JP5920926B2 - ズームレンズ - Google Patents

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Description

本件発明は、ズームレンズに関し、特に高倍率のズームレンズに関する。
近年、一眼レフレックスカメラ(以下、「一眼レフカメラ」と称する。)用の交換レンズとして10倍を超える高倍率のズームレンズが注目されている。このようなズームレンズに対して、高品位な結像性能が要求されるのは勿論のこと、コンパクトであること、低価格であること等が要求されている。近年のデジタル一眼レフカメラの人気向上に伴い、一般ユーザ向けのズームレンズについては、これらに対する要求が益々強いものとなってきている。
高倍率のズームレンズは複数のレンズ群を備え、これらを移動させるための移動機構が必要になることから単焦点レンズと比較すると大型化する傾向にある。このため、上記要求の中においても持ち運びの良さや、扱い易さの点から、ズームレンズのコンパクト化に対する要求が特に高く、フィルター径や鏡筒径の径小化が急務となっている。一方、高い結像性能を維持したまま、低価格化を図るには、低コスト硝材を選定した上で、結像性能の高い光学系を成立させなければならない。また、近年、フルタイムマニュアル機能を搭載したズームレンズの普及も進んでいる。フルタイムマニュアル機能とは、オートフォーカスモードに設定されているときでも、フォーカスリング等の回転等に応じて、瞬時にマニュアルフォーカスモードに切り替えることができる機能を指す。ズームレンズの光学系についてもこのような新たな機能に適したものが求められており、ズームレンズの光学設計は益々複雑なものになってきている。
ここで、ズームレンズに関する先行技術として、特許文献1〜特許文献3に開示の技術がある。特許文献1に開示のズームレンズは、物体側から像側に向かって順に、正の屈折力を有する第1レンズ群、負の屈折力を有する第2レンズ群、正の屈折力を有する第3レンズ群、正の屈折力を有する第4レンズ群を備え、変倍時、複数のレンズ群が光軸方向に沿って移動する。また、第2レンズ群はフォーカスレンズとして機能し、フォーカシングの際に、当該第2レンズ群が移動して、ピント位置を調整する。このような光学系を有するズームレンズにおいて、特許文献1では、第2レンズ群を構成する複数のレンズのうち、最も物体側に位置する負レンズを第2aレンズとし、この第2aレンズの材料の屈折率とアッベ数をそれぞれn2a、ν2aとするとき、以下の条件を満足するズームレンズが提案されている。
−0.0125*ν2a+2.175<n2a<−0.011*ν2a+2.21
42.0<ν2a<59.0
また、特許文献2には、物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群と、負の屈折力を有する第2レンズ群と、正の屈折力を有する第3レンズ群と、正の屈折力を有する第4レンズ群とを有し、広角端から望遠端にかけて変倍する際に、第1レンズ群と第2レンズ群との間隔が広がり、第2レンズ群と第3レンズ群との間隔が狭まり、第3レンズ群と第4レンズ群との間隔が変化するように各レンズ群が光学軸方向に沿って移動する。第3レンズ群は、物体側から順に、正の屈折力を有する前群と、負の屈折力を有する後群とを備え、手ぶれ発生時には後群のみを光軸に対して略直交する方向へ移動させることで像面補正を行うものとなっている。そして、広角端状態におけるズームレンズの焦点距離をfw、第1レンズ群の焦点距離をf1とするとき、以下の条件式を満足する防振機能を有するズームレンズが提案されている。
1.5<f1/fw<8.0
さらに、特許文献3には、物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群と、負の屈折力を有する第2レンズ群と、正の屈折力を有する第3レンズ群と、正の屈折力を有する第4レンズ群とを備え、広角端から望遠端にかけて変倍する際に、第1レンズ群と第2レンズ群との間隔が広がり、第2レンズ群と第3レンズ群との間隔が狭まり、第3レンズ群と第4レンズ群との間隔が狭まるように光学軸方向に沿って各レンズ群が移動する。また、第2レンズ群はフォーカスレンズ群として機能し、フォーカシングの際に第2レンズ群は物体側に移動する。このような光学系において、特許文献3では、第1レンズ群の焦点距離をf1、第2レンズ群の焦点距離をf2、第3レンズ群の焦点距離をf3、全光学系の望遠端の焦点距離をftとするとき、以下の条件を満足する防振機能を有するズームレンズが提案されている。
0.35<f1/ft<0.45
0.04<|f2|/ft<0.065
0.15<f3/ft<0.25
特開2009−271471号公報 特開2008−304952号公報 特開2010−44103号公報
上述した特許文献1及び特許文献2に開示のズームレンズは、それぞれ低コスト化と、フォーカス機構の軽量化とが図られている。具体的には、特許文献1に記載の発明は、フォーカス時に移動する第2レンズ群の中で、最も物体側に配置されるレンズを樹脂材料からなる樹脂レンズを採用した点に特徴がある。第2レンズ群を構成する複数のレンズのうち、この最も物体側に配置されるレンズは、他のレンズと比較するとレンズ径が大きく、重量が重くなる傾向にあるため、当該レンズを樹脂レンズとすることにより、第2レンズ群の軽量化を図ることができ、高速AF(オートフォーカス)や低消費電力化に貢献することができる。しかしながら、第2レンズ群を構成する複数のレンズのうち、最も物体側に配置されるレンズを樹脂レンズとした場合、硝材と比較すると樹脂材料の屈折率は一般に低いため、レンズ径の拡大化につながる。当該レンズ径の拡大化は、フィルター径や鏡筒径の径小化と相反関係にあることから、ズームレンズのコンパクト化を実現する観点から好ましくない。さらに、特許文献1に記載の実施例には、4倍程度の低倍率のズームレンズについてのみ開示されており、10倍を超える高倍率のズームレンズに関する開示はない。
特許文献2に記載のズームレンズは、高倍率の変倍比を確保しつつ、高い結像性能を実現したものである。しかしながら、フィルター径、光学全長ともに大きく、コンパクト化を実現するという点において本件発明が求めるレベルには達していない。
特許文献3に記載の発明は、高倍率の変倍比を確保しつつ、高い結像性能を有し、さらに、フォルター径の小型化、光学全長の短縮化が図られている。しかしながら、光学系を構成するレンズの枚数が多く、低コスト化を実現するという点において本件発明が求めるレベルには達していない。
そこで、本件発明の目的は、高倍率のズームレンズにおいて、高品位な結像性能を有しながら、コンパクトさと、低価格化とを同時に実現することができるズームレンズを提供することにある。
本発明者等は、鋭意研究を行った結果、以下のレンズ構成を採用することで上記目的を達成するに到った。
本件発明に係るズームレンズは、光学系を構成するレンズ群として、物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群と、負の屈折力を有する第2レンズ群と、正の屈折力を有する第3レンズ群と、正の屈折力を有する第4レンズ群とから構成され、当該光学系を構成する全てのレンズ群がそれぞれの間隔を調整するように光軸方向に沿って移動することにより所定の変倍率を達成するズームレンズであって、前記第2レンズ群は、最も物体側に配置されると共に物体側に凸面を有する負のメニスカスレンズと、当該負のメニスカスレンズの次に配置される負レンズと、最も像側に配置されると共に物体側に凹面を有する負レンズとを有し、前記第4レンズ群は、2枚の正レンズと、1枚の負レンズとを少なくとも有し、前記第2レンズ群及び前記第4レンズ群に配置される下記のレンズは以下の条件式(1)及び条件式(2)を満足し、前記メニスカスレンズの次に配置される負レンズが樹脂レンズであり、当該第4レンズ群において最も物体側に配置されるレンズが樹脂レンズであることを特徴とする。
Figure 0005920926
また、本件発明に係るズームレンズにおいて、以下の条件式(3)を満足することが好ましい。
Figure 0005920926
本件発明に係るズームレンズにおいて、前記第4レンズ群中、最も物体側に配置されるレンズは両面がそれぞれ非球面である両面非球面レンズであり、以下の条件式(4)を満足することが好ましい。
Figure 0005920926
本件発明に係るズームレンズにおいて、前記第2レンズ群中、前記負のメニスカスレンズの次に配置される負レンズは、少なくともその像面側に非球面を有し、以下の条件式(5)を満足することが好ましい。
Figure 0005920926
本件発明に係るズームレンズにおいて、以下の条件式(6)を満足することが好ましい。
Figure 0005920926
本件発明に係るズームレンズにおいて、以下の条件式(7)を満足することが好ましい。
Figure 0005920926
本件発明に係るズームレンズにおいて、変倍時、広角端から望遠端にかけて、前記第1レンズ群と前記第2レンズ群との間隔は広がり、前記第2レンズ群と前記第3レンズ群との間隔は狭まり、前記第3レンズ群と前記第4レンズ群との間隔が狭まるように、これらのレンズ群が移動する構成を採用することができる。
本件発明に係るズームレンズにおいて、前記第3レンズ群は、正の屈折力を有する3a群と、負の屈折力を有する3b群とを有し、防振時、前記3b群が光軸に対して略垂直方向に移動することが好ましい。
本件発明に係るズームレンズにおいて、前記第3レンズ群は、正の屈折力を有する3a群と、負の屈折力を有する3b群とを備え、変倍時、広角端から望遠端にかけて、前記第1レンズ群と前記第2レンズ群との間隔は広がり、前記第2レンズ群と前記3a群との間隔は狭まり、前記3a群と前記3b群との間隔は変化し、前記3b群と前記第4レンズ群との間隔は狭まるように、これらのレンズ群が移動する構成を採用してもよい。この場合に、防振時に、前記3b群が光軸に対して略垂直方向に移動してもよい。
また、本件発明に係るズームレンズにおいて、前記光学系を構成するレンズ群として、前記第1レンズ群から前記第4レンズ群に加えて、当該第4レンズ群に後続する第5レンズ群を備え、変倍時、広角端から望遠端にかけて、前記第1レンズ群と前記第2レンズ群との間隔は広がり、前記第2レンズ群と前記第3レンズ群との間隔は狭まり、前記第3レンズ群と前記第4レンズ群との間隔は狭まり、前記第4レンズ群と前記第5レンズ群との間隔が広がるように、これらのレンズ群が移動する構成を採用してもよい。
本件発明に係るズームレンズにおいて、前記光学系を構成するレンズ群として、前記第1レンズ群から前記第4レンズ群に加えて、固定レンズ又は固定レンズ群を最も像側に備えてもよい。
本件発明に係るズームレンズにおいて、合焦時、物体距離無限遠から至近距離にかけて、前記第2レンズ群が物体側に移動する構成を採用することができる。
本件発明は、上記構成を採用することにより、高倍率のズームレンズにおいて、高品位な結像性能を有しながら、コンパクトさと、低価格化とを同時に実現することができる。
本件発明の光学系の構成例を示す断面図であり、広角端における無限遠合焦時のレンズ構成の一例を示したものである。 実施例1のズームレンズのズーム広角端の収差図(球面収差、非点収差、歪曲収差;以下図3〜図28において同じ)である。 実施例1のズームレンズのズーム中間焦点の収差図である。 実施例1のズームレンズのズーム望遠端の収差図である。 実施例2のズームレンズのズーム広角端の収差図である。 実施例2のズームレンズのズーム中間焦点の収差図である。 実施例2のズームレンズのズーム望遠端の収差図である。 実施例3のズームレンズのズーム広角端の収差図である。 実施例3のズームレンズのズーム中間焦点の収差図である。 実施例3のズームレンズのズーム望遠端の収差図である。 実施例4のズームレンズのズーム広角端の収差図である。 実施例4のズームレンズのズーム中間焦点の収差図である。 実施例4のズームレンズのズーム望遠端の収差図である。 実施例5のズームレンズのズーム広角端の収差図である。 実施例5のズームレンズのズーム中間焦点の収差図である。 実施例5のズームレンズのズーム望遠端の収差図である。 実施例6のズームレンズのズーム広角端の収差図である。 実施例6のズームレンズのズーム中間焦点の収差図である。 実施例6のズームレンズのズーム望遠端の収差図である。 実施例7のズームレンズのズーム広角端の収差図である。 実施例7のズームレンズのズーム中間焦点の収差図である。 実施例7のズームレンズのズーム望遠端の収差図である。 実施例8のズームレンズのズーム広角端の収差図である。 実施例8のズームレンズのズーム中間焦点の収差図である。 実施例8のズームレンズのズーム望遠端の収差図である。 実施例9のズームレンズのズーム広角端の収差図である。 実施例9のズームレンズのズーム中間焦点の収差図である。 実施例9のズームレンズのズーム望遠端の収差図である。 実施例10のズームレンズのズーム広角端の収差図である。 実施例10のズームレンズのズーム中間焦点の収差図である。 実施例10のズームレンズのズーム望遠端の収差図である。 実施例11のズームレンズのズーム広角端の収差図である。 実施例11のズームレンズのズーム中間焦点の収差図である。 実施例11のズームレンズのズーム望遠端の収差図である。 実施例1〜実施例11の各条件式の数値を表す表である。
