JP5201869B2 - 液体吐出装置および液体吐出装置の駆動方法 - Google Patents

液体吐出装置および液体吐出装置の駆動方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5201869B2
JP5201869B2 JP2007112817A JP2007112817A JP5201869B2 JP 5201869 B2 JP5201869 B2 JP 5201869B2 JP 2007112817 A JP2007112817 A JP 2007112817A JP 2007112817 A JP2007112817 A JP 2007112817A JP 5201869 B2 JP5201869 B2 JP 5201869B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid
circuit
latch
liquid ejection
circuits
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007112817A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008265183A (ja
Inventor
拓二 橋口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Corp filed Critical Kyocera Corp
Priority to JP2007112817A priority Critical patent/JP5201869B2/ja
Publication of JP2008265183A publication Critical patent/JP2008265183A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5201869B2 publication Critical patent/JP5201869B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Ink Jet (AREA)
  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Description

本発明は、複数の液体吐出素子を有する液体吐出装置に関するものであり、例えば、紙、OHP用シートおよび布などの記録媒体に対して印刷を行なうインクジェットプリンタヘッドとして好適に用いることのできるものである。
近年、パーソナルコンピューターの普及やマルチメディアの発達に伴って、情報を記録媒体に出力する記録装置として、インクジェット方式の液体吐出装置を用いた記録装置の利用が急速に拡大している。
かかるインクジェット方式の記録装置には、インクジェット記録用の液体吐出装置が搭載されており、この種の液体吐出装置には、インクが充填されたインク流路内に加圧手段としてのヒータを備え、ヒータによりインクを加熱、沸騰させ、インク流路内に発生する気泡によってインクを加圧し、インク吐出孔より、インク滴として吐出させるサーマル方式と、インクが充填されるインク流路の一部の壁を圧電素子によって屈曲変位させ、機械的にインク流路内のインクを加圧し、インク吐出孔よりインク滴として吐出させる圧電方式が一般的に知られている。
このような液体吐出装置は制御回路として、図9に示されるような、入力されたデータをクロックにより転送し格納するシフトレジスタ91と、複数ビットのシフトレジスタ91にそれぞれ接続され、データを一時的に格納する複数のラッチ回路93と、ラッチ回路93のデータに応じ液体吐出素子を駆動するための駆動素子と、駆動素子に接続された複数の液体吐出素子(図では複数の駆動素子と複数の液体吐出素子をまとめてDRIVERと表記)を含み、データをシフトレジスタ91に入力し、ラッチ信号をラッチ回路93に送りシフトレジスタ91に記録されたデータを受け取り、ドライブ信号を駆動素子94に送りラッチ回路93に記録されたデータに従って液体吐出素子95を駆動するものが提案されている(例えば特許文献1。)。
特開2005−161682
しかしながら、特許文献1に記載の液体吐出装置は、液体吐出素子と同数のシフトレジスタが必要になるため、液体吐出素子の数が、例えば1000以上、と多い液体吐出装置では、シフトレジスタの数が多くなり、これらの制御回路が形成されるドライバIC(Integrated Circuit)などのコストが高くなるという問題があった。
したがって、本発明は、制御回路の回路規模の小さい液体吐出装置およびその制御方法を提供することを目的とする。
本発明の液体吐出装置は、直列に接続された複数のラッチ回路と、これら複数のラッチ回路のそれぞれに接続された複数の駆動回路と、該複数の駆動回路のそれぞれに接続された複数の液体吐出素子と、前記複数のラッチ回路の列の一端に接続されたシフトレジスタとを有する複数の液体吐出部を備えており、該複数の液体吐出部の前記シフトレジスタが直列に接続されていることを特徴とする。
