JP5202093B2 - ズームレンズ及びそれを有する撮像装置 - Google Patents

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本発明はズームレンズに関し、例えば銀塩写真用カメラや、ビデオカメラ、デジタルスチルカメラ、TVカメラ等の撮像装置に好適に用いられるものである。
近年、固体撮像素子を用いたビデオカメラ、デジタルスチルカメラ、放送用カメラ、そして銀塩フィルムを用いたスチルカメラ等の撮像装置は、高機能化とともに装置全体が小型化されている。
それに伴い、これらに使用される撮影レンズとしては、レンズ全長が短くコンパクトで高ズーム比で且つ高い光学性能を有したズームレンズであることが求められている。
また、これらの撮像装置では光学フィルターやクイックリターンミラー等を撮像手段の光入射側に配置する。このため、これらに用いるズームレンズは、比較的長いバックフォーカス(撮影レンズの最終面と撮像面の間隔)が求められている。
最も物体側に正の屈折力のレンズ群が配置されるポジティブリード型のズームレンズは広角端におけるレンズ全長が短く、前玉径も小さくすることができて全体の小型化が容易であるため多くの撮像装置に用いられている。
ポジティブリード型のズームレンズとして、物体側より像側へ順に正、負、正、そして正の屈折力の第1〜第4レンズ群より成る4群ズームレンズが知られている。
この4群ズームレンズにおいて、全系がコンパクトでありながらズーム比3.5倍程度の高ズーム比を有するズームレンズが知られている(例えば特許文献1)。
また、この4群ズームレンズにおいて、第1、第2レンズ群のレンズ要素にプラスチック材料(樹脂材料)を用いた簡易な構成のズームレンズが知られている(例えば特許文献2)。
光学的な樹脂材料は一般に硝材に比べて屈折率が低い。このため、高い屈折率を有する粒子などを樹脂材料に添加することによって、高い屈折率を有した樹脂材料を得る方法が知られている(例えば特許文献3)。
又、樹脂材料より成るレンズを光学系中に用いたとき、樹脂材料のレンズ面から反射光が生じる。このとき、入射波長より小さな周期の凹凸微細構造を有する微細構造体をレンズ面に形成して反射光を減ずる方法が知られている(特許文献4、5)。
特許文献4、5では、微細構造体をベース部材にモールド成型によって一体的に成型した構成を開示している。
特開2004−333770号公報 特開平10−62687号公報 特開2007−126636号公報 特開2001−183506号公報 特開2005−316386号公報
一般にズームレンズの全系の小型化を図りつつ、高いズーム比を得るためにはズームレンズを構成する各レンズ群のレンズ枚数を少なくし、かつ各レンズ群の屈折力を強めれば良い。しかしながら単にレンズ群の屈折力を強め、又レンズ群のレンズ枚数を少なくすると、光学性能が劣化してくる。
特に前述した4群ズームレンズにおいて、全系の小型化を図りつつ、高ズーム比を確保しつつ全ズーム範囲にわたり高い光学性能を得るには、ズーム方式及び各レンズ群の屈折力やレンズ構成等を適切に設定することが重要になってくる。
特に第2レンズ群でフォーカスを行う場合には、第2レンズ群のレンズ構成を適切に設定することが重要になってくる。
これらの各要素の設定が不適切であると、ズーミングに伴う収差変動が大きくなり、全系の小型化を図りつつ全ズーム範囲にわたり高い光学性能を得るのが難しくなってくる。
このようにズームレンズにおいては、光学系全体の小型化と、高い光学性能を得ることは背反する条件であり、これを両立することがズームレンズにとって重要な課題となっている。
本発明は、各レンズ群の屈折力やレンズ構成等を適切に設定することにより、高ズーム比を確保しつつ、簡易なレンズ構成で全系が小型のズームレンズを提供することを目的とする。
本発明のズームレンズは、物体側より像側へ順に、正の屈折力の第1レンズ群、負の屈折力の第2レンズ群、正の屈折力の第3レンズ群、正の屈折力の第4レンズ群より構成され、ズーミングに際して全てのレンズ群が移動するズームレンズにおいて、前記第2レンズ群はフォーカスに際して移動し、前記第2レンズ群の最も物体側に位置する負レンズを第2aレンズとし、
前記第2レンズ群の焦点距離をf2、前記第2aレンズの焦点距離をf2a、
前記第2aレンズの材料の屈折率とアッベ数を各々n2a、ν2aとするとき、
−0.0125*ν2a+2.175<n2a<−0.011*ν2a+2.21
42.0<ν2a<59.0
1.40<f2a/f2<2.00
なる条件を満足することを特徴としている。
本発明によれば、高ズーム比を確保しつつ、簡易なレンズ構成で全系が小型のズームレンズが得られる。
以下に、本発明のズームレンズ及びそれを有する撮像装置の実施の形態を添付の図面に基づいて詳細に説明する。