以下、本件発明に係るズームレンズの実施の形態を説明する。図1に、本件発明に係るズームレンズの光学系100の構成例を示す。図1には、当該光学系100を構成するレンズ群として、物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、負の屈折力を有する第2レンズ群G2と、正の屈折力を有する第3レンズ群G3と、正の屈折力を有する第4レンズ群G4とを備え、当該光学系100を構成する全てのレンズ群がそれぞれの間隔を調整するように光軸方向に沿って移動することにより所定の変倍率を達成するズームレンズである。
1.ズームレンズ光学系の構成例
まず、図1を参照して、当該光学系100を構成する各レンズ群のレンズ構成を説明する。但し、本件発明に係るズームレンズの光学系は図1に示す光学系100に限定されるものではなく、上記第1レンズ群G1〜第4レンズ群G4を備え、後述する条件式(1)、条件式(2)等の各種条件式を満足するものであれば、レンズ群の数や具体的なレンズ構成は特に限定されるものではない。例えば、本件発明に係るズームレンズの光学系は、第1レンズ群G1〜第4レンズ群G4に加えて、第4レンズ群G4に後続する第5レンズ群、第6レンズ群等の他のレンズ群を備える構成としてもよいし、後述するとおり、当該光学系を構成するレンズ群のうち、最も像側に、固定レンズ又は固定レンズ群を備えるものとしてもよく、本件発明の趣旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
まず、第1レンズ群G1について説明する。本件発明において、第1レンズ群G1は全体として正の屈折力を有すればよく、その具体的なレンズ構成は特に限定されるものではない。例えば、図1に示すように、第1レンズ群G1を物体側から順に、物体側に凸面を有する負レンズ11、正レンズ12及び物体側に凸面を有する正レンズ13の3枚のレンズから構成することができる。また、この3枚のレンズに加えて、最も像側に更に正レンズを配置してもよい。但し、当該ズームレンズのコンパクト化及び低コスト化を図る観点から、第1レンズ群を構成するレンズの枚数は、要求される光学性能を達成することのできる最小限のレンズ枚数とすることがよいのは勿論である。他のレンズ群についても同様である。
第2レンズ群G2は、最も物体側に配置されると共に物体側に凸面を有する負のメニスカスレンズ21と、当該負のメニスカスレンズ21の次に配置される負レンズ22と、最も像側に配置されると共に物体側に凹面を有する負レンズ24とを有する。第2レンズ群G2はこの3枚のレンズを有するものであればよく、必要に応じて他のレンズを有する構成としてもよい。例えば、図1に示す第2レンズ群G2は、4枚のレンズから構成されており、物体側から2枚目に配置された負レンズ22と、最も像側に配置された負レンズ24との間に、両面に凸面を有する正レンズ23を有している。また、図1に例示する光学系100では、当該第2レンズ群G2はフォーカスレンズとして機能し、合焦時、物体距離無限遠から至近距離にかけて、前記第2レンズ群G2が物体側に移動することにより、フォーカシングを行う。本件発明では、第2レンズ群G2及び第4レンズ群G4を構成するレンズが所定の条件式を満足することにより、本件発明の目的を達すると共に、種々の効果が得られる。これらの条件式に関しては、後述する。
なお、本件発明において、「当該負のメニスカスレンズ21の次に配置される負レンズ22」とは、最も物体側に配置される負のメニスカスレンズ21の「次に」配置された「負レンズ22」を指す。すなわち、図1に示す最も物体側に配置された負のメニスカスレンズ21と、その次に配置された負レンズ22との間に、正レンズが介在していてもよい。例えば、これらの負レンズ21、22の間に、像面側に凸面を有する正レンズ等を配置することができる。
第3レンズ群G3は、全体として正の屈折力を有すればよく、その具体的なレンズ構成は特に限定されるものではない。例えば、図1に示すように、第3レンズ群G3を、正の屈折力を有する3a群(G3a)と、負の屈折力を有する3b群(G3b)とを有する構成とし、防振時、3b群が光軸に対して略垂直方向に移動するようにしてもよい。
3a群は、例えば、物体側から順に、両面に凸面を有する正レンズ31、両面に凸面を有する正レンズ32及び負のメニスカスレンズ33の3枚のレンズから構成することができる。このとき、物体側から2枚目に配置される両面に凸面を有する正レンズ32については、物体側の面の曲率半径が像側の面の曲率半径よりも小さいことがより好ましい。第3レンズ群は、特に、広角端で比較的強い正の屈折作用を示す部分であり、第2レンズ群で発生したオーバーの球面収差をアンダー側に補正する役割を有している。このとき、物体側から2枚目に配置される正レンズ32の物体側の面の曲率半径を像側の面の曲率半径よりも小さくすることにより、アンダー側への過剰補正を抑制することができる。さらに、物体側の面の曲率半径を小さくすることにより、最も物体側に配置される正レンズ31と、この2枚目に配置される正レンズ32との間に広い空気間隔を設け、更にこの正レンズ32と負レンズ33との間の空気レンズの屈折力を適切なものとすることにより、球面収差をより良好に補正することができ、広角端に限らず全ズーム域において結像性能をより向上させることができる。また、3a群において、最も物体側に配置される正レンズ31と、その次に配置される正レンズ32との間に、さらに他の正レンズを挿入してもよい。3a群の具体的な構成は、3b群の構成及び他のレンズ群の構成等に応じて、適宜、変更することができる。
3b群は、図1に示すように、両面に凹面を有する負レンズ34と、物体側に凸面を有する正のメニスカスレンズ35とを接合した接合レンズから構成することができる。また、当該接合レンズの物体側の面、すなわち、負レンズ34の物体側の凹面には合成樹脂材料から成る非球面層36を設けることも好ましい。上述したとおり、3b群は防振時に光軸に対して略垂直方向に移動する。従って、鏡筒内には、3b群を光軸に対して略垂直方向に移動させるための移動機構が組み込まれる。3a群を上記構成とすることにより、特に望遠端におけるFno光線(光軸に集光する光線のうち絞りに接する光線)の3a群からの出射光線高さを低くすることができるため、レンズ径の小さいレンズで3b群を構成することができる。このため、3b群を光軸に対して略垂直方向に移動させる移動機構を鏡筒内に組み込んだ場合でも、鏡筒径の拡大化を抑制することができる。また、接合レンズを採用することにより、各レンズを分離した場合と比べて、3b群の組立精度を向上することができる。また、接合レンズを採用することにより、正のメニスカスレンズ35のコバ形状を薄くすることができるため、防振レンズ群としての3b群の軽量化を図ることができる。このため、防振レンズ群を移動させるための防振アクチュエータに対する負荷を軽減することができ、防振レンズ群の動作制御を良好に行うことができる。
次に、第4レンズ群G4について説明する。本件発明において、第4レンズ群G4は、2枚の正レンズと、1枚の負レンズとを少なくとも有し、全体として正の屈折力を有するものであればよく、必要に応じて他のレンズを有する構成としてもよい。例えば、図1に示す第4レンズ群G4は、上記2枚の正レンズと、1枚の負レンズとに加えて、最も物体側に弱い屈折力を有する非球面レンズを有している。具体的には、図1に示す第4レンズ群G4は、物体側から順に弱い正の屈折力を有する非球面レンズ(メニスカスレンズ)41、両面に凸面を有する正レンズ42、両面に凹レンズを有する負レンズ43、両面に凸面を有する正レンズ44を備えている。図1に示す非球面レンズ41は、樹脂材料から成る正のメニスカスレンズであり、物体側及び像側の各面がそれぞれ非球面となっている。第4レンズ群G4の最も物体側に非球面レンズを配置することにより、少ないレンズ枚数で歪曲収差等を良好に補正することが可能になり、当該ズームレンズのコンパクト化を図る上で好ましい。
但し、当該ズームレンズを図1に示すように正群先行型のいわゆる4群構成とする場合、第4レンズ群G4において、上記2枚の正レンズと1枚の負レンズは、図1に示すように、物体側から順に、正レンズ42、負レンズ43、正レンズ44の順序で配置することが好ましい。この場合、2枚の正レンズ42、44の間に負レンズ43により、最終玉に入射する光束の光線高さを低くすることができ、最終玉のレンズ径を小さくすることができるためである。なお、この場合、第4レンズ群G4において、物体側から順に、正レンズ、正レンズ、負レンズの順序でこれらのレンズを配置してもよい。このように正、正、負の順序でこれらのレンズを配置した場合も、最終玉のレンズ径を小さくすることができる。しかしながら、正、正、負の順序でこれらのレンズを配置した場合は、バックフォーカスが短くなる上、最周辺像高の撮像面への光線入射角度が急になり、周辺光量を確保することが困難になる。また、第4レンズ群4Gにおいて、物体側から順に、負レンズ、正レンズ、正レンズの順序でこれらのレンズを配置することもできる。しかしながら、この場合は、収差補正が困難になる。従って、図1に示すように正群先行型のいわゆる4群構成のズームレンズとする場合、第4レンズ群を構成する少なくとも2枚の正レンズと1枚の負レンズは、物体側から順に正レンズ、負レンズ、正レンズの順序で配置することが好ましい。なお、第4レンズ群G4は、これら3枚のレンズに加えて、最も物体側に屈折力の弱い非球面レンズを配置することがさらに好ましいのは上述したとおりである。
本件発明に係るズームレンズは、図1に示すように光学系100を構成するレンズ群が第1レンズ群G1〜第4レンズ群G4の少なくとも4つのレンズ群を備え、第1レンズ群G1が正の屈折力を有する正群先行型のズームレンズとしている。このように、正群先行型のズームレンズとすることにより、高倍率のズームレンズにおいて高い結像性能を実現可能にすることができる。また、変倍時に光学系100を構成する全てのレンズ群を移動させることにより、効率よく高倍率のズーム変倍比を確保すると共に、光学全長の短縮化を図ることができる。
ここで、本件発明に係るズームレンズにおいて、変倍時、広角端から望遠端にかけて、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との間隔が広がり、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との間隔が狭まり、第3レンズ群G3と第4レンズ群G4との間隔が狭まるように、これらのレンズ群を移動させることが好ましい。このように各レンズ群を移動させることにより、少ない移動量で高い変倍比を達成させることができる。すなわち、10倍を超える高倍率のズームレンズをコンパクトに構成することができ、各種収差補正を良好に行うことができる。
但し、変倍時に第3レンズ群G3を構成する3a群と、3b群とを一体として移動させる場合には、第3レンズ群G3は上述のように移動する。変倍時に3a群と、3b群とが別個に独立して移動する場合には、第2レンズ群G2と3a群との間隔が狭まり、3a群と3b群との間隔が変化し、3b群と第4レンズ群G4との間隔が狭まるように各レンズ群が移動する。また、当該ズームレンズの光学系100が図1に示す第1レンズ群G1〜第4レンズ群G4に加えて、これらのレンズ群と独立に移動する第5レンズ群を備える場合、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との間隔が狭まり、第3レンズ群G3と第4レンズ群G4との間隔が狭まり、第4レンズ群G4と第5レンズ群との間隔が広がるように各レンズ群が移動する。なお、本実施の形態では、第3レンズ群G3が3a群と、3b群とから構成された例を説明したが、変倍時にこれらのレンズ群がそれぞれ別個に独立して移動する場合は、3a群を第3レンズ群と称し、3b群を第4レンズ群と称し、第4レンズ群G4を第5レンズ群と称してもよいのは勿論である。
また、上述したとおり、本件発明に係るズームレンズの光学系100を構成するレンズ群のうち、上述した第1レンズ群G1〜第4レンズ群G4以外に、当該光学系100の最も像側に固定レンズ又は固定レンズ群を配置してもよい。例えば、屈折力の弱い正又は負の固定レンズ又は固定レンズ群を配置することができる。このような固定レンズ又は固定レンズ群を光学系100の最も像側に配置したとしても本件発明に係るズームレンズの利点が損なわれるものではない。
