JP5202892B2 - 遊技機 - Google Patents

遊技機 Download PDF

Info

Publication number
JP5202892B2
JP5202892B2 JP2007180093A JP2007180093A JP5202892B2 JP 5202892 B2 JP5202892 B2 JP 5202892B2 JP 2007180093 A JP2007180093 A JP 2007180093A JP 2007180093 A JP2007180093 A JP 2007180093A JP 5202892 B2 JP5202892 B2 JP 5202892B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
passage
cover
front door
lock
ball
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007180093A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009011736A (ja
Inventor
慎二 角田
祐樹 坂
弘之 神岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Heiwa Corp
Original Assignee
Heiwa Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Heiwa Corp filed Critical Heiwa Corp
Priority to JP2007180093A priority Critical patent/JP5202892B2/ja
Publication of JP2009011736A publication Critical patent/JP2009011736A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5202892B2 publication Critical patent/JP5202892B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)

Description

本発明は、遊技機枠の前部に設けられる球通路の掃除が行いやすい遊技機に関する。
パチンコ遊技機などのパチンコ球と呼ばれる球を遊技媒体として使用する遊技機には、特許文献1で開示されたように、球払出装置から受皿に払い出される球が遊技機枠の前側から見えるように、球通路が遊技機枠の前部に設けられたものが公知である。しかしながら、球通路が通る球で汚され、球通路を通る球が見えにくくなるという欠点がある。
特開2006−122585号公報
発明が解決しようとする問題点は、球通路を通る球が球通路の汚れで見えにくくなるという点である。
本発明に係る遊技機は、遊技機枠の前部の受皿に払い出される球が遊技機枠の前側から見えるように、球通路を内部に形成する球通路構造体が遊技機枠の前部に設けられた遊技機において、球通路構造体が遊技機枠の前部に固定される通路基盤と通路基盤の前面を覆い隠し、当該通路基盤と球通路を形成する通路カバーとに分別構成され、通路基盤は、当該通路基盤から後方に突出する案内突起と、通路カバーに向かって突出する鉤部を有し、案内突起に対して取付けられる可動鉤部材とを備え、通路カバーを遊技機枠に取付けた状態において、可動鉤部材の鉤部が通路カバーを保持し、通路カバーは透明または半透明な合成樹脂からなり通路基盤を覆い隠しつつ前扉の後部で固定操作および解除操作可能に前扉に取り付けられたことを最も主要な特徴とする。可動鉤部材は、上下方向に延長する案内孔を備え、案内突起が案内孔に挿入されることにより案内孔に沿って移動可能に設けられ、可動鉤部材の鉤部は、通路カバーに形成されるカバー側係合部との係合によって、通路カバーを保持し、通路カバーの後部には前扉の後面と平行な面内に回転し得るようにカバーロックが設けられ、前扉には当該前扉の前後方向への貫通孔としてロック孔が形成され、カバーロックが通路カバーの後部に回転可能に取り付けられる筒体と筒体の後部から筒体の直径方向の外側に突出する操作部とを備え、操作部が前扉の前方からロック孔を経由して前扉の後方に突出した状態において、操作部が前扉の後面と平行な面内で回転して前扉のロック孔の周りに開閉不能に支持され、操作部と、ロック孔の周りとの支持が解かれた状態において、可動鉤部材を案内孔に沿って移動させ、鉤部と、カバー側係合部との係合を解除してもよい。
