JP2007172728A - 光ディスクカートリッジおよび記録再生装置 - Google Patents

光ディスクカートリッジおよび記録再生装置 Download PDF

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Abstract

【課題】
シート状の光ディスクを複数枚収納したカートリッジとその記録再生装置を提供することを目的とする。
【解決手段】
、仕切り板と補強板と柔軟連結部材で構成され、仕切り板の所定の枚数ごとに補強板を配置し、上下の仕切り板どうし、もしくは仕切り板と補強版を柔軟連結部材で連結し、光ディスクを前記仕切り板と補強板で分離して収納することを特徴としたカートリッジを用い、目的の光ディスクの上下の補強板を独立に把持して十分な間隔を確保して光ディスクを取り出して再生する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、シート状の光ディスクを複数枚収納したカートリッジとそのカートリッジより光ディスクを取り出しデータを記録又は再生し、また、カートリッジに光ディスクを収納するための記録再生装置に関する。
このような光ディスクを多数収納して大容量化したものとして、CD、DVD等のディスクチェンジャーが知られている。また、可撓性を有するシート状の光ディスクを収納したカートリッジおよびその記録再生装置として特許文献1がある。この公報に記載のカートリッジは、カートリッジの中に光ディスクを積層、光ディスクの間にシートを挟んで積層および光ディスクを小カートリッジに入れて積層する。また、カートリッジから積層した光ディスクを全部取りだしたのち、ローラにより外側から順に分離し、ローラにより搬送し回転軸にチャッキングして記録再生する記録再生装置が開示されている。
また、蛇腹構造により一つのカートリッジに複数の光ディスクを搭載するものとして、特許文献2がある。ここに記載のカートリッジでは、片側にヒンジ部分を設けて光ディスク間の角度を可変とした構造と、蛇腹機構で光ディスクの間隔を平行に拡大する機構が開示されている。
特開2004−134019号公報 特開2000−149484号公報
特許文献1に記載のカートリッジは、カートリッジから一枚づつ光ディスクを取り出すことができない。また、ランダムにアクセスできない問題がある。また、記録再生装置は、摩擦やすべりを伴うローラ搬送であるため光ディスクの損傷、搬送時の位置決め精度および小型化に問題がある。
特許文献2に記載のカートリッジでは、光ディスクの角度を可変にする場合には光ディスクの枚数が多い場合には取り扱いが困難となる。また並行に間隔を拡大する場合には、光ディスクの枚数が多い場合には、展開した際の高さが大きくなりすぎるため記録再生装置の小型が困難であることと、展開した場合には、すべての光ディスクの質量がすべて最上位の蛇腹部分にかかり破損等の可能性が高くなり信頼性が保てなくなくなるという問題がある。
本発明は、上記の課題を解決することを目的とするものであり、多数の光ディスクを搭載し、一枚ずつ光ディスクを取り出しランダムにアクセスできる大容量カートリッジ、また、信頼性が高く小型化できる記録再生装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、仕切り板と補強板と柔軟連結部材で構成され、仕切り板の所定の枚数ごとに補強板を配置し、上下の仕切り板どうし、もしくは仕切り板と補強版を柔軟連結部材で連結し、光ディスクを前記仕切り板と補強板で分離して収納することを特徴としたカートリッジを用いる。これにより、展開時には目的とする光ディスクの上下の補強板のみの間隔を広げることができるため、多数の光ディスクを収納した際でも展開時の全高を小さくすることができる。また、補強版を保持して展開することが可能であるため、展開してない部分の蛇腹構造部分にかかる負荷を低減することが可能となり、信頼性を向上することができる。
さらに、補強板の外縁部の一部または複数の部分が仕切り板よりも大きい構成とすることにより、補強版を容易に保持して展開することが可能となる。
また、光ディスクを他の部位に固定されていないトレイに収納し、トレイを仕切り板の間、もしくは仕切り板と前記補強板の間に配置し、記録または再生時にはトレイごと光ディスクを出し入れすることにより、搬送のために光ディスクに接触する回数が少なくなり、さらに信頼性を向上することができる。
