JP5198801B2 - 吸引式投薬器 - Google Patents

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Description

本発明は、患者自らがカプセルを破壊してこの破壊されたカプセルの薬粉を吸引することができる吸引式投薬器であって、患者が薬剤を吸引するまでの間に、この薬剤を効率的に微粒化させるための技術に関するものである。
従来の吸引式投薬器には、例えば、カプセルの収納室から複数の排出路を分岐させると共に、これらの排出路をそれぞれ、下流側に配置した拡散室に繋げて薬粉を拡散させると共に、この拡散室に旋回流を生じさせることにより、この拡散室に供給された薬粉を更に拡散させて微粒化を図るものがある(例えば、特許文献1参照。)。
特許第3530004号公報(第3頁[0028])
しかしながら、本願発明者は、試験・研究の結果、薬粉の微粒化が旋回流による拡散のみで達成されるものではなく、排出路との接触によっても達成されることを認識するに至った。即ち、本願発明者は、投薬器内に設けられた排出路を利用すれば、薬粉を更に効率的に微粒化できることを見出した。
そこで、本願発明者は、投薬器内に設けられた排出路を可能な限り延長すれば、薬粉を更に効率的に微粒化できると考えたが、こうした吸引式投薬器は、いつでも使用可能なように携帯性が重視されるため、排出路の延長に伴う大型化が困難である。
本発明の解決すべき課題は、排出路の延長により微粒化を図ろうとすると、投薬器の大型化を伴い携帯性が損なわれることにあり、
本発明の目的とするところは、投薬器の大型化を招くことなく、排出路との接触により薬粉を効率的に微粉化できる吸引式投薬器を提供することにある。
本発明は、薬粉を充填したカプセルを収納する収納室を有するブロック体と、このブロック体が装填される筒状部を有し収納室内のカプセルを破壊する破壊手段が設けられたボディと、このボディの筒状部先端に固定され収納室内で破壊されたカプセルの薬粉を吸引するためのマウスピースとを備えた吸引式投薬器であって、ブロック体の外周面に、薬粉を排出するための排出路の一部であって、前記筒状部の中心軸線方向に対して外周面に沿って迂回する迂回路を形成する複数の迂回溝を備えるとともに、このブロック体の内部に、薬粉を排出するための排出路の一部であって、収納室から薬粉を取り出すための主路と、この主路を複数に分岐させるための分岐部と、この分岐部から各々の迂回溝に薬粉を導く複数の分流路とを形成し、
さらに、ブロック体は、マウスピースと繋がる先端側部位の内部に、薬粉を排出するための排出路の一部であって、迂回溝を通り抜けた薬粉を前記筒状部の中心軸線方向に直交する方向に対して更に迂回させるように導く他の迂回路を備え、
この他の迂回路は、迂回溝からの薬粉を衝突させてブロック体の側に折り返させる第一の折り返し面と、この第一の折り返し面で折り返した薬粉を衝突させてマウスピースの側に折り返させると共に吸込み口に向かって導く第二の折り返し面とを有することを特徴とするものである。
本発明に係る迂回溝には、様々な形態のものを採用することが可能で、例えば、下流側に向かうに従って外周面の周方向に沿って傾斜する形態のものや蛇行する形態のもの等が挙げられる。
本発明では、分岐部が、主路及び分流路よりも内径の大きな空間としてなることが好ましい。
また、本発明によれば、他の迂回路を、ブロック体の内部をその軸線周りの全周に亘って形成された空間として構成することが好ましい。
加えて、本発明によれば、迂回溝の出側を、前記筒状部の中心軸線方向に沿って薬粉を通り抜けさせる案内形状とすることができる。
本発明によれば、薬粉を排出するための排出路の一部であって、前記筒状部の中心軸線方向に対して迂回するように延在する迂回溝を設けたことで、この迂回分だけ、薬粉が排出路と接触する時間を長く確保することができる。即ち、迂回溝の迂回分だけ、薬粉を排出路に対して余分に長く接触させることで、当該薬粉を効率的に微粒化させることができる。
しかも、その迂回溝は、ブロック体の内部ではなく、ブロック体の外周面に設けられるため、ブロック体の大きさを変更することなく、排出路を効率的に延長することができる。即ち、迂回溝をブロック体の外周面に設けたことで排出路が延長されても、吸引式投薬器が大型化することはない。
従って、本発明である吸引式投薬器によれば、排出路長さを延長しても、投薬器の大型化を招くことなく、排出路との接触により薬粉を効率的に微粉化させることができる。
また、本発明では、ブロック体の周りに間隔を空けて複数の迂回溝を配置すると共に、このブロック体の内部に、薬粉を排出するための排出路の一部であって、収納室から薬粉を取り出すための主路と、この主路を複数に分岐させるための分岐部と、この分岐部から各々の迂回溝に薬粉を導く複数の分流路とを形成することにより、この分流路が排出路の一部となると共に、主路からの薬粉の流れが分岐部で変わることに伴い、この分岐部での薬粉の接触により、微粒化を更に効率的に実現することができる。
この場合、分岐部が、主路及び分流路よりも内径の大きな空間としてなれば、分岐部での分散が可能となることから、微粒化を更に効率的に実現することができる。
更に、本発明によれば、マウスピースと繋がるブロック体の先端側部位の内部に、薬粉を排出するための排出路の一部であって、迂回溝を通り抜けた薬粉を筒状部の中心軸線方向に対して更に迂回させるように導く他の迂回路を形成することにより、この迂回分だけ、薬粉が排出路と接触する時間を更に長く確保することができる。即ち、かかる他の迂回路の迂回分だけ、薬粉を排出路に対して余分に長く接触させることで、当該薬粉を更に効率的に微粒化させることができる。
加えて、この場合、他の迂回路は、迂回溝からの薬粉を衝突させてブロック体の側に折り返させる第一の折り返し面と、この第一の折り返し面で折り返した薬粉を衝突させてマウスピースの側に折り返させると共に吸込み口に向かって導く第二の折り返し面とを有することで、排出路が延長されたことに起因する大型化はない。即ち、新たな迂回路をブロック体の先端側部位に設けたことで排出路が延長されても、吸引式投薬器が大型化することはない。
従って、かかる構成によれば、ブロック体の先端側部位の内部に他の迂回路を形成しても、投薬器の大型化を招くことなく、排出路との接触により薬粉を更に効率的に微粉化させることができる。
また、本発明によれば、他の迂回路を、ブロック体の内部をその軸線周りの全周に亘って形成された空間として構成すれば、薬粉を分散させて、微粒化を促進させることができる。従って、かかる構成によれば、薬粉を更に分散させて微粒化を図ることができる。
加えて、本発明によれば、迂回溝の出側を、前記筒状部の中心軸線方向に沿って薬粉を通り抜けさせる案内形状とすることができる。この場合、薬粉の流れが迂回溝の出側で変わることに伴い、この迂回路の出側での薬粉の接触により、微粒化を更に効率的に実現することができる。
以下、図面を参照して、本発明の好適な形態を詳細に説明する。
図1は、本発明の第一の形態である横向き装填タイプの吸引式投薬器(以下、「投薬器」という。)100の側面図であり、図2は、その断面図である。また、図3は、同形態の分解図である。更に、図4は、カプセル装填時の状態を示す断面図である。
図2において、符号110は、薬粉を充填したカプセルCを収納する収納室Rcを有する円柱形状のブロック体である。
符号120は、ブロック体110が装填される筒状部121を有し収納室Rc内のカプセルCを破壊する破壊手段Dが設けられたボディである。
符号130は、ボディ120の筒状部121先端に固定され収納室Rc内で破壊されたカプセルCの薬粉を吸引するための吸込み孔131を有するマウスピースである。
本形態に係るブロック体110は、4つのパーツで構成される。
第一のパーツは、符号111で示すコアパーツである。コアパーツ111は、その内部に、カプセルCを横向きにした状態で収納可能な収納室Rcを有する。収納室Rcの底部には更に、下向きに窪んでカプセルから取り出された薬粉を受ける凹部Hが形成されている。
また、コアパーツ111には、収納室Rcを上下に貫く2本の貫通孔nが形成されている。そのうち、収納室Rc上側の貫通孔nはそれぞれ、横向きに延在する外気導入路naにより互いを連通させている。
外気導入路naと収納室Rcとはそれぞれ、同じ向きに開口を有し、これらの開口はそれぞれ、コアパーツ111に対して枢軸Pを基点に回動可能な蓋体111aによって開閉される。なお、蓋体111aの回動は、枢軸Pに代えてヒンジで行うことも可能である。
また、蓋体111aは、マウスピース130での吸引時にブロック体110内、即ち、外気導入路naへの外気の導入を許容する逆止弁111bを有する。
更に、蓋体111aは、図1に示すように、その両側に、係止片111dをボディ120の筒状部121に着脱可能に保持させるための操作片111cが設けられている。操作片111cは、その先端に係止片(爪部)111dが設けられており、この爪部111dを、ボディ120の筒状部121に設けた開口で係止することで蓋体111aを閉じた状態に保持する。
これに対し、収納室Rc下側の貫通孔nはそれぞれ、横向きに延在する薬粉堆積室R1により互いを連通させている。そして、外気導入路naと薬粉堆積室R1とはそれぞれ、互いに対向する向きに開口を有する。
第二のパーツは、符号112で示すアッパーパーツである。アッパーパーツ112は、薬粉堆積室R1の開口側からコアパーツ111に連結され、薬粉堆積室R1の薬粉を排出するための排出路の一部であって、収納室Rcから薬粉を取り出すための主路1と、この主路1を複数に分岐させるための分岐部2とを形作るための形状1a,2aを有する(図4参照。)。
第三のパーツは、符号113で示すミドルパーツである。ミドルパーツ113は、主路1及び分岐部2を形作るための形状1b,2bを有し、アッパーパーツ112との連結により、アッパーパーツ112との間に主路1及び分岐部2を形成する。
ここで、図5(a)〜(d)はそれぞれ、ミドルパーツ113を下側から示した平面図、背面図、側面図及び斜視図である。
ミドルパーツ113の内部には、当該ミドルパーツ113の外周面に開口3aを有し、分岐部2から、この開口3aに薬粉を導く2つの分流路3が形成されている。また、本形態では、図に示すように、分岐部2が主路1及び分流路3よりも内径の大きな分流室としてなる。
ミドルパーツ113は、更に、その外周面に、当該外周面に形成された開口3aに通じ、薬粉を排出するための排出路の一部であって、筒状部121の中心軸線O方向に対して迂回する迂回路(以下、「第一迂回路」という)4を形成するための2つの迂回溝113aを備える。なお、迂回溝113aは、同一径で構成されてもよいし、マウスピース側に向かって拡径する構造や縮径する構造などを採用することもできる。また、第一迂回路4の形状を詳述すると、ブロック体110の外周面に沿って周回しつつ、マウスピース130側に向かって螺旋状に伸長された迂回溝113aによって迂回路が形成されている。
本形態に係る迂回溝113aは、下流側に向かうに従って、即ち、アッパーパーツ112との連結部から遠ざかるに従って、ミドルパーツ113の外周面の周方向に沿って傾斜するように形成されている。
第四のパーツは、符号114で示すロアパーツである。ロアパーツ114は、図に示すように、ミドルパーツ113とマウスピース130とを繋ぐパーツである。
ロアパーツ114は、ミドルパーツ113の先端側部位を、その内部に嵌合させる外筒部114aを有し、この外筒部114aがミドルパーツ113との連結により、ミドルパーツ113との間に第一迂回路4を形成する。
更に、ロアパーツ114は、ミドルパーツ113との相互間に、薬粉を排出するための排出路の一部であって、迂回溝113aを通り抜けた薬粉を軸線Oと直交する径方向に沿った道のりに対して迂回させるように導く他の迂回路(以下、「第二迂回路」という。)5を形成する。
第二迂回路5は、ロアパーツ114の背面を形成し、迂回溝131aからの薬粉を衝突させてブロック体1の側に折り返させる第一の折り返し面5aと、ミドルパーツ113の先端面を形成し、この第一の折り返し面5aで折り返した薬粉を衝突させてマウスピース130の側に折り返させると共にその吸込み口131に向かって導く第二の折り返し面5bとを有する。
更に、本形態の第一の折り返し面5aは、ロアパーツ114の背面側に形成された環状の凹部からなり、この折り返し面5aに取り囲まれた隆起部114cにマウスピース130の吸込み口131に通じる吸込み口導入孔(以下、「導入孔」という。)6が形成されている。導入孔6は、その入側の部分が上流側に向かって拡径する傾斜面6aを構成する。
また、本形態の第二の折り返し面5bは、ミドルパーツ113の先端面側に形成された環状の凹部からなり、この折り返し面5bに取り囲まれた隆起部113bが、導入孔6の傾斜面6aに入り込んで導入孔6への案内となっている。
即ち、本形態の第二迂回路5は、ブロック体1の内部をその全周に亘って形成された空間として構成されている。かかる構成によれば、薬粉を更に分散させて微粒化を図る分散室としても機能するので、微粒化を促進させることができる。
特に、本形態では、第一迂回路4が軸線Oに対して迂回しているので、この第一迂回路4から空間内に取り出された薬粉が第二迂回路5内で旋回流を生じさせ、微粒化を更に促進させることができる。
本形態に係る破壊手段Dは、ブロック体1の収納室Rcに配置されたカプセルCに孔を開ける穿孔手段(以下、「穿孔手段D」という。)としてなる。
穿孔手段Dは、ボディ120と一体又は別体に構成されると共に、その上端部に開口を有する筒部D1と、この筒部D1の内側にスプリングSのような弾性部材にてスライド可能に支持され、上端部の開口からキャップD2により抜け出し不能に露出する押しボタンD3と、この押しボタンD3の上部内側に嵌合保持され、この押しボタンD3の押圧にて、ボディ120に形成された貫通孔121aとコアパーツ111に形成された貫通孔nとを通して収納室Rcに先端部分を導入してカプセルCの穿孔を行うピンD4からなる。
投薬器100は、以下のような操作を経ることで、患者への投薬を可能にする。
先ずカプセルCを収納室Rcに配置するには、図4に示すように、蓋体111aを枢軸Pを基点に回動させることにより、収納室Rcを開ければよく、これにより、カプセルCを収納室Rc内に簡単に装填することができる。
次いで、投薬器100により、収納室Rc内に配置したカプセルC内の薬粉を吸引するには先ず、押しボタンD3を押し込む。すると、押しボタンD3に繋がるピンD4がスプリングSの弾性力に抗して収納室Rcに導入され、その先端部分でカプセルCに孔を開けることになる。
その後、押しボタンD3から手を離すと、スプリングSの弾性力で押しボタンD3と共にピンD4が押し込み前の位置に復帰する。すると、カプセルCに孔が開いたことでカプセルC内の薬粉は、収納室Rcと貫通孔nを通して薬粉堆積室R1に導入可能となる。
その後、マウスピース130を咥え込んで吸気すると、逆止弁111bを通って外気が収納室Rc及び薬粉堆積室R1内へと流入し、カプセルC内の薬粉と混合され、薬粉が主路1に沿って分岐部2に向かって上昇する。このように、主路1が分岐部2に向かって傾斜するように形成されれば、主路1との接触により、薬粉を効率的に微粒化できる。
次いで、分岐部2では、主路1からの薬粉が分岐部2を基点に分流されることにより、主路1からの薬粉の流れが分岐部2で変わることに伴い、この分岐部2での接触により、薬粉を効率的に微粒化できる。
分岐部2を基点に分流された薬粉は、各分流路3に沿って迂回路4に向かって上昇又は下降する。このように、主路1が分岐部2に向かって傾斜するように形成されれば、分流路3との接触でも、薬粉を効率的に微粒化できる。
更に、第一迂回路4を通る薬粉は、第一迂回路4が軸線Oに沿った道のりに対して迂回するように延在するため、この迂回する長さだけ、排出路と接触する時間が長くなる。即ち、第一迂回路4で迂回した分だけ、薬粉を排出路に対して余分に長く接触させることで、当該薬粉を更に効率的に微粒化させることができる。
加えて、第二迂回路5を通る薬粉は、第二迂回路5が径方向に沿った道のりに対して迂回するように延在するため、この迂回する長さだけ、排出路と接触する時間が長くなる。即ち、第二迂回路5で迂回した分だけ、薬粉を排出路に対して余分に長く接触させることで、当該薬粉を更に効率的に微粒化させることができる。
こうして患者の口内には、主路1、分岐部2、分流路3、第一迂回路4、第二迂回路5及び導入孔6を経路とする排出路を経て微粒化された薬粉がマウスピース130の吸引孔131を通して吸入される。
本形態によれば、薬粉を排出するための排出路の一部であって、軸線Oに沿った道のりに対して迂回するように延在する迂回溝113aを設けたことで、この迂回分だけ、薬粉が排出路と接触する時間を長く確保することができる。即ち、迂回溝113aでの迂回分だけ、薬粉を排出路に対して余分に長く接触させることで、当該薬粉を効率的に微粒化させることができる。
しかも、その迂回溝113aは、ブロック体110の内部ではなく、ブロック体110の外周面に設けられるため、ブロック体110の大きさを変更することなく、排出路を効率的に延長することができる。即ち、迂回溝113aをブロック体110の外周面に設けたことで排出路が延長されても、吸引式投薬器が大型化することはない。
従って、吸引式投薬器100によれば、投薬器の大型化を招くことなく、排出路との接触により薬粉を効率的に微粉化させることができる。
また、本形態では、ブロック体110の周りに間隔を空けて複数の迂回溝113aを配置すると共に、このブロック体110の内部に、薬粉を排出するための排出路の一部であって、収納室Rcから薬粉を取り出すための主路1と、この主路1を複数に分岐させるための分岐部2と、この分岐部2から各々の迂回溝113aに薬粉を導く複数の分流路3とを形成したことで、この分流路3が排出路の一部となると共に、主路1からの薬粉の流れが分岐部2で変わることに伴い、この分岐部2での薬粉の接触により、微粒化を更に効率的に実現することができる。
また、本形態の分岐部2は、主路1及び分流路3よりも内径の大きな空間を構成する分流室としてなるので、分岐部2での分散が可能となることから、微粒化を更に効率的に実現することができる。
更に、本形態によれば、マウスピース130と繋がるブロック体110の先端側部位の内部に、薬粉を排出するための排出路の一部であって、迂回溝113aを通り抜けた薬粉を径方向に対して迂回させるように導く第二迂回路5を形成したことで、この迂回分だけ、薬粉が排出路と接触する時間を更に長く確保することができる。即ち、第二迂回路5での迂回分だけ、薬粉を排出路に対して余分に長く接触させることで、当該薬粉を更に効率的に微粒化させることができる。
加えて、この場合、第二迂回路5は、迂回溝113aからの薬粉を衝突させてブロック体110の側に折り返させる第一の折り返し面5aと、この第一の折り返し面5aで折り返した薬粉を衝突させてマウスピース130の側に折り返させると共に吸込み口131に向かって導く第二の折り返し面5bとを有することで、排出路が延長されたことに起因する大型化はない。即ち、新たな迂回路5をブロック体110の先端側部位に設けたことで排出路が延長されても、投薬器100が大型化することはない。
従って、かかる構成によれば、ブロック体110の先端側部位の内部に第二迂回路5を形成しても、大型化を招くことなく、排出路との接触により薬粉を更に効率的に微粉化させることができる。
また、本形態によれば、第二迂回路5を、ブロック体1の内部をその軸線O周りの全周に亘って形成された空間としてなる分散室として構成したことで、薬粉を分散させて、微粒化を促進させることができる。従って、かかる構成によれば、薬粉を更に分散させて微粒化を図ることができる。
ところで、本発明によれば、迂回溝113aの出側を、中心軸線Oに沿って薬粉を通り抜けさせる案内形状とすることも可能である。
ここで、図6(a)〜(d)はそれぞれ、ミドルパーツ113の他の形態を下側から示した平面図、背面図、側面図及び斜視図である。なお、第一の形態と同一部分は、同一符号をもって、その説明を省略する。
本形態では、迂回溝113aの出側をマウスピース130に真直ぐ向かう軸線Oに沿った道のりに沿って平行に延在する直線溝となるように、一方の側面を平坦面又は湾曲面113cとする。この場合、迂回溝113aの出側を、薬粉の流れが迂回溝113aの出側で変わることに伴い、第一迂回路4の出側での薬粉の接触により、微粒化を更に効率的に実現することができる。
図7は、本発明の第二の形態である縦向き装填タイプの吸引式投薬器200の側面を示す断面図であり、図8は、カプセル装填時を示す断面図であり、また、図9は、同形態の分解図である。なお、他の形態と同一部分は、同一符号をもって、その説明を省略する。
本形態も、ブロック体110が4つのパーツで構成されるが、コアパーツ111は、その内部に、カプセルCを縦向きにした状態で収納可能な収納室Rcを有し、穿孔用ピンD4も単一のものとする。
即ち、本形態は、穿孔手段Dをコアパーツ111に対して枢軸Pを基点に回動させることで開閉される点が他の形態と異なる。
このため、本発明によれば、こうしたカプセルの装填方法が異なる投薬器にも適用することができる。
上述したところは、本発明の好適な形態をしたものであるが、特許請求の範囲において、種々の変更を加えることができる。例えば、各形態に採用されている構成は適宜組み合わせて使用することができる。
カプセルに充填した薬粉をその破壊により取り出して患者が吸引を行う携帯性を重視した投薬器であれば、種々の投薬器に利用することができる。
本発明の第一の形態である横向き装填タイプの吸引式投薬器の側面図である。 同形態の断面図である。 同形態の分解図である。 同形態のカプセル装填時の状態を示す断面図である。 (a)〜(d)はそれぞれ、同形態に係るミドルパーツを下側から示した平面図、背面図、側面図及び斜視図である。 (a)〜(d)はそれぞれ、ミドルパーツの他の形態を下側から示した平面図、背面図、側面図及び斜視図である。 本発明の第二の形態である縦向き装填タイプの吸引式投薬器の側面を示す断面図である。 同形態の分解図である。 同形態のカプセル装填時の状態を示す断面図である。
符号の説明
1 主路
2 分岐部(分流室)
3 分流路
4 第一迂回路
5 第二迂回路
5a 第一の折り返し面
5b 第二の折り返し面
6 吸込み口導入孔
7 取り出し通路
100 横向き装填タイプの吸引式投薬器
110 ブロック体
111 コアパーツ
111a 蓋体
111b 逆止弁
111c 係止片
111d 爪部
112 アッパーパーツ
113 ミドルパーツ
113a 迂回溝
114 ロアパーツ
120 ボディ
121 筒状部
130 マウスピース
131 吸込み口
C カプセル
D 破壊手段(穿孔手段)
D1 筒部
D2 キャップ
D3 押しボタン
D4 穿孔用ピン
H 薬粉受け用凹部
n 貫通孔
na 外気導入路
Rc 収納室
R1 薬粉堆積室

Claims (4)

  1. 薬粉を充填したカプセルを収納する収納室を有するブロック体と、このブロック体が装填される筒状部を有し収納室内のカプセルを破壊する破壊手段が設けられたボディと、このボディの筒状部先端に固定され収納室内で破壊されたカプセルの薬粉を吸引するためのマウスピースとを備えた吸引式投薬器であって、
    ブロック体の外周面に、薬粉を排出するための排出路の一部であって、前記筒状部の中心軸線方向に対して外周面に沿って迂回する迂回路を形成する複数の迂回溝を備えるとともに、このブロック体の内部に、薬粉を排出するための排出路の一部であって、収納室から薬粉を取り出すための主路と、この主路を複数に分岐させるための分岐部と、この分岐部から各々の迂回溝に薬粉を導く複数の分流路とを形成し、
    さらに、ブロック体は、マウスピースと繋がる先端側部位の内部に、薬粉を排出するための排出路の一部であって、迂回溝を通り抜けた薬粉を前記筒状部の中心軸線方向に直交する方向に対して更に迂回させるように導く他の迂回路を備え、
    この他の迂回路は、迂回溝からの薬粉を衝突させてブロック体の側に折り返させる第一の折り返し面と、この第一の折り返し面で折り返した薬粉を衝突させてマウスピースの側に折り返させると共に吸込み口に向かって導く第二の折り返し面とを有することを特徴とする吸引式投薬器。
  2. 分岐部が、主路及び分流路よりも内径の大きな空間としてなる請求項1に記載の吸引式投薬器。
  3. 他の迂回路を、ブロック体の内部をその軸線周りの全周に亘って形成された空間として構成した請求項1又は2に記載の吸引式投薬器。
  4. 迂回溝の出側が、前記中心軸線方向に沿って薬粉を通り抜けさせる案内形状をしてなる請求項1乃至3のいずれか一項に記載の吸引式投薬器。
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