JP2006141793A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】装飾装置を設けても遊技盤の裏面に形成される誘導路の形成位置が制限されないようにし、入賞口の配設位置が制限されないようにする。
【解決手段】立体的な装飾部材30を配設する空間19を形成する周囲壁18を設けて装飾効果を高める。また、周囲壁18の後方開口部19aを閉鎖し、裏面が遊技盤1の裏面と略同一面となる透明もしくは半透明な後方板部材20を設け、装飾装置14の裏面側に誘導路84を形成可能とする。さらに、後方板部材20と装飾部材30を別部材で構成し、装飾部材30の形状に関係なく装飾装置14の裏面側に誘導路84を形成可能とする。また、裏面構成部材80に後方板部材20の裏面が前方開口を塞ぐことで誘導路84を形成可能に誘導路形成壁85を配設し、装飾装置14の裏側に誘導路84を形成可能とする。また、誘導路84の後方側に発光部材を配設し、装飾装置14に発光部材を備えなくても光による装飾を可能とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、遊技球が流下する遊技領域を形成した遊技盤と、遊技領域を装飾する装飾装置と、遊技領域に形成された入賞口へ入賞した遊技球を所定部位に誘導する誘導路を備えた裏面構成部材とを備えた遊技機に関する。
従来、遊技領域の側縁部等に、遊技状態を装飾するためのランプ等を有する装飾装置を備えた遊技機が知られている(例えば、特許文献1参照)。
上記した装飾装置においては、遊技盤に取り付けるための取付基盤を有し、この取付基盤の前面側にレンズ部材を配設する一方、取付基盤の後方にランプを配設して、ランプの発光により遊技状態等の装飾を行っていた。
また、発光による装飾だけではなく、遊技領域に人形等の物体を設けて当該遊技機の装飾を行うようにしたものも考えられている(例えば、特許文献2参照)。
上記したような人形等を設けるものでも、人形の裏面側にランプ等の発光源を設けて、人形に光を照射することでその装飾効果を高めるようにしていた。
特開2004−16491号公報 特開2004−57655号公報
しかしながら、人形等の立体的な物体の他、それを発光させる発光源を遊技領域に設けた場合に、装飾装置全体の大きさが大型化してしまうといった問題点が発生する。特に、前後方向の寸法が大きくなることから、装置の後端部が、遊技盤の取付用の開口部から後方側に突出してしまうこととなる。
遊技盤の裏面側には、各入賞口に入賞した遊技球を下方の所定部位に流下誘導する誘導路を形成する必要があり、上記した装飾装置後端の突出があると、その部分に誘導路を形成することができなくなってしまう。そこで、その部分を避けるように誘導路を形成することが考えられるが、そのようにすると、誘導に必要な十分な傾斜がとれなくなること等が原因で球詰まりが発生してしまったり、或いは、誘導路の形状が規制されてしまうことから、入賞口の位置を所望の位置に形成できなくなったりしてしまう。
本発明の課題は、遊技領域を装飾する装飾装置を有する遊技機において、装飾装置を設けても遊技盤の裏面に形成される誘導路の形成位置が制限されることがないようにし、誘導路内での球詰まりを防ぐとともに、入賞口の配設位置が制限されないようにすることである。
以上の課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、打ち込まれた遊技球が流下する遊技領域を形成した遊技盤と、
前記遊技盤に形成された開口部に対応して配設され、前記遊技領域を装飾するための装飾装置と、
前記遊技盤の裏面側に設けられ、前記遊技領域に形成された入賞口へ入賞した遊技球を該遊技盤の裏面側下方の所定部位に流下誘導する誘導路を形成可能な前方に開口した断面コ字状の誘導路形成壁を立設した裏面構成部材と、
を備えた遊技機において、
前記装飾装置は、
遊技盤表面に取り付けられる取付基盤と、
前記取付基盤に形成された開口窓部の縁部から後方側に突出形成され、立体的な装飾部材を配設するための空間を形成する周囲壁と、
前記周囲壁の後方開口部を閉鎖するとともに、裏面が前記遊技盤の裏面と略同一面となる透明もしくは半透明な後方板部材と、
を設け、
前記裏面構成部材は、前記装飾装置の後方側の位置に、前記後方板部材の裏面が前方開口を塞ぐことで前記誘導路を形成可能に前記誘導路形成壁を配設するとともに、該誘導路の後方側に該装飾装置に対して光を照射する発光部材を配設したことを特徴とする。
ここで、「遊技機」とは、例えば、各種パチンコ遊技機、アレンジボール遊技機、雀球遊技機等の弾球遊技機である。
また、「発光部材」は、LEDやランプ、蛍光管などである。
このように、装飾装置は、立体的な装飾部材を配設するための空間を形成する周囲壁を有しているので、立体的な装飾部材により装飾効果を高めることができる。
また、周囲壁の後方開口部を閉鎖するとともに、裏面が遊技盤の裏面と略同一面となる透明もしくは半透明な後方板部材を設けたことで、装飾装置の裏面側に何ら問題(例えば、球詰まり等)なく誘導路を形成できる。
さらに、後方板部材と装飾部材を別部材で構成したので、装飾部材の形状に関係なく上述のように装飾装置の裏面側に何ら問題なく誘導路を形成でき、装飾部材を様々な形状に形成できる。
また、裏面構成部材には、装飾装置の後方側の位置に、後方板部材の裏面が前方開口を塞ぐことで誘導路を形成可能に誘導路形成壁を配設したので、後方板部材が誘導路の前壁を兼ね、装飾装置のすぐ裏側に誘導路を形成することとなり、構成を簡略化することができるとともに、装飾装置の配設位置によって誘導路の配設位置が規制されることがない。
また、誘導路の後方側に装飾装置に対して光を照射する発光部材を配設したことで、装飾効果をより高めることができるとともに、装飾装置自体に発光部材を備える必要がないので装飾装置を小型化でき、誘導路の形状や位置を規制することがなく、各機構体を遊技盤に効率よく配設することが可能となる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の遊技機であって、前記裏面構成部材は、
前記発光部材と制御装置との間の配線を中継する中継基板を、当該裏面構成部材の裏面側に取り付けるための取付部材を備え、
前記取付部材は、
前記中継基板を裏面側に配設する一方、該中継基板と背合わせ状態で前面側に前記発光部材を搭載した発光部材用基板を配設するようにしたことを特徴とする。
このように、発光部材用基板と中継基板とを背合わせ状態で取付部材に配設したことで、発光部材を中継基板の裏面側(遊技機の前面側)を利用して効率よく配設することが可能となる。また、発光部材からの配線が背面の中継基板で中継されるので、配線処理も整然と行うことが可能となる。
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の遊技機であって、前記装飾装置は、前記装飾部材を配置する空間の前方を塞ぐ透明なカバー部材を備えるとともに、該カバー部材を前記取付基盤と略同一面に形成することで当該カバー部材の前方を遊技球が流下可能に構成したことを特徴とする。
このように、装飾装置は、装飾部材を配置する空間の前方を塞ぐカバー部材を備え、カバー部材の前方を遊技球が流下可能に構成されているので、装飾装置の前面側も遊技球が流下可能な遊技領域とすることができ、装飾装置を備えることにより遊技領域が狭くなってしまうといった課題を抑制できる。また、遊技球が流下する領域で装飾を行うので、より斬新な装飾となる。
請求項4に記載の発明は、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の遊技機であって、前記装飾装置の上方部に、前記入賞口を形成したことを特徴とする。
このように、装飾装置の上方部に、入賞口を形成しても、上述したように、装飾装置の裏側に誘導路を配設できるので、その入賞口に連通する誘導路を何ら問題なく形成することが可能となる。
