JP5198184B2 - 分割可能な連結容器 - Google Patents

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Description

本発明は、野菜や果物等の青果物その他の各種農産物の出荷、輸送及び各小売店への分配等に好適に使用できる分割可能な連結容器に関するものである。
例えば、青果物その他の各種農産物の生産者あるいは農産物が集まる農協や集荷センター等からの出荷、輸送には、発泡樹脂製の断熱構造の容器が使用されている。例えば、農産物がなめこ等のキノコ類の場合には、プラスチック製の袋や容器に所要量ずつ(例えば100g、150g等)を収納したものを、前記発泡樹脂製の容器に多数収納して梱包し、出荷している。
かかる農産物の出荷、輸送においては、積み卸し作業や輸送効率上の点から、前記の断熱構造の容器としては、ある程度の大きい容量を有するものが使用され、例えば、前記なめこ等のキノコ類の場合には、通常、内容量4kg程度の比較的大きい容器が一般に使用されていた。
近年、スーパー等の小売り店の商品の仕入れ方式として、複数の店舗での取り扱い分を一括して仕入れ、仕入れた農産物等を、各店舗に必要数量ずつを小分けし分配する方式が多くなってきている。この場合、前記内容量の比較的大きい容器では、店舗毎に分配するための詰め替えが必要になる上、分配のための別の容器も必要になる等の問題がある。なお、前記の比較的大きい内容量の容器に、分配のための必要量の農産物を収納して出荷するのでは、輸送効率が低く、コスト高になる。
そのため、かかる農産物の出荷、輸送に使用する前記断熱構造の容器としては、生産者あるいは農協や集荷センター等の出荷元側では比較的内容量の大きい容器であることが望まれる一方、複数の店舗を抱える小売業者等の仕入れ側では、各店舗への分配のために比較的内容量の小さい容器であることが望まれている。
かかる要望に応える容器として、特許文献1には適宜分割して使用が可能な集合容器が提案されている。この提案の集合容器は、複数の単位容器が易切断部と支持連結部とにより連結されてなるもので、収納状態での輸送や保管等の取り扱いは連結状態で行え、輸送先では複数の単位容器に分割できるようにしたものである。
しかしながら、特許文献1に開示の容器にあっては、側壁外面下部の易切断部と側壁外面上部の連結支持部とがそれぞれ別に設けられており、分割操作の際には、前記易切断部と連結支持部の両方を分離する必要があって、かつ連結支持部の切断のためにカッター等の用具を用いる必要もあり、分離操作が面倒になる上、上部の連結支持部のために構造が複雑になり、この構造のために成形用金型が摺り合わせになり成形が難しく、金型が破損する虞もあり、その実施は容易なものではない。
また、特許文献2には、単位容器になる複数の収納部が側壁外面の底部付近に設けた長手方向に延びる連結用の薄肉部を介して連結され、該薄肉部で容易に複数の収納部に分断して使用できる包装容器が提案されている。
しかしながら、この場合、前記連結のための薄肉部は容器底部付近で長手方向に全長に亘って同じ厚みで延びているだけである。そのため、内容物を収納するまでの空の容器の取り扱いにおいて前記薄肉部が分断するおそれがあり、また、内容物を収納し蓋を被着した状態においても、底から持ち上げたりすると前記薄肉部に力がかかって分断が生じるおそれがあり、また輸送中の取り扱いや振動によって前記薄肉部が分断が生じる虞がある。
特開平4−72136号公報 実開昭59−78212号公報
本発明は、上記に鑑みてなしたものであり、複数の単位容器を連結する連結部の構造を工夫し、連結状態の安定性がよく、持ち上げ作用や輸送中の振動等によっては容易に分断されず、その一方、複数の単位容器に分割するための分断操作が容易で、しかも、構造が簡単で成形も容易な分割可能な連結容器を提供することを目的とする。
上記の課題を解決する本発明の連結容器は、合成樹脂発泡体により成形されてなり、上方に開口する平面矩形の複数の単位容器が縦横の少なくとも1方向に並列して易分断性の連結部を介して一体に連結されてなる分割可能な連結容器であって、前記連結部は、隣接する単位容器の対向する両側壁を間隙を存して連結するように該両側壁の外面下部に一体に形成され、底壁部に沿って延びる板状連結部と、該板状連結部の一部より連続して上方に延びる立ち上がり連結部とよりなり、前記立ち上がり連結部は、少なくとも一方の側端面が傾斜面をなして立ち上がった断面三角状もしくは台形状をなし、該立ち上がり連結部の上端部の幅が下端基部の幅より狭くなっていることを特徴とする。
前記の構成による本発明の連結容器は、生産者あるいは農協や集荷センター等から農産物を出荷、輸送する際は、前記の連結状態のままで使用する。この使用において、隣接する単位容器の対向する両側壁の外面下部で連結する連結部は、底壁部に沿う板状連結部に連続して上方へ延びる立ち上がり連結部が設けられているため、単に底壁部に沿う板状の連結部だけで連結されている場合に比して、両単位容器の連結状態が安定し、例えば内容物を収納した状態での持ち上げ作用、あるいは運搬、輸送等の取り扱い上の振動等によって妄りに分断される虞がない。
しかも、輸送先等で複数の単位容器に分割する際は、両単位容器の間を上から割り開くように力を加えることにより、前記立ち上がり連結部から分断が開始されてその破断が板状連結部に及ぶことで、該連結部の分断による分割操作も容易に行える。
また、前記連結部の立ち上がり連結部が、少なくとも一方の側端面が傾斜面をなして立ち上がった断面三角状もしくは台形状をなし、該立ち上がり連結部の上端部の幅が下端基部の幅より狭くなっていることにより、隣接する単位容器の間を上から割り開くようにすれば、前記立ち上がり連結部の上端部から難なく分断が開始され、以て連結部での分断操作を容易に行うことができる。
前記分割可能な連結容器において、前記連結部の立ち上がり連結部は、板状連結部の長手方向に間隔をおいて少なくとも2個所に設けられてなるもの、特には、板状連結部の長手方向の両端部もしくは両端部近傍に設けられてなるものが好ましい。すなわち、前記の間隔をおいて設けた立ち上がり連結部により、隣接する単位容器の連結状態がさらに安定し、両単位容器間で個所の歪み変形などが生じ難く、連結部の分断防止の効果も大きくなる。
前記連結部として、対向する両側壁の底壁部に沿う板状連結部が、該両側壁の幅方向の両側端部に分離して設けられ、分離した各板状連結部にそれぞれ前記立ち上がり連結部が設けられてなるものとすることができる。
また、前記の分割可能な連結容器として、前記各単位容器の開口部に対し被着自在な合成樹脂発泡体製の複数の単位蓋が前記単位容器に対応した連結状態で分断可能に連結された蓋体を備えてなるものが特に好ましい。すなわち、蓋体を被着することにより、前記単位容器の連結状態がさらに安定し、しかも蓋体を単位蓋に分割することにより、該単位蓋を被着した状態のまま、上記したように連結部を分断することにより複数の単位容器に容易に分割することができる。
上記したように本発明の分割可能な連結容器によれば、底壁部に沿う板状連結部と立ち上がり連結部とからなる形態の易分断性の連結部により、該連結部が側壁の外面下部にあっても、各単位容器を連結状態に良好に保持できて、農産物を収納するまでの空容器の取り扱い、及び農産物を収納した状態での運搬、輸送等の取り扱いにおいて、妄りに分断が生じることがない。そのため、農産物の収納、梱包、運搬及び積み卸し等の作業を容易に行え、輸送効率の向上に寄与できる。
また、輸送先すなわち農産物を仕入れるスーパー等の仕入れ側では、前記連結部をカッター等の用具を使わずに難なく分断でき、各単位容器に分割するのも容易であり、内容物の農産物の小分け分配作業を容易に行える。
しかも、前記連結部は、側壁の外面下部にあって、かつ底壁部に沿う板状連結部に連続して立ち上がり連結部が設けられているだけの比較的簡単な形態であるため、成形金型の構造もそれほど複雑なものにはならず、該連結容器を一体に問題なく成形でき、実施が容易になる。
次に本発明の実施の形態を図面に示す実施例に基づいて説明する。
図1は本発明の分割可能な連結容器の1実施例の斜視図、図2は同連結容器の蓋体を被着した状態の断面図、図3は両単位容器間の連結部の断面図、図4は連結部の立ち上がり連結部の拡大した断面斜視図、図5の(a)〜(f)は連結部の他の例を示す略示断面図、図6は立ち上がり連結部に分断助成の凹部を設ける場合の一部の断面図、図7は蓋体を開く際の略示斜視図、図8は蓋体を分割する際の略示斜視図、図9は単位蓋を分離して被着した単位容器を分離する際の略示斜視図、図10は同上の一部の拡大断面図である。
本発明の分割可能な連結容器1は、複数の単位容器11を連結した本体部10と、各単位容器11に嵌合被着自在な複数の単位蓋21を連結した蓋体20とを備えてなるもので、該本体部10及び蓋体20が、それぞれ断熱性を有する発泡ポリスチレン等の合成樹脂発泡体より成形され、保冷容器として使用できるものである。本発明は、蓋体20を有さない本体部10のみの連結容器での実施も可能であるが、内容物の保護や保冷効果の点から実施例のように蓋体20を有するものが特に好ましい。
この連結容器1の本体部10は、上方に開口する平面矩形の複数の単位容器11が、後述のように、縦横の少なくとも1方向に並列して近接対向する両側壁間で易分断性の連結部15を介して一体に連結されてなる。図中の12は各単位容器11の長辺側の側壁、13は短辺側の側壁を示し、14は底壁部を示す。図の場合、二つの単位容器11,11が長辺側の側壁12,12の外面下部において、両側壁12,12間に所要の間隙Sを保有して連結するように、前記連結部15を介して連結されており、該連結部15の部分で分断できるように一体に形成されている。
前記連結部15は、図示する実施例のように、両単位容器11,11の近接対向する側壁、すなわち長辺側の側壁12,12の外面下部において、前記底壁部14に沿って延びる板状連結部15aと、該板状連結部15aの一部より連続して対向する両側壁12,12の外面同士を連結した状態で上方に延びる立ち上がり連結部15bとよりなる。
前記連結部15の立ち上がり連結部15bは、前記板状連結部15aの長手方向のどの位置にあってもよいが、実施上は長手方向に間隔をおいて少なくとも2個所に、例えば図のように長手方向の両端部もしくは両端部近傍に設けておくのが、連結した単位容器11,11のねじれ変形や歪みを抑制する上で好ましい。
また、前記立ち上がり連結部15bの形態(分断面の形状)としては、上端部が半円形或いは円弧状をなすもの、台形等の四角形、三角形状等、種々の形状による実施が可能であるが、実施上は、図5(a)〜(d)に示すように少なくとも一方の側端面が傾斜面をなして立ち上がった断面三角状、又は同図(e)(f)のような断面台形状をなすもので、上端部の幅W1が下端基部の幅W2より狭く先細形状をなすものが、両単位容器11,11間を上から割り開く作用により該立ち上がり連結部15bで分断され易く、特に好ましい。
前記立ち上がり連結部15bとしては、中央部等の一個所に、緩傾斜の三角形状や円弧状あるいは台形状等のやや幅のある立ち上がり連結部(図示せず)を設けて実施することもできるが、この場合、図6のように、立ち上がり連結部15bの上端部に分断助成のV溝状の凹部15cを形成して、両単位容器11,11間を割り開く作用の際に該立ち上がり連結部15bの上端部から分断が開始され易くするのがよい。
また、底壁部14に沿う前記板状連結部15は、図5(f)のように長手方向に断続状に分離して設けおくことができる。この場合、例えば両側端部の板状連結部15a,15aに立ち上がり連結部15bを設けて実施することができる。また、前記板状連結部15aについても、単なる板状とするほか、必要に応じて分断助成のためのV字状或いはU字状の凹溝を形成しておくことができる。
なお、前記連結部15の板状連結部15a及び立ち上がり連結部15bは、分断操作時の破断が側壁12の肉厚部分に及ぶのを避けるために、該連結側の側壁、例えば図のように長辺側の側壁12の外面における底壁部14或いは他方の側壁13に対応する外面の部分に設けておくのが好ましい。
前記各単位容器11の底壁14の下面周縁部に切欠段部14aが形成され、中央部が蓋体20を被着しないで積み重ねた時に下層の容器の開口部18に嵌合する凸部14bとして形成されている。
前記蓋体20は、各単位蓋21の下面周縁部に沿って前記単位容器11の開口部18を形成する側壁上端部に有する突縁19に対し嵌合する凹部22が設けられ、該突縁19と凹部22との嵌合により前記開口部18に被着されるようになっている。前記凹部22は前記突縁19に対し容易に抜脱しないように弾力的に嵌合できるものが好ましい。そして、各単位蓋21,21間の境界部には、例えば上面に断面がU字形あるいはV字形の凹溝23が形成され、該凹溝23の個所で折り曲げるようにして容易に分断し分割できるようになっている。この凹溝23の部分についても、図3のように両端部に立ち上がり連結部分23aを形成し、通常時の連結状態を安定させて、使用上は容易に割れることはないが、人的に力を加えることにより分断できるように構成して実施することができる。
また、前記蓋体20の各単位蓋21の上面周縁部には、蓋体を被着した状態での積み重ね時に、前記底壁部14の下面中央部の凸部14bが嵌合する凸縁25が設けられており、前記蓋体20を被着した連結容器1を安定性よく積み重ねることができるようになっている。
なお、前記蓋体20を被着しない本体部10のみを積み重ねた状態において、差圧予冷のための冷気を各単位容器11内に導入できるように、底壁部14の側辺部の個所に通気用の切欠部17を設けた連結容器1においても、図11〜図13のように、近接対向して隣接する両単位容器11,11間の連結部15を、前記切欠部17の個所を除いて、長手方向の両側端部に分離して前記同様の板状連結部15aと、該板状連結部15aから連続して上方に延びる立ち上がり連結部15bとからなる形態にして上記同様に実施することができる。
図中の12a、13aは蓋体20の開操作時の指掛け用の切欠部、11aは容器持ち上げ用の手掛け部である。
なお、連結容器1における単位容器11の連結形態としては、図のように2つの単位容器11を連結するものに限らず、1方向に3個以上の単位容器を上記同様の連結部により分断可能に連結して実施することも、また、縦横にそれぞれ複数個の単位容器を並列して上記した易分断性の連結部を介して分断可能に連結して実施することができる。
本発明において、連結容器の構成材である合成樹脂発泡体としては、スチレン改質ポリオレフィン系樹脂、ポリスチレン、ハイインパクトポリスチレン、スチレン−エチレン共重合体、スチレン−無水マレイン酸共重合体、スチレン−アクリロニトリル共重合体等のポリスチレン系樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体等のポリオレフィン系樹脂、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステル系樹脂等の各種合成樹脂の発泡体を用いることができる。分断の容易性の点では、前記ポリスチレン系樹脂の発泡体が好ましく、中でも発泡倍率が50〜65倍のものが好適に用いられる。
上記の構成による本発明の連結容器1は、例えば、生産者あるいは農協や集荷センター等から各種の農産物を出荷、輸送する際は、少なくとも二つの単位容器11を連結した形態の本体部10を連結状態のまま使用し、出荷、輸送対象の農産物を収納した後、本体部10に対し各単位容器11に対応した単位蓋21を連結した形態の蓋体20を嵌合被着して使用する。
この使用において、隣接する単位容器11の対向する両側壁12,12の外面下部で連結する連結部15は、底壁部14に沿う板状連結部15aに連続して上方へ延びる立ち上がり連結部15bが設けられているため、単に底壁部14に沿う板状連結部だけで連結されている場合に比して、両単位容器11の連結状態が安定し、例えば農産物を収納した状態での持ち上げ作用、あるいは運搬、輸送等の取り扱い上の振動等によって妄りに分断される虞がなく、農産物の収納、梱包、運搬及び積み卸し等の作業を容易に行え、輸送効率の向上に寄与できる。また、蓋体20を開く場合は、図7のように連結されている単位蓋21,21を同時に開ければよい。
そして、輸送先すなわち農産物を仕入れるスーパー等の仕入れ側において複数の単位容器に分割する際は、まず、蓋体20の一つの単位蓋21を、図8のように、端部から持ち上げるようにして前記凹溝23の個所で折り曲げて、該単位蓋21,21を分離する。こうして分離した単位蓋21を各単位容器11に被着した状態で、図9のように、隣接する単位容器11、11の間を上から割り開くように力を加えることにより、前記立ち上がり連結部15bから分断が開始されて板状連結部15aに及ぶことで、該連結部15の分断操作も容易に行える。
特に、前記立ち上がり連結部15bが上端部で幅が狭くなった三角状もしくは台形状をなしている場合は、前記単位容器11を上から割り開くようにすることにより立ち上がり連結部15bの上端部から分断され易く、分断を単位容器の側壁に及ぶことなく該連結部15で確実に分断することができる。
また、前記連結部15の板状連結部15a及び立ち上がり連結部15bが、それぞれ側壁12における外面に対して直交する他方の側壁13あるいは底壁部14の外面の個所に設けられていることで、該連結部15における破断線が少々ずれても、その影響を受けることがない。
さらに、前記の連結部15の構造によれば、側壁12の外面下部にあって、かつ底壁部14に沿う板状連結部15aに連続して立ち上がり連結部15bが設けられているだけの比較的簡単な形態であるため、成形金型の構造もそれほど複雑なものにはならず、例えば、隣接する単位容器11,11間の間隙Sに相当する型板が前記連結部15に対応した比較的簡単な形状でよく、以て該連結容器1を一体に問題なく成形でき、成形金型の損傷の虞なく容易に実施できる。
本発明の分割可能な連結容器は、青果物その他の各種農産物の出荷、輸送及び各小売店への分配等に好適に使用できる。
本発明の容器の1実施例を示す容器本体部と蓋体の斜視図である。 同上の連結容器の蓋体を被着した状態の断面図である。 同上の両単位容器間の連結部の断面図である。 同上の連結部の立ち上がり連結部の拡大した断面斜視図である。 (a)〜(f)のそれぞれ連結部の他の例を示す略示断面図である。 立ち上がり連結部に分断助成の凹部を設ける場合の一部の断面図である。 蓋体を開く際の略示斜視図である。 蓋体を分割する際の略示斜視図である。 単位蓋を分離して被着した単位容器を分離する際の略示斜視図である。 同上の一部の拡大断面図である。 本発明の連結容器の他の実施例を示す容器本体部と蓋体の斜視図である。 同上の連結容器の蓋体を被着した断面図である。 同上の両単位容器間の連結部の断面図である。
符号の説明
1…連結容器、10…本体部、11…単位容器、12…長辺側の側壁、13…短辺側の側壁、12a、13a…指掛け用の切欠部、14…底壁部、14a…切欠段部、14b…凸部、15…連結部、15a…板状連結部、15b…立ち上がり連結部、16…凹部、17…切欠部、18…開口部、19…突縁、20…蓋体、21…単位蓋、22…凹部、23…凹溝、25…凸縁。

Claims (5)

  1. 合成樹脂発泡体により成形されてなり、上方に開口する平面矩形の複数の単位容器が縦横の少なくとも1方向に並列して易分断性の連結部を介して一体に連結されてなる分割可能な連結容器であって、
    前記連結部は、隣接する単位容器の対向する両側壁を間隙を存して連結するように該両側壁の外面下部に一体に形成され、底壁部に沿って延びる板状連結部と、該板状連結部の一部より連続して上方に延びる立ち上がり連結部とよりなり、
    前記立ち上がり連結部は、少なくとも一方の側端面が傾斜面をなして立ち上がった断面三角状もしくは台形状をなし、該立ち上がり連結部の上端部の幅が下端基部の幅より狭くなっていることを特徴とする分割可能な連結容器。
  2. 前記連結部の立ち上がり連結部は、前記板状連結部の長手方向に間隔をおいて少なくとも2個所に設けられてなる請求項1に記載の分割可能な連結容器。
  3. 前記連結部の立ち上がり連結部は、前記板状連結部の長手方向の両端部もしくは両端部近傍に設けられてなる請求項1又は2に記載の分割可能な連結容器。
  4. 前記連結部として、対向する両側壁の底部に沿う板状連結部が、該両側壁の幅方向の両側端部に分離して設けられており、分離した各板状連結部にそれぞれ前記立ち上がり連結部が設けられてなる請求項1〜のいずれか1項に記載の分割可能な連結容器。
  5. 前記各単位容器の開口部に対し被着自在な合成樹脂発泡体製の複数の単位蓋が前記単位容器に対応した連結状態で分断可能に連結された蓋体を備えてなる請求項1〜のいずれか1項に記載の分割可能な連結容器。
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