JP5202356B2 - 折り畳みコンテナー - Google Patents

折り畳みコンテナー Download PDF

Info

Publication number
JP5202356B2
JP5202356B2 JP2009015125A JP2009015125A JP5202356B2 JP 5202356 B2 JP5202356 B2 JP 5202356B2 JP 2009015125 A JP2009015125 A JP 2009015125A JP 2009015125 A JP2009015125 A JP 2009015125A JP 5202356 B2 JP5202356 B2 JP 5202356B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
side wall
folding container
long side
short side
elastic tongue
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2009015125A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010173654A (ja
Inventor
和彦 宮田
高司 大鷲
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanko Co Ltd
Original Assignee
Sanko Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanko Co Ltd filed Critical Sanko Co Ltd
Priority to JP2009015125A priority Critical patent/JP5202356B2/ja
Publication of JP2010173654A publication Critical patent/JP2010173654A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5202356B2 publication Critical patent/JP5202356B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Rigid Containers With Two Or More Constituent Elements (AREA)

Description

本発明は、底部を囲むように配設された側壁を、底部に重なるように折り畳むことが可能な折り畳みコンテナーに関するものである。
従来、平面形状が略長方形に形成された底部の相対する長辺部に、ヒンジ部材を介してヒンジ連結された長側壁と、同じく底部の相対する短辺部に、ヒンジ部材を介してヒンジ連結された短側壁とからなり、底部に対して略垂直に長側壁と短辺部を立てることにより、箱型に組み立てられ、また、折り畳む際には、底部の上に重なるように、長側壁及び短側壁を折り畳むようにした折り畳みコンテナーが知られており、箱型に組み立てられ状態においては、長側壁或いは短側壁が、底部方向に倒れないように、互いに、ロック機構により、ロックされるように構成されている。
ロック機構としては、例えば、箱型に組み立てられた状態から後に倒される短側壁に、折り畳みコンテナー内に向かって突設された係合突部を有する弾性舌片を形成し、折り畳みコンテナーが箱型に組み立てられた際には、弾性舌片の先端部に突設された係合突部を、箱型に組み立てられた状態から先に倒される長側壁の内面に当接させることにより、先に倒される長側壁が、底部方向に倒れないように構成されている。また、箱型に組み立てられた状態の折り畳みコンテナーを折り畳む際には、短側壁に形成された弾性舌片を、同じく、短側壁に配設されたロック解除部材を操作することにより、ロック解除部材を構成する梃子杆により、短側壁に形成された弾性舌片を外側に弾性変形させて、弾性舌片の先端部に突設されている係合突部と長側壁の内面との係合を解除することにより、先ず最初に、長側壁を底部に重なるように倒し、その後、短側壁を、先に倒された長側壁に重なるように倒すことにより、箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーを折り畳むように構成されている。このような構成を有する折り畳みコンテナーは、一例として、特許文献1及び特許文献2に開示されている。
また、上述したように、折り畳みコンテナーを折り畳んだ際に、後から倒される短側壁に形成された弾性舌片の係合突部が、底部に当接しないように、底部に、短側壁に形成された弾性舌片の係合突部が挿入されるようなスペースを形成することが、一例として、特許文献3及び特許文献4に開示されている。
特開2006−44746号公報 特開2007−22561号公報 特開2003−335335号公報 特開2004−26263号公報
箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーを折り畳む際に、後から底部方向に倒される短側壁に、先端部に係合突部が突設された弾性舌片を形成することになるが、折り畳みコンテナーが箱型に組み立てられた場合には、短側壁に形成された弾性舌片の係合突部が、箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーの内部に突出することになる。このように、弾性舌片の係合突部が、箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーの内部に突出していると、箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーに収容された物品を取り出す際に、物品が、弾性舌片の係合突部に引っ掛かり、物品の取り出し作業の作業性が悪化したり、物品が、弾性舌片の係合突部に引っ掛かり、物品が損傷するという問題があった。
また、近年、折り畳みコンテナーを大型化することが行われているが、折り畳みコンテナーを大型化した場合には、箱型に組み立てられた状態から、後から倒される短側壁に形成される弾性舌片の係合突部を、大きくする必要があり、従って、短側壁に形成された弾性舌片の係合突部が、箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーの内部に、より大きく突出することになる。
本発明の目的は、上述した従来の折り畳みコンテナーが有する課題を解決することにある。
本発明は、上述した目的を達成するために、底部と、該底部の一方の相対する土手部にヒンジ連結されている、箱型に組み立てられた状態から先に倒される相対する側壁と、前記底部のもう一方の相対する土手部にヒンジ連結されている、箱型に組み立てられた状態から後に倒される相対する側壁とを有する折り畳みコンテナーにおいて、第1には、前記先に倒される相対する側壁がヒンジ連結された底部の土手部に、相対する側壁部と該側壁部より高さの低い外壁部とにより、前記後に倒される相対する側壁に形成された弾性舌片の係合突部の上端面付近が収容される収容凹部を形成したものであり、第2には、箱型に組み立てられた際に、前記先に倒される相対する側壁がヒンジ連結されている底部の土手部に形成された前記収容凹部内に配置される遮蔽部材を、前記先に倒される相対する側壁に形成したものである。
底部と、該底部の一方の相対する土手部にヒンジ連結されている、箱型に組み立てられた状態から先に倒される相対する側壁と、前記底部のもう一方の相対する土手部にヒンジ連結されている、箱型に組み立てられた状態から後に倒される相対する側壁とを有する折り畳みコンテナーにおいて、前記先に倒される相対する側壁がヒンジ連結された底部の土手部に、相対する側壁部と該側壁部より高さの低いに外壁部とにより、前記後に倒される相対する側壁に形成された弾性舌片の係合突部の上端面付近が収容される収容凹部を形成したので、前記後に倒される相対する側壁に形成された弾性舌片の係合突部を、前記後に倒される相対する側壁のより外側に配設することができ、従って、折り畳みコンテナーが箱型に組み立てられた際に、前記後に倒される相対する側壁に形成された弾性舌片の係合突部の折り畳みコンテナーの内部への突出部を皆無に、或いは、少なくすることができ、よって、従来の折り畳みコンテナーのように、収容された物品を取り出す際に、物品が、弾性舌片の係合突部に引っ掛かり、物品の取り出し作業の作業性が悪化したり、物品が、弾性舌片の係合突部に引っ掛かり、物品が損傷するというような問題を解決することができる。
箱型に組み立てられた際に、前記先に倒される相対する側壁がヒンジ連結されている底部の土手部に形成された前記収容凹部内に配置される遮蔽部材を、前記先に倒される相対する側壁に形成したので、前記収容凹部を形成したために、折り畳みコンテナーを組み立てた際に、前記外壁部と前記先に倒される相対する側壁との間に形成される窓状間隙を閉鎖することができ、従って、箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーに収容された物品の窓状間隙からの排出を防止することができる。
図1は、本発明の折り畳みコンテナーが組み立てられた状態の斜視図である。 図2は、本発明の折り畳みコンテナーの長側壁が倒された状態の斜視図である。 図3は、本発明の折り畳みコンテナーが折り畳まれた状態の斜視図である。 図4は、本発明の折り畳みコンテナーを構成する短側壁の部分拡大斜視図である。 図5は、本発明の折り畳みコンテナーを構成する長側壁の部分拡大斜視図である。 図6は、本発明の折り畳みコンテナーが箱型に組み立てられた状態の隅部付近の部分拡大斜視図である。 図7は、本発明の折り畳みコンテナーの短側壁に形成されたカードホルダー用弾性部材の垂直断面図である。 図8は、本発明の折り畳みコンテナーの底部を構成する長辺側土手部の部分拡大斜視図である。 図9は、図8の一部断面を含む長辺側土手部の部分拡大斜視図である。 図10は、本発明の折り畳みコンテナーの長側壁の部分拡大斜視図である。 図11は、図10の一部断面を含む長側壁の部分拡大斜視図である。 図12は、長側壁が倒された状態の一部断面を含む本発明の折り畳みコンテナーの部分拡大斜視図である。 図13は、長側壁が倒された状態の本発明の折り畳みコンテナーの部分拡大斜視図である。 図14は、長側壁及び短側壁が倒された状態の一部断面を含む本発明の折り畳みコンテナーの部分拡大斜視図である。 図15は、長側壁が立てられた状態の本発明の折り畳みコンテナーの部分拡大斜視図である。 図16は、長側壁が立てられた状態の一部断面を含む本発明の折り畳みコンテナーの部分拡大斜視図である。 図17は、従来の折り畳みコンテナーの底部に形成された係合突部収容空間部の部分拡大斜視図である。
以下に、本発明の実施例について説明するが、この実施例においては、箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーを折り畳む際には、一例として、長側壁が先に倒され、次いで、短側壁が倒される例が示されている。当然のことながら、短側壁を先に倒し、次いで、長側壁を倒すように構成することもできる。
先ず最初に、図1〜図5を用いて、折り畳みコンテナーの主要な構成部材等について概説する。
本発明の全体構成は、図1〜図4に示されているように、底部1と、底部1の相対する長辺側土手部1aにヒンジ連結された長側壁2と、底部1の相対する短辺側土手部1bにヒンジ連結された短側壁3とから構成されており、本実施例においては、短辺側土手部1bの高さは、長辺側土手部1aの高さより高く構成されている。
短側壁3は、略方形状の板状部3aを有しており、短側壁3の両垂直端には、板状部3aに略垂直で、且つ、短側壁3の内面(折り畳みコンテナーを、図1に示されているように、箱型に組み立てた際に、箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーの内側に位置する面)3a1から突出する方向に延在する、縦長の係合枠3bが形成されており、係合枠3bには、上下方向に所定の間隔を置いて、嵌合孔3b1が、適当数、形成されている。本実施例には、2個の嵌合孔3b1が形成されている例が示されている。また、嵌合孔3b1は、板状の係合枠3bの垂直縁に沿った垂直肉厚部3c1と垂直肉厚部3c1の上端から板状部3aまで延在する上部肉厚部3c2と垂直肉厚部3c1の下端から板状部3aまで延在する下部肉厚部3c3とにより囲まれている。そして、2個の嵌合孔3b1間には、薄肉板部3b2が形成されている。
係合枠3bの薄肉板部3b2付近に位置する板状部3aの両端部付近には、上下方向に所定の間隔を置いて形成された水平溝部3d1と、係合枠3bの薄肉板部3b2に接近して位置するとともに、水平溝部3d1の薄肉板部3b2側の端部を連結する垂直溝3d2とからなる略コの字状のスリット3dが形成されており、短側壁3の板状部3aに、このようなスリット3dを形成することにより、短側壁3には、薄肉板部3b2側に自由端部を有する弾性舌片4が形成されている。また、弾性舌片4の先端部には、略角柱状の係合突部4aが突設されており、係合突部4aの下面4a1は、係合突部4aの付け根から係合突部4aの先端に向かうに従って、上方に傾斜した傾斜面として形成されているとともに、弾性舌片4の根元側に位置する係合突部4aの側面4a2にも、係合突部4aの付け根から係合突部4aの先端に向かうに従って、係合枠2b方向に傾斜した傾斜面が形成されている。なお、係合突部4aの下面4a1の傾斜面を、以下、単に、傾斜下面4a1と称し、係合突部4aの側面4a2の傾斜面を、以下、単に、傾斜側面4a2と称する。