2.条件式(1)〜条件式(7)
本件発明では上記光学系100を採用すると共に、特に、第2レンズ群G2及び第4レンズ群G4を構成するレンズに関して以下の条件式(1)及び条件式(2)等を満足させることにより、当該ズームレンズのコンパクト化と低価格化とを同時に実現させるものとした。以下、条件式(1)及び条件式(2)に加えて、条件式(3)〜条件式(7)について説明する。
2−1.条件式(1)及び条件式(2)
本件発明に係るズームレンズは、第2レンズ群G2を構成するレンズのうち、最も物体側に配置される負のメニスカスレンズ21の次に配置される負レンズ22と、第4レンズ群G4を構成するレンズのうち、最も物体側に配置されるレンズ41については、条件式(1)及び条件式(2)を満足することを特徴としている。
Figure 0005920926
上記条件式(1)は、第2レンズ群G2と第4レンズ群G4を構成するレンズの材料に関する条件式である。また、条件式(2)は当該光学系100において好ましい結像性能を確保するための条件式である。これらの条件式(1)及び条件式(2)を共に満足する材料は、現時点では樹脂材料に限定される。従って、本件発明では、第2レンズ群G2と、第4レンズ群G4に樹脂レンズを導入することにより、全てのレンズを硝子製のレンズを用いた場合と比較して、当該ズームレンズのコストを下げることができ、且つ、軽量化することを可能にした。
ここで、樹脂レンズは温度や湿度等の環境変化の影響を受けやすく、環境変化によりレンズ面が形状変化して、結像性能に影響を及ぼす場合がある。このため、第2レンズ群G2内に樹脂レンズを導入する際には、環境変化の影響を受けにくい位置に樹脂レンズ配置することに留意しなければならない。また、硝子製のレンズと比較すると、樹脂レンズの屈折率は低いため、硝子製のレンズの屈折力と同等の屈折力の樹脂レンズを作製するには、曲率半径を小さくすると共にレンズ径を大きくする等、レンズ面の形状を変化させる必要がある。このため、第2レンズ群G2内に樹脂レンズを導入する場合、レンズ面の形状変化によりフィルター径の大型化を招く恐れがある。従って、フィルター径の大型化を抑制することを考慮して、樹脂レンズを配置しなければならないことに留意する必要がある。また、レンズ群移動時の移動負荷を下げることができる位置に樹脂レンズを配置することが好ましく、この点にも留意する必要がある。
このような3つの留意点に基づき、本件発明では第2レンズ群G2を構成するレンズのうち、最も物体側に配置される負のメニスカスレンズ21の次に配置される負レンズ22を条件式(1)及び条件式(2)を満足する樹脂レンズにすることにした。第2レンズ群G2を構成するレンズのうち、物体側から少なくとも2枚目以降に配置される負レンズ22を樹脂レンズとすることにより、当該樹脂レンズに対する環境変化による影響を抑制することができる。また、樹脂レンズを採用した場合、この負レンズ22のレンズ径は幾分大きくなる。しかしながら、第2レンズ群G2を構成するレンズのうち最も物体側に負のメニスカスレンズ21を配置し、当該負のメニスカスレンズ21のレンズ面の形状や屈折力等を最適化させることにより、当該負レンズ22(樹脂レンズ)のレンズ径の拡大化を抑制した上で、全体の屈折力を適正なものとすることができる。また、この負レンズ22を樹脂レンズとすることにより、最も物体側には屈折力の強いレンズ(22)を配置することになる。このため、広角側において入射瞳位置をより物体側に配置することができる。従って、前玉径を小さくすることができることから、フィルター径を小さくすることができ、当該ズームレンズのコンパクト化を図ることができる。また、当該第2レンズ群G2内に樹脂レンズを導入することにより、第2レンズ群G2の軽量化を図ることができ、フォーカス時の作動負荷を下げることができる点においても好ましい。
さらに、本発明では第4レンズ群G4を構成するレンズのうち、最も物体側に配置されるレンズ41についても樹脂レンズを採用することにより、当該ズームレンズの軽量化及び低コスト化を図ることができる。
条件式(1)を採用したのは次の理由による。条件式(1)は第2レンズ群G2及び第4レンズ群G4に導入した樹脂レンズの屈折率の平均値((NV+NL)/2)が上述の範囲内である場合、当該ズームレンズに要求される結像性能を得ることができ、且つ、市販の樹脂材料を用いて安価にレンズを製造することができるため、低コスト化を図ることができる。また、当該ズームレンズの大型化を抑制することができる。
当該樹脂レンズの屈折率の平均値((NV+NL)/2)が1.62(上限値)を超える場合、レンズ面における光線の屈折力が強くなるため、レンズ加工時に生じるレンズ面の微小誤差が収差に影響を及ぼし、許容できなくなる。すなわち、レンズ面の屈折力が強くなりすぎて、高品位な結像性能を得ることが困難になるため好ましくない。例えば、メガネレンズに代表される熱硬化性樹脂レンズを第2レンズ群G2及び/又は第4レンズ群G4に導入した場合、当該樹脂レンズの屈折率の平均値((NV+NL)/2)が1.62を超える場合がある。このような熱硬化性樹脂レンズは高屈折率であるものの、射出成型が困難である。このため、上述したレンズ面の微小誤差が生じないようにレンズを加工するにはコストが嵩み、低コスト化を実現するという観点から好ましくない。レンズ面に微小誤差が生じた場合は、上述のとおり収差に影響を及ぼす。さらに当該熱硬化性樹脂レンズは、透過率が低く、CCI値等で表される色味が黄色系にシフトすることから、当該ズームレンズに要求される結像性能を維持することが出来ず好ましくない。
一方、当該屈折率の平均値((NV+NL)/2)が1.48(下限値)未満となる場合、各レンズ群を構成する他のレンズを最適化したとしても、各レンズ群の屈折力が弱くなり当該ズームレンズの大型化或いは結像性能の劣化を招くことから好ましくない。具体的には、次のとおりである。上記平均値((NV+NL)/2)が1.48未満となる場合、第2レンズ群G2を構成するレンズのうち最も物体側に配置される負のメニスカスレンズ21の屈折力を調整することにより、屈折率低下による負レンズ22の屈折力不足を補うことが考えられる。その場合、一般に、負のメニスカスレンズ21の像側の面の曲率半径を小さくすることにより屈折力を高めることになる。このような方法で屈折力を調整すると、特に望遠端での非点収差が悪化してしまう。この非点収差の悪化を改善するためには、負レンズ22のレンズ面の形状を非球面にすることが考えられる。しかしながら、この場合、非球面形状が円滑な点のつながりからなる形状とはならず、有効径付近で変曲点を有するような形状となる。このため、レンズ面の加工の難易度が高くなるため好ましくない。さらに、負のメニスカスレンズ21の屈折力を高めた場合、中間焦点距離から望遠端にかけて周辺光量の確保が難しくなる。周辺光量を確保するには、レンズ径の拡大化を要するため、フィルター径の大型化を招き、ズームレンズが大型化するため好ましくない。
一方、第4レンズ群G4の屈折力は、上記光学系100において比較的弱い。このため、当該屈折率の平均値((NV+NL)/2)が1.48未満となっても、レンズのサイズ面及び結像性能面には大きな影響を与えない。しかしながら、屈折率の低下に伴う屈折力の低下を補うために、レンズ面の形状を変化させた場合、レンズ面の形状変化に伴う結像性能が許容できる範囲を超えて劣化するため好ましくない。
当該ズームレンズをよりコンパクトに構成することができ、且つ、より高品位な結像性能を確保するという観点から、上記条件式(1)において、1.5≦(NV+NL)/2≦1.6以下であることが好ましく、1.52≦(NV+NL)/2≦1.58であることがより好ましい。
また、上述したとおり、第2レンズ群G2及び第4レンズ群G4に導入される樹脂レンズのアッベ数の平均値((VV+VL)/2)が上記条件式(2)を満足することにより、当該光学系100に要求される高品位な結像性能を確保することができる。一方、当該アッベ数の平均値((VV+VL)/2)が62(上限値)を超える場合、変倍による倍率色収差が悪化し、好ましい結像性能を確保することが出来なくなる場合があるため好ましくない。第2レンズ群G2及び/又は第4レンズ群G4に現在市販されている樹脂材料から成る樹脂レンズを導入した場合、当該アッベ数の平均値((VV+VL)/2)が62以上になるような材料から成る樹脂レンズは、透過率が低く、CCI値も劣化するため、好ましい結像性能を確保することが出来なくなり、好ましくない。また、当該アッベ数の平均値((VV+VL)/2)が38(下限値)未満となる場合、これらの樹脂レンズのアッベ数が小さく、色分散値が高くなるため、この場合も変倍による倍率色収差が悪化し、好ましい結像性能を確保することが出来なくなるため、好ましくない。
当該ズームレンズをよりコンパクトに構成することができ、且つ、より高品位な結像性能を確保するという観点から、条件式(2)において、40≦(VV+VL)/2≦60であることが好ましく、42≦(VV+VL)/2≦59であることがより好ましい。
2−2.条件式(3)
本件発明に係るズームレンズにおいて、第2レンズ群G2を構成するレンズのうち、最も物体側に配置される負のメニスカスレンズ21と、この負のメニスカスレンズ21の次に配置される負レンズ22のそれぞれの焦点距離は以下の条件式(3)を満足することが好ましい。
Figure 0005920926
上記条件式(3)は、第2レンズ群G2を構成するレンズのうち、物体側から並んで配置された2枚の負レンズ21、22の屈折力の割合(比)を表す条件式である。当該屈折力の割合(f22/f21)が3.4(上限値)を超える場合、最も物体側に配置された負のメニスカスレンズ21に対して、この負のメニスカスレンズ21の次に配置される負レンズ22の屈折力が相対的に弱くなる。この場合、最も物体側に配置される負のメニスカスレンズ21の屈折力を強くすることができる為、フィルター径を小さくする効果が得られる。しかしながら、当該負のメニスカスレンズ21の屈折力を強くした場合、像側の面の曲率半径が小さくなってしまうため、当該この負のメニスカスレンズ21の像面側に配置されるレンズ(22)との干渉を避ける必要が生じる。この場合、両レンズ21(22)の間隔を拡大する必要が生じ、逆にフィルター径を大型化させてしまうため好ましくない。
一方、当該屈折力の割合(f22/f21)が1.6(下限値)未満となる場合、最も物体側に配置される負のメニスカスレンズ21に対して、この負のメニスカスレンズ21の次に配置される負レンズ22の屈折力が相対的に強くなる。この場合、特に広角端での歪曲収差の悪化を招くため好ましくない。
当該ズームレンズをよりコンパクトに構成することができ、且つ、より高品位な結像性能を確保することが出来るという観点から、1.7≦f22/f21≦3.3であることがより好ましく、1.8≦f22/f21≦3.2であることがさらに好ましい。
2−3.条件式(4)
本件発明において、第4レンズ群G4を構成するレンズのうち、最も物体側に配置されるレンズ41は両面がそれぞれ非球面である非球面レンズであり、以下の条件式(4)を満足することが好ましい。
Figure 0005920926
上記条件式(4)は、第4レンズ群G4を構成するレンズの屈折力の割合を表す条件式である。光学系100を構成するレンズ群として、物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群G1、負の屈折力を有する第2レンズ群G2、正の屈折力を有する第3レンズ群G3を備える高倍率のズームレンズの場合、第4レンズ群G4を構成するレンズの内、少なくともいずれか一のレンズを非球面レンズとすることは、高品位な結像性能を確保する上で重要である。しかし、第4レンズ群G4内に単に非球面レンズを配置しただけでは、要求される結像性能を得ることができない場合がある。従って、第4レンズ群G4をどのように構成し、且つ、非球面レンズをどの場所に配置するかは、高品位な結像性能を確保する上で極めて重要な問題といえる。
そこで、本件発明では、第4レンズ群G4を構成するレンズを上述したとおり、2枚の正レンズと、1枚の負レンズとを少なくとも有する構成とし、最も物体側に配置されるレンズ41を、上述した条件式(1)及び条件式(2)を満足する樹脂レンズとすると共に、当該条件式(4)を満足する両面非球面レンズとすることにより、当該ズームレンズにおいてより高品位な結像性能を実現することを可能とした。また、この第4レンズ群G4を構成するレンズのうち、最も物体側に配置されるレンズ41を本件発明では樹脂レンズとしているため、両面非球面レンズであっても、硝子製のレンズと比較して安価に得ることができ、当該ズームレンズの結像性能を維持しながら、低価格化を実現することができる。
ここで、(|fp/f4|)の値が19.5(上限値)を超える場合、当該非球面レンズ(レンズ41)の屈折力が弱くなりすぎるため、組立誤差による結像性能の劣化、特に像面湾曲の補正を当該非球面レンズの調芯組み立てにより行うことが困難になるため、好ましくない。当該非球面レンズの屈折力は偏芯による像面湾曲との相関性が高く、(|fp/f4|)の値が上記条件式(4)の範囲内であれば、組立誤差に伴う上記結像性能の劣化が生じる場合であっても、当該非球面レンズの調芯組み立てにより行う事が可能になる。一方、(|fp/f4|)の値が2.9(下限値)未満である場合、当該非球面レンズの屈折力が強くなり、特に広角端での軸外上光線の補正効果が不足し、或いは、過補正状態となり、高い結像性能を満足することが出来なくなるため好ましくない。
本実施の形態のように、第4レンズ群G4は、物体側から順に、両面非球面レンズ41、正レンズ42、負レンズ43、正レンズ44の4枚構成とすることが好ましい。これにより、良好な結像性能を得ることができると共に、収差補正を行う上で最小のレンズ枚数とすることができ、当該ズームレンズの小型化及び低コスト化を図ることができる。
本件発明では、第4レンズ群G4は、接合レンズを用いず、全てのレンズを単独に配置することが好ましい。全てのレンズを単独に配置することにより、各レンズのレンズ面の形状に自由度を持たせ、レンズ面同士の間隔を空けて空気レンズを積極的に用いることができるため、屈折力を調整しやすくすることができる。ここで、接合レンズを用いた場合、組立誤差による偏芯が生じる恐れは低くなるが、接合面のレンズ面の形状に制約が生じ、屈折力の調整が困難になる。これに対して、接合レンズを用いずに、全てのレンズを単独で配置する場合、組立誤差が生じる恐れがある。しかしながら、本件発明では第4レンズ群G4を構成するレンズのうち、最も物体側に配置するレンズ41を樹脂レンズとしていることから、硝子製のレンズを採用した場合と比較すると、レンズ径が幾分大きくなる。第4レンズ群G4の屈折力は比較的弱いため、最も物体側に配置されるレンズ41のレンズ径が大きくなることにより偏芯敏感度を低下させることができ、組立誤差による結像性能の影響を抑制することができる。また、全てのレンズを単独に配置することにより、上述のとおり、当該非球面レンズの調芯組み立てにより、組立誤差による結像性能の劣化を補正することが可能になる。
当該ズームレンズをよりコンパクトに構成することができ、且つ、より高品位な結像性能を確保することが出来るという観点から、上記条件式(4)において、当該非球面レンズの屈折力は、3.0≦|fp/f4|≦19.3の関係を満足することがより好ましく、3.1≦|fp/f4|≦19であることがさらに好ましい。
2−4.条件式(5)
本件発明に係るズームレンズにおいて、第2レンズ群G2中、最も物体側に配置される負のメニスカスレンズ21の次に配置される負レンズ22は、少なくともその像面側に非球面を有し、以下の条件式(5)を満足することが好ましい。
Figure 0005920926
第2レンズ群G2内に非球面レンズを配置することにより、特に歪曲収差に対する高い補正効果を得ることができ、高品位な結像性能を実現することができる。ここで、歪曲収差の補正に対する効果のみを考慮した場合、第2レンズ群G2を構成するレンズのうち、最も物体側に非球面レンズを配置することが好ましい。しかしながら、本件発明では、第2レンズ群G2を構成するレンズのうち、最も物体側に配置される負のメニスカスレンズ21の次に配置される負レンズ22を上記条件式(5)を満足する非球面を像面側に有する非球面レンズとしている。従って、第2レンズ群G2内の非球面レンズの配置という点からのみ観た場合、歪曲収差に関する補正効果は低下するが、上記条件式(5)を満足させると共に、上述のように第4レンズ群G4にも非球面レンズを導入すれば、第2レンズ群G2に導入した非球面レンズと、第4レンズ群G4に導入した非球面レンズとにより、歪曲収差を適切に補正することができる。また、本件発明では、当該負レンズ22は樹脂レンズとするため、安価に非球面レンズを得ることができる。さらに、当該条件式(5)を満足することにより、ズーム全域での軸外光線の補正に効果を発揮し、高い結像性能を満足させることが出来る。
ここで、条件式(5)の上限値を超えて当該非球面レンズ(負レンズ22)の非球面変形量が大きくなると、特に中間焦点距離での像面湾曲がアンダー側に大きく倒れ、補正不足となるため好ましくない。一方、条件式(5)の下限値未満となると、広角端における像面湾曲と、望遠端とにおける像面湾曲の差が著しく大きくなり、他のレンズ群の移動量を調節したとしても、この差を補正することが出来なくなる為好ましくない。
当該ズームレンズをよりコンパクトに構成することができ、且つ、より高品位な結像性能を確保することが出来るという観点から、条件式(5)において、−0.065≦Δ2/f2<0.065であることがより好ましく、−0.06≦Δ2/f2≦0.06であることがさらに好ましい。
2−5.条件式(6)
本件発明において、上記光学系100を構成する各レンズ群の焦点距離とズーム比(変倍比)との関係が下記条件式(6)を満足することが好ましい。
Figure 0005920926
条件式(6)は、第1レンズ群G1から第3レンズ群G3の望遠端における合成焦点距離と、第4レンズ群G4の焦点距離の比にズーム比(変倍比)を乗じた値を規定した式である。第1レンズ群G1から第3レンズ群G3の望遠端における合成焦点距離に対して、第4レンズ群G4の焦点距離を条件式(6)を満足するように、適切な範囲に設定することにより、高い変倍率を達成することができる。また、この場合、収差補正等を行う上で必要な最小限の枚数のレンズで第4レンズ群G4を構成することができ、低コスト化及びコンパクト化の観点から好ましいる。例えば、図1に示すように第4レンズ群G4を4枚のレンズでコンパクトに構成することができる。
一方、条件式(6)の上限値を超える場合、第4レンズ群G4の屈折力が強くなり、第4レンズ群G4を構成するために必要なレンズ枚数が増加し、コスト高を招く他、当該ズームレンズの光学系100の全長が長くなるため好ましくない。また、この場合、像面湾曲の偏芯感度が高くなることから、極めて高い組立精度が要求される。このため、結像性能の高い光学系100を歩留まり良く製造することが困難になるため好ましくない。これに対して、条件式(6)の下限値未満となる場合、第4レンズ群G4の屈折力が弱くなり、変倍時の第4レンズ群G4の移動量が増大するため、鏡筒全長を長くする必要が生じる。従って、当該ズームレンズのコンパクト化を実現する上で好ましくない。
当該ズームレンズをよりコンパクトに構成することができ、且つ、より高品位な結像性能を確保することが出来るという観点から、上記条件式(6)において、上記光学系100を構成する各レンズ群の焦点距離とズーム比(変倍比)との関係が−43≦f123t/f4×Z≦−24を満足することがより好ましく、−42≦f123t/f4×Z≦−25を満足することがさらに好ましい。
2−6.条件式(7)
本発明に係るズームレンズにおいて、第1レンズ群G1の移動量(M1)と第2レンズ群G2の移動量(M2)の関係が以下の条件式(7)を満足することが好ましい。
Figure 0005920926
上記条件式(7)は、広角端から望遠端にかけての第1レンズ群G1及び第2レンズ群G2の移動量の比を規定した式である。本実施の形態のズームレンズの光学系100では、第1レンズ群G1及び第2レンズ群G2は、変倍時、広角端から望遠端にかけて第1レンズ群G1及び第2レンズ群G2はそれぞれ物体側に移動する。このとき、第2レンズ群G2の移動量を第1レンズ群G1の移動量よりも少なく、条件式(7)の範囲内とすることにより、高倍率の変倍比を確保すると共に、各レンズ群の移動量を好ましい範囲内に調整することができ、鏡筒の全長をコンパクトに構成することが可能になる。
これに対して、条件式(7)の上限を超えて、第2レンズ群G2の移動量が第1レンズ群G1の移動量に対して相対的に増えると、望遠端における光学全長が増大するため好ましくない。一方、条件式(7)の下限よりも、第2レンズ群G2の移動量が第1レンズ群G1の移動量に対して少なくなると、高い変倍比を確保するためには、第3レンズ群G3や第4レンズ群G4の移動量を増やす必要が生じる。カム筒を回転させる等の機構によりこれらのレンズ群を移動させる場合、当該移動機構の構成が複雑化し、鏡筒の大型化を招くため好ましくない。
当該ズームレンズをよりコンパクトに構成することができ、且つ、より高品位な結像性能を確保することが出来るという観点から、上記条件式(7)において、0.22≦|M2/M1|≦0.41を満足することがより好ましく、0.23≦|M2/M1|≦0.40を満足することがさらに好ましい。
次に、実施例を示して本件発明を具体的に説明する。但し、本件発明は以下の実施例1〜実施例9に限定されるものではないのは勿論である。また、以下の実施例1〜実施例9では、本件発明に係るズームレンズをデジタル一眼レフカメラに用いた場合の具体的な数値実施例を示す。
まず、実施例1のズームレンズについて説明する。本実施例1のズームレンズは、上述した光学系100(図1参照)と同様のレンズ構成を有する。すなわち、実施例1のズームレンズは、光学系100を構成するレンズ群として、物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、負の屈折力を有する第2レンズ群G2と、正の屈折力を有する第3レンズ群G3と、正の屈折力を有する第4レンズ群G4とを備えている。第2レンズ群G2は、上述したとおり、合焦時に移動するフォーカスレンズ群である。物体距離無限遠から至近距離への合焦に際し、第2レンズ群G2を物体側に移動させることにより、フォーカシングが行われる。図1に示すSTOPは絞りを指す。また、IMGは像面を示す。広角端から望遠端へのズーミングは各レンズ群がレンズ間隔を変えるように光軸上を前後に移動する。各レンズ群の移動の方向及び各レンズ群間の間隔の変化は、図1に矢印で模式的に示すとおりである。
第1レンズ群G1(面番号1から5)は、物体側から順に物体側に凸面を有する負のメニスカスレンズ11と両凸正レンズ12とを接合した接合レンズ及び物体側に凸面を有する正のメニスカスレンズ13を備えている。なお、面番号は、当該光学系100を構成するレンズの各面に対して、物体側からそれぞれ順に付与した番号を指す。また、接合面には一つの面番号を付与している。
第2レンズ群G2(面番号6から13)は、物体側から順に、物体側に凸面を有する負のメニスカスレンズ21、両凹負レンズ22、両凸正レンズ23及び像側に凸面を有する負のメニスカスレンズ24を備えている。第2レンズ群G2において、物体側から2枚目に配置された両凹負レンズ22は樹脂レンズであり、両面がそれぞれ非球面の両面非球面レンズである。
第3レンズ群G3(面番号15から24)は、3a群(面番号15から20)と3b群(面番号21から24)とを備えている。3a群は、物体側から順に、両凸正レンズ31、両凸正レンズ32及び負のメニスカスレンズ33を備えている。3b群(面番号21から24)は両凹レンズ34と正のメニスカスレンズ35との接合レンズを備えている。この接合レンズの物体側の面には、樹脂材料により形成された非球面層36が接着されている。本実施例では、3b群を防振時に光軸に対して略垂直方向に移動させることが出来る。防振時の3b群の移動量は補正角0.3°相当時、広角端、中間焦点距離、望遠端において、それぞれ0.087mm、0.182mm、0.467mmである。
第2レンズ群G2と第3レンズ群G3の間には、上記絞りSTOP(面番号14)が配置されている。この絞りSTOPは、第3レンズ群G3と一体に移動する。
第4レンズ群G4(面番号25から32)は、物体側から順に、弱い屈折力を有する正のメニスカスレンズ41、両凸正レンズ42、両凹負レンズ43及び両凸正レンズ44を備えている。最も物体側に配置される正のメニスカスレンズ41は、樹脂レンズであり、両面がそれぞれ非球面である両面非球面レンズである。
なお、当該ズームレンズにおいて、第3レンズ群G3を構成する3a群と3b群とをそれぞれ独立に移動可能に構成し、変倍時に3a群と3b群の間隔を変化させてもよい。この場合、高倍率の変倍比を維持するためには、変倍時に広角端から望遠端にかけて3a群と3b群の間隔が狭くなるよう移動させることが好ましい。
次に、実施例1の光学系100を構成する各レンズの具体的な数値データを表1〜表3に示す。表1は各レンズ面の面データを示す。表1において、「No」はレンズ面の面番号を指す。「R」はレンズ面の曲率半径、「D」は次のレンズ面までの間隔を指し、レンズ厚又はレンズ間隔を示す。「Nd」はd線に対する屈折率、「ABV」はアッベ数を指す。また、ASPHはそのレンズ面が非球面であることを表す。なお、これらは表4、表7、表10、表13、表16、表19、表22、表25、表28、表31においても同じである。