つまり、装飾装置によって入賞口の配設位置が規制されることがなく、所望の位置に入賞口を配設することができる。
請求項5に記載の発明は、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の遊技機であって、前記裏面構成部材は、前記誘導路の一部もしくは全部が屈曲するように前記誘導路形成壁を形成し、該誘導路の所要部位に前記入賞口に入賞した遊技球を検出するための検出センサを設けたことを特徴とする。
このように、誘導路の一部もしくは全部を屈曲させたり、該誘導路の所要部位に入賞口に入賞した遊技球を検出するための検出センサを設けたりしても、上述したように装飾装置の裏側に誘導路などを配設できるので、取り付けスペース的な問題が生じず、また、装飾効果が低下することもない。
つまり、装飾装置によって誘導路の形状や、検出センサなどの部材の配設位置が規制されることがない。
本発明によれば、装飾装置は、立体的な装飾部材を配設するための空間を形成する周囲壁を有しているので、立体的な装飾部材により、装飾効果を高められる。
また、周囲壁の後方開口部を閉鎖するとともに、裏面が遊技盤の裏面と略同一面となる透明もしくは半透明な後方板部材を設けたことで、装飾装置の裏面側に何ら問題なく誘導路を形成できる。
さらに、後方板部材と装飾部材を別部材で構成したので、装飾部材の形状に関係なく装飾装置の裏面側に何ら問題なく誘導路を形成でき、装飾部材を様々な形状に形成できる。
また、裏面構成部材には、装飾装置の後方に、後方板部材の裏面が前方開口を塞ぐことで誘導路を形成可能に誘導路形成壁を配設したので、装飾装置のすぐ裏側に誘導路を形成でき、構成を簡略化できるとともに、装飾装置の配設位置によって誘導路の配設位置が規制されない。
また、誘導路の後方側に装飾装置に対して光を照射する発光部材を配設したので、装飾効果をより高められるとともに、装飾装置自体に発光部材を備える必要がないので装飾装置を小型化でき、誘導路の形状や位置を規制することがなく、各機構体を遊技盤に効率よく配設できる。
以下、この発明の第1の実施形態について図面を参照して説明する。
ここでは、本発明にかかる遊技機の適例としてのパチンコ遊技機について図1から図11を用いて説明を行う。
図1には、ガイドレール2で囲まれ、遊技球を発射して遊技を行う遊技領域1aが前面側に形成された遊技盤1を示した。
なお、パチンコ遊技機の外枠であって島設備に固定される機枠や、遊技領域1aの前面を覆うガラス枠、遊技領域1aの下側に設けられ遊技球を収容する上皿、下皿を有するとともに、遊技者が発射操作を行うための操作ハンドルを備えた操作パネルなどは図示を省略している。
この遊技盤1のガイドレール2で囲まれた遊技領域1aでは、図示しない発射装置によって発射された遊技球が流下するようになっている。
遊技領域1aには、普図始動ゲート3、普通変動入賞装置7、特図の変動表示ゲーム(特図遊技)として特別図柄(特図:識別情報)の表示を行う変動表示装置4(特別図柄表
示装置)、特図の変動表示ゲームの結果如何によって大入賞口6bを閉じた状態(遊技者にとって不利な状態)から開放状態(遊技者にとって有利な状態)に変換する特別変動入賞装置6、アウト球を回収するためのアウト穴9が設けられている。
この他、遊技領域1aには、一般入賞口8,8,…、風車と呼ばれる打球方向変換部材10、多数の障害釘11,11,…、装飾ランプ・LEDなどが配設されている
普通変動入賞装置7は左右一対の開閉部材7aを具備し、この開閉部材7aは、常時は遊技球が1個流入可能な程度の間隔で閉じた状態(遊技者にとって不利な状態)を保持しているが、普図変動表示ゲームの結果が所定の停止表示態様(例えば、「7」)となった場合には、図示しない駆動装置(例えばソレノイド)によって、逆「ハ」の字状に開いて普通変動入賞装置7に遊技球が流入し易い状態(遊技者にとって有利な状態)に変化させられるようになっている。
この普通変動入賞装置7は、特図の始動入賞口も兼ねている。すなわち、普通変動入賞装置7の内部(入賞領域)に備えられた特図始動入賞口センサによって遊技球を検出することに基づき、特図の変動表示ゲームを開始する始動権利が発生するようになっている。
この特図の変動表示ゲームを開始する始動権利は、所定の上限数(例えば4)の範囲内で始動記憶(特図始動記憶)として記憶される。従って、特図の変動表示ゲームが開始可能な状態で、且つ、始動記憶数が0の状態で、普通変動入賞装置7に遊技球が入賞すると、始動権利の発生に伴って始動記憶が記憶されて、始動記憶数が1加算されるととともに、直ちに始動記憶に基づいて、特図の変動表示ゲームが開始され、この際に始動記憶数が1減算される。
一方、特図の変動表示ゲームが直ちに開始できない状態、例えば、既に特図の変動表示ゲームが行われ、その特図の変動表示ゲームが終了していない状態や、特別遊技状態となっている場合に、普通変動入賞装置7に遊技球が入賞すると、始動記憶数が上限数未満ならば、始動記憶数が1加算されて始動記憶が1つ記憶されることになる。そして、始動記憶数が1以上となった状態で、特図の変動表示ゲームが開始可能な状態(前回の特図の変動表示ゲームの終了もしくは特別遊技状態の終了)となると、始動記憶数が1減算されるとともに、記憶された始動記憶に基づいて特図の変動表示ゲームが開始される。
普図始動ゲート3内には、該普図始動ゲート3を通過した遊技球を検出するための普図始動ゲートセンサが設けられている。そして、遊技領域1a内に打ち込まれた遊技球が普図始動ゲート3内を通過すると、普図変動表示ゲームが行われる。また、普図変動表示ゲームを開始できない状態、例えば、既に普図変動表示ゲームが行われ、その普図変動表示ゲームが終了していない状態や、普図変動表示ゲームが当って普通変動入賞装置7が開状態に変換されている場合に、普図始動ゲート3を遊技球が通過すると、普図始動記憶数の上限数未満でならば、普図始動記憶数が1加算されて普図始動記憶が1つ記憶されることとなる。
普図変動表示ゲームは、変動表示装置4の表示画面4bにおいて、普通図柄(例えば、数字、記号、キャラクタ図柄など)を所定時間変動表示させた後、停止表示させることにより行うようになっている。この普図変動表示ゲームの停止表示が特別の結果態様となれば、普図の当りとなって、普通変動入賞装置7の開閉部材7aが所定時間(例えば、0.5秒間)上述のように開放される。これにより、普通変動入賞装置7に遊技球が入賞しやすくなり、特図の変動表示ゲームの始動が容易となる。
また、変動表示装置4は、例えば、液晶ディスプレイ4aを備え、表示内容が変化可能な表示画面4bを有している。なお、変動表示装置4は、液晶ディスプレイ4aを備えるものに限らず、EL、CRT等のディスプレイを備えるものであっても良い。
この変動表示装置4は、その表示画面4bにおいて特図の変動表示ゲームの内容を表示する他、普図変動表示ゲームの内容や、上述の始動記憶数(特図、普図)を表示するようになっている。
そして、遊技領域1a内に打ち込まれた遊技球が特図の始動入賞口を兼ねる普通変動入賞装置7へ進入して始動条件が成立することに基づき、表示画面4bにて複数種類の識別情報(例えば、数字、記号、キャラクタ図柄など)を所定時間変動表示させた後、停止する特図の変動表示ゲームを実行可能となっている。そして、この特図の変動表示ゲームの結果として、表示画面4bの表示態様が特別結果態様(例えば、「7,7,7」等のゾロ目数字の何れか)となった場合には、特別変動入賞装置6を作動させて遊技者に大量の遊技媒体(遊技球)の獲得を可能とする特別遊技状態(いわゆる、大当り状態)が発生するようになっている。さらに、変動表示装置4は、識別情報以外の文字や画像(背景画像やキャラクタ画像を含む)等も表示することが可能となっている。
