部11が形成される。また、アルミニウム型材8は、図1の如く複層ガラス1の左右(一方は不図示)の縦辺部の略全長にわたって設けられている(不図示)ため、図2、図3に示した空隙部11は、前記複層ガラスユニットの縦辺部に沿って形成されている。
複層ガラス1の製造、及び複層ガラス1とアルミニウム型材8との接着は全て工場にて行われており、複層ガラス1にアルミニウム型材8を工場において接着一体化することにより複層ガラスユニットが構成され、この複層ガラスユニットが現場に搬入される。
複層ガラスユニットが現場へ搬入されると、アルミニウム型材8に形成されている縦溝8Bに、カバー材13の断面円形状の係合部13Aが係合されることにより、複層ガラスユニットにカバー材13が取り付けられる。そして、カバー材13が図1の下地部材15にボルト部品14によって固定されることにより、複層ガラスユニットが建築物に取り付けられる。カバー材13はアルミニウム製であり、下地部材15はスチール、ステンレス、アルミニウム製等であり、現場の所定の位置に精度良く施工されている。
また、複層ガラスユニット間の隙間には、現場において図2のバックアップ材17が敷設された後、ウェザーシール16が施工され、複層ガラスユニット同士の水密性が確保される。これによって、ガラスカーテンウォール12が構築される。
このように構築されたガラスカーテンウォール12の上下辺部は、通常、横枠部材であるサッシ部材の溝に嵌め込まれる構造となり、サッシ部材により複層ガラスユニットの自重が支持される。また、複層ガラス1が受ける風圧時の荷重等の面外変位は、複層ガラス1の左右の縦辺に装着されたアルミニウム型材8からカバー材13、そして下地部材15に伝達されて受けられる。更に、地震時においては、複層ガラス1は、主にロッキング(回転)することになるが、アルミニウム型材8とカバー部材13との間で、上下方向のすべりが生じることにより、ロッキングを容易にする構造となっている。
次に、図2の空隙部11の機能について説明する。外側ガラス板2の斜面取り加工部3とアルミニウム型材8とは、緩衝材9を介して当接されている。しかし、外部に雨水があれば、その微小な隙間から、その水分が複層ガラス1の小口に浸入してくる可能性がある。複層ガラス1の小口に浸入した水分が複層ガラス1のシーリング材7と長時間にわたって接触状態に保持されると、やがて、複層ガラス1のスペーサー付近にも影響を及ぼし、複層ガラス1の耐久性を低下させる要因となる。しかし、ここでは、複層ガラス1の小口とアルミニウム型材8との間に空隙部11が形成されているため、浸入した水分は、この空隙部11が排水通路として機能し、空隙部11を介して下方に落下する。そして、落下した水分は、外側ガラス板2、内側ガラス板4の下端に設けられた不図示の横枠部材に集水され、横枠部材に形成された排水口から複層ガラスユニットの外部に適切に排水される。このように複層ガラス1とアルミニウム型材8との間に浸入した水分を外部に排出する経路(空隙部11)を複層ガラスユニットに確保することにより、複層ガラス1の耐久性の低下を招かず、フラットな表面を有する複層ガラス1のガラスカーテンウォール12を大きなコストアップもなく提供することができる。
また、外側ガラス板2の斜面取り加工部3に当接されるアルミニウム型材8の外側角部を斜面取り加工部3に沿った形状とすることで、複層ガラスユニット間の目地部のウェザーシール16の平面的な位置を、図2の如く外側ガラス板2のガラス表面より一段階深い部分に施工することが容易となる。これにより、シール目地部の汚れを軽減することができ、かつ、意匠性も向上する。
図4は、請求項2項に記載の複層ガラス板支持構造に対応する第2の実施の形態のガラスユニットの平断面構成図である。基本的な部材構成は、図1〜図3と同様であるが、空隙部11を形成するために、内側ガラス板4の端部4Aが、外側ガラス板2の端部2Aよりもガラス端部側に突出形成されている(段違い複層ガラス)。これにより、複層ガラス1の段違いの端部と側面がフラットなアルミニウム型材8との間に、断面が略矩形状の空隙部11が形成される。この空隙部11の機能は前述の通りである。なお、この例では、緩衝材9を外側ガラス板2の側と内側ガラス板4の側とで分断したものを使用している。