また、表2には、焦点距離(F)、Fナンバー(Fno)、半画角(W)(°)、変倍に伴って間隔が変化するレンズ間隔(D(5)、D(13)、D(24)、D(32)に関するデータを示す。各データは、それぞれ広角端、中間焦点距離、望遠端の順に記載している。なお、これらは表5、表8、表11、表14、表17、表20、表23、表26、表29、表32においても同じである。
さらに、表3は各レンズ面における非球面データを示す。「No.」はレンズ面の面番号を指す。また、各レンズ面毎に、回転対称非球面を下記式で定義したときの、円錐係数K、各次数の非球面係数A4、A6、A8、A10を表3に示した。なお、「E-a」は「×10-a」を意味する。なお、これらは表6、表9、表12、表15、表18、表21、表24、表27、表30、表33においても同じである。
x=cy2/[1+[1-(1+K)c2y2]1/2]+A4y4+A6y6+A8y8 +A10y10+A12y12・・・
(但し、cは曲率(1/R)、yは光軸からの高さ、Kは円錐係数、A4、A6、A8、・・・・・は各次数の非球面係数を示す。)
また、図1は、本実施例1の広角端における無限遠合焦時のレンズ構成図、図2は広角端の縦収差図、図3は中間焦点距離の縦収差図、図4は望遠端の縦収差図である。各収差図において、球面収差図における実線はd線を示し、破線はg線を示している。非点収差図において、Sはサジタル方向、Tはタンデンシャル方向を示している。また、歪曲収差図はd線の歪曲収差を示している。なお、これらは、以後の図においても同じである。
さらに、各条件式数値は図35に記載する。本実施例1を含め、以下に説明する全ての実施例は、いずれも各条件式(1)〜(7)を満足している。
(表1)
No. R D Nd ABV
1 79.2809 1.2000 1.84666 23.78
2 52.5933 6.6000 1.49700 81.61
3 -614.1709 0.2000
4 51.3606 4.4000 1.51742 52.15
5 174.6119 D( 5)
6 170.7500 1.1000 1.83481 42.72
7 12.7102 6.4500
8 ASPH -29.7960 1.0000 1.53103 58.27
9 ASPH 69.1204 0.2000
10 50.9813 4.2000 1.80518 25.46
11 -23.0148 0.4500
12 -19.4291 0.7000 1.77250 49.62
13 -433.4039 D(13)
14 STOP 0.0000 0.9000
15 30.2112 3.5000 1.48749 70.44
16 -37.6753 2.5202
17 22.4251 3.2000 1.48749 70.44
18 -111.3518 0.4700
19 -46.0666 0.8000 1.84666 23.78
20 -1662.1485 1.5101
21 ASPH -45.6126 0.2000 1.51460 49.96
22 -45.1441 0.7000 1.83400 37.34
23 17.4864 3.0000 1.80518 25.46
24 238.2673 D(24)
25 ASPH 38.3664 1.2000 1.53103 58.27
26 ASPH 43.8962 0.2088
27 35.4894 5.4000 1.51680 64.20
28 -21.7154 0.2000
29 -45.1186 0.8000 1.90366 31.31
30 27.7122 0.3300
31 32.9835 4.5000 1.61293 37.00
32 -37.7350 D(32)
(表2)
F 18.5367 60.0953 194.9328
Fno 3.6102 5.1533 6.3504
W 39.3985 13.1639 4.1760
D( 5) 1.5834 26.0201 47.9967
D(13) 27.0352 11.2267 1.8173
D(24) 8.0484 3.4417 1.7318
D(32) 43.6191 75.7442 97.0219
(表3)
No. K A4 A6 A8 A10
8 0.00000E+00 -1.65721E-05 2.62792E-07 -4.94483E-09 1.96956E-11
9 0.00000E+00 -5.19679E-05 1.86714E-07 -4.16967E-09 1.29125E-11
21 0.00000E+00 1.25827E-05 -5.42177E-08 1.41785E-09 -9.76635E-12
25 0.00000E+00 7.34439E-06 -5.33421E-07 -4.03799E-09 2.33281E-11
26 0.00000E+00 4.99364E-05 -5.43708E-07 -3.84796E-09 2.68169E-11
次に、実施例2について説明する。実施例2のズームレンズの光学系100は、実施例1と同様のレンズ構成を有するため、ここでは実施例1と異なる構成等についてのみ説明する。実施例2の光学系100においても、第3レンズ群G3を構成する3a群と3b群のうち、3b群を防振時に光軸に対して略垂直方向に移動させることが出来る。防振時の3b群の移動量は、補正角0.3°相当時、広角端、中間焦点距離、望遠端において、それぞれ0.093mm、0.191mm、0.503mmである。また本実施例においても変倍時に3a群と3b群とを光軸方向に沿って独立に移動させてもよく、その移動の方向は実施例1と同様にすることが好ましい。この点については、実施例3以降においても同様である。
以下、表4、表5、表6に実施例2のズームレンズの光学系100を構成する各レンズのレンズ面データ、焦点距離等に関するデータ、非球面データをそれぞれ示す。さらに、各条件式数値を図35に記載する。また、本実施例2の広角端の縦収差図を図5に、中間焦点距離の縦収差図を図6に、望遠端の縦収差図を図7に示す。
(表4)
No. R D Nd ABV
1 76.1896 1.2000 1.84666 23.78
2 51.0623 6.6000 1.49700 81.61
3 -2199.3530 0.2000
4 50.7015 4.4000 1.51742 52.15
5 191.3145 D(5)
6 112.9542 1.1000 1.83481 42.72
7 11.5356 6.4500
8 ASPH -25.5345 1.0000 1.53500 55.73
9 ASPH 253.4659 0.2000
10 53.6438 4.2000 1.80518 25.46
11 -22.7346 0.4500
12 -19.1805 0.7000 1.77250 49.62
13 -303.7382 D(13)
14 STOP 0.0000 0.9000
15 32.6128 3.5000 1.48749 70.44
16 -32.7476 1.9584
17 23.4210 3.2000 1.48749 70.44
18 -110.3197 0.7124
19 -39.7524 0.8000 1.84666 23.78
20 -279.6236 1.9810
21 ASPH -48.9769 0.2000 1.51460 49.96
22 -47.3943 0.7000 1.83400 37.34
23 17.7265 3.0000 1.80518 25.46
24 275.6367 D(24)
25 ASPH 73.6976 1.2000 1.53500 55.73
26 ASPH 89.7986 0.4000
27 42.8259 5.4000 1.51680 64.20
28 -19.5559 0.2000
29 -36.5360 0.8000 1.90366 31.31
30 30.8600 0.3000
31 36.2216 4.5000 1.61293 37.00
32 -33.8270 D(32)
(表5)
F 18.5398 60.1148 194.9320
Fno 3.6232 5.2074 6.3201
W 39.0021 13.2100 4.1752
D( 5) 1.7370 25.4245 48.1678
D(13) 27.1439 11.1512 1.8022
D(24) 7.7166 2.0802 1.2391
D(32) 43.6507 77.3929 97.9385
(表6)
No. K A4 A6 A8 A10
8 0.00000E+00 -1.33473E-05 1.77230E-07 -5.18213E-09 6.79789E-12
9 0.00000E+00 -5.52099E-05 7.51859E-08 -5.23026E-09 1.30884E-11
21 0.00000E+00 1.10042E-05 -1.57968E-08 3.75737E-10 -2.06912E-12
25 0.00000E+00 2.65603E-05 -4.45369E-07 -4.33119E-09 2.06376E-11
26 0.00000E+00 6.90461E-05 -3.96186E-07 -4.53212E-09 2.55274E-11
次に、実施例3について説明する。実施例3のズームレンズの光学系100についても、実施例1と同様のレンズ構成を有するため、ここでは実施例1と異なる構成等についてのみ説明する。また、実施例3の光学系100においても、第3レンズ群G3を構成する3b群を防振時に光軸に対して略垂直方向に移動させることが出来る。防振時の3b群の移動量は、補正角0.3°相当時、広角端、中間焦点距離、望遠端において、それぞれ0.092mm、0.190mm、0.502mmである。
以下、表7、表8、表9に実施例3のズームレンズの光学系100を構成する各レンズのレンズ面データ、焦点距離等に関するデータ、非球面データをそれぞれ示す。さらに、各条件式数値を図35に示す。また、本実施例3の広角端の縦収差図を図8に、中間焦点距離の縦収差図を図9に、望遠端の縦収差図を図10に示す。
(表7)
No. R D Nd ABV
1 80.2915 1.2000 1.84666 23.78
2 52.6354 6.6000 1.49700 81.61
3 -1504.2080 0.2000
4 48.7703 4.4000 1.51742 52.15
5 182.8452 D( 5)
6 127.4384 1.1000 1.83481 42.72
7 11.4058 6.4500
8 ASPH -22.0295 1.0000 1.53500 55.73
9 ASPH -166.2313 0.2000
10 64.2442 4.2000 1.80518 25.46
11 -21.2244 0.4500
12 -17.4752 0.7000 1.77250 49.62
13 -155.8897 D(13)
14 STOP 0.0000 0.9000
15 32.6419 3.5000 1.48749 70.44
16 -28.1506 1.5924
17 26.4974 3.2000 1.48749 70.44
18 -109.3432 0.8000
19 -29.9711 0.8000 1.84666 23.78
20 -85.4292 2.1097
21 ASPH -48.1844 0.2000 1.51460 49.96
22 -46.7946 0.7000 1.83400 37.34
23 18.0979 3.0000 1.80518 25.46
24 301.6141 D(24)
25 ASPH 65.5875 1.2000 1.53500 55.73
26 ASPH 75.5606 0.4000
27 42.6692 5.6000 1.51680 64.20
28 -19.3982 0.2000
29 -39.2704 0.8000 1.90366 31.31
30 29.0278 0.3000
31 34.1870 4.5000 1.61293 37.00
32 -35.7927 D(32)
(表8)
F 18.5399 60.1154 194.9318
Fno 3.6232 5.2074 6.3201
W 39.5445 13.2602 4.1751
D( 5) 1.5754 25.3160 48.3736
D(13) 26.7185 11.0456 1.8000
D(24) 8.4380 1.7552 1.3513
D(32) 43.6322 77.6909 97.8393
(表9)
No. K A4 A6 A8 A10
8 0.00000E+00 2.41367E-05 -7.38433E-08 -8.72787E-09 3.81661E-11
