JP3404912B2 - ローディング装置 - Google Patents

ローディング装置

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JP3404912B2
JP3404912B2 JP22336694A JP22336694A JP3404912B2 JP 3404912 B2 JP3404912 B2 JP 3404912B2 JP 22336694 A JP22336694 A JP 22336694A JP 22336694 A JP22336694 A JP 22336694A JP 3404912 B2 JP3404912 B2 JP 3404912B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、円盤状の情報記録媒体
(以下ディスク)がそのまま挿入されても、情報記録媒
体がカートリッジに収納された状態(以下カートリッ
ジ)で挿入されても、これらを装置内の所定位置まで搬
送することのできるローディング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】現在すでに広く普及しているCDのよう
にディスクのまま使用されるメディアと、CD−ROM
のようにカートリッジに収納された状態で使用されるメ
ディアとがあるが、今後開発され普及するであろうメデ
ィアをも含め、将来はさらにディスクのまま扱われるメ
ディアとカートリッジに収納されて扱われるメディアの
両方が混在して行くと予想される。これに対して、これ
らのメディアをローディングし記録/再生を行なうディ
スクプレーヤなどの装置においても、ディスクのまま挿
入されるメディアと、カートリッジに収納されて挿入さ
れるメディアの両方を所定の記録/再生位置までローデ
ィングできる機能が求められてくると思われる。
【0003】このような機能を有するローディング装置
の従来の技術例が、特開平5−28613号公報に開示
されている。この公報には、裸のディスク(CD)を所
定位置に載置できるようにもうけた凹部と、CDをキャ
ディー(CD専用のカートリッジ)に入れた状態で所定
位置に載置し固定できるようにもうけたインナーパット
を備えたトレーにより、裸のディスクもCDキャディー
も挿入できるローディング装置が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような構成では、まず操作者が装置を操作して、いった
んトレーの排出動作を行なわしめた後、裸のディスクま
たはCDキャディーをトレーに載置し、次にまた装置を
操作してトレーの引き込み動作を行なわしめていたた
め、トレーの排出、引き込みという余分な操作を操作者
に求めるという、操作性でのうえの問題点を有してい
た。それにまた、トレーを引き出す必要があるため、装
置の占有スペースの他にトレーの占有スペースが必要と
なり、結果的に設置スペースを大きくとらなければなら
ないという問題点をも有していた。さらにまた、このよ
うにディスクまたはCDキャディーをトレーに載置した
だけの状態で装置内にローディングする方式だと、占有
床面積削減のために装置全体を縦置きにして使用するい
わゆる「垂直仕様」でのローディングでは、ディスクま
たはCDキャディーがトレーから脱落してしまうという
問題点をも有していた。
【0005】本発明は上記課題を解決し、裸のディスク
も、CDキャディーもしくは別規格のカートリッジも、
等しく挿入口から挿入するだけでローディングすること
ができるローディング装置を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の第1の手段は、正逆方向に回転する第1お
よび第2のローラと、低摩擦の第1および第2のガイド
面と、第1および第2のローラと第1および第2のガイ
ド面をそれぞれ圧接させる第1および第2の圧接手段と
を備え、ディスクがそのまま挿入された場合は第1の圧
接手段により第1のローラと第1のガイド面との間でデ
ィスクを挟持し、第1のローラの回転によりディスクを
装置内の所定位置まで搬送し、またカートリッジが挿入
された場合は第2の圧接手段により第2のローラと第2
のガイド面との間でカートリッジを挟持し、第2のロー
ラの回転によりカートリッジを装置内の所定位置まで搬
送し、特にディスクがそのまま挿入された場合はディス
クの搬送中は第2のローラおよび第2のガイド面の少な
くともどちらかがディスクの搬送経路から退避し、また
カートリッジが挿入された場合はカートリッジの搬送中
は第1のローラおよび第1のガイド面の少なくともどち
らかがカートリッジの搬送経路から退避する構成を特徴
とするものである。
【0007】また、本発明の第2の手段は、ディスクま
たはカートリッジを装置外部から挿入する1つの挿入口
と、正逆方向に回転するローラと、低摩擦のガイド面
と、ローラとガイド面を圧接させる圧接手段とを備え、
ディスクがそのまま挿入口から挿入された場合でも、カ
ートリッジが挿入口から挿入された場合でも、圧接手段
によりローラとガイド面との間でディスクまたはカート
リッジを挟持し、ローラの回転によりディスクまたはカ
ートリッジを装置内の所定位置まで搬送する構成を有す
るものであり、特にディスクがそのまま挿入された場合
とカートリッジが挿入された場合とで圧接手段による圧
接力が異なる値に切り替わり、またローラのディスクに
対応する長さを除く片端部(両端部)にピニオンを設
け、カートリッジの両端部もしくは片端部にラックを設
けることを特徴とするものである。
【0008】また、本発明の第3の手段は、正逆方向に
回転するローラと、ガイド面と、ローラとガイド面を圧
接させる圧接手段と、装置の奥行き方向に往復移動する
フックとを備え、ディスクがそのまま挿入された場合は
圧接手段によりローラとガイド面との間でディスクを挟
持し、ローラの回転によりディスクを装置内の所定位置
まで搬送し、またカートリッジが挿入された場合はカー
トリッジに設けた溝部にフックを懸止し、フックの移動
によりカートリッジを装置内の所定位置まで搬送し、特
にカートリッジが挿入された場合はカートリッジの搬送
中はローラおよびガイド面の少なくともどちらかがカー
トリッジの搬送経路から退避することを特徴とするもの
である。
【0009】また本発明の第4の手段は、搬送されたデ
ィスクを停止させるストッパ部材を備え、ディスクが挿
入された場合はストッパ部材はディスクを装置内の所定
位置に停止させる位置で固定しており、カートリッジが
挿入された場合はストッパ部材は前記固定位置から解除
されてカートリッジとともに移動しカートリッジの搬送
を妨げない構成をも有するものである。
【0010】
【作用】上記本発明のローディング装置によれば、トレ
ーを用いずにディスクまたはカートリッジをダイレクト
に装置の挿入口から挿入し、装置内部のローラまたはフ
ックによりローディングするため、トレーの排出、ディ
スクまたはカートリッジの載置、トレーの引き込みとい
う煩雑な操作を操作者に要求せず、また引き出されたト
レーによるスペースの占有も発生せず、またディスクま
たはカートリッジは操作者の手を離れた時点からローラ
とガイド面もしくはフックに保持されるため装置全体を
縦置きにして使用するいわゆる「垂直仕様」でのローデ
ィングを可能にし装置の占有床面積を削減することがで
きる。またさらに、ディスクとカートリッジを同じ挿入
口から挿入し、同一の搬送経路でローディングするた
め、装置を薄型化することができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の第1の実施例のローディング
装置について、図1〜図3を参照しながら説明する。図
1は本発明の第1の実施例におけるローディング装置に
裸のディスクが挿入された場合の基本構成を示す概要側
面図、図2は本発明の第1の実施例におけるローディン
グ装置に情報記録媒体がカートリッジに収納されて挿入
された場合の基本構成を示す概要側面図、図3は本発明
の第1の実施例におけるローディング装置の基本構成を
示す概要平面図である。
【0012】図1および図2において、100は円盤状
の情報記録媒体であるディスク、101は情報記録媒体
101aを内部に収納したカートリッジ、99は装置正
面に設けられたディスク100またはカートリッジ10
1の挿入口である。110は表層部がゴムなどの高摩擦
の弾性体で構成され、固定軸110aの周りで矢印11
0Aまたは110B方向に正逆回転する第1のローラ、
120は表層部がゴムなどの高摩擦の弾性体で構成さ
れ、固定軸120aの周りで矢印120Aまたは120
B方向に正逆回転する第2のローラである。また、12
3は固定軸123aの周りに回転可能に支持された第2
のガイド体、121は第2のガイド体123上に設けら
れ樹脂コーティング加工などを施された低摩擦の第2の
ガイド面、122は一端が固定されもう一端が第2のガ
イド体123の第2のガイド面121を第2のローラ1
20に押しつけるように付勢する第2の圧接手段であ
る。また、113は第2のガイド体123上に設けられ
た軸113aの周りに回転可能に支持された第1のガイ
ド体、111は第1のガイド体113上に設けられ樹脂
コーティング加工などを施された低摩擦の第1のガイド
面、112は一端が第2のガイド体123に固定されも
う一端が第1のガイド体113の第1のガイド面111
を第1のローラ110に押しつけるように付勢する第1
の圧接手段である。また124は第2の圧接手段122
により常に第2のガイド体123に押しつけられている
カムで、回転によって第2のガイド体123を低い位置
と高い位置の2つの位置に支持する。また、1は固定軸
1aの周りで回転可能に支持されたヘッドシャーシ、1
0はカートリッジ101に収納された情報記録媒体10
1aやディスク100に対して記録/再生を行なうヘッ
ド、11はヘッドシャーシ1に両端を固定されたガイド
シャフトで、ヘッド10を支持し、ヘッド10の矢印1
0Aまたは10B方向への摺動動作をガイドする。12
はヘッドシャーシ1に固定されたディスクモータ、13
はディスクモータ12の回転軸に固定され天面に磁性板
13aを設けたターンテーブル、2は固定軸1aの周り
で回転可能に支持されたクランパアーム、21はクラン
パアーム2に回転可能に支持されたクランパで底面に磁
力板21aが設けられている。また、30は挿入口99
近傍に設けられディスク100またはカートリッジ10
1を検出するセンサ、31は装置のもっとも奥のほうで
ディスク100の記録/再生位置を検出するセンサ、1
28はカートリッジ101を記録/再生位置に位置決め
するカートリッジストッパである。
【0013】次に図3において、115は固定軸115
aの周りに回転可能に支持されたディスク位置決めアー
ム、116はディスク位置決めアーム115の回転先端
に固定されたディスク位置決めピン(ストッパ部材)で
ディスク100の搬送経路をさえぎる高さまで下方に伸
びている。117はディスク位置決めピン116が位置
決めされたディスク100から離間する方向にディスク
位置決めアーム115を矢印115A方向に回転させる
よう付勢する付勢手段である。125は固定軸125a
の周りに回転可能に支持されたディスク位置決め解除ア
ーム(ストッパ解除部材)で、回転先端の折り曲げ部1
25bはカートリッジ101の搬送経路はさえぎるがデ
ィスク100の搬送経路はさえぎらない高さまで下方に
伸びた位置で折り曲げてある。126はディスク位置決
め解除アーム125上に固定されディスク位置決めアー
ム115と当接する高さに伸びているディスク位置決め
解除ピン、127はディスク位置決め解除アーム125
を矢印125A方向に回転させるよう付勢する付勢手段
であり、ディスク位置決め解除アーム125は付勢手段
127の付勢力によってディスク位置決め解除ピン12
6が固定的に設けた穴1126の縁に当たって停止して
いる。またディスク位置決めアーム115も付勢手段1
17の付勢力によってディスク位置決め解除ピン126
に当接して一定の位置に停止している。この状態でのデ
ィスク位置決めピン116に、搬送されてきたディスク
100が当接して停止すると、その位置でディスク10
0に対するヘッド10による記録/再生動作が行なわれ
る。図3において以上述べた構造は、ディスク100ま
たはカートリッジ101の搬送方向の中心軸に対して反
対側にも各線対称形部品による同様の構成があり、同一
の働きをするので同一番号を付した。
【0014】以上のように構成されたローディング装置
について、以下図面を用いてその動作を説明する。
【0015】まずローディング装置にディスク100が
挿入された場合について、図1および図3を用いて説明
する。
【0016】初期状態において、第2のガイド体123
はカム124により低い位置に支持されており、第1の
ガイド面111は第1の圧接手段112によって第1の
ローラ110に圧接しており、第2のガイド面121は
第2のローラ120とは離間した状態である。ここへ装
置の挿入口99からディスク100が挿入され、ディス
ク100の先端がセンサ30を通過すると、図示しない
駆動手段により第1のローラ110は矢印110A方向
に回転する。そしてディスク100が第1のガイド面1
11と回転中の第1のローラ110の挟持部に到達する
と、第1のガイド面111が低摩擦であるためディスク
100は第1の圧接手段112の圧接力による第1のロ
ーラ110との摩擦力で矢印100A方向に搬送され
る。そしてディスク100がディスク位置決め解除アー
ム125の折り曲げ部125bの下を通過し、左右一対
のディスク位置決めピン116に当接した状態で第1の
ローラ110の回転によりさらに進もうとするが、ディ
スク位置決めアーム115がディスク位置決め解除ピン
126によって矢印115A方向への回転をさえぎられ
ているためディスク位置決めピン116はその位置に固
定された状態である。この状態でセンサ31はディスク
100の先端を検出し、一定時間経過後第1のローラ1
10の回転を停止し、図示しない駆動手段によりヘッド
シャーシ1を矢印1A方向へ、クランパアーム2を2A
方向へ移動する。そしてターンテーブル13の先端がデ
ィスク100のセンタ穴に入ったところで、カム124
を回転させて第2のガイド体123を高い位置に移動さ
せ、同時に第1のガイド体113もストッパ123bに
懸かった状態で第2のガイド体123とともに高い位置
へ移動させてディスク100および第1のローラ110
から離間させる。その後ターンテーブル13はさらに上
昇してディスク100は第1のローラ110からも離間
し、クランパ21はさらにターンテーブル13に接近し
て、磁力板21aと磁性板13aの吸着力によりディス
ク100はクランパ21とターンテーブル13とに挟持
され、ローディング動作を完了する。そして、ディスク
モータ12の回転によりディスク100を回転させ、ヘ
ッド10を矢印10Aまたは10B方向に移送しながら
ディスク100に対する記録/再生動作を行なう。記録
/再生動作が終了すると、ローディング中の各動作を逆
の順序で行い、ディスク100はターンテーブル13と
クランパ21の挟持部から第1のローラ110と第1の
ガイド面111の挟持部へと受け渡され、第1のローラ
110を矢印110B方向に回転させて、ディスク10
0を挿入口99から排出し、アンローディング動作を完
了する。
【0017】次に、ローディング装置にカートリッジ1
01が挿入された場合について、図2および図3を用い
て説明する。
【0018】初期状態においては、ディスク100の場
合と同様、第1のガイド面111は第1のローラ110
に圧接しており、第2のガイド面121は第2のローラ
120とは離間した状態である。ここへ装置の挿入口9
9からカートリッジ101が挿入され、カートリッジ1
01の先端がセンサ30を通過すると、図示しない駆動
手段により第2のローラ120は矢印120A方向に回
転する。そしてカートリッジ101をさらに矢印101
A方向に押し込むと、カートリッジ101は第2のガイ
ド面121および第2のガイド体123を押し上げるた
め、第1のガイド面111はストッパ123bに懸かっ
た状態で第1のローラ110から離間し第2のガイド体
123とともに高い位置へ移動する。そしてカートリッ
ジ101が第2のローラ120の位置に到達すると、第
2のガイド面121が低摩擦であるためカートリッジ1
01は第2の圧接手段122の圧接力による第2のロー
ラ120との摩擦力で矢印101A方向に搬送される。
このとき、第1のガイド面111および第1のガイド体
113はカートリッジ101により第2のガイド体12
3が高い位置に移動したことにより、カートリッジ10
1の搬送経路を妨げない。次にカートリッジ101はデ
ィスク位置決め解除アーム125の折り曲げ部125b
に当接し、ディスク位置決め解除アーム125およびデ
ィスク位置決め解除ピン126を矢印125B方向に回
転させる。するとディスク位置決めアーム115は固定
位置から矢印115A方向に移動可能となり、カートリ
ッジ101の移動とディスク位置決め解除アーム125
の矢印125B方向への回転にともない付勢手段117
の付勢力によりディスク位置決め解除ピン126に当接
しながら矢印115A方向に回転してカートリッジ10
1の搬送を妨げない。従ってカートリッジ101はさら
に奥へ進み、その先端がカートリッジストッパ128に
当接した状態で停止する。この状態でセンサ31はカー
トリッジ101の先端を検出し、一定時間経過後第2の
ローラ120の回転を停止し、図示しない駆動手段によ
りヘッドシャーシ1を矢印1A方向へ、クランパアーム
2を2A方向へ移動させる。そしてターンテーブル13
の先端はカートリッジ101内の情報記録媒体101a
のセンタ穴にはまりこみ、クランパ21はターンテーブ
ル13に接近して、磁力板21aと磁性板13aの吸着
力により情報記録媒体101aはクランパ21とターン
テーブル13とに挟持され、ローディング動作を完了す
る。そして、ディスクモータ12の回転により情報記録
媒体101aを回転させ、ヘッド10を矢印10Aまた
は10B方向に移送しながら情報記録媒体101aに対
する記録/再生動作を行なう。記録/再生動作が終了す
ると、ローディング中の各動作を逆の順序で行い、第2
のローラ120を矢印120B方向に回転させてカート
リッジ101を挿入口99から排出し、アンローディン
グ動作を完了する。
【0019】以上のように、本実施例においては、トレ
ーを用いずにディスクまたはカートリッジをダイレクト
に装置の挿入口から挿入し、装置内部のローラによりロ
ーディングするため、トレーの排出、ディスクまたはカ
ートリッジの載置、トレーの引き込みという煩雑な操作
を操作者に要求せず、また引き出されたトレーによるス
ペースの占有も発生せず、またディスクまたはカートリ
ッジは操作者の手を離れた時点からローラとガイド面に
保持されるため装置全体を縦置きにして使用するいわゆ
る「垂直仕様」でのローディングを可能にし装置の占有
床面積を削減することができる。またローラ、ガイド
面、圧接手段を2つずつ設けることにより、ディスクと
カートリッジの各々に最適なローラ仕様、ガイド面仕
様、圧接力を設定することができ、ディスクに対しても
カートリッジに対してもローディングの高い信頼性を得
ることができる。またさらに、ディスクとカートリッジ
を同じ挿入口から挿入し、同一の搬送経路でローディン
グするため、装置を薄型化することもできる。
【0020】なお、本実施例において、第1のローラ軸
110aおよび第2のローラ軸120aを固定とし、第
1のガイド面111および第2のガイド面121を移動
する構成としたが、ガイド面を固定とし、ローラ軸を移
動するとしても同様の効果を得ることができる。
【0021】次に、本発明の第2の実施例のローディン
グ装置について、図4〜図7を参照しながら説明する。
図4は本発明の第2の実施例におけるローディング装置
に裸のディスクが挿入された場合の基本構成を示す概要
側面図、図5は本発明の第2の実施例におけるローディ
ング装置に情報記録媒体がカートリッジに収納されて挿
入された場合の基本構成を示す概要側面図、図6は図5
の一部詳細説明図、図7は本発明の第2の実施例におけ
るローディング装置の基本構成を示す概要平面図であ
る。
【0022】図4および図5において、201は情報記
録媒体201aを内部に収納したカートリッジ、210
は表層部がゴムなどの高摩擦の弾性体で構成され、固定
軸210aの周りで矢印210Aまたは210B方向に
正逆回転するローラ、213は固定軸213aおよび2
13bでアーム213cおよび213dを介して支持さ
れ常にディスク100またはカートリッジ201表面と
平行な状態のまま上下に移動可能なガイド体、211は
ガイド体213上に設けられ樹脂コーティング加工など
を施された低摩擦のガイド面、212は一端が固定され
もう一端がガイド体213のガイド面211をローラ2
10に押しつけるように付勢する圧接手段である。また
224は回転によりガイド体213を高い位置に支持す
ることのできるカム、32は装置のもっとも奥のほうで
カートリッジ201の記録/再生位置を検出するセンサ
である。また図4、図5において図1、図2と同様の構
成部品については同一番号を付して説明を省略する。
【0023】また、図6にローラ210およびカートリ
ッジ201の仕様を示す。ローラ210はディスク10
0に対応する長さの範囲は表層部をゴムなどの高摩擦の
弾性体210bで構成し、その外の片端部(もしくは両
端部)にはピニオン210cを設けている。またカート
リッジ201も片端部(もしくは両端部)にラック部2
01cを設けて、ローラ210のピニオン部210cと
噛み合う構成となっている。
【0024】次に図7において、215は固定軸215
aの周りに回転可能に支持されたディスク位置決めアー
ム、216はディスク位置決めアーム215の回転先端
に固定されたディスク位置決めピン(ストッパ部材)で
ディスク100の搬送経路をさえぎる高さまで下方に伸
びている。これらの構造はディスク100またはカート
リッジ201の搬送方向の中心軸に対して反対側にも各
線対称形部品による同様の構成があり、同一の働きをす
るので同一番号を付している。218はディスク位置決
めアーム215とピン215b(左右各1個)により連
結された伝達板で、ディスク位置決めアーム215の回
転に伴いガイドピン218aおよび218bにガイドさ
れながら矢印218Aまたは218B方向に摺動する。
この伝達板218により、左右のディスク位置決めアー
ム215は互いに、常にディスク100またはカートリ
ッジ201の搬送方向の中心軸に対称な状態となる。2
17はディスク位置決めアーム215を矢印215A方
向に回転させるよう付勢する付勢手段であり、ディスク
位置決めアーム215は付勢手段217の付勢力によっ
てディスク位置決めピン216が固定的に設けた穴12
16の縁に当たって一定の位置に停止している。225
は固定軸225aの周りに回転可能に支持されたディス
ク位置決め解除アームで、回転先端の折り曲げ部225
bはカートリッジ201の搬送経路はさえぎるがディス
ク100の搬送経路はさえぎらない高さまで下方に伸び
た位置で折り曲げてある。227はディスク位置決め解
除アーム225を矢印225A方向に回転させるよう付
勢する付勢手段であり、ディスク位置決め解除アーム2
25は付勢手段227の付勢力によって折り曲げ部22
5bが固定的に設けた穴1225の縁に当たって停止し
ている。この状態でのディスク位置決めピン216に、
搬送されてきたディスク100が当接して停止すると、
その位置でディスク100に対するヘッド10による記
録/再生動作が行なわれる。
【0025】以上のように構成されたローディング装置
について、以下図面を用いてその動作を説明する。
【0026】まずローディング装置にディスク100が
挿入された場合について、図4および図7を用いて説明
する。
【0027】初期状態において、ガイド体213は圧接
手段212によってガイド面211がローラ210に圧
接している。ここへ装置の挿入口99からディスク10
0が挿入され、ディスク100の先端がセンサ30を通
過すると、図示しない駆動手段によりローラ210は矢
印210A方向に回転する。そしてディスク100がガ
イド面211と回転中のローラ210の挟持部に到達す
ると、ガイド面211が低摩擦であるためディスク10
0は圧接手段212の圧接力によるローラ210との摩
擦力で矢印100A方向に搬送される。そしてディスク
100がディスク位置決め解除アーム225の折り曲げ
部225bの下を通過し、左右一対のディスク位置決め
ピン216に当接した状態でローラ210の回転により
さらに進もうとするが、ディスク位置決めピン216は
固定的に設けた穴1216の縁に当たって矢印215A
方向へは動かないため、ディスク100もこの位置で停
止する。この状態でセンサ31はディスク100の先端
を検出し、一定時間経過後ローラ210の回転を停止
し、図示しない駆動手段によりヘッドシャーシ1を矢印
1A方向へ、クランパアーム2を2A方向へ移動する。
そしてターンテーブル13の先端がディスク100のセ
ンタ穴に入ったところで、カム224を回転させてガイ
ド体213を高い位置に移動させ、ディスク100およ
びローラ210から離間させる。その後ターンテーブル
13はさらに上昇してディスク100はローラ210か
らも離間し、クランパ21はさらにターンテーブル13
に接近して、磁力板21aと磁性板13aの吸着力によ
りディスク100はクランパ21とターンテーブル13
とに挟持され、ローディング動作を完了する。そして、
ディスクモータ12の回転によりディスク100を回転
させ、ヘッド10を矢印10Aまたは10B方向に移送
しながらディスク100に対する記録/再生動作を行な
う。記録/再生動作が終了すると、ローディング中の各
動作を逆の順序で行い、ディスク100はターンテーブ
ル13とクランパ21の挟持部からローラ210とガイ
ド面211の挟持部へと受け渡され、ローラ210を矢
印210B方向に回転させて、ディスク100を挿入口
99から排出し、アンローディング動作を完了する。
【0028】次に、ローディング装置にカートリッジ2
01が挿入された場合について、図5、図6、および図
7を用いて説明する。
【0029】初期状態においては、ディスク100の場
合と同様、ガイド面211はローラ210に圧接してい
る。ここへ装置の挿入口99からカートリッジ201が
挿入され、カートリッジ201の先端がセンサ30を通
過すると、図示しない駆動手段によりローラ210は矢
印210A方向に回転する。そしてカートリッジ201
をさらに矢印201A方向に押し込むと、カートリッジ
201の先端がガイド体213の傾斜面213eに当接
してガイド面211およびガイド体213を押し上げ
る。そして、カートリッジ201がローラ210の位置
に到達し、カートリッジ201のラック部201cがロ
ーラ210のピニオン部210cと噛み合うと、カート
リッジ201はローラ210の回転により矢印201A
方向に搬送される。このとき、圧接手段212はディス
ク100の搬送時より圧縮するためより大きい圧接力で
カートリッジ201をローラ210へ、ラック部201
cをピニオン部210cへと押しつけ、噛み合いを確実
なものとする。次にカートリッジ201はディスク位置
決め解除アーム225の折り曲げ部225bに当接し、
ディスク位置決め解除アーム225を矢印225B方向
に回転させる。するとディスク位置決め解除アーム22
5の先端225cがディスク位置決めピン216に当接
し、ディスク位置決めピン216およびディスク位置決
めアーム215は固定位置から矢印215B方向に回転
する。またこれと連動してもうひとつのディスク位置決
めアーム215も矢印215B方向に回転する。したが
って、カートリッジ201が、回動したディスク位置決
め解除アーム225の折り曲げ部225bを通過した状
態では、ディスク位置決めピン216は完全にカートリ
ッジ201の搬送経路から退避しており、カートリッジ
201の搬送を妨げない。よってカートリッジ201は
さらに奥へ進み、その先端をセンサ32が検出すると同
時にローラ210の回転を停止し、図示しない駆動手段
によりヘッドシャーシ1を矢印1A方向へ、クランパア
ーム2を2A方向へ移動させる。そしてターンテーブル
13の先端はカートリッジ201内の情報記録媒体20
1aのセンタ穴にはまりこみ、クランパ21はターンテ
ーブル13に接近して、磁力板21aと磁性板13aの
吸着力により情報記録媒体201aはクランパ21とタ
ーンテーブル13とに挟持され、ローディング動作を完
了する。そして、ディスクモータ12の回転により情報
記録媒体201aを回転させ、ヘッド10を矢印10A
または10B方向に移送しながら情報記録媒体201a
に対する記録/再生動作を行なう。記録/再生動作が終
了すると、ローディング中の各動作を逆の順序で行い、
ローラ210を矢印210B方向に回転させてカートリ
ッジ201を挿入口99から排出し、アンローディング
動作を完了する。
【0030】以上のように、本実施例においては、トレ
ーを用いずにディスクまたはカートリッジをダイレクト
に装置の挿入口から挿入し、装置内部のローラまたはピ
ニオンによりローディングするため、トレーの排出、デ
ィスクまたはカートリッジの載置、トレーの引き込みと
いう煩雑な操作を操作者に要求せず、また引き出された
トレーによるスペースの占有も発生せず、またディスク
またはカートリッジは操作者の手を離れた時点からロー
ラとガイド面もしくはラックとピニオンに保持されるた
め装置全体を縦置きにして使用するいわゆる「垂直仕
様」でのローディングを可能にし装置の占有床面積を削
減することができる。またディスクとカートリッジを同
じ挿入口から挿入し、かつローラ、ガイド面、圧接手段
を1つずつとすることにより、部品点数を少なくし、装
置を低コスト化、薄型化することもできる。さらにまた
カートリッジに設けたラックとローラに設けたピニオン
とを噛み合わせて搬送するため搬送を確実にし、ローデ
ィングの高い信頼性を得ることもできる。
【0031】なお、本実施例において、ローラ軸210
aを固定とし、ガイド面211を移動する構成とした
が、ガイド面211を固定とし、ローラ軸210aを移
動するとしても同様の効果を得ることができる。また図
6においてカートリッジ201のピニオン201cとロ
ーラ210のラック210cを片端部のみに設けるとし
たが、両端部に設けても同様の効果を得られるし、ラッ
クとピニオンでなくスプライン、ローレット等他の方法
でも同様の効果を得られることは言うまでもない。
【0032】次に、本発明の第3の実施例のローディン
グ装置について、図8〜図10を参照しながら説明す
る。図8は本発明の第3の実施例におけるローディング
装置に裸のディスクが挿入された場合の基本構成を示す
概要側面図、図9は本発明の第3の実施例におけるロー
ディング装置に情報記録媒体がカートリッジに収納され
て挿入された場合の基本構成を示す概要側面図、図10
は本発明の第3の実施例におけるローディング装置の基
本構成を示す概要平面図である。
【0033】図8および図9において、301は情報記
録媒体301aを内部に収納したカートリッジ、314
は固定されたガイド体、311はガイド体314上に設
けられ樹脂コーティング加工などを施された低摩擦のガ
イド面、313は固定軸313aの周りに回動可能に支
持されたローラ支持体、310は表層部がゴムなどの高
摩擦の弾性体で構成され、ローラ支持体313に固定さ
れた軸310aの周りに矢印310Aまたは310B方
向に正逆回転するローラ、312は一端が固定されもう
一端がローラ支持体313に懸かり、ローラ310をガ
イド面311に押しつけるようローラ支持体313を矢
印313B方向に付勢する圧接手段である。また324
は回転によりローラ支持体313を低い位置に支持する
ことのできるカムである。また図8、図9において図
1、図2、図4、図5と同様の構成部品については同一
番号を付して説明を省略する。
【0034】また、図10において、331は矢印33
1Aまたは331B方向に移動可能な摺動体、330は
摺動体331に固定された軸330aの周りで、図示し
ない手段により矢印330A方向に回転するよう付勢さ
れているフック、332は固定軸332aの周りに矢印
332Aまたは332B方向に正逆回転するピニオンで
あり、摺動体331およびフック330は、摺動体33
1に設けたラック部331aがピニオン332と離れた
状態の位置で待機しており、このときフック330は矢
印330A方向への回転を固定壁1330にさえぎられ
て先端部330bはカートリッジ301の搬送経路から
待避している。また315は固定軸315aの周りに回
転可能に支持されたディスク位置決めアーム、316は
ディスク位置決めアーム315の回転先端に固定された
ディスク位置決めピン(ストッパ部材)で、ディスク1
00の搬送経路をさえぎる高さまで下方に伸びている。
325はディスク位置決めアーム315の回転先端に固
定されたディスク位置決め解除ピンで少なくともカート
リッジ301の搬送経路をさえぎる高さまで下方に伸び
ている。また317はディスク位置決めアーム315を
矢印315A方向に回転させるよう付勢する付勢手段で
あり、ディスク位置決めアーム315は付勢手段317
の付勢力によってディスク位置決めピン316が固定的
に設けた穴1316の縁に当たって一定の位置に停止し
ている。これらの構造はディスク100またはカートリ
ッジ301の搬送方向の中心軸に対して反対側にも各線
対称形部品による同様の構成があり、同一の働きをする
ので同一番号を付している。この状態でのディスク位置
決めピン316に、搬送されてきたディスク100が当
接して停止すると、その位置でディスク100に対する
ヘッド10による記録/再生動作が行なわれる。
【0035】以上のように構成されたローディング装置
について、以下図面を用いてその動作を説明する。
【0036】まずローディング装置にディスク100が
挿入された場合について、図8および図10を用いて説
明する。
【0037】初期状態において、ローラ支持体313は
圧接手段312によってローラ310がガイド体314
上のガイド面311に圧接している。ここへ装置の挿入
口99からディスク100が挿入され、ディスク100
の先端がセンサ30を通過すると、図示しない駆動手段
によりローラ310は矢印310A方向に回転する。そ
してディスク100がガイド面311と回転中のローラ
310の挟持部に到達すると、ガイド面311が低摩擦
であるためディスク100は圧接手段312の圧接力に
よるローラ310との摩擦力で矢印100A方向に搬送
される。そしてディスク100はディスク位置決め解除
ピン325よりも先にディスク位置決めピン316に当
接し、この状態でローラ310の回転によりさらに進も
うとするが、ディスク位置決めピン316は固定的に設
けた穴1316の縁に当たって矢印315A方向へは動
かないため、ディスク100もこの位置で停止する。こ
の状態でセンサ31はディスク100の先端を検出し、
一定時間経過後ローラ310の回転を停止し、図示しな
い駆動手段によりヘッドシャーシ1を矢印1A方向へ、
クランパアーム2を2A方向へ移動する。そしてターン
テーブル13の先端がディスク100のセンタ穴に入っ
たところで、カム324を回転させてローラ支持体31
3を低い位置にに移動させ、ローラ310をディスク1
00およびガイド面311から離間させる。その後クラ
ンパ21はさらに下降してディスク100はガイド面3
11からも離間し、クランパ21とターンテーブル13
はさらに接近して、磁力板21aと磁性板13aの吸着
力によりディスク100はクランパ21とターンテーブ
ル13とに挟持され、ローディング動作を完了する。そ
して、ディスクモータ12の回転によりディスク100
を回転させ、ヘッド10を矢印10Aまたは10B方向
に移送しながらディスク100に対する記録/再生動作
を行なう。記録/再生動作が終了すると、ローディング
中の各動作を逆の順序で行い、ディスク100はターン
テーブル13とクランパ21の挟持部からローラ310
とガイド面311の挟持部へと受け渡され、ローラ31
0を矢印310B方向に回転させて、ディスク100を
挿入口99から排出し、アンローディング動作を完了す
る。
【0038】次に、ローディング装置にカートリッジ3
01が挿入された場合について、図9、図10を用いて
説明する。
【0039】初期状態においては、ディスク100の場
合と同様、ローラ310はガイド面311に圧接してい
る。ここへ装置の挿入口99からカートリッジ301が
挿入され、カートリッジ301の先端がセンサ30を通
過すると、図示しない駆動手段によりピニオン332は
矢印332A方向に回転する。そしてカートリッジ30
1をさらに矢印301A方向に押し込むと、カートリッ
ジ301の先端がローラ支持体313の傾斜面313e
に当接してローラ支持体313を押し下げ、ローラ31
0をカートリッジ301の搬送経路から待避させる。そ
して、カートリッジ301がローラ310の位置を通過
し、摺動体331に設けた突起331aに当接してこれ
を矢印301A方向に押し込むと、摺動体331および
フック330も矢印301A方向に進み、フック330
の先端部330bは固定壁1330の無いところまで進
んで矢印330A方向に回転し、カートリッジ301の
側面に設けた溝部301bにはまり込む。そののち、カ
ートリッジ301とともにさらに矢印301A方向に進
んだ摺動体331のラック部331aが回転するピニオ
ン332と噛み合い、ピニオン332の矢印332A方
向への回転により摺動体331、フック330、および
カートリッジ301は操作者の手を離れてさらに奥へと
搬送される。次にカートリッジ301はディスク100
と違って先端が直線状であるためディスク位置決めピン
316よりも先にディスク位置決め解除ピン325に当
接し、ディスク位置決めアーム315を矢印315B方
向に回転させる。するとカートリッジ301の先端がデ
ィスク位置決めピン316に到達したときには、ディス
ク位置決めピン316がカートリッジ301の先端に押
されても矢印315B方向に回転する状態まですでに回
転しているため、こののちディスク位置決めアーム31
5はカートリッジ301の進行を妨げることなく矢印3
15B方向への回転を続ける。そしてカートリッジ30
1の先端がセンサ32に検出されると同時にピニオン3
32の回転を停止し、図示しない駆動手段によりヘッド
シャーシ1を矢印1A方向へ、クランパアーム2を2A
方向へ移動させる。そしてターンテーブル13の先端は
カートリッジ301内の情報記録媒体301aのセンタ
穴にはまりこみ、クランパ21はターンテーブル13に
接近して、磁力板21aと磁性板13aの吸着力により
情報記録媒体301aはクランパ21とターンテーブル
13とに挟持され、ローディング動作を完了する。そし
て、ディスクモータ12の回転により情報記録媒体30
1aを回転させ、ヘッド10を矢印10Aまたは10B
方向に移送しながら情報記録媒体301aに対する記録
/再生動作を行なう。記録/再生動作が終了すると、ロ
ーディング中の各動作を逆の順序で行い、ピニオン33
2を矢印332B方向に回転させてカートリッジ301
を挿入口99から排出し、アンローディング動作を完了
する。
【0040】以上のように、本実施例においては、トレ
ーを用いずにディスクまたはカートリッジをダイレクト
に装置の挿入口から挿入し、装置内部のローラまたはフ
ックによりローディングするため、トレーの排出、ディ
スクまたはカートリッジの載置、トレーの引き込みとい
う煩雑な操作を操作者に要求せず、また引き出されたト
レーによるスペースの占有も発生せず、またディスクま
たはカートリッジは操作者の手を離れた時点からローラ
とガイド面もしくはフックに保持されるため装置全体を
縦置きにして使用するいわゆる「垂直仕様」でのローデ
ィングを可能にし装置の占有床面積を削減することがで
きる。またディスクとカートリッジを同じ挿入口から挿
入し、かつディスクの搬送はローラとガイド面、カート
リッジの搬送はフック、と搬送手段を分離したので、各
々の搬送手段において構成の簡略化と信頼性の向上を各
個におこなうことができ、装置を小型化し、ローディン
グの信頼性を高めることもできる。
【0041】なお、本実施例において、ガイド面311
を固定とし、ローラ軸310aを移動する構成とした
が、ローラ軸310aを固定とし、ガイド面311を移
動するとしても同様の効果を得ることができる。また図
10においてカートリッジ301の溝部301bおよび
フック330をを片側のみに設けるとしたが、両側に設
けても同様の効果を得られる。
【0042】また全実施例においてカートリッジはガイ
ド板とローラに挟持された状態のままでヘッドによる記
録/再生動作を行なうとしたが、記録/再生動作中はカ
ートリッジをガイド板とローラによる挟持から解放し、
例えばヘッドシャーシ上に設けたピンとカートリッジの
穴との嵌合などの手段により保持するとしても同様の効
果を得られる。
【0043】
【発明の効果】以上述べたように、本発明のローディン
グ装置は、トレーを用いずにディスクまたはカートリッ
ジをダイレクトに装置の挿入口から挿入するため、トレ
ーの排出、ディスクまたはカートリッジの載置、トレー
の引き込みという煩雑な操作を操作者に要求せず、また
引き出されたトレーによるスペースの占有も発生せず、
また装置全体を縦置きにして使用するいわゆる「垂直仕
様」でのローディングを可能にし装置の占有床面積を削
減することができる。またディスクとカートリッジを同
じ挿入口から挿入する構成として、装置を薄型化し、ま
たカートリッジの搬送にラックとピニオンなどを用いる
ことによりローディングの信頼性を高めることもでき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例におけるローディング装
置にディスクを挿入した場合の概要側面図
【図2】同実施例のローディング装置にカートリッジを
挿入した場合の概要側面図
【図3】同実施例のローディング装置の概要平面図
【図4】本発明の第2の実施例におけるローディング装
置にディスクを挿入した場合の概要側面図
【図5】同実施例のローディング装置にカートリッジを
挿入した場合の概要側面図
【図6】図5におけるカートリッジとローラの仕様説明
のための図
【図7】本発明の第2の実施例におけるローディング装
置の概要平面図
【図8】本発明の第3の実施例におけるローディング装
置にディスクを挿入した場合の概要側面図
【図9】同実施例のローディング装置にカートリッジを
挿入した場合の概要側面図
【図10】本発明の第3の実施例におけるローディング
装置の概要平面図
【符号の説明】
99 挿入口 100 ディスク 101 カートリッジ 110 第1のローラ 111 第1のガイド面 112 第1の圧接手段 116 ディスク位置決めピン(ストッパ部材) 120 第2のローラ 121 第2のガイド面 122 第2の圧接手段 125 ディスク位置決め解除アーム 201 カートリッジ 201c ラック 210 ローラ 210c ピニオン 211 ガイド面 212 圧接手段 216 ディスク位置決めピン(ストッパ部材) 225 ディスク位置決め解除アーム 301 カートリッジ 301b 溝部 310 ローラ 311 ガイド面 312 圧接手段 316 ディスク位置決めピン(ストッパ部材) 325 ディスク位置決め解除ピン 330 フック
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−307822(JP,A) 特開 平5−334782(JP,A) 特開 平5−347087(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 17/04 313 G11B 17/04 413

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】正逆方向に回転する第1および第2のロー
    ラと、低摩擦の第1および第2のガイド面と、前記第1
    および第2のローラと前記第1および第2のガイド面を
    それぞれ圧接させる第1および第2の圧接手段とを備
    え、円盤状の情報記録媒体(ディスク)がそのまま挿入
    された場合は前記第1の圧接手段により前記第1のロー
    ラと前記第1のガイド面との間でディスクを挟持し、前
    記第1のローラの回転によりディスクを装置内の所定位
    置まで搬送し、また情報記録媒体がカートリッジに収納
    された状態で挿入された場合は前記第2の圧接手段によ
    り前記第2のローラと前記第2のガイド面との間でカー
    トリッジを挟持し、前記第2のローラの回転によりカー
    トリッジを装置内の所定位置まで搬送するローディング
    装置。
  2. 【請求項2】ディスクまたはカートリッジを装置外部か
    ら挿入する挿入口が1つであり、ディスクがそのまま挿
    入された場合はディスクの搬送中は第2のローラおよび
    第2のガイド面の少なくともどちらかがディスクの搬送
    経路から退避し、またカートリッジが挿入された場合は
    カートリッジの搬送中は第1のローラおよび第1のガイ
    ド面の少なくともどちらかがカートリッジの搬送経路か
    ら退避することを特徴とする請求項1記載のローディン
    グ装置。
  3. 【請求項3】円盤状の情報記録媒体(ディスク)または
    情報記録媒体を収納したカートリッジを装置外部から挿
    入する1つの挿入口と、正逆方向に回転するローラと、
    低摩擦のガイド面と、前記ローラと前記ガイド面を圧接
    させる圧接手段とを備え、ディスクがそのまま前記挿入
    口から挿入された場合でも、カートリッジが前記挿入口
    から挿入された場合でも、前記圧接手段により前記ロー
    ラと前記ガイド面との間でディスクまたはカートリッジ
    を挟持し、前記ローラの回転によりディスクまたはカー
    トリッジを装置内の所定位置まで搬送し、ディスクがそ
    のまま挿入された場合とカートリッジが挿入された場合
    とで圧接手段による圧接力が異なる値に切り替わること
    を特徴とするローディング装置。
  4. 【請求項4】円盤状の情報記録媒体(ディスク)または
    情報記録媒体を収納したカートリッジを装置外部から挿
    入する1つの挿入口と、正逆方向に回転するローラと、
    低摩擦のガイド面と、前記ローラと前記ガイド面を圧接
    させる圧接手段 とを備え、ディスクがそのまま前記挿入
    口から挿入された場合でも、カートリッジが前記挿入口
    から挿入された場合でも、前記圧接手段により前記ロー
    ラと前記ガイド面との間でディスクまたはカートリッジ
    を挟持し、前記ローラの回転によりディスクまたはカー
    トリッジを装置内の所定位置まで搬送し、ローラの少な
    くともディスクに対応する長さを除く両端部もしくは片
    端部にピニオンを設け、カートリッジの両端部もしくは
    片端部にラックを設けたことを特徴とするローディング
    装置。
  5. 【請求項5】正逆方向に回転するローラと、ガイド面
    と、前記ローラと前記ガイド面を圧接させる圧接手段
    と、装置の奥行き方向に往復移動するフックとを備え、
    円盤状の情報記録媒体(ディスク)がそのまま挿入され
    た場合は前記圧接手段により前記ローラと前記ガイド面
    との間でディスクを挟持し、前記ローラの回転によりデ
    ィスクを装置内の所定位置まで搬送し、また情報記録媒
    体がカートリッジに収納された状態で挿入された場合は
    カートリッジに設けた溝部に前記フックを懸止し、前記
    フックの移動によりカートリッジを装置内の所定位置ま
    で搬送するローディング装置。
  6. 【請求項6】ディスクまたはカートリッジを装置外部か
    ら挿入する挿入口が1つであり、カートリッジが挿入さ
    れた場合はカートリッジの搬送中はローラおよびガイド
    面の少なくともどちらかがカートリッジの搬送経路から
    退避することを特徴とする請求項記載のローディング
    装置。
  7. 【請求項7】円盤状の情報記録媒体(ディスク)または
    情報記録媒体を収納したカートリッジを装置外部から挿
    入する1つの挿入口と、ディスクまたはカートリッジを
    平面方向に搬送駆動する搬送部と、ディスクを停止させ
    るストッパ部材と、ディスクの搬送経路はさえぎらない
    がカートリッジの搬送経路はさえぎる位置に設けられた
    ストッパ解除部材を備え、ディスクが搬送されてきた場
    合は前記ストッパ解除部材は動かないため、前記ストッ
    パ部材はディスクを装置内のディスク搬送方向の所定位
    置に停止させる位置で固定されており、カートリッジが
    搬送されてきた場合は、前記ストッパ解除部材はカート
    リッジによって移動させられることにより前記ストッパ
    部材を前記固定位置から解除するので、前記ストッパ部
    材はカートリッジとともに移動しカートリッジの搬送を
    妨げないローディング装置。
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