本発明に係る遊技機は、通路カバーは透明または半透明な合成樹脂からなるので、球通路を通る球が遊技機枠の前側から見えるという利点がある。通路カバーと通路基盤とが前扉の前部に取り付けられた状態において、前扉の後部において、通路カバーが前扉から外れるように解除操作され、通路カバーが前扉から外された状態において、作業者が通路カバーの球通路を構成していた後面および通路基盤の球通路を構成していた前面を掃除した後、通路カバーが通路基盤を覆い隠しつつ前扉の後部で固定操作され、通路カバーが前扉の前部に取り付けられることによって、球通路が構成されるので、球通路の掃除を簡単に行うことができるという利点がある。通路カバーを前扉に取り付ける機構として、前扉の後面と平行な面内に回転し得るように通路カバーの後部に設けられたカバーロックと、前扉の前後方向への貫通孔として前扉に形成されたロック孔とを備え、カバーロックが通路カバーの後部に回転可能に取り付けられる筒体と筒体の後部から筒体の直径方向の外側に突出する操作部とを備え、操作部が前扉の前方からロック孔を経由して前扉の後方に突出した状態において、操作部が前扉の後面と平行な面内で回転して前扉のロック孔の周りに開閉不能に支持されれば、通路カバーの前扉への着脱が簡単に行えるという利点がある。
図1は、上前扉4が開けられた遊技機枠1を示す。図2は、上前扉4が閉じられた遊技機枠1を示す。図3は、上前扉4、表示灯基板20、反射構造体21、球通路構造体22を分解して示す。図4のa図は、通路カバー44のロック軸49とカバーロック48とを分解して示す。図4のb図は、図4のa図に示すA−A線に沿って切断したロック係合部53と軸側突起56との係合形態を示す。図4のc図は、図4のa図に示すA−A線に沿って切断したロック係合部53と軸側突起57との係合形態を示す。図5のa図は、上前扉4のロック孔25と通路カバー44のカバーロック48とを分解して示す。図5のb図は、図5のa図に示す矢印B方向から見たロック孔25と操作部51との解除形態を示す。図5のc図は、図5のa図に示す矢印B方向から見た扉側係合部26と操作部51との係合形態を示す。図6は、上前扉4の操作孔30と通路カバー44のカバー側係合部47と通路基盤45の係合挿入孔62と可動鉤部材64とを分解して示す。図7は、球通路23を縦方向に切断した断面を示す。本明細書において、「前」、「後」、「左」、「右」、「上」、「下」の方向は、図2の状態に遊技機枠1を置いて矢印Sで示す前側から見た場合に特定される方向である。
図1を参照し、球払出装置9の通路カバー44と通路基盤45とからなる球通路構造体22を掃除する場合について説明する。図1は、通路カバー44が実線で示したように上前扉4から外された場合と、通路カバー44が仮想線で示したように上前扉4に取り付けられた場合とを図示している。上前扉4がヒンジ12を中心として図示のように前方に開かれ、通路カバー44が実線で示したように上前扉4から外された場合、上前扉4に固定された通路基盤45の前面が露出される。よって、通路カバー44が上前扉4から外された状態において、作業者が通路カバー44の球通路23(図2;図7参照)を構成していた後面および通路基盤45の球通路23を構成していた前面を掃除する。
掃除の終了後、作業者によって、通路カバー44の後面が通路基盤45の前面の方向に向けられ、カバーロック48の操作部51が上前扉4のロック孔25と対応するように例えば横方向に向けられ、通路カバー44が通路基盤45の方に近づけると、操作部51が通路基盤45のロック逃避孔61(図3参照)から上前扉4のロック孔25を経由して上前扉4より後方に突出される。そして、作業者が操作部51を上前扉4の後面に平行な面内で例えば90度回転操作すると、操作部51が上前扉4のロック孔25の周りに開閉不能に支持される。これによって、通路カバー44が仮想線で示したように通路基盤45の前面を覆い隠して通路基盤45および上前扉4に固定される。
上前扉4がヒンジ12を中心として図示のように前方に開かれ、通路カバー44が仮想線で示したように上前扉4に取り付けられた場合において、作業者が操作部51を上前扉4の後方で上前扉4の後面に平行な面内で例えば90度回転操作すると、操作部51と上前扉4との支持形態が解除される。つまり、操作部51がロック孔25から抜けるように、操作部51とロック孔25とが互いに対応した状態になる。次に、作業者が仮想線で示す通路カバー44を前方に移動すると、カバーロック48が上前扉4のロック孔25から前方に引き抜かれ、通路カバー44が実線で示すように上前扉4から外される。
要するに、通路カバー44と通路基盤45とが上前扉4の前部に取り付けられた状態において、上前扉4の後部において、通路カバー44が上前扉4から外されるように解除操作され、通路カバー44が上前扉4から外された状態において、作業者が通路カバー44の球通路23を構成していた後面および通路基盤45の球通路23を構成していた前面を掃除した後、通路カバー44が通路基盤45を覆い隠しつつ上前扉4の後部で固定操作され、通路カバー44が上前扉4の前部に取り付けられることによって、球通路23が構成されるので、球通路23の掃除を簡単に行うことができるという利点がある。