また、複数の前記液体吐出素子を、前記液体吐出部毎に前記一端側から順にそれぞれ直線上に配置して液体吐出素子群を形成するとともに、該液体吐出素子群同士平行に配置されていることが好ましい。
本発明の液体吐出装置の駆動方法は、直列に接続された複数のラッチ回路と、前記複数のラッチ回路のそれぞれに接続された複数の駆動回路と、該複数の駆動回路のそれぞれに接続された複数の液体吐出素子と、前記複数のラッチ回路の列の一端に接続されたシフトレジスタとを有する複数の液体吐出部を備えており、該複数の液体吐出部の前記シフトレジスタが直列に接続されている液体吐出装置の駆動方法であって、直列に接続されている前記シフトレジスタに吐出する液滴のデータを順次送る工程と、前記複数のラッチ回路に、それぞれの前記ラッチ回路の直前に接続されている前記シフトレジスタまたは前記ラッチ回路から前記データをラッチする工程とを繰り返して、前記複数の駆動回路が接続されている前記ラッチ回路に、当該駆動回路が接続されている前記液体吐出素子から吐出させる液滴の前記データを保持させた後、前記複数の駆動回路が、当該駆動回路が接続されている前記ラッチ回路に保持されている前記データに基づいて、前記液体吐出素子から液滴を吐出させることを特徴とする。
本発明の液体吐出装置は、直列に接続された複数のラッチ回路と、これら複数のラッチ回路のそれぞれに接続された複数の駆動回路と、該複数の駆動回路のそれぞれに接続された複数の液体吐出素子と、前記複数のラッチ回路の列の一端に接続されたシフトレジスタとを有する複数の液体吐出部を備えており、該複数の液体吐出部の前記シフトレジスタが直列に接続されていることにより、液体吐出部を構成する複数の液体吐出素子に対するシ
フトレジスタの数を1つにできるため、シフトレジスタの数を少なくできる。
また、前記液体吐出装置は、複数の前記液体吐出素子を、前記液体吐出部毎に前記一端側から順にそれぞれ直線上に配置して液体吐出素子群を形成するとともに、該液体吐出素子群同士平行に配置されている場合には、前記シフトレジスタに送るデータの配列を、実際に液体吐出装置に配置された直線上の液体吐出素子と同じ配列で並べて作成できるため、データ作成が容易になる。
以下、本発明を、図面を用いて説明する。
図1(a)は、本発明の液体吐出装置の制御回路の回路構成の一例を示す回路1のブロック図であり、図1(b)は、その回路での各信号の状態を示すタイミングチャートである。図1には、直列に4個接続された複数のラッチ回路13が含まれ、ラッチ回路13にはそれぞれ、駆動回路が接続され、各駆動回路には液体吐出素子が接続されている。図では複数の駆動素子と複数の液体吐出素子をまとめてDRIVERと表記している。
直列に接続された複数のラッチ回路13の列の一端にシフトレジスタ11が接続されている。そして、液体吐出部が、直列に4個接続された複数のラッチ回路13、各ラッチ回路13に接続された駆動回路、各駆動回路に接続された液体吐出素子、および、ラッチ回路13の列の一端に接続されたシフトレジスタ11から構成され、これら液体吐出部のそれぞれのシフトレジスト11が5個直列に接続され、5個の液体吐出部で液体吐出ユニットが構成されている。
なお、以下の説明で、シフトレジスタ11に接続されたラッチ回路13を1段目のラッチ回路13と呼び、シフトレジスタ11から数えてn個目に接続されたラッチ回路13をn段目のラッチ回路13と呼ぶ。また、n段目のラッチ回路13を、段数がnのラッチ回路13とも言う。さらに、n段目のラッチ回路13に駆動回路を介して接続された液体吐出素子も同様に、n段目の液体吐出素子、段数がnの液体吐出素子と呼ぶ。
図2は、本発明の液体吐出装置の一例であり、液体吐出素子17が複数形成されたフロントエンド3と、液体吐出素子17に接続され、液体吐出素子17を駆動する回路2とを含む液体吐出ユニット10を模式的に示したものである。駆動回路15は、それぞれ、ラッチ回路13とフロントエンド3の液体吐出素子17に接続されている。
液体吐出素子17は、特に限定されないが、ヒータの発熱により液体を面沸騰させ、生じた気泡により液滴を吐出するサーマル方式や、電圧の印加により変形する圧電素子を使用し、この圧電素子の変形により液中に圧力波を伝播させ液滴を吐出させる圧電方式のものが使用できる。
図3は、液体吐出素子17の一例である圧電方式の液体吐出素子17が複数含まれるフロントエンド3の断面図である。フロントエンド3は、支持体5および液体吐出素子シート3からなっている。支持体5には複数の隔壁21により仕切られた複数の液体加圧室23が形成され、各液体加圧室23の底部には液体吐出孔25が形成されている。支持体5は、例えば、液体加圧室23などになる形状にエッチングなどで加工したサスプレートを積層して作成することができる。液体吐出素子シート3は、振動板31と圧電セラミック板33とが積層されてなり、振動板31と圧電セラミック板33との間には共通電極35が設けられ、圧電セラミック板33の表面に個別電極37が設けられている。