9 0.00000E+00 -2.66825E-05 -2.95427E-07 -6.67029E-09 2.59262E-11
21 0.00000E+00 1.12063E-05 -2.06629E-08 5.73517E-10 -3.92896E-12
25 0.00000E+00 3.53392E-05 -4.51371E-07 -5.44342E-09 2.54185E-11
26 0.00000E+00 7.41141E-05 -4.05428E-07 -5.73462E-09 3.14641E-11
次に、実施例4について説明する。実施例4のズームレンズの光学系100についても、実施例1と同様のレンズ構成を有するため、ここでは実施例1と異なる構成等についてのみ説明する。また、実施例4の光学系100においても、第3レンズ群G3を構成する3b群を防振時に光軸に対して略垂直方向に移動させることが出来る。防振時の3b群の移動量は、補正角0.3°相当時、広角端、中間焦点距離、望遠端において、それぞれ0.079mm、0.159mm、0.394mmである。
以下、表10、表11、表12に実施例4のズームレンズの光学系100を構成する各レンズのレンズ面データ、焦点距離等に関するデータ、非球面データをそれぞれ示す。さらに、各条件式数値を図35に示す。また、本実施例4の広角端の縦収差図を図11に、中間焦点距離の縦収差図を図12に、望遠端の縦収差図を図13に示す。
(表10)
No. R D Nd ABV
1 85.6769 1.2000 1.84666 23.78
2 54.5491 6.6000 1.49700 81.61
3 -744.1960 0.2000
4 51.0812 4.4000 1.51742 52.15
5 211.4159 D( 5)
6 116.4863 1.1000 1.83481 42.72
7 12.9553 6.4500
8 ASPH -30.6216 1.0000 1.53500 55.73
9 ASPH 43.1756 0.2000
10 36.8962 4.2000 1.80518 25.46
11 -24.1585 0.4500
12 -18.9815 0.7000 1.77250 49.62
13 -2518.8300 D(13)
14 STOP 0.0000 0.9000
15 44.4322 3.5000 1.48749 70.44
16 -27.9130 2.0548
17 24.4675 3.2000 1.48749 70.44
18 -72.5666 0.6314
19 -39.6143 0.8000 1.84666 23.78
20 -254.6992 1.8960
21 ASPH -42.9576 0.2000 1.51460 49.96
22 -44.5492 0.7000 1.83400 37.34
23 16.8661 3.0000 1.80518 25.46
24 152.9125 D(24)
25 ASPH 27.6365 2.0000 1.53500 55.73
26 ASPH 36.8612 0.4000
27 33.0498 5.4000 1.51680 64.20
28 -23.9442 0.2000
29 -123.2342 0.8000 1.90366 31.31
30 21.0304 0.5096
31 24.4600 4.5000 1.61293 37.00
32 -69.0950 D(32)
(表11)
F 18.5399 60.1820 194.9318
Fno 3.4035 5.1410 6.7162
W 39.6098 13.2190 4.1803
D( 5) 1.5820 24.7478 47.5001
D(13) 25.1338 10.4459 1.8808
D(24) 9.8417 2.8601 1.2014
D(32) 43.2506 76.7171 101.2265
(表12)
No. K A4 A6 A8 A10
8 0.00000E+00 -2.75012E-05 4.52637E-07 -8.42515E-09 7.80026E-11
9 0.00000E+00 -6.10468E-05 4.76965E-07 -8.79289E-09 7.94088E-11
21 0.00000E+00 1.29035E-05 -9.09540E-09 1.16929E-10 -4.20437E-13
25 0.00000E+00 4.74367E-06 -4.86981E-07 -2.70490E-09 2.45037E-12
26 0.00000E+00 4.34690E-05 -5.05282E-07 -3.68874E-09 1.62240E-11
次に、実施例5について説明する。実施例5のズームレンズの光学系100についても、実施例1と同様のレンズ構成を有するため、ここでは実施例1と異なる構成等についてのみ説明する。また、実施例5の光学系100においても、第3レンズ群G3を構成する3b群を防振時に光軸に対して略垂直方向に移動させることが出来る。防振時の3b群の移動量は、補正角0.3°相当時、広角端、中間焦点距離、望遠端において、それぞれ0.094mm、0.194mm、0.52mmである。
以下、表13、表14、表15に実施例5のズームレンズの光学系100を構成する各レンズのレンズ面データ、焦点距離等に関するデータ、非球面データをそれぞれ示す。さらに、各条件式数値を図35に示す。また、本実施例5の広角端の縦収差図を図14に、中間焦点距離の縦収差図を図15に、望遠端の縦収差図を図16に示す。
(表13)
No. R D Nd ABV
1 80.0753 1.2000 1.84666 23.78
2 52.6657 6.6000 1.49700 81.61
3 -877.7232 0.2000
4 50.6467 4.4000 1.51742 52.15
5 190.9835 D( 5)
6 174.7592 1.1000 1.83481 42.72
7 12.6963 6.4500
8 ASPH -28.6046 1.0000 1.53500 55.73
9 ASPH 69.5606 0.2000
10 48.4747 4.2000 1.80518 25.46
11 -22.5850 0.4500
12 -18.5148 0.7000 1.77250 49.62
13 -239.4995 D(13)
14 STOP 0.0000 0.9000
15 32.4577 3.5000 1.48749 70.44
16 -31.2477 1.6160
17 23.7076 3.2000 1.48749 70.44
18 -127.2125 0.5000
19 -39.2405 0.8000 1.84666 23.78
20 -236.9696 2.3842
21 ASPH -49.8741 0.2000 1.51460 49.96
22 -48.6856 0.7000 1.83400 37.34
23 17.6557 3.0000 1.80518 25.46
24 256.8996 D(24)
25 ASPH 65.4189 1.2000 1.53500 55.73
26 ASPH 101.2198 0.4000
27 48.5960 5.4000 1.51680 64.20
28 -19.7077 0.2000
29 -37.1355 0.8000 1.90366 31.31
30 30.2119 0.3000
31 35.1077 4.5000 1.61293 37.00
32 -34.7772 D(32)
33 0.0000 1.0002
34 0.0000 -0.0002
(表14)
F 18.5373 60.6578 198.4823
Fno 3.6232 5.2074 6.3201
W 39.6145 13.1214 4.1006
D( 5) 1.5922 25.0745 48.2245
D(13) 27.6653 11.2475 1.8134
D(24) 8.7233 2.4650 1.2001
D(32) 42.9120 77.3308 96.2961
(表15)
No. K A4 A6 A8 A10
8 0.00000E+00 -1.55406E-05 3.78489E-07 -6.51143E-09 3.89326E-11
9 0.00000E+00 -5.10051E-05 2.33094E-07 -4.73142E-09 2.15895E-11
21 0.00000E+00 9.94358E-06 -6.20953E-09 4.60030E-10 -3.36382E-12
25 0.00000E+00 1.53465E-05 -5.05576E-07 -4.63042E-09 2.52294E-11
26 0.00000E+00 5.52023E-05 -4.55800E-07 -4.67480E-09 2.91938E-11
次に、実施例6について説明する。実施例6のズームレンズの光学系100についても、実施例1と同様のレンズ構成を有するため、ここでは実施例1と異なる構成等についてのみ説明する。また、実施例6の光学系100においても、第3レンズ群G3を構成する3b群を防振時に光軸に対して略垂直方向に移動させることが出来る。防振時の3b群の移動量は、補正角0.3°相当時、広角端、中間焦点距離、望遠端において、それぞれ0.089mm、0.182mm、0.46mmである。
以下、表16、表17、表18に実施例6のズームレンズの光学系100を構成する各レンズのレンズ面データ、焦点距離等に関するデータ、非球面データをそれぞれ示す。さらに、各条件式数値を図35に示す。また、本実施例6の広角端の縦収差図を図17に、中間焦点距離の縦収差図を図18に、望遠端の縦収差図を図19に示す。
(表16)
No. R D Nd ABV
1 93.7711 1.2000 1.84666 23.78
2 58.2256 6.6000 1.49700 81.61
3 -464.8530 0.2000
4 48.7486 4.4000 1.51742 52.15
5 191.5000 D( 5)
6 191.5000 1.1000 1.83481 42.72
7 13.5213 6.4500
8 ASPH -26.2868 1.0000 1.53500 55.73
9 ASPH 66.1801 0.2000
10 54.6432 4.2000 1.80518 25.46
11 -22.6225 0.4500
12 -19.2728 0.7000 1.77250 49.62
13 -238.9571 D(13)
14 STOP 0.0000 0.9000
15 31.9118 3.5000 1.48749 70.44
16 -34.5240 2.4976
17 22.7369 3.2000 1.48749 70.44
18 -114.8993 0.5000
19 -48.0417 0.8000 1.84666 23.78
20 1354.5969 1.5068
21 ASPH -42.8017 0.2000 1.51460 49.96
22 -41.7755 0.7000 1.83400 37.34
23 18.1218 3.0000 1.80518 25.46
24 511.6480 D(24)
25 ASPH 34.9797 1.2000 1.53500 55.73
26 ASPH 60.6849 0.4000
27 45.8144 5.4000 1.51680 64.20
28 -22.7514 0.2000
29 -50.7204 0.8000 1.90366 31.31
30 25.4079 0.3000
31 29.9097 4.5000 1.61293 37.00
32 -42.6319 D(32)
(表17)
F 18.5400 60.1123 194.9318
Fno 3.6232 5.2074 6.3201
W 39.6086 13.2574 4.1751
D( 5) 1.5679 24.5305 47.0537
D(13) 27.3496 11.1325 1.9807
D(24) 9.1029 3.0915 1.2021
D(32) 42.8085 76.7843 99.7054
(表18)
No. K A4 A6 A8 A10
8 0.00000E+00 -1.57783E-05 3.47553E-07 -4.49279E-09 3.46545E-11
9 0.00000E+00 -4.37479E-05 2.09462E-07 -2.47794E-09 2.17697E-11
21 0.00000E+00 1.12892E-05 -2.03616E-08 1.39390E-10 -7.50392E-13
25 0.00000E+00 1.06310E-05 -5.00666E-07 -3.57362E-09 2.31277E-11
26 0.00000E+00 4.90997E-05 -4.91326E-07 -4.07391E-09 2.72747E-11
次に、実施例7について説明する。実施例7のズームレンズの光学系100についても、実施例1と同様のレンズ構成を有するため、ここでは実施例1と異なる構成等についてのみ説明する。また、実施例7の光学系100においても、第3レンズ群G3を構成する3b群を防振時に光軸に対して略垂直方向に移動させることが出来る。防振時の3b群の移動量は、補正角0.3°相当時、広角端、中間焦点距離、望遠端において、それぞれ0.094mm、0.194mm、0.52mmである。
以下、表19、表20、表21に実施例7のズームレンズの光学系100を構成する各レンズのレンズ面データ、焦点距離等に関するデータ、非球面データをそれぞれ示す。さらに、各条件式数値を図35に示す。また、本実施例7の広角端の縦収差図を図20に、中間焦点距離の縦収差図を図21に、望遠端の縦収差図を図22に示す。
(表19)
No. R D Nd ABV
1 82.3005 1.2000 1.84666 23.78
2 53.6597 6.6000 1.49700 81.61
3 -764.2183 0.2000
4 50.2876 4.4000 1.51742 52.15
5 185.8890 D( 5)
6 166.4728 1.1000 1.83481 42.72
7 12.4585 6.4500
8 ASPH -29.0084 1.0000 1.50940 59.24
9 ASPH 80.0402 0.2000
10 48.6346 4.2000 1.80518 25.46
11 -23.2885 0.4500
12 -19.1296 0.7000 1.77250 49.62
13 -361.3661 D(13)
14 STOP 0.0000 0.9000
15 31.0644 3.5000 1.48749 70.44
16 -32.1598 1.9336
17 24.4587 3.2000 1.48749 70.44
18 -113.7070 0.5000
19 -37.5085 0.8000 1.84666 23.78
20 -201.9130 2.0664
21 ASPH -50.0652 0.2000 1.51460 49.96
22 -48.3585 0.7000 1.83400 37.34
23 17.5618 3.0000 1.80518 25.46
24 261.8596 D(24)
25 ASPH 58.1715 1.2000 1.50940 59.24
26 ASPH 72.6899 0.4000
27 43.0413 5.4000 1.51680 64.20
28 -19.9516 0.2000
29 -36.9168 0.8000 1.90366 31.31
30 30.6164 0.3000
31 36.2661 4.5000 1.61293 37.00
32 -33.7701 D(32)
(表20)
F 18.5400 60.1164 194.9318
Fno 3.6232 5.2074 6.3201
W 39.6116 13.2384 4.1751
D( 5) 1.6114 24.8421 48.2227
D(13) 27.9005 11.2807 1.8192
D(24) 8.2245 2.2825 1.2000
D(32) 43.1629 77.4248 96.7676
(表21)
No. K A4 A6 A8 A10
8 0.00000E+00 -2.32018E-05 3.38202E-07 -5.38305E-09 2.38936E-11
9 0.00000E+00 -6.09306E-05 2.08607E-07 -3.97216E-09 1.08967E-11
21 0.00000E+00 1.11643E-05 -2.50338E-08 5.20362E-10 -2.99952E-12
25 0.00000E+00 2.25225E-05 -5.39613E-07 -4.13519E-09 2.21612E-11
26 0.00000E+00 6.49335E-05 -5.05248E-07 -4.22135E-09 2.68070E-11
次に、実施例8について説明する。実施例8のズームレンズの光学系100についても、実施例1と同様のレンズ構成を有するため、ここでは実施例1と異なる構成等についてのみ説明する。また、実施例8の光学系100においても、第3レンズ群G3を構成する3b群を防振時に光軸に対して略垂直方向に移動させることが出来る。防振時の3b群の移動量は、補正角0.3°相当時、広角端、中間焦点距離、望遠端において、それぞれ0.095mm、0.195mm、0.505mmである。
以下、表22、表23、表24に実施例8のズームレンズの光学系100を構成する各レンズのレンズ面データ、焦点距離等に関するデータ、非球面データをそれぞれ示す。さらに、各条件式数値を図35に示す。また、本実施例8の広角端の縦収差図を図23に、中間焦点距離の縦収差図を図24に、望遠端の縦収差図を図25に示す。
(表22)
No. R D Nd ABV
1 85.0625 1.2000 1.84666 23.78
2 54.9577 6.6000 1.49700 81.61
3 -607.1361 0.2000
4 50.1238 4.4000 1.51742 52.15
5 179.3495 D( 5)
6 109.6272 1.1000 1.83481 42.72
7 12.4799 6.4500
8 ASPH -25.2727 1.0000 1.54408 58.86
9 ASPH 92.0324 0.2000
10 47.2897 4.2000 1.80518 25.46
11 -22.9217 0.4500
12 -18.4256 0.7000 1.77250 49.62
13 -253.8689 D(13)
14 STOP 0.0000 0.9000
15 33.9638 3.5000 1.48749 70.44
16 -30.3338 1.9780
17 24.1621 3.2000 1.48749 70.44
18 -110.7370 0.5000
19 -36.4524 0.8000 1.84666 23.78
20 -168.6463 2.0220
21 ASPH -48.8377 0.2000 1.51460 49.96
22 -47.5780 0.7000 1.83400 37.34
23 18.1017 3.0000 1.80518 25.46
24 328.9094 D(24)
25 ASPH 56.6163 1.2000 1.54408 58.86
26 ASPH 101.1275 0.4000
27 54.6499 5.4000 1.51680 64.20
28 -19.9140 0.2000
29 -36.5392 0.8000 1.90366 31.31
30 31.1146 0.3000
31 36.8934 4.5000 1.61293 37.00
32 -33.2897 D(32)
(表23)
F 18.5400 60.1161 194.9318
Fno 3.6232 5.2074 6.3201
W 39.6116 13.2264 4.1751
D( 5) 1.5904 25.2692 48.1769
D(13) 27.1839 11.1318 1.9298
D(24) 8.5826 2.2602 1.2000
D(32) 43.5378 77.6122 99.8380
(表24)
No. K A4 A6 A8 A10
8 0.00000E+00 -1.55487E-05 3.66150E-07 -8.18725E-09 5.28498E-11
9 0.00000E+00 -4.71340E-05 2.04438E-07 -5.69330E-09 3.19578E-11
21 0.00000E+00 9.94852E-06 9.24886E-09 5.58025E-11 -6.70873E-13
25 0.00000E+00 3.49318E-05 -4.56057E-07 -5.18299E-09 1.94311E-11
26 0.00000E+00 7.11129E-05 -3.80017E-07 -6.15180E-09 2.84346E-11
次に、実施例9について説明する。実施例9のズームレンズの光学系100についても、実施例1と同様のレンズ構成を有するため、ここでは実施例1と異なる構成等についてのみ説明する。また、実施例9の光学系100においても、第3レンズ群G3を構成する3b群を防振時に光軸に対して略垂直方向に移動させることが出来る。防振時の3b群の移動量は、補正角0.3°相当時、広角端、中間焦点距離、望遠端において、それぞれ0.096mm、0.198mm、0.51mmである。
以下、表25、表26、表27に実施例9のズームレンズの光学系100を構成する各レンズのレンズ面データ、焦点距離等に関するデータ、非球面データをそれぞれ示す。さらに、各条件式数値を図35に示す。また、本実施例9の広角端の縦収差図を図26に、中間焦点距離の縦収差図を図27に、望遠端の縦収差図を図28に示す。
(表25)
No. R D Nd ABV
1 84.8615 1.2000 1.84666 23.78
2 54.8769 6.6000 1.49700 81.61
3 -575.6538 0.2000
4 50.0207 4.4000 1.51742 52.15
5 174.1575 D( 5)
6 97.9632 1.1000 1.83481 42.72
7 12.2647 6.4500
8 ASPH -24.6447 1.0000 1.54408 58.86
9 ASPH 106.4060 0.2000
10 45.9586 4.2000 1.80518 25.46
11 -23.1514 0.4500
12 -18.5784 0.7000 1.77250 49.62
13 -322.1643 D(13)
14 STOP 0.0000 0.9000
15 33.0555 3.5000 1.48749 70.44
16 -31.5217 2.6019
17 24.7751 3.2000 1.48749 70.44
18 -93.4884 0.5000
19 -33.2766 0.8000 1.84666 23.78
20 -121.3784 1.6187
21 ASPH -53.0797 0.2000 1.51460 49.96
22 -51.4176 0.7000 1.83400 37.34
23 18.2724 3.0000 1.80518 25.46
24 232.2540 D(24)
25 ASPH 113.4496 1.2000 1.63980 24.53
26 ASPH 410.8672 0.4000
27 55.2935 5.4000 1.51680 64.20
28 -19.3399 0.2000
29 -48.2620 0.8000 1.90366 31.31
30 25.5419 0.3000
31 26.7036 4.5000 1.61293 37.00
32 -50.4263 D(32)
(表26)
F 18.5400 60.1171 194.9342
Fno 3.6232 5.2074 6.3201
W 39.6111 13.2285 4.1763
D( 5) 1.5898 25.3418 48.1747
D(13) 26.9486 11.0946 1.8993
D(24) 8.8194 2.6313 1.7288
D(32) 42.9804 76.7226 99.0978
(表27)
No. K A4 A6 A8 A10
8 0.00000E+00 -2.38538E-05 3.87580E-07 -7.87406E-09 4.79178E-11
9 0.00000E+00 -5.41270E-05 2.18584E-07 -5.33422E-09 2.82916E-11
21 0.00000E+00 8.32109E-06 7.51381E-08 -1.01081E-09 5.02391E-12
25 0.00000E+00 3.59980E-05 -3.66428E-07 -4.51724E-09 2.42416E-11
26 0.00000E+00 7.00811E-05 -3.00925E-07 -4.75068E-09 2.66589E-11
次に、実施例10について説明する。実施例10のズームレンズの光学系100についても、実施例1と同様のレンズ構成を有するため、ここでは実施例1と異なる構成等についてのみ説明する。また、実施例10の光学系100においても、第3レンズ群G3を構成する3b群を防振時に光軸に対して略垂直方向に移動させることが出来る。防振時の3b群の移動量は、補正角0.3°相当時、広角端、中間焦点距離、望遠端において、それぞれ0.089mm、0.181mm、0.474mmである。