図1において、遊技機としてパチンコ遊技機を例として説明する。パチンコ遊技機は、遊技機枠1の内部に図外の遊技盤を交換可能に取り付ける形態である。遊技機枠1は、固定枠2の前部に可動枠3を開閉可能に備え、可動枠3の前部に上前扉4および下前扉5を開閉可能に備える。固定枠2は、遊技機設置設備に固定される。遊技機設置設備は、パチンコ遊技機を設置する遊技店の島と呼ばれる設備である。可動枠3は、遊技盤や図外の制御装置など遊技に必要な部品を取り付ける前枠とも呼ばれ、左側に位置するヒンジ6を中心とし、固定枠2の前で前方に開かれかつ後方に閉じられるように、片開き可能である。可動枠3には、盤設置構造体7、発射機構8、球払出装置9、施錠装置10、球出口部11などが設けられる。上前扉4および下前扉5は、左側に位置するヒンジ12を中心とし、可動枠3の前で前方に開かれかつ後方に閉じられるように、片開き可能である。上前扉4には、窓13、窓パネル14、球通路構造体22などが設けられる。下前扉5には、受皿15、発射操作機構16などが設けられる。
球払出装置9は、タンク17および払出機構18を備え、タンク17が可動枠3の後部に取り付けられ、払出機構18が停止した状態において、遊技機枠1の設置された図外の遊技機設置構造体の補給機構から排出されたパチンコ球と呼ばれる球がタンク17に上方から貯蔵される。球がタンク17に貯蔵された状態において、払出機構18が駆動すると、球がタンク17から払出機構18を経由して球出口部11に払い出される。つまり、払出機構18の駆動によって、タンク17の球が可動枠3の前方に排出される。この球出口部11に排出された球は、球出口部11から上前扉4の前部に設けられた球通路構造体22の内部の球通路23を経由して受皿15に払い出される。
図2を参照し、パチンコ遊技の一例について説明する。図外の遊技盤が可動枠3に装着され、可動枠3と上前扉4および下前扉5が閉じられて開閉不能に固定枠2に支持された状態において、遊技者が受皿15にパチンコ球と呼ばれる球を入れ、遊技者が発射操作機構16を操作するのに伴い、発射機構8(図1参照)が発射操作機構16の操作量に応じた発射力で駆動し、発射機構8が受皿15から遊技機枠1の内部に取り込まれた球を1個ずつ遊技盤の前面と窓パネル14との間の遊技領域の上部に向けて発射する。遊技領域の上部に到達した球が、遊技領域を流下する過程において、図外の入賞部品に入賞するごとに、球払出装置9が賞球としての球を遊技機枠1の前方に払い出すと、当該払い出された球が通路カバー44と通路基盤45とからなる球通路23を経由して受皿15に払い出される。
図3乃至図5を参照し、上前扉4、表示灯基板20、反射構造体21、球通路構造体22について説明する。図3において、上前扉4には、球出口部24、ロック孔25、扉側係合部26、部品取付孔27;28;29、操作孔30などが設けられる。
図5のa図に示すように、ロック孔25は、横長になっている。扉側係合部26は、ロック孔25の上縁部および下縁部に個別に設けられ、左右の2本の溝32で上前扉4から分けられた弾性片の後面にロック凸部33を後方に突出した構造である。
図3に戻り、表示灯基板20は、プリント基板などの回路基板により構成される。表示灯基板20の前面には複数のLED35が光源として実装され、表示灯基板20の後面には図外のコネクタが実装され、LED35およびコネクタが表示灯基板20におけるプリント配線と呼ばれる箔形状の電線により互いに接続され、コネクタへの電力の供給と遮断とによって、LED35が個別に点灯、点滅、消灯する。表示灯基板20には取付孔36が設けられる。
そして、LED35が前側に向けられ、ねじ釘37が表示灯基板20の前方から取付孔36を経由して部品取付孔27に締結され、表示灯基板20が上前扉4の前部に固定される。表示灯基板20のLED35に電力を供給する図外の配線は、上前扉4における窓13を囲む前装飾部31の内部通路を経由して左側部から上前扉4の後方に引き出される。
反射構造体21は、光源孔39と反射面部40および取付部41を備える。そして、反射構造体21が表示灯基板20を覆うように表示灯基板20の前方に配置され、ねじ釘42が上前扉4の後方から部品取付孔28を経由して取付部41に締結され、反射構造体21が上前扉4の前部に固定されると、LED35が光源孔39に個別に配置される。よって、LED35が点灯または点滅すると、LED35からの光が反射面部40で前方に反射される。
球通路構造体22は、通路カバー44および通路基盤45を備える。通路カバー44は、透明または半透明な合成樹脂からなり、後方に開口し、前後方向に奥行の有る縦長な内部空間を構成する。通路カバー44が透明または半透明な合成樹脂によって構成されているので、球通路23(図2;図7参照)を通る球が遊技機枠1の前側から見えるという利点がある。通路カバー44は上下方向に長く形成され、通路カバー44の上下方向の中央部は上前扉4の窓13を塞がないように左右方向の幅が細く形成される。通路カバー44には、カバー側球受突起46、カバー側係合部47、カバーロック48が設けられる。カバー側球受突起46は、通路カバー44の前面から後方に突出する横長に形成され、上下方向に分かれて配置される。