この例では、例えば、表示画面4bを左領域、中領域、右領域の三つに分け、各領域で1〜9までの数字(特図:識別情報)を順次変動表示した後に、三つの各領域の変動表示を順に停止し(例えば、左領域、右領域、中領域の順で停止)、停止図柄として各領域で1つの数字が表示される特図の変動表示ゲームが行われる。また、二つの領域の変動表示を停止し、残りの一つの領域が変動表示しているときに、停止した二つの領域の数字が同じ数字で停止し、残りの領域の変動表示も同じ数字で停止すれば特別遊技状態となる状態(リーチ状態)になったときには、最後に停止する図柄の停止方法を変化できるようにしている。このようなリーチ状態における変動表示の停止方法の変化(リーチアクション)としては、例えば、通常より変動表示の時間を長くしたり、キャラクタなどを登場させたりするものがある。また、まれに、あるリーチアクションから別のリーチアクションへ発展させたり、通常のリーチアクションとは違ったリーチアクション(いわゆるスペシャルリーチ、プレミアムリーチ)を出現させたりして遊技者の興趣を向上させるようにしている。
特別変動入賞装置6は、上端側が手前側に倒れる方向に回動して開放可能になっているアタッカ形式の開閉扉6aによって開閉される大入賞口6bを備えていて、特別遊技状態中は、大入賞口6bを閉じた状態から開いた状態に変換することにより大入賞口6b内への遊技球の流入を容易にさせる。
なお、開閉扉6aは、例えば、ソレノイドのような駆動装置により駆動される。また、大入賞口6bの内部(入賞領域)には、該大入賞口6bに入った遊技球を検出するための大入賞口用センサが配設されている。
また、遊技領域1aに設けられた各一般入賞口8,8,…は、後述の裏面構成部材80に形成された誘導路84に連通しており、この誘導路84には一般入賞口8,8,…に入った遊技球を検出するための一般入賞センサが配設されている。そして、遊技を開始することにより遊技領域1a内に打ち込まれた遊技球が、一般入賞口8,8,…、始動入賞口(普通変動入賞装置7)、大入賞口6b等の入賞口の何れかに入賞すると、それぞれの入賞口に対応した所定数の賞球が排出される(払い出される)ようになっている。
また、当該遊技機においては、遊技領域1aの正面から見て右下部に一般入賞口8を有する装飾装置14が備えられている。
また、遊技盤1の裏面側には、一般入賞口8,8,…に入賞した遊技球を所定部位に流下誘導する誘導路84を形成する裏面構成部材80が設けられている。
以下、これら装飾装置14、裏面構成部材80について詳細に説明する。
図6に示すように装飾装置14は、遊技機を装飾する種々の装飾が施されている。また、装飾装置14は光を透過可能な透明な合成樹脂からなる種々の部材を備えており、後述するように装飾装置14の後方側から照射される光による装飾も可能となっている。この装飾装置14は、図2、図5に示すように、遊技盤表面の遊技領域1aの正面から見て右下部(発射球の出口とは反対側の側部下方)に形成された開口部15に嵌め込まれていて、後述するようにその前面側を遊技球が流下できるようになっている。
図6から図9に示すように、装飾装置14は、遊技盤1の表面側に取り付けられる取付基盤16を有している。この取付基盤16は、装飾装置14を構成する種々の部材が取り付けられるとともに、装飾装置14自体を遊技盤1に固定する略扇形の板状の部材であって、複数のねじ穴や位置決め用のボス、ボスを挿入する穴などが形成されている。また、取付基盤16には多角形状の開口部である開口窓部17が形成されており、この開口窓部17の縁部に沿って周囲壁18が、取付基盤16の裏面側から取付基盤16に対して垂直に、後方側に突出するように形成され、この周囲壁18によって筒状の空間19が形成されている。また、取付基盤16には、開口窓部17のほかに、一般入賞口8を形成する入賞口形成部材55を取り付ける入賞口形成部52や、該一般入賞口8への遊技球の入賞率を調節する障害釘11を遊技盤1に打つための開口部である障害釘取付部70が形成されている。さらに、遊技球を流下誘導する第1流下誘導部材48、第2流下誘導部材60、第3流下誘導部材63がそれぞれ設けられている。その他、取付基盤16には当該遊技機で用いるキャラクタなどに関連した装飾が施されているとともに、光を透過可能な透明な合成樹脂からなる種々の部材が取り付けられている。
取付基盤16の形状は略扇形となっているが、その円弧状の部分は、図1に示すように、装飾装置14を遊技盤1右下部のガイドレール2の内周に沿って配せるように、この部分のガイドレール2の曲率と略同じ曲率を有している。
また、この円弧状の部分以外の外周部のうち、遊技盤面を流下する遊技球が装飾装置14の前面に流入可能な部分、もしくは、装飾装置14の前面を流下する遊技球が遊技盤面に流出可能な部分には、取付基盤16の外周方向に向かって、遊技盤面に近づくように傾斜する傾斜部16aが形成されており、遊技球が出入りしやすいようになっている。
図7に示すように、取付基盤16の開口窓部17に形成された周囲壁18によって形成された空間19には、空間19の後方開口部19aを閉鎖する後方板部材20と、後方板部材20の前側に配される立体的な装飾が施された装飾部材30と、装飾部材30の前側に配され、空間19の前方開口部19bを閉鎖するカバー部材40とが配されている。
図7、図8に示すように、この空間19の後方開口部19aの縁部、つまり、周囲壁18の後端部には、周囲壁18に垂直かつ後方開口部19aの中心方向に向かって突出する開口部リブ18aが形成されている。後方板部材20、装飾部材30、カバー部材40は、空間19の前方開口部19bから空間19内に収容するようになっているが、最も後方側に配される後方板部材20はこの開口部リブ18aによって後方開口部19aより後側への移動が規制されるようになっている。
また、開口窓部17の前方開口部19bの縁部であって、円弧状となっている縁部には、後述するように、カバー部材40の前側に配される前面装飾部材43を取り付けるための取付部44,44が、周囲壁18に対し垂直かつ前方開口部19bの中心方向に向かって突設されている。この取付部44,44は、中央部にねじ穴を有するとともに表面側に凹部が形成されている。後述するように前面装飾部材43は、前面装飾部材43の裏面側に形成されたボス47がこの凹部に嵌合し、ねじ止めされることで固定されるようになっている。なお、前面装飾部材43をねじ止めする際には、装飾装置14の裏面側からねじ止めするので、図8に示すように、取付部44,44に対応する位置には開口部リブ18aが形成されておらず、作業が行いやすいようになっている。また、図7に示すように、後方板部材20、装飾部材30、カバー部材40にも取付部44,44に対応する位置に切欠きが形成されており、これらを前方開口部19bから空間19内に収容することを可能としているとともに、前面装飾部材43の裏面側からのねじ止め作業が可能となるようにしている。
図7から図9に示すように、後方板部材20は透明の板状の部材であって、その外周は多角形状の開口窓部17と同じ形状であるが、上述したように取付部44,44に対応する位置には切欠き23,23が形成されている。後方板部材20は、後方開口部19aの中心方向に向かって突設された開口部リブ18aの内周にちょうど嵌る形状であるとともに、開口部リブ18aの厚み(前後幅)と同じ厚みを有する後方板部材本体21と、後方板部材本体21の前面側に形成され、後方板部材本体21の縁部から外周方向に突出した外周リブ22とからなる。なお、外周リブ22は、後方板部材本体21に対して前側に突出して段状になっている。
なお、外周リブ22が後方板部材本体21の縁部から突出する幅は、開口部リブ18aが周囲壁18の内面から突出する幅と同じ幅となっている。すなわち、後方板部材20を空間19に収容したとき、図8に示すように、後方板部材本体21の外周が後方開口部19aに形成された開口部リブ18aの内周に接するとともに、後方板部材本体21の裏面が後方開口部19aの後端面と同一面となる。また、開口部リブ18aの前面と外周リブ22の後面が係合するとともに、外周リブ22の外周が周囲壁18の内面に接するようになる。これによって、後方板部材20の後方向および上下左右方向への移動が規制される。また、後方板部材20の前方側に配される装飾部材30は、後方板部材本体21の前面側に形成された外周リブ22の前面に接することとなる。なお、周囲壁18の前後幅は、遊技盤1の前後幅と略同じ幅となっており、上述のように、後方板部材20の裏面と周囲壁18の後端面が略同一面となるように構成された装飾装置14を遊技盤1の開口部15に取り付けると、遊技盤1の裏面と後方板部材20の裏面が略同一面となるようになっている。
図7、図9に示すように装飾部材30は、後方板部材20の前方側に配され、当該遊技機で用いるキャラクタなどに関連した立体的な装飾を施した部材であって、立体的な装飾を有する装飾部材本体31と、装飾部材本体31の後方側に組みつけられ、後述するように装飾装置14の後方側から照射される光を散乱または誘導するレンズ部材32とからなる。なお、装飾部材本体31は開口部が多く形成されており、レンズ部材32を透過した光が完全に遮られてしまうことはない。この装飾部材30は、透明な合成樹脂からなる後述のカバー部材40を介して装飾装置14の前方側から視認可能であり、立体的な装飾によって装飾装置14の装飾効果を高めるものである。
装飾部材30の外周も、多角形状の開口窓部17と同じ形状であり、上述したように取付部44,44に対応する位置には切欠き33,33が形成されている。よって、装飾部材30を空間19に収容したときに、装飾部材30の外周が周囲壁18の内周に接することで、上下左右方向への移動が規制される。
また、上述したように、開口部リブ18aによって後方向への移動が規制されている後方板部材20の前方側に配されることで、後方向への移動が規制されるようになっている。装飾部材30の厚み(前後幅)は、表面側に施された立体的な装飾の形状によって全体にわたって均一ではないが、この厚みが最大となる部分(最も突出した部分)は、上述した後方板部材20の外周リブ22の前面と、後述するカバー部材40の後面との間隔に略等しい厚みとなっている。そして、装飾部材30には、このように厚みが最大となる部分が数ヶ所あって、この部分が前方開口部19bに固定されるカバー部材40の後面に当接することで、前方向への移動が規制されるとともに、装飾部材30の後方側に配される後方板部材20の前方向への移動も規制されるようになっている。
カバー部材40は透明の板状の部材であって、その外周は多角形状の開口窓部17と同じ形状で、上述の取付部44,44に対応する位置には切欠き42,42が形成されている。空間19の前方開口部19bの内周には、取付部44,44が形成されている部分を除いて、周囲壁18の内面により形成される空間19の内径よりも径が広くなるように段差部45が形成されており、カバー部材40はこの段差部45によって拡径された前方開口部19bの内径と略同じ大きさとなっている。また、カバー部材40の厚み(前後幅)は、段差部45の前後幅と略同じとなっており、前方開口部19bにカバー部材40を取り付けると、取付基盤16の前面とカバー部材40の前面が略同一面を形成して、装飾装置14の前面を流下する遊技球を妨げることがないようになっている。このように、カバー部材40が段差部45に嵌った状態で取り付けられることで、カバー部材40の後方及び上下方向への移動が規制される。また、カバー部材40の前面には、後述する前面装飾部材43が取り付けられる部分に、装飾としての円柱状の突起41が形成されている。
以上のことから、装飾装置14は、装飾部材30を配置する空間19の前方を塞ぐ透明なカバー部材40を備えるとともに、該カバー部材40を取付基盤16と略同一面に形成することで当該カバー部材40の前方を遊技球が流下可能に構成したこととなる。
図6に示すように前面装飾部材43は、カバー部材40の前面側に配されていて、カバー部材40の前側への移動を規制するとともに、装飾としての機能も有する。
図7に示すように、前面装飾部材43は円形の開口部46,46,…を有し、この開口部46,46,…は、カバー部材40に形成された装飾としての円柱状の突起41,41,…と嵌合するようになっている。このカバー部材40に形成された円柱状の突起41,41,…は、装飾装置14の後方側から照射される光を透過可能であって、光による装飾が可能となっている。さらに、この円柱状の突起41,41,…が、開口部46,46,…に嵌合することで前面装飾部材43の位置決めが容易になる。
また、図9に示すように前面装飾部材43の裏面側には、ねじ穴を有するボス47が後方に突出するように形成されている。このボス47が、開口窓部17に形成された取付部44,44の前面側の凹部に嵌合することで、前面装飾部材の位置決めが容易になるとともに、ボスと取付部44,44のねじ穴によって装飾装置14にねじで固定できるようになっている。
上述したように、後方開口部19aの開口部リブ18aは、取付部44,44に対応する位置には設けられておらず、また、後方板部材20、装飾部材30、カバー部材40のそれぞれには取付部44,44に対応する部分に切欠きが形成されている。これによって図8に示すように、装飾装置14の裏面側には取付部44,44の裏面に至る筒状の空間が形成されることとなり、装飾装置14の裏側から、直接、取付部44,44のねじ穴にねじを挿入して前面装飾部材43を固定できるようになっている。そして、前面装飾部材43がカバー部材40の前側に固定されることで、カバー部材40の前側への移動が規制される。
以上のように、装飾装置14の周囲壁18によって形成された空間19には、順に後方板部材20、装飾部材30、カバー部材40が収容されている。そして、後方板部材20、装飾部材30のレンズ部材32、カバー部材40は透明な合成樹脂からなる部材であるので装飾装置14の後方側から照射される光を透過可能であり、遊技領域1aにおいて光による装飾が可能となっている。なお、後方板部材20は半透明であっても良い。
第1流下誘導部材48は、図1に示すように、装飾装置14を遊技盤1に取り付けた状態で、装飾装置14の右上部となる位置に設けられている。
図6、図7に示すように第1流下誘導部材48は、遊技球を流下誘導する流下誘導部49と、この流下誘導部49と一体に形成された装飾部50とからなる。
流下誘導部49は、遊技球が流下可能な板面を取付基盤16の円弧状部分の上端部から後述する障害釘取付部70まで形成するものである。流下誘導部49は、図1に示すように遊技盤1に装飾装置14を取り付けた状態では、ガイドレール2の内周に接するように配され、遊技球を遊技領域1aの中央下部方向に誘導するようになっている。
また、装飾部50は、立体的な装飾が施されているとともに、透明の樹脂からなる扇形のレンズ部材51が組み付けられており、このレンズ部材51の後方側には開口窓部17の一部が位置している。この扇形のレンズ部材51は、装飾装置14の後方側から照射されて開口窓部17を透過した光によって後方から照らされ、光による装飾が可能となっている。
図7、図8に示すように入賞口形成部52は、装飾装置14の上方部であって、開口窓部17の円弧状の縁部に対向する縁部に隣設されており、遊技球が通過可能な大きさの遊技球通過穴53と、この遊技球通過穴53の裏側に、入賞口形成部52の裏面側に位置する周囲壁18の外側面を底面として、遊技球通過穴53を通過した遊技球を遊技盤1の裏面側へ誘導する誘導樋54とを有する。また、入賞口形成部52の表面側には、入賞口形成部材55が取り付けられている。
遊技球通過穴53には、装飾装置14を遊技盤1に取り付けた際に下側となる部分に切欠き56が形成されている。この切欠き56には、後述する入賞口形成部材55の後端部から突出するリブ62が収容される。
誘導樋54は、周囲壁18の外周面を底面とし、この底面に遊技球通過穴53の切欠き56が形成された部分から周囲壁18の後端部まで前後方向に沿ってリブ57が立設されている。そして、このリブ57の左右に、遊技球が側方に落下しないようにするための二つの側壁58,58が、遊技球通過穴53の左右幅と略同じ間隔をおいてリブ57と平行に周囲壁18の外周面に立設されている。すなわち、誘導樋54は、二つの側壁58,58と周囲壁18の外周面で形成され、底面にはリブ57が立設されている。なお、リブ57は後方側に向かって下るように傾斜しており、誘導樋54上の遊技球は、このリブ57に沿って装飾装置14の後方、すなわち遊技盤1の裏面側に誘導されるようになっている。
入賞口形成部材55は、遊技球が入賞可能な一般入賞口8を有する筒状部59と、筒状部59の側方に連続し、遊技球を誘導する機能を有する第2流下誘導部材60とからなる部材で、入賞口形成部52の表面に取り付けられている。
筒状部の内部には、遊技球が流下可能な通路が前後方向に延在している。また、筒状部59の前端は閉鎖され、その前面には装飾が施されており、筒状部59の後端は開放され、後端面には取付基盤16に固定するためのねじ穴が形成されている。筒状部59は、装飾装置14を遊技盤1に取り付けた際に上側となる部分が、遊技球が入賞可能な一般入賞口8として開口している。また、図5(b)に示すように、筒状部59内部の通路の底面となる部分には、一般入賞口8に入賞した遊技球を、遊技盤1の裏面側方向に流下させるためのリブ62が形成されている。このリブ62の上面は、筒状部59の前後方向に沿って後側に向かうに従って下る滑らかな曲面となっており、この曲面によって、略垂直に一般入賞口8に入賞した遊技球の流下方向を、後側(遊技盤1の裏面側)に向かう方向に変換するようにしている。また、このリブ62の後端部は、筒状部59の後端部よりも後方に突出しており、上述した遊技球通過穴53に形成された切欠き56に収容されるとともに、誘導樋54の底部に形成されたリブ57と連続するようになっている。
以上のことから、装飾装置14の上方部(装飾部材30の直上部)に、入賞口(一般入賞口8)を形成したこととなる。
図6に示すように第2流下誘導部材60は、入賞口形成部材55を取付基盤16に取り付けた際に、後述する第3流下誘導部材63の下側に平行に配される平板状の部材で、その上面によって遊技球を流下案内するものである。この第2流下誘導部材60の傾斜方向は、図1に示すように普通変動入賞装置7や特別変動入賞装置6が設けられている遊技領域1aの中央下部方向となっている。また、この第2流下誘導部材60の後面には取付基盤16に形成された位置決め用の突起を挿入する位置決め穴が形成されていて、入賞口形成部材55が取付基盤16に対して正しい位置に取り付けられるようになっている。
障害釘取付部70は、図1に示すように、装飾装置14を遊技盤1に取り付けたときに入賞口形成部52の上方となる位置に形成されている。この障害釘取付部70は多角形状の開口部であり、ここから遊技盤1の表面が臨むようになっていて、遊技盤1に障害釘11を直接打てるようになっている。これによって、装飾装置14の前面であって、装飾装置14の側端よりも離れた位置に一般入賞口8を形成しても、その一般入賞口8の近傍に障害釘11を打てるようになり、一般入賞口8への遊技球の入賞率を適切に調節することができる。
第3流下誘導部材63は、図1に示すように、装飾装置14を遊技盤1に取り付けた状態において、入賞口形成部52の左側の位置に設けられている。図6に示すようにこの第3流下誘導部材63は、取付基盤16に対して垂直かつ左右方向に延在するように前方に突出した平板状の部材であって、その上面で遊技球を流下案内するものである。第3流下誘導部材63の下部には、上述した入賞口形成部材55の第2流下誘導部材60が、第3流下誘導部材63と平行になるように配されている。この第2流下誘導部材60と第3流下誘導部材63の間隔は遊技球の直径よりも広く、遊技球が通過可能となっている。勿論、第3流下誘導部材63の右端部と入賞口形成部材55の筒状部59との間隔も遊技球が通過可能な間隔となっている。第3流下誘導部材63および第2流下誘導部材60の傾斜方向は、図1に示すように、遊技領域1aの中央下部に設けられた普通変動入賞装置7や特別変動入賞装置6の方向に遊技球を誘導する傾斜となっている。これによって、装飾装置14の前面側を流下する遊技球が、普通変動入賞装置7や特別変動入賞装置6の方向に誘導されて入賞への期待が高まり、遊技者の興趣を向上させることができる。
また、第3流下誘導部材63には、左右に延在する平板状の第3流下誘導部材63の延在方向に沿った横長の断面を有し、第3流下誘導部材63の前方端部から後方端部にかけて開口するように形成された筒状の挿通口64が形成されている。この挿通口64には、光伝達部材65に形成され、この挿通口64にちょうど収まる平板状の光誘導部66が裏面側から挿通されており、平板状の光誘導部66の前端面が挿通口64の前方端部に臨むようになっている。また、取付基盤16の第3流下誘導部材63の下部に形成された円形開口部69には、光伝達部材65に形成された円柱状の光誘導部66の前端面が臨んでいる。図7、図8に示すように光伝達部材65は、光を透過可能な透明な合成樹脂からなる部材で、平板状の光誘導部66と円柱状の光誘導部67がその前面に突設されている。光伝達部材65の後面は装飾装置14の裏面側に露出しており、装飾装置14の後方から照射される光を裏面で受けて装飾装置14の前面側に誘導するようになっている。すなわち、平板状の光誘導部66の前端面や円柱状の光誘導部67の前端面は、光誘導部材の裏面で受けた光が伝達されることで光るようになっている。この光伝達部材65によって、装飾装置14の後方側から照射された光が誘導されて、第3流下誘導部材63の前方端部や、下部の円形開口部69が光るようになり、従来にない斬新な装飾を行うことができる。
以上のような装飾装置14の前面側における遊技球の流下態様について説明する。
遊技領域1aに発射された遊技球のうち、装飾装置14の上方に至り第1流下誘導部材48上に流下した遊技球は、その傾斜に沿って遊技領域1aの中央下部方向に誘導される。第1流下誘導部材48の下流側端部には障害釘取付部70が隣設されており、第1流下誘導部材48によって誘導された遊技球は、ここに設けられた障害釘11によって流下方向が変更される。障害釘11によって流下方向が変更された遊技球のうち、一部は一般入賞口8に入賞し、その他の遊技球は一般入賞口8に入賞せずに障害釘取付部70の下方、または障害釘取付部70を越えて遊技領域1aの中央下部方向に誘導される。
一般入賞口8に入賞した遊技球は、筒状部59を遊技盤1の裏面方向に流下して遊技球通過穴53を通過し、誘導樋54を経由して遊技盤1の裏面に形成された後述する誘導路84に流入する。一方、一般入賞口8に入賞せずに障害釘取付部70の下方に誘導された遊技球は、開口窓部17の前方開口部19bに取り付けられたカバー部材40の前面を流下し、遊技領域1aの下方に流下する。また、一般入賞口8に入賞せずに障害釘取付部70を越えて遊技領域1aの中央下部方向に誘導された遊技球は、第3流下誘導部材63上を流下して遊技領域1aの中央下部に設けられた普通変動入賞装置7や特別変動入賞装置6に向かって流下する。もしくは、第2流下誘導部材60上を流下して(第2流下誘導部材60と第3流下誘導部材63の間を通って)遊技領域1aの中央下部に設けられた普通変動入賞装置7や特別変動入賞装置6に向かって流下する。
すなわち、以上のような装飾装置14においては、遊技球は装飾装置14の前面側を流下可能であるので、装飾装置14の前面側も遊技領域1aの一部として利用でき、装飾装置14を備えることで遊技領域1aが狭くなってしまうことがない。また、装飾装置14の前面側に至った遊技球の一般入賞口8への入賞の期待と、一般入賞口8に入賞しなかった場合でも、普通変動入賞装置7や特別変動入賞装置6の方向に誘導されることによる入賞への期待とによって遊技者の興趣を向上させることができる。
なお、装飾装置14の周囲壁18によって形成される空間19の内部に配設される装飾部材30を、電気的駆動源の作動に基づき可動可能な可動装飾部材で構成し、所定の遊技状態(例えば、大当り状態やリーチ状態)に応じて動作して装飾するようにしてもよい。なお、電気的駆動源としては、モータやソレノイドを使用し、装飾装置14の裏面側に配設する。
図2から図5、図10、図11に示すように、遊技盤1の裏面の下部には裏面構成部材80が設けられている。
裏面構成部材80は、一般入賞口8に入賞した遊技球を所定部位に流下誘導する誘導路84を形成可能な誘導路形成壁85と、装飾装置14を装飾するための発光部材(図示略)を搭載した発光部材用基板87と、発光部材用基板87などと制御装置との間の配線を中継する中継基板88を取り付ける取付部材90を備える。この裏面構成部材80は、第1誘導路形成部81、中央部82、第2誘導路形成部83が左右方向に連続するように一体に形成されている。第1誘導路形成部81は、遊技領域1aの正面から見て右下部に配された上述の一般入賞口8を有する装飾装置14の裏面側に、中央部82は普通変動入賞装置7、特別変動入賞装置6の裏面側に、第2誘導路形成部は、遊技領域1aの正面から見て左下部に形成された一般入賞口8の裏面側に配される。また、裏面構成部材80は透明な合成樹脂からなる。
図10、図11に示すように第1誘導路形成部81には、その前面側(遊技盤1の裏面に接する側)に、断面がコ字状の誘導路形成壁85が、前側が開口するように形成されている。図5(b)に示すように誘導路形成壁85は、裏面構成部材80を遊技盤1の裏面側に配することで、遊技盤1の裏面が前側の開口を閉鎖して誘導路84を形成するようになっている。すなわち、遊技盤1の裏面が誘導路84の前壁をなす。また、誘導路形成壁85は、第1誘導路形成部81の前面側の上部から下端部までにわたって形成されているとともに、誘導路84が屈曲して左右方向に延在するように形成されており、遊技球の流下速度が速くなり過ぎないようになっている。
また、図2、図4、図5(b)に示すように第1誘導路形成部81は、遊技盤表面の遊技領域1aの正面から見て右下部に設けられた装飾装置14の裏面側に配されるが、遊技盤1の装飾装置14が配される部分には、開口部15が形成されており、この開口部15から装飾装置14の裏面が、遊技盤1の裏面と略同一面となるように臨んでいる。また、装飾装置14には、上述したように一般入賞口8が形成されていて、この一般入賞口8に連通した誘導樋54の後端部(出口)が装飾装置14の裏面に臨んでいる。すなわち、装飾装置14が配される遊技盤1に形成された開口部15の部分では、第1誘導路形成部81に形成される誘導路84の前壁は装飾装置14の裏面であり、この装飾装置14の裏面に後端部が臨んでいる誘導樋54は誘導路84に連通した状態となる。
また、図10に示すように誘導路84の下流部には、通過する遊技球を検出可能な一般入賞センサ(検出センサ)を取り付け可能なセンサ取付部91が形成されている。そして、ここに取り付けられた一般入賞センサからの検出信号によって、遊技制御装置において一般入賞口8に入賞した遊技球を検出し、賞球の排出などの制御が行われるようになっている。さらに誘導路84は第1誘導路形成部81の下端部まで連続して形成され、遊技球を第1誘導路形成部81の下面から下方に排出するようになっている。
以上のことから、裏面構成部材80は、誘導路84の一部もしくは全部が屈曲するように誘導路形成壁85を形成し、該誘導路84の所要部位に入賞口(一般入賞口8)に入賞した遊技球を検出するための検出センサ(一般入賞センサ)を設けたこととなる。
図3、図4、図11に示すようにこの第1誘導路形成部81の裏面には、制御装置との間の配線を中継する中継基板88と、発光部材としてのLED(図示略)を搭載した発光部材用基板87とを取り付けた取付部材90が設けられている。取付部材90は、中継基板88を取り付ける略矩形箱状の中継基板取付部89と、略扇形の発光部材用基板87を取り付ける略扇形箱状の発光部材用基板取付部86とが、底面どうしで接合した形状となっている。そして、略矩形箱状の中継基板取付部89には、その開口側に図示しないコネクタが配されるように中継基板88が取り付けられている。また、略扇形箱状の発光部材用基板取付部86には、その開口側に発光部材が配されるように発光部材用基板87が取り付けられている。すなわち、取付部材90には、中継基板88と背合わせ状態で発光部材用基板87が配設されており、取付部材90の前面側に発光部材用基板87の発光部材、後面側に中継基板88のコネクタが配されている。
以上のことから、裏面構成部材80は、発光部材と制御装置との間の配線を中継する中継基板88を、当該裏面構成部材80の裏面側に取り付けるための取付部材90を備え、取付部材90は、中継基板88を裏面側に配設する一方、該中継基板88と背合わせ状態で前面側に発光部材を搭載した発光部材用基板87を配設したこととなる。
図11に示すように取付部材90は、裏面構成部材80の裏面に対して、発光部材用基板取付部86の開口を前側に、かつ、扇形の円弧状部分が前方側から見て右下部に位置するように取り付けられる。このように取付部材90が裏面構成部材80に取り付けられることで、図4に示す遊技盤1に形成された開口部15に対向するように発光部材用基板87が取り付けられることとなる。発光部材用基板87の形状は略扇形で、この形状は開口部15の形状と略同じ形状であり、また、発光部材用基板87上の図示しない発光部材の配設位置は、装飾装置14の遊技盤1の裏面側に臨んでいる後方開口部19aと光伝達部材65の後方側となる位置に配されている。上述したように、裏面構成部材80は透明な合成樹脂からなるので、発光部材からの光は裏面構成部材80を透過して遊技盤1の裏面側に露出している装飾装置14の後方開口部19aと光伝達部材65の裏面に照射される。装飾装置14の裏面に照射された光は、それぞれ透明な合成樹脂からなる後方板部材20、装飾部材30のレンズ部材32、カバー部材40、光伝達部材65を透過し遊技盤1の前面側に至る。そして、この光が透過する経路上に配された種々のレンズ部材や光伝達部材65の光誘導部66,67が、光を散乱して全面が光るようにしたり、特定個所に光を誘導したりすることで、装飾装置14に発光部材を直接取り付けた場合と同じような光による装飾が、装飾装置14の後方から照射される光によって行われる。
なお、裏面構成部材80はその裏面側に配される発光部材からの光を前面側に透過可能とするために透明な部材からなるとしたが、裏面構成部材80の全部ではなく一部(光を透過させる部分)を透明にしても良い。また、裏面構成部材80の全部もしくは一部を半透明にしても良い。また、裏面構成部材80の裏面壁に発光部材の光を通す穴を形成しても良い。ただし、上述したように、発光部材は誘導路84が形成される第1誘導路形成部81の裏面に配されるので、発光部材の光を通す穴を形成する場合は、誘導路84を流下する遊技球が通過できない程度の穴とする。
以上のことから、打ち込まれた遊技球が流下する遊技領域1aを形成した遊技盤1と、遊技盤1に形成された開口部15に対応して配設され、遊技領域1aを装飾するための装飾装置14と、遊技盤1の裏面側に設けられ、遊技領域1aに形成された入賞口(一般入賞口8)へ入賞した遊技球を該遊技盤1の裏面側下方の所定部位に流下誘導する誘導路84を形成可能な前方に開口した断面コ字状の誘導路形成壁85を立設した裏面構成部材80と、を備えた遊技機において、装飾装置14は、遊技盤表面に取り付けられる取付基盤16と、取付基盤16に形成された開口窓部17の縁部から後方側に突出形成され、立体的な装飾部材30を配設するための空間19を形成する周囲壁18と、周囲壁18の後方開口部19aを閉鎖するとともに、裏面が遊技盤1の裏面と略同一面となる透明もしくは半透明な後方板部材20と、を設け、裏面構成部材80は、装飾装置14の後方側の位置に、後方板部材20の裏面が前方開口を塞ぐことで誘導路84を形成可能に誘導路形成壁85を配設するとともに、該誘導路84の後方側に該装飾装置14に対して光を照射する発光部材を配設したこととなる。