本発明のズームレンズは、物体側より像側へ順に、正の屈折力の第1レンズ群、負の屈折力の第2レンズ群、正の屈折力の第3レンズ群、正の屈折力の第4レンズ群を有している。
ズーミングに際して複数のレンズ群が移動する。第2レンズ群はフォーカスに際して移動する。
図1は本発明の実施例1のズームレンズの広角端(短焦点距離端)におけるレンズ断面図、図2(A)〜(C)はそれぞれ実施例1のズームレンズの広角端、中間のズーム位置、望遠端(長焦点距離端)におけるd線の無限遠物体合焦状態の収差図である。
図3は本発明の実施例2のズームレンズの広角端におけるレンズ断面図、図4(A)〜(C)はそれぞれ実施例2のズームレンズの広角端、中間のズーム位置、望遠端におけるd線の無限遠物体合焦状態の収差図である。
図5は本発明の実施例3のズームレンズの広角端におけるレンズ断面図、図6(A)〜(C)はそれぞれ実施例3のズームレンズの広角端、中間のズーム位置、望遠端におけるd線の無限遠物体合焦状態の収差図である。
図7は本発明の実施例4のズームレンズの広角端におけるレンズ断面図、図8(A)〜(C)はそれぞれ実施例4のズームレンズの広角端、中間のズーム位置、望遠端におけるd線の無限遠物体合焦状態の収差図である。
図9は本発明の実施例5のズームレンズの広角端におけるレンズ断面図、図10(A)〜(C)はそれぞれ実施例5のズームレンズの広角端、中間のズーム位置、望遠端におけるd線の無限遠物体合焦状態の収差図である。
図11は本発明のズームレンズを備えるカメラ(撮像装置)の要部概略図である。
各実施例のズームレンズはデジタルスチルカメラや銀塩フィルムカメラ等の撮像装置に用いられる撮影レンズ系である。レンズ断面図において、左方が被写体側(前方)で、右方が像側(後方)である。
各実施例のズームレンズをプロジェクターに用いるときは左方がスクリーン(被投射面)で右方が被投射画像側である。
レンズ断面図においてL1は正の屈折力(光学的パワー=焦点距離の逆数)の第1レンズ群、L2は負の屈折力の第2レンズ群、L3は正の屈折力の第3レンズ群、L4は正の屈折力の第4レンズ群である。
L2aは第2レンズ群L2の最も物体側に位置する負の屈折力のレンズ(第2aレンズ)である。SPは開口絞りであり、第3レンズ群L3の物体側に配置されている。FSはフレアーカット絞りであり、第4レンズ群L4の像側に配置されている。
IPは像面であり、ビデオカメラやデジタルスチルカメラの撮影光学系として使用する際にはCCDセンサやCMOSセンサ等の固体撮像素子(光電変換素子)の撮像面、銀塩フィルム用カメラのときはフィルム面等の感光面に相当する。
矢印は広角端から望遠端へのズーミングに際しての各レンズ群の移動軌跡又はフォーカスの際の移動方向を示している。
ズーミングに際して、第1レンズ群乃至第4レンズ群はいずれも移動している。
具体的には広角端から望遠端へのズーミングに際して矢印に示すように第1、第3、第4レンズ群L1、L3、L4が物体側へ移動している。又、第2レンズ群L2は像側へ凸状の軌跡を描くように移動している。
尚、広角端と望遠端は変倍用レンズ群が機構上光軸上を移動可能な範囲の両端に位置したときのズーム位置をいう。
各実施例では、広角端に比べて望遠端で第1レンズ群L1と第2レンズ群L2の間隔が大きく、第2レンズ群L2と第3レンズ群L3の間隔が小さく、第3レンズ群L3と第4レンズ群L4の間隔が小さくなるように各レンズ群が移動している。
これにより広角端におけるレンズ全長を小型に維持しつつ、大きなズーム比(高変倍比)が得られるようにしている。
特に画角の大きい広角端において第1レンズ群L1が像側に位置することで前玉径の増大を防ぎ、レンズ径が大きくなる第1レンズ群L1の小型化を達成している。
また、広角端に比べて望遠端において第1レンズ群L1と第2レンズ群L2の間隔が大きくなるようにして後述するように第2レンズ群L2でフォーカスするときに必要な繰出しのための空間を確保している。
各実施例では、第2レンズ群L2を光軸上移動させてフォーカシングを行うインナーフォーカス式を採用している。
望遠端において無限遠物体から近距離物体へフォーカスを行う場合には矢印2cに示すように第2レンズ群L2を前方に繰り出すことによって行っている。第2レンズ群L2に関する実線の曲線2aと点線の曲線2bは各々無限遠物体と近距離物体にフォーカスしているときの広角端から望遠端へのズーミングに伴う際の像面変動を補正するための移動軌跡を示している。
開口絞りSPは、ズーミングに際して第3レンズ群L3と一体的に移動している。フレアーカット絞りFSは、各実施例においてはズーミングに際して移動しているが、固定であっても良い。又、ズーミングに際して隣接する第4レンズ群L4と一体的に移動させても良い。
