JPH11149687A - ディスクローディング装置およびディスクカートリッジ - Google Patents

ディスクローディング装置およびディスクカートリッジ

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JPH11149687A
JPH11149687A JP9316786A JP31678697A JPH11149687A JP H11149687 A JPH11149687 A JP H11149687A JP 9316786 A JP9316786 A JP 9316786A JP 31678697 A JP31678697 A JP 31678697A JP H11149687 A JPH11149687 A JP H11149687A
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disk
opening
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Shinichi Maeda
眞一 前田
Akira Kurozuka
章 黒塚
Yasuhisa Fukushima
安久 福嶋
Kozo Ezawa
弘造 江澤
Makoto Fujita
誠 藤田
Yoshiaki Nakatsuka
義昭 中塚
Yoshiyuki Hashimoto
義之 橋本
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  • Feeding And Guiding Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置全体の薄型化を図り、複数種類のカート
リッジおよび大きさの異なる裸ディスクの共用のローデ
ィングを可能にし、かつ、水平および垂直設置で使用可
能なディスクローディング装置を提供する。 【解決手段】 内部に設けた駆動装置により前進後進す
るホルダ100に、シャッターオープナ103の検出ス
イッチ114とディスクホルダ104の検出スイッチ1
15を設け、これら2つの検出スイッチを組み合わせる
ことにより、ホルダ100にメディア格納直後に、メデ
ィアの種類および状態が検出可能となり、ローディング
時間の短縮や誤挿入による装置の破壊防止が図れ、また
ホルダ100に逆挿入防止リブ102aを設けることに
より、複数種類のカートリッジの裏表逆、前後逆挿入時
の装置の破壊防止が図れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光学的手段を用い
てディスク等の記録媒体に情報を記録および再生する装
置のディスクローディング装置およびカートリッジに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、オーディオディスクやビデオディ
スク、また、コンピュータのデータ記憶装置として、光
ディスク装置が広く用いられている。
【0003】光ディスクには、主にデータ記憶用に用い
られるカートリッジに収納された記録再生可能なもの
と、音楽用CDやCDーROMの様に裸で使用される再
生専用のディスクとがある。マルチメディア技術の進歩
により、AV機器のデジタル化とコンピュータのAV機
能の充実が同時進行し、光ディスクにおいても、AV機
器とコンピュータの区別なく広く用いられるデジタルデ
ィスクとしての機能が要望されている。
【0004】さらに、AV機器のみならず、パーソナル
コンピュータの小型化が進むにつれて、光ディスク装置
の薄型化が望まれている。
【0005】このような背景のもと、光ディスク装置に
対しては、薄型で、多様な形態の媒体に対応した装置が
強く求められるようになった。
【0006】しかしながら、従来、カートリッジに収納
されたディスクと裸ディスクでは装置にディスクを装着
するローディングの方式が異なるため、各々専用の装置
が必要であった。
【0007】以下に図面を用いて従来の装置について説
明する。まず、主にデータ記憶装置として用いられてい
るカートリッジ用の光ディスク装置のローディング機構
について、図面を参照しながら説明する。
【0008】一般に、この様な光ディスク装置では、カ
ートリッジを装置内に挿入した後、カートリッジをスピ
ンドルモータ及び光ピックアップの方向に移動して、デ
ィスクをターンテーブルに装着し、記録または再生可能
な状態にする必要がある。
【0009】図25は、第1の従来例のディスクローデ
ィング機構の構造を示す斜視図、図26はその動作を示
す側面図、図27は装置内の厚さ方向の寸法関係を表わ
す模式図である。
【0010】図25、図26において、カートリッジ2
01は、装置前面よりカートリッジホルダ202に挿入
される。この時、カートリッジ201のシャッター20
1aは、カートリッジホルダ202に組みこまれたシャ
ッターオープナ210と係合してスライドし、カートリ
ッジ201内のディスクの記録再生領域を露出する。カ
ートリッジホルダ202の両側面には4個のガイドロー
ラ203があり、これらがスライダ204の両側面に設
けられたガイド溝205に挿入されており、シャーシ2
06に植設されたガイドポール207に沿って、上下に
のみ寸法dだけ移動可能に取り付けられている。
【0011】スライダ204は、カートリッジホルダ2
02を下からはさみこむような形状で、シャーシ206
に植設されたガイドピン208に沿って矢印A方向に寸
法Sだけ摺動可能に取りつけてある。スライダ204
は、シャーシ206に対しスライダばね209により常
にA方向に付勢されており、初期状態では、スライダば
ね209が最も伸びた状態で止まるよう、ロックアーム
(図示せず)により係止されている(図26(a)参
照。)。
【0012】クランパ214は、支持アーム215によ
り回動自在に保持され、カートリッジホルダ202の上
面中央の開口202aの位置に、ターンテーブル212
に相対するよう配置されている。クランパ214とター
ンテーブル212は、各々に内蔵した磁石と磁性体片の
吸着力によって引き付けあっている。
【0013】支持アーム215は、スライダ204に設
けたカム(図示せず)により、その位置に応じて回動
し、クランパ214を昇降する。初期状態では、挿入さ
れるカートリッジ201と干渉しない位置まで、クラン
パ214は持ち上げられている(図26(a)参
照。)。
【0014】前記ロックアームは、カートリッジ201
の挿入により、カートリッジの1つの角に押されて解除
される。ロックアームが解除されると、スライダ204
は、スライダばね209によりA方向にスライドし、ガ
イド溝205に沿ってガイドローラ203が移動し、カ
ートリッジホルダ202は、シャーシ206の方向(矢
印B)に寸法dだけ移動する。同時に前記支持アーム2
15がスライダ204により回動し、クランパ214は
ターンテーブル212の方向へ移動する。カートリッジ
の降下により、カートリッジ201内のディスクは、タ
ーンテーブル212に乗り、上からクランパ214が吸
着して回転可能な状態に装着され、光ピックアップ21
3に対し、記録再生可能な距離まで接近する(図26
(b)参照。)。
【0015】カートリッジを装置より取り出すときは、
ローディングモータ216により、スライダ204が、
スライダばね209の引張力に逆らって引き戻され、ク
ランパ214とカートリッジホルダ202は、初期状態
の位置まで上昇する。これによりディスクはターンテー
ブルから離され、カートリッジが取り出し可能な状態と
なる。
【0016】図27に示すように、カートリッジ201
の挿入時は、ターンテーブル212とクランパ214の
間に、カートリッジ201の厚さを超える距離(寸法
D)が必要である。
【0017】次に、第2の従来例として音楽CDや、C
D−ROMのような裸ディスク用の光ディスク装置のロ
ーディング機構について図面を参照しながら説明する。
【0018】第2の従来例を図28から図29に示す。
53はメインシャーシであり、ディスクモータ56と、
この軸に取り付けられたターンテーブル58と、記録円
盤であるディスク45の中心穴45aと係合するターン
テーブル58上のセンターコーン58aと、ガイドシャ
フト55によってY1−Y2方向に摺動自在に設けられ
リニアモータ用のコイル43aが取り付けられたヘッド
43と、リニアモータ用の磁気ヨーク54とが取り付け
られている。メインシャーシ53の一端部53aには回
動支点用の穴53bが設けられ、その穴53bに回動支
軸51が通されている。
【0019】同じくクランプレバー47の一端部47a
に回動支点用の穴47bが設けられ、その穴47bにも
回動支軸51が通され、この回動支軸51は筐体42内
の突起部52に固定されている。
【0020】トレイ41は裏面に構成されたラック41
aと減速用のギアユニットが取り付けられたローディン
グモータ57の出力歯車が噛み合い運動することによ
り、Y1−Y2方向に平行移動できるように筐体42の
