JP5194020B2 - 歯科モデル、咬合器及びそれらの製造方法 - Google Patents

歯科モデル、咬合器及びそれらの製造方法 Download PDF

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Description

本発明は歯科構造の少なくとも一部のモデルに関し、前記モデルは歯科構造と界面を含んでいる。本発明はまた、咬合器に関し、かつさらに前記咬合器と前記モデルの組合せに関し、そこでは前記咬合器は上部と下部を含み、前記上部は、上部歯科構造の少なくとも一部のモデルを保持するために配置された第一保持部を含みかつ第一位置決め装置を含み、前記下部は、下部歯科構造の少なくとも一部のモデルを保持するために配置された第二保持部を含みかつ第二位置決め装置を含み、前記第一と第二位置決め装置は、前記第一と第二位置決め装置の表面を互いに直接接触させることによりそれらの間の相互嵌合を試験するために前記モデルの適切な位置決め及びその可動性を可能にし、かつさらに前記表面の一方からまたはその近くで突出する少なくとも一つの要素及び対応する前記表面の他方の近くのまたはその他方内の対応する凹所を持つ少なくとも一つの雄型/雌型装置を可能にする。さらに、本発明は前記モデル及び咬合器をそれぞれ製造するための方法に関する。
インレー、冠、橋義歯等のような歯科修復体の製造は、数10年間に渡って発展してきた技術に基づいている。この製造は、多種の工程を含み、かつ多数の異なるスペシャリスト及び特別な器具を必要とする。簡単に言えば、伝統的な製造方法は次の工程を含む。まず歯科医が、歯科修復を必要とする人の印象及び咬合インデックスを作る。印象は、個人の咬合の上方半分モデル及び下方半分モデルをそれぞれ鋳造するために使用される。その後、鋳造モデルは咬合の記録を実施するためにインデックスと組合せて咬合器中に配置される。続く工程では、各モデル半分体に平坦な背面を得るために研摩が実施される。その後、各モデル半分体の背面側への鋳造ベース板の取付けを容易にするためにピニングとキャスティングが実施される。その取付け後、再度各モデル半分体の形へのベース板の形状を調整するために研摩が実施されなければならない。次の工程では、歯科修復体が挿入されるモデル半分体の切断、すなわちモデル半分体の一部を歯科修復のための領域内で適当な部分に分割することが実施される。いったん切断が終わったら、CADプログラムのフレームワーク/コーピングを調製するために、修復のための領域、すなわち鋳造モデルの分割された領域、が走査される。CADファイルを製造ユニットに移送することにより、今や歯科修復体の実際の製造が達成されることができる。歯科修復体が製造されると、それは鋳造モデルへ取付けられるであろう、すなわち被覆されるであろう。その後、歯科修復体は、手動研摩により及びそれを咬合器中での試験と組合せて適合させることにより調整される。従って、歯科修復体が最終的に実際に患者の口中に施与されることができる前に実施されなければならない多くの多少複雑な工程がある。結果として、製造は、一組の専門化された多少費用の掛かる器具のみならず、資格のある専門家により実施される多数の複雑な活動を必要とし、それは製造を非常に高価なものにする。
かかる専門化された器具の一つは旋回咬合器であり、それはこの伝統的な技術による製造と関連して使用される。かかる咬合器は多数の複雑な細部を含み、もちろんそれは製造を高価にしかつまた実際に使用を複雑にする。簡単に言えば、それは、それを安定化することができる調整可能な台足上に配置されたベース板を含む。ベース板に取付けられているのは中実の支持柱であり、それはその頂部にレバー腕を旋回するための一種のヒンジ機構を持つ。その外方端に、レバー腕はベース板に配置された受け装置と共働する特別なポインティング装置を持つ。多数の異なる調整装置がその機能のために必要である。その頂部で、歯科鋳造物はそれらを咬合器中にはめることができるように石膏により特別な支持板に取付けられなければならない。大量の石膏が歯科構造の実際の移行ゾーンと咬合器の界面の間の大きな距離のために必要とされる。明らかなように、かかる器具を使用する必要性は費用効率的な製造を達成することを困難にする。
DE395385,DE602015,DE419605,US2445639及びUS2566131には、非常に古い種類の従来技術が与えられており、そこでは歯科修復体を試験するためにより簡単な種類の咬合器が使用されている。しかし、この種の知られた咬合器は、そこで試験を実施するときに必ずしも充分な精度を提供しないかもしれない設計を与える。さらに、この古い技術は十分な信頼性及び/または精度を与えない。さらに、この技術はモデル及びモデルのための支持構造の形成に石膏の広範な使用を必要とし、それは幾つかの点のため望ましくない。第一に、石膏は例えば湿度に依存した比較的大きな容積変化のため、容易に制御可能な材料ではないからである。全く異なる種類の咬合器を使用する上述の従来技術はまた、実際、歯科モデルの支持構造を形成するために石膏の使用を通常必要とする。従って、これは上述の従来技術に関する共通の不利益である。石膏の使用によるさらなる不利益は、それがもろい材料であることである。
従って、従来技術は、歯科修復体の製造を容易にするために著しい投資を必要とする複雑なシステム、及び特別に訓練されたスタッフを必要とする多くの工程を含み、それらは費用効率、取扱いの便宜、さらにおそらく品質問題に関する問題に導く。
従って、本発明は、好ましくは上で特定したような従来技術の一つまたはそれ以上の欠点、不利益または問題を軽減し、緩和しまたは排除することを、請求項1によるモデル、請求項12による咬合器、請求項18による咬合器、請求項24によるモデルと組合せた咬合器、及び/または請求項31による方法の提供により単独にまたは組合せて求めようとするものである。
本発明の実施態様のおかげで、非常に多くの利点が得られることができる。特に、咬合器での信頼性のある試験を容易にする歯科モデルのための、さらに一層費用効率的な製造が非常に高い品質レベルで達成されることができる。
本発明のさらなる側面によれば:
− 前記モデルは空隙を与えるように配置されかつ/または前記界面は一方の側に参照表面を含みかつ反対の側に歯科構造とそれを結合する移行ゾーンを含む本体部上に配置され、さらに前記表面と前記移行ゾーンの間の距離は限定され、それは従来技術の方法に比べてモデルの製造のために必要な非常に少量の材料を提供し、
− 前記界面はモデルを咬合器に解放可能に取付けるために配置された係合装置を含み、それは咬合器を再使用可能にするように使用させることを提供し、
− 前記係合装置は迅速な錠止及び解放を可能にするように配置され、それは効率的かつ便利な取扱いが達成されることができることを提供し、
− 前記係合装置はスライド嵌めを可能にするように配置された参照表面を含み、それはモデルの咬合器中への安全かつ正確な位置決めを可能にするように使用される参照面を含む参照表面を提供し、
− 前記モデルは咬合器と一体化され、それは、極めて強力とされることができる、例えば輸送時の荒い取扱いに耐えるモデルの咬合器中への正確なかつ耐久性のある位置決めが達成されることを提供し、
− 前記界面及び歯科構造を含む前記モデルの全体は制御可能に硬化可能な材料から作られ、それは温度及び湿度の変化にかかわらず高い精度と品質が達成されることができることを提供する。
本発明のさらなる特徴によれば、それは「技術分野」で上述された種類の咬合器に関し、そこでは前記雄型/雌型装置は前記表面の近くにまたは表面内に配置された少なくとも二つの、好ましくは少なくとも三つの、分離された、別個の要素の形のものであり、かつ/または位置決め装置と保持部との間の移行ゾーンに隣接した位置決め装置の幅Wは実質的に保持部の幅wより広く、好ましくは1.2w<W<5wであり、保持部が突出する位置決め装置の壁に少なくとも一つの領域を提供し、従ってこの領域は咬合器を保持する使用者の指により咬合器の背面側を横切って到達可能であるであろう。
この種の咬合器のおかげで、歯科修復体の製造は従来技術によるよりかなり費用効率的となりうる。上記から明らかなように、今日使用される咬合器は多数の調整装置等を含めて複雑であり、従って高価な装置でありかつ比較的取扱いが複雑であるが、本発明の実施態様による咬合器は、取扱いが容易でありかつ費用効率的な製造を容易にするという点で驚くべき簡単な器具を形成する。さらなる重要な利点は、従来技術に比べて極めて少量の材料を必要とする、咬合器と共に使用される歯科モデルの製造を容易にすることである。
本発明の幾つかの実施態様による咬合器のさらなる特徴によれば:
− 前記要素及び凹所の寸法と位置はそれぞれ、前記表面が接触するとき、前記要素と凹所の各一つの側壁間にそれぞれ隙間を形成するように配置され、この隙間は個人の顎の自然な動きに似た咬合器の動きが達成されることができることを提供する。
− 前記保持部は位置決め装置の前壁に二つの到着可能な表面を提供するように位置決め装置に関して実質的に中央に配置され、位置決め装置の両側のその前表面に握ることができる表面が得られることを提供する。
本発明のさらなる利点は種々の実施態様の次の説明から明らかになるであろう。この明細書で使用されるとき「含む/含んでいる」は、述べた特徴、整数、工程または構成要素の存在を特定するものとしてとられるが、一つまたはそれ以上の他の特徴、整数、工程、構成要素またはそれらの群の存在または付加を排除しないことが強調されるべきである。
以下において本発明の実施態様は図面を参照してより詳細に説明されるであろう。
図1は、本発明による咬合器の一実施態様の透視図である。 図2は、本発明による咬合器の一実施態様及び本発明の一実施態様による咬合器により固定される歯科モデルのさらなる透視図である。 図3は、図2の線A−Aに沿った垂直断面図である。 図4は、図2の線B−Bによる咬合器の断面図である。 図5は、組立てられたモードの図2に示された咬合器とモデルの側面図である。 図6は、本発明による咬合器の修正された実施態様の透視図である。 図7は、本発明の一実施態様による咬合器の雄型半分体の代替構成の透視図である。 図8は、本発明の一実施態様による咬合器の雌型部の代替構成のさらなる透視図である。 図9は、本発明の一実施態様による代替構成のさらなる透視図である。 図10は、図2のC−Cに沿った歯科モデルの断面図である。 図11は、雄型装置の、本発明によるさらなる実施態様の正面からの図を示す。 図12は、図11の雄型装置の側面図を示す。 図13は、図11の雄型装置の下からの図を示す。 図14は、図11〜13に示された実施態様の雄型装置と共働することを意図された雌型装置の正面図を示す。 図15は、図14の雌型装置の側面図を示す。 図16は、図14に示された装置の下からの図を示す。 図17は、分解されたモードの図11〜16に示された実施態様による雄型及び雌型装置を示す。 図18は、組立てられたモードで図17に示された対を示す。
図1には、本発明の一実施態様による咬合器の透視図が示されている。前記咬合器の上部1と下部2が示されている。咬合器の上部1と下部2はそれぞれ、それらの相互作用する雄及び雌型装置(それらは以下に詳述される)を除いて実質的に同様の設計である。結果として、上部1及び下部2は、以下に結合して述べられるであろう。各部は位置決め装置3,4及び保持部5,6を含む。保持部5,6は横断面で一種のL−形状を持つ硬質体の形の支持構造51,61を含む。前記保持部5,6の一方の側には、歯科構造152,162(図2参照)の少なくとも一部のモデル15,16を保持するために配置された界面50A,60Aがある。各界面50A,60Aは、歯科構造152,162のモデル15,16の取付けを可能にする係合装置9A,10Aを含む。歯科構造152,162は一つまたは幾つかの歯科要素を含むことができる。歯科要素は歯のモデル、プレパレーションのモデル、または義歯構成要素のモデルの少なくとも一つを含むことができる。義歯構成要素のモデルは例えば歯科インプラントのようなインプラントのモデル、またはアバットメントのモデルであることができる。
係合装置9A,10A(以下において上部1だけが参照符号を用いて参照されるが、下部2に対しても原理は同じである)は、平坦であることができる参照表面50と相互作用し、それは共通参照面P1(図2と5参照)をモデル15の背面側50′と一緒に形成する。従って、モデル15は、正しい位置にあるとき、その背面側50′で前記表面50と接触して載ることを意図されている。図1に示された設計によれば、モデル15,16はスライドして咬合器1,2と係合することを意図されている。これは、モデル15の所定位置中へのスライドを可能にしかつまたモデル15をその背面側50′で参照表面50,60と接触して保持する係合装置9A,10Aにより保持部5,6の界面50A,60Aを配置することによって達成される。幾つかの実施態様で示されるように、参照面P1は、上部1と下部2の間に延びる中心面P2と平行に配置されることができる。図1には、係合装置9A,10Aが、前記参照表面50の一方の側に、保持部5の支持構造51と一体化されている一体的な引っ込んだ装置の形(ここでは凹所の形)の第一部分9Aを持つことが示されている。それはまた、隆起の形であることができる(すなわち逆の雄/雌型)。参照表面50の他方の側に係合装置の前記第一部分9Aと平行に延びる弾力性の棒状装置の形の第二部分10Aがある。図示の例では、弾力性は金属ワイヤー(例えば約1〜3mmの直径を持つ)を使用することによって達成される。幾つかの実施態様では、第二部分10Aは、モデル15を(反対側の)第一部分9Aの表面と接触して確実に押圧する適切な弾力性を持つ。第二部分10Aはモデル15を参照表面50に対し押圧することができる。前記棒状装置の主延長方向に対して実質的に垂直に延びる穴59が保持部5に設けられることができる。この穴59は第二部分10Aの外方端が自由に動くことを可能にし、それによりさらに棒状装置の柔軟性を増大する。明らかであるが、各モデル15,16はその界面50B,60Bの対応する設計を持ち、それは咬合器の界面50A、60Aと相互に嵌り合わすとき、その背面側50′,60′の参照表面50,60に対する正確な位置を可能にする。界面50A,50Bの十分な幅w′と長さl′を与えるおかげで、相互嵌合の良好な安定性と信頼性が達成されることができる。
界面は、少なくとも第1方向に前記歯科構造の歯科要素の幅より長い延長部l′を持つことができる。これは、例えば連結されたときに咬合器への安定な連結を提供し、それにより嵌合可能性が得られる。しかし、他の実施態様では、第1方向のこの延長部は歯科構造の歯科要素の幅より短い。
保持部5,6は咬合器の後方部3,4と一体的である。後方部はまた、位置決め装置3,4としても言及される。位置決め装置3,4は保持部5,6の支持構造51,61より実質的に大きな本体31,41を形成する。この理由は、部分的には、人間により上部/下部1,2を掴まれて動かす能力を人間工学的に(安全かつ快適に)達成するために適切な幅Wと長さLを持つ位置決め装置3,4を形成するためである。本発明の一実施態様によれば、これに関するさらなる有利な側面は、位置決め装置の幅Wより実質的に小さい幅wを持つ保持部5,6を形成することである。これにより位置決め装置3,4の本体31,41の前方の各側に領域32,33;42,43(すなわち本体31,41上に配置された到達可能な表面)が形成され、そこで保持部5,6が位置決め装置3,4から突出する。図に見ることができるように、これは、使用者の指が上及び下のそれぞれから位置決め装置3,4の周りに快適に配置されることを可能にする空間及び対応する領域32,33;42,43を提供し、それは安全かつ快適な把握を容易にする。図1に示された実施態様によれば、位置決め装置の幅Wは2〜9mm、好ましくは3〜5mmの範囲内にあり、位置決め装置の長さLは20〜40mm、好ましくは33〜42mmの範囲内にあり、保持部5,6の幅wは15〜40mm、好ましくは20〜25mmの範囲内にあり、界面50A,50Bの幅w′は15〜35mm、好ましくは18〜23mmの範囲内にあり、界面50A,50Bの長さl′は28〜60mm、好ましくは34〜40mmの範囲内にある。さらに、位置決め装置3,4の高さHは保持部5,6の高さhより実質的に大きい。好ましくは、位置決め装置3,4の高さHは11〜25mm、より好ましくは15〜21mmの範囲内にあり、保持部4,5の高さhは2〜9mm、好ましくは3〜5mmの範囲内にある。この設計に対する理由は以下により詳細に説明されるであろう。
位置決め装置3,4は、位置決め表面30,40により使用時に互いに直接接触状態になるように配置される。図1の実施態様では、表面30,40は平坦表面の形である。これらの表面30,40内には、雄型/雌型装置7,7′,7″;8,8′,8″が配置されている。図に示されるように、上部1(または逆も同様)は突出要素7,7′,7″の形の雄型装置を備えており、下部2は対応する凹所8,8′,8″の形の対応する雌型装置を備えている。雌型装置は相補的に形成されるので、以下において雄型装置(すなわち突出するもの)だけが詳細に説明されるであろう。また、図1から分かるように、雄型装置は、咬合器1の前記中心参照面P2の一方の側を形成する位置決め表面30から突出する三つの分離された別個の要素の形のものであり、この参照面P2は好ましくは個人の咬み合いの中心水平面と(少なくとも実質的に)平行に配置されている。各別個の要素7,7′,7″;8,8′,8″は互いに対して保持部5,6の希望の可動性を可能にする形状を持ち、この可動性は歯科修復の必要な個人の顎の自然な動きに似ている。後述から明らかなように、突出要素7,7′,7″の正確な形は、異なる個人が顎の動きの異なるパターンを持つという事実から咬合器毎に異なる(または要素は異なる形状、すなわち各部1,2のための一組の交換可能な要素を持って交換可能とされることができる)。図1では、これらの要素7,7′,7″が三角形形状であることが示されている。要素のそれぞれ一つは第一7aと第二7bの三角形形状をした傾斜した表面を含む。それらは相互結合部において位置決め表面30の上の距離h′のとがった点7dで終わる傾斜した峰7cを形成する。寸法h′は好ましくは2.5〜5mmの範囲内にあり、例えば約3.5〜4mmである。各表面7a,7bの傾斜は、位置決め表面30と各峰7cの間に形成される角度γが143〜152°、好ましくは約145〜149°の範囲内の実質的に同じ角度γを形成するように選ばれる。
角度γは、異なる個人の顎の構造に依存して、できるだけ近い実際の可動性を可能にする咬合器の動きを提供するために変えることができる。従って、動きの種々のパターンを容易に提供するために、雄型/雌型装置の形を除いて、正確に同じ種類の構成形状を持つ多数の咬合器を持つことが好ましいかもしれない。言うまでもなく、雌型装置の形は雄型装置の形に正確に対応するように適合されることが有利である。しかし、顎の動きのより良好なシミュレーションを達成するために、雄型及び雌型装置の形のある種の変更が有利であることができるという状況がありうることが予測される。
上述のように、各峰7cの角度γは、好ましくは実質的に同じであり、かつ峰7c間に延びてスライド運動を可能にする表面7a,7bを与える。図1に示された実施態様では、それらの峰7cは、それらが上部1の延長部に対してそれぞれ平行及び垂直な面内に延びるように配置される。二つの突出要素7′,7″は、位置決め装置3の本体31の側壁に隣接して前記別個の要素7′,7″のそれぞれの側壁7eが保持部3の側壁と同一平面上に(すなわち実質的に垂直で)あるように対称的に配置される。従って、これらの側壁7eの境界を定める峰7cは上部1の長手方向と平行な面内に延びるであろう。各別個の要素7′,7″のこれらの峰7cの両者は同じ傾斜を与えるであろう。好適なモードでは、上部1の長さ方向の延長部に垂直な面内に延びる第三峰7cもまた同じ傾斜を与える。図から明らかなように、対称的に配置されている二つの別個の要素7′,7″は同じ面内、すなわち上部の長さ方向延長部に対して垂直な面内、に延びるそれらのそれぞれ垂直に延びる峰7cを持つであろう。試験は、約147°のγの使用が殆どの利用に対して実際的な可動性を与えることを示した。また、第三突出要素7は上述したものと対応した形状を与えるが、位置決め装置3の本体31の後壁と同一平面上にその垂直側壁を持っている。
図1に示された実施態様では、保持部5と位置決め装置3は、実質的に平坦な共通表面を形成する実質的に同じ面内に配置されている背面39,49(図5参照)を持つ。従って、保持部5の参照表面50は位置決め装置3の参照表面30よりかなり背面39に接近して配置されるであろう。従って、位置決め表面30を含む面P2と保持部5の参照表面50を含む面P1との間に距離h″が存在する。これらの面P1,P2間の距離h″は、第二部分2内に配置されているモデル16に関して正確かつ適切な距離に第一部1内にモデル15を取付けるために十分な空間を可能にするであろうという事実のために重要である。好適な実施態様では、この距離h″は8〜20mm、好ましくは10〜15mmの範囲内にある。本発明による実施態様の使用のおかげで、その距離h″は比較的狭く保たれることができ、それはまた、各歯科モデル15,16の製造で材料の著しい節約が達成されることができるという事実に導く。幾つかの用途では、なおさらなる費用節約が部分1,2の一つ、すなわち閉塞性歯科モデルを支持する部分、に関して距離h″を減らすことにより達成されることができる。なぜならその部分のモデルは軟組織を存在させてはならず、従ってより短く作られることができるからである。従って、かかる実施態様では、面P2は界面50A,60Bの参照面P1,P3間に対称的に配置されないであろう。この実施態様は、例えばもし上顎のモデルまたは下顎のモデルのいずれかが界面50A,50Bの参照面P1,P3間の半分の距離より多く間隔を置かれる必要があるなら有用でありうる。
図2には、図1に関して説明された咬合器の設計に本質的に対応する咬合器が示されている。小さな差は係合装置9A,10Aの形状にある。なぜなら図2に示された実施態様によれば、保持装置9A,10Aの両部が咬合器の保持部5,6の本体51,61と一体的に形成されているからである。明らかなように、歯科モデル15,16はそのときそれらの界面50Bの一部として対応する係合装置9B,10Bを持つであろう。界面50A,50B,60A,60Bの相互嵌合の正確な形状は変えてもよく、例えばそれぞれ凹所と突起の変化する補完形状を与えることができ、かつまた、その逆に配置された相互嵌合を、すなわち界面の外部により配置されたモデル(例えば咬み合い全体を形成するモデルと共通連結状態のもの)を持つことができる。他の態様に関して、図1の咬合器のために意図された歯科モデル15,16は、この分野の当業者に対して明らかであるように、多かれ少なかれ同じである。図2には、歯科モデル15の背面50′は、歯科モデル15が咬合器内の所定位置に挿入されるときに咬合器の表面50と共通である面P1を形成することが示されている。従って、モデル15の背面50′は参照表面50と接触状態にある。さらに、図2は第一側壁に実質的に垂直な表面154があることを示し、それは、咬合器1の対応する対向表面34と接触状態に前記表面154を配置することにより、長手方向のモデル15の正確な位置決めを可能にするであろう(図1参照)。係合装置9B,10B、参照面50′及び垂直表面154はモデル15の支持体151と一体的であり、かつその周囲に配置されている。
さらに、図2は、個人の歯科構造152,162のモデルが配置され、参照表面50′,60′に関して反対方向に面する側を示す。歯科構造152,162と界面150B,160Bの間の移行ゾーン155,165は本発明の実施態様のおかげで参照表面50′,60′に非常に接近して配置されることができる。すなわち2〜10mm、好ましくは3〜5mmの範囲内の限定された厚さXを与えることができる。モデル15,16の幅w′及び長さl′はそれぞれ、示された実施態様によれば、界面50B,60Bと同じであり、そのときもちろん咬合器の界面50A,50Bのそれと実質的に同じである(図1参照)。
さらに、図2は参照表面50′,60′内の中央に配置された穴158が存在してもよいことを示す。図10により明確に示されるように(図2の上部歯科モデルの断面C−C)、歯科モデル15,16は、開口158と連通する空隙156を与える中空体151,152を形成することができ、それは材料の実質的な節約、例えば中実体151,152に比較して約50%の節約を提供する。また、強度に関して有利でありうる不均一表面(隆起形成)を内壁157が持つことができることが提示される。モデル15の強度をさらに補強するために、ポリマー材料が、空隙156を横切って延びる支持構造159を形成する態様で製造時に供給されることができる。支持構造は例えば一つまたは幾つかのブリッジのような骨格を形成することができる。
本発明の幾つかの実施態様によれば、歯科モデル15,16はフリーフォームファブリケーション(free form fabrication)(FFF)により製造され、それは相乗効果を提供する。特に後者の種類の実施態様に関して、これは、高価なFFF製造器具においてあまり高価でない材料及び少ない時間を使用する結果として、かかる実施態様では著しい費用が節約されることができるので、多くの相乗効果を提供する。その上にそれは製造の複雑さを少なくし、例えば少ない収縮及び速い固化に導く。これらのモデル15,16をフリーフォームファブリケーションにより製造する有利な方法を提供する好適な方法論は、同じ出願人により出願され、本出願と全く同じ日に出願された別の出願(すなわち「歯科要素及びフィジカル歯科モデルのためのデータを得るための方法とシステム」の名称を持つ)により詳細に説明されており、それはここに参照までに組入れられる。簡単には、その方法論は咬合器の設計、特に参照面P2(すなわち位置決め表面30,40のための共通面)及び各界面50A,60A(幾つかの実施態様で参照面P1及びP3を構成する)のデジタル記録を記憶させ、それによりモデル15,16の界面50B,60Bのフリーフォーム技術による合理的な製造を可能にする。幾つかの場合、上部と下部1,2はそれぞれ、モデル15,16と一緒に一体片として製造され、それにより咬合器部1,2の参照面50A,60Aも残りと一体的にされる。従って、この新しい方法論は、驚くべき効率的な態様で、個人の歯科構造の確実かつ信頼性のある記録、及びまた前記デジタル記録の製造システム中への移送を与え、この製造システムは制御可能に硬化可能な材料での歯科モデルの正確かつ費用効率的な製造を可能にし(例えばSLA(ステレオリソグラフィ装置、次いで例えば感光性重合体樹脂材料を用いる)、SLS(次いでレーザー溶解性粉末を使用)、3D印刷、マスキングによるFFF、精密鋳造、真空成形等)、それにより従来技術の方法を用いるなら必要な費用の掛かる手による適合の著しい量を減少する。しかしまた、この新しい方法論によれば、歯科修復の実際のモデルのために使用される材料の量が効率的に最少化されることができる(例えば廃棄物を著しく減らすことができる)ので、実際の製造の材料の著しい節約を容易にする。
簡単には新しい方法は次の工程に基づくであろう。第一に、歯科修復の必要な個人から咬み合いの印象を得るために特別なトレーが使用される。このトレーは、咬み合いに関するトレーの正確な位置決めのスキャナーによるデジタル記録を可能にする装置を含む。次の工程では、印象は走査され、咬み合いの正確な位置決めがデジタルデータファイル(例えばSTL−ファイル)中にスキャナーにより記録される。その後、CAD設計プログラム(好ましくはProcera(登録商標))が使用されて修復体をデジタル的に構築し、前記修復体をデジタル的に記憶する。その後、モデル15,16の実際の製造が行なわれ、また歯科修復体が製造され、それによりモデル半分体の界面50B,60Bが、使用される咬合器の上部と下部1,2中に嵌まるように、すなわち咬合器の界面50A,60Aに関して歯科モデル15,16の界面50B,60Bを正確に位置決めするように、走査からの記録された測定値を用いて適合される。その後、歯科モデル15,16は咬合器内に固定され、続いて歯科修復体(図示せず)がその意図した位置に嵌められる。今や被覆(veneering)が、すなわち歯科修復体のそのモデル半分体15,16(またはもし二つ以上の修復体ならおそらくモデル半分体の両方)上への配置が実施されるであろう。これに関して嵌合チェックのため、咬合器を使用して個人の顎の動きをシミュレートする。既に上述したように、選ばれた咬合器は、個人の顎の動きに(多少)正確に対応するような形状をしている雄型/雌型装置7,8を持つように有利に適合されることができる。従って、非常に正確な被覆が達成され、従って修復体の最終適合が、すなわち研磨が高い品質を持って達成されることができる。この新しい方法の結果として、患者の口内の最終固定のための用意のできた歯科修復体を製造するために従来技術に比べて非常に少ない製造工程が必要とされるだけである。事実、新しい技術により、多くの歯科医が歯科修復体を付与するのを助けることができるであろう。なぜなら歯科修復体及びモデル半分体に関する全ての必要な適合及び製造工程は分散した態様で実施されることができるからであり、すなわち異なる工程を異なる場所で(おそらく遠隔地で)実施することができるからである。なぜなら歯科医により供給される咬み合いから記録されたデジタル走査に基づいているので、異なる工程で必要とされるデジタル情報が電子的に容易に移動されるからである。従って、歯科医は印象を作るためにトレーに接近する必要があるのみである。全ての他の操作は特別に訓練された最適化された数の人間を含む、多少「中央化された」実験室及び製造場所により実施されることができ、それは高レベルのコンピュータ化のおかげで歯科修復体を極めて費用効果的態様で製造することができる。さらなる主要な利点は石膏の使用が完全に排除されることができることである。
図3には、図2に示された咬合器の位置決め表面30,40の中心近くに配置されている雄型/雌型装置7′,7″,8′,8″を通過する垂直面に沿った咬合器の断面図が示されている。好適な実施態様による設計は雄型装置7と雌型装置8の間に隙間tが形成されないようなものである。しかし、小さな隙間tは時には容認されることができる。従って、好適な実施態様によれば前記隙間tはタイトな限界内、すなわち0〜1mm、好ましくは0.5mm未満に保たれるべきである。
図4には、図2のB−Bに沿った咬合器の断面平面図が示されており、そこでは断面は水平にかつ(図2に示されるように)咬合器の接触表面30,40の共通面P2の下にしかしそれと平行に配置される。図4から明らかなように、別個の要素7,7′,7″,8,8′,8″を使用するため、隙間tは、突出装置7,7′,7″及び凹所8,8′,8″のそれぞれの対向表面7a,7b/8a,8b間で、雄型/雌型装置を横切る各水平面内で連続的である。図に示されるように、雄型及び雌型装置の両方を含む各水平断面内で、少なくとも180°の角度αに対応して(もし接触表面の側縁の内側に配置されるなら360°)、隙間tはずっと連続しているであろう。
図5には、本発明の一実施態様による歯科モデル15,16を含む咬合器の側面図が示されている。図5に示された実施態様の大部分の特徴は上述と同じである。重要な差は、図5に示された実施態様によれば、咬合器及び歯科モデル15,16が一体的であること、すなわち互いに固定して取付けられていることである。一実施態様では、これは咬合器及びモデル半分体の両方を全く同じ製造工程、好ましくはFFF技術の使用により製造することにより達成される。しかし、咬合器及び歯科モデル15,16のそれぞれのために異なる製造技術が、例えば歯科モデル15,16のためにFFF技術が、及び咬合器の上部と下部1,2のために成形がそれぞれ使用されることができ、さらに咬合器の異なる動きを達成するために成形時におそらく異なる組合せの雄型/雌型装置が使用されることができることが予測される。かかる実施態様では、歯科モデル15,16及びそのそれぞれの部1,2が適切な取付け方法、例えば接着剤、溶接、ねじ等の使用により互いに固定して取付けられることができる。
図6には、咬合器の下部2が示されており、それはほとんどの態様において図1〜4に関して示されかつ説明されたものに従って設計されている。図6に示された咬合器の変更は、界面60Aを調整可能にすること、例えば咬合器の背面側49と界面60Aの参照面P3の間の距離hを調整可能にすることにある。これは、保持部6の本体61に関して分離されかつ調整可能な調整可能体62を配置することにより達成される。示された実施態様では、これは保持部6の本体61内に凹所を作り、この凹所の形状に対応する外部形状を持つ調整可能体62を設けることにより達成される。図6に見ることができるように、これは、調整可能体62の動きが全体的に制御されるような態様で、すなわち保持部6に関して本体62の望ましくない錠止または傾斜を排除する内部嵌合形状の使用により、実施されることが好ましい。示された実施態様では、ねじ63が希望の調整を実施するために使用される。即ち、ねじの回転が保持部6に関して調整可能体62を動かすであろう。
図7,8及び9には、咬合器の上部と下部1,2の間の希望の可動性を達成するために使用されることができる雄型/雌型装置の種々の変更が示されている(図には位置決め装置4の雌型部2だけが示されている)。図7には、三つの分離した要素8,8′,8″が使用されることが示されている。一つの分離した要素8′,8″は位置決め装置4の本体41の側壁のそれぞれ一つの中央に配置されている(図1〜6に示された実施態様の場合もまたそうであるように)。第三の分離した要素8は位置決め装置4の本体の後壁の中央に配置されている。各要素8,8′,8″の形状は半球状凹みの形のものである。従って、凹みの側壁は曲がっており、球の半径の中心線が水平面において位置決め装置4の側壁と実質的に一致するように配置されている。
図8には、図7と同様な図が示されているが、各分離された要素は位置決め装置4の表面40内に完全に配置され、切頭円錐の形の形状を与える。従って、この実施態様は水平面で360°連続している隙間tを与える。
図9には、咬合器の側縁に沿った二つの雄型/雌型装置が図1と2に示されたのと全く同じであるが、(横断的に見て)「中間方向」に配置された雄型/雌型装置が弾性ピンの形のものであり、それがその上端を上部1に固定されており、咬合器の下部2の対応する穴8中に挿入可能なその下端を持つ、実施態様が示されている。ピンの弾性のおかげで、咬合器の異なる半分体は希望の態様で動かされることができる。
図11,12及び13には、本発明による咬合器の雄型装置1のさらなる実施態様が示されている。この実施態様の殆どの特徴は他の実施態様に関して上述したものに似ているかまたは全く同じである。結果として、同じ参照番号が、全く同じかまたは少なくとも似ているかまたは同じ機能を持つことを示すこのさらなる実施態様でも多くの詳細に対して使用されている。最も区別される差は、図11〜13に示された雄型装置が二つの脚5′,5″に分割された保持部5を備えており、それにより二つの脚5′,5″間に開放空間52を提供することである。かかる開放空間52を備えることによる利点は、突出する歯科要素、例えば開放空間52中に(または少なくとも部分的に)延びる歯科インプラントまたは歯科インプラントレプリカを配置した歯科モデル15,16と関連して、これらの突出部が保持部5の開放空間52中にまたはそれを通して自由に突出することができるように、この方法を使用可能にすることである。さらに、それはまた、材料の幾らかの節約を提供する。開放空間52の幅を規定する脚5′,5″の最内方側縁間の距離Zは、示された例によれば、約12mmである。この距離Zは、異なる状況/用途の異なる要求に依存して、広い範囲内、例えば5mm〜50mm内で選ばれることができることは明らかである。
示されるように、好ましくは二つの脚5′,5″は異なる形状をしている。第一の脚5′は単に咬合器のスライド面50A内に配置された一つの支持表面50′を備えている。さらに、この脚5′はまた、保持装置10A(図17または18参照)の前端を支持するために適合した凹みまたは溝590を備えている。さらに、図12に示されるように、第一の脚5′は保持装置10Aの前方部の一部を保持することを意図された孔591を配置されている。保持装置10Aの前端は溝590内に隠れるように/保持されるように折り曲げられ、それにより保持装置のしっかりした固定も得られる(図示せず)。第二の脚5″はまた、スライド面50A内に支持表面50″を配置されている。さらに(図1に示された実施態様に与えられるように)、第二の脚5″は、図1に関して既に上に規定されたのと同じ機能を持つ傾斜した係合表面9Aを備えている。さらに、図12と13の両方から明らかなように、係合表面9Aはスライド面50Aの上にある距離で終わる上面510を持つ第二の脚5″の最上方に配置された部分内に形成される。図11と12には、支持表面50′,50″と係合表面9Aが、後方部3の側壁34と最下方の上向きに面する表面53を形成する前記表面50′,50″,9Aとの間に隙間があるように、脚に沿って脚の外端51′,51″から限られた距離だけ延びることが示されている。さらに、図12と13は、各脚5′,5″の最下方の上向きに面する表面53がスライド面50Aの下のあるレベルに配置されることを明らかにする。
図14,15及び16には、図11〜13に示されたような雄型装置と相互作用するために適合したアダプターの雌型装置2が示されている。明らかなように、雌型装置2の保持部6は雄型装置1と全く同じ態様で設計されている。結果として、雌型装置内に示された脚6′,6″は雄型装置1の脚5′,5″の鏡像を与えるであろう。
図17と18には、図11〜16に与えられた実施態様がそれぞれ分解した及び組立てた方式で示されている。相互作用の原理は図1に関して既に述べたものと全く同じであり、従ってより詳細に述べられないであろう。
さらなる差は、いずれかの好適な種類の保持装置(例えばゴムバンド)のために設けられている刻み目37,47の形である。ここでは刻み目37,47は雄型及び雌型装置1,2の両方の背面にずっと延びて形成されている。
本発明は、上述の例/実施態様により限定されず、添付の特許請求項の範囲内で変更されることができる。例えば、分離された要素の位置及び数は変えることができることが当業者には明らかである。また、参照表面30,40は形状を変えることができること、例えば中心面P2に関して傾斜されること、及び/またはその曲がった部分、または全体を持つこと、及び/またはその中に(均一に配置された)穴及び/または凹みを持つこと、等ができることは明らかである。さらに、幾つかの用途では、位置決め装置3,4の全幅(またはその実質的な部分)を横切って延びる隆起中に一体化された雄型/雌型装置の「操舵機能」の幾つかを持つことが望ましいかもしれないことは明らかである。多くの修正が可能であることを当業者が実現するさらなる特徴は、咬合器の異なる部分及びまたモデル半分体のための材料の選択に関する。例えば、もし同じ咬合器が何度も何度も使用されることができるという概念が使用されるところでは(交換可能なモデル半分体)、高耐摩耗性を、好ましくは低摩擦と組合せて、提供するある種の材料が便利に使用される。もちろん表面の特性は適切な被覆により達成されることができる。従って、異なる種類の金属及びプラスチック材料の両方が、異なる特性を得るために使用されることができる。さらに、咬合器の正確な形状は、好適な実施態様に示された形状に関して広く変えることができ、さらに本発明による基本的機能原理を満たすことは明らかである。さらに、多くの場合、二つのモデル15,16で十分であると見えるが、幾つかの場合では三つのモデル(図示せず)を供給することが好都合であるかもしれず、そこではそれらの二つは上述に従っているが、第三のモデル中に「凹所」が配置され、このモデルは歯科プレパレーションを含み、前記「凹所」は歯科修復体の正確な相互嵌合をより良好に見ることができるようにモデルからの幾らかの軟組織の除去のために設けられる。最後に、主題の幾つかの特徴はかかる特徴に対してそれ自体安全保護に対する別個の分割出願のための主題とされることができることは理解されるべきである。例えば歯科モデル(及びまたは咬合器)の空虚な内側の使用は個々に請求されることができるかかる特徴の一例である。
本発明は上に与えられた実施態様に限定されないことは認められるであろう。上述されたもの以外の実施態様は添付請求項の範囲内で等しく可能である。本発明の異なる特徴及び工程は述べられたもの以外の組合せで組合されることができる。本発明の範囲は添付特許請求の範囲によってのみ限定される。

Claims (16)

  1. 歯科構造の少なくとも一部のモデルであって、前記モデル(15,16)が歯科構造(152,162)及び界面(50B,60B)を含み、さらに前記界面(50B,60B)が前記歯科構造(152,162)の歯科要素の幅より長い少なくとも第一方向の延長部(1′)を持ち、さらに前記歯科構造(152,162)がフリーフォームファブリケーションにより作られること、及び前記モデル(15,16)が前記界面(50B)内に少なくとも一つの空隙(156)を与えることを特徴とするモデル。
  2. 前記界面(50B,60B)が前記歯科構造(132)と一体化されており、前記界面がフリーフォームファブリケーションにより作られることを特徴とする請求項1に記載のモデル。
  3. 前記界面(50B,60B)が、一方の側に参照表面(50′,60′)を含みかつ反対側に歯科構造(152,162)と結合する移行ゾーン(155,165)を含む本体部(151,161)上に配置され、さらに前記表面(50′,60′)と前記移行ゾーン(155,165)の間の距離(X)が2〜10mmの範囲内にあることを特徴とする請求項1またはに記載のモデル。
  4. 前記界面(50B,60B)が、モデルを咬合器(1,2)に解放可能に取付けるように配置された係合装置(9B,10B)を含むことを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載のモデル。
  5. 前記界面(50B,60B)が、迅速な錠止及び解放を可能にするように配置されていることを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載のモデル。
  6. 前記係合装置(9A,10A)が、スナップ嵌めを可能にするように配置されていることを特徴とする請求項またはに記載のモデル。
  7. 前記係合装置(9A,10A)が、スライド嵌めを可能にするように配置された参照表面(50′,60′)を含むことを特徴とする請求項のいずれかに記載のモデル。
  8. 前記界面(50B,60B)が、前記歯科構造(152,162)の歯の幅より長い前記第一方向に垂直な第二方向に延長部(w′)を持つことを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載のモデル。
  9. 前記モデル(15,16)が咬合器(1,2)と一体化されていることを特徴とする請求項1〜またはのいずれかに記載のモデル。
  10. 前記界面(50B,60B)及び歯科構造(152,162)を含めて前記モデルの全てが制御可能に硬化可能な材料から作られていることを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載のモデル。
  11. 歯科構造の少なくとも一部のモデルを製造する方法であって、前記モデル(15,16)が、歯科構造(152,162)及び界面(50B,60B)を含み、かつ前記歯科構造(152,162)の歯の幅より長い少なくとも第一方向の延長部(1′)を持つ前記界面(50B,60B)を与えること、さらに前記歯科構造(152,162)がフリーフォームファブリケーションにより作られること、及び前記モデル(15,16)が前記界面(50B)内に少なくとも一つの空隙(156)を与えることを特徴とする方法。
  12. 前記界面(50B,60B)を前記歯科構造(152)と一体化することを含むことを特徴とする請求項11に記載の方法。
  13. 前記界面をフリーフォームファブリケーションにより作ることにより前記界面(50B,60B)を前記歯科構造(152)と一体化することを含むことを特徴とする請求項12に記載の方法。
  14. 前記界面(50B,60B)に係合装置(9B,10B)を与え、モデルの咬合器(1,2)への解放可能な取付けを可能にすることを特徴とする請求項1112または13に記載の方法。
  15. 前記界面(50B,60B)に迅速な錠止及び解放装置(9A,10A)を与えることを特徴とする請求項1114のいずれかに記載の方法。
  16. 前記界面(50B,60B)及び歯科構造(152,162)を含む前記モデルの全体を製造するために制御可能に硬化可能な材料を制御することを含むことを特徴とする請求項1115のいずれかに記載の方法。
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