通路カバー44の下半部における3個のカバー側球受突起46の上面は、中央部から左右の方向に行くにしたがって上り勾配になっている。よって、球が上方から下半部におけるカバー側球受突起46の上面に落下した場合、左右方向の内側に反射しつつ下方に落下するので、下半部におけるカバー側球受突起46が球を左右方向の内側に集中させるという利点がある。カバー側係合部47は、通路カバー44の上下方向の中央部において、通路カバー44の左右縁部から後方に突出する一対の係合片に凹部を個別に設けた構造である。カバー側球受突起46の個数は、5個に限定されるものではなく、2個乃至4個や6個以上の複数または1個でもよい。
図4のa図に示すように、カバーロック48は、通路カバー44から後方に突出するロック軸49を中心として上前扉4の後面に平行な方向に回転可能に設けられる。具体的には、カバーロック48は、筒体50、操作部51、ロック凹部52、ロック係合部53を備える。操作部51は、筒体50の後部から筒体50の直径方向に突出する棒状に構成される。ロック凹部52は、操作部51の筒体50から直径方向に突出した前面に設けられる。ロック係合部53は、筒体50の前部から前方に突出する一対の弾性片に個別に凹部54を個別に設けた構造である。
そして、ロック係合部53が前方に向けられ、筒体50がロック軸49に嵌め込まれ、ねじ釘55が操作部51の後方から操作部51および筒体50の内部を経由してロック軸49に締結され、カバーロック48がロック軸49に回転可能に取り付けられる。図4のb図に示すように、一対のロック係合部53における凹部54がロック軸49の外周面に設けられた二対の軸側突起56;57のうちの一対の軸側突起56に嵌め込まれ、例えば、操作部51が筒体50から左右方向に突出した形態になる。その状態において、操作部51が90度回転操作されると、図4のc図に示すように、一対のロック係合部53における凹部54が上記嵌め込まれた一対の軸側突起56から他方の一対の軸側突起57に嵌め込まれ、操作部51が筒体50から上下方向に突出した形態になる。
図3に戻り、通路基盤45は、透明な合成樹脂からなり、前方に開口し、前後方向に奥行の有る縦長な内部空間を構成する。通路基盤45は上下方向に長く形成され、通路基盤45の上下方向の中央部は上前扉4の窓13を塞がないように左右方向の幅が細く形成される。通路基盤45には、球入口部59、基盤側球受突起60、ロック逃避孔61、係合挿入孔62、取付部63、可動鉤部材64が設けられる。球入口部59は、通路カバー44と通路基盤45とが互いに組み合わせられる場合、球出口部24と接続されるものであって、前後方向への貫通孔として、通路基盤45の上部に設けられる。基盤側球受突起60は、通路基盤45の前面から前方に突出する横長に形成され、上下方向に分かれて配置される。
通路基盤45の下半部における3個の基盤側球受突起60の上面は、中央部から左右の方向に行くにしたがって上り勾配になっている。よって、球が上方から下半部における基盤側球受突起60の上面に落下した場合、左右方向の内側に反射しつつ下方に落下するので、下半部における基盤側球受突起60が球を左右方向の内側に集中させるという利点がある。基盤側球受突起60の個数は、6個に限定されるものではなく、2個乃至4個や6個以上の複数または1個でもよい。
ロック逃避孔61は、通路カバー44と通路基盤45とが互いに組み合わせられる場合、カバーロック48の操作部51(図4のa図参照)を受け入れるものであって、前後方向への貫通孔として、通路基盤45の上部および下部に設けられる。係合挿入孔62は、通路カバー44と通路基盤45とが互いに組み合わせられる場合、カバー側係合部47を受け入れるものであって、前後方向への貫通孔として、通路基盤45の上下方向の中央部の左右縁部に設けられる。可動鉤部材64については、図6で詳述する。
表示灯基板20、反射構造体21、通路カバー44、通路基板45が上前扉4に取り付けられる場合について説明する。先ず、表示灯基板20および反射構造体21が上前扉4に取り付けられた後、通路基盤45が表示灯基板20および反射構造体21を前方から被覆しつつ上前扉4の前部に重ねられ、ねじ釘70が上前扉4の後方から部品取付孔29を経由して通路基盤45の取付部63に締結され、通路基盤45が上前扉4に固定され、可動鉤部材64の後部が操作孔30から上前扉4の後方に突出する。
次に、カバーロック48の操作部51がロック逃避孔61に挿入可能な姿勢に保持されて通路基盤45の方に向けられ、通路カバー44が通路基盤45に近づけられ、カバー側係合部47が係合挿入孔62を経由して可動鉤部材64に嵌め合わされ、操作部51がロック逃避孔61およびロック孔25に挿入される(図5のb図参照)。
そして、上前扉4の後方において、作業者が操作部51を90度回転操作するのに伴い、図5のa図においてロック係合部53の凹部54が一方の軸側突起56から外れて他方の軸側突起57に嵌め込まれ、図5のc図に示すようにロック凹部52が上前扉4のロック凸部33に嵌め込まれ、通路カバー44が上前扉4に固定され、通路カバー44と通路基盤45とが図7に示すように球通路構造体22として組み合わされて内部に球通路23を構成する。