内部に取り付けられている。また、トレイ41にはディ
スク45を載置し保持できる皿状の窪み46が形成され
ている。この窪み46は、2段に形成すれば小径ディス
ク60も載置できる。
【0021】さらにメインシャーシ53とクランプレバ
ー47の後部にはカム50が係合している。このカム5
0はギヤードモータ49により駆動される。カム50の
回転位置によりメインシャーシ53とクランプレバー4
7が回動支軸51を中心に回動し、接近または離反する
ように構成されている。40は挿入口、41bは開口、
48はクランパである。ローディングモータ57、ギヤ
ードモータ49の動作は通常のマイコン制御等で行われ
る。また、それぞれのモータによって駆動されるカム5
0またはトレイ40の位置検出は通常のマイクロスイッ
チ等で行われる。これらの詳細は図示せず、説明も省略
する。
【0022】図29の(イ)、(ロ)、(ハ)に、この
従来例のディスクローディング装置の動作を示す。
【0023】すなわち、ディスク45を円盤記録再生装
置で使用する場合、イジェクト/ロードスイッチ61
(図28)を押すとマイコン制御によりローディングモ
ータ57の駆動力でトレイ41がY2方向に移動し、筐
体42の外部に出て図29の(イ)の状態になる。この
ときクランプレバー47とメインシャーシ53は回動支
軸51を中心にそれぞれ離反した位置にある。
【0024】この状態でディスク45をトレイ41の窪
み46に載置してイジェクト/ロードスイッチ60を押
すとローディングモータ57の駆動力によりトレイ41
が挿入口40を通して筐体42内に平行移送され図29
(ロ)の状態になる。
【0025】次にカム50が回転しクランプレバー47
とメインシャーシ53は図29(ハ)のように回動支軸
51を中心にそれぞれ接近し、ディスク45がクランパ
48とディスクモータ56のターンテーブル58に挟ま
れてセンターコーン58aと係合して回転可能になる。
この状態でディスク45からの情報の再生または記録が
ヘッド13によって行われる。
【0026】ディスク45を装置から取り出す時は以上
の動作と全く逆の動作が行われる。
【0027】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来のディスク装置のディスクローディング装置
は、第1の従来例ではカートリッジ専用の、第2の従来
例では裸ディスク専用のローディング装置であるため、
両方を扱うディスクローディング装置としては次のよう
な課題がある。
【0028】ローディング装置内にメディアが装着され
た直後に、カートリッジか裸ディスクか、または正常に
装置内に格納されたか否かを判断できないため、一旦は
ローディング動作を行う必要があり異物の挿入や誤挿入
によっては装置が破損する可能性がある。
【0029】また、一般にカートリッジの前後逆あるい
は裏表逆の挿入防止はカートリッジの形状に依存するた
め、複数種類のカートリッジを装着可能なローディング
装置においてはカートリッジの逆挿入防止が困難である
という課題を有する。
【0030】さらに、パネルに設けられたシャッターに
開口規制がない場合、カートリッジ脱着のために設けら
れたトレイないしカートリッジホルダの開口に裸ディス
クを格納した際、シャッターを開ければ高回転で回る裸
ディスクに容易に触れる、使用者が怪我をする可能性が
ある。
【0031】また、カートリッジに取り付けたシャッタ
ーのたわみの影響により、カートリッジ開口部のディス
ク当接部とカートリッジに格納されたディスクとの距離
が狭まり、ディスク回転時にカートリッジと擦れるとい
う課題を有していた。
【0032】本発明は、上記の課題を解決するもので、
装置内に大きな余剰空間を作る事なく、装置全体の薄型
化を可能にし、またカートリッジと裸ディスクのローデ
ィングを可能にすると共に、水平設置でも垂直設置でも
使用可能なディスクローディング装置を提供することを
目的とする。
【0033】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本願発明のディスクローディング装置では、カート
リッジまたは裸ディスクを保持するホルダと、カートリ
ッジのシャッター開閉手段とその位置検出手段、および
裸ディスクの保持手段とその姿勢検出手段とをホルダ内
部に備え、二つの検出手段によりホルダに格納された直
後に、カートリッジか裸ディスクの判別と、これらメデ
ィアが正常に装着されたか否かの状態検出を行い、さら
にホルダを装置前面の開口より出入りさせる搬送手段
と、記録再生ディスクの回転駆動手段とを付加し、ホル
ダに格納された直後にカートリッジまたは裸ディスクの
種類判別と、これらメディアが正常に装着されたか否か
の状態検出を行い、この検出結果に応じて、搬送手段ま
たは回転駆動手段の動作仕様を変えるという構成を備え
るものである。
【0034】また、装置にホルダに装着されたメディア
の種類や状態等を表示するLEDや液晶パネル等の表示
手段を付加し、あるいは、モニタやTV等の外部表示装
置に出力可能な出力手段を付加し、ホルダに格納された
直後に、カートリッジか裸ディスクの種類判別と、これ
らメディアが正常に装着されたか否かの状態表示を行
う。
【0035】さらに、ホルダにカートリッジが正規方向
で格納された際に出現するカートリッジの開口部に、カ
ートリッジの正規方向以外には装着を阻止する規制手段
を設ける。あるいは、カートリッジまたは裸ディスクを
保持するホルダと、ホルダをローディング装置前面の開
口部より装置内へ搬入または装置外へ搬出する搬送手段
と、開口部に設けられたシャッターと、搬送手段と連動
してシャッターと当接する規制手段であるストッパを備
え、ホルダがディスクローディング装置内へ格納された
ときにはストッパとシャッターに設けられた突起が所定
隙間を維持して対向する位置にあり、ホルダがディスク
ローディング装置外へ搬出された時にはストッパとシャ
ッターの突起が離れるように構成、あるいはストッパと
シャッターの突起が離れ、かつ、ホルダのディスクロー
ディング装置内への搬入途中でシャッターの閉口動作が
妨げられるとシャッターの突起がホルダ搬入時のストッ
パの軌跡上に位置するよう構成する。
【0036】また、シャッターとストッパが防振ゴム等
の弾性体を介して構成する際に、シャッターと規制手段
との当接距離に弾性体による姿勢の変化分を加味する。
【0037】さらに、カートリッジの開口時にシャター
と当接するカートリッジの開口近傍部に隙間を設ける構
成としたことを特徴とするものである。
【0038】
【発明の実施の形態】請求項1記載のディスクローディ
ング装置は、カートリッジまたは裸ディスクを保持する
ホルダと、カートリッジのシャッター開閉手段とその位
置検出手段、および裸ディスクの保持手段とその姿勢検
出手段とをホルダ内部に備え、二つの検出手段によりホ
ルダに格納された直後に、カートリッジか裸ディスクの
判別と、これらメディアが正常に装着されたか否かの状
態検出を行うというものであり、正常に装置内に格納さ
れたか否かを即座に判断できるため、異物の挿入や誤挿
入を起こしにくくするという作用を有する。
【0039】請求項2記載のディスクローディング装置
は、請求項1記載の装置に、ホルダを装置前面の開口よ
り出入りさせる搬送手段と、記録再生ディスクの回転駆
動手段とを付加し、ホルダに格納された直後にカートリ
ッジまたは裸ディスクの種類判別と、これらメディアが
正常に装着されたか否かの状態検出を行い、この検出結
果に応じて、搬送手段または回転駆動手段の動作仕様を
変えるという構成により、異物の挿入や誤挿入を起こし
にくくするという作用を有する。
【0040】請求項3記載のディスクローディング装置
では、請求項1記載の装置にホルダに装着されたメディ
アの種類や状態等を表示するLEDや液晶パネル等の表
示手段を付加し、ホルダに格納された直後に、カートリ
ッジか裸ディスクの種類判別と、これらメディアが正常
に装着されたか否かの状態表示を行い正常に装置内に格
納されたか否かを即座に判断できるという作用を有す
る。
【0041】請求項4記載のディスクローディング装置
では、請求項1記載の装置にホルダに装着されたメディ
アの種類や状態等をモニタやTV等の外部表示装置に出
力可能な出力手段を付加し、ホルダに格納された直後
に、カートリッジか裸ディスクの種類判別と、これらメ
ディアが正常に装着されたか否かの状態表示を外部表示
装置で行うことにより、正常に装置内に格納されたか否
かを即座に判断できるという作用を有する。
【0042】請求項5および6記載のディスクローディ
ング装置では、ホルダにカートリッジが挿入されるとホ
ルダ内部に設けられたシャッター開閉手段によりカート
リッジのシャッターが開口する。ホルダにカートリッジ
が正規方向で格納された際に出現するカートリッジの開
口部に、カートリッジの正規方向以外には装着を阻止す
る規制手段を設けることにより、異物の挿入や逆方向挿
入や装置で扱えない種類のカートリッジ挿入などの誤挿
入を起こしにくくするという作用を有する。
【0043】請求項7記載のディスクローディング装置
では、カートリッジまたは裸ディスクを保持するホルダ
と、ホルダをローディング装置前面の開口部より装置内
へ搬入または装置外へ搬出する搬送手段と、開口部に設
けられた装置シャッターと、搬送手段と連動して装置シ
ャッターと当接する制限手段であるストッパを備え、ホ
ルダがディスクローディング装置内へ格納されたときに
はストッパと装置シャッターに設けられた突起が所定隙
間を維持して対向する位置にあり、ホルダがディスクロ
ーディング装置外へ搬出された時にはストッパと装置シ
ャッターの突起が離れるように構成することにより、カ
ートリッジ脱着のために設けられたトレイないしカート
リッジホルダの開口に裸ディスクを格納した際、装置シ
ャッターを開ければ高回転で回る裸ディスクに容易に触
れる事がないという作用を有する。
【0044】請求項8記載のディスクローディング装置
では、カートリッジまたは裸ディスクを保持するホルダ
と、ホルダをローディング装置前面の開口部より装置内
へ搬入または装置外へ搬出する搬送手段と、開口部に設
けられた装置シャッターと、搬送手段と連動して装置シ
ャッターと当接する制限手段であるストッパを備え、ホ
ルダがディスクローディング装置内へ格納されたときに
はストッパと装置シャッターに設けられた突起が所定隙
間を維持して対向する位置にあり、ホルダがディスクロ
ーディング装置外へ搬出された時にはストッパと装置シ
ャッターの突起が離れ、かつ、ホルダのディスクローデ
ィング装置内への搬入途中で装置シャッターの閉口動作
が妨げられると装置シャッターの突起がホルダ搬入時の
ストッパの軌跡上に位置するよう構成することにより、
カートリッジ脱着のために設けられたトレイないしカー
トリッジホルダの開口に裸ディスクを格納した際、装置
シャッターを開ければ高回転で回る裸ディスクに容易に
触れる事がないという作用を有する。
【0045】請求項9記載のディスクローディング装置
では、請求項7および8記載のシャッターとストッパが
防振ゴム等の弾性体を介して構成する際に、シャッター
と規制手段との当接距離に弾性体による姿勢の変化分を
加味することにより、カートリッジ脱着のために設けら
れたトレイないしカートリッジホルダの開口に裸ディス
クを格納した際、シャッタを開ければ高回転で回る裸デ
ィスクに容易に触れる事がないという作用を有する。
【0046】請求項10から13記載のディスクカート
リッジでは、カートリッジの開口時にシャターと当接す
るカートリッジの開口近傍部に、カートリッジかシャッ
ターの厚みを薄くすることで隙間を設けることによりカ
ートリッジに取り付けたシャッターのたわみの影響によ
り、カートリッジ開口部のディスク当接部とカートリッ
ジに格納されたディスクとの距離が狭まり、ディスク回
転時にカートリッジと擦れることがないようにするとい
う作用を有する。
【0047】
【実施例】(実施例1)以下、本発明の実施例1のディ
スクローディング装置について、図面を参照しながら構
成を説明する。
【0048】本実施例のディスクローディング装置は水
平および垂直設置での使用が可能であるが、説明の都合
上、ディスクローディング装置を水平設置した状態で以
後の説明を行う。
【0049】本実施例では、直径12cmの音楽用CD
やCD−ROMのような裸ディスク(以下、大型ディス
クという)、カートリッジに収納された大型ディスク
(以下カートリッジという)を対象とする。また、これ
ら2種類の形態の記録メディアを総称して、単にメディ
アと呼ぶ。ローディング機構で考慮するのはメディアの
形態であって、その記録再生方式や記録密度などは、上
記の例に限るものではない。
【0050】まず、ディスクローディング装置の全体の
構成を説明し、続いて各部分の構成を詳しく説明する。
【0051】図1は、本発明の実施例1のディスクロー
ディング装置の構成を示す分解斜視図、図2は、その内
部構成を示す平面図、図3はカートリッジと裸ディスク
の斜視図である。
【0052】図1において、本発明の実施例1のディス
クローディング装置は、ベース部U1とホルダ部U2と
クランプ部U3とで構成される。
【0053】図中の、方向を示す座標系は、装置の奥行
き方向をX、幅方向をY、高さ方向をZとしている。
【0054】ベース部U1には、ベース8に、光ヘッド
7やターンテーブル一体化ディスクモータ2を取り付け
たシャーシ3と、これを昇降する昇降機構が組み込まれ
ている。ベース8内の側面のガイド部8fに図2に示す
ホルダ100を乗せ、上から天板25を取り付ける。
【0055】天板25は、クランパ26を備えたクラン
プレバー27が取り付けられ、クランプ部U3を構成す
る。
【0056】ホルダ部U2のホルダ100には、ローデ
ィングモータ111と歯車列112が組み込まれてお
り、歯車列112の最終段の歯車112aが、ベース8
に取り付けたスライドラック13に設けたラック13a
とかみ合って、ホルダ100がX1−X2方向に駆動さ
れる。ローディングモータ111の駆動電流は、フレキ
113を通じてベース側より供給される。
【0057】さらに、ホルダ100には、裸ディスクを
案内保持する左右一対のディスク保持機構と、カートリ
ッジのシャッターを開閉するシャッターオープナ10
3、および、カートリッジのロック機構、ホルダのロッ
ク機構、カートリッジ付勢ばねが組み込まれている。
【0058】また、フレキシブルプリント基板113
(以下フレキと称す)には、スイッチ114およびスイ
ッチ115が設けられ、それぞれ、シャッターオープナ
103、連結板108によってON/OFFされる。
【0059】図2は、ベース部U1にホルダ部U2組み
込んだ状態の平面図である。ホルダ100は、組み込ん
だローディングモータ111により、保持されたディス
クが約半分露出するような、図2に示す距離SだけX1
方向に引き出され、メディア交換の待機状態となる。
【0060】図3において、(a)は、シャッター30
0aが閉じた状態のカートリッジ300の斜視図であ
る。300cは保持用の切欠きで、300fは位置決め
穴である。
【0061】カートリッジ300をホルダ100に挿入
する途中で、シャッター300aの先端の凹部300b
に、ホルダ100のシャッターオープナ103の先端が
係合し、そのまま奥まで挿入すると、シャッター300
aが開いて(b)の状態になり、中に収納されたディス
ク300eが露出する。この時、カートリッジ300の
厚さよりも薄い連結部300dも同時に露出する。ま
た、シャッター300aは、片開きまたは両開きの何れ
であっても良いものとする。
【0062】(c)は、大型ディスク301の外観図で
ある。以下、ディスクローディング装置の各々の構成を
詳しく説明する。
【0063】まず、ホルダ100の構成を説明する。図
4は、ホルダ100の内部構成を示す分解斜視図、図5
は、組み立てた状態の透視斜視図である。
【0064】図4において、ホルダケース101の上に
ホルダカバー102を取り付け、箱状のホルダ100を
構成し、X1側の開口がメディア挿入口となって、X2
方向にメディアが挿入される。その内部空間の高さは、
カートリッジ300の厚さに適当なすき間を加えた高さ
であり、幅は、カートリッジの幅に、裸ディスクの保持
機構が退避する余裕を加えた幅となっている。ホルダケ
ース101の底面は、下から光ヘッドが挿入される開口
を有し、一番奥の中央部は、上下から切欠かれて、厚さ
の薄い連結部101aとなっている。ホルダカバー10
2は左右に2分割され、前記連結部101aと同じ幅
で、ホルダ中央部に空間を設けている。また、ホルダカ
バー102にはカートリッジの逆挿入防止リブ102a
が設けられている。
【0065】ホルダケース101とホルダカバー102
の挿入口部の形状は、左右の両端がX1方向に突出し、
中央に凹部を持つ。左右の突出部のみ、ホルダケース1
01の底面がホルダカバー102よりも内側へ広げて受
け部101hを設け、カートリッジ300を挿入する
際、一旦この受け部101hにカートリッジ300の先
端を乗せることにより、挿入を容易にする。
【0066】ホルダ100の奥の端には、ローディング
モータ111と駆動歯車列112を取り付ける部分と、
シャッターオープナ103を取り付ける部分と、連結板
108、ホルダロック109を取り付ける部分、底面の
下側に2つの突起100a、100bがあり、それ以外
は左右対称形である。
【0067】駆動歯車列の最終段の歯車112aは、ホ
ルダケース101の底面の穴101cからホルダ下側に
突出しており、ケース8に組み込まれた駆動機構と連動
する。歯車112aと、2つの突起100a,100b
の動作については、後述する。
【0068】シャッターオープナ103は、ホルダケー
ス101とホルダカバー102の同位置の穴とボスで形
成される軸100e回りに回動可能に組み込まれ、穴1
00eと同心の円弧溝100fに突起103aが係合し
て、回動角度が規制されている。ばね160によって円
弧溝100fのメディア挿入口側の端に付勢されると、
先端部103bが、挿入されたカートリッジシャッター