収差図において、d、gは各々d線及びg線、S・Cは正弦条件である。M、Sはd線のメリディオナル像面、サジタル像面である。倍率色収差はg線によって表している。
FnoはFナンバーである。Yは像高である。
次に、実施例1〜5のズームレンズのレンズ構成の特徴について説明する。
各実施例において第2レンズ群L2の最も物体側に位置する負の屈折力の第2aレンズL2aの材料の屈折率とアッベ数を各々n2a、ν2aとする。
このとき
−0.0125*ν2a+2.175<n2a<−0.011*ν2a+2.21
・・・(1)
42.0<ν2a<59.0 ・・・(2)
なる条件を満足している。
条件式(1)は第2aレンズL2aの材質の屈折率を適切に設定することでレンズ系全体の軽量化を図りつつ高い光学性能を得るための条件である。
条件式(1)の下限値を超えると第2aレンズL2aのレンズ面の曲率がきつくなり、(曲率半径が短くなり)第2レンズ群L2を3枚程度の少ないレンズ枚数で諸収差を補正することが困難となるため好ましくない。
特に、ペッツバール和が負の方向に大きくなり像面湾曲の補正が困難になってくる。
また、上限値を超えて、材料の屈折率が高くなると一般に材料の比重が増大するため、第2レンズ群L2全体の重量が増大してくるので好ましくない。
条件式(2)は第2aレンズL2aの材料のアッベ数の範囲を示すものである。
条件式(2)の下限を超えると、第2aレンズL2aの材料の分散が大きくなりすぎるため、第2レンズ群L2全体で色収差を良好に補正するのが困難となり好ましくない。
また、上限を超えると条件式(1)から第2aレンズL2aの材料の屈折率が小さくなり、少ないレンズ枚数で諸収差を補正することが困難になってくる。
尚、更に好ましくは条件式(1)、(2)を次の如く設定するのが良い。
−0.0125*ν2a+2.177<n2a<−0.011*ν2a+2.20
・・・(1a)
43.0<ν2a<58.0 ・・・(2a)
以上のように第2レンズ群L2を構成することで各実施例のズームレンズは、高ズーム比でありながら全ズーム範囲にわたり高い光学性能を容易に得ている。各実施例において、さらに好ましくは以下の諸条件のうち1以上を満足することが望ましい。
広角端における全系の焦点距離をfw、第2レンズ群L2の焦点距離をf2とする。
第2aレンズL2aの焦点距離をf2aとする。
広角端から望遠端へのズーミングの際の第1レンズ群L1の光軸方向の移動量をm1とする。
このとき
0.80<|f2/fw|<1.50 ・・・(3)
1.40<f2a/f2<2.00 ・・・(4)
0.10<|m1/fw|<1.80 ・・・(5)
なる条件式のうち1以上を満足するのが良い。
尚ここでいう移動量とは、ズーミング時、不動な基準(例えば結像面)に対する指定ズーム位置(例えば広角端と望遠端)での対象レンズ群の位置変化を示す。指定ズーム位置以外の移動量を含むものではない。
移動量の符号は位置の変化が像側へ移動したときを正、その逆を負としている。往復移動のときの移動量とは、移動前と移動後の変化量をいう。
次に上述の各条件式の技術的な意味について説明する。
条件式(3)は、第2レンズ群L2の焦点距離と広角端における全系の焦点距離との比に関し、主に第2レンズ群L2の屈折力を適切に設定することで光学系全体の小型化を図りつつ、高い光学性能を得るための条件である。
条件式(3)の下限を超えて、第2レンズ群L2の屈折力が強くなりすぎると、諸収差の発生量が増えてくる。
このときの諸収差を良好に補正するには第2レンズ群L2のレンズ枚数を4枚以上に増加させなければならず、この結果、第2レンズ群L2全体が大型化してくるので良くない。
又、全ズーム範囲にわたり良好な結像性能を得ることが困難となり好ましくない。
また、上限を超えて、第2レンズ群L2の屈折力が弱くなりすぎると諸収差の発生は少なくなるが、所望のズーム比を確保するための第2レンズ群L2の移動量が大きくなり、レンズ全長が長くなると共に前玉有効径が大きくなってくるので良くない。
条件式(4)は、第2aレンズL2aの焦点距離と第2レンズ群L2の焦点距離との比に関し、第2aレンズL2aの屈折力を適切に設定することで光学系全体の小型化を図りつつ、高い光学性能を得るための条件である。
条件式(4)の下限を超えて、第2aレンズL2aの屈折力が強くなりすぎると、第2レンズ群L2で発生する収差が増大するため好ましくない。特に各実施例のズームレンズは全体のレンズ枚数が少ないためペッツバール和の維持が困難となり、像面湾曲が悪化してくるので良くない。
また、上限を超えて、第2aレンズL2aの屈折力が弱くなりすぎると、変倍作用が弱まるために第2レンズ群L2のズーミングの際の移動量が大きくなり全体が大型化してくるので好ましくない。
条件式(5)は、広角端から望遠端へズーミングする際の第1レンズ群L1の移動量を適切に設定するためのものである。
条件式(5)の下限を超えて、第1レンズ群L1の移動量が大きくなると、光学全長が増大する。また、ズーミングの際に第1レンズ群L1で生じる諸収差の変動が大きくなり、これらを良好に補正するのが困難となる。
また、上限を超えて、第1レンズ群L1の移動量が小さくなりすぎると、所望のズーム比を確保するために第1レンズ群L1の屈折力を増大せねばならない。そうするとズーミングに伴う諸収差の変動が大きくなるため好ましくない。
尚、更に好ましくは条件式(3)〜(5)の数値範囲を次の如く設定するのが良い。
0.90<|f2/fw|<1.40 ・・・(3a)
1.41<f2a/f2<1.80 ・・・(4a)
0.30<|m1/fw|<1.60 ・・・(5a)
各実施例では、以上のように各レンズ群の屈折力やレンズ構成等を適切に設定することにより、高変倍比を確保しつつ、簡易な構成で小型軽量なズームレンズを得ている。
次に各実施例において前述した以外の更に好ましい構成について説明する。
無限遠物体から至近距離物体へのフォーカシングに際して、屈折力の強い第2レンズ群L2は光軸方向物体側に移動している。このように所謂インナーフォーカス方式を用いることで第1レンズ群L1でフォーカシングを行うのに比べ、第1レンズ群L1のレンズ有効径の小型化を図っている。
第2レンズ群L2は広角端から望遠端へのズーミングに際して像側に凸状の軌跡を描いて移動している。そして広角端に比べて望遠端において物体側に位置するように移動している。
このとき、軸外光束が第2レンズ群L2を通過するときの入射位置は広角端と望遠端で比較的大きく異なってくる。このため、第2レンズ群L2の中でも、より物体側のレンズ面(第2aレンズの物体側の面)を非球面形状とすることで全ズーム範囲にわたり高い光学性能を実現している。
また、第2レンズ群L2は全体で負の屈折力であるので、非球面形状は、諸収差を良好に補正するために光軸からレンズ周辺にかけて正の屈折力が強くなるような形状であることが望ましい。
非球面形状を有するレンズの材料は特に限定するものではないが、比較的容易に製造できることから、樹脂成形のものを採用することが望ましい。
もちろん、該材料はガラスでも構わず、ガラス基板上に非球面形状の樹脂層を配置した所謂複合非球面レンズを用いても良い。
第2aレンズL2aの材料にプラスチックを用いている。
前玉(第1レンズ群L1)に次いで有効径が大きくなり易い第2aレンズL2aの材料をプラスチック材料とすることで、フォーカシングを行う第2レンズ群L2を軽量化している。これによってフォーカスを迅速に行っている。
第2aレンズL2aの少なくとも1面には、複数の微細凹凸構造より成る反射防止用の微細構造体が形成されている。
プラスチック材より成るレンズは、レンズ面に蒸着によって反射防止膜を形成することが困難である。
そこでプラスチック成型された第2aレンズL2aに、反射抑止機能をもった微細周期構造面を一体成型することで容易に反射抑止効果を得ている。
特に第2aレンズ成分L2aの物体側に比べて曲率が大きい像側の面に対して、入射角度依存性の少ない周期的な微細構造体を形成するのが有効である。
又、第4レンズ群L4にプラスチック材より成る非球面レンズを用いても良い。これによれば任意の形状の非球面が容易に得られ、軸外収差の補正が容易になるので好ましい。
ただし、第4レンズ群L4に樹脂性の非球面レンズを用いるときは、最も像側に位置するレンズよりも、それより物体側に位置するレンズに用いるのが良い。
例えばズームレンズを一眼レフカメラの交換レンズに適用する場合、最も像側のレンズにプラスチック材より成る非球面レンズを用いると、使用者の取扱いでレンズ面に傷が付く場合がある。このため、比較的強度の弱い樹脂材料による非球面形状より成るレンズは最も像側には配置しない方が望ましい。
各実施例では、広角端において全体のレンズ構成がレトロフォーカスタイプの屈折力配置となるようにしている。
また、望遠端では全体がテレフォトタイプの屈折力配置となるようにしている。これにより高いズーム比を容易に実現している。
各実施例において、正の屈折力の第1レンズ群L1は物体側より像側へ順に1枚の正レンズと1枚の負レンズを貼り合わせた接合レンズより構成している。このような構成にして色収差の補正を容易にしている。
負の屈折力の第2レンズ群L2は2枚の負レンズと1枚の正レンズで構成している。一般に広角域を含むポジティブリード型のズームレンズにおいて、前玉径の大型化を抑えるために負の屈折力の第2レンズ群L2は広角端において第1レンズ群L1近傍に配置される。そして第2レンズ群L2の第2aレンズL2aも第1レンズ群L1近傍に配置される。
このため、第2aレンズL2aは第1レンズ群L1に次いで有効径が大きくなる傾向となる。
そこで各実施例では第2aレンズL2aをプラスチック材料より構成することで、軽量化を図っている。
第2レンズ群L2は変倍分担が大きく、また、フォーカスレンズ群であるため第2レンズ群L2単独である程度の収差補正がなされていなければならない。
第2レンズ群L2は負の屈折力が強いので1枚の負レンズ、1枚の正レンズでは収差補正が十分にできないため、2枚の負レンズを用いている。
尚、各実施例において第2レンズ群L2は具体的に物体側より像側へ順に、第2aレンズL2a、両凹形状の負レンズ、物体側の面が凸形状の正レンズより構成している。
これによって軽量化を図りつつズーミングの際の収差変動及びフォーカスの際の収差変動を少なくしている。
第3レンズ群L3は物体側から像側へ順に、両凸形状の正レンズ、物体側の面が凹形状の2枚の負レンズより構成している。
正の屈折力の第3レンズ群L3は、軸上光線が全ズーム領域において比較的高い位置を通るレンズ群である。そのため、正レンズで発生する軸上収差を2つの負レンズで補正する構成としている。
第4レンズ群L4は物体側の面が凹形状の負レンズ、両凸形状の正レンズより構成している。
又、正の屈折力の第4レンズ群L4には、非球面レンズを配し、第3レンズ群L3で補正しきれなかった軸上及び軸外の諸収差を補正している。
以上のように各実施例によれば広角端にて比較的長いバックフォーカスを確保しつつ光学全長を短くすることができ、例えば一眼レフ用の交換レンズとして最適な高ズーム比で小型なズームレンズが得られる。
尚、各実施例においては第1レンズ群L1の物体側又は第4レンズ群L4の少なくとも一方に屈折力のあるレンズ群を配置しても良い。
次に実施例1〜5に示したズームレンズを固体撮像素子を用いた撮像装置(一眼レフカメラ)に適用した実施例を図11を用いて説明する。
図11は一眼レフカメラの要部概略図である。図11において、10は実施例1〜5のズームレンズ1を有する撮影レンズである。ズームレンズ1は保持部材である鏡筒2に保持されている。20はカメラ本体であり、撮影レンズ10からの光束を上方に反射するクイックリターンミラー3、撮影レンズ10の像形成装置に配置された焦点板4、焦点板4に形成された逆像を正立像に変換するペンタダハプリズム5を有している。
更にその正立像を観察するための接眼レンズ6等によって構成されている。7は感光面であり、CCDセンサやCMOSセンサ等の像を受光する固体撮像素子(光電変換素子)や銀塩フィルムが配置される。撮影時にはクイックリターンミラー3が光路から退避して、感光面7上に撮影レンズ10によって像が形成される。
尚、実施例1〜5のズームレンズはレンズシャッターカメラ等の撮像装置にも同様に適用することができる。
以下に、実施例1〜5に各々対応する数値実施例1〜5を示す。各数値実施例において、iは物体側からの順番を示し、riは各面の曲率半径、diは第i面と第i+1面との間の部材肉厚又は空気間隔、ndiとνdiはそれぞれd線に対する屈折率、アッベ数を示す。
非球面形状は光軸からの高さhの位置での光軸方向の変位を面頂点を基準にしてxとするとき、
X=(h2 /R)/[1+{1−(1+k)(h/R)2}](1/2)+A4h4+A6h6 +A8h8
で表される。
但し、kは円錐定数、A4、A6、A8、は4次、6次、8次の非球面係数、Rは近軸曲率半径である。
又、「E−0X」は「×10−x」を意味している。又、前述の各条件式と各数値実施例との関係を表−1に示す。
[数値実施例1]
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd 有効径
1 115.888 4.83 1.73329 42.7 40.00
2 -111.720 1.80 1.84600 23.8 38.70
3 -563.763 (可変) 36.05
4 68.285 1.40 1.58000 50.0 27.06
5 15.846 5.32 21.48
6 -61.451 1.20 1.77200 49.5 21.27
7 21.945 1.30 19.70
8 22.212 3.00 1.84184 23.9 19.88
9 89.855 (可変) 19.44
10(絞り) ∞ 0.30 10.96
11 18.084 5.23 1.67175 48.1 11.72
12 -22.555 0.20 11.45
13 -26.823 1.57 1.83452 29.5 11.28
14 -485.371 1.10 11.22
15 -17.869 1.07 1.83676 32.9 11.22
16 -26.687 (可変) 11.60
17 -18.714 1.70 1.58306 30.2 13.63
18* -49.599 0.20 15.00
19 364.054 4.58 1.50030 68.1 15.58
20 -14.549 (可変) 16.69
21フレアーカット絞り∞ (可変) 18.28
像面

非球面データ
第18面
K = 0.00000e+000 A 4= 7.59474e-005 A 6= 1.73888e-007
A 8=-1.11671e-009

各種データ
ズーム比 3.38
広角 中間 望遠
焦点距離 18.50 40.00 62.50
Fナンバー 3.89 4.95 5.85
画角 72.88 37.71 24.66
像高 13.66 13.66 13.66
レンズ全長 111.30 119.43 138.79
BF 37.25 41.00 46.46

d 3 2.47 16.17 28.74
d 9 28.83 7.94 1.66
d16 7.79 4.07 3.17
d20 0.17 15.45 23.96
d21 37.25 41.00 46.46

入射瞳位置 25.95 39.60 57.10
射出瞳位置 -34.20 -39.20 -45.55
前側主点位置 39.66 59.65 77.15
後側主点位置 18.75 1.00 -16.03

ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離 レンズ構成長 前側主点位置 後側主点位置
1 1 147.00 6.63 0.42 -3.36
2 4 -21.11 12.23 2.64 -7.06
3 10 39.30 9.46 -2.12 -7.93
4 17 50.17 6.48 8.11 4.56
5 21 ∞ 0.00 0.00 0.00

単レンズデータ
レンズ 始面 焦点距離
1 1 78.27
2 2 -164.99
3 4 -35.93
4 6 -20.82
5 8 34.35
6 11 15.76
7 13 -34.08
8 15 -68.40
9 17 -52.61
10 19 28.08
[数値実施例2]
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd 有効径
1 65.698 6.12 1.71300 53.9 43.90
2 -247.384 1.80 1.84600 23.8 43.13
3 427.988 (可変) 41.54
4* 174.524 1.40 1.56000 57.0 24.80
5 14.762 4.78 19.17
6 -43.247 1.20 1.71300 53.9 18.94
7 17.762 1.45 17.27
8 20.301 3.33 1.69355 29.6 17.45
9 -226.696 (可変) 17.19
10(絞り) ∞ 0.20 11.03
11 17.415 7.39 1.66178 48.6 11.24
12 -21.930 0.20 10.54
13 -27.047 1.57 1.83897 30.1 10.37
14 -236.360 0.80 10.19
15 -20.052 1.07 1.83826 31.0 10.16
16 -38.889 (可変) 10.51
17 -17.221 1.70 1.58306 30.2 12.29
18* -39.349 0.20 13.63
19 240.679 5.13 1.48743 70.1 14.21
20 -14.052 (可変) 15.67
21フレアーカット絞り∞ (可変) 16.60
像面

非球面データ
第4面
K = 0.00000e+000 A 4= 1.35503e-005 A 6=-8.22145e-009
A 8= 7.43365e-012

第18面
K = 0.00000e+000 A 4= 8.93296e-005 A 6= 3.32980e-007
A 8=-2.32689e-009

各種データ
ズーム比 3.38
広角 中間 望遠
焦点距離 18.50 40.00 62.50
Fナンバー 3.87 4.98 5.57
画角 72.88 37.71 24.66
像高 13.66 13.66 13.66
レンズ全長 111.34 119.43 138.72
BF 37.29 40.07 39.79

d 3 3.07 15.20 32.00
d 9 26.99 7.20 2.01
d16 5.47 3.14 2.59
d20 0.17 15.48 23.98
d21 37.29 40.07 39.79

入射瞳位置 26.91 40.91 74.23
射出瞳位置 -31.95 -40.44 -47.52
前側主点位置 40.47 61.04 91.99
後側主点位置 18.79 0.07 -22.71

ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離 レンズ構成長 前側主点位置 後側主点位置
1 1 118.26 7.92 -1.29 -5.77
2 4 -19.44 12.17 1.31 -8.91
3 10 39.83 11.23 -3.82 -10.01
4 17 46.21 7.03 8.32 4.46
5 21 ∞ 0.00 0.00 0.00

単レンズデータ
レンズ 始面 焦点距離
1 1 73.40
2 2 -185.08
3 4 -28.89
4 6 -17.52
5 8 27.01
6 11 15.85
7 13 -36.53
8 15 -50.70
9 17 -54.05
10 19 27.42

[数値実施例3]
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd 有効径
1 63.344 6.14 1.71300 53.9 43.64
2 -267.397 1.80 1.84600 23.8 42.86
3 369.587 (可変) 41.24
4* 107.125 1.40 1.63000 50.0 24.37
5 14.740 4.71 19.13
6 -45.992 1.20 1.71300 53.9 18.91
7 18.116 1.44 17.32
8 20.503 3.27 1.72127 28.2 17.57
9 -403.791 (可変) 17.32
10(絞り) ∞ 0.20 10.87
11 17.467 7.92 1.66774 48.1 11.14
12 -21.678 0.20 10.45
13 -25.993 1.57 1.83973 29.3 10.29
14 -252.057 0.81 10.34
15 -20.397 1.07 1.83744 32.0 10.36
16 -39.627 (可変) 10.77
17 -17.000 1.70 1.58306 30.2 12.38
18* -38.368 0.22 13.74
19 214.149 4.95 1.48700 70.2 14.37
20 -14.044 (可変) 15.74
21フレアーカット絞り∞ (可変) 16.60
像面

非球面データ
第4面
K = 0.00000e+000 A 4= 9.88096e-006 A 6=-2.39673e-009
A 8=-1.04950e-011

第18面
K = 0.00000e+000 A 4= 8.95386e-005 A 6= 3.37127e-007
A 8=-2.28006e-009

各種データ
ズーム比 3.38
広角 中間 望遠
焦点距離 18.49 39.96 62.42
Fナンバー 3.94 5.05 5.61
画角 72.91 37.75 24.69
像高 13.66 13.66 13.66
レンズ全長 111.34 119.44 138.70
BF 37.29 40.21 39.67

d 3 3.03 14.73 31.61
d 9 27.17 7.53 2.46
d16 5.09 2.90 2.39
d20 0.17 15.48 23.98
d21 37.29 40.21 39.67

入射瞳位置 26.79 40.30 74.29
射出瞳位置 -31.24 -40.20 -47.37
前側主点位置 40.29 60.40 91.94
後側主点位置 18.79 0.24 -22.75

ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離 レンズ構成長 前側主点位置 後側主点位置
1 1 116.20 7.94 -1.42 -5.91
2 4 -19.23 12.02 1.23 -8.79
3 10 39.85 11.77 -4.15 -10.52
4 17 45.90 6.87 8.13 4.35
5 21 ∞ 0.00 0.00 0.00

単レンズデータ
レンズ 始面 焦点距離
1 1 72.39
2 2 -183.15
3 4 -27.29
4 6 -18.09
5 8 27.14
6 11 15.76
7 13 -34.62
8 15 -51.49
9 17 -53.93
10 19 27.26
[数値実施例4]
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd 有効径
1 61.307 6.18 1.71300 53.9 43.62
2 -284.414 1.80 1.84600 23.8 42.85
3 340.493 (可変) 41.19
4* 102.341 1.40 1.63000 44.0 24.30
5 14.693 4.73 19.05
6 -43.807 1.20 1.70810 54.1 18.82
7 17.219 1.41 17.15
8 19.890 3.27 1.74465 27.1 17.49
9 -885.058 (可変) 17.23
10(絞り) ∞ 0.20 10.93
11 17.289 8.13 1.66488 49.3 11.20
12 -21.517 0.20 10.53
13 -25.151 1.57 1.83838 30.8 10.42
14 -220.719 0.85 10.48
15 -20.932 1.07 1.83822 31.0 10.51
16 -40.699 (可変) 10.91
17 -17.431 1.70 1.58306 30.2 12.29
18* -40.672 0.20 13.62
19 184.608 5.02 1.48700 70.2 14.21
20 -14.222 (可変) 15.62
21フレアーカット絞り∞ (可変) 16.60
像面

非球面データ
第4面
K = 0.00000e+000 A 4= 1.08640e-005 A 6=-2.97007e-009
A 8= 1.20723e-012

第18面
K = 0.00000e+000 A 4= 9.02509e-005 A 6= 3.24631e-007
A 8=-2.20420e-009

各種データ
ズーム比 3.37
広角 中間 望遠
焦点距離 18.49 39.93 62.35
Fナンバー 3.94 5.08 5.60
画角 72.91 37.77 24.71
像高 13.66 13.66 13.66
レンズ全長 111.33 119.38 138.68
BF 37.28 40.60 39.66

d 3 2.93 13.87 30.94
d 9 27.23 7.85 3.00
d16 4.79 2.65 2.16
d20 0.17 15.48 23.98
d21 37.28 40.60 39.66

入射瞳位置 26.77 39.31 74.44
射出瞳位置 -30.57 -39.83 -47.07
前側主点位置 40.23 59.41 91.97
後側主点位置 18.79 0.66 -22.69

ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離 レンズ構成長 前側主点位置 後側主点位置
1 1 113.27 7.98 -1.48 -5.99
2 4 -18.86 12.01 1.34 -8.61
3 10 39.34 12.02 -4.19 -10.70
4 17 46.34 6.92 8.15 4.32
5 21 ∞ 0.00 0.00 0.00

単レンズデータ
レンズ 始面 焦点距離
1 1 71.27
2 2 -182.94
3 4 -27.40
4 6 -17.31
5 8 26.16
6 11 15.74
7 13 -33.98
8 15 -52.71
9 17 -53.77
10 19 27.34
[数値実施例5]
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd 有効径
1 63.938 6.11 1.71300 53.9 43.92
2 -275.681 1.80 1.84600 23.8 43.15
3 372.864 (可変) 41.53
4* 189.891 1.40 1.56000 50.0 24.96
5 14.803 4.80 19.22
6 -42.953 1.20 1.71300 53.9 18.98
7 17.727 1.51 17.30
8 20.652 3.25 1.72146 28.3 17.47
9 -331.948 (可変) 17.14
10(絞り) ∞ 0.20 11.06
11 17.255 7.90 1.65602 49.6 11.37
12 -21.419 0.20 10.56
13 -26.192 1.57 1.83848 30.7 10.37
14 -229.403 0.81 10.20
15 -19.480 1.07 1.83761 31.8 10.19
16 -36.078 (可変) 10.58
17 -16.576 1.70 1.58306 30.2 12.26
18* -37.563 0.20 13.64
19 264.431 4.89 1.48700 70.2 14.24
20 -13.830 (可変) 15.56
21フレアーカット絞り∞ (可変) 16.60
像面

非球面データ
第4面
K = 0.00000e+000 A 4= 1.45000e-005 A 6=-1.02914e-008
A 8= 1.42916e-011

第18面
K = 0.00000e+000 A 4= 9.10881e-005 A 6= 3.37957e-007
A 8=-2.34644e-009

各種データ
ズーム比 3.38
広角 中間 望遠
焦点距離 18.50 40.00 62.50
Fナンバー 3.87 4.98 5.57
画角 72.88 37.71 24.66
像高 13.66 13.66 13.66
レンズ全長 111.35 119.48 138.77
BF 37.30 40.23 39.85

d 3 3.04 14.93 31.74
d 9 27.04 7.36 2.26
d16 5.20 2.87 2.32
d20 0.17 15.48 23.98
d21 37.30 40.23 39.85

入射瞳位置 26.89 40.68 74.38
射出瞳位置 -31.52 -40.11 -47.19
前側主点位置 40.42 60.76 92.00
後側主点位置 18.80 0.23 -22.65

ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離 レンズ構成長 前側主点位置 後側主点位置
1 1 117.19 7.91 -1.41 -5.89
2 4 -19.27 12.16 1.33 -8.89
3 10 39.48 11.74 -3.92 -10.38
4 17 46.47 6.79 8.24 4.55
5 21 ∞ 0.00 0.00 0.00

単レンズデータ
レンズ 始面 焦点距離
1 1 73.34
2 2 -187.11
3 4 -28.75
4 6 -17.46
5 8 27.05
6 11 15.85
7 13 -35.39
8 15 -52.08
9 17 -52.45
10 19 27.14

Figure 0005202093
本発明の実施例1の広角端におけるレンズ断面図 本発明の実施例1に対応する数値実施例1の収差図 本発明の実施例2の広角端におけるレンズ断面図 本発明の実施例2に対応する数値実施例2の収差図 本発明の実施例3の広角端におけるレンズ断面図 本発明の実施例3に対応する数値実施例3の収差図 本発明の実施例4の広角端におけるレンズ断面図 本発明の実施例4に対応する数値実施例4の収差図 本発明の実施例5の広角端におけるレンズ断面図 本発明の実施例5に対応する数値実施例5の収差図 本発明の撮像装置の概略図
符号の説明
L1 第1レンズ群
L2 第2レンズ群
L2a 第2aレンズ
L3 第3レンズ群
L4 第4レンズ群
SP 絞り
FS フレアーカット絞り
IP 像面
d d線
g g線
S.C. 正弦条件
M d線のメリディオナル像面
S d線のサジタル像面

Claims (7)

  1. 物体側より像側へ順に、正の屈折力の第1レンズ群、負の屈折力の第2レンズ群、正の屈折力の第3レンズ群、正の屈折力の第4レンズ群より構成され、ズーミングに際して全てのレンズ群が移動するズームレンズにおいて、前記第2レンズ群はフォーカスに際して移動し、前記第2レンズ群の最も物体側に位置する負レンズを第2aレンズとし、
    前記第2レンズ群の焦点距離をf2、前記第2aレンズの焦点距離をf2a、
    前記第2aレンズの材料の屈折率とアッベ数を各々n2a、ν2aとするとき、
    −0.0125*ν2a+2.175<n2a<−0.011*ν2a+2.21
    42.0<ν2a<59.0
    1.40<f2a/f2<2.00
    なる条件を満足することを特徴とするズームレンズ。
  2. 広角端における全系の焦点距離をfwするとき、
    0.80<|f2/fw|<1.50
    なる条件を満足することを特徴とする請求項1記載のズームレンズ。
  3. 広角端から望遠端へのズーミングの際の前記第1レンズ群の光軸方向の移動量をm1、広角端における全系の焦点距離をfwとするとき、
    0.10<|m1/fw|<1.80
    なる条件を満足することを特徴とする請求項1又は2に記載のズームレンズ。
  4. 前記第2レンズ群は、物体側より像側へ順に、前記第2aレンズ、両凹形状の負レンズ、物体側の面が凸形状の正レンズより成ることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  5. 前記第2aレンズは、プラスチック材より成り、少なくとも1面には、複数の微細凹凸構造より成る反射防止用の微細構造体が形成されていることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  6. 固体撮像素子に像を形成することを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  7. 請求項1乃至のいずれか1項に記載のズームレンズと、該ズームレンズによって形成される像を受光する固体撮像素子とを有することを特徴とする撮像装置。
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