カートリッジを持ち運ぶ際や保存する際には、仕切り板や補強板に与圧をかけ、光ディスクに摩擦力が発生することにより、カートリッジの内部で光ディスクが移動することを妨げることができるので、光ディスクに傷等の損傷が起きにくくなり、光ディスク自体の信頼性を向上することができる。
このようなカートリッジを記録または再生する際には、光ディスクを回転するためのスピンドルと、光ディスクに記録または再生する手段と、目的の光ディスクの上下の補強板を保持して間隔を広げるための展開部分を有する記録再生装置が必要となる。
記録再生装置に実装するカートリッジやスピンドル、記録または再生する手段は、一つでも複数でもかまわない。カートリッジを複数個実装する際には、所定のカートリッジを目標とするスピンドルまで移動する手段が必要となる。
複数のカートリッジを実装する際には、最上位と最下位の仕切り板もしくは補強板が分割可能なサブフレームに連結され、仕切り板と補強板の間隔が大きい場合には上下のサブフレームが分割され、仕切り板と補強板の間隔が小さい場合には上下のサブフレームが連結されたカートリッジを使用し、サブフレームを保持して所定の記録再生位置まで移動する手段を有する記録再生装置も用いてもよい。これによりカートリッジ自体を開閉する機構が不要となると同時に、カートリッジの保存時に外部からゴミが入り込む可能性を低減することができ、信頼性を向上することができる。
複数のカートリッジと、複数のスピンドルと記録または再生する手段を有する場合には、別のスピンドルの記録再生する位置に移動する際に干渉しない退避空間を設け、カートリッジもしくはサブフレームを退避空間に移動する手段を設けることにより、複数のカートリッジを任意の記録再生位置まで移動させることができるので、複数のスピンドルと記録または再生する手段を有効に活用することができ、高速にデータを転送することが可能な記録再生装置を実現することができる。
実際に使用環境下では湿度等の影響により、光ディスクが仕切り板や補強板に張り付いてしまい、目的の場所からずれる可能性があるが、補強板と仕切り板の一部が、光ディスクの外周よりも小さいことカートリッジを使用し、記録再生装置に剥離機構を設けることで、張り付きを防止し光ディスクを確実に所定の位置に配置することができ、信頼性の高い記録再生装置を実現することができる。
本発明によれば、多数の光ディスクを搭載し、一枚ずつ光ディスクを取り出しランダムにアクセスできる大容量カートリッジと、信頼性が高く小型化できる記録再生装置を実現することができる。
本発明のシート状の光ディスクを複数枚収納したカートリッジとそのカートリッジより光ディスクを取り出しデータを記録又は再生し、また、カートリッジに光ディスクを収納するための光ディスク記録再生装置の第1の実施例を図1から図10を用いて説明する。
図1は本発明のカートリッジ1が、記録再生装置内に実装され、光ディスク2を取り出す時の展開した状態の斜視図であり、図2はその模式図の正面図、図3は展開した状態の部分的な斜視図である。図4はカートリッジ1が保存時や持ち運び時等の閉じた状態の斜視図であり、図5はその模式図の正面図である。図6はカートリッジ1の内部の上面図である。
これらに示すように、カートリッジ1の内部は補強板3と仕切り板4と蛇腹部5で構成されており、複数枚の仕切り板4ごとに補強板3を設け、仕切り板4と補強板3の側面の4箇所を蛇腹部5で連結した構造となっており、光ディスク2は仕切り板4の間、もしくは仕切り板4と補強板3の間に配置される。カートリッジケース6はカートリッジケース上部7とカートリッジケース下部8で構成され、図7に示すように、カートリッジ1が閉じた状態ではカートリッジケース上部7に設けられたフック部9と、カートリッジケース下部8に設けられた段差部10により閉じた状態でロックされる。補強板3の4隅は仕切り板4よりも大きい補強板把持部11を構成し、仕切り板4と補強板3の一部分は光ディスク2よりも小さい構成となっている。本発明の光ディスク2の一例は、厚さ0.05mm〜0.2mmのポリカーボネート樹脂、ポリエステル樹脂等の基材の表面に記録層を設けたものである。そして、直径120mmの円板の中央に直径15mmのクランプのための穴を設けている。仕切り板4と補強板3の一例はポリエチレンテレフタレート、ABS樹脂等の樹脂およびSUS等の金属が好適である。仕切り板4の厚さは0.05mm〜0.3mm、補強板3の厚さは0.5mm〜2mmである。蛇腹部5は厚さ0.03mm〜0.1mmであり、ポリエチレンテレフタレートやポリカーボネート等の樹脂性が望ましい。
また、カートリッジケース6にはカートリッジ1の外部から補強板3を展開するための溝が設けられているが、水平方向に移動可能なシャッター50を用いてカートリッジ1の密閉性を高める構造としている。
このように本発明によれば、カートリッジ1が閉じた状態では蛇腹部5が屈曲することによりカートリッジ1全体の高さが抑えられると同時に、展開時でも目的の光ディスク2の上下の補強板3の間のみを展開することが可能であるため、展開時でも全体の高さを抑制できる。また、補強板3は十分な剛性を持つため、蛇腹部5には展開している部分のみの重量しかかからないため、蛇腹部5が破損しにくくなり信頼性が向上する。
カートリッジ1が閉じた状態では仕切り板4は光ディスク2の間隔しかなく、ほぼ密着した状態となっており、特定の仕切り板4を把持することは困難であるが、図6に示すように本発明では補強板3の4隅に補強板把持部11を設けている。補強板3同士の間隔はその間にある仕切り板4と光ディスク2の合計の隙間があるため、補強板把持部11には上下に十分な間隔が空いており容易に把持することが可能であり、記録再生装置の信頼性向上や低コスト化を向上できる。
図5に示すように、本発明では最上部(最下位でもよい)の補強板3とカートリッジケース6との間に予圧をかける構造としている。具体的には例えば図8に示すように、最上位(最下位でもよい)の補強板3の一部にばね部12を設ければよい。これにより、カートリッジ1が閉じた場合でも、補強板3と仕切り板4と光ディスク2には圧縮される方向の力がかかるため、光ディスク2には摩擦力が生じており、カートリッジ1内部で光ディスク2が移動する恐れがない。よって持ち運び時にカートリッジ1外部から衝撃力が印加されたり、カートリッジ1を乱暴に扱った場合でも、光ディスク2がカートリッジ1内部で移動して摺動が発生し光ディスク2が損傷する恐れがなく、信頼性の高いカートリッジ1を実現できる。
図9は本発明の記録再生装置13の側面図であり、図10は記録再生装置13のカートリッジ1近傍の上面図である。記録再生装置13は、筐体14と、図1から図8に示したものと同様のカートリッジ1と、カートリッジ1を固定するためのカートリッジ固定台15と、目的の光ディスク2の下側の補強板3を把持するための下把持部16と、上側の補強板3を把持して展開するための上把持部17と、上把持部17と下把持部16が上下方向に移動可能に支持する把持部支持部材18と、光ディスク2が上側の仕切り板4もしくは補強板3にはりついていた場合に引き剥がす剥離爪19と、剥離爪19光が上下方向に移動可能に支持する剥離爪支持部材20と、ディスクをカートリッジ1から引き出すあるいはカートリッジ1内に戻すためのディスク把持部21と、ディスク把持部21を搭載したディスク把持部移動台22と、ディスク把持部移動台22に取り付けられたセンサ23と、シート状の光ディスク2を安定的に回転させるための安定化板24と、光ディスク2と安定化板24を回転させるためのスピンドルモータ25と、光ディスク2の記録再生を行う記録再生部26と、記録再生部26を平行に移動させるための駆動部27と、スピンドルモータ25と駆動部27を搭載した記録再生部台28と、光ディスク2をスピンドルモータ25に固定するためのキャップ29と、キャップ29を上下左右に移動できるように保持するキャップホルダ30と、キャップホルダ30を搭載したキャップ移動台31と、ディスク把持部移動台22とキャップホルダ移動台31が上下方向に移動可能に支持した移動台支持部材32からなる。なお、下把持部16、上把持部17、剥離爪19、ディスク把持部21、ディスク把持部移動台22、キャップホルダ移動台31は図示しない駆動機構によって駆動力が与えられ移動する。安定化板24の材質はガラスが好適で厚さはおよそ0.5mm〜0.6mmが好適である。図9と図10ではディスク把持部21の先端に光ディスク2を把持するための静電チャック33を搭載しているが、真空吸着ピンセットを用いても良いし、機械的に光ディスク2の内周部分や外周部分を把持しても良い。剥離爪19は光ディスク2の外周部等に傷が生じないようにするためにテフロン(登録商標)等の樹脂性が望ましい。
次に、光ディスク2をカートリッジ1から取り出し、スピンドルモータ25上に固定するロード時の動作に関して説明する。カートリッジ1がカートリッジ固定台15に固定されロック解除機構(図示せず)によってカートリッジケース上部7とカートリッジ1ケース下部8のロックが解除された後、上把持部17と下把持部16と剥離爪19が目的の光ディスク2の上下の補強板3の高さまで移動する。次に、図10の矢印Vの方向に移動し、上把持部17が目的の光ディスク2の上側の補強板3を把持し、下把持部16が目的の光ディスク2の下側の補強板3を把持する。次に、上把持部17が補強板3を把持したまま上方に移動し、目的の光ディスク2が含まれる区間を展開する。次に、剥離爪19が図8の矢印Vの方向に移動し目的の光ディスク2の上側の仕切り板4もしくは補強板3の高さから、下側の仕切り板4もしくは補強板3の高さまで移動する。これにより、光ディスク2が上側の仕切り板4もしくは補強板3に張り付いていた場合でも剥離することができ、光ディスク2は強制的に下側の仕切り板4もしくは補強板3上に配置される。次に、センサ23により仕切り板4や補強板3の位置を検出しながら所定の高さまでディスク把持部移動台22が移動する。次に、ディスク把持部21がカートリッジ1内部に移動し、静電チャック33が光ディスク2を把持する。本発明の光ディスク2はシート状で可撓性を有するものを想定しているため、自重による撓みが生じる。そのため、ディスク把持部21は光ディスク2を把持した後、若干上方に移動することにより、下側の仕切り板4もしくは補強板3から光ディスク2がこすらない高さまで持ち上げた後、ディスク把持部21を水平方向に移動させ、光ディスク2を安定化板24に載せる。次に、キャップホルダ移動台31が下方向に移動し、光ディスク2をスピンドルモータ25に固定する。光ディスク2をスピンドルモータ25から取り外し、カートリッジ1内に収納するアンロード時には、剥離爪19の動作を除いて上記と逆の動作を行い、カートリッジ1ケース上部をロック機構(図示せず)によりカートリッジ1ケース下部に押し付けて、カートリッジ1をロックする。
このように本発明によれば、多数の光ディスク2が収納されたカートリッジ1から、光ディスク2を損傷無くランダムに取り出して、記録再生した後、再び損傷無くカートリッジ1内に収納することができる。さらに、部分的に補強板3を展開するために、記録再生装置13全体がコンパクトな構造にすることができる。
上記の例では、カートリッジ固定台15と記録再生部台28は固定とし、ディスク把持部移動台22が上下移動する構成となっているが、逆にディスク把持部移動台22を固定し、カートリッジ固定台15と記録再生部26が上下移動する構成でもよい。
本発明の第2の実施例を図11から図15を用いて説明する。
図11に本発明の第2の実施例のカートリッジ1の閉じた状態での模式図の正面図、図12にその斜視図、図13にカートリッジ1を展開した状態の斜視図を示す(カートリッジケース6は図示せず)。第1の実施例ではカートリッジケース6を2分割し、カートリッジケース6自体を展開していたが、第2の実施例ではカートリッジ1内部の構造物を上下に分割可能なサブフレーム34に搭載し、展開する際にはサブフレーム34ごと内部の構造物をカートリッジ1から引き出した後に展開する構造としている。またサブフレーム34は閉じた状態では上サブフレーム35と下サブフレーム36に嵌合部37を設けており、上下方向以外には相対的に動かない構造としている。
第2実施例の記録再生装置13の例を図14に示す。図14の記録再生装置13では、筐体14に図11から図13に示すカートリッジ1を複数搭載している。また、スピンドルモータ25や記録再生部26やキャップ29やディスク把持部21に付随する部品を複数搭載している。さらにサブフレーム34を固定するサブフレーム固定台38を複数搭載し各サブフレーム固定台38は独立に上下に移動する構造とし、上把持部17と下把持部16と剥離爪19は記録再生部26と同数搭載されている。またサブフレーム移動台38には、サブフレーム移動部39が設けられており、カートリッジ1からサブフレーム34を引き出しまたは収納できる構造としている。
次に本発明の第2実施例の動作に関して説明する。まず、第1のサブフレーム移動台38を目的のカートリッジ1の高さまで移動させる。次にサブフレーム移動部39によりカートリッジ1からサブフレーム34を引き出し第1のサブフレーム移動台38aに固定する。次に、もっとも近いスピンドルモータ25まで第1のサブフレーム移動台38を上下すると同時に、上把持部17と下把持部16部を用いて所定の光ディスク2の上下の補強板3を展開する。サブフレームから光ディスク2を取り出す動作に関しては第1の実施例と同様であるため割愛する。第1の光ディスク2を記録または再生している間に、記録再生装置13の外部から他のカートリッジ1の光ディスク2を記録または再生する指令があった場合には、記録または再生中の光ディスク2を収納することなく、第1のサブフレーム移動台38aさせ、図15に示すように上部または下部に設けた退避空間避40に退避させる。次に第2のサブフレーム移動台38bを所定のカートリッジ1の高さまで移動し、同様にサブフレーム34の移動を行い、第2の光ディスク2の記録または再生を行う。
第1の実施例ではカートリッジケース6の外部から上把持部17や下把持部16を挿入する隙間を設ける必要があるため、カートリッジ1ケース自体の密封性が不十分となりカートリッジケース6の内部にゴミなどが侵入して光ディスク2を損傷したり正確な動作が行えなくなるなどの問題が生じる可能性があるが、第2の実施例では、カートリッジケース6は隙間を設ける必要が無いため、ゴミ等が入り込む可能性が低減し、信頼性を向上できる。さらに、退避空間40を設けることにより、引き出したサブフレーム34を元のカートリッジ1に戻すことなく、他の光ディスク2を記録または再生できるため、ランダムアクセス性能や高速転送性能の優れた記録再生装置13を実現することができる。
図14と図15の例では、多数のカートリッジ1に対して多数の記録再生部26を搭載した構造としている。この場合でも、第1の実施例に記載したカートリッジ1を用いる構成とすることも可能である。その際には図14のようにサブフレーム34を移動するのではなく、カートリッジ1自体をサブフレーム移動台38に移動させ、サブフレーム移動台38にロック機構とロック解除機構を設ければよい。
また、図14と図15の例でも、カートリッジ1と記録再生部26がひとつずつの構成としても良い。その際にはサブフレーム34を引き出す空間が必要となるため、図9の例よりも記録再生装置13の全長は大きくなるが、カートリッジ1へゴミが入りにくいという第2の実施例の利点がある。
本発明の第3の実施例を図16から図18を用いて説明する。図16は本発明の第3の実施例のカートリッジの斜視図である。第1および第2の実施例では、光ディスク2は仕切り板4または補強板3の上に置かれていた。それに対し第3の実施例では図16に示すように、光ディスク2を収めたトレイ41を仕切り板4または補強板3に置いている。トレイ41の概略を図17に示す。トレイ41は略長方形の板状部材に光ディスク2よりも若干大きい段差部42を設け、端部に引き出し穴43を設けた構造としている。第3の実施例の記録再生装置の一例を図18に示す。第1の実施例との差異は、ディスク把持部21を廃して引き出しフック44を設け、ディスク把持部移動台22を廃して、トレイ支持台45を設けたことと、第1の実施例とは逆にスピンドルモータ25と記録再生部26を上側、キャップホルダ移動台31を下側に設けたことである。
第3の実施例の記録再生装置13の動作に関して図18を用いて説明する。第1の実施例同様に上把持部17と下把持部16で目的の光ディスク2の上下の補強板3を把持して展開した後、トレイ支持台45に設けられたセンサ23で目標のトレイ41の高さを検知し、トレイ支持台45を所定の高さまで移動する。次に引き出しフック44を引き出し穴43に引っ掛けてトレイ41を引き出す。次に、トレイ支持台45をスピンドルモータ25近傍まで持ち上げた後、キャップホルダ移動台31を上方に移動させ光ディスク2をスピンドルモータ25に固定する。シート状の光ディスク2には自重による撓みが発生するため、スピンドルモータ25に固定された光ディスク2が摺動しない高さまでトレイ支持台45を下げた後に、スピンドルモータ25により光ディスク2を回転し、記録または再生を行う。光ディスク2をカートリッジ1に収納する際には逆の動作を行う。この実施例では光ディスク2をスピンドルモータ25に固定する際に、トレイ41と安定化板24が干渉する恐れがあるため、第1の実施例と異なり、スピンドルモータ25と記録再生部26を上側、キャップホルダ移動台31を下側に配置している。
第3の実施例では、光ディスク2をトレイ41に収納しているため、カートリッジ1を閉じた状態での光ディスク2の1枚あたりの厚さが大きくなり、カートリッジ1への光ディスク2の収納枚数が少なくなる、または、カートリッジ1が厚くなるという点で、第1の実施例や第2の実施例に劣る。しかし、第3の実施例ではカートリッジ1から光ディスク2を引き出す際、光ディスク2に接触することなく光ディスク2を収納したトレイ41を引き出すため、光ディスク2への接触回数が低減され、光ディスク2が損傷する可能性が低減し信頼性の高い記録再生装置が実現できる。また、第1および第2の実施例では、展開する際に仕切り板4同士や仕切り板4と補強板3をディスク把持部が進入するに必要十分な間隔をあける必要があるが、第3の実施例ではトレイ41を引き出す余裕があればよいので全体の展開長を小さくすることができ、記録再生装置13全体の高さを小さくすることができる。
図18ではカートリッジケース6が上下に分割し、一つのカートリッジとひとつの記録再生部を搭載した記録再生装置を示しているが、第2の実施例のようにサブフレーム34を適用したカートリッジとしてもよいし、多数のカートリッジと多数の記録再生部を搭載した記録再生装置としてもよい。
本発明のカートリッジの展開した状態の斜視図である。 図1の模式的な正面図である。 図1の部分的な斜視図である。 本発明のカートリッジの閉じた状態の斜視図である。 図4の模式的な正面図である。 本発明のカートリッジ内部の上面図である。 本発明のカートリッジのロック状態を示す側面図である。 本発明の最上位の補強板の斜視図である。 本発明の記録再生装置の側面図である。 図9のカートリッジ近傍の上面図である。 本発明の第2実施例のカートリッジが閉じた状態の 模式的な正面図である。 図11の斜視図である。 本発明の第2実施例の展開した状態の斜視図である。 本発明の第2実施例の記録再生装置の側面図である。 本発明の第2実施例の記録装置の退避時の側面図である。 本発明の第3の実施例のカートリッジの斜視図である。 本発明の第3の実施例のトレイの斜視図である。 本発明の第3の実施例の記録再生装置の側面図である。
符号の説明
1…カートリッジ、2…光ディスク、3…補強板、4…仕切り板、5…蛇腹部、
6…カートリッジケース、7…カートリッジケース上部、
8…カートリッジケース下部、9…フック部、10…段差部、
11…補強板把持部、12…ばね部、13…記録再生装置、14…筐体、
15…カートリッジ固定台、16…下把持部、17…上把持部、
18…把持部支持部材、19…剥離爪、20…剥離爪支持部材、
21…ディスク把持部、22…ディスク把持部移動台、
23…センサ、24…安定化板、25…スピンドルモータ、26…記録再生部、
27…駆動部、28…記録再生部台、29…キャップ、30…キャップホルダ、
31…キャップホルダ移動台、32…移動台支持部材、33…静電チャック、
34…サブフレーム、35…上サブフレーム、36…下サブフレーム、
37…嵌合部、38…サブフレーム移動台、39…サブフレーム移動部、
40…退避空間、41…トレイ、42…段差部、43…引き出し穴、
44…引き出しフック、45…トレイ支持台、50…シャッター

Claims (12)

  1. 可撓性を有するシート状の光ディスクを多数枚収納するカートリッジにおいて、
    仕切り板と補強板と柔軟連結部材で構成され、前記仕切り板の所定の枚数ごとに前記補強板を配置し、上下の前記仕切り板どうし、もしくは前記仕切り板と前記補強版を前記柔軟連結部材で連結し、前記光ディスクを前記仕切り板と補強板で分離して収納することを特徴としたカートリッジ。
  2. 可撓性を有するシート状の光ディスクを多数枚収納するカートリッジにおいて、
    仕切り板と補強板と柔軟連結部材で構成され、前記仕切り板の所定の枚数ごとに前記補強板を配置し、上下の前記仕切り板どうし、もしくは前記仕切り板と前記補強版を前記柔軟連結部材で連結し、前記光ディスクを他の部位に固定されていないトレイに収納し、前記トレイを前記仕切り板の間、もしくは前記仕切り板と前記補強板の間に配置したことを特徴としたカートリッジ。
  3. 前記柔軟連結部材を加撓性を有する蛇腹状としたことを特徴とする請求項1または2に記載のカートリッジ。
  4. 前記カートリッジの保存時には、前記仕切り板や前記補強板に与圧をかけ、前記光ディスクに摩擦力が発生することを特徴とした請求項1または2に記載のカートリッジ。
  5. 前記補強板と前記仕切り板の一部が、前記光ディスクの外周よりも小さいことを特徴とした、請求項1または2に記載のカートリッジ。
  6. 前記補強板の外縁部の一部または複数の部分が前記仕切り板よりも大きいことを特徴とする請求項1または2に記載のカートリッジ。
  7. 最上位または最下位の、前記仕切り板もしくは補強板が分割可能なサブフレームに連結され、前記仕切り板と補強板の間隔が大きい場合には上下のサブフレームが分割され、前記仕切り板と補強板の間隔が小さい場合には上下のサブフレームが連結されることを特徴とした請求項1または2に記載のカートリッジ。
  8. 可撓性を有するシート状の光ディスクを多数枚収納するカートリッジから、前記光ディスクを取り出して記録再生し、前記光ディスクを前記カートリッジに戻す手段を備えた記録再生装置において、
    仕切り板と補強板と柔軟連結部材で構成され、前記仕切り板の所定の枚数ごとに前記補強板を配置し、上下の前記仕切り板どうし、もしくは前記仕切り板と前記補強版を前記柔軟連結部材で連結し、前記光ディスクを前記仕切り板と補強板で分離して収納するカートリッジと、前記光ディスクを回転するためのスピンドルと、前記光ディスクに記録または再生する手段と、目的の光ディスクの上下の補強板を保持して間隔を広げるための展開部分を有することを特徴とする記録再生装置。
  9. 可撓性を有するシート状の光ディスクを多数枚収納するカートリッジから、前記光ディスクを取り出して記録再生し、前記光ディスクを前記カートリッジに戻す手段を備えた記録再生装置において、
    仕切り板と補強板と柔軟連結部材で構成され、前記仕切り板の所定の枚数ごとに前記補強板を配置し、上下の前記仕切り板どうし、もしくは前記仕切り板と前記補強版を前記柔軟連結部材で連結し、前記光ディスクを前記仕切り板と補強板で分離して収納するカートリッジを複数個搭載し、前記光ディスクを回転するためのスピンドルを1個ないし2個以上を搭載し、前記光ディスクに記録または再生する手段を1個ないし2個以上を搭載し、目的とする光ディスクを含む目的カートリッジを記録再生位置まで移動する手段を有し、目的の光ディスクの上下の補強板を保持して間隔を広げるための展開部分を有することを特徴とする記録再生装置。
  10. 可撓性を有するシート状の光ディスクを多数枚収納するカートリッジから、前記光ディスクを取り出して記録再生し、前記光ディスクを前記カートリッジに戻す手段を備えた記録再生装置において、
    仕切り板と補強板と柔軟連結部材で構成され、前記仕切り板の所定の枚数ごとに前記補強板を配置し、上下の前記仕切り板どうし、もしくは前記仕切り板と前記補強版を前記柔軟連結部材で連結し、前記光ディスクを前記仕切り板と補強板で分離して収納し、最上位と最下位の前記仕切り板もしくは補強板が分割可能なサブフレームに連結され、前記仕切り板と補強板の間隔が大きい場合には上下のサブフレームが分割され、前記仕切り板と補強板の間隔が小さい場合には上下のサブフレームが連結されるカートリッジを複数個搭載し、前記光ディスクを回転するためのスピンドルと記録再生する手段を1個ないし2個以上を搭載し、1個ないし2個以上を搭載し、目的とする光ディスクを含む目的カートリッジのサブフレームを記録再生位置まで移動する手段を有し、目的の光ディスクの上下の補強板を保持して間隔を広げるための展開部分を有することを特徴とする記録再生装置。
  11. 前記カートリッジまたは前記サブフレームを記録再生位置まで移動する手段を複数装備し、一つの前記光ディスクを記録または再生している間は、その光ディスクが格納されていた前記カートリッジもしくは前記サブフレームが、他の前記カートリッジもしくは前記サブフレームを別のスピンドルの記録再生する位置に移動する際に干渉しない退避空間を設け、前期カートリッジもしくは前記サブフレームを退避空間に移動することを特徴とする、請求項9または10に記載の記録再生装置。
  12. 前記光ディスクに接触し、上側の前記補強板もしくは前記仕切り板との張り付きを解除する剥離部分を有することを特徴とする、請求項9から11に記載の記録再生装置。
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