要するに、通路カバー44を上前扉4に取り付ける機構として、上前扉4の後面と平行な面内に回転し得るように通路カバー44の後部に設けられたカバーロック48と、上前扉4の前後方向への貫通孔として上前扉4に形成されたロック孔25とを備え、カバーロック48が通路カバー44の後部に回転可能に取り付けられる筒体50と筒体50の後部から筒体50の直径方向の外側に突出する操作部51とを備え、操作部51が上前扉4の前方からロック孔25を経由して上前扉4の後方に突出した状態において、操作部51が上前扉4の後面と平行な面内で回転して上前扉4のロック孔25の周りに開閉不能に支持される構成であるので、通路カバー44の上前扉4への着脱が簡単に行えるという利点がある。
図6を参照し、可動鉤部材64について説明する。可動鉤部材64には、一対の鉤部65、一対の案内孔66、操作部67が設けられる。鉤部65は、可動鉤部材64の左右側部から前側に突出する弾性片の前部に突起を備える。案内孔66は、縦長な前後方向への貫通孔として可動鉤部材64の中央部に左右に分かれて設けられる。操作部67は、可動鉤部材64の中央部から後方に突出して設けられる。通路基盤45には、一対の支柱68および一対の案内突起69が設けられる。支柱68は、一対の案内孔66と対応するように左右に分かれ、案内孔66に挿入不能な太さを有し、通路基盤45から後方に突出して設けられる。案内突起69は、案内孔66に挿入可能かつ上下方向に移動可能な太さと可動鉤部材64よりも前後方向に長い長さとを有し、支柱68から後方に突出し、支柱68と同軸状に個別に設けられる。
可動鉤部材64は、通路基盤45に次のように取り付けられる。可動鉤部材64の前面が通路基盤45の後部と対向され、案内突起69と案内孔66とが互いに嵌め合わされ、一対のねじ釘71が可動鉤部材64の後方から案内突起69に個別に締結され、ねじ釘71における案内孔66に挿入不能な頭部が可動鉤部材64より後方に配置される。これによって、可動鉤部材64が、支柱68とねじ釘71の頭部とで挟まれ、案内突起69と案内孔66とで上下に移動可能に、通路基盤45の後部に取り付けられる。このように通路基盤45に取り付けられた可動鉤部材64は、可動鉤部材64の自重によって下降し、案内孔66の上端部が案内突起69に受け止められ、鉤部65が一対の案内突起69の中心を通る直線上に配置される。
可動鉤部材64が通路基盤45の後部に取り付けられ、通路基盤45が上前扉4の前部に取り付けられることによって、可動鉤部材64が上前扉4と通路基盤45との間の空間に配置され、可動鉤部材64の操作部67が操作孔30から後方に突出する。そして、通路カバー44のカバー側係合部47が通路基盤45の前方から係合挿入孔62に挿入される場合、鉤部65が一対の案内突起69の中心を通る直線上に配置されているので、可動鉤部材64が案内突起69を中心として後方向に移動することはなく、上記カバー側係合部47の係合挿入孔62への挿入に伴い、鉤部65の突起が左右の外側からカバー側係合部47で内側に押され、鉤部65の弾性片が内側に弾性変形し、鉤部65の突起がカバー側係合部47の凹部と出合うと、鉤部65の弾性片が外側に復元し、カバー側係合部47の凹部と鉤部65の突起とが互いに適切に嵌め合わされるという利点がある。また、カバー側係合部47と鉤部65とが互いに嵌め合わされることによって、通路カバー44が上前扉4にカバーロック48で固定されるまで脱落しないように保持されるという利点がある。
カバー側係合部47と鉤部65とが互いに嵌め合わされることによって、通路カバー44の上下方向の中央部が上前扉4および通路基盤45に支持される。よって、図3に示すように、通路カバー44が上下方向に長く、通路カバー44の上下方向の中央部が上前扉4の窓13を塞がないように左右方向の幅が細く形成されていても、通路カバー44の上下方向の中央部が前方に飛び出すこともなく通路基盤45から離れることもないという利点がある。しかも、カバー側係合部47が通路カバー44の左右縁部から後方に突出し、可動鉤部材64が通路基盤45の後部に設けられているので、可動鉤部材64とカバー側係合部47とが上前扉4と通路基盤45との間の空間において互いに結合されても、左右方向の幅の細い通路カバー44の上下方向の中央部と左右方向の幅の細い通路基盤45の上下方向の中央部とにおける球通路23(図7参照)の左右方向の幅が球の通過に支障を招かないように確保されるという利点がある。
通路カバー44が上前扉4から外される場合、上前扉4の後方において、作業者が操作部67を上方に操作するのに伴い、可動鉤部材64が案内突起69で上方に案内されつつ直線的に上昇し、カバー側係合部47と鉤部65との嵌め合いが解除される。次に、作業者が通路カバー44を前側に引き出し、カバー側係合部47が鉤部65よりも前方に移動した後、作業者が上記操作部67から上方の操作を解除するのに伴い、可動鉤部材64が自重で下降し、案内孔66の上端部が案内突起69に受け止められた状態に復帰する。つまり、通路カバー44が上前扉4から外される場合、作業者が操作部67を上方に持ち上げたまま通路カバー44を前方に移動してカバー側係合部47を引き抜く。
図7を参照し、球通路構造体22の内部について説明する。球通路構造体22の内部では、カバー側球受突起46と基盤側球受突起60とが上下方向に1つずつ交互に球の通る隙間を形成しつつ配置された球通路23を構成する。可動枠3(図1参照)、上前扉4、下前扉5(図1参照)が閉じられると、払出機構18(図1参照)に繋がる可動枠3の球出口部11と上前扉4の球出口部24および通路基盤45の球入口部59が後方から前方に球の通る1つの通路として繋がる。よって、払出機構18から排出された球は、可動枠3の球出口部11から上前扉4の球出口部24および通路基盤45の球入口部59を経由して球通路23の上部に到達する。
球通路23の上部に到達した球Pは、仮想線で示すように、例えば、基盤側球受突起60から前方に放出されてカバー側球受突起46の上に落下した後、カバー側球受突起46から後方に放出されて基盤側球受突起60の上に落下し、さらに、基盤側球受突起60から前方に放出されてカバー側球受突起46の上に落下するように、球が滝を流れ落ちるように前後方向に蛇行しながら落下して球通路23の下部に到達し、球通路23の下部から受皿15(図1参照)に払い出される。
図7に戻り、球通路構造体22と上前扉4との間には表示灯基板20がLED35を前方に向けて配置されたので、球が球通路23を通過する際に、LED35が点灯または点滅すると、LED35からの光が球通路23を照明しつつ球に反射され、球通路23を前後方向に蛇行しながら落下する球の状態を遊技者に適切に把握させることができるという利点がある。また、球通路構造体22と表示灯基板20との間には反射構造体21が配置され、LED35が反射構造体21の光源孔39に露出したので、LED35からの光が球通路構造体22に直接的に入射されるとともに、反射構造体21の反射面部40での反射光が球通路構造体22に入射され、球通路23を明るく照明することができるという利点がある。
図3および図7において、表示灯基板20および反射構造体21を設けなくてもよい。
図1および図2において、上前扉4および下前扉5を1体の前扉として構成してもよい。
図8は、発明を実施するための異なる形態を示す。図8において、上前扉4には係合挿入孔72と支柱68および案内突起69が設けられ、通路基盤45には係合挿入孔62が設けられる。そして、可動鉤部材64の案内孔66が上前扉4の後方から案内突起69に嵌め合わされ、一対のねじ釘71が可動鉤部材64の後方から案内突起69に個別に締結される。このように可動鉤部材64が上前扉4の後部に上下方向に移動可能に取り付けられてもよい。
上前扉の開けられた遊技機枠の斜視図(最良の形態)。 上前扉の閉じられた遊技機枠の斜視図(最良の形態)。 上前扉、表示灯基板、反射構造体、球通路構造体の分解斜視図(最良の形態)。 a図は通路カバーのロック軸とカバーロックとの分解斜視図、b図は図4のa図に示すA−A線に沿って切断したロック係合部と軸側突起との係合形態の断面図、c図は図4のa図に示すA−A線に沿って切断したロック係合部と軸側突起とのb図と異なる係合形態の断面図(最良の形態)。 a図は上前扉のロック孔と通路基盤のカバーロックとの分解斜視図、b図は図5のa図に示す矢印B方向から見たロック孔と操作部との解除形態の平面図、c図は図5のa図に示す矢印B方向から見た扉側係合部と操作部との係合形態の平面図(最良の形態)。 上前扉の一部と通路カバーの一部と通路基盤の一部と可動鉤部材との分解斜視図(最良の形態)。 球通路の縦方向断面図(最良の形態)。 上前扉の一部と通路カバーの一部と通路基盤の一部と可動鉤部材との分解斜視図(異なる形態)。
符号の説明
1は遊技機枠、2は固定枠、3は可動枠、4は上前扉、5は下前扉、6はヒンジ、7は盤設置構造体、8は発射機構、9は球払出装置、10は施錠装置、11は球出口部、12はヒンジ、13は窓、14は窓パネル、15は受皿、16は発射操作機構、17はタンク、18は払出機構、19は欠番、20は表示灯基板、21は反射構造体、22は球通路構造体、23は球通路、24は球出口部、25はロック孔、26は扉側係合部、27は部品取付孔、28は部品取付孔、29は部品取付孔、30は操作孔、31は前装飾部、32は溝、33はロック凸部、34は欠番、35はLED、36は取付孔、37はねじ釘、38は欠番、39は光源孔、40は反射面部、41は取付部、42はねじ釘、43は欠番、44は通路カバー、45は通路基盤、46はカバー側球受突起、47はカバー側係合部、48はカバーロック、49はロック軸、50は筒体、51は操作部、52はロック凹部、53はロック係合部、54は凹部、55はねじ釘、56は軸側突起、57は軸側突起、58は欠番、59は球入口部、60は基盤側球受突起、61はロック逃避孔、62は係合挿入孔、63は取付部、64は可動鉤部材、65は鉤部、66は案内孔、67は操作部、68は支柱、69は案内突起、70;71はねじ釘、72は係合挿入孔。

Claims (2)

  1. 遊技機枠の前部の受皿に払い出される球が遊技機枠の前側から見えるように、球通路を内部に形成する球通路構造体が遊技機枠の前部に設けられた遊技機において、
    球通路構造体が遊技機枠の前部に固定される通路基盤と
    通路基盤の前面を覆い隠し、当該通路基盤と球通路を形成する通路カバーとに分別構成され、
    前記通路基盤は、当該通路基盤から後方に突出する案内突起と、
    前記通路カバーに向かって突出する鉤部を有し、前記案内突起に対して取付けられる可動鉤部材とを備え、
    前記通路カバーを遊技機枠に取付けた状態において、前記可動鉤部材の鉤部が通路カバーを保持し、
    通路カバーは透明または半透明な合成樹脂からなり、前記通路基盤を覆い隠しつつ前扉の後部で固定操作および解除操作可能に前扉に取り付けられたことを特徴とする遊技機。
  2. 前記可動鉤部材は、上下方向に延長する案内孔を備え、前記案内突起が案内孔に挿入されることにより前記案内孔に沿って移動可能に設けられ、
    前記可動鉤部材の鉤部は、前記通路カバーに形成されるカバー側係合部との係合によって、通路カバーを保持し、
    前記通路カバーの後部には、前扉の後面と平行な面内に回転し得るようにカバーロックが設けられ、
    前記前扉には、当該前扉の前後方向への貫通孔としてロック孔が形成され、
    カバーロックが通路カバーの後部に回転可能に取り付けられる筒体と筒体の後部から筒体の直径方向の外側に突出する操作部とを備え、
    操作部が前扉の前方からロック孔を経由して前扉の後方に突出した状態において、操作部が前扉の後面と平行な面内で回転して前扉のロック孔の周りに開閉不能に支持され
    前記操作部と、ロック孔の周りとの支持が解かれた状態において、前記可動鉤部材を案内孔に沿って移動させ、前記鉤部と、前記カバー側係合部との係合を解除することを特徴とする請求項1記載の遊技機。
JP2007180093A 2007-07-09 2007-07-09 遊技機 Expired - Fee Related JP5202892B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007180093A JP5202892B2 (ja) 2007-07-09 2007-07-09 遊技機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007180093A JP5202892B2 (ja) 2007-07-09 2007-07-09 遊技機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009011736A JP2009011736A (ja) 2009-01-22
JP5202892B2 true JP5202892B2 (ja) 2013-06-05

Family

ID=40353350

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007180093A Expired - Fee Related JP5202892B2 (ja) 2007-07-09 2007-07-09 遊技機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5202892B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6014933B2 (ja) * 2013-07-10 2016-10-26 株式会社大都技研 遊技台
JP5990817B2 (ja) * 2013-07-10 2016-09-14 株式会社大都技研 遊技台
JP6090864B2 (ja) * 2014-09-12 2017-03-08 株式会社大都技研 遊技台
JP2016168230A (ja) * 2015-03-13 2016-09-23 株式会社サンセイアールアンドディ 遊技機
JP6312005B2 (ja) * 2016-09-07 2018-04-18 株式会社大都技研 遊技台

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005342317A (ja) * 2004-06-04 2005-12-15 Olympia:Kk 遊技機、遊技機における遊技盤及び支持部材の本体基部への取り付け方法
JP2006068239A (ja) * 2004-09-01 2006-03-16 Sanyo Product Co Ltd 遊技機
JP2006068238A (ja) * 2004-09-01 2006-03-16 Sanyo Product Co Ltd 遊技機

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009011736A (ja) 2009-01-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5077652B2 (ja) 遊技機
JP5848658B2 (ja) 遊技機
JP4822752B2 (ja) パチンコ遊技機
JP5014747B2 (ja) 遊技機
JP5202892B2 (ja) 遊技機
JP5980663B2 (ja) 遊技機の可動演出装置
JP5077654B2 (ja) 遊技機
JP6215792B2 (ja) 遊技機
JP2011104289A (ja) 遊技機
JP2006141793A (ja) 遊技機
JP2009125093A (ja) 遊技機
JP5791472B2 (ja) 遊技機
JP4858905B2 (ja) 遊技機
JP6284847B2 (ja) 遊技機
JP4310490B2 (ja) 遊技機の補助演出装置
JP4359853B2 (ja) 遊技機
JP5261652B2 (ja) 遊技機
JP5280622B2 (ja) 遊技機
JP4310491B2 (ja) 遊技機
JP2006297154A (ja) 弾球遊技機
JP6836061B2 (ja) 遊技機の演出装置
JP5103585B2 (ja) 遊技機
JP6352883B2 (ja) 遊技機
JP2009028128A (ja) パチンコ遊技機の遊技部品
JP6242310B2 (ja) 遊技機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100420

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120417

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120419

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120612

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130212

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130213

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5202892

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160222

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees