JP5201877B2 - 情報記録再生装置 - Google Patents

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Description

本発明は、情報記録再生装置に関し、例えば、薄型情報録媒体用カバー付トレイをローディングする機構を有する情報記録再生装置に関するものである。
近年、コンピュータ用情報のみならず、音声や静止画像、動画像などの情報を保存するための記録媒体として光情報記録媒体が実用化されている。例えば非特許文献1に示されるように、1.2mm厚の光ディスクを3mm厚のトレイに入れ、それを複数段重ねたディスクカートリッジ(ディスクの変形を防ぐ全周受けトレイ式マガジン)が製品化されている。このように、光情報記録媒体は更なる高密度化や高速転送化に向け開発が進められているが、同時に記録再生を行うドライブ装置の将来的な形としての薄型化や小型化、あるいは媒体収納時の軽量小型化等を見据えると、光情報記録媒体自体の厚みはより薄いほうが望ましい。そして、その実現を狙って厚さ0.3mm以下の薄型情報記録媒体の開発が進められている。この薄型情報記録媒体は、薄いトレイに搭載し、さらにそれを複数枚積層してカートリッジの内部に納める。再生時はカートリッジから任意のカバー付トレイを引き出し、そのトレイ上にある任意のディスクを装置までハンドリングして装着させて記録や再生が行われる。なお、このトレイのカバーは、ディスクをカートリッジに収納する際に薄型情報記録媒体に傷がつかないようにするためのものである。
ところで、傷から媒体を保護するためのカバーは、ドライブで記録再生を行うときにはトレイから剥離させてなければ薄型情報記録媒体を取り出して記録再生することができない。カバーをトレイから剥離させるには、特許文献1で開示されているように、ローラを用いてカバーの端からめくり上げる機構などが考えられる。
http://www.jvc-victor.co.jp/pro/library/product/mc-9200/option.html「ディスクの変形を防ぐ全周受けトレイ式マガジン」 特開2004−134019号公報
しかしながら、カバーをめくり上げる機構を実現するために、別途ソレノイド、ロボットアーム、モーターやギア、ゴムローラ、或いはそれらの制御回路やソフトなどを使う機構を設けると、装置構成も複雑化し、コストアップにもつながる。さらには部品点数が増えた分、故障箇所も増えるといったリスクを持つことになる。
また、特許文献1に記載の機構はローラを用いてカバーをめくり上げているので、カバーが変形したり、傷ついたりする危険性がある。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、記録媒体駆動部(ドライブ)のコストをアップさせずにシンプルかつ耐久性のある構造を有し、カバーを変形させ、傷つける危険の少ないトレイのカバー剥離機構を実現するものである。
上記課題を解決するために、本発明では、情報記録媒体を内部に有したカバー付トレイのカバーをローディング動作に対応させてカバーをガイド部に導入して剥離させるようにしている。そして、そのガイド部において、ガイド中のカバーがガイド面に接触する面積が、ガイド面全体の面積よりも小さくなっている。例えば、ガイド面が凹凸形状や櫛型形状をなすことにより、ガイド面とカバーとの接触面積をガイド面全体の面積よりも小さくする。
即ち、本発明による情報記録再生装置は、カートリッジに収納されたカバー付トレイに載置された薄型情報記録媒体に対して情報の記録及び/又は再生を行う情報記録再生装置であって、カートリッジから前記カバー付トレイを取り出し、かつ、カバー付トレイをカートリッジに収納する、トレイローディング手段と、カバー付トレイに載置された薄型情報記録媒体に対して、情報の記録及び/又は再生を行う記録再生部と、を備え、トレイローディング手段は、カートリッジと記録再生部における記録再生動作位置との間を、カバー付トレイを移動させるトレイ移動手段と、トレイ移動手段によるカバー付トレイの移動に対応して、カバー付トレイのカバーを剥離してカバーガイド部にガイドし、薄型情報記録媒体を露出させるカバー剥離手段と、を有し、カバーガイド部のガイド面におけるカバーとの接触部分の面積が、カバーガイド部全体の面積よりも小さいことを特徴とする。
さらなる本発明の特徴は、以下本発明を実施するための最良の形態および添付図面によって明らかになるものである。
本発明によれば、記録媒体駆動部(ドライブ)のコストをアップさせずにシンプルかつ耐久性のある構造を有し、トレイカバーを傷つける危険性の少ないトレイのカバー押し上げ機構を実現することができる。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態について説明する。ただし、本実施形態は本発明を実現するための一例に過ぎず、本発明を限定するものではないことに注意すべきである。また、各図において共通の構成については同一の参照番号が付されている。
<薄型情報記録媒体用トレイの構成>
図1は、カバー付きディスクトレイ1と薄型情報記録媒体用カートリッジ16を示している。薄型情報記録媒体用カートリッジ16には、薄型情報記録媒体(例えば、厚さ300μm以下で、可撓性のある光フレキシブルディスク)13がトレイ1に搭載され、媒体13をそれぞれ搭載した複数のトレイ1が収容されている。この薄型情報記録媒体用カートリッジ16は、後述する情報記録再生装置51に装着される。そして、一枚一枚薄型情報記録媒体13が取り出されて情報の記録再生動作に供される(詳細は後述する)。
カバー付トレイ1は、薄型のシート(例えば、PET材)で構成されたカバー11を有している。そして、そのカバー11は、トレイ1の後端部15で一定の幅を持って固定(例えば、糊付け)されている。また、カバー付トレイ1の前端部には、後述するカバー剥離トリガー部材21が貫通する2つの貫通孔12と、後述するトレイ挿抜部材22がフックするためのフック孔14が設けられている。
<カバー剥離動作とトレイ引き抜き動作>
図2は、カバー11の剥離(押し上げ)動作とトレイ1のカートリッジに対する挿抜動作の原理を示している。薄型情報記録媒体用カートリッジ16が情報記録再生装置51(図5参照)に装着されると、水平移動機構部64(図5参照)によって駆動されるトレイ挿抜部材22が薄型情報記録媒体用カートリッジ16の開口部まで伸びてくる。そして、トレイ挿抜部材22の先端部が、所望の薄型情報記録媒体13が搭載されたトレイ1のフック孔14にフックされる。続いて、トレイ挿抜部材22がトレイ1を引き出す方向に水平移動し、所定のタイミングでカバー剥離トリガー部材21が貫通孔12に一時的に押し上げられ、それと共にカバー11の端部が持ち上がる。カバー端部が持ち上がった状態でトレイ1の水平移動が続けられると、カバー11の端部がカバー剥離ガイド23によってめくり上げられる。このように、トレイ1の引き抜き動作と連動させてカバー11を一瞬持ち上げて、持ち上げられたカバー11をカバー剥離ガイド23に引っ掛けることにより、トレイ1の水平移動(ローディング動作)と共にカバー11が完全にめくり上がるようになっている。
このカバー剥離動作の詳細をさらに、図3及び4を用いて説明する。図3は、図2の構成に加えて、カバー剥離トリガー部材21を一時的に(瞬間的に)持ち上げるためのリフト部材31とリフト部材31を動作させるリンク部221を備えたトレイ挿抜部材22とを備えた構成を示している。また、図4は、トレイ1を引き出す際のカバー剥離トリガー部材21、リフト部材31及びトレイ挿抜部材のリンク部221の動作シーケンスを示している。なお、図4では、情報記録再生装置のローディング機構は図4の各図の左側にあるものとする。
図3において、リフト部材31は、支持点44(図4参照)で回転可能に情報記録再生装置51の内部に取り付けられており、作用部311と係合部312が所定角度(「く」の字形状で、例えば90度)をなすように構成されている。係合部312の方が作用部311よりも重いので、通常の状態(リンク部211が係合部312に作用していない状態)では、図3に示されるように、係合部312が下を向いている。トレイ挿抜部材22のリンク部221は、水平移動する際にリフト部材31の係合部312の端部に当る(係合する)位置に配置されている。従って、トレイ1を挿抜するときにリンク部221は往復動作(矢印A方向)するが、往路(トレイを引き抜くとき)でも復路(トレイをカートリッジに挿入するとき)でもリンク部221はリフト部材31の係合部312に当たるようになっている。
以上のような構成で実現されるカバー剥離動作のシーケンスについて、図4を参照して説明する。トレイ挿抜部材22がトレイ1を引き出すとき、トレイ挿抜部材22の移動と共にリンク部221が矢印Bの方向に移動し、その移動に従ってリンク部221がリフト部材31の係合部312に当接する(図4(a))。リフト部材31は支持点44で回転可能に支持されているので、リンク部221の矢印Bへの移動によって、作用部311が矢印C方向に、係合部312が矢印D方向にそれぞれ回転移動する。このとき作用部311の回転移動によってカバー剥離トリガー部材21は動作しない。
続いて、トレイ挿抜部材22がトレイ1のフック孔14に嵌合してトレイ1の引き抜き動作に入る。リンク部221が矢印Eの方向に移動すると、再度係合部312に当接する(図4(b))。そのままリンク部221が水平移動するにつれて、リフト部材31が矢印Fの方向に回転する。このとき作用部311は、ストッパ42及び支点41で支持されているカバー剥離トリガー部材21を矢印G方向に押し上げる。押し上げられたカバー剥離トリガー部材21の先端部がトレイ1の貫通孔12を貫通し、カバー11を持ち上げる(図4(c))。
さらにリンク部221が矢印E方向に移動すると、リンク部221とリフト部材31の係合部312との係合が解除されるので、リフト部材31は矢印H方向に回転し、それに伴ってリフト部材31の作用部311とカバー剥離トリガー部材21との係合も解除される。カバー剥離トリガー部材21は、弾性体43(例えば、バネやゴム材等)によって情報記録再生装置51に取り付けられているので、リフト部材31の係合が解除されるとともに、矢印I方向に戻され、カバー11の持ち上げ動作が終了する(図4(d))。カバー剥離トリガー部材21によってカバー11の端部の下側にカバー剥離ガイド23が入り込み、トレイ1の引き出し動作(矢印E方向への水平移動)に伴ってカバー11がめくり上げられる。トレイ1が適切な位置(薄型情報記録媒体13をローディングするのに適切な位置)まで引き出されたときには、カバー11は完全にめくり上がった状態になっている。
<カバー剥離ガイドの構成>
図5に示されるように、トレイ1から剥がされたカバー11は、トレイ1が進行するに従って、カバー剥離ガイド23内を案内されて進行する。これにより、完全にカバー11がトレイ1からめくり上がり、薄型情報記録媒体13のローディングが可能となる。
そして、そのようなカバー11の剥離を可能とするカバー剥離ガイド23として、例えば、図6に示されるような構成を採ることができる。なお、図6は、理解を容易にするため、カバー11の接触面のみを示している。つまり、カバー剥離ガイド23は、圧延された金属(アルミニウムやステンレス等)で構成された2枚の湾曲したガイド面(上ガイド面231及び下ガイド面232)を備えている。
しかしながら、例えばアルミニウムで構成されたガイド23を考えると、これらガイド面は平面をなしているので、カバー11と両ガイド面231及び232との接触面積が大きい。また、アルミニウムの場合圧延するとヘアライン(鍛流線)が形成されるため、カバー11をガイドする場合、カバー11がヘアラインに引っ掛かってスムーズにガイドすることが困難である。ヘアラインと垂直な方向にアルミニウムを湾曲させてガイド面を形成しても良いが、ヘアラインと水平方向に湾曲させる場合と比べて加工が困難となる。
また、例えばステンレスで構成されたガイド23を考えると、カバー11と両ガイド面231及び232との接触面積が大きいため、静電気や湿気によってカバー11がガイド面231又は232に吸着してしまう可能性がある。
そこで、本発明による実施形態のカバー剥離ガイド23では、カバー11と両ガイド面との接触面積を小さくし、ガイド面とカバー11との間で生じる摩擦力を減少させるための工夫がなされている。例えば、図7に示されるように、カバー剥離ガイド23の上下ガイド面を凹凸形状に構成する。このようにすることにより、上下ガイド面233及び234とカバー11との接触面積を小さくすることができる。なお、カバー11とガイド面との接触面積は、図6の場合と比較して1/2以下とするのが好ましい。また、図8に示されるように、上ガイド面233での凹凸と下ガイド面234の凹凸は同位置に形成されるのが好ましい。上下ガイド面の幅によっては上下ガイド面で凸部と凹部を対向させてもいいが、ガイド面の幅が狭いとカバー11を傷つけてしまう危険性が高くなる。よって、凹部と凸部は対向させない方が良い。
別の態様として、カバー剥離ガイド23の上下ガイド面233及び234を櫛型(フォーク)形状に形成してもよい。この場合も、カバー11とガイド面との接触面積は、図6の場合と比較して1/2以下とするのが好ましい。
また、別の態様として、カバー剥離ガイド23の上下ガイド面に、規則的な凹凸(図8参照)ではなく、ランダムに凹凸を設けたり、凸部間の間隔を広く取ってもよい。
さらに、ガイド面の湾曲の状態は、記録再生装置のサイズに従って決定することができ、円弧形状だけでなく、「S」字形状、「J」字形状や直線形状等を採用することができる。
以上のように、カバー剥離ガイド部23を構成することにより、薄型情報記録媒体13を収納したカートリッジ16からトレイ1を引き出したとき、そのトレイ1に一端で固定されたカバーシート11が、同時に連動して記録再生装置内の案内板に沿って擦らせて動くときに摩擦が少なく動けるため、トレイを引く時の抵抗成分になったり、また、無理に擦らせてクラッシュさせたりする危険を回避できる。また、その方法が、案内板の表面形状を変形させているだけで、別途、特殊な機構を追加する必要が無いため、結果、シンプルな構造になり安価で小スペースであり、停電にも影響されない。
<情報記録再生装置の構成及び記録媒体のローディング動作>
図9は、情報記録再生装置51の概略構成例を示している。情報記録再生装置51は、筐体52と、筐体52に設けられたカートリッジ挿入口53と、薄型情報記録媒体13を収納したトレイ1と、トレイ1を多数枚積層収納したカートリッジ16と、カートリッジ16を固定し上下方向に移動させるカートリッジ移動台54と、カートリッジ16からトレイ1を水平方向に引き出し又は収納するための水平移動機構64と、水平移動機構64に設けたトレイ1を引掛けるためのトレイ挿抜部材22と、水平移動機構64を水平方向に移動するための駆動部65と、トレイ1のカバー11を引き剥がすためのカバー剥離ガイド23と、トレイ1をトレイ挿抜部材22に位置決めするためのトレイ検出センサ56と、水平移動機構64と駆動部65とトレイ検出センサ56を設け、引き出したトレイ1を載せて置くための固定ベース66と、薄型情報記録媒体13とターンテーブル(ガラス円板)60をクランプ部59に固定し回転させるためのスピンドルモータ58と、薄型情報記録媒体13のデータの記録再生を行う記録再生部61と、記録再生部61を水平方向に移動するための駆動部62と、薄型情報記録媒体13をターンテーブル60から剥離させるための振動機構70と、スピンドルモータ58と記録再生部61と駆動部62および振動機構70を搭載し上下方向に移動する記録再生部移動台63と、薄型情報記録媒体13をクランプ部59に固定するキャップ67と、キャップ67を上下左右に移動できるようにガイドするキャップホルダ69と、キャップホルダ69を搭載し上下方向に移動するクランプ部移動台68と、筐体52に固定されカートリッジ移動台54の上下方向の移動を支持する支持部材55と、筐体52に固定され記録再生部移動台63とクランプ部移動台68の上下方向の移動を支持する支持部材57と、を備えている。なお、カートリッジ移動台54と記録再生部移動台63およびクランプ部移動台68は、図示しない移動機構によって駆動力が与えられ移動する。また、薄型情報記録媒体13と記録再生部61との間隔は、おおよそ0.65mm〜3.5mmが好適である。また、ターンテーブル(ガラス円板)の厚さは、おおよそ0.5mm〜0.6mmが好適である。
次に、トレイ1をカートリッジ16から引き出し薄型情報記録媒体13をクランプ部59にセットするロード動作を説明する。まず、カートリッジ移動台54を移動しながらトレイ検出センサ56でトレイ1の位置を検出して目標のトレイ1をトレイ挿抜部材22の水平レベルに位置決めする。次に、水平移動機構64を移動してトレイ挿抜部材22をカートリッジ16の積層されたトレイ1の隙間に挿入しトレイ1のフック孔14に引掛ける。次に、水平移動機構64を移動しカートリッジ16からトレイ1を引き出し固定ベース66の所定の位置に位置決めする。この引き出し動作時、トレイ1のカバー11はカバー剥離ガイド23に接触し上方に引き剥がされる。また、図9のように薄型情報記録媒体13は、カートリッジ16から全て引き出されているがトレイ1の一部はカートリッジ16に残る構成とする。次に、記録再生部移動台63を下方に移動させ薄型情報記録媒体13のクランプ穴11にクランプ部59を挿入する。次に、クランプ部移動台68を上方に移動させクランプ部59の磁力によりキャップ67をクランプ部59に吸着して薄型情報記録媒体13を固定する。この状態でキャップ67は、キャップホルダ69と接触しない状態となる。次に、記録再生部移動台63とクランプ部移動台68を上方に移動させ薄型情報記録媒体13がトレイ1に接触しない所定の位置に移動する。これは、自重で垂れ下がった薄型情報記録媒体13をトレイ1に接触しない位置に移動してから回転させるためである。次に、スピンドルモータ58を起動し薄型情報記録媒体13を回転する。薄型情報記録媒体13は、空気流によりターンテーブル60に押付けられ面ぶれのない状態で回転する。次に、記録再生部61により薄型情報記録媒体13の記録再生を実行する。なお、薄型情報記録媒体13の面ぶれ低減に関して、ターンテーブル60の内周側に穴を設け空気流をターンテーブル60と薄型情報記録媒体13の間に流入させることでさらに効果がある。また、ターンテーブル60の下側に薄型情報記録媒体13を固定する構成は、記録再生部の光ビームは薄型情報記録媒体13に焦点を結ぶように構成されているので、ターンテーブル60の上側に塵が付着し場合でもターンテーブル60の上側の位置では、光スポットの面積が大きいため光量の低下が少なく記録再生のエラーを低減できる。
<記録媒体のアンローディング動作(トレイ収納動作を含む)>
薄型情報記録媒体13を記録再生状態からカートリッジ16に収納するアンローディング動作を説明する。まず、記録再生状態からスピンドルモータ58を停止したのち、振動機構70でターンテーブル60を叩く又は振動させ薄型情報記録媒体13をターンテーブル60から剥離させる。次に、記録再生部移動台63とクランプ部移動台68を下方に移動させ薄型情報記録媒体13をトレイ1に接触させる。次に、クランプ部移動台68を下方に移動させクランプ部59からキャップ67を切り離し待機状態に移動する。これにより、薄型情報記録媒体13はトレイ1に受け渡される。次に、記録再生部移動台63を上方に移動させ待機状態に移動する。次に、水平移動機構64を移動させトレイ挿抜部材22でトレイ1を押すようにして移動させカートリッジ16に収納する。このトレイ1がカートリッジ16の中に挿入されるに連れてカバー11は、トレイ1に戻されて薄型情報記録媒体13を被うようになる。次に、水平移動機構64を待機状態に戻す。
ここで、図10を用いて、アンローディング動作によってカバー11がトレイ1に戻るときのシーケンスを詳細に説明する。なお、図10では、情報記録再生装置のローディング機構は、図10の各図左側にあるものとする。薄型情報記録媒体13に対する情報の記録又は再生が終了すると、上述のように記録媒体13がトレイ1に戻され、トレイ挿抜部材22がトレイ1をカートリッジ16に向かって移動させる。トレイ1がカートリッジ16方向(矢印J方向)に移動するに従って、カバー剥離ガイド23によって完全にめくられていたカバー11が徐々にトレイ1に被さるようになる(図10(a))。復路の場合(トレイをカートリッジに挿入するとき)でも、トレイ挿抜部材22のリンク部221はリフト部材31の係合部312に当り、リンク部221の移動に伴ってリフト部材31が矢印K方向に回転する(図10(b))。この場合、リフト部材31の作用部311はカバー剥離トリガー部材21には作用せず影響を与えない。そして、さらにリンク部221が移動して係合部312との係合が解除されると、リンク部材31は矢印L方向に回転して元の位置に戻る(図10(c))。従って、トレイ1の移動によってスムーズに、つまりカバー剥離トリガー部材21の先端部がトレイ1の貫通孔12から飛び出さずに、カバー11がトレイ1に被さるようになる。
このように、カートリッジ16にトレイ1に収められ積層された薄型情報記録媒体13を損傷することなくランダムに取り出し、薄型情報記録媒体13の面ぶれのない状態でデータを高精度で記録再生したのち、カートリッジ16の元の場所に、高速に、正確に薄型情報記録媒体13を損傷することなく戻すことができる。
<まとめ>
本実施形態では、カートリッジ16からカバー付トレイ1を取り出し、かつ、カバー付トレイ1をカートリッジ16に収納する機構(トレイローディング手段)が設けられており、この機構は、カートリッジ16と記録再生部における記録再生動作位置との間で、カバー付トレイ1を移動させる機構22及び64と、カバー付トレイ1の移動に対応して、カバー付トレイ1のカバー11を剥離し、薄型情報記録媒体13を露出させる機構を有している。つまり、カバー付トレイ1の移動に従って、カバー11がカバー剥離ガイド部23にガイドされ、薄型情報記録媒体13が露出される。このカバー剥離ガイド部23のガイド面233及び234は、単なる湾曲した面で構成されるのではなく、凹凸形状或いは櫛型形状等をなし、ガイド面とカバー11との接触面積がガイド面全体の面積よりも小さくなっている。これにより、ガイド面233及び234とカバー11との摩擦が少なくなり、カバー11がガイド面に引っ掛かったり、吸着したりする可能性が極めて少なくなるのである。
また、カバーを剥離するための手段は、カバー11の開口端をカバー付トレイ1から持ち上げる手段と、カバー付トレイ1の移動に従って持ち上げられたカバー11の下に入り込み、カバー付トレイ1の記録再生動作位置への移動に伴ってカバー11を剥離して薄型情報記録媒体13を露出させるカバー剥離ガイド23と、を有している。カバー11をめくり上げるためのきっかけを与えればカバー剥離ガイド23によって容易にカバー11をめくり上げることができるので、簡単な構成でカバー剥離機構を実現することができ、記録再生装置のコストを抑えることができる。
カバー付トレイ1は、その前端部に貫通孔12を有する。また、カバーを持ち上げる手段は、貫通孔14にその先端部が挿入され、カバー11の開口端を持ち上げるように作用するカバー剥離トリガー部材21と、カバー付トレイ1がそのトリガー部材の設置位置を通過するときのみカバー剥離トリガー部材21の先端部が貫通孔14に導入されるようにカバー剥離トリガー部材21を一時的に押し上げるリフト部材31と、によって構成されている。このように2つの部材を組み合せて(シンプルな構成で)カバーを持ち上げる手段を実現するので、カバーを持ち上げるためだけにモーターやロボットを用いる必要がなく、装置のコストを抑えることができる。
より詳細には、トレイを移動させる機構22及び64には、移動中にリフト部材31と一時的に係合するリンク部221が設けられ、リンク部の移動によってリフト部材が作動し、カバー剥離トリガー部材21が押し上げられ、その先端部が貫通孔14に導入される。また、リフト部材31は軸支(44)され、カバー剥離トリガー部材を押し上げる作用部311とリンク部221が係合する係合部312とを有し、さらに、それらが「く」の字形状をなしている。そして、リンク部221が係合部312に係合するときは、リンク部材31は軸回転するようになっている。これによって、トレイを移動させる機構がカバー付トレイ1を引き出すときのみ、リンク部材221はカバー剥離トリガー部材21を押し上げ、カバー付トレイ1をカートリッジ16に収納するときには、リンク部材221はカバー剥離トリガー部材21に作用しない。これをより確実に実現するには、例えば、「く」の字形状のリフト部材31は、リンク部221が係合していない通常状態においては、係合部312が垂直下方向に向き、作用部311が記録再生部のある方向を向いているようにすればよい。このようにすることによって、必要なときにのみカバーを押し上げる部材を動作させることができ、無駄な動作を回避することができる。つまり、カートリッジ16からカバー付きトレイ1を抜くときにはカバーを剥離させながら剥離動作し、逆に、カートリッジ16にトレイ1を収納させるときには剥離動作が作動しないことで、スムーズにカバー11を収納し、トレイ1の出し入れの信頼性を高めることが出来る。その結果、シンプルで耐久性が高く、また、部品点数が少ないため安価な機構にすることができ、量産にも向く機構を実現できる。さらに、装置の安定性を向上させることができる。
薄型情報記録媒体用カートリッジとカバー付トレイの構造を示す図である。 カバーの押し上げと引き抜きの原理を説明するための図である。 カバー付トレイの挿抜機構の詳細な構成を示す図である。 カバー付トレイの引き出し時の動作を説明するためのシーケンス図である。 カバーがカバー剥離ガイド部に導入される様子を示す断面図である。 本発明がなされる以前のカバー剥離ガイド部の概略構成を示す図である。 本発明のカバー剥離ガイド部の概略構成を示す図である。 カバー剥離ガイド部のガイド面の断面図である。 本発明の実施形態による情報記録再生装置の構成を示す図である。 カバー付トレイの収納時の動作を説明するためのシーケンス図である。

Claims (8)

  1. カートリッジに収納されたカバー付トレイに載置された情報記録媒体に対して情報の記録及び/又は再生を行う情報記録再生装置であって、
    前記カートリッジから前記カバー付トレイを取り出し、かつ、前記カバー付トレイを前記カートリッジに収納する、トレイローディング手段と、
    前記カバー付トレイに載置された前記情報記録媒体に対して、情報の記録及び/又は再生を行う記録再生部と、を備え、
    前記トレイローディング手段は、
    前記カートリッジと前記記録再生部における記録再生動作位置との間を、前記カバー付トレイを移動させるトレイ移動手段と、
    前記トレイ移動手段によるカバー付トレイの移動に対応して、前記カバー付トレイのカバーをカバーガイド部に当該カバーガイド部の面に沿ってガイドし、前記情報記録媒体を露出させる媒体露出手段と、を有することを特徴とする情報記録再生装置。
  2. 前記媒体露出手段は、前記カバー付トレイのカバーを剥離して前記カバーガイド部にガイドすることを特徴とする請求項1に記載の情報記録再生装置。
  3. 前記カバーが前記カバーガイド部にガイドされている状態において、前記カバーガイド部のガイド面と前記カバーとの接触部分の面積が、前記カバーガイド部の前記ガイド面と前記カバーとが重なる部分の面積よりも小さいことを特徴とする請求項1に記載の情報記録再生装置。
  4. 前記カバーガイド部のガイド面は凹凸形状をなしていることを特徴とする請求項3に記載の情報記録再生装置。
  5. 前記カバーガイド部のガイド面は櫛型形状をなしていることを特徴とする請求項3に記載の情報記録再生装置。
  6. 前記媒体露出手段は、前記カバーの開口端を前記カバー付トレイから持ち上げるカバー持ち上げ手段を有し、
    前記カバーガイド部が、前記カバー付トレイの移動に従ってカバー持ち上げ手段によって持ち上げられたカバーの下に入り込み、前記カバー付トレイの前記記録再生動作位置への移動に伴って前記カバーを剥離して前記情報記録媒体を露出させることを特徴とする請求項2乃至5の何れか1項に記載の情報記録再生装置。
  7. カートリッジに収納された情報記録媒体に対して情報の記録及び/又は再生を行う情報記録再生装置であって、
    前記情報記録媒体は、前記カートリッジ内でカバーに覆われて収納されており、
    前記カートリッジから前記カバーと共に前記情報記録媒体を取り出し、かつ、前記カバーと共に前記情報記録媒体を前記カートリッジに収納する、媒体ローディング手段と、
    前記情報記録媒体に対して、情報の記録及び/又は再生を行う記録再生部と、を備え、
    前記媒体ローディング手段は、
    前記カートリッジと前記記録再生部における記録再生動作位置との間を、前記カバー及び前記情報記録媒体を移動させる媒体移動手段と、
    前記媒体移動手段による前記カバー及び前記情報記録媒体の移動に対応して、前記カバーをカバーガイド部に当該カバーガイド部の面に沿ってガイドし、前記情報記録媒体を露出させる媒体露出手段と、を有することを特徴とする情報記録再生装置。
  8. 前記カバーガイド部は、前記カバーを挟み込む2つの部位によって構成されることを特徴とする請求1乃至7の何れか1項に記載の情報記録再生装置。
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