弾性舌片4の先端部に形成されている係合突部4aは、上方に位置する嵌合孔3b1付近の下部肉厚部3c3と、下方に位置する嵌合孔3b1付近の上部肉厚部3c2との間に、位置するとともに、可能な限り、上方に位置する嵌合孔3b1と下方に位置する嵌合孔3b1との間に形成された係合枠3bを構成する薄肉板部3b2に近接して位置するように構成されている。
このように構成することにより、折り畳みコンテナーが箱型に組み立てられた際に、弾性舌片4の先端部に形成されている係合突部4aの折り畳みコンテナー内に突出する部分を少なくすることができ、従って、箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーに収容された物品を取り出す際に、物品が、弾性舌片4の係合突部4aに引っ掛かり、物品の取り出し作業の作業性が悪くなるようなことを防止することができるとともに、物品が、弾性舌片4の係合突部4aに引っ掛かり、物品が損傷するというようなことを防止することができる。
長側壁2は、略方形状の板状部2aを有しており、板状部2aの上下端には、板状部2aの外面(図1に示されているように、折り畳みコンテナーを箱型に組み立てた際に、折り畳みコンテナーの外側に位置する面)2a1に対して略垂直方向に延在する上端水平リブ2b及び下端水平リブ2cが、それぞれ形成されており、また、上端水平リブ2bの両端部と下端水平リブ2cの両端部とは、側部リブ2dにより連結されている。
長側壁2には、板状部2aの上部領域を、側部リブ2dを越えて外側に延在することにより、縦長の張出部2eが形成されており、張出部2eには、短側壁3の係合枠3bに穿設された嵌合孔3b1に嵌合可能な嵌合突部2fが突設されている。本実施例においては、短側壁3の係合枠3bに穿設された2個の嵌合孔3b1に対応して、2個の嵌合突部2fが形成されている例が示されている。また、側部リブ2dの張出部2e側に位置する外面の上部で、且つ、嵌合突部2f間に位置する外面には、側部リブ2dに略垂直な板状の係止片2gが形成されている。
また、長側壁2には、上述した特許文献1及び特許文献2に開示されているような、操作部5aと一対の梃子杆5bとからなるロック解除部材5が配設されており、操作部5aを稼働させることにより、梃子杆5bの先端部に形成されている押し上げ突部5b1が上動するように構成されている。
折り畳みコンテナーが箱型に組み立てられた状態においては、図1や図6に示されているように、ロック解除部材5を構成する梃子杆5bの押し上げ突部5b1が、短側壁3に形成された弾性舌片4に突設されている係合突部4aの傾斜下面4a1に当接或いは接近して位置するように構成されている。
図3に示されているように、折り畳まれた状態の折り畳みコンテナーを、図1に示されているように、箱型に組み立てるには、先ず最初に、略水平状態の短側壁3を、垂直方向に回動させて、図2に示されているように、略垂直に立てる。次いで、底部1に重なるようにして折り畳まれている長側壁2を、垂直方向に回動させると、長側壁2の張出部2eが、略垂直に立てられた短側壁3に形成された係合枠3bに対向するように接近し、長側壁2の張出部2eに突設されている嵌合突部2fの先端部が、短側壁3の係合枠3bに形成された嵌合孔3b1に挿入されることになる。この嵌合突部2fの嵌合孔3b1への挿入過程と前後して、短側壁3に形成された弾性舌片4に突設されている係合突部4aの傾斜側面4a2に、長側壁2の側部リブ2dに形成された係止片2gが当接することになる。この状態から、更に、長側壁2を、垂直方向に回動させると、長側壁2に形成された係止片2gが、短側壁3に形成された弾性舌片4を外側に弾性変形させ、係止片2gが、弾性舌片4に突設されている係合突部4aを越えた時点で、弾性舌片4は、その復元力により、元の位置に復帰するとともに、弾性舌片4に突設されている係合突部4aが、長側壁2の側部リブ2dに形成された係止片2gの内面(箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーの内部側に位置する面)に当接或いは接近して位置することになる。
上述したようにして、折り畳みコンテナーが箱型に組み立てられた際には、短側壁3に形成された弾性舌片4に突設されている係合突部4aが、長側壁2の側部リブ2dに形成された係止片2gに当接或いは接近して位置しているので、長側壁2が、底部1方向に倒れようとしても、長側壁2に形成されている係止片2gが、短側壁3に形成されている弾性舌片4の係合突部4aに当接し、長側壁2の底部1方向への回動が阻止され、従って、長側壁2が、底部1方向に倒れるようなことを防止することができる。このように、長側壁2と短側壁3とのロックは、短側壁3に形成された弾性舌片4の係合突部4aと長側壁2に形成された係止片2gにより行われ、この長側壁2と短側壁3とのロックは、ロック解除部材5を、作業者が操作することなく行われることになる。
図1に示されているように、箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーを、図3に示されているように折り畳むには、長側壁3に配設されているロック解除部材5の操作部5aを下動させて、梃子杆5bの先端部に形成されている押し上げ突部5b1を上動させると、短側壁3に形成された弾性舌片4に突設されている係合突部4aの傾斜下面4a1に当接或いは接近している押し上げ突部5b1が、傾斜下面4a1に沿って、係合突部4の先端面4a3方向に移動し、弾性舌片4を外側に弾性変形させることになる。そして、ロック解除部材5を構成する梃子杆5bの押し上げ突部5b1の先端が、短側壁3に形成された弾性舌片4の係合突部4aの先端面4a3に当接した時点で、弾性舌片4の係合突部4aが、長側壁2の側部リブ2dに形成されている係止片2gから外れるように構成されているので、このように、短側壁3に形成された弾性舌片4の係合突部4aが、長側壁2に形成されている係止片2gから外れた時点で、長側壁2を、底部1方向に倒して、相対する長側壁2を、底部1に重ねる。その後、短側壁3を、底部1方向に倒して、底部1に重ねられている長側壁2の上に、相対する短側壁3を重ねることにより、図1に示されているように、箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーを、図3に示されているように折り畳むことができる。
ところで、特許文献3等においては、図17に示されているように、短側壁3が、略水平状態に倒された際には、長辺側土手部1a’に形成された、外壁部1a1’と外壁部1a1’の両端から内側に延在する相対する側壁部1a2’とにより、上方及び底部1側が開放された係合突部収容空間部S’に、短側壁3に形成された弾性舌片4の係合突部4aが挿入されることになるが、上述したように、弾性舌片4の先端部に形成されている係合突部4aを、可能な限り、嵌合孔3b1間に形成された薄肉板部3b2に近接して位置するように構成すると、係合突部4aが、係合突部収容空間部S’を構成する外壁部1a1’に当接し、係合突部収容空間部S’への弾性舌片4の係合突部4aの収容が阻害されることになる。
上述したように、弾性舌片4の先端部に形成されている係合突部4aを、可能な限り、嵌合孔3b1間に形成された薄肉板部3b2に近接して位置するように構成すると、係合突部4aが、従来の係合突部収容空間部S’を構成する外壁部1a1’に当接し、係合突部収容空間部S’への弾性舌片4の係合突部4aの収容が阻害されることになるので、本発明においては、短側壁3に形成された弾性舌片4の係合突部4aが当接しないように、従来の係合突部収容空間部S’を構成する外壁部1a1’の上端部を切り欠いたものである。
なお、図1〜図4及び図7において、H1は、短側壁3の下端水平リブ3eに立設された、縦長の帯状板材として形成されたカードホルダー用弾性部材であり、カードホルダー用弾性部材H1と短側壁3の板状部3aとの間に、折り畳みコンテナーに収容される物品の種類や個数等の種々の情報が蓄積されたカードを挟持するように構成されている。
カードホルダー用弾性部材H1の裏面(箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーの内部側に位置する面)h1には、多数のカード引き抜き防止用突起h2が形成されている。このカード引き抜き防止用突起h2は、カードホルダー用弾性部材H1の裏面h1から、下方に向かって傾斜した傾斜面h2aと、傾斜面h2aの下端から、カードホルダー用弾性部材H1の裏面h1に連接された水平下面h2bとにより、垂直断面形状が、略三角形状に形成されている。
カードを、カードホルダー用弾性部材H1と短側壁3の板状部3aとの間に挿入する際には、カードは、カード引き抜き防止用突起h2の傾斜面h2aに沿って挿入されるので、カードホルダー用弾性部材H1と短側壁3の板状部3aとの間への挿入が容易である。また、カードホルダー用弾性部材H1と短側壁3の板状部3aとの間に挿入されたカードが、上方に引き抜かれようとした際には、カードが、カード引き抜き防止用突起h2を構成する傾斜面h2aと水平下面h2bとにより形成される先端h2cに引っ掛かり、簡単には、カードホルダー用弾性部材H1と短側壁3の板状部3aとの間から、上方に引き抜かれることがないように構成されている。
図8及び図9を用いて、短側壁3に形成された弾性舌片4の係合突部4aが収容される係合突部収容空間部Sについて説明する。
本発明の係合突部収容空間部Sも、従来の係合突部収容空間部S’と同様に、相対する側壁部1a2を有しており、また、相対する側壁部1a2の先端を連結する外壁部1a1は、係合突部収容空間部Sに収容される弾性舌片4の係合突部4aが当接しないように、相対する側壁部1a2より低く形成されており、相対する側壁部1a2と高さの低いに外壁部1a1とにより、弾性舌片4の係合突部4aの上端面4a4付近が収容される収容凹部s1が形成されている。
上述したように、底部1の長辺側土手部1aに、相対する側壁部1a2と高さの低いに外壁部1a1とにより、弾性舌片4の係合突部4aの上端面4a4付近が収容される収容凹部s1を形成することにより、折り畳みコンテナーが折り畳まれた際に、短側壁3に形成された弾性舌片4の係合突部4aが、外壁部1a1に当接するようなことが防止できる。
底部1の長辺側土手部1aに、相対する側壁部1a2と高さの低いに外壁部1a1とにより、短側壁3が倒された状態において、短側壁3に形成された弾性舌片4の係合突部4aの上端面4a4付近が収容される収容凹部s1を形成したので、弾性舌片4の係合突部4aを、短側壁3に形成された係合枠3bの嵌合孔3b1間に位置する薄肉板部3b2に接近して配置することができる。従って、折り畳みコンテナーが箱型に組み立てられた際に、短側壁3に形成された弾性舌片4の係合突部4aの折り畳みコンテナーの内部への突出部を皆無に、或いは、少なくすることができ、従来の折り畳みコンテナーのように、収容された物品を取り出す際に、物品が、弾性舌片4の係合突部4aに引っ掛かり、物品の取り出し作業の作業性が悪化したり、物品が、弾性舌片4の係合突部4aに引っ掛かり、物品が損傷するというような問題を解決することができる。
ところで、外壁部1a1の高さを、相対する側壁部1a2の高さより低く形成した場合には、折り畳みコンテナーを組み立てた際に、収容凹部s1を構成する外壁部1a1の上端面1a3と、長側壁2を構成する下端水平リブ2cの下面との間に、方形状の窓状間隙が形成されることになる。このような窓状間隙が形成されると、箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーに収容された物品が、窓状間隙から排出されることになる。
そこで、折り畳みコンテナーが箱型に組み立てられた際に形成される窓状間隙を遮蔽する遮蔽部材Cを、長側壁2に配設したものである。図10及び図11を用いて、遮蔽部材Cについて説明する。
底部1の長辺側土手部1aに形成された係合突部収容空間部Sに対応して、長側壁2の下端水平リブ2cには、遮蔽部材Cが配設される遮蔽部材用凹部2hが形成されている。遮蔽部材用凹部2hは、天部2h1と、天部2h1の両端と下端水平リブ2cとを連結する相対する側壁部2h2と、長側壁2の板状部2aを遮蔽部材用凹部2h内に延在することにより形成された奥壁2h3とから構成されている。
遮蔽部材Cは、奥壁2h3の下端に形成された、外側に水平方向に延在する水平部c1と、水平部c1の先端から下方に延在する遮蔽部c2と、水平部c1と遮蔽部c2とにより形成される隅部の両端に形成された相対する側部c3とを有しており、遮蔽部材Cを構成する水平部c1や遮蔽部c2や側部c3は、遮蔽部材用凹部2hを構成する相対する側壁部2h2に連接されている。また、側部c3の先端面は、側部c3の上端から下端に向かって、遮蔽部c2に接近するような傾斜面c3aとして形成されている。
遮蔽部材Cの下端は、長側壁2の下端水平リブ2cを越えて、下方に突出しており、この遮蔽部材Cの長側壁2の下端水平リブ2cを越えて下方に突出する部分が、上述した窓状間隙を遮蔽することになる。
また、係合突部収容空間部Sは、相対する側壁部1a2と高さの低いに外壁部1a1とにより形成された収容凹部s1を有しているとともに、外壁部1a1の内部側には、垂直方向に下方に延在する垂直部1a4と垂直部1a4の下端から水平方向に延在する水平部1a5とからなる段差を形成することにより、垂直部1a4と水平部1a5とにより、遮蔽部材収容段差部s2が形成されている。なお、遮蔽部材収容段差部s2を構成する水平部1a5は、底部1の底板1cより、上方に位置するように構成されている。
上述したように、相対する側壁部1a2間に形成されている係合突部収容空間部Sは、折り畳みコンテナーが折り畳まれた状態において、短側壁3に形成された弾性舌片4の係合突部4aの上端面4a4付近が収容される収容凹部s1と、長側壁2に形成された遮蔽部材Cが収容される遮蔽部材収容段差部s2とを有している。
箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーを、折り畳む際には、上述したように、長側壁2に配設されたロック解除部材5を操作して、長側壁2と短側壁3のロック状態を解除し、長側壁2を、底部1方向に倒して、底部1に重ねることになるが、長側壁2が、略水平状態に倒された際には、図12及び図13に示されているように、長側壁2の下端水平リブ2cに配設された遮蔽部材Cを構成する遮蔽部c2が、上述した底部1の長辺側土手部1aに形成された係合突部収容空間部Sの遮蔽部材収容段差部s2に収容されるように構成されている。
上述したように、長側壁2を、底部1に重なるように倒した後、短側壁3を、底部1方向に倒すことになるが、短側壁3が、略水平状態に倒された際には、図14に示されているように、短側壁3に形成されている弾性舌片4の係合突部4aの上端面4a4付近が、収容凹部s1に収容されるとともに、係合突部4aの先端面4a3が、収容凹部s1を構成する外壁部1a1の上端面1a3に載置、或いは、上端面1a3に接近して位置するように構成されている。このように構成することにより、折り畳まれた状態の短側壁3に、上方から負荷が加わった際に、このような負荷を、短側壁3に形成されている弾性舌片4の係合突部4aの先端面4a3が、収容凹部s1を構成する外壁部1a1の上端面1a3に当接することにより負担し、負荷が、短側壁3の下方に位置する長側壁2に及んで、長側壁2の強度的に弱い部分が損傷するようなことを防止することができる。
上述したように、短側壁3が、略水平状態に倒された際には、短側壁3に形成された弾性舌片4を構成する係合突部4aの傾斜下面4a1が、長側壁2に形成された遮蔽部材Cを構成する側部c3の傾斜面c3aに対向するように位置するとともに、短側壁3に形成された弾性舌片4を構成する係合突部4aの傾斜下面4a1と長側壁2に形成された遮蔽部材Cを構成する側部c3の傾斜面c3aとが、当接、或いは、接近して位置するように構成されている。このように構成することにより、折り畳みコンテナーが折り畳まれた状態において、短側壁3に、上方から負荷がかかった場合に、このような負荷を、短側壁3に形成された弾性舌片4を構成する係合突部4aの傾斜下面4a1が、長側壁2に形成された遮蔽部材Cを構成する側部c3の傾斜面c3aに当接することにより負担し、長側壁2や短側壁3の強度的に弱い部分がが損傷するようなことを防止することができる。
図15及び図16に示されているように、折り畳みコンテナーが、箱型に組み立てられた際には、長側壁2に形成された遮蔽部材Cが、底部1の長辺側土手部1aに形成された係合突部収容空間部Sを構成する収容凹部s1内に位置するとともに、遮蔽部材Cの下端が、収容凹部s1を構成する外壁部1a1の上端面1a3に近接して位置するように構成されている。このように構成することにより、外壁部1a1の高さを、相対する側壁部1a2の高さより低く形成したことにより、折り畳みコンテナーを組み立てた際に、外壁部1a1の上端面1a3と側壁2を構成する下端水平リブ2cの下面との間に形成される窓状間隙を閉鎖することができ、従って、箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーに収容された物品の窓状間隙からの排出を防止することができる。
また、折り畳みコンテナーが組み立てられた際には、遮蔽部材用凹部2hを構成する側壁部2h2と、底部1の長辺側土手部1aに形成されている側壁部1a2とを、連続的に形成することにより、上方からの負荷を、底部1に伝えることができるために、収容凹部s1を設けたことによる圧縮強度を防止することができる。
C・・・・・・・・・・・遮蔽部材
S・・・・・・・・・・・係合突部収容空間部
s1・・・・・・・・・・収容凹部
s2・・・・・・・・・・遮蔽部材収容段差部
1・・・・・・・・・・・底部
2・・・・・・・・・・・長側壁
3・・・・・・・・・・・短側壁
4・・・・・・・・・・・弾性舌片
4a・・・・・・・・・・係合突部

Claims (2)

  1. 底部と、該底部の一方の相対する土手部にヒンジ連結されている、箱型に組み立てられた状態から先に倒される相対する側壁と、前記底部のもう一方の相対する土手部にヒンジ連結されている、箱型に組み立てられた状態から後に倒される相対する側壁とを有する折り畳みコンテナーにおいて、前記先に倒される相対する側壁がヒンジ連結された底部の土手部に、相対する側壁部と該側壁部より高さの低い外壁部とにより、前記後に倒される相対する側壁に形成された弾性舌片の係合突部の上端面付近が収容される収容凹部が形成されていることを特徴とする折り畳みコンテナー。
  2. 箱型に組み立てられた際に、前記先に倒される相対する側壁がヒンジ連結されている底部の土手部に形成された前記収容凹部内に配置される遮蔽部材が、前記先に倒される相対する側壁に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の折り畳みコンテナー。

JP2009015125A 2009-01-27 2009-01-27 折り畳みコンテナー Active JP5202356B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009015125A JP5202356B2 (ja) 2009-01-27 2009-01-27 折り畳みコンテナー

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009015125A JP5202356B2 (ja) 2009-01-27 2009-01-27 折り畳みコンテナー

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010173654A JP2010173654A (ja) 2010-08-12
JP5202356B2 true JP5202356B2 (ja) 2013-06-05

Family

ID=42705008

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009015125A Active JP5202356B2 (ja) 2009-01-27 2009-01-27 折り畳みコンテナー

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5202356B2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4573981B2 (ja) * 2000-10-05 2010-11-04 岐阜プラスチック工業株式会社 折り畳み式運搬用容器
JP3944412B2 (ja) * 2002-05-15 2007-07-11 三甲株式会社 折り畳みコンテナー

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010173654A (ja) 2010-08-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
RU2427303C2 (ru) Выдвижной ящик
JP4689459B2 (ja) 折り畳みコンテナー
JP4502823B2 (ja) 折り畳みコンテナー
JP4287334B2 (ja) 折り畳みコンテナー
JP5202356B2 (ja) 折り畳みコンテナー
KR100933260B1 (ko) 잠금 구조, 이 잠금 구조가 마련된 커넥터 및 잠금 해제방법
JP5620260B2 (ja) スライド部材保持装置及びスライド部材保持装置を用いたロック装置付きの折り畳みコンテナ
JP5164685B2 (ja) 折り畳みコンテナー
JP2010106634A (ja) サイドロック装置
JP4625736B2 (ja) 折り畳みコンテナー
JP2010208668A (ja) カード取付け容器
JP4997002B2 (ja) 折り畳みコンテナー
JP5091759B2 (ja) 折り畳みコンテナー
KR200451301Y1 (ko) 수납물 이탈 방지 기능을 갖는 서랍 구조물
JP4143053B2 (ja) 折り畳みコンテナー
JP2005271938A (ja) 折り畳みコンテナー
JP4602781B2 (ja) 折り畳みコンテナー
JP4324306B2 (ja) 折り畳みコンテナー
JP2006096377A (ja) 折り畳みコンテナー
JP3931073B2 (ja) 折り畳みコンテナー
JP4250567B2 (ja) 折り畳みコンテナー
JP6081141B2 (ja) 折り畳みコンテナー
JP2008080038A (ja) 折り畳み整理棚
JP3207905U (ja) エレベーター内設置用収納ボックス
JP4243010B2 (ja) 折り畳みコンテナー

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20111028

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130118

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130205

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130212

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5202356

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160222

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250