液体吐出素子17は一つの個別電極37と対向した共通電極35とそれらに対応した振動板31、圧電セラミック板33、液体加圧室23および液体吐出孔25からなっている。液体吐出素子17は、共通電極35と個別電極37との間に駆動回路から電圧が印加されると、共通電極35と個別電極37に挟持された部位の圧電セラミック板33が変位し、液体加圧室23内の液体が加圧され、液体吐出孔25より液滴を吐出することができる。
図1(a)、図2および図3で示された、本発明の液体吐出装置を用いて、画像を記録するには、本発明の液体吐出装置に対して、紙、OHP用シートおよび布などの記録媒体を移動させながら、液体としてインクを吐出させる。この際、任意のノズルから必要な時に液滴が吐出される。図1(b)のタイミングチャートは、回路1を制御する制御信号の一例であり、図1(a)のDATA、CLOCK、LATCHおよびDRIVEと記された部分に図1(b)に示されたDATA、CLOCK、LATCHおよびDRIVEの信号を入力することにより、各回路を制御する。
このような液体吐出装置を制御するには、例えば、以下のようにすればよい。ここでは一般化して、ラッチ回路13がn個直列に接続された液体吐出部を含む液体吐出装置について説明する。まず、シフトレジスタ11にデータを保持させるA工程を行なう。続いて、各ラッチ回路13にデータを転送するB工程を行なう。B工程では、各ラッチ回路13にラッチ信号が送られる。1段目のラッチ回路13は、ラッチ信号を受信すると、ラッチ回路13に接続しているシフトレジスタ11に保持されたデータを取得し、保持する。m段目(2≦m≦n)のラッチ回路は、ラッチ信号を受信すると、m−1段目のラッチ回路に保持されたデータを取得し、保持する。この後A工程とB工程とを繰り返し行ない、ラッチ回路13に順次データを保持させていく。そして、n段目のラッチ回路がデータを取得・保持し終えると、各駆動回路15はそれぞれに接続されたラッチ回路13よりデータを取得し、そのデータに従って液体吐出素子17を駆動し、液体吐出装置から液体を吐出または不吐出する。
以上のようにして、入力されたデータに従って1回の吐出が終わった後には、新たなデータを入力して上述の工程を最初から行なうことにより、新たに入力されたデータに従って次の吐出を行なうことができる。
このような制御回路にすることにより、図2に示した液体吐出装置では20個の液体吐出素子17を制御するのに必要なシフトレジスタ11は5個にできる。これに対して、図9に示す従来の制御回路では、20個の液体吐出素子を制御するのに20個のシフトレジスタが必要となる。このように、本発明の図2の制御回路ではシフトレジスタの数を大幅に減らすことが可能となる。
もちろんラッチ回路の段数およびシフトレジスタの個数は上述の個数に限定されるものではなく適宜設定することができる。液体吐出素子17の数が増えた場合、例えば1000個の液体吐出素子17は125×8段のラッチ回路13と125個のシフトレジスタ11を含む制御回路により制御でき、従来の1000個のラッチ回路と1000個のシフトレジスタを含む回路よりもシフトレジスタ数を大幅に少なくでき、制御回路の回路規模を小さくできる。
なお、上述の説明では、B工程で各ラッチ回路13にラッチ信号が送られているが、データ転送が必要なラッチ回路13にだけにラッチ信号を送ってもよい。具体的には、A工程とB工程との繰り返しがx回目で、x回目のB工程が始まる前には、入力されたデータは1〜x−1段目のラッチ回路13に保持されているので、x回目のB工程のラッチ信号は1〜x段目のラッチ回路13に送ればよい。
また、n段目のラッチ回路13がデータを取得した際に、各駆動回路15を作動させるには、例えば、A工程とB工程とをn回繰り返した後に、各駆動回路15にドライブ信号が送られるようにすればよい。ドライブ信号は外部の制御回路から入力されるようにしてもよい。その場合、例えば、同じデータに従って複数回の吐出を行なわせる際に、再度A工程とB工程とを繰り返す必要はなく、ドライブ信号だけを送るようにしてもよい。
回路2を構成するシフトレジスタ11、ラッチ回路13および駆動回路15は半導体を使用した集積回路等により構成できる。シフトレジスタ11およびラッチ回路13は、図4に示すように、インバータ、アナログスイッチを組み合わせることで実現できる。液体吐出素子17の駆動は電圧を印加することで行なわれ、所定電圧を加えるために駆動回路15は出力トランジスタにより構成される。例えば、前述のような圧電方式の液体吐出素子17を駆動する場合は、圧電セラミック板の充放電を行なうため、高耐圧のC−MOS−FET(Complementary Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)などが用いられる。また、図には示されていないが、出力トランジスタを制御するためのラッチ信号およびドライブ信号は、レベルコンバータで、駆動電圧レベルに変換され出力トランジスタに印加される。
本発明の液体吐出装置に対して、紙、OHP用シートおよび布などの記録媒体を移動させながらインクを吐出させることにより、記録媒体に画像を記録させることができる。
本発明の液体吐出装置に形成される液体吐出素子は、例えば、全ての液体吐出素子を一直線上に等間隔に配置させることができる。そして、前記直線と垂直に記録媒体を移動させながらインクを吐出させることにより、記録媒体に画像を記録させることができる。また、図2に示したように、液体吐出素子17をA1からA4までの平行な4本の直線上に配置し、直線A1からA4に配置されている液体吐出素子17を各直線でずらして、平行四辺形の形状に配置することもできる。図2では、1個のシフトレジスタ11から4個のラッチ回路13が直列に接続され、その各ラッチ回路13にそれぞれ駆動回路15が接続され、その各駆動回路15に液体吐出素子17が接続されて構成された液体吐出部が5個接続されて、液体吐出ユニット10を構成している。そして、各液体吐出部の段数の同じラッチ回路13に駆動回路15を介して接続された液体吐出素子17は液体吐出素子郡を形成している。図2では液体吐出素子郡が4つ形成され、各液体吐出郡に含まれる液体吐出素子17は、それぞれ平行な直線上に配置されている。
このような液体吐出装置は、前記平行四辺形の一辺と垂直に記録媒体を移動させながらインクを吐出させることにより、液体吐出素子17の幅よりも狭い間隔で記録媒体にインクを着弾させることができ、より高解像度の画像が記録できる。なお、図2のフロントエンド3では、1段目のラッチ回路に駆動回路15を介して接続されている液体吐出素子17が1つの液体吐出素子郡を形成し直線A1上に配置され、以降段数の同じラッチ回路13がそれぞれ液体吐出素子郡を形成し、フロントエンド3上に順に直線A2からA4までの液体吐出素子郡が配置されている。そして、直線A1からA4は平行に配置されている。このような配置にすることにより、データの管理がしやすくなる。また、図2では各液体吐出素子郡は全て別々の直線上に配置されているが、複数の液体吐出素子郡を1つの直線上に配置して、その直線を平行に複数配置して液体吐出装置を構成してもよい。このような液体吐出装置では、ラッチ回路13の段数を、液体吐出装置の液体吐出素子17が配置されている直線の数以上にできるため、シフトレジスタ11の数を減らすことができる。
さらに、図6に示すように、液体吐出素子57をB1からB4までの平行な4本の直線上に配置し、直線B1からB4に配置されている液体吐出素子57を各直線でずらして、台形の形状に配置することもできる。この場合、台形の平行な辺と垂直に記録媒体を移動させながらインクを吐出させることにより、液体吐出素子57の幅よりも狭い間隔で記録媒体にインクを着弾させることができ、より高解像度の画像が記録できる。
例えば、図8に示すように、液体吐出装置103に対して、記録媒体101を移動させながら、インクを吐出させることにより、画像データ(図では文字の「A」)を記録することができる。
なお図2および図6の液体吐出素子の個数や直線の個数は例示したものに過ぎず、液体素子数や直線の数は任意に増減できる。
図2に示したように液体吐出素子17を平行四辺形の形状に配置する場合や、図6に示したように液体吐出素子57を台形の形状に配置する場合などは、液体吐出部のそれぞれにおける液体吐出素子17、57を、液体吐出部毎に、直列に接続された液体吐出素子17、57のシフトレジスタ11、51が接続された一端側から順にそれぞれ直線上に配置して液体吐出素子群を形成するとともに、それら液体吐出素子群同士を平行に配置していることが好ましい。言い換えれば、段数の同じ液体吐出素子17、57で液体吐出素子郡を形成し、各液体吐出素子郡は直線上に配置するとともに、各液体吐出素子郡同士を平行に配置していることが好ましい。このような配置にすることにより、シフトレジスタ11、51に送るデータの配列を、実際に液体吐出装置に配置された直線上の液体吐出素子と同じ配列で並べて作成できるため、データ作成が容易になる。
例えば、図6では複数の平行な直線B1〜B4上に液体吐出素子57が配置されている。その場合の図6の液体吐出装置を制御する制御回路のブロック図を図5(a)に示す。その制御回路の各信号の状態を示すタイミングチャートを図5(b)に示す。図2では、1個のシフトレジスタ51から1個から4個のラッチ回路53が直列に接続され、その各ラッチ回路53にそれぞれ駆動回路55が接続され、その各駆動回路55に液体吐出素子57が接続されて液体吐出部が構成されている。そして、その液体吐出部のそれぞれのシフトレジスタ51が直列に接続され、5個の液体吐出部で液体吐出ユニット50が構成されている。さらに、各液体吐出部の段数の同じラッチ回路53に駆動回路55を介して接続された液体吐出素子57は液体吐出素子郡を形成している。液体吐出素子郡が4つあり、各液体吐出郡に含まれる液体吐出素子57は、それぞれ平行な直線B1〜B4上に配置されている。直線B1〜B4に配置された液体吐出素子57が、前記各直線上の液体吐出素子57の数が順次減少するように台形の形状に配置されている。台形状の液体吐出素子57の配置の長辺側の直線上に配置された液体吐出素子57に駆動回路55を介して接続したラッチ回路53に接続され、台形状の液体吐出素子57の配置の短辺側に配置された液体吐出素子57に接続されたラッチ回路53に順次連続して接続されていることが好ましい。
