JP5202409B2 - 車両におけるエアバッグ装置 - Google Patents

車両におけるエアバッグ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5202409B2
JP5202409B2 JP2009070782A JP2009070782A JP5202409B2 JP 5202409 B2 JP5202409 B2 JP 5202409B2 JP 2009070782 A JP2009070782 A JP 2009070782A JP 2009070782 A JP2009070782 A JP 2009070782A JP 5202409 B2 JP5202409 B2 JP 5202409B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
instrument panel
cross member
wire harness
side wire
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2009070782A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010221826A (ja
Inventor
健太郎 林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daihatsu Motor Co Ltd
Original Assignee
Daihatsu Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daihatsu Motor Co Ltd filed Critical Daihatsu Motor Co Ltd
Priority to JP2009070782A priority Critical patent/JP5202409B2/ja
Publication of JP2010221826A publication Critical patent/JP2010221826A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5202409B2 publication Critical patent/JP5202409B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Air Bags (AREA)

Description

本発明は、インスツルメントパネルの上部に取り付けられるエアバッグユニットと、自由状態でこのユニットの下部側から垂下され、その垂下端部が持ち上げられることにより、上記インスツルメントパネルの前方域の電源側ワイヤハーネスに接続可能とされる入力側ワイヤハーネスとを備えた車両におけるエアバッグ装置に関するものである。
上記車両におけるエアバッグ装置には、従来、下記特許文献1に示されるものがある。この公報のものによれば、上記エアバッグ装置は、車体内部の車室の前端域で車体の幅方向に延び、その長手方向の各端部が車体の左右側部に締結されるクロスメンバと、このクロスメンバをその後方から覆ってこのクロスメンバに締結されるインスツルメントパネルと、このインスツルメントパネルの上部に形成された開口をその上方から通過し、この通過した下部側がこのインスツルメントパネルの前方域に位置するよう設けられるエアバッグユニットとを備えている。
また、上記エアバッグ装置には、従来、電源側から上記インスツルメントパネルの前方域に延出して上記クロスメンバに取り付けられる電源側ワイヤハーネスと、自由状態で上記ユニットの下部側から垂下され、その垂下端部が持ち上げられることにより、この垂下端部が上記電源側ワイヤハーネスに接続可能とされる入力側ワイヤハーネスとを備えたものがある。
上記した車両の衝突時には、この衝突を検出したセンサーからの検出信号により、上記各ワイヤハーネスを通し上記ユニットのインフレータが着火させられてガスが発生させられる。そして、このガスのガス圧により上記ユニットのバッグが瞬間的に膨張させられ、このバッグにより、上記衝突時に乗員が車室の車両構成部品にぶつかるときの衝撃力が緩和されるようになっている。
次に、上記従来の技術のエアバッグ装置の組み付け作業につき、説明する。
まず、上記クロスメンバにインスツルメントパネルと電源側ワイヤハーネスとを取り付ける。次に、上記インスツルメントパネルの上部の上方から上記エアバッグユニットとこのユニットから垂下した入力側ワイヤハーネスとを下方移動させて、これら入力側ワイヤハーネスとユニットの下部側とを、順次上記開口を通過させる。これにより、上記ユニットを、その下部側が上記インスツルメントパネルの前方域に位置するよう設ける。次に、上記入力側ワイヤハーネスの垂下端部を持ち上げて、上記電源側ワイヤハーネスの延出端部に接続させれば、上記エアバッグ装置の組み付け作業が終了する。
特開平11−342817号公報
ところで、上記組み付け作業において、上記したように垂下する入力側ワイヤハーネスとユニットの下部側とを、順次上記インスツルメントパネルの上部の開口を通過させたとき、上記入力側ワイヤハーネスの垂下端部は上記クロスメンバやインスツルメントパネルに接触して自由に屈曲しながら、これらクロスメンバとインスツルメントパネルとの間の狭い隙間に入り込むおそれがある。この場合、次に、上記入力側ワイヤハーネスの垂下端部を持ち上げて、上記電源側ワイヤハーネスに接続させる、という作業は煩雑となりがちであり、つまり、上記組み付け作業が煩雑になるという不都合が生じる。
そこで、上記組み付け作業に際し、予め、入力側ワイヤハーネスを上記ユニットに対し所定姿勢となるよう保持するため、別途部品であるブラケットを設けることが考えられる。しかし、このようにすると、上記エアバッグ装置の部品点数が増え、その構成が複雑になるという不都合がある。
本発明は、上記のような事情に注目してなされたもので、本発明の目的は、インスツルメントパネルの上部に取り付けられるエアバッグユニットと、自由状態でこのユニットの下部側から垂下され、その垂下端部が持ち上げられることにより、電源側ワイヤハーネスに接続可能とされる入力側ワイヤハーネスとを備えた車両におけるエアバッグ装置の組み付け作業が容易にできるようにし、かつ、この組み付け作業が簡単な構成で達成できるようにすることである。
請求項1の発明は、車室3の前端域で車体2の幅方向に延びるクロスメンバ9と、このクロスメンバ9をその後方から覆ってこのクロスメンバ9に締結されるインスツルメントパネル13と、このインスツルメントパネル13の上部に形成された開口53をその上方から通過し、この通過した下部側がこのインスツルメントパネル13の前方域に位置するよう設けられるエアバッグユニット52と、上記インスツルメントパネル13の前方域で上記クロスメンバ9に取り付けられる電源側ワイヤハーネス63と、自由状態で上記ユニット52の下部側から垂下され(図1中一点鎖線)、その垂下端部が持ち上げられることにより、この垂下端部が上記電源側ワイヤハーネス63に接続可能とされる入力側ワイヤハーネス66とを備えた車両におけるエアバッグ装置において、
上記自由状態で垂下する入力側ワイヤハーネス66の垂下端部を載置させる載置面70を、上記クロスメンバ9への上記インスツルメントパネル13の締結部の上面に形成し
上記インスツルメントパネル13の締結部を下方に膨出させてその内部空間45が上方に向かって開口する箱形状部43を形成し、上記載置面70を、上方に向かって開く凹面となるよう上記内部空間45の内面に形成する一方、車体2への上記インスツルメントパネル13の組み付け作業を補助する助力装置29における支持部37の上面の凹部40が、上記箱形状部43にその下方から嵌合するようにしたことを特徴とする車両におけるエアバッグ装置である。
なお、この項において、上記各用語に付記した符号や図面番号は、本発明の技術的範囲を後述の「実施例」の項や図面の内容に限定解釈するものではない。
本発明による効果は、次の如くである。
請求項1の発明は、車室の前端域で車体の幅方向に延びるクロスメンバと、このクロスメンバをその後方から覆ってこのクロスメンバに締結されるインスツルメントパネルと、このインスツルメントパネルの上部に形成された開口をその上方から通過し、この通過した下部側がこのインスツルメントパネルの前方域に位置するよう設けられるエアバッグユニットと、上記インスツルメントパネルの前方域で上記クロスメンバに取り付けられる電源側ワイヤハーネスと、自由状態で上記ユニットの下部側から垂下され、その垂下端部が持ち上げられることにより、この垂下端部が上記電源側ワイヤハーネスに接続可能とされる入力側ワイヤハーネスとを備えた車両におけるエアバッグ装置において、
上記自由状態で垂下する入力側ワイヤハーネスの垂下端部を載置させる載置面を、上記クロスメンバへの上記インスツルメントパネルの締結部の上面に形成しており、このため、次の作用効果が生じる。
即ち、上記構成のエアバッグ装置の組み付け作業をする場合には、まず、上記クロスメンバにインスツルメントパネルと電源側ワイヤハーネスとを取り付ける。次に、上記インスツルメントパネルの上部の上方から上記エアバッグユニットとこのユニットから垂下した入力側ワイヤハーネスとを下方移動させて、これら入力側ワイヤハーネスとユニットの下部側とを、順次上記開口を通過させる。これにより、上記ユニットを、その下部側が上記インスツルメントパネルの前方域に位置するよう設ける。
ここで、上記したように垂下する入力側ワイヤハーネスとユニットの下部側とを、順次上記インスツルメントパネルの上部の開口を通過させたとき、上記入力側ワイヤハーネスの垂下端部は、この垂下端部が上記クロスメンバとインスツルメントパネルとの間の狭い隙間に入り込む前に、上記載置面上に載置される。
よって、次に、上記入力側ワイヤハーネスの垂下端部を上記載置面上から持ち上げて上記電源側ワイヤハーネスに接続する、という作業は容易にでき、その分、このエアバッグ装置の組み付け作業が容易にできる。
また、上記したように、クロスメンバへの上記インスツルメントパネルの締結部の上面に上記載置面を形成している。このため、上記載置面の形成のために上記インスツルメントパネルが利用されたことから、上記したエアバッグ装置の組み付け作業は別途部品を不要として達成でき、よって、この組み付け作業は簡単な構成で達成できる。
また、上記インスツルメントパネルの締結部を下方に膨出させてその内部空間が上方に向かって開口する箱形状部を形成し、上記載置面を、上方に向かって開く凹面となるよう上記内部空間の内面に形成する一方、車体への上記インスツルメントパネルの組み付け作業を補助する助力装置における支持部の上面の凹部が、上記箱形状部にその下方から嵌合するようにしている。
このため、上記組み付け作業において、上記載置面上への上記入力側ワイヤハーネスの垂下端部の載置は、より確実に達成される。よって、その分、上記組み付け作業は更に容易にできる。
車室の前端域の側面断面図である。 車室の前端域を車室側である後上方から見た斜視図である。 車室の前端域の斜視図である。 図3で示したものの部分斜視展開図である。 図4で示したものの一部を前方から見た斜視図である。 図1のVI−VI線矢視断面拡大図である。
本発明の車両におけるエアバッグ装置に関し、このエアバッグ装置の組み付け作業が容易にできるようにし、かつ、この組み付け作業が簡単な構成で達成できるようにする、という目的を実現するため、本発明を実施するための形態は、次の如くである。
即ち、車両におけるエアバッグ装置は、車室の前端域で車体の幅方向に延びるクロスメンバと、このクロスメンバをその後方から覆ってこのクロスメンバに締結されるインスツルメントパネルと、このインスツルメントパネルの上部に形成された開口をその上方から通過し、この通過した下部側がこのインスツルメントパネルの前方域に位置するよう設けられるエアバッグユニットと、上記インスツルメントパネルの前方域で上記クロスメンバに取り付けられる電源側ワイヤハーネスと、自由状態で上記ユニットの下部側から垂下され、その垂下端部が持ち上げられることにより、この垂下端部が上記電源側ワイヤハーネスに接続可能とされる入力側ワイヤハーネスとを備える。上記自由状態で垂下する入力側ワイヤハーネスの垂下端部を載置させる載置面が、上記クロスメンバへの上記インスツルメントパネルの締結部の上面に形成されている。
上記インスツルメントパネルの締結部が下方に膨出させられ、これにより、その内部空間が上方に向かって開口する箱形状部が形成される。上記載置面は、上方に向かって開く凹面となるよう上記内部空間の内面に形成される。一方、車体への上記インスツルメントパネルの組み付け作業を補助する助力装置における支持部の上面の凹部が、上記箱形状部にその下方から嵌合することとされる。
本発明をより詳細に説明するために、その実施例を添付の図に従って説明する。
図において、符号1は、自動車で例示される車両であり、矢印Frは、この車両1の進行方向の前方を示している。また、下記する左右とは、車両1の前方に向かってのこの車両1の車体2の幅方向をいうものとする。
上記車体2の内部空間が車室3とされる。上記車体2は、上記車室3の前端域の左右側方における車体2の各側部4を構成するフロントピラ−5を備え、これらフロントピラ−5は車体2の骨格部材を構成している。上記各フロントピラ−5の後側には車室3の内外を連通させるドア開口6が形成されている。また、上記車室3の上部の前面を形成するようフロントウィンド7が設けられている。
上記車室3の前端域で、車体2の幅方向に延びるクロスメンバ9が設けられている。このクロスメンバ9の長手方向の各端部は車体2の左右各側部4にそれぞれ締結具10により締結される。上記クロスメンバ9はピラーツーピラーメンバといわれるもので、断面円形の金属パイプ製とされ、上記車室3の前端域に対応する車体2の部分を補強している。
上記クロスメンバ9をその後方から覆って、このクロスメンバ9に複数の締結具11,12により締結される樹脂製のインスツルメントパネル13が設けられる。このインスツルメントパネル13は、このインスツルメントパネル13の基部を構成して上記締結具11,12により上記クロスメンバ9に締結されるコアパネル14と、このコアパネル14の左側部に取り付けられる上、下収納箱15,16や、計器類などのパネル部品17とを備えている。
より具体的には、上記コアパネル14の左側部に上、下開口19,20が形成されている。これら各開口19,20に上記各収納箱15,16が嵌入されて上記コアパネル14に支持されている。上記上開口19の下部開口縁部は、ほぼ水平に延び、かつ、車体2の側面断面視(図1)で、前方に向かって突出する横向き板22により形成されている。そして、この横向き板22が、左右一対の上記締結具11,11により上記クロスメンバ9に締結される締結部とされている。
また、上記コアパネル14の右側部には、前方に向かって凹む凹所24が形成され、この凹所24の底部には計器類などのパネル部品17が取り付けられる。上記凹所24の下縁部は、ほぼ水平に延びる他の横向き板25により形成されている。そして、この他の横向き板25の前端部が上記締結具12によりクロスメンバ9に締結されている。
また、上記構成に加えて、エアバッグ装置26が設けられている。このエアバッグ装置26はエアバッグユニット52を備え、このユニット52は、上記インスツルメントパネル13の上部に形成された開口53をその上方から下方に向けて通過し、この通過した下部側がこのインスツルメントパネル13の前方域に位置するよう設けられる。
上記ユニット52は、その外殻を構成するケース56と、このケース56の下面部から延出し、その延出端部がそれぞれ締結具57により上記クロスメンバ9に締結されて上記ケース56をクロスメンバ9に支持させる左右一対のブラケット58,58と、上記ケース56の底部に設置されるインフレータ59と、上記ケース56内の上部側に設置される折り畳まれたバッグ60とを備えている。
車両1に搭載された不図示の電源側から上記インスツルメントパネル13の前方域に延出して上記クロスメンバ9に不図示のクリップなど固着具により取り付けられる電源側ワイヤハーネス63が設けられている。この電源側ワイヤハーネス63は、その延出端部に電源側コネクタ64を有し、この電源側コネクタ64は車体2の側面視で、上記クロスメンバ9の近傍に位置している。
図1中一点鎖線で示すように、自由状態で上記ユニット52の下部側から上記クロスメンバ9よりも後方、かつ、このクロスメンバ9よりも下方にまで垂下される入力側ワイヤハーネス66が設けられている。この入力側ワイヤハーネス66は、その垂下端部に入力側コネクタ67を有し、この入力側コネクタ67にはクリップで例示される固着具68が突設されている。
図2中一点鎖線で示すように、上記入力側コネクタ67を、ほぼ上記クロスメンバ9の高さにまで持ち上げることにより、上記入力側コネクタ67は上記電源側コネクタ64に接続可能とされている。また、この接続位置で、上記入力側コネクタ67は上記固着具68によりインスツルメントパネル13に着脱可能に固着される。
図1中一点鎖線で示すように、上記自由状態で垂下する入力側ワイヤハーネス66の垂下端部である入力側コネクタ67を、図1,2中実線で示すように載置させる載置面70が上記クロスメンバ9へのインスツルメントパネル13の締結部である前記横向き板22の上面に形成されている。また、この載置面70は上方に向かって開き、上記入力側コネクタ67の少なくとも下部を収容する凹面とされている。
上記エアバッグ装置26の作用は、前記従来の技術で説明したものと同様である。
上記クロスメンバ9、このクロスメンバ9に締結されたインスツルメントパネル13、および上記クロスメンバ9やインスツルメントパネル13に支持された上記エアバッグ装置26により組立体(モジュール)27が形成される。そして、この組立体27を車体2に組み付ける組み付け作業をする際に、この組み付け作業の作業者28を補助する助力装置29が設けられる。この助力装置29は、上記インスツルメントパネル13のコアパネル14に形成された複数(左右一対)の被支持部30,31を支持し、上記組立体27を持ち上げたまま移動可能とする。
上記助力装置29は、作業床上に設置された基台などの不図示の固定側部材と、この固定側部材に対し3次元的に移動可能となるようこの固定側部材に支持されて、上記被支持部30,31を支持するアーム33とを備えている。
上記アーム33は、車体2の外部で縦方向に延び、上記固定側部材に支持される第1アーム34と、この第1アーム34の下部に支持され、車体2の幅方向に延びて、車室3に侵入可能とされる第2アーム35と、この第2アーム35から前上方に向けて突設される複数(左右一対)の第3アーム36,36と、これら第3アーム36の突出端に取り付けられ、上記各被支持部30,31をその下方から支持するゴム製の支持部37とを備えている。また、これら各支持部37は、上方に突出する前後一対の突起38,39を備え、これら両突起38,39の間には上方に向かって開く凹部40が形成されている。
上記コアパネル14の左側部における上記クロスメンバ9への締結部である上記横向き板22の前部に、前、後箱形状部42,43が形成されている。これら箱形状部42,43は、それぞれ上記横向き板22の前部を下方に膨出させることにより形成され、その各内部空間44,45はそれぞれ上方に向かって開口している。また、上記後箱形状部43の内部空間45の内面にリブ47が一体的に形成され、上記後箱形状部43の外面における後面に左右一対の他のリブ48が一体的に形成されている。この場合、上記各内部空間44,45の内面は、上記載置面70に相当している。
上記コアパネル14の右側部における上記クロスメンバ9への締結部である上記他の横向き板25の前部に、上記後箱形状部42と同構成の他の箱形状部50が形成されている。
そして、上記各箱形状部42,43,50は、上記被支持部30,31を構成している。
次に、上記エアバッグ装置26の組み付け作業につき説明する。
即ち、まず、上記クロスメンバ9にインスツルメントパネル13と電源側ワイヤハーネス63とを取り付ける。次に、上記インスツルメントパネル13の上部の上方から上記エアバッグユニット52とこのユニット52から垂下した入力側ワイヤハーネス66とを下方移動させて、これら入力側ワイヤハーネス66とユニット52の下部側とを、順次上記開口53を通過させる。これにより、上記ユニット52を、その下部側が上記インスツルメントパネル13の前方域に位置するよう設ける。そして、上記ユニット52の左右ブラケット58,58を締結具57によりクロスメンバ9に締結して、このクロスメンバ9に上記ユニット52を支持させる。
ここで、上記したように垂下する入力側ワイヤハーネス66とユニット52の下部側とを、順次上記インスツルメントパネル13の上部の開口53を通過させたとき、上記入力側ワイヤハーネス66の垂下端部(入力側コネクタ67)は、上記載置面70上に載置される。このため、上記入力側ワイヤハーネス66とユニット52の下部側とを、順次上記開口53を通過させたとき、上記入力側ワイヤハーネス66の垂下端部(入力側コネクタ67)が、上記クロスメンバ9とインスツルメントパネル13との間の狭い隙間に入り込んでしまうということが防止される。
よって、次に、上記入力側ワイヤハーネス66の垂下端部(入力側コネクタ67)を上記載置面70上から持ち上げて上記電源側ワイヤハーネス63の延出端部(電源側コネクタ64)に接続する、という作業は容易にでき、その分、このエアバッグ装置26の組み付け作業が容易にできる。そして、上記したように入力側ワイヤハーネス66の入力側コネクタ67を電源側ワイヤハーネス63の電源側コネクタ64に接続すると共に、上記固着具68により上記入力側コネクタ67をインスツルメントパネル13に固着すれば、上記エアバッグ装置26の組み付け作業が終了する。
また、上記したように、クロスメンバ9への上記インスツルメントパネル13の締結部(横向き板22)の上面に上記載置面70を形成している。このため、上記載置面70の形成のために上記インスツルメントパネル13が利用されたことから、上記したエアバッグ装置26の組み付け作業は別途部品を不要として達成でき、よって、この組み付け作業は簡単な構成で達成できる。
また、前記したように、載置面70を、上方に向かって開く凹面となるよう形成している。
このため、上記組み付け作業において、上記載置面70上への上記入力側ワイヤハーネス66の垂下端部(入力側コネクタ67)の載置は、より確実に達成される。よって、その分、上記組み付け作業は更に容易にできる。
そして、上記エアバッグ装置26の組み付け作業の終了により、前記組立体27が形成される。次に、上記車体2に対し上記組立体27の組み付け作業をする。
まず、車体2の外部で、上記助力装置29のアーム33に上記インスツルメントパネル13の被支持部30,31を支持させ、これにより、上記アーム33に上記組立体27を支持させる。この場合、上記コアパネル14の左側部では、上記被支持部30の前、後箱形状部42,43の間にその下方から上記アーム33の支持部37の前突起38が嵌合し、かつ、上記後箱形状部43にその下方から上記支持部37の凹部40が嵌合している。一方、詳図しないが、上記コアパネル14の右側部でも、上記被支持部31にその下方から上記助力装置29のアーム33の支持部37が嵌合している。
つまり、上記したインスツルメントパネル13の各被支持部30,31への上記助力装置29のアーム33の各嵌合により、上記助力装置29のアーム33に上記インスツルメントパネル13の各被支持部30,31が、より安定した状態で支持される。
次に、作業者28が上記アーム33に外力を与えることにより、このアーム33が上記インスツルメントパネル13を含む組立体27を持ち上げた状態にさせると共に、上記アーム33と共に組立体27を車体2に対する所定位置、つまり、車体2の前端域にまで移動させる。そして、この車体2の各側部4に上記組立体27のクロスメンバ9を締結具10により締結させれば、上記組み付け作業が終了する。
上記構成によれば、インスツルメントパネル13における上記クロスメンバ9への締結部に箱形状部42,43,50を一体的に形成し、この箱形状部42,43,50を上記被支持部30,31にしている。
このため、上記インスツルメントパネル13におけるクロスメンバ9への締結部の強度は、強度と剛性とが大きい上記箱形状部42,43,50により向上させられる。よって、上記クロスメンバ9によるインスツルメントパネル13の支持が強固となり、これは、インスツルメントパネル13の支持強度上、好ましい。
また、上記車体2への組立体27の組み付け作業時に、助力装置29により支持される被支持部30,31は、上記したように強度と剛性とが大きい箱形状部42,43,50とされている。このため、上記組み付け作業に、助力装置29により上記被支持部30,31を支持し、上記助力装置29により組立体27を持ち上げたまま移動させる際、この組立体27は安定した状態に維持される。よって、その分、上記組み付け作業がより容易にできる。
しかも、前記したインスツルメントパネル13におけるクロスメンバ9への締結部を補強するための箱形状部42,43,50が上記被支持部30,31に利用されていることから、この利用の分、第1に、上記インスツルメントパネル13の構成を簡単にできて、その形成がより容易にできる。また、第2に、このインスツルメントパネル13の自重が無用に重くなるということが防止されて、上記組み付け作業がより容易にできる。
なお、以上は図示の例によるが、上記インスツルメントパネル13のコアパネル14の左側部における箱形状部42,43は、これらのうち一方のみを設けてもよい。また、上記左右被支持部30,31は、互いに同形同大としてもよく、このようにすれば、これら被支持部30,31を支持する各アーム33の支持部37も同形同大にできて、便利である。
1 車両
2 車体
3 車室
4 側部
9 クロスメンバ
10 締結具
11 締結具
13 インスツルメントパネル
22 横向き板
26 エアバッグ装置
52 ユニット
53 開口
63 電源側ワイヤハーネス
64 電源側コネクタ
66 入力側ワイヤハーネス
67 入力側コネクタ
68 固着具
70 載置面

Claims (1)

  1. 車室の前端域で車体の幅方向に延びるクロスメンバと、このクロスメンバをその後方から覆ってこのクロスメンバに締結されるインスツルメントパネルと、このインスツルメントパネルの上部に形成された開口をその上方から通過し、この通過した下部側がこのインスツルメントパネルの前方域に位置するよう設けられるエアバッグユニットと、上記インスツルメントパネルの前方域で上記クロスメンバに取り付けられる電源側ワイヤハーネスと、自由状態で上記ユニットの下部側から垂下され、その垂下端部が持ち上げられることにより、この垂下端部が上記電源側ワイヤハーネスに接続可能とされる入力側ワイヤハーネスとを備えた車両におけるエアバッグ装置において、
    上記自由状態で垂下する入力側ワイヤハーネスの垂下端部を載置させる載置面を、上記クロスメンバへの上記インスツルメントパネルの締結部の上面に形成し
    上記インスツルメントパネルの締結部を下方に膨出させてその内部空間が上方に向かって開口する箱形状部を形成し、上記載置面を、上方に向かって開く凹面となるよう上記内部空間の内面に形成する一方、車体への上記インスツルメントパネルの組み付け作業を補助する助力装置における支持部の上面の凹部が、上記箱形状部にその下方から嵌合するようにしたことを特徴とする車両におけるエアバッグ装置。
JP2009070782A 2009-03-23 2009-03-23 車両におけるエアバッグ装置 Expired - Fee Related JP5202409B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009070782A JP5202409B2 (ja) 2009-03-23 2009-03-23 車両におけるエアバッグ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009070782A JP5202409B2 (ja) 2009-03-23 2009-03-23 車両におけるエアバッグ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010221826A JP2010221826A (ja) 2010-10-07
JP5202409B2 true JP5202409B2 (ja) 2013-06-05

Family

ID=43039493

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009070782A Expired - Fee Related JP5202409B2 (ja) 2009-03-23 2009-03-23 車両におけるエアバッグ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5202409B2 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000190800A (ja) * 1998-12-25 2000-07-11 Suzuki Motor Corp 自動車のエアバッグ取付構造
JP3891392B2 (ja) * 2001-02-07 2007-03-14 スズキ株式会社 インストルメントパネル構造
JP5052960B2 (ja) * 2007-05-17 2012-10-17 古河電気工業株式会社 ワイヤハーネスシステム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010221826A (ja) 2010-10-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2012011343A1 (ja) 車両の内装部品の配設構造
JP4481254B2 (ja) エアバッグ装置
JP5846643B2 (ja) カーテンシールドエアバッグの取付構造
JP5061980B2 (ja) 自動車のカーテンエアバッグ配設構造
JP6277732B2 (ja) 歩行者用エアバッグ装置及び自動車
JP4547410B2 (ja) ステアリングハンガービーム
JP5032354B2 (ja) 自動二輪車のエアバッグ装置
JP2006044451A (ja) センサ配設構造
JP5202409B2 (ja) 車両におけるエアバッグ装置
JP4703711B2 (ja) 自動車用フロアボード構造
JP3130950B2 (ja) 車体側部のエネルギ吸収構造
JP5213801B2 (ja) 車両の車室装備品構造
JP5064786B2 (ja) インパネリインホースメント
JP6551367B2 (ja) エアバッグ装置
JP2016013771A (ja) フロントピラートリム
JP2005280556A (ja) フードパネル
JP2009090955A (ja) 自動車助手席のエアバックモジュール取付け構造
JP5518494B2 (ja) エアバッグ取付部構造
JP2019081513A (ja) 車両室内構造
JP5471711B2 (ja) 車両の上部車体構造
JP2008081005A (ja) インストルメントパネルのエアバッグドア部構造
JP6592987B2 (ja) 歩行者用エアバッグ装置
JP2006327230A (ja) エアバッグ取付部構造
JP5806713B2 (ja) エアバッグ装置
JP5126891B2 (ja) 車両における車室備品構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20111219

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20121120

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121122

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121210

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130212

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130212

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5202409

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160222

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees