JP5196587B2 - プリント配線基板用緩衝装置 - Google Patents

プリント配線基板用緩衝装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5196587B2
JP5196587B2 JP2009248412A JP2009248412A JP5196587B2 JP 5196587 B2 JP5196587 B2 JP 5196587B2 JP 2009248412 A JP2009248412 A JP 2009248412A JP 2009248412 A JP2009248412 A JP 2009248412A JP 5196587 B2 JP5196587 B2 JP 5196587B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
damper
wiring board
printed wiring
shock absorber
damper fixing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2009248412A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011096796A (ja
Inventor
光 進藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Engineering Ltd
Original Assignee
NEC Engineering Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Engineering Ltd filed Critical NEC Engineering Ltd
Priority to JP2009248412A priority Critical patent/JP5196587B2/ja
Publication of JP2011096796A publication Critical patent/JP2011096796A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5196587B2 publication Critical patent/JP5196587B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Vibration Prevention Devices (AREA)
  • Mounting Of Printed Circuit Boards And The Like (AREA)

Description

本発明はプリント配線基板用緩衝装置、特に、ロケットや人工衛星等に搭載される機器に好適なプリント配線基板用緩衝装置に関する。
ロケットや人工衛星等に搭載される機器(搭載機器)において高速化と高機能化が進んでいる。高速化が進むにつれて集積回路等の発生熱量が増加するが、主に熱伝導で放熱を行っているロケットや人工衛星等の搭載機器においては、集積回路等を実装しているプリント基板の放熱経路の確保が重要な課題となっている。
また、高機能化により機器内に多様な機能が組み込まれているが、搭載機器は質量に厳しい制約を受けるため、高機能化に伴う搭載機器の大幅な形状拡大は抑え、搭載機器内に実装されるプリント基板内に多くの機能を持たせることが重要になる。
このため、プリント基板上に実装される電子部品の種類および数が増加するが、幾つかの機能を集約した電気部品の多様化などが進行する中、リレー、スイッチ、水晶発振器等プリント基板上に集約させることが困難な電気部品が存在する。これらの電気部品は耐衝撃性が低いのも拘わらずロケットや人工衛星等の厳しい衝撃条件下に晒される。
このような衝撃による電気部品の破損や異常を回避するため、リレー等の耐衝撃性の低い部品専用のプリント配線基板を用意し、プリント配線基板の両側に衝撃を吸収するゴム等のダンパーで挟み込むようにした緩衝支持構造が知られている(特許文献1)。この構造ではプリント配線基板上で発生した熱はダンパーを介して放熱されると思われる。
また、ハードディスクドライブ(HDD)に対するものであるが、ダンパー部が金属薄板を波状に成型したバネ部とそのバネの凹部に配設された緩衝部材から構成された緩衝装置が公知である(特許文献2)。ここでは、金属薄板を緩衝材として使用しているため放熱性は優れているが、緩衝と放熱とを金属薄板を成型したバネ部で行っており、放熱性の向上を図るためバネ部の板厚を厚くしようとすると緩衝性が低下し、また、緩衝性の向上を図るためにバネ部の板厚を薄くしようとすると放熱性が低下する。
特開平9−89045号公報 特開2004−334959号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、ダンパーの熱伝導率が悪いため放熱性が優れず、高速化による高発熱部品と同一プリント基板上に集約することは望むべくもない。
また、特許文献2に記載の技術では、緩衝性と放熱性が相反する構造となっているので、放熱性を向上させるためにはダンパー部と発熱体間の接触面積を拡大して放熱を確保するしか方法ないが、HDDの構造上困難である。
本発明は、プリント配線基板と放熱板の間に、ダンパーと2つの放熱部材を同心状に密着して組み立て、緩衝と放熱の機能を阻害することなく使い分けることを最も主要な特徴とする。
本発明のプリント配線基板用緩衝装置は、プリント配線基板と放熱板の間に、ダンパーと、ダンパーを上下に挟み込む熱伝導率が高い2つダンパー固定用金具を同心状に組み立て、ダンパー固定用金具の重なっている箇所に放熱性に優れたフィラー材を充填することにより、コンパクトな構造でプリント配線基板の衝撃を緩衝すると共に、プリント配線基板の発熱を効率良く放熱することができるという利点がる。
本発明のプリント配線基板用緩衝装置の一実施例の斜視分解図である。 図1に示したプリント配線基板用緩衝装置の断面詳細図である。 図2の部分拡大図である。 ダンパー固定金具3の詳細斜視図である。
図1〜図4は本発明のプリント配線基板用緩衝装置の実施例1を示す。図1は組み立て時の斜視分解図、図2は組立後の断面詳細図、図3は図2の部分拡大図、図4はダンパー固定金具の詳細斜視図を上下逆に示す。
プリント配線基板6は、ロケットや人工衛星等に搭載され、厳しい衝撃条件下に晒される。また、高速・高集積の電子部品や電気部品を実装して多量の熱を発生する。従って、このプリント配線基板用緩衝装置は、プリント配線基板6に対する緩衝装置であると共に、プリント配線基板6の発熱を放熱板9へ放熱する装置でもある。
プリント配線基板6の上下には、円筒型のダンパー2,4が配されて、プリント配線基板6への衝撃を緩衝する。ダンパー2,4はウレタンコ゛ム等の弾性があり緩衝性のある材質でできている。放熱側(下側)のダンパー4は、金属製のダンパー固定金具3,5で挟まれる。ダンパー固定金具3は、プリント配線基板6の放熱側に接着剤8にて加圧接着される。接着剤8は構造的もしくは熱的に接合する。
図1に示すように、ダンパー2,プリント配線基板6,ダンパー固定金具3,ダンパー4およびダンパー固定金具5は、ネシ゛1にて放熱板9に共締めされる。即ち、ダンパー2,ダンパー固定金具3,ダンパー4およびダンパー固定金具5は、プリント配線基板6を挟んで、同心状に組み立てられる。
ダンパー固定金具3および5は、円盤の中央に円筒形に突起加工され、その中空をネシ゛1が通る構造となっている。円盤の外周に沿って、ダンパー4の厚さより0.1mm程度広い溝が設けられ、図2に示すように、ダンパー4がその溝に嵌る構造になっている。また、ダンパー固定金具3,5の円筒部分がダンパー4の内側にて向き合って入れ違う構造となっている。ダンパー固定金具3,5はアルミニウム等の熱伝導性の良い金属材料にてできている。なお、ダンパー固定金具3,5に設けられた突起形状は円筒形に限らず、多角形、四角形等の断面形状の構造でもよい。
図2に示すように、ダンパー固定金具3と5が重なった箇所のクリアランスT1およびT2は、ダンパー4が上下に緩衝挙動の際にダンパー固定金具3と5が接触せず、尚且つ放熱面積が十分確保される程度とされる。
図4に示すように、ダンパー固定金具3の中央部の円筒部は、4等分に分割されて外側に広がるように1回の曲げ形状のバネ性を有する構造になっている。一方、ダンパー固定金具5の円筒形内壁側の箇所は平らに加工されている。但し、曲げの回数や円筒形の分割数および平ら加工面の面積は放熱性および緩衝性を考慮し、曲げ回数や分割数および平ら加工部の面積を増減させてもよい。
ダンパー固定金具3の4分割部分の隙間には放熱性の優れたフィラー材7を充填する。フィラー材7は粘性があり、硬化しない材質でできている。その外側に図3に拡大表示するように、ダンパー4を挟むようにダンパー固定金具5を取付ける。従って、ダンパ−固定金具3,5間にフィラー材7が充填されるようになる。
ダンパー固定金具5の円筒形の内径T3と、ダンパー固定金具3のバネ性部の直径T4は、T3-T4=0.1〜0.2とされ、ダンパー固定金具3のバネ性部がダンパー固定金具5の円筒形の内壁に対して全周直接接触していない状態にする。ダンパー固定金具3,5間に充填されるフィラー材7の厚さをコントロールし、およびダンパー固定金具3と5が接触することによるダンパー4の挙動の抑制を防ぐ構造とするのである。
また、ダンパー固定金具3の円筒形部分にバネ性部を設けることにより、熱伝導効果を上げるためのフィラー材7の薄い部分によるダンパー4の緩衝性能の低下を補う効果を有している。
以上のように構成される本プリント配線基板用緩衝装置において、プリント配線基板6が上下に衝撃を受けても、プリント配線基板6と放熱板9の間に介在するダンパー4が、一体的に組み立てられたダンパー固定金具3,5を介しクッションとなって緩衝する。このとき、上述のように、ダンパー固定金具3と5の接触およびフィラー材7によるダンパー4の挙動の抑制を防ぐ。
プリント配線基板6で発生する熱は、プリント配線基板6から接着剤8にて加圧接着されるダンパー固定金具3へ、ダンパー固定金具3からフィラー材7を経て重なり合うダンパー固定金具5へ、ダンパー固定金具5から圧着される放熱板9へ発散される。そして、ダンパー4とダンパー固定金具3とダンパー固定金具5は、同心状に組み立てられるため、多くのスペースをとることなく、効率的な放熱が可能であってロケットや人工衛星等に好適である。このとき、ダンパー固定金具3のバネ性部が緩衝性能の低下を阻止する。
1 ネジ
2 ダンパー
3 ダンパー固定金具
4 ダンパー
5 ダンパー固定金具
6 プリント配線基板
7 フィラー材
8 接着剤
9 放熱板

Claims (4)

  1. プリント配線基板と該プリント配線基板の発熱を放熱する放熱板の間に、前記プリント配線基板の衝撃を緩衝するダンパーと、該ダンパーを上下から挟むように固定する2つの放熱部材とを同心状に密着して組み立て、前記緩衝と前記放熱の各機能を相互に阻害しないことを特徴とするプリント配線基板用緩衝装置。
  2. プリント配線基板と該プリント配線基板の発熱を放熱する放熱板の間に、前記プリント配線基板の衝撃を緩衝するダンパーと、該ダンパーを上下から挟むように固定する2つのダンパー固定金具が前記プリント配線基板を挟んでネシ゛により前記放熱板に同心状に共締めされ、
    前記ダンパーは弾性があり緩衝性のある材質であり、
    前記2つのダンパー固定金具は熱伝導性の良い金属であって、前記ダンパーの緩衝を阻害しないように前記ダンパーの内側にて向き合って入れ違う構造となっており、
    前記ダンパー固定金具の内の1つは前記プリント配線基板の放熱側に接着剤にて加圧接着され、
    前記ダンパー固定金具の内の他は前記放熱板に圧着されていることを特徴とするプリント配線基板用緩衝装置。
  3. 前記ダンパー固定金具は中央部に突起形状が加工されて前記ダンパーの内側にて重なり、この重なる箇所に放熱性の高いフィラー材が充填されていることを特徴とする請求項1または2に記載のプリント配線基板用緩衝装置。
  4. 前記重なる箇所の内で内側のダンパー固定金具の表面は、内側のダンパー固定金具の表面に向けて広がるように曲げ加工がされバネ性を有した構造であることを特徴とする請求項3に記載のプリント配線基板用緩衝装置。
JP2009248412A 2009-10-29 2009-10-29 プリント配線基板用緩衝装置 Active JP5196587B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009248412A JP5196587B2 (ja) 2009-10-29 2009-10-29 プリント配線基板用緩衝装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009248412A JP5196587B2 (ja) 2009-10-29 2009-10-29 プリント配線基板用緩衝装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011096796A JP2011096796A (ja) 2011-05-12
JP5196587B2 true JP5196587B2 (ja) 2013-05-15

Family

ID=44113416

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009248412A Active JP5196587B2 (ja) 2009-10-29 2009-10-29 プリント配線基板用緩衝装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5196587B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108286582A (zh) * 2017-01-09 2018-07-17 崔乘龙 吸收震动用复原防震装置
KR20210089323A (ko) * 2020-01-08 2021-07-16 엘아이지넥스원 주식회사 방진구 및 이를 포함하는 온도 제어 시스템

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101076303B1 (ko) 2004-07-21 2011-10-26 엘지전자 주식회사 피씨비 충격완화 장치
WO2016013054A1 (ja) * 2014-07-22 2016-01-28 株式会社ウェルリサーチ 緩衝装置
KR101705309B1 (ko) * 2015-09-07 2017-02-10 최승용 진동흡수용 복원 방진구
JP6428560B2 (ja) * 2015-10-16 2018-11-28 株式会社デンソー 電子装置及び固定補助部材
JP6736332B2 (ja) * 2016-04-04 2020-08-05 株式会社Ihiエアロスペース 人工衛星の機器搭載装置
CN106455377A (zh) * 2016-12-01 2017-02-22 中国船舶重工集团公司第七0五研究所 一种用于对插式印制板的减震装置
CN108788376A (zh) * 2018-09-05 2018-11-13 贵州新蒲几米电子科技有限公司 一种电路板夹具
CN114151502B (zh) * 2021-11-18 2023-09-22 湖北航天技术研究院总体设计所 一种带自锁功能低冲击的分离缓冲装置

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53141470U (ja) * 1977-04-15 1978-11-08
JPH0729673Y2 (ja) * 1988-10-19 1995-07-05 ティーディーケイ株式会社 電源の取付け構造
JP2001168555A (ja) * 1999-10-01 2001-06-22 Ricoh Co Ltd 電子機器におけるプリント基板の固定方法
JP2005019711A (ja) * 2003-06-26 2005-01-20 Mitsubishi Electric Corp 電子機器筺体
JP2007234649A (ja) * 2006-02-27 2007-09-13 Toshiba Corp プリント配線板構造体および電子機器

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108286582A (zh) * 2017-01-09 2018-07-17 崔乘龙 吸收震动用复原防震装置
KR20180081878A (ko) * 2017-01-09 2018-07-18 최승용 진동흡수용 복원 방진구
KR101916398B1 (ko) * 2017-01-09 2018-11-07 최승용 진동흡수용 복원 방진구
KR20210089323A (ko) * 2020-01-08 2021-07-16 엘아이지넥스원 주식회사 방진구 및 이를 포함하는 온도 제어 시스템
KR102293853B1 (ko) * 2020-01-08 2021-08-25 엘아이지넥스원 주식회사 방진구 및 이를 포함하는 온도 제어 시스템

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011096796A (ja) 2011-05-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5196587B2 (ja) プリント配線基板用緩衝装置
TWI251737B (en) Heatsink assembly
JP4703751B2 (ja) 電子機器
JP2009193654A (ja) ハードディスクドライブ収納ケース
JP4220506B2 (ja) プラズマディスプレイ装置
JP4361552B2 (ja) プラズマディスプレイモジュール
US20100259885A1 (en) Hard disk drive holder
US9220186B2 (en) Integrated direct couple heat sink and shock/vibration protection
JP4333665B2 (ja) 電子部品の支持構造
KR20090013507A (ko) 플라즈마 디스플레이 장치
JP2000338904A (ja) プラズマディスプレイの冷却構造
JP2009081157A (ja) 放熱板取付構造
JP4729296B2 (ja) 電子機器の放熱構造体
CN109631882A (zh) 一种基于减震系统的高可靠电路
WO2009104283A1 (ja) 電子機器の制振装置
CN111667853A (zh) 结合防震的散热结构及其储存装置
US20210278151A1 (en) Composite spring heat spreader
JP2970716B2 (ja) 防振支持装置
JP2012077678A (ja) 圧電ファン及びそれを用いた放熱装置
JPS6158980B2 (ja)
JP2004334959A (ja) 記憶装置の緩衝装置
JP4850620B2 (ja) 発熱ユニットの屋外用筐体への取り付け構造および筺体
JP2008204585A (ja) 電子機器用衝撃緩衝材
JP5999950B2 (ja) 防振部材付スタンド
KR100649185B1 (ko) 플라즈마 디스플레이 장치

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20111108

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130109

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130111

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130201

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160215

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5196587

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350