図5は、請求項3項に記載の複層ガラスの支持構造に対応する第3の実施の形態のガラスユニットの平断面構成図である。外側ガラス板2の端部2Aと内側ガラス板4の端部4Aは、同じ平面的な位置にあるが、複層ガラスのスペーサー6およびシーリング材7の位置を、中空層5側に故意に移動(ガラス中心側に配置)させることで、外側ガラス板2と内側ガラス板4とアルミニウム型材8との間に空隙部11を形成している。この空隙部11の機能は前述の通りである。
図6は、請求項4項に記載の複層ガラスの支持構造に対応する第4の実施の形態のガラスユニットの平断面構成図である。複層ガラス1の外側ガラス板2と内側ガラス板4とは、ともにその端面が緩衝材9、9に当接しており、緩衝材9、9を介して略コの字形状のアルミニウム型材8に取り付けられ、この形態において、複層ガラス1に接着されるアルミニウム型材8のシーリング材7およびスペーサー6と対向する部分8bを、アルミニウム型材8の長手方向に沿ってシーリング材7から離間させることにより、アルミニウム型材8と複層ガラス1の小口との間に空隙部11を形成している。この空隙部11は、アルミニウム型材8の複層ガラス1の厚さ方向で略中央部に、アルミニウム型材8の長手方向の断面において連続的に形成されている。この空隙部11の機能は前述の通りである。図6の複層ガラス1は、図2〜図4に示された、いわゆる段違いの複層ガラス1ではなく、同様に図5に示された、スペーサー6およびシーリング材7の位置を中空層5側に故意に移動させたものでもなく、外側ガラス板2に斜面取り加工部3が施されただけの一般的な構造の複層ガラスである。このような複層ガラス1であっても、図6の如くアルミニウム型材8を構成することにより、アルミニウム型材8と複層ガラス1の小口との間に空隙部11を形成できる。
図7は、請求項5項に記載の複層ガラス板支持構造に対応する第5の実施の形態のガラスユニットの平断面構成図である。ここでは、複層ガラス1の小口とアルミニウム型材8との隙間(外側ガラス板2の斜面取り加工部3とアルミニウム型材8の先端部8Aとの隙間)に、透湿抵抗の高い防湿層12、たとえばブチルゴムを配置している。この防湿層18によって、防湿層18近傍の微小な隙間から水分が浸入できないように工夫した断面となっている。また、外側ガラス板2の端部2Aを、内側ガラス板4の端部4Aよりもガラス端部側に突出形成させて、空隙部11を形成している。
第5の実施の形態によれば、アルミニウム型材8と複層ガラス1の小口との間に空隙部11を形成しているので、水分が浸入したとしても、その水分を、排水通路として機能する空隙部11を介してガラスユニットから排水できることと相俟って、アルミニウム型材8と外側ガラス板2の端部との間に、透湿抵抗の高い材料で成形された防湿層18を介在させることにより、アルミニウム型材8と外側ガラス板2の端部との間に水分が浸入するのを防止したので、複層ガラスの寿命を延ばすことができる。
なお、図7の空隙部11は、図2、図3に示した第1の実施の形態と同一構成であるが、図4〜図6に示した構成を適用して形成してもよい。
図8は、請求項6項に記載の複層ガラスの支持構造に対応する第6の実施の形態のガラスユニットの平断面構成図である。ここでは、空隙部11は形成せず、複層ガラス1の小口とアルミニウム型材8との隙間(外側ガラス板2の斜面取り加工部3とアルミニウム型材8の先端部8Aとの隙間)に、透湿抵抗の高い防湿層18、たとえばブチルゴムを配置している。この防湿層18によって、防湿層18近傍の微小な隙間から水分が浸入できないように工夫した断面となっている。第6の実施の形態によれば、外側ガラス板2の斜面取り加工部3とアルミニウム型材8の先端部8Aとの隙間に防湿層18が介在することにより、外部から水分が浸入することが妨げられ、複層ガラス1の耐久性の低下を招かず、フラットな表面を有する複層ガラス1のガラスカーテンウォール12を大きなコストアップもなく提供することができる。