このような液体吐出装置は、必要に応じて図7(a)に示すように、液体吐出ユニット50の数を増やすことにより液体吐出素子57が長い距離にわたって配置された液体吐出装置にでき、インクを長い距離にわたって吐出できるラインプリンタなどが実現できる。この場合、さらに、液体吐出ユニット50を、液体吐出素子57の台形状の配置と略相似の略台形状にし、複数の液体吐出ユニット50が配置された面の長手中心線Cに対して、液体吐出素子57の台形状の配置の長辺と短辺が交互になるように配置することにより、液体吐出ユニット50が配置された面の短手方向の長さを短くでき、液体吐出装置を小型化できる。
また、液体吐出ユニット50の数を増やすには図7(b)に示すように、液体吐出素子シート63を複数用意し、支持体65を複数の液体吐出ユニット50に共通のものにしてもよい。このような構成することにより、上述の場合と同様に液体吐出素子57が長い距離にわたって配置された液体吐出装置とすることができるとともに、液体吐出素子シート63の一部を圧電セラミックスで作製する場合、各液体吐出素子シート63を小さくできるので寸法精度が低いことによる不良などが起きにくく、各液体吐出素子シート63を効率よく作製できる。また、支持体65は、エッチングにより形状を加工したサスプレートを積層して作製することにより、複数の液体吐出ユニット50分のものが精度よく作製でき、製造の効率を上げることができる。
図1は、20個の液体吐出素子17を制御可能な20ビットの回路の例である。5ビットのシフトレジスタ11と5ビット×4段のラッチ回路13(20ビット)、20ビットの駆動回路15で構成されている。
図2に示されたフロントエンド3とそれに接続された回路2のうち、回路2はICで形成される。このICは配線板に実装され、前記配線板は、フロントエンド3に形成された共通電極33および個別電極35に接続される。配線板としてはプリント配線基板や、FPC(フレキシブルプリント配線基板)が用いられる。そのような配線板と共通電極33あるいは個別電極35との接続は、液体吐出素子17の振動を阻害しないよう、バンプを利用して接続されるのが望ましい。このバンプには、金属(例えば、Ni、Cu、等)のめっき、はんだ、導電性樹脂(等方性樹脂、異方性樹脂)の印刷、Auのスタッドバンプ等が利用可能である。これらに、ACP(Anisotropic Conductive Paste)、NCP(Non Conductive Paste)などの接続用ペーストでの補強を加えるとさらに良い。配線板については、ICの発熱の影響を流路部から遠ざけられることから、FPCを利用するのが望ましい。配線板への集積回路搭載は、WB(ワイヤボンディング)、FC(フリップチップ)等で行なうことができる。FCの場合、はんだバンプ、金バンプ等で接合できる。
シフトレジスタ11は、DATA端子から入力される画像データをCLOCK端子から入力されるシフトクロックにより順次転送を行なう。所定のクロック数により画像データが転送された後、LATCH端子よりラッチ信号が入力され、シフトレジスタ11のデータが1段目のラッチ回路13に転送される。その際、1段目のラッチ回路13のラッチ信号が入力される前に保持されていたデータは2段目のラッチ回路13に転送され、同様にn段目のラッチ回路13に保持されていたデータはn+1段目に転送される。
4段あるラッチ回路13に対して、シフトレジスタ11への画像データの転送とラッチ信号の入力を4回行なうことにより、ラッチ回路13の全てのデータを入れ替えることができる。そして、所定のデータがラッチ回路13に保持された状態で、DRIVE端子からドライブ信号を駆動回路15に入力することにより、駆動回路15はラッチ回路13に保持されたデータに従って液体吐出装置17を駆動し、所定のノズルからの液滴を吐出あるいは不吐出させる。
本発明の液体吐出装置の制御回路の回路構成の一例を示すブロック図およびその回路での各信号の状態を示タイミングチャートである。 本発明の液体吐出装置の一例を模式的に示したものある。 本発明の液体吐出装置に用いられる液体吐出素子の一例の縦断面図である。 本発明の液体吐出装置に用いられる回路構成の一例である。 本発明の液体吐出装置の回路構成の他の例を示すブロック図およびその回路での各信号の状態を示タイミングチャートである。 本発明の液体吐出装置の他の例を模式的に示したものある。 本発明の液体吐出装置の他の例を模式的に示したものある。 本発明の液体吐出装置を用いて記録媒体に画像データ(文字)を記録する方法を示す図である。 従来の液体吐出装置の回路構成の一例を示すブロック図およびその回路での各信号の状態を示タイミングチャートである。
符号の説明
3、63・・・液体吐出素子シート
5、65・・・支持体
10、50・・・液体吐出ユニット
11、51・・・シフトレジスタ
13、53・・・ラッチ回路
15、55・・・駆動回路
17、57・・・液体吐出素子
19、59・・・フロントエンド
21・・・隔壁
23・・・液体加圧室
25・・・液体吐出孔
31・・・振動板
33・・・圧電セラミック板
35・・・共通電極
37・・・個別電極