図10、図11に示すように、第2誘導路形成部83にも第1誘導路形成部81と同様に前側が開口したコ字状の誘導路形成壁85が形成されており、裏面構成部材80を遊技盤1の裏面側に配することで、遊技盤1の裏面が前側の開口を閉鎖して誘導路84を形成するようになっている。この第2誘導路形成部83は、遊技機の正面から見て左下部に設けられた3つの一般入賞口8の裏面側に配される。
図1に示すように、この3つの一般入賞口8のうち、上側の2つの一般入賞口8は一般入賞口形成部材92に形成されている。遊技盤1の一般入賞口形成部材92が配される部分には、図4に示すように開口部12が形成されており、この開口部12から一般入賞口形成部材92の裏面が、遊技盤1の裏面と略同一面をなすように遊技盤1の裏面側に臨んでいる。一般入賞口形成部材92は、遊技盤1の前面に形成された一般入賞口8,8に入賞した遊技球を遊技盤1の裏面側に誘導する誘導樋93,93を有し、遊技盤1に形成された開口部12から誘導樋93,93の後端部(出口)が遊技盤1の裏面側に臨んでいる。すなわち、一般入賞口形成部材92が配される遊技盤1に形成された開口部12の部分では、裏面構成部材80に形成される誘導路84の前壁は一般入賞口形成部材92の裏面であり、この一般入賞口形成部材92の裏面に後端部が臨んでいる誘導樋93,93は誘導路84に連通した状態となる。
また、遊技盤1の正面から見て左下方に形成された3つの一般入賞口8のうち、最も下側にある一般入賞口8は、特別変動入賞装置6の側方に形成されており、この一般入賞口8に連通する誘導樋94の後端部は、遊技盤1の特別変動入賞装置6を取り付けるための開口部13から遊技盤1の裏面側に臨んでいる。そして、この誘導樋94の後端部にも誘導路形成壁85の前側の開口が配されており、誘導樋94と誘導路84とが連通した状態となっている。
図10、図11に示すように第2誘導路形成部83には、誘導路形成壁85によって、各一般入賞口8に対してそれぞれ誘導路84が1本ずつ形成されている。そして、それぞれの誘導路84は、一部または全部が屈曲するように形成され、遊技球の流下速度が速くなりすぎないようになっている。各誘導路84は、第2誘導路形成部83の下部の合流部96で合流して一本の誘導路になり、さらに裏面構成部材80の下端部まで連続して形成されており、遊技球を第2誘導路形成部83の下面から下方に排出するようになっている。また、合流部96を過ぎてすぐの位置には、通過する遊技球を検出可能な一般入賞センサ(検出センサ)を取り付け可能なセンサ取付部95が形成されている。そして、ここに取り付けられた一般入賞センサからの検出信号によって、遊技制御装置において一般入賞口8に入賞した遊技球を検出し、賞球の排出などの制御が行われるようになっている。
また、第2誘導路形成部83の裏面には、図4に示すように、一般入賞センサなどと制御装置との間の配線を中継する中継基板97を取り付けるための第2中継基板取付部98が形成されている。第2中継基板取付部98は後方側に開口した矩形箱状であり、底面は第2誘導路形成部83の裏面となっている。この第2中継基板取付部98には、後方の開口側に図示しないコネクタが配されるように中継基板97が取り付けられている。
また、第2誘導路形成部83の裏面の右端部、すなわち、裏面構成部材80の後面から見て右端部には、取付ボス99,99が形成されている。
この取付ボス99,99には、上下方向に延在する軸を有する図示しない支持部材が取り付けられ、裏面構成部材80の後方にこの軸を中心として扉状に回動可能に板状の部材が取り付けられる。この板状の部材には遊技制御装置をなす制御基板が取り付けられる。
裏面構成部材80の中央部82は、普通変動入賞装置7や特別変動入賞装置6の裏面側に配される部分であって、普通変動入賞装置7の後部を収容する凹部100や、特別変動入賞装置6の後部を収容する凹部101が形成されている。
また、その他に裏面構成部材80には、ねじ穴や中継基板88,98などに接続される配線を保持するための配線保持部材102,102,…などが形成されている。
以上のように構成される裏面構成部材80においては以下のように一般入賞口8に入賞した遊技球が流下誘導される。
装飾装置14に形成された一般入賞口8に入賞した遊技球は、装飾装置14に形成された誘導樋54を遊技盤1の裏面方向に流下し、装飾装置14の裏面に至る。誘導樋54は装飾装置14の裏面において、第1誘導路形成部81に形成された誘導路形成壁85と、装飾装置14の裏面(後方板部材20の裏面)とで形成された誘導路84に連通しており、遊技球はこの誘導路84に流入する。そして、遊技球は屈曲する誘導路84に沿って流下し、センサ取付部91に取り付けられた一般入賞センサに検出された後、第1誘導路形成部81の下面から下方に排出される。
また、遊技領域1aの正面から見て左下方に形成された一般入賞口8に入賞した遊技球も同様に、誘導樋93,94を流下し遊技盤1の裏面に至る。誘導樋93,94は遊技盤1の裏面において、第2誘導路形成部83に形成された誘導路形成壁85と、一般入賞口形成部材92の裏面もしくは遊技盤1の裏面とで形成された誘導路84に連通しており、遊技球はこの誘導路84に流入する。誘導路84は、それぞれの一般入賞口8毎に形成されており、遊技球は入賞した一般入賞口8に対応した誘導路84を流下する。そして、それぞれの誘導路84を流下した遊技球は、その下流の合流部96で合流し、合流部96を過ぎてすぐの位置にあるセンサ取付部95に取り付けられた一般入賞センサによって検出された後、第2誘導路形成部83の下面から下方に排出される。
また、以上のように構成される裏面構成部材80においては、第1誘導路形成部81の裏面に発光部材を備えた発光部材用基板87が取付部材90によって取り付けられており、この発光部材からの光は透明な裏面構成部材80を透過して装飾装置14の裏面に照射され、装飾装置14における光による装飾を可能としている。これによって、装飾装置14自体に発光部材を設けなくても光による装飾が可能となり、装飾装置14の裏面に誘導路84を形成することが可能となる。
また、取付部材90の裏面側には中継基板88が取り付けられ、発光部材用基板87などと制御装置との間の配線を中継し、配線の処理が整然と行えるようになっている。
以上のような遊技機は、打ち込まれた遊技球が流下する遊技領域1aを形成した遊技盤1と、遊技盤1に形成された開口部15に対応して配設され、遊技領域1aを装飾するための装飾装置14と、遊技盤1の裏面側に設けられ、遊技領域1aに形成された入賞口(一般入賞口8)へ入賞した遊技球を該遊技盤1の裏面側下方の所定部位に流下誘導する誘導路84を形成可能な前方に開口した断面コ字状の誘導路形成壁85を立設した裏面構成部材80と、を備えた遊技機であって、装飾装置14は、遊技盤表面に取り付けられる取付基盤16と、取付基盤16に形成された開口窓部17の縁部から後方側に突出形成され、立体的な装飾部材30を配設するための空間19を形成する周囲壁18と、周囲壁18の後方開口部19aを閉鎖するとともに、裏面が遊技盤1の裏面と略同一面となる透明もしくは半透明な後方板部材20と、を設け、裏面構成部材80は、装飾装置14の後方側の位置に、後方板部材20の裏面が前方開口を塞ぐことで誘導路84を形成可能に誘導路形成壁85を配設するとともに、該誘導路84の後方側に該装飾装置14に対して光を照射する発光部材を配設している。
従って、装飾装置14は、立体的な装飾部材30を配設するための空間19を形成する周囲壁18を有しているので、立体的な装飾部材30により装飾効果を高めることができる。
また、周囲壁18の後方開口部19aを閉鎖するとともに、裏面が遊技盤1の裏面と略同一面となる透明もしくは半透明な後方板部材20を設けたことで、装飾装置14の裏面側に何ら問題(例えば、球詰まり等)なく誘導路84を形成できる。
さらに、後方板部材20と装飾部材30を別部材で構成したので、装飾部材30の形状に関係なく上述のように装飾装置14の裏面側に何ら問題なく誘導路84を形成でき、装飾部材30を様々な形状に形成できる。
また、裏面構成部材80には、装飾装置14の後方側の位置に、後方板部材20の裏面が前方開口を塞ぐことで誘導路84を形成可能に誘導路形成壁85を配設したので、後方板部材20が誘導路84の前壁を兼ね、装飾装置14のすぐ裏側に誘導路84を形成することとなり、構成を簡略化することができるとともに、装飾装置14の配設位置によって誘導路84の配設位置が規制されることがない。
また、誘導路84の後方側に装飾装置14に対して光を照射する発光部材を配設したことで、装飾効果をより高めることができるとともに、装飾装置14自体に発光部材を備える必要がないので装飾装置14を小型化でき、誘導路84の形状や位置を規制することがなく、各機構体を遊技盤1に効率よく配設することが可能となる。
また、裏面構成部材80は、発光部材と制御装置との間の配線を中継する中継基板88を、当該裏面構成部材80の裏面側に取り付けるための取付部材90を備え、取付部材90は、中継基板88を裏面側に配設する一方、該中継基板88と背合わせ状態で前面側に発光部材を搭載した発光部材用基板87を配設するようにしている。
従って、発光部材用基板87と中継基板88とを背合わせ状態で取付部材90に配設したことで、発光部材を中継基板88の裏面側(遊技機の前面側)を利用して効率よく配設することが可能となる。また、発光部材からの配線が背面の中継基板88で中継されるので、配線処理も整然と行うことが可能となる。
また、装飾装置14は、装飾部材30を配置する空間19の前方を塞ぐ透明なカバー部材40を備えるとともに、該カバー部材40を取付基盤16と略同一面に形成することで当該カバー部材40の前方を遊技球が流下可能に構成している。
従って、装飾装置14は、装飾部材30を配置する空間19の前方を塞ぐカバー部材40を備え、カバー部材40の前方を遊技球が流下可能に構成されているので、装飾装置14の前面側も遊技球が流下可能な遊技領域1aとすることができ、装飾装置14を備えることにより遊技領域1aが狭くなってしまうといった課題を抑制できる。また、遊技球が流下する領域で装飾を行うので、より斬新な装飾となる。
また、装飾装置14の上方部に、入賞口(一般入賞口8)を形成している。
このように、装飾装置14の上方部に、入賞口を形成しても、上述したように、装飾装置14の裏側に誘導路84を配設できるので、その入賞口に連通する誘導路84を何ら問題なく形成することが可能となる。
つまり、装飾装置14によって入賞口の配設位置が規制されることがなく、所望の位置に入賞口を配設することができる。
また、裏面構成部材80は、誘導路84の一部もしくは全部が屈曲するように誘導路形成壁85を形成し、該誘導路84の所要部位に入賞口(一般入賞口8)に入賞した遊技球を検出するための検出センサ(一般入賞センサ)を設けている。
従って、誘導路84の一部もしくは全部を屈曲させたり、該誘導路84の所要部位に入賞口に入賞した遊技球を検出するための検出センサを設けたりしても、上述したように装飾装置14の裏側に誘導路84などを配設できるので、取り付けスペース的な問題が生じず、また、装飾効果が低下することもない。
つまり、装飾装置14によって誘導路84の形状や、検出センサなどの部材の配設位置が規制されることがない。
なお、本発明の遊技機は、遊技機として、前記実施の形態に示されるようなパチンコ遊技機に限られるものではなく、例えば、その他のパチンコ遊技機、アレンジボール遊技機、雀球遊技機などの遊技球を使用する全ての遊技機に適用可能である。
また、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明に係る遊技機の好適な一例としてのパチンコ遊技機の遊技盤を示す正面図である。 遊技盤の斜視図であって、装飾装置を取り外した状態を示す図である。 遊技盤の裏面側を示す斜視図である。 遊技盤の裏面側を示す斜視図であって、裏面構成部材、取付部材を取り外した状態の図である。 遊技盤を示す図であって、(a)正面図、(b)B−B断面図である。 装飾装置の前面側から見た斜視図である。 装飾装置の前面側から見た分解斜視図である。 装飾装置の後面側から見た斜視図である。 装飾装置の後面側から見た分解斜視図である。 裏面構成部材の前面側から見た斜視図である。 裏面構成部材の前面側から見た斜視図であって、取付部材を取り外した状態を示す図である。
符号の説明
1 遊技盤
1a 遊技領域
8 一般入賞口
14 装飾装置
15 開口部
16 取付基盤
17 開口窓部
18 周囲壁
19 空間
19a 後方開口部
19b 前方開口部
20 後方板部材
30 装飾部材
40 カバー部材
80 裏面構成部材
84 誘導路
85 誘導路形成壁
87 発光部材用基板
88 中継基板
90 取付部材
91 センサ取付部
95 センサ取付部

Claims (5)

  1. 打ち込まれた遊技球が流下する遊技領域を形成した遊技盤と、
    前記遊技盤に形成された開口部に対応して配設され、前記遊技領域を装飾するための装飾装置と、
    前記遊技盤の裏面側に設けられ、前記遊技領域に形成された入賞口へ入賞した遊技球を該遊技盤の裏面側下方の所定部位に流下誘導する誘導路を形成可能な前方に開口した断面コ字状の誘導路形成壁を立設した裏面構成部材と、
    を備えた遊技機において、
    前記装飾装置は、
    遊技盤表面に取り付けられる取付基盤と、
    前記取付基盤に形成された開口窓部の縁部から後方側に突出形成され、立体的な装飾部材を配設するための空間を形成する周囲壁と、
    前記周囲壁の後方開口部を閉鎖するとともに、裏面が前記遊技盤の裏面と略同一面となる透明もしくは半透明な後方板部材と、
    を設け、
    前記裏面構成部材は、前記装飾装置の後方側の位置に、前記後方板部材の裏面が前方開口を塞ぐことで前記誘導路を形成可能に前記誘導路形成壁を配設するとともに、該誘導路の後方側に該装飾装置に対して光を照射する発光部材を配設したことを特徴とする遊技機。
  2. 前記裏面構成部材は、
    前記発光部材と制御装置との間の配線を中継する中継基板を、当該裏面構成部材の裏面側に取り付けるための取付部材を備え、
    前記取付部材は、
    前記中継基板を裏面側に配設する一方、該中継基板と背合わせ状態で前面側に前記発光部材を搭載した発光部材用基板を配設するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記装飾装置は、前記装飾部材を配置する空間の前方を塞ぐ透明なカバー部材を備えるとともに、該カバー部材を前記取付基盤と略同一面に形成することで当該カバー部材の前方を遊技球が流下可能に構成したことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の遊技機。
  4. 前記装飾装置の上方部に、前記入賞口を形成したことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の遊技機。
  5. 前記裏面構成部材は、前記誘導路の一部もしくは全部が屈曲するように前記誘導路形成壁を形成し、該誘導路の所要部位に前記入賞口に入賞した遊技球を検出するための検出センサを設けたことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の遊技機。
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