なお、図8において、請求項7項の複層ガラスの支持構造の如く、ガラスユニットのアルミニウム型材8と複層ガラス1の小口との間に図2〜図6に示した空隙部11を形成してもよい。この複層ガラス支持構造によれば、アルミニウム型材8と複層ガラス1の外側ガラス板2の端部との間に、透湿抵抗の高い材料で成形された防湿層18を介在させたので、アルミニウム型材8と外側ガラス板2の端部との間に水分が浸入するのを防止できるとともに、アルミニウム型材8と複層ガラス1の小口との間に空隙部11を形成することにより、防湿層18から水分が万が一浸入したとしても、その水分を、排水通路として機能する空隙部11を介してガラスユニットから排水できる。よって、複層ガラス1の寿命を延ばすことができる。
ブチルゴム(防湿層)12による水分浸入防止も、有効な方法であるが、アルミニウム型材8と外側ガラス板2との間の熱伸びによるせん断変形をブチルゴム12も受けることになるので、ユニットサイズに限界がある。
また、完全なフラットサーフェースではないが、従来のSCN構法の技術に本発明の空隙部11を形成する技術を応用した断面構成を示したものが図9及び図10である。すなわち、図9、図10の構成は、本発明の斜面取り技術を応用したものではなく、本発明の実施の形態に相当するものではないが、空隙部11を形成する技術は従来のSCN構法の技術に応用できる。
図9は、外側ガラス板2の端部2Aを内側ガラス板4の端部4Aよりもガラス端部側に突出させることで、空隙部11を形成した場合の断面構成であり、図10は、複層ガラス1のスペーサー6とシーリング材7を、中空層5側に配置することで空隙部11を形成した断面構成である。
図9及び図10の構成では、外側ガラス板2の表面には、数ミリの範囲で、緩衝材9とアルミニウム型材8の突起は生じるが、従来のウェザーシールを用いる図11の構成と比較すれば、遥かに、フラットな表面に近づける構成が可能である。すなわち、図11の従来例は、複層ガラス1の耐久性を確保するために、外部側にウェザーシール16が施工され、フラットサーフェースな外観が損なわれているが、図9、図10の例は、図11の従来例よりもフラットな表面に近づけることができる。
以上、図1〜図8において述べた本発明の実施の形態の複層ガラスの支持構造によれば、断熱性の優れた複層ガラス1を、意匠性の優れたフラットサーフェースで、かつ、複層ガラス1の耐久性という品質を低下させること無しに複層ガラス1を支持することができる。
なお、空隙部11としては、シーリング材7(またはスペーサー6)とアルミニウム型材8(または緩衝材9)との距離が3mm以上となるように構成するのが排水性を高める上で好ましい。
また、本発明の実施の形態を図1〜図8の図面により詳述してきたが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲での種々の設計変更等が可能である。例えば、複層ガラス1としては、前記したLow−E複層ガラスのほか、片方または両方のガラス板を網入り板ガラスや型板ガラス、合わせガラスなどで構成してもよい。また、中空層5に乾燥空気を封入したもののほか、アルゴンやクリプトン等の断熱性に優れるガスを封入したいわゆるガス入り複層ガラスとしてもよい。
実施の形態の複層ガラスの支持構造が適用されたガラスカーテンウォールの一部を室内側から見た斜視図 図1に示したガラスカーテンウォールのA−A線に沿う水平方向断面図であり第1の実施の形態の複層ガラスの支持構造を示す断面図 第1の実施の形態の複層ガラスの支持構造のガラスユニットを示す断面図 第2の実施の形態の複層ガラスの支持構造を示す断面図 第3の実施の形態の複層ガラスの支持構造を示す断面図 第4の実施の形態の複層ガラスの支持構造を示す断面図 第5の実施の形態の複層ガラスの支持構造を示す断面図 第6の実施の形態の複層ガラスの支持構造を示す断面図 従来のSCN構法の技術に本発明の空隙部を形成する技術を応用した断面構成図 従来のSCN構法の技術に本発明の空隙部を形成する技術を応用した断面構成図 従来技術の実施形態を示す基本断面図
符号の説明
1…複層ガラス又はLow−E複層ガラス、2…外側ガラス板、3…外側ガラス板の端部の斜面取り加工部、4…内側ガラス板、5…中空層、6…スペーサー、7…シーリング材、8…アルミニウム型材、9…緩衝材、10…高モジュラスシリコーンシーリング材、11…空隙部、12…ガラスカーテンウォール、13…カバー部材、14…ボルト部品、15…下地部材、16…ウェザーシール、17…バックアップ材、18…防湿層

Claims (7)

  1. ガラス部材の少なくとも一つの辺部に、略コの字形状の金属製部材が接着固定される構造であって、
    前記ガラス部材は、二枚のガラス板がスペーサーを介して隔てて配置される複層ガラスであり、外側に配置される外側ガラス板の前記金属製部材が接着される辺部は斜面取り加工され、前記金属製部材と前記外側ガラス板の表面とが略同一平面になるように構成され、かつ、前記金属製部材が接着される辺部において、前記外側ガラス板の端部は、内側に配置される内側ガラス板の端部よりもガラス端部側に突出形成されることにより、前記金属製部材と複層ガラスの小口との間に空隙部が形成されたことを特徴とする複層ガラスの支持構造。
  2. ガラス部材の少なくとも一つの辺部に、略コの字形状の金属製部材が接着固定される構造であって、
    前記ガラス部材は、二枚のガラス板がスペーサーを介して隔てて配置される複層ガラスであり、外側に配置される外側ガラス板の前記金属製部材が接着される辺部は斜面取り加工され、前記金属製部材と前記外側ガラス板の表面とが略同一平面になるように構成され、かつ、前記金属製部材が接着される辺部において、内側に配置される内側ガラス板の端部は、前記外側ガラス板の端部よりもガラス端部側に突出形成されることにより、前記金属製部材と複層ガラスの小口との間に空隙部が形成されたことを特徴とする複層ガラスの支持構造。
  3. ガラス部材の少なくとも一つの辺部に、略コの字形状の金属製部材が接着固定される構造であって、
    前記ガラス部材は、二枚のガラス板がスペーサーおよび/またはシーリング材を介して隔てて配置される複層ガラスであり、外側に配置される外側ガラス板の前記金属製部材が接着される辺部は斜面取り加工され、前記金属製部材と前記外側ガラス板の表面とが略同一平面になるように構成され、かつ、前記金属製部材が接着される辺部において、前記二枚のガラス板の端部は同じ位置に配置されるが、二枚のガラス板間に配置される前記スペーサーおよび/またはシーリング材が、前記二枚のガラス板の各々の端部よりも、ガラス中心側に配置されることにより、金属製部材と複層ガラスの小口との間に空隙部が形成されたことを特徴とする複層ガラスの支持構造。
  4. ガラス部材の少なくとも一つの辺部に、略コの字形状の金属製部材が接着固定される構造であって、
    前記ガラス部材は、二枚のガラス板がスペーサーおよび/またはシーリング材を介して隔てて配置される複層ガラスであり、前記二枚のガラス板は緩衝材を介して前記金属製部材に取り付けられるとともに、外側に配置される外側ガラス板の前記金属製部材が接着される辺部は斜面取り加工され、前記金属製部材と前記外側ガラス板の表面とが略同一平面になるように構成され、かつ、前記金属製部材の前記スペーサーおよび/またはシーリング材と対向する部分を、金属製部材の長手方向に沿ってスペーサーおよび/またはシーリング材から離間させることにより、金属製部材と複層ガラスの小口との間に空隙部が形成されたことを特徴とする複層ガラスの支持構造。
  5. 前記金属製部材と前記外側ガラス板の端部との間に、透湿抵抗の高い材料で成形された防湿層が介在される請求項1〜4のいずれかに記載の複層ガラスの支持構造。
  6. ガラス部材の少なくとも一つの辺部に、略コの字形状の金属製部材が接着固定される構造であって、
    前記ガラス部材は、二枚のガラス板がスペーサーを介して隔てて配置される複層ガラスであり、外側に配置される外側ガラス板の前記金属製部材が接着される辺部は斜面取り加工され、前記金属製部材と前記外側ガラス板の表面とが略同一平面になるように構成され、かつ、前記金属製部材と前記外側ガラス板の端部との間に、透湿抵抗の高い材料で成形された防湿層が介在されることを特徴とする複層ガラスの支持構造。
  7. 前記金属製部材と前記複層ガラスの小口との間に空隙部が形成される請求項6に記載の複層ガラスの支持構造。
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