300aの凹部300bに当接する位置になる。シャッ
ターオープナ103の先端部103bは、高さがカート
リッジ300の厚さとほぼ同等の円筒形で、メディアが
挿入される側が、上下端を残して切欠かれている。これ
により、挿入された裸ディスクの端面が先端部103b
に当接した後、上下に滑ってはずれるのを防いでいる。
【0069】シャッターオープナ103の反対側の突起
103dは、ホルダケース101の側面の穴101dか
ら横へ突出しており、シャッターオープナ103が奥へ
回動すると、ホルダ内に収納される形状となっている。
ホルダ100が装置から引き出されたメディア交換状態
となった時、この突起103dに対応する位置にベース
8の側壁に逃げ穴8eを設けることにより、ホルダ10
0が引き込まれると速やかにシャッターオープナ103
がホルダ奥の端まで回動する構成となっている。
【0070】シャッターオープナ103の腕部103c
は、上下より切欠かれ、厚さがホルダケース101の奥
端の連結部101aとほぼ同じになっている。
【0071】シャッターオープナ103の突起103e
は、シャッターオープナ103の一定角度位置でフレキ
113に設けたスイッチ114をON状態にする。
【0072】シャッターオープナ103に設けたオープ
ナ板バネ103fは、シャッターオープナ103の回動
動作の終端でホルダケース101の奥端の壁に当接し、
シャッターオープナ103に付勢力を与える。
【0073】次に、ホルダロック機構について説明す
る。ホルダロック機構は、入口レバー107、連結板1
08、ホルダロック109で構成される。
【0074】ホルダロック109は、両端にフック10
9aと立ち上げ部109bをもち、軸109d回りに回
動可能に、連結板108の下面に取り付けられる。連結
板108は、ホルダケース101の底面に設けた掘込み
101fの中で、軸100e周りに回動可能に取り付け
られる。ホルダロック109は、ばね160により立ち
上げ部109bがホルダ内側へ向かう方向に付勢され
る。
【0075】連結板108の先端の長穴108aは、入
口レバー107の先端の突起107bと係合し連動す
る。入口レバー107は、軸100i回りに円弧溝10
0gの範囲で回動可能に取り付け、ばね105によりデ
ィスクホルダ104とともにホルダ内側へ付勢される。
カートリッジ300が挿入されるとすぐに入口レバー1
07がホルダの外側方向へ押し広げられ、連結板108
も外側へ回動して、ホルダロック109のフック109
aがホルダケース101の側面の穴101gからホルダ
の外へ突出する構成になっている。この状態で、ホルダ
ロック109の立ち上げ部109bは、カートリッジ3
00の進路内に入り込んでおり、カートリッジ300が
奥まで到達すると外側へ押し広げられ、フック109a
は逆に内側へ回動してホルダ内に収納される。すなわ
ち、カートリッジ300の挿入途中のみフック109a
がホルダの外へ突出する構成となっている。
【0076】また、連結板108の突起108bは、通
常、フレキ113に設けたスイッチ115をON状態に
しており、入口レバー107の回動により連結板108
が回動すると、直ちにスイッチ115をOFFにする。
【0077】次に、カートリッジロック機構について説
明する。ディスクホルダ104の後端部は、突起部10
4e、104fと腕部104gからなる弾性構造となっ
ており、カートリッジ300が挿入されると、内側の突
起104fがカートリッジ300の側面により押し広げ
られて、外側の突起部104eが一旦ホルダの側面へ突
出する。カートリッジ300の切欠き300cが突起1
04fの位置まで到達すると、突起104fが切欠き3
00cに入り込み、腕部104gの弾性により突起部1
04e、104fは元の位置にもどる。
【0078】最後に、裸ディスクを案内保持するディス
ク保持機構について説明する。ディスク保持機構は、デ
ィスクホルダ104、ホルダ板バネ105、入口レバー
107より構成される。
【0079】ディスクホルダ104は、ホルダ内側に向
かって斜面を持つスリット104aで裸ディスクの高さ
方向の位置を規制し、スリット104aの両端の保持部
104bで、裸ディスクの半径方向の位置を規制する部
材である。
【0080】ディスクホルダ104は、先端で入口レバ
ー107と回動自在に係合し、上下の2ヵ所に設けた突
起104dが、各々ガイド溝100hに挿入される。
【0081】入口レバー107は、軸100i回りに回
動自在に取り付けられ、突起107bが円弧溝100g
に挿入され、ホルダ板バネ105によりディスクホルダ
104とともにホルダの内側方向に付勢される。通常
は、突起104d、107bがそれぞれ、ガイド溝10
0h、円弧溝100gのホルダ内側の終端に当接した位
置で止まっている。この時、左右一対のディスクホルダ
104はX方向に平行に保持され、その間隔が、挿入さ
れる裸ディスクの直径よりも小さく配置される。挿入さ
れた裸ディスクは、シャッターオープナ103の先端に
当接しシャッターオープナ103を奥へ回動させなが
ら、入口レバー107およびディスクホルダ104の先
端を一旦押し広げてからスリット104aの間に入り込
み、ディスクホルダ104は元の位置に戻る。
【0082】このとき、シャッターオープナ103は、
前述のスイッチ114がまだOFFの位置で裸ディスク
に当接している。この位置から、ディスクホルダ104
の後端を広げる形で裸ディスクをわずかに押し込むと、
シャッターオープナ103の突起103eスイッチ11
4をON状態にする。裸ディスクを離せば、ディスクホ
ルダ104は、元の位置に戻る。
【0083】裸ディスクの直径に対して、4つの当接部
104bを広く配置してディスク外周との間に一定の空
隙をもたせ、スリット104aの幅もディスクの厚さに
対して、一定の空隙をもたせれば、ディスクホルダ10
4が元の位置のままでディスクの回転動作が可能であ
る。
【0084】カートリッジ300が挿入されると、カー
トリッジ300の角部が入口レバー107をホルダ奥側
へ押し倒す。この当接面にはくぼみを設けて、滑らかに
押し倒す形状となっている。入口レバー107が回動す
ると、ディスクホルダ104も移動し、ディスクホルダ
104の先端が大きく開く。さらにカートリッジ300
を挿入されるとカートリッジ300によってディスクホ
ルダ104も押し倒され、ディスクホルダ104と入口
レバー107が一直線状にホルダの左右両端に収納さ
れ、カートリッジ300の進路が確保される。
【0085】以上の構成により、ディスクホルダ104
は裸ディスクを保持可能な位置に待機しており、カート
リッジ300が挿入されると、その角部で入口レバー1
07を押して、ディスクホルダ104をホルダの左右両
端に収納する。
【0086】ホルダケース101には、カートリッジ付
勢バネ120が組み込んであり、挿入されたカートリッ
ジ300の先端角部をホルダカバー102の方向(Z1
方向)に、押し付ける。
【0087】続いて、クランプ部の構成を説明する。図
6(a)は、クランパ26の構成を示す。磁性材料から
成るクランプレバー27の中心穴内のクランパ26b
に、磁性体26dとともに磁石26cが格納され、クラ
ンプカバー26aで固定されている。この状態では、ク
ランパ26がクランパレバー27との間で磁気的に安定
な状態として、磁石26dを挟んで磁性体26dとクラ
ンプレバー27が離れる方向に磁気浮上する。
【0088】図6(b)はディスクモータ2がクランパ
26の近傍にある場合を示し、クランパ26がディスク
モータ2の磁性体に吸引されクランプレバー27との磁
気浮上が解除されるとともに、ディスクがある場合はク
ランパ26でディスクモータ2のターンテーブル上に磁
気吸着する。
【0089】図6(c)はクランパ近接部に磁性体を持
つディスクモータ2がクランパ26近傍にない場合を示
し、天板25の曲げ部25aとクランパ26が当接し、
かつ、クランパ26がクランプレバー27との間で磁気
的に安定な状態としてディスクモータ2から離れる方向
に磁気浮上する。
【0090】図7は本発明のディスクローディング装置
のベース部を示す図で、(a)はベース部のみ示した平
面透視図、(b)は側面断面図である。
【0091】図7(a)において1はディスクローディ
ング装置の筐体で、記録再生のための回路部品を実装し
たプリント基板20、パネル21、およびホルダ100
の収納時に筐体1の前面の開口21aを塞ぐシャッター
22が設けられている。
【0092】パネル21には、ホルダ100の搬出およ
び収納用のボタン(図示せず)と未通電時のカートリッ
ジ300または裸ディスク(大型ディスク301)を取
り出すための強制イジェクト用の穴(図示せず)が設け
られている。
【0093】8はベースで、筐体1に外部からの振動や
衝撃を緩和するためのダンパ9を介して弾性支持されて
いる。シャーシ3にはトーションリーフ11が固定さ
れ、トーションリーフ11はベース8にシャーシ3の先
端部3aが常時Z2方向に付勢されるよう取り付けられ
ている。
【0094】昇降カム10は、ベース8の軸8aで回動
可能に軸支され、ホルダ100内に設けられた減速装置
112およびローディングモータ111から成る駆動手
段によって昇降カム10が矢印R1方向に回動されたと
きに、斜面10aによってシャーシ3のスリット3bと
係合してシャーシ3の先端部3aをトーションリーフ1
1のばね付勢力に抗してZ1方向に押し上げシャーシ3
を略水平にする。このときシャーシ3は斜面10aの端
部の水平面で支持される。昇降カム10が矢印R2方向
に回動されたときは、昇降カム10の斜面10aに沿っ
て、トーションリーフ11のばね付勢力によってシャー
シ3が水平位置からZ2方向へ傾く。昇降カム10とベ
ース8の間にはヘッドユニット付勢バネ40(図示せ
ず)が設けられ、シャーシ3を介して天板25に対して
ホルダ100がバネ付勢される。
【0095】スライドラック13は上面に駆動歯車11
2aと噛み合うラック形状13aを持ち、ベース8の突
起8bと係合してX方向に摺動自在に保持され、溝部1
3cで昇降レバー10のピン10bと係合する。クラッ
チ12の爪12cとベース8の突起8cが係合してスラ
イドラック13が固定された時はホルダ100が移動可
能であり、クラッチ12の爪12cとベース8の突起8
cの係合が外れた時にはスライドラック13が摺動し昇
降カム10が回動可能となる。
【0096】昇降カム10のリブ10aは、ホルダ10
0が収納完了してシャーシ3が略水平になったローディ
ング動作完了時に駆動検出スイッチ23bと当接して、
図8で示す中央処理装置(MPU)34が駆動手段の停
止を命じる。
【0097】ストッパ36は、ベース8の軸8dで回動
可能に軸支され、一端の軸36aは昇降カム10のガイ
ド溝10eと係合してリンク機構を構成する。他端のリ
ブ36bはシャッター22の突部22aと対向する位置
にあり、ホルダ100を装置内へ格納するローディング
動作中は、シャッター22が閉じた状態では突部22a
がリブ36bと離れるため昇降カム10およびストッパ
36の回動を妨げず、シャッター22が開いた状態で
は、突部22aとストッパ36のリブ36bは当接して
昇降カム10およびストッパ36の回動を妨げるように
構成されている。
【0098】強制イジェクトレバー14は強制イジェク
トばね15でX1方向に付勢され、ベース8とスライド
ラック13との間でX方向に摺動自在に保持され、先端
にホルダ100の下部の係合部100cと係合する爪1
4aを持つ。停電等の未通電時に装置内のホルダ100
に格納されたメディアを取り出す際には、パネル21の
強制イジェクト用の穴(図示せす)よりピンをX2方向
に強制イジェクトばね15を圧縮しながら差し入れ、爪
14aがホルダ100の下部の突起100cと係合する
と駆動系の負荷に抗してホルダ100が装置内より排出
される。その後ホルダ100を搬出位置まで手で引っ張
れば、ホルダ100に格納されたカートリッジ300あ
るいは裸ディスクを取り出すことができる。
【0099】ディスク規制部材29はディスク基材のポ
リカーボネートより低硬度のゴムで構成されたローラ2
9aとコイルばね29bから成り、ホルダ100の搬出
完了位置から収納完了位置の間で、ホルダ100に格納
された裸ディスクおよびカートリッジ300内のディス
ク300eと接触して、ベース8に傾斜付勢されたシャ
ーシ3とこれらのディスクが略平行になるよう姿勢を規
制してシャーシ3上のターンテーブル2との接触を防止
する。ホルダ100のディスクローディング装置内への
収納が完了すると、ホルダ100の下面100dとロー
ラ29aが当接してディスク規制部材29はベース8内
へ格納され、これらディスクのディスク規制部材29に
よる規制は解除される。
【0100】ベース8には他に、スライドラック13の
動きを切り替えるクラッチ12、ホルダ100の搬出完
了を検出するスイッチ23aとホルダ100格納完了を
検出するスイッチ23bを備えた駆動検出回路基板23
が設けてある。
【0101】駆動機構の動作に関しては後に詳述する。
シャーシ3には、ターンテーブル2aを持つ一体型ディ
スクモータ2と、ガイドシャフト6、送りモータ5、ス
イッチ回路基板サポート17を介して弾性支持されるカ
ートリジ検出回路基板18、およびカートリッジの位置
決め用のピン16が設けられている。ターンテーブル2
aのクランパ26と対向する面には、磁性体(図示せ
ず)が設けられており、クランパ26内の磁石26cと
の間で吸着力を発生する。
【0102】ガイドシャフト6上には、ヘッド移送レバ
ー4がシャーシ3との間で方向に移動可能で、かつ一端
が光学ヘッド7に他端が強制イジェクトレバー14と当
接可能に設けられている。
【0103】光学ヘッド7は、ガイドシャフト6上に取
り付けられ送りモータ5によりX1,X2方向に往復運
動し、記録再生用のレーザ発光部およびディスク(30
0e、または301)の反射光を受光する受光部を有す
る。
【0104】26は天板25に取り付けられたクランパ
であり、クランプ26の内部にはターンテーブル2aに
吸着してディスクを保持するための磁石26cが設けら
れている。クランプ26は、天板25からホルダ100
側に突出したクランプレバー27を介して、クランプ押
圧ばね28によりターンテーブル2aから離れる方向に
付勢されている。天板25はベース8に係止爪等の取り
付手段により取り付けられ、ホルダ100が搬出完了位
置から収納完了位置に移動したときにクランプレバー2
7がホルダ100の操作片101aに押されて、クラン
プ26がクランプ押圧ばね28に抗して回動し各ディス
クをターンテーブル2aのセンターコーン上に押圧す
る。一方ホルダ100が搬出位置側に移動を始めると、
操作片101aがクランプレバー27から離れるのでク
ランパ26がターンテーブル2aから離れる。なお、デ
ィスク側に磁性体の金属ハブを持ち、ターンテーブル2
a側に磁石を持ち、この磁石により金属ハブを吸着する
ことによってディスクを保持する方式の場合クランパ2
6は不要となるので、それぞれの方式に応じて必要な機
構をそれぞれ付属させればよい。
【0105】図8は本実施例のディスクローディング装
置のブロック構成図を示し、メインシャーシ3および回
路基板20に設けられている。すなわち、レーザ駆動回
路30が動作して光学ヘッド7よりレーザをディスク
(300eまたは301)に照射し、光ヘッド7の受光
部よりディスクの信号を受光し、再生信号処理回路31
により処理する。32はその変調復調回路、33はメモ
リのRAM、34は中央処理装置(MPU)、35はパ
ーソナルコンピュータ(PC)である。
【0106】図9は、ホルダ100およびベース8の各
スイッチの結線を示す構成図である。ホルダ100のス
イッチ114と115は、ベース8のスイッチ23a、
23bとともに、中央処理装置34によって監視されて
いる。
【0107】図10は、ホルダ100がイジェクト状態
の際に、114および115の2つのスイッチを用いて
メディアを装置内へ移動することなく、ホルダ100に
格納されたメディアの種類や状態を判断する方法を示し
たものである。これにより、ホルダ100に各種のメデ
ィアを格納した直後に、そのメディアに適合させるため
光ヘッドのレンズ切り替えを行ったり、レーザオン、回
転立ち上げ、サーボゲインやレーザ光量等の学習等の挿
入されたディスクに合った立ち上げ手順にかえることが
できるので、ローディング時間の短縮が可能になる。ま
た異常時の検出も可能になるので、ローディングモータ
111の駆動を禁止することにより、装置の破壊を防ぐ
ことができる。
【0108】以上の様に構成されたディスクローディン
グ装置の動作について説明する。図11は、メディア挿
入時の様子を示す外観斜視図である。前述した、ホルダ
100の構成により、本ローディング機構は、垂直、水
平のいずれの姿勢でも使用できる。(a)、(b)は、
カートリッジの挿入、(c)、(d)は、大型ディスク
の挿入を示す。
【0109】装置前面に設けたボタンを押すと、ホルダ
100が、図に示す位置まで引き出されて、メディア挿
入の待機状態となる。この状態から、再びボタンを押す
か、ホルダ100を押し込むと、ホルダ100は、装置
内に引き込まれる。
【0110】a)ホルダにメディアが未装着の時のロー
ディング動作。図12から図14は、ホルダ100内に
メディアが装着されていないときのローディング動作の
平面図を示すものである。図の(a)から(f)は、時
系列的な動作状態を示す。
【0111】図15から図16は、ホルダ100内にメ
ディアが装着されていないときのディスクローディング
装置上部の平面詳細図を示したもので、(a)から
(f)は図12から図14の記号にそれぞれ対応してい
る。
【0112】図17から図18は、ホルダ100内にメ
ディアが装着されていないときのディスクローディング
装置下部の平面詳細図を示したもので、(a)から
(f)は図12から図14の記号にそれぞれ対応してい
る。
【0113】図19は、ホルダ100内にメディアが装
着されていないときのローディング動作の側面断面図を
示すものである。図の(1)から(4)は、時系列的な
動作状態を示す。
【0114】図12(a)は、ホルダ100が搬出完了
した状態を示す。ホルダ100の下面のリブ100a
が、駆動検出スイッチ回路基板23上のスイッチ23a
と当接して、ホルダ100の搬出位置で正確に停止して
いる。この状態で、裸ディスク、およびカートリッジの
何れかが選択的に装着される。(a)の状態では、図1
5(a)で示されるように、クラッチ12の爪12cが
ベース8のリブ8cと係合して、ボス12aがスライド
ラック13の摺動を規制しベース8に固定されている。
また、図17(a)で示されるように、シャッターオー
プナ103の突起103dはベース8の側面の穴8eと
一致して回動自在に設けられている。ホルダ100内に
カートリッジ40が装着された際には、ホルダ100へ
のカートリッジ40の挿入に応じてシャッターオープナ
103が回動してシャッター41を開くことができる。
【0115】この状態では、図19(1)で示すように
シャーシ3はベース8に対して傾斜付勢しており、クラ
ンパ26はクランプ押圧ばね28の付勢力によりクラン
プレバー27を介して天板25に押し当てられている。
また、カートリッジ検出回路基板18はスイッチ回路基
板サポート17の付勢力によりベース8の底面側へ押し
当てられている。ディスク規制部材29はコイルばね2
9bの復帰力により、ベース8からホルダ100の中央
の開口へ持ち上がる。
【0116】また、昇降カム10のガイド溝10eと係
合してリンク機構を成すストッパ36のリブ36bとシ
ャッター22の突部22aは離れた位置にあり、シャッ
ター22の開状態から閉状態への動作は妨げられないよ
うに構成されている。
【0117】図12(b)は、ホルダ100の収納開始
状態を示す。図15の(b)で示すように、パネル21
のボタン(図示せず)が押され、ホルダ100内のロー
ディングモータ111が回転し、ギア群112を経て駆
動力が駆動歯車112aに伝達されると、ベース8に固
定されたスライドラック13のラック部13aと係合し
て、ホルダ100がX2方向に移動を開始する。この
時、図17(b)に示すように、シャッターオープナ1
03の突起103dはベース8の側面の穴8eから離
れ、ホルダ100に大型ディスク301が装着されたと
き、またはメディア未装着の場合には、シャッターオー
プナ103は大型ディスク301と干渉しない位置まで
R2方向に回動する。この状態では図19(2)で示す
ように、徐々にホルダ100が装置内へ収納されてい
く。
【0118】図13(c)は、ホルダ100がさらにデ
ィスクローディング装置内へ収納された状態を示す。
【0119】図13(d)は、ホルダ100のディスク
ローディング装置内への収納が完了した状態を示す。図
16(d)で示すように、ホルダ100下面のリブ10
0bがクラッチ12の爪部12dと当接しベース8のリ
ブ8cとの係合を外す。これによりスライドラック13
のクラッチ12による拘束は解除され、以後X1方向へ
の摺動が可能となる。このとき、シャッター22は閉状
態となるが、ストッパ36のリブ36bとシャッター2
2の突部22aは依然離れた位置にある。
【0120】同時に、図16(d)で示すようにホルダ
100の異形穴101bとクラッチ12のボス12bと
が係合する。この状態では、図19(3)で示すように
ホルダ100のリブ101aとクランプレバー27の端
27aが当接して、クランプレバー27はクランプ押圧
ばね28を軸に回動してクランパ26はターンテーブル
2aと対向する位置まで下降する。
【0121】またディスク規制部材29のローラ29a
はホルダ100の下面100dと当接して、ディスク規
制部材29はベース8内へ格納される。
【0122】図14(e)は、ホルダ100のディスク
ローディング装置内へ収納完了後のスライドラック13
の動作を示す。図16(e)で示すように、駆動歯車1
12aの駆動力によりスライドラック13がX1方向に
摺動し、スライドラック13と係合していたクラッチ1
2のボス12bがR1方向に回動して、ホルダ100の
異形穴101b内でホルダ100の方向の動作を規制す
るため、ホルダ100はベース8の所定位置に保持され
る。スライドラック13のX1方向の移動に伴い、ボス
10bとスライドラック13の溝13cで係合している
昇降カム10がベース8の軸8aを中心にR1方向に回
動すると、シャーシ3は傾斜リブ10aとシャーシ3の
溝3bで当接しトーションリーフ11の付勢力に抗しな
がら徐々に昇降カム10の回動に合わせて傾斜状態から
略水平状態へ持ち上がる。
【0123】同時に、昇降カム10の回動にあわせてス
トッパ36も回動して、リブ36bはシャッター22の
突部22aと離れた位置から対向する位置に近接する。
このとき、シャッター22が故意に開いた状態にあれ
ば、ストッパ36のリブ36bとシャッター22の突部
22aは当接し、ストッパ22とリンク機構をなす昇降
カム10の動作は妨げられるため、ローディングは完了
しない。中央処理装置34によりローディングモータ1
11を停止または反転すれば、回転中の裸ディスク30
1に触れる危険を回避できる。
【0124】図14(f)は、スライドラック13の移
動完了状態を示す。図16(f)で示すように、駆動歯
車112aの駆動力によるスライドラック13のX1方
向への移動が完了して、昇降カム10のR1方向の回動
により傾斜リブ10aの水平面上にシャーシ3が乗り、
シャーシ3は略水平状態となる。昇降カム10のリブ1
0aは、シャーシ3が略水平になるローディング動作の
完了時に駆動検出スイッチ23bと当接して、中央処理
装置(MPU)34がローディングモータ111を停止
させる。この状態では、図19(4)で示すようにシャ
ーシ3の回動が完了するとシャーシ3は略水平になり、
シャーシ3上のターンテーブル2aはクランパ26と対
向する位置まで上昇するとともに、カートリッジ検出回
路基板18はスイッチ回路基板サポート17の復帰力に
よりベース8から上昇してホルダ100内の所定位置ま
で上昇し、ローディング動作は完了する。
【0125】同時に、昇降カム10の回動にあわせてス
トッパ36も回動して、リブ36bはシャッター22の
突部22aと所定寸法離れて対向する位置で停止する。
シャッター22が固定側でストッパ36がダンパ9を介
した可動側にある場合、これら2つの当接距離として衝
撃変動分を加味する必要がある。この状態では、リブ3
6bと突部22aが近接しているので、当接距離をシャ
ッター22を故意に開こうとしても大きくは開口でき
ず、開口隙間を指の入らない程度に設ければ、回転中の
裸ディスク301に触れる危険を回避できる。
【0126】ホルダ100の排出動作は、これら動作と
全く逆の順序で行われる。ローディングモータ111が
前記と逆方向に回転するとスライドラックがX2方向へ
移動して、昇降カム10をR2方向に回動させ、シャー
シ3はZ2方向に回動する。スライドラック13のX2
方向への移動が完了すると駆動歯車112a駆動力によ
りホルダ100はX1方向へ移動を開始し、ホルダ10
0の異形穴101bでホルダ100を拘束していたクラ
ッチ12のボス12bはR2方向へ回動を始める。クラ
ッチ12のR2方向への回動によりクラッチ12の爪部
12cはベース8のボス8bと係合して、スライドラッ
ク13はクラッチ12のボス12aによりベース8に固
定される。以後ホルダ100は、ホルダ100の下面側
のリブ100aが駆動検出回路基板23のスイッチ23
aと当接するまでディスクローディング装置から搬出さ
れ、図12(a)で示されるホルダ搬出完了位置で停止
する。
【0127】b)ホルダに前後逆あるいは裏表逆にカー
トリッジが装着されたときのローディング動作図20
(a)は、通常使用の向きでホルダ100にカートリッ
ジ300が装着されたとき、図20(b)はホルダ10
0に裏表逆にカートリッジ300が装着されたとき、図
21(C)は前後逆にカートリッジ300が装着された
ときのホルダ100の状態を示す。
【0128】図20(a)が示すように逆挿入防止リブ
102aは、通常使用の向きで挿入されたカートリッジ
300の開口部300dおよび300e格納されたディ
スクに接触しないように配置されている。
【0129】図20(b)に示すように表裏逆にカート
リッジ300がホルダ100に挿入された時、カートリ
ッジ300の裏表でシャッター係合部300bとシャタ
ーオープナ103のリブ103bが当接する両面開きで
あれば、カートリッジ300は問題なくホルダ100に
格納される。
【0130】片面開きあるいは上記以外の両面開きのカ
ートリッジ300がホルダ100に挿入されると、シャ
ターオープナ103はシャッター300aを開くことな
く回動する。シャターオープナ103の回動途中で逆挿
入防止リブ102aがシャッター300aと当接する事
により、カートリッジ300の挿入が阻害されホルダ1
00への完全装着は行われない。この状態ではカートリ
ッジ300がホルダ100内へ半差し状態となるため、
ディスクホルダ104の後端部は内側の突起104fが
カートリッジ300の側面により押し広げられて、外側
の突起部104eがホルダ100の側面へ突出しベース
8の側面穴8hと係合するため、ホルダ100の装置内
部への移動が拘束される。
【0131】カートリッジ300をホルダ100から引
き抜けば、この動作の逆の手順でホルダ100の拘束は
解除される。
【0132】また、図21(c)に示すように、前後逆
にカートリッジ300がホルダ100に挿入された場
合、ホルダ100の挿入によりシャターオープナ103
はシャッター300aを開くことができず回動し、逆挿
入防止リブ102aとシャッター300aが当接する事
によりカートリッジ300の挿入が阻害されホルダ10
0への完全装着は行われない。カートリッジ300がホ
ルダ100内へ半差し状態となるため、ディスクホルダ
104の後端部は内側の突起104fがカートリッジ3
00の側面により押し広げられて、外側の突起部104
eがホルダ100の側面へ突出しベース8の側面穴8h
と係合するため、ホルダ100の装置内部への移動が拘
束される。
【0133】カートリッジ300をホルダ100から引
き抜けば、この動作の逆の手順でホルダ100の拘束は
解除される。
【0134】(実施例2)図22は、実施例1のディス
クローディング装置において、ホルダ100にメディア
を装着した直後に、ホルダ100に備えたカートリッジ
のシャッター開閉手段とその位置検出手段、および裸デ
ィスクの保持手段とその姿勢検出手段により判別された
メディアの種類や格納状態を、パネル21に表示した例
を示す。
【0135】図22(a)はパネル21に液晶等の文字
表示、図22(b)はパネル21にLED等の点灯表示
の機能を追加した場合を示す。
【0136】(実施例3)図23は、実施例1のディス
クローディング装置において、ホルダ100にメディア
を装着した直後に、ホルダ100に備えたカートリッジ
のシャッター開閉手段とその位置検出手段、および裸デ
ィスクの保持手段とその姿勢検出手段により判別された
メディアの種類や格納状態を、外部出力表示した例を示
す。
【0137】ディスクローディング装置から、パーソナ
ルコンピュータ35を介して外部モニタに表示される。
【0138】(実施例4)図24は、実施例1のディス
クローディング装置に用いるカートリッジ300におい
て、シャター300aが開口したときカートリッジ30
0と重なる部分300gに隙間を設けることを示す。
【0139】図24(a)はカートリッジ300が片面
開きの場合の平面図を示し、隙間300gが裏表に設け
てある。カートリッジ300が両面開きの場合には中心
線A−Aに対して反対側にも隙間300gを設ける。
(合計4カ所)図24(b)はカートリッジ300の中
心線A−Aでの断面図を示し、図24(c)はその部分
拡大図を示す。カートリッジ300の内周側にはディス
ク300eを受ける突部300dが設けられており、カ
ートリッジ300とディスク300eが最も近接する箇
所である。この部分がシャター300aのそり等による
影響で変形すると、ディスク300eとカートリッジ3
00が接触し、粉ふき等の不具合が発生し動作不良につ
ながる。
【0140】図24(c)のようにカートリッジ300
に隙間300gを設けることにより、リング300hが
シャター300aから受ける影響を排除することができ
る。
【0141】本実施例は、隙間300gをカートリッジ
300の外側に設けたが、シャッター300aの内側に
隙間300gを設けても同様な効果が期待できるのは明
らかである。
【0142】
【発明の効果】請求項1記載のディスクローディング装
置では、カートリッジまたは裸ディスクを保持するホル
ダと、カートリッジのシャッタ開閉手段とその位置検出
手段、および裸ディスクの保持手段とその姿勢検出手段
とをホルダ内部に備えることにより、二つの検出手段に
よりホルダに格納された直後に、カートリッジか裸ディ
スクの判別と、これらメディアが正常に装着されたか否
かの状態検出が可能となった。
【0143】請求項2記載のディスクローディング装置
では、請求項1記載の装置に、ホルダを装置前面の開口
より出入りさせる搬送手段と、記録再生ディスクの回転
駆動手段とを付加し、ホルダに格納された直後に、カー
トリッジか裸ディスクの種類判別と、これらメディアが
正常に装着されたか否かの状態検出を行うことにより、
検出結果に応じて搬送手段または回転駆動手段の動作仕
様を変えることが可能となった。
【0144】例えば、ホルダに各種メディアを格納した
直後に、光ヘッドのレンズ切り替えを行ったり、立ち上
げ手順をかえることができるので、ローディング時間の
短縮が可能になる。また異常時の検出も可能になるの
で、モータの駆動を禁止することにより、装置の破壊を
防ぐことができる。
【0145】請求項3記載のディスクローディング装置
では、請求項1記載の装置にホルダに装着されたメディ
アの種類や状態等を表示するLEDや液晶パネル等の表
示手段を付加することにより、ホルダに格納された直後
に、カートリッジか裸ディスクの種類判別と、これらメ
ディアが正常に装着されたか否かの状態表示が可能とな
った。
【0146】請求項4記載のディスクローディング装置
では、請求項1記載の装置にホルダに装着されたメディ
アの種類や状態等をモニタやTV等の外部表示装置に出
力可能な出力手段を付加することにより、ホルダに格納
された直後に、カートリッジか裸ディスクの種類判別
と、これらメディアが正常に装着されたか否かの状態表
示を外部表示装置で行うことが可能となった。
【0147】請求項5および6記載のディスクローディ
ング装置では、ホルダにカートリッジが挿入されるとホ
ルダ内部に設けられたシャッタ開閉手段によりカートリ
ッジのシャッタが開口する。ホルダにカートリッジが正
規方向で格納された際に出現するカートリッジの開口部
に、カートリッジの正規方向以外には装着を阻止する規
制手段を設けることにより、複数の形状が異なるカート
リッジを扱うディスクローディング装置でもカートリッ
ジの前後あるいは表裏の逆挿入が阻止できるようになっ
た。
【0148】請求項7記載のディスクローディング装置
では、カートリッジまたは裸ディスクを保持するホルダ
と、ホルダをローディング装置前面の開口部より装置内
へ搬入または装置外へ搬出する搬送手段と、開口部に設
けられた装置シャッターと、搬送手段と連動して装置シ
ャッターと当接する制限手段であるストッパを備え、ホ
ルダがディスクローディング装置内へ格納されたときに
はストッパと装置シャッターに設けられた突起が所定隙
間を維持して対向する位置にあり、ホルダがディスクロ
ーディング装置外へ搬出された時にはストッパと装置シ
ャッターの突起が離れるように構成した。
【0149】これにより、ホルダの搬入搬出の際には装
置シャッターの動作を妨げることなく、ホルダがディス
クローディング装置内へ格納後に装置シャッターを故意
に開口する際には、ストッパと装置シャッターの突起が
当接する事により、装置シャッターの開口動作を制限す
ることが可能となった。
【0150】請求項8記載のディスクローディング装置
では、カートリッジまたは裸ディスクを保持するホルダ
と、ホルダをローディング装置前面の開口部より装置内
へ搬入または装置外へ搬出する搬送手段と、開口部に設
けられた装置シャッターと、搬送手段と連動して装置シ
ャッターと当接する制限手段であるストッパを備え、ホ
ルダがディスクローディング装置内へ格納されたときに
はストッパと装置シャッターに設けられた突起が所定隙
間を維持して対向する位置にあり、ホルダがディスクロ
ーディング装置外へ搬出された時にはストッパと装置シ
ャッターの突起が離れ、かつ、ホルダのディスクローデ
ィング装置内への搬入途中で装置シャッターの閉口動作
が妨げられると装置シャッターの突起がホルダ搬入時の
ストッパの軌跡上に位置するよう構成した。
【0151】これにより、ホルダの搬入搬出の際には装
置シャッターの動作を妨げることなく、ホルダがディス
クローディング装置内へ格納される途中で故意に装置シ
ャッターの閉口動作を妨げる際には、ストッパと装置シ
ャッターの突起が当接する事により、搬送手段によるホ
ルダの搬入動作は阻止され、マイコン等の状態検出手段
により搬送手段の動作を停止あるいは反転させることが
可能となった。
【0152】請求項9記載のディスクローディング装置
では、請求項7および8記載のシャッタとストッパが防
振ゴム等の弾性体を介して構成される際に、シャッタと
規制手段との当接距離に弾性体による姿勢変化分加味す
ることにより、シャッタの開口動作の規制または搬送手
段の停止あるいは反転動作が確実になった。
【0153】請求項10から13記載のディスクカート
リッジでは、カートリッジのシャッターが開口時に、カ
ートリッジとシャッターが当接するカートリッジの開口
近傍に隙間を設けることにより、シャッターのたわみに
よるカートリッジ開口部のディスク当接部とカートリッ
ジに格納されたディスクとの近接を避けることが可能と
なった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1のディスクローディング装置
の構成を示す分解斜視図
【図2】本発明の実施例1のディスクローディング装置
の内部構成を示す平面図
【図3】カートリッジと裸ディスクの斜視図
【図4】ホルダ100の内部構成を示す分解斜視図
【図5】ホルダ100の組み立てた状態の透視斜視図
【図6】クランパ構成図
【図7】ベース部構成図
【図8】ディスクローディング機構のブロック図
【図9】スイッチの結線図
【図10】イジェクト時にホルダに格納されたメディア
判別図
【図11】メディア挿入時の様子を示す外観斜視図
【図12】ローディング動作 平面透視図
【図13】ローディング動作 平面透視図
【図14】ローディング動作 平面透視図
【図15】ローディング動作 上部平面透視詳細図
【図16】ローディング動作 上部平面透視詳細図
【図17】ローディング動作 下部平面透視詳細図
【図18】ローディング動作 下部平面透視詳細図
【図19】ローディング動作 側面断面図
【図20】ホルダにカートリッジを挿入した際の平面図
【図21】ホルダにカートリッジを挿入した際の平面図
【図22】本発明の実施例2のディスクローディング装
置の構成を示す正面図
【図23】本発明の実施例3のディスクローディング装
置の構成を示す正面図
【図24】本発明の実施例4のディスクローディング装
置で用いるカートリッジの平面図および断面側面図
【図25】従来例1のディスクローディング機構の斜視
【図26】同ディスクローディング機構の側面図
【図27】同のディスクローディング機構の厚さ方向の
寸法関係を表わす模式図
【図28】従来例2のディスクローディング機構の斜視
【図29】同断面側面図
【符号の説明】
1 ドライブ筐体 2 ターンテーブル一体化ディスクモータ 3 シャーシ 4 ヘッド移送レバー 5 送りモータ 6 ガイドシャフト 7 光学ヘッド 8 ベース 9 ダンパ 10 昇降カム 11 トーションリーフ 12 クラッチ 13 駆動側スライドレバー 14 強制イジェクトレバー 15 強制イジェクトばね 16 位置決めピン 17 スイッチ回路基板サポート 18 カートリッジ検出回路基板 19 従動側スライドスイッチ 20 回路基板 21 パネル 22 シャッター 23 駆動検出回路基板 24 イジェクトピン 25 天板 26 クランプ 27 クランプレバー 28 クランプ押圧ばね 29 ディスク規制部材 30 レーザ駆動回路 31 再生信号処理回路 32 変調復調回路 33 RAM 34 中央処理装置(MPU) 35 パーソナルコンピュータ(PC) 36 ストッパ 100 ホルダ 101 ホルダケース 102 ホルダカバー 103 シャッターオープナ 104 ディスクホルダ 105 ホルダ板バネ 107 入り口レバー 108 連結板 109 ホルダロック 111 ローディングモータ 112 駆動歯車列 113 フレキ 114 スイッチ 115 スイッチ 300 カートリッジ 301 大型ディスク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G11B 17/04 401 G11B 17/04 401P 401Q 401S 19/12 501 19/12 501Q (72)発明者 江澤 弘造 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 藤田 誠 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 中塚 義昭 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 橋本 義之 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録再生ディスクを扱う装置において、記
    録再生ディスクを格納したカートリッジを保持するホル
    ダと、カートリッジのシャッター開閉手段と、前記シャ
    ッター開閉手段の位置検出手段と、前記ホルダ内部にカ
    ートリッジに収納されていない裸ディスクを保持する保
    持手段と、前記保持手段の姿勢検出手段とを備え、前記
    二つの検出手段により前記ホルダに格納されたカートリ
    ッジまたは裸ディスクの状態検出を行うことを特徴とす
    るディスクローディング装置。
  2. 【請求項2】記録再生ディスクを扱う装置において、ホ
    ルダを装置前面の開口部より出入りさせる搬送手段と、
    記録再生ディスクの回転駆動手段とを備え、前記ホルダ
    に格納されたカートリッジまたは裸ディスクの種類およ
    び格納状態に応じて、前記搬送手段または前記回転駆動
    手段の動作仕様を変えることを特徴とする請求項1記載
    のディスクローディング装置。
  3. 【請求項3】記録再生ディスクを扱う装置において、表
    示手段を備え、ホルダ内に格納されたカートリッジまた
    は裸ディスクの種類や状態を表示することを特徴とする
    請求項1記載のディスクローディング装置。
  4. 【請求項4】記録再生ディスクを扱う装置において、出
    力手段を備え、ホルダ内に格納されたカートリッジまた
    は裸ディスクの種類や状態を出力することを特徴とする
    請求項1記載のディスクローディング装置。
  5. 【請求項5】記録再生ディスクを扱う装置において、記
    録再生ディスクを格納したカートリッジを保持するホル
    ダと、前記ホルダ内部に設けられたカートリッジのシャ
    ッター開閉手段と、前記ホルダに設けられた規制手段を
    備え、カートリッジを前記ホルダに装着する際に、前記
    カートリッジの正規方向以外の装着を阻止することを特
    徴とするディスクローディング装置。
  6. 【請求項6】規制手段が、記録再生ディスクを格納した
    カートリッジのシャターが開口しているときのみ前記カ
    ートリッジおよび前記シャターと当接しないことを特徴
    とする請求項5記載のディスクローディング装置。
  7. 【請求項7】記録再生ディスクを扱う装置において、記
    録再生ディスクの保持手段と、前記保持手段をディスク
    ローディング装置前面の開口部より搬入搬出させる搬送
    手段と、前記開口部に設けられた装置シャッターと、前
    記搬送手段と連動して前記装置シャッターと当接する制
    限手段を備え、前記保持手段が装置内へ搬入される途中
    または搬入後に前記装置シャッターの開口動作を制限す
    ることを特徴とするディスクローディング装置。
  8. 【請求項8】記録再生ディスクを扱う装置において、記
    録再生ディスクの保持手段と、前記保持手段を装置前面
    の開口部より搬入搬出させる搬送手段と、前記開口部に
    設けられた装置シャッターと、前記搬送手段と連動して
    前記装置シャッターと当接する制限手段を備え、前記保
    持手段が装置内へ搬入される途中で前記装置シャッター
    の閉口動作が妨げられると前記搬送手段の動作を停止あ
    るいは反転させることを特徴とするディスクローディン
    グ装置。
  9. 【請求項9】シャッターと規制手段が弾性体を介して構
    成され、前記シャッターと前記規制手段の当接距離に前
    記弾性体による変化分を加味することを特徴とする請求
    項7および8記載のディスクローディング装置。
  10. 【請求項10】記録再生ディスクを格納したカートリッ
    ジにおいて、カートリッジの開口部と、カートリッジの
    前記開口部を覆う移動自在なシャッターを備え、前記シ
    ャターが移動してカートリッジの前記開口部が露出した
    際、前記シャターと当接する前記開口部近傍に前記シャ
    ターとの隙間を設けることを特徴とするディスクカート
    リッジ。
  11. 【請求項11】カートリッジ開口時の開口部近傍のカー
    トリッジとシャターとの隙間を、前記カートリッジ側の
    厚みを薄くすることで確保することを特徴とする請求項
    10記載のディスクカートリッジ。
  12. 【請求項12】カートリッジ開口時の開口部近傍のカー
    トリッジとシャターとの隙間を、前記シャター側の厚み
    を薄くすることで確保することを特徴とする請求項10
    記載のディスクカートリッジ。
  13. 【請求項13】カートリッジ開口部の内側に記録再生デ
    ィスクと当接する突起が設けられ、シャターが移動して
    カートリッジの前記開口部が露出した際、前記シャッタ
    ーと前記突起が重なる範囲で前記カートリッジ側に前記
    シャターとの隙間を設けることを特徴とする請求項1
    0、11および12記載のディスクカートリッジ。
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