Claims (3)

  1. 直列に接続された複数のラッチ回路と、前記複数のラッチ回路のそれぞれに接続された複数の駆動回路と、該複数の駆動回路のそれぞれに接続された複数の液体吐出素子と、前記複数のラッチ回路の列の一端に接続されたシフトレジスタとを有する複数の液体吐出部を備えており、該複数の液体吐出部の前記シフトレジスタが直列に接続されていることを特徴とする液体吐出装置。
  2. 数の前記液体吐出素子を、前記液体吐出部毎に前記一端側から順にそれぞれ直線上に配置して液体吐出素子群を形成するとともに、該液体吐出素子群同士平行に配置されていることを特徴とする請求項1記載の液体吐出装置。
  3. 直列に接続された複数のラッチ回路と、前記複数のラッチ回路のそれぞれに接続された複数の駆動回路と、該複数の駆動回路のそれぞれに接続された複数の液体吐出素子と、前記複数のラッチ回路の列の一端に接続されたシフトレジスタとを有する複数の液体吐出部を備えており、該複数の液体吐出部の前記シフトレジスタが直列に接続されている液体吐出装置の駆動方法であって、
    直列に接続されている前記シフトレジスタに吐出する液滴のデータを順次送る工程と、前記複数のラッチ回路に、それぞれの前記ラッチ回路の直前に接続されている前記シフトレジスタまたは前記ラッチ回路から前記データをラッチする工程とを繰り返して、前記複数の駆動回路が接続されている前記ラッチ回路に、当該駆動回路が接続されている前記液体吐出素子から吐出させる液滴の前記データを保持させた後、前記複数の駆動回路が、当該駆動回路が接続されている前記ラッチ回路に保持されている前記データに基づいて、前記液体吐出素子から液滴を吐出させることを特徴とする液体吐出装置の駆動方法。
JP2007112817A 2007-04-23 2007-04-23 液体吐出装置および液体吐出装置の駆動方法 Expired - Fee Related JP5201869B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007112817A JP5201869B2 (ja) 2007-04-23 2007-04-23 液体吐出装置および液体吐出装置の駆動方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007112817A JP5201869B2 (ja) 2007-04-23 2007-04-23 液体吐出装置および液体吐出装置の駆動方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008265183A JP2008265183A (ja) 2008-11-06
JP5201869B2 true JP5201869B2 (ja) 2013-06-05