以下、表28、表29、表30に実施例10のズームレンズの光学系100を構成する各レンズのレンズ面データ、焦点距離等に関するデータ、非球面データをそれぞれ示す。さらに、各条件式数値を図35に示す。また、本実施例10の広角端の縦収差図を図29に、中間焦点距離の縦収差図を図30に、望遠端の縦収差図を図31に示す。
(表28)
No. R D Nd ABV
1 78.7433 1.2000 1.84666 23.78
2 52.6992 6.7000 1.49700 81.61
3 -667.7771 0.2000
4 52.6948 4.4000 1.51742 52.15
5 176.8095 D( 5)
6 171.4263 1.2000 1.83481 42.72
7 12.4677 6.3809
8 ASPH -30.1202 1.0000 1.53110 58.60
9 ASPH 74.4645 0.2000
10 50.1721 4.4000 1.80518 25.46
11 -23.5391 0.4600
12 -19.6638 0.7000 1.77250 49.62
13 -268.9056 D(13)
14 STOP 0.0000 0.9000
15 29.3794 3.6000 1.48749 70.44
16 -37.4302 1.6270
17 23.8446 3.7000 1.48749 70.44
18 -89.4371 0.4000
19 -42.6556 0.8000 1.84666 23.78
20 -512.7271 D(20)
21 ASPH -46.7691 0.2000 1.51460 49.96
22 -46.9730 0.8000 1.83400 37.34
23 17.0833 3.1000 1.80518 25.46
24 212.5403 D(24)
25 ASPH 48.5158 1.2000 1.53110 58.60
26 ASPH 58.0346 0.1500
27 33.7204 5.6000 1.51680 64.20
28 -22.3278 0.1560
29 -46.1490 0.8000 1.90366 31.31
30 26.2451 0.3800
31 31.8064 4.5000 1.61293 37.00
32 -37.8637 D(32)
(表29)
F 18.5400 60.1100 194.9329
Fno 3.6649 5.3376 6.4466
W 39.0745 13.1688 4.1752
D( 5) 1.5138 25.1995 48.8656
D(13) 27.6423 11.1430 1.8088
D(20) 2.7248 2.5603 1.7730
D(24) 7.8979 2.8172 1.3800
D(32) 41.4174 75.4358 95.4506
(表30)
No. K A4 A6 A8 A10
8 0.00000E+00 -1.14769E-05 4.70839E-08 -2.63504E-09 1.24054E-11
9 0.00000E+00 -4.98347E-05 -4.49970E-08 -1.88618E-09 6.45086E-12
21 0.00000E+00 1.19796E-05 -2.92430E-08 9.47719E-10 -7.32654E-12
25 0.00000E+00 -1.07090E-05 -4.72810E-07 -2.76695E-09 2.07109E-11
26 0.00000E+00 2.99368E-05 -4.59231E-07 -2.41715E-09 2.15679E-11
次に、実施例11について説明する。実施例11のズームレンズの光学系100についても、実施例1と同様のレンズ構成を有するため、ここでは実施例1と異なる構成等についてのみ説明する。また、実施例11の光学系100においても、第3レンズ群G3を構成する3b群を防振時に光軸に対して略垂直方向に移動させることが出来る。防振時の3b群の移動量は、補正角0.3°相当時、広角端、中間焦点距離、望遠端において、それぞれ0.089mm、0.181mm、0.474mmである。
以下、表31、表32、表33に実施例11のズームレンズの光学系100を構成する各レンズのレンズ面データ、焦点距離等に関するデータ、非球面データをそれぞれ示す。さらに、各条件式数値を図35に示す。また、本実施例11の広角端の縦収差図を図32に、中間焦点距離の縦収差図を図33に、望遠端の縦収差図を図34に示す。
(表31)
No. R D Nd ABV
1 81.0662 1.2000 1.84666 23.78
2 53.5297 6.6000 1.49700 81.61
3 -814.2792 0.2000
4 52.2329 4.4000 1.51742 52.15
5 195.9920 D( 5)
6 195.9920 1.1000 1.83481 42.72
7 12.8669 6.4500
8 ASPH -26.6048 1.0000 1.53103 58.27
9 ASPH 98.2891 0.2000
10 50.8434 4.4000 1.80518 25.46
11 -23.3493 0.4600
12 -19.0740 0.7000 1.77250 49.62
13 -230.6555 D(13)
14 STOP 0.0000 0.9000
15 32.4971 3.6000 1.48749 70.44
16 -34.7066 1.9500
17 23.1922 3.6000 1.48749 70.44
18 -89.2603 0.4500
19 -42.0273 0.8000 1.84666 23.78
20 -467.3151 D(20)
21 ASPH -47.8795 0.2000 1.51460 49.96
22 -48.3845 0.7000 1.83400 37.34
23 16.8825 3.0000 1.80518 25.46
24 194.2614 D(24)
25 ASPH 34.3111 1.2000 1.53103 58.27
26 ASPH 37.7297 0.1500
27 37.0491 5.6000 1.51680 64.20
28 -20.7740 0.1600
29 -37.6215 0.8000 1.90366 31.31
30 29.7997 0.3800
31 35.8567 4.5000 1.61293 37.00
32 -32.7692 D(32)
(表32)
F 18.5136 60.0681 194.9318
Fno 3.6223 5.2626 6.2969
W 39.6510 13.2226 4.1751
D( 5) 1.5962 25.3923 48.9184
D(13) 27.6928 11.2082 1.8013
D(20) 2.8381 2.4372 1.6000
D(24) 8.0972 2.3333 1.2000
D(32) 41.9921 76.3615 96.9967
(表33)
No. K A4 A6 A8 A10
8 0.00000E+00 1.31599E-05 -2.73202E-08 -3.40841E-09 2.47387E-11
9 0.00000E+00 -2.32801E-05 -1.87538E-07 -1.36401E-09 8.45448E-12
21 0.00000E+00 1.24302E-05 -5.08935E-08 1.07027E-09 -6.51853E-12
25 0.00000E+00 1.70166E-05 -6.84744E-07 -3.95111E-09 2.71942E-11
26 0.00000E+00 6.02044E-05 -7.15308E-07 -3.74756E-09 3.10070E-11
21・・・第2レンズ群中、最も物体側に配置される負のメニスカスレンズ
22・・・負のメニスカスレンズの次に配置される負レンズ
41・・・第4レンズ群中、最も物体側に配置されるレンズ
100・・光学系
G1・・・第1レンズ群
G2・・・第2レンズ群
G3・・・第3レンズ群
G3a・・3a群
G3b・・3b群
G4・・・第4レンズ群

Claims (13)

  1. 光学系を構成するレンズ群として、物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群と、負の屈折力を有する第2レンズ群と、正の屈折力を有する第3レンズ群と、正の屈折力を有する第4レンズ群とから構成され、
    当該光学系を構成する全てのレンズ群がそれぞれの間隔を調整するように光軸方向に沿って移動することにより所定の変倍率を達成するズームレンズであって、
    前記第2レンズ群は、最も物体側に配置されると共に物体側に凸面を有する負のメニスカスレンズと、当該負のメニスカスレンズの次に配置される負レンズと、最も像側に配置されると共に物体側に凹面を有する負レンズとを有し、
    前記第4レンズ群は、2枚の正レンズと、1枚の負レンズとを少なくとも有し、
    前記第2レンズ群及び前記第4レンズ群に配置される下記のレンズは以下の条件式(1)及び条件式(2)を満足し、前記第2レンズ群中、前記メニスカスレンズの次に配置される負レンズが樹脂レンズであり、当該第4レンズ群において最も物体側に配置されるレンズが樹脂レンズであることを特徴とするズームレンズ。
    Figure 0005920926
  2. 以下の条件式(3)を満足する請求項1に記載のズームレンズ。
    Figure 0005920926
  3. 前記第4レンズ群中、最も物体側に配置されるレンズは両面がそれぞれ非球面である両面非球面レンズであり、以下の条件式(4)を満足する請求項1又は請求項2に記載のズームレンズ。
    Figure 0005920926
  4. 前記第2レンズ群中、前記負のメニスカスレンズの次に配置される負レンズは、少なくともその像面側に非球面を有し、以下の条件式(5)を満足する請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載のズームレンズ。
    Figure 0005920926
  5. 以下の条件式(6)を満足する請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載のズームレンズ。
    Figure 0005920926
  6. 以下の条件式(7)を満足する請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載のズームレンズ。
    Figure 0005920926
  7. 変倍時、広角端から望遠端にかけて、前記第1レンズ群と前記第2レンズ群との間隔は広がり、前記第2レンズ群と前記第3レンズ群との間隔は狭まり、前記第3レンズ群と前記第4レンズ群との間隔が狭まるように、これらのレンズ群が移動する請求項1〜請求項6のいずれか一項に記載のズームレンズ。
  8. 前記第3レンズ群は、正の屈折力を有する3a群と、負の屈折力を有する3b群とを有し、
    防振時、前記3b群が光軸に対して略垂直方向に移動する請求項1〜請求項7のいずれか一項に記載のズームレンズ。
  9. 前記第3レンズ群は、正の屈折力を有する3a群と、負の屈折力を有する3b群とを備え、変倍時、広角端から望遠端にかけて、前記第1レンズ群と前記第2レンズ群との間隔は広がり、前記第2レンズ群と前記3a群との間隔は狭まり、前記3a群と前記3b群との間隔は変化し、前記3b群と前記第4レンズ群との間隔は狭まるように、これらのレンズ群が移動する請求項1〜請求項6のいずれか一項に記載のズームレンズ。
  10. 防振時、前記3b群が光軸に対して略垂直方向に移動する請求項9に記載のズームレンズ。
  11. 前記光学系を構成するレンズ群として、前記第1レンズ群から前記第4レンズ群に加えて、当該第4レンズ群に後続する第5レンズ群を備え、
    変倍時、広角端から望遠端にかけて、前記第1レンズ群と前記第2レンズ群との間隔は広がり、前記第2レンズ群と前記第3レンズ群との間隔は狭まり、前記第3レンズ群と前記第4レンズ群との間隔は狭まり、前記第4レンズ群と前記第5レンズ群との間隔が広がるように、これらのレンズ群が移動する請求項1〜請求項6のいずれか一項に記載のズームレンズ。
  12. 前記光学系を構成するレンズ群として、前記第1レンズ群から前記第4レンズ群に加えて、実質的にパワーを有しない正又は負の固定レンズ又は固定レンズ群を最も像側に備える請求項1〜請求項11のいずれか一項に記載のズームレンズ。
  13. 合焦時、物体距離無限遠から至近距離にかけて、前記第2レンズ群が物体側に移動する請求項1〜請求項12のいずれか一項に記載のズームレンズ。
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