Family

ID=40045383

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007112817A Expired - Fee Related JP5201869B2 (ja) 2007-04-23 2007-04-23 液体吐出装置および液体吐出装置の駆動方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5201869B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2554381A (en) * 2016-09-23 2018-04-04 John Mcavoy Gregory Droplet ejector

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01226359A (ja) * 1988-03-07 1989-09-11 Matsushita Electric Ind Co Ltd サーマルプリンタヘッド
JPH04332657A (ja) * 1991-05-09 1992-11-19 Seiko Epson Corp サーマルヘッド及びサーマルヘッドの制御方法
JPH06122223A (ja) * 1992-10-09 1994-05-06 Murata Mach Ltd サーマルヘッド駆動回路
JPH081996A (ja) * 1994-06-24 1996-01-09 Oki Electric Ind Co Ltd ラインヘッド
JP3408113B2 (ja) * 1996-07-01 2003-05-19 キヤノン株式会社 記録ヘッド及びその記録ヘッドを用いる記録装置及び記録方法及び記録制御方法
JP3548408B2 (ja) * 1996-12-18 2004-07-28 キヤノン株式会社 記録ヘッド及び記録装置並びに記録制御方法
JP4400475B2 (ja) * 1997-07-08 2010-01-20 セイコーエプソン株式会社 インクジェット記録装置
JP2005199460A (ja) * 2004-01-13 2005-07-28 Fuji Xerox Co Ltd 画像記録ヘッド及び画像記録装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008265183A (ja) 2008-11-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10464317B2 (en) Liquid ejecting head and liquid ejecting apparatus
US8075106B2 (en) Liquid ejecting head and liquid ejecting apparatus
JP6237315B2 (ja) 液体吐出ヘッド及び液体吐出装置
JP5556751B2 (ja) インクジェットヘッド
JP2013010227A (ja) インクジェットヘッドの駆動回路及びインクジェットヘッド
JP7207015B2 (ja) 液体吐出ヘッド制御回路、液体吐出ヘッド、及び液体吐出装置
JP6661327B2 (ja) 液体吐出ヘッドの駆動装置
JP5162871B2 (ja) 液滴吐出装置用ヘッドの駆動方法および液滴吐出装置用ヘッド
JP5201869B2 (ja) 液体吐出装置および液体吐出装置の駆動方法
JP2008229902A (ja) 液体噴射ヘッドのバイアス電圧の設定方法及び液体噴射装置
JP2007030417A (ja) インクジェットヘッド及びその製造方法
JP2015116784A (ja) 液体噴射ヘッド及び液体噴射装置
JP2010095005A (ja) 記録ヘッド及びインクジェットヘッド
US20060050100A1 (en) Recording head driving device and driving method
JP4797550B2 (ja) 液滴吐出装置
JP7156007B2 (ja) 液体吐出装置、及び回路基板
JP2006082393A (ja) インクジェット記録ヘッド及びインクジェットプリンタ
JP4715896B2 (ja) インクジェットヘッド用復調装置及びインクジェットヘッド用データ転送ユニット
US20180229496A1 (en) Inkjet head and driving method by the same
JP7500288B2 (ja) 制御回路及びインクジェットヘッド
JP7468647B2 (ja) インクジェット記録装置及びプログラム
JP2012199314A (ja) 半導体装置、印刷装置、及び製造方法
JP7259409B2 (ja) 液体吐出ヘッド制御回路、液体吐出ヘッド、及び液体吐出装置
JP7415445B2 (ja) 液体吐出装置
JP2008155541A (ja) 液滴吐出装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20091215

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110901

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120403

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120604

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121211

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121214

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130115

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130212

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5201869

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160222

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees