JP5191362B2 - 画像形成装置の廃トナー搬送装置 - Google Patents

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本発明は、画像形成装置の廃トナー搬送装置に関する。
一般に、複写機やプリンタなどの画像形成装置においては、電子写真方式の画像形成プロセスによって画像を形成する場合、トナー担持体として作用する静電潜像担持体(例えば、感光体)の上に、画像情報に応じた光で露光することによって静電潜像を形成し、この静電潜像を現像装置におけるトナーにより顕像化し、この顕像化したトナー像を記録紙などの記録媒体に静電的に転写し、この記録媒体に転写したトナー像をさらに定着させることにより、該記録媒体上に画像を形成するようにしている。
また、トナー担持体として作用する中間転写体に一旦トナー像を形成し、この中間転写体から記録媒体に転写してから定着させることによって記録媒体上に画像を形成することもある。
更に、カラー画像形成装置においては、シアン、マゼンタ、イエロー、およびブラックなどの各色毎のトナー像を記録媒体にそれぞれ重ね合わせて形成し、これを定着させることによって記録媒体上にカラー画像を形成することもある。
このような画像形成装置に用いられるトナーは、現像装置の現像槽内に、1成分現像剤の場合には単体で、2成分現像剤の場合にはキャリア(磁性粉)と混合されて収容され、所定の帯電量を有する状態で画像形成に寄与する形態を取っている。
そして、トナー担持体上に付着したトナーは、その全てが記録媒体上に転写されるのではなく、一部はトナー担持体上に残留し、この残留した廃トナーが、トナー担持体表面の清掃工程でクリーニング装置内にトナー担持体で発生した廃トナーとして回収される。このクリーニング装置内に回収された廃トナーは、クリーニング装置から廃トナー搬送路に向けて落下させてから廃トナー回収容器に向けて搬送され、廃トナー回収容器内に収容される。
この廃トナーの搬送には、廃トナー搬送路内においてその廃トナー搬送路の軸線回りに回転する廃トナー搬送部材が用いられることがある。この廃トナー搬送部材は、駆動源に連結される回転軸と、この回転軸に軸支され、該回転軸に対して螺旋状に形成した羽根を有する搬送スクリューとを備えている。
ところで、トナー担持体で発生した廃トナーは、トナー担持体の外周面に圧接するクリーニング部材(例えば、クリーニングブレード)の圧接力によって、廃トナーに混入する紙粉や粉塵などの不要物と共に搬送される。このため、クリーニング装置から廃トナー搬送路に向けて落下した廃トナーが紙粉や粉塵などの不要物によって固まった状態となっていても、廃トナー搬送路内の搬送スクリューによって細かく粉砕されて廃トナー回収容器への搬送がスムーズに行われる。しかし、クリーニング装置から廃トナー搬送路に向けて廃トナーを落下させる落下経路にあっては、廃トナーが紙粉や粉塵などの不要物によって固まった状態で堆積して滞留する“ブロッキング現象”が発生することがある。
そこで、従来より、落下経路において廃トナーを撹拌する撹拌部材を設けたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。この撹拌部材は、弾性を有する薄い板材により短冊状に形成されており、落下経路の内壁に固定された固定部と、撹拌部と、搬送スクリューに係合する係合部とを有し、搬送スクリューの回転に伴う係合部との係合位置の移動および係合が解除されたときの弾性による復元作用の繰り返しによる係合部の運動に応じて、撹拌部を揺動させることによって、落下経路での“ブロッキング現象”を解消するようにしている。この場合、搬送スクリューとしては、コイルスプリングを適用している。
特開2000−284660号公報
ところが、上記従来のものでは、搬送スクリューの回転に伴い係合が解除されたときに弾性による復元作用によって戻された係合部が搬送スクリューの搬送面に対し当接した際に非常に大きな当接音が発生する。これは、撹拌部材の弾性による復元作用で係合部の平面が断面円形状の搬送スクリューに対し線接触により当接するからであると考えられ、その対策が切望されていた。
しかも、撹拌部材の弾性による復元作用で係合部の平面が断面円形状の搬送スクリューに対し当接していると、その当接時の荷重が係合部に対し局部的に作用し、係合部の耐久性が損なわれるおそれもある。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、撹拌部材の弾性による復元作用で係合部が搬送スクリューに当接した際の当接音を低減するとともに、その当接時の荷重の局部的な作用を回避して係合部の耐久性を図ることができる画像形成装置の廃トナー搬送装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明では、画像情報に応じた光で露光されることによって形成された静電潜像にトナーを担持させるトナー担持体を備えた画像形成装置において、上記トナー担持体で発生する廃トナーを廃トナー搬送路に向けて落下させてから廃トナー回収容器に向けて搬送するようにした廃トナー搬送装置を前提する。更に、上記廃トナー搬送路内に、その廃トナー搬送路の軸線回りに回転する廃トナー搬送部材を設け、この廃トナー搬送部材に、駆動源に連結される回転軸と、この回転軸に軸支され、その回転軸の軸線方向において面状に形成された搬送面を有する搬送スクリューとを設ける。一方、上記廃トナー搬送路に向けて廃トナーを落下させる落下経路に、その落下経路において廃トナーを撹拌する撹拌部材を設け、この撹拌部材に、上記落下経路に取り付けられた基台と、上記基台より突設された支点軸と、この支点軸の突出端より上下方向に延び、その下端に上記搬送スクリューの搬送面と係合する係合部を有するとともに、上記支点軸よりも上部側に撹拌部を有する撹拌アームとを設けている。
そして、上記撹拌アームを、弾性を有する部材によって上記軸線方向に薄い平板状に形成し、上記搬送スクリューの回転に伴う上記係合部との係合位置の移動、および係合が解除されたときの弾性による復元作用の繰り返しによる、上記係合部の運動に応じて、上記支点軸を支点にして上記撹拌部を揺動させるようにしているとともに、上記搬送スクリューの回転に伴い係合が解除されたときに弾性による復元作用によって戻された上記係合部が上記搬送スクリューの搬送面に対し略平行に当接するように配置している。
この特定事項により、搬送スクリューの回転に伴う係合部との係合位置の移動および係合が解除されたときの弾性による復元作用の繰り返しによる係合部の運動に応じて、支点軸を支点にして撹拌部を揺動させることによって、落下経路での“ブロッキング現象”が解消されている。
その場合、撹拌アームの下端の係合部は、搬送スクリューの回転に伴い係合が解除されて撹拌アームの弾性による復元作用によって戻された際に、回転軸の軸線方向において面状に形成された搬送スクリューの搬送面に対し略平行に当接しているので、搬送スクリューの回転に伴い係合が解除されたときに撹拌アームの弾性による復元作用によって戻された係合部が搬送スクリューの搬送面に対し面接触により当接することになる。これにより、撹拌アームの弾性による復元作用によって戻された係合部が搬送スクリューの搬送面に対し当接した際の当接音を低減させることが可能となる。
しかも、撹拌アームの弾性による復元作用によって戻された係合部が搬送スクリューの搬送面に対し面接触により当接することから、当接時の荷重が局部的に作用することなく広範囲に分散され、係合部の耐久性を図ることが可能となる。
特に、係合部を特定するものとして、以下の構成が掲げられる。つまり、上記係合部に、上記撹拌アームよりも弾性率の高い弾性片を取り付け、この弾性片を上記搬送スクリューの搬送面に対し略平行に当接させている。
この特定事項により、係合部に取り付けた弾性率の高い弾性片は、撹拌アームの弾性による復元作用によって係合部が戻された際に、回転軸の軸線方向において面状に形成された搬送スクリューの搬送面に対し略平行に当接しているので、撹拌アームの弾性による復元作用によって戻された係合部が搬送スクリューの搬送面に対し当接することなく弾性片が搬送スクリューの搬送面に対し緩接触により当接することになる。これにより、撹拌アームの弾性による復元作用によって係合部が戻された際の搬送スクリューの搬送面に対する当接音をより一層低減させることが可能となる。
しかも、弾性率の高い弾性片が搬送スクリューの搬送面に係合していることにより、搬送スクリューの回転に伴う弾性片との係合位置の移動、および係合が解除されたときの弾性による復元作用の繰り返しによる、係合部の運動量が軸線方向に拡張され、これに応じて、支点軸を支点にして揺動する撹拌部の揺動量も軸線方向に拡張されることになる。これにより、落下経路での揺動量が拡張された撹拌部によって“ブロッキング現象”をより効果的に解消させることが可能となる。
特に、上記落下経路および撹拌部の形状を特定するものとして、以下の構成が掲げられる。つまり、上記落下経路に、上記廃トナー搬送路に向けて落下する廃トナーを滑走させる斜面を設けている。そして、上記撹拌部を、上記斜面の傾斜にほぼ沿わせつつ該斜面の下端よりも上方に延設させている。
この特定事項により、落下する廃トナーを滑走させる斜面が落下経路に設けられているために、該斜面において“ブロッキング現象”が発生していても、斜面の傾斜にほぼ沿わせつつ該斜面の下端よりも上方に延設された撹拌部によって、“ブロッキング現象”が円滑に解消される。これにより、斜面を有する落下経路の形状に応じて“ブロッキング現象”を解消することが可能となる。
以上、要するに、撹拌アームの弾性による復元作用によって戻された撹拌アーム下端の係合部を面状の搬送スクリューの搬送面に対し略平行に当接させることで、係合部が搬送スクリューの搬送面に対し面接触により当接し、係合部が搬送スクリューの搬送面に当接した際の当接音を低減させることができる上、当接時の荷重を広範囲に分散して係合部の耐久性を図ることができる。
図1は、本発明の実施形態に係る廃トナー搬送装置を備えた画像形成装置の内部構成を示す正面図である。この画像形成装置Xは、カラー画像を記録紙に記録するカラーレーザープリンタであり、露光ユニット1、第1ないし第4画像形成ステーションPk,Pc,Pm,Py、中間転写ベルトユニット2、定着ユニット3、用紙搬送装置4、給紙トレイ10、および排紙トレイ11等を備えている。
この画像形成装置Xにおいて、記録用紙は、給紙トレイ10に積載収容されており、ピックアップローラ411により1枚ずつ給紙トレイ10から引き出されて、搬送ローラ421によりレジストローラ43へと搬送される。あるいは、記録用紙は、手差しトレイ12に載置され、ピックアップローラ412により引き出されて、各搬送ローラ422,423,424によりレジストローラ43へと搬送される。レジストローラ43は、記録用紙を一旦停止させて記録用紙の先端を揃え、記録用紙の先端が中間転写ベルトユニット2の中間転写ベルト21上に形成されるカラー画像の先端に重なるタイミングで、記録用紙を2次転写ローラ22へと搬送する。
各画像形成ステーションPk,Pc,Pm,Pyは、黒(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)のトナー像をそれぞれ形成して、各色のトナー像を中間転写ベルトユニット2のトナー担持体としての中間転写ベルト21に転写し、中間転写ベルト21上にカラー画像を形成するものである。
各画像形成ステーションPk,Pc,Pm,Pyは、各現像器5k,5c,5m,5yと、ドラム形状を有してその表面に静電潜像が形成されるトナー担持体としての感光体ドラム6k,6c,6m,6yと、各帯電器7k,7c,7m,7yと、各クリーナユニット8k,8c,8m,8y等とを備えている。
各感光体ドラム6k,6c,6m,6yは、中間転写ベルト21を介してそれぞれの1次転写ローラ9k,9c,9m,9yに押圧されており、矢印方向Bに回転移動する中間転写ベルト21と同一の周速度で、中間転写ベルト21と共に回転される。
各帯電器7k,7c,7m,7yは、各感光体ドラム6k,6c,6m,6yの表面を一様に帯電させるものであり、本実施の形態ではローラ型帯電器が用いられ、各感光体ドラム6k,6c,6m,6yの外周面に接触するように配置される。なお、帯電器は、ローラ型帯電器に限定されるものではなく、たとえばブラシ型帯電器、チャージャー型帯電器などが用いられてもよい。
露光ユニット1は、一様に帯電された各感光体ドラム6k,6c,6m,6yへのそれぞれの色相の画像情報に応じたレーザー光を出射するレーザー光源1a、および各レーザー光をそれぞれの感光体ドラム6k,6c,6m,6yに導く複数のミラー1b,1b,…等を有しており、画像データに応じて各レーザー光を変調しつつ、各レーザー光をそれぞれの感光体ドラム6k,6c,6m,6y表面に照射して、各感光体ドラム6k,6c,6m,6yの表面にそれぞれの静電潜像を形成する。なお、露光ユニット1として、ELやLED等の発光素子をアレイ状に並べた書き込みヘッドを用いてもよい。
各現像器5k,5c,5m,5yは、黒、シアン、マゼンタ、イエローのトナーを保有しており、各感光体ドラム6k,6c,6m,6y表面の静電潜像にそれぞれの色のトナーを付着させて、各感光体ドラム6k,6c,6m,6yの表面にそれぞれの色のトナー像を形成する。これらのトナー像は、各感光体ドラム6k,6c,6m,6yから中間転写ベルト21に転写されて重ね合わせられ、カラー画像となる。
中間転写ベルトユニット2は、中間転写ベルト21、この中間転写ベルト21を掛け渡して回転移動可能に支持するための駆動支持ローラ23および従動支持ローラ24、各1次転写ローラ9k,9c,9m,9yを上下に変位させる転写ローラ変位板25、第1ないし第4テンションローラ261〜264、および第2ないし第4テンションローラ262〜264を変位可能に支持するテンションローラ支持フレーム27等を備えている。
中間転写ベルト21は、例えば厚さ100μm〜150μm程度の合成樹脂フィルムにより形成される。この中間転写ベルト21の材質は、たとえばポリイミド、ポリカーボネートなどが好適に用いられる。また、中間転写ベルト21は、その外表面が各感光体ドラム6k,6c,6m,6yの外周面と接触するように、駆動支持ローラ23と従動支持ローラ24とに張架され、駆動支持ローラ23の回転駆動力によって副走査方向(図1中の矢符B方向)へ回転駆動するように構成される。2次転写ローラ22は、図1に示す左右方向に移動可能に支持されており、右方向に移動されたときに、駆動支持ローラ23との間に中間転写ベルト21を挟み込んで、ニップ域を形成する。駆動支持ローラ23は、2次転写ローラ22のバックアップローラとしての役目を果たしつつ、中間転写ベルト21と各感光体ドラム6k,6c,6m,6yとの間のそれぞれのニップ域を下流側にして、回転駆動され、中間転写ベルト21を引っ張って矢印方向Bに回転移動させる。これにより、各ニップ域が安定的に維持される。
転写ローラ変位板25は、左右移動自在に支持されて、バネ等(図示せず)により左方向に付勢され、その左端がカム28の周面に当接している。また、各1次転写ローラ9k,9c,9m,9yは、上下移動自在に支持されて、バネ等(図示せず)により上方向に付勢されている。
図1に示す状態では、転写ローラ変位板25が左方向に移動して、該転写ローラ変位板25の下側の各突起部251が各1次転写ローラ9c,9m,9yを各感光体ドラム6c,6m,6y側に押し下げ、各1次転写ローラ9c,9m,9yと各感光体ドラム6c,6m,6yとの間のニップ域に中間転写ベルト21が挟み込まれる。そして、各1次転写ローラ9c,9m,9yは、矢印方向Bに回転移動する中間転写ベルト21と同一の周速度で、中間転写ベルト21に追従回転する。
また、カム28が略180度回転されると、カム28の周面が転写ローラ変位板25を右方向に移動させる。この状態では、転写ローラ変位板25の下側の各突起部251が各1次転写ローラ9c,9m,9yから外れて、各1次転写ローラ9c,9m,9yがバネ等(図示せず)により上方向に移動し、各1次転写ローラ9c,9m,9yが中間転写ベルト21および各感光体ドラム6c,6m,6yから離間する。
また、第1画像形成ステーションPkの1次転写ローラ9kは、第2ないし第4画像形成ステーションPc,Pm,Pyの各1次転写ローラ9c,9m,9yと同様に、他の機構(図示せず)により上下移動させられて、該第1画像形成ステーションPkの1次転写ローラ9kと感光体ドラム6kとの間のニップ域に中間転写ベルト21を挟み込んだり、第1画像形成ステーションPkの感光体ドラム6kおよび中間転写ベルト21から離間する。
各1次転写ローラ9k,9c,9m,9yは、例えば金属製の直径8mm〜10mmの軸の外周を導電性の弾性材(EPDM、発泡ウレタン等)により被覆したものである。各1次転写ローラ9k,9c,9m,9yは、該各1次転写ローラ9k,9c,9m,9yと各感光体ドラム6k,6c,6m,6yとの間のニップ域に中間転写ベルト21を挟み込んだ状態で、トナーの帯電極性とは逆極性のバイアス電圧が印加され、それぞれの電界を中間転写ベルト21を介して各感光体ドラム6k,6c,6m,6yの表面のトナーに作用させ、各感光体ドラム6k,6c,6m,6yの表面のトナーを中間転写ベルト21へと引き付けて転写させる。これにより、各色のトナー像が中間転写ベルト21に転写されて重ね合わせられ、カラー画像となる。なお、各1次転写ローラ9k,9c,9m,9yと各感光体ドラム6k,6c,6m,6yとの間のそれぞれのニップ域を安定的に形成するために、各1次転写ローラ9k,9c,9m,9yおよび各感光体ドラム6k,6c,6m,6yのうちの一方を硬質材料で形成し、他方を弾性材料で形成するのが好ましい。また、各1次転写ローラ9k,9c,9m,9yとして、ローラの代わりに、ブラシ等が用いられていてもよい。
本実施形態の画像形成装置Xでは、中間転写ベルト21に転写されたカラー画像は、該中間転写ベルト21の回転移動に伴い、駆動支持ローラ23と2次転写ローラ22との間のニップ域へと搬送される。そして、中間転写ベルト21上のカラー画像の先端とレジストローラ43により搬送されて来た記録用紙の先端が重ねられ、カラー画像と記録用紙が重ね合わせられて、カラー画像が記録用紙に転写される。
引き続いて、記録用紙は、定着ユニット3へと搬送され、ここで加圧ローラ31と加熱ローラ32との間に挟み込まれる。これにより、記録用紙上のカラー画像は、そのトナーが加熱溶融されて、該記録用紙上に定着される。更に、記録用紙は、用紙搬送装置4により排紙トレイ11へと搬送されて、ここに排出される。
この画像形成装置Xでは、第1画像形成ステーションPkだけを用いて、モノクロ画像を形成し、モノクロ画像を中間転写ベルトユニット2の中間転写ベルト21に転写することも可能である。このモノクロ画像も、カラー画像と同様に、中間転写ベルト21から記録用紙に転写され、記録用紙上に定着される。
また、記録用紙の表面だけではなく、両面の印字を行なう場合は、記録用紙の表面の画像を定着ユニット3により定着した後に、記録用紙を用紙搬送装置4の第5搬送ローラ425により搬送する途中で、搬送ローラ425を停止させてから逆回転させ、記録用紙を用紙搬送装置4の第6および第7搬送ローラ426,427により反転経路45に通して、記録用紙の表裏を反転させてから、記録用紙をレジストローラ43へと導き、記録用紙の表面と同様に、記録用紙の裏面に画像を記録して定着し、記録用紙を排紙トレイ11に排出する。
そして、本実施形態の画像形成装置Xでは、カラー印字モードとモノクロ印字モードとに切り換えて設定される。カラー印字モードでは、中間転写ベルト21を各感光体ドラム6k,6c,6m,6yに接触させて、各色の現像剤像を各感光体ドラム6k,6c,6m,6yから中間転写ベルト21に転写する。モノクロ印字モードでは、中間転写ベルト21を黒用の感光体ドラム6kだけに接触させて、黒のトナー像を感光体ドラム6kから中間転写ベルト21に転写すればよく、動作させる必要がない他の各感光体ドラム6c,6m,6yを中間転写ベルト21から離間させて、他の各感光体ドラム6c,6m,6yと中間転写ベルト21との間の摩擦を低減させる。
一方、中間転写ベルト21を各感光体ドラム6k,6c,6m,6yの全てに接触させるか、あるいは黒用の感光体ドラム6kだけに接触させるかにかかわらず、つまりカラー印字モードおよびモノクロ印字モードのいずれのときにも、中間転写ベルト21と黒用の感光体ドラム6kとの間のニップ域を安定的に維持して、黒の画像の品質を保持する必要がある。
そこで、中間転写ベルトユニット2においては、第1テンションローラ261を適宜の位置に固定配置しておき、モノクロ印字モードのときには、第2ないし第4テンションローラ262〜264をテンションローラ支持フレーム27により変位させることにより、中間転写ベルト21と黒用の感光体ドラム6kとの間のニップ域をカラー印字モードと同様に維持し、かつ動作させる必要がない他の各感光体ドラム6c,6m,6yを中間転写ベルト21から離間させている。更に、画像形成装置Xの非動作時には、第1ないし第4テンションローラ261〜264、各1次転写ローラ9k,9c,9m,9y、および2次転写ローラ22を中間転写ベルト21から離間させて、中間転写ベルト21に不要な張力が加わったり傷が付くことを防止している。
また、第4テンションローラ264の下流側(図1では右側)には、クリーニングユニット8が設けられている。このクリーニングユニット8は、例えば中間転写ベルト21の表面に摺接するクリーニングブレード81と、クリーニングボックス82と、転写ベルト廃トナー搬送装置80(図5に表れる)とを備えている。このクリーニングユニット8は、従動支持ローラ24に対し中間転写ベルト21を挟んでクリーニングブレード81の先端を摺接させることで、中間転写ベルト21の表面に残留したトナーを除去してクリーニングボックス82に回収し、次回に印字される画像のカブリ等を防止している。このクリーニングボックス82に回収された廃トナーは、転写ベルト廃トナー搬送装置80により搬送されてから廃トナー回収容器(図示せず)に回収されるようになっている。
一方、図2に示すように、各画像形成ステーションPk(同一構成となるので第1画像形成ステーションについてのみ説明する)のクリーナユニット8kは、感光体ドラム6kの表面に摺接するクリーニングブレード83kと、感光体廃トナー搬送装置84kとを備えている。感光体廃トナー搬送装置84kは、感光体ドラム6kの軸線方向(図2では紙面手前奥方向)に延びる感光体廃トナー搬送路841kと、この感光体廃トナー搬送路841k内に回転自在に設けられ、その回転軸の周りに螺旋状の羽根を有する中実の搬送スクリュー842kと、この搬送スクリュー842kを駆動する電動モータ(図示せず)とを備えている。そして、クリーナユニット8kは、感光体ドラム6kに対しクリーニングブレード83kの先端を摺接させることで、感光体ドラム6kの表面に残留したトナーを除去し、この除去された廃トナーが感光体廃トナー搬送装置84kにより搬送されてから廃トナー回収容器に回収されるようになっている。この場合、第1画像形成ステーションPkを除くその他の画像形成ステーションPc,Pm,Pyのクリーナユニット8c,8m,8yにより各感光体ドラム6c,6m,6yの表面から除去された廃トナーもそれぞれの感光体廃トナー搬送装置84c,84m,84y(図5に表れる)により搬送されてから廃トナー回収容器に回収されるようになっている。
また、図3に示すように、画像形成装置Xには、廃トナー搬送装置85が設けられている。この廃トナー搬送装置85は、中間転写ベルト21から除去されて転写ベルト廃トナー搬送装置80により搬送された排トナー、および各画像形成ステーションPk,Pc,Pm,Pyの各感光体ドラム6k,6c,6m,6yから除去されて感光体廃トナー搬送装置84k,84c,84m,84yにより搬送された排トナーを廃トナー回収容器に向けて搬送するものである。なお、図3中の矢印は、廃トナー搬送装置85による廃トナーの搬送方向を示している。
廃トナー搬送装置85は、クリーニングユニット8の転写ベルト廃トナー搬送装置80および各クリーナユニット8k,8c,8m,8yの感光体廃トナー搬送装置84と廃トナー回収容器との間を延びる断面略円環形状の廃トナー搬送路853と、この廃トナー搬送路853内に設けられ、その廃トナー搬送路853の軸線回りに回転する廃トナー搬送部材850とを備えている。この廃トナー搬送部材850は、駆動源としての電動モータ(図示せず)に連結された回転軸(図示せず)と、この回転軸にクランク(図示せず)を介して一端(図3では左端)が軸支され、クリーニングユニット8および各クリーナユニット8k,8c,8m,8yによってそれぞれ除去された廃トナーを廃トナー回収容器まで搬送する搬送スクリュー854とを備えている。搬送スクリュー854は、断面略矩形状の板材を螺旋状に形成してなる中空のものである。そして、搬送スクリュー854は、電動モータの回転軸の軸線方向において面状に形成された搬送面854aを有している。
また、図4および図5に示すように、転写ベルト廃トナー搬送装置80は、中間転写ベルト21の幅方向(図5では上下方向)に延びる転写ベルト廃トナー搬送路801と、この転写ベルト廃トナー搬送路801内に回転自在に設けられ、その回転軸の周りに螺旋状の羽根を有する中実の搬送スクリュー802と、この搬送スクリュー802を駆動する電動モータ(図示せず)とを備えている。そして、画像形成装置Xの操作側(図4では手前側、図5では上側)に対応する、各画像形成ステーションPk,Pc,Pm,Pyのクリーナユニット8k,8c,8m,8yの感光体廃トナー搬送装置84k,84c,84m,84yの下流側端部、および中間転写ベルト21のクリーニングユニット8の転写ベルト廃トナー搬送装置80の下流側端部には、それぞれ廃トナー回収口843k,843c,843m,843y,843eが形成されている。
各廃トナー回収口843k,843c,843m,843y,843eの下方には、感光体廃トナー搬送装置84k,84c,84m,84yおよび転写ベルト廃トナー搬送装置80によって搬送された廃トナーを下方へ落下させて搬送するように略鉛直方向へ延びる落下経路としての断面略矩形枠状の廃トナー通路844k,844c,844m,844y,844e(図4参照)が設けられている。また、廃トナー回収口843k,843c,843m,843y,843eと、廃トナー通路844k,844c,844m,844y,844eとの間は、廃トナー通過孔845k,845c,845m,845y,845eによって連通している。
すなわち、各画像形成ステーションPk,Pc,Pm,Pyのクリーナユニット8k,8c,8m,8yおよび中間転写ベルト21のクリーニングユニット8によって、感光体ドラム6k,6c,6m,6yの表面および中間転写ベルト21の表面から除去された残留トナー(廃トナー)は、感光体廃トナー搬送装置84k,84c,84m,84yおよび転写ベルト廃トナー搬送装置80によって、廃トナー回収口843k,843c,843m,843y,843eまで搬送され、廃トナー回収口843k,843c,843m,843y,843eから廃トナー通過孔845k,845c,845m,845y,845eを通過し、さらに廃トナー通路844k,844c,844m,844y,844eを落下させて廃トナー搬送装置85まで搬送される。
そして、廃トナー搬送装置85の廃トナー搬送路853は、廃トナー通路844k,844c,844m,844y,844eの下方を副走査方向に延び、廃トナー通路844k,844c,844m,844y,844eからの廃トナーを落下させて受け止めている。この廃トナー搬送路853は、黒の廃トナーを落下させる廃トナー通路844kの下方に上流端が位置し、下流端が廃トナー回収容器に接続されている。そして、廃トナー搬送路853は、各廃トナー通路844k,844c,844m,844y,844eの下端と連通孔(図示せず)を介して連通している。また、図3および図6に示すように、黒の廃トナーを廃トナー搬送路853に向けて落下させる廃トナー通路844kは、帯電器7kに対し空気を送給する通路Z(図6に表れる)との干渉を回避する上で、上部において屈曲し、廃トナー搬送路853から落下する廃トナーを滑走させる斜面847を有している。なお、図6中の矢印は、廃トナー搬送装置85による廃トナーの搬送方向を示している。
ところで、画像形成装置Xでは、カラー印字モードとモノクロ印字モードとの切り換えが行われるものの、両モードの切り換え頻度としては、モノクロ印字モードに切り換えての使用が圧倒的に高いものとなる。そのため、モノクロ印字モードで使用される黒のトナーの消費量が高く、黒のトナーが廃トナーとなる量も自ずと高いものとなる。加えて、廃トナー搬送路853は上部において屈曲しているため、斜面847において廃トナーが滞留するおそれがある。
そこで、黒の廃トナーを廃トナー搬送路853に向けて落下させる廃トナー通路844kには、その廃トナー通路844kにおいて黒の廃トナーを撹拌する撹拌部材87が設けられている。
この撹拌部材87は、ステンレスや樹脂材によって成形されており、図7ないし図9にも示すように、廃トナー通路844kの反操作側(図3および図6の紙面では奥側)の面に取り付けられた平板状の基台プレート871(基台)と、この基台プレート871より操作側(図3および図6の紙面では手前側)に突設された支点軸872と、この支点軸872の突出端より上下方向に延びる撹拌アーム873とを備えている。この撹拌アーム873は、その下端に搬送スクリュー854の搬送面854aと係合するための係合部876を有しているとともに、支点軸872よりも上部側に撹拌部874を有している。そして、図10および図11にも示すように、係合部876の係合側面(図10および図11では紙面の奥側面)には、撹拌アーム873よりも弾性率の高いPET(ポリエチレンテレフタレート)よりなる弾性片875が両面テープによって貼着されている。この弾性片875は、係合部876の下端よりも下方に突出している。この場合、撹拌アーム873は、弾性を有する平板状のステンレス材などによって電動モータの回転軸の軸線方向に薄くかつ上下方向へ長尺に形成されており、搬送スクリュー854の回転に伴う係合部876(弾性片875)との係合位置の移動、および係合が解除されたときの弾性による復元作用の繰り返しによる、係合部876の運動に応じて、支点軸872を支点にして撹拌部874を副走査方向(図3および図6では左右方向)に揺動させるようになっている。なお、図10および図11中の矢印は、廃トナー搬送装置85による廃トナーの搬送方向を示している。
そして、図12および図13に示すように、撹拌アーム873は、搬送スクリュー854の回転に伴い係合が解除されたときに弾性による復元作用によって戻された係合部876が搬送スクリュー854の搬送面854aに対し略平行に向き合うように設定され、その下方の弾性片875が搬送スクリュー854の搬送面854aに対し略平行に当接している。更に、撹拌部874は、廃トナー通路844k上部の斜面847の傾斜にほぼ沿いつつ該斜面847の下端よりも上方に延設されている。なお、図12および図13中の矢印は、廃トナー搬送装置85による廃トナーの搬送方向を示している。
また、図14に示すように、弾性片875は、搬送スクリュー854の搬送面854aとの係合が解除されたときの弾性による復元作用によってその復元位置において搬送面854aと当接する際に、その弾性片875の面積を最大限に利用できるように弾性片875がそのほぼ対角線上において搬送スクリュー854の搬送面854aと当接している。この場合、弾性片875としては、搬送スクリュー854の搬送面854aとの係合が解除されたときの弾性による復元作用によってその復元位置において搬送面854aと当接する際の当接音を低減させる上で、厚さ0.188mmのものが適用されている。
したがって、上記実施形態では、搬送スクリュー854の回転に伴う係合部876(弾性片875)との係合位置の移動および係合が解除されたときの弾性による復元作用の繰り返しによる係合部876の運動に応じて、支点軸872を支点にして撹拌部874を揺動させることによって、黒の廃トナーを落下させる廃トナー通路844kでの“ブロッキング現象”が解消されている。
その場合、撹拌アーム873の係合部876に貼着された弾性片875は、搬送スクリュー854の回転に伴い係合が解除されて撹拌アーム873の弾性による復元作用によって戻された際に、電動モータの回転軸の軸線方向において面状に形成された搬送スクリュー854の搬送面854aに対し略平行に当接しているので、搬送スクリュー854の回転に伴い係合が解除されたときに撹拌アーム873の弾性による復元作用によって戻された係合部876の弾性片875が搬送スクリュー854の搬送面854aに対し面接触により当接することになる。これにより、撹拌アーム873の弾性による復元作用によって戻された係合部876の弾性片875が搬送スクリュー854の搬送面854aに対し当接した際の当接音を弾性片875自身の高い弾性率と相俟って効果的に低減させることができる。
しかも、撹拌アーム873の弾性による復元作用によって戻された係合部876の弾性片875が搬送スクリュー854の搬送面854aに対し面接触により当接することから、当接時の荷重が局部的に作用することなく広範囲に分散され、弾性片875の耐久性を図ることができる。加えて、弾性片875は、その弾性片875の面積を最大限に利用できるように対角線上において搬送スクリュー854の搬送面854aと当接しているので、撹拌アーム873の弾性による復元作用によって戻る際の搬送スクリュー854の搬送面854aからの弾性片875の離脱がその弾性片875の内側(図11では左端)の角部を撓らせながら無理なく行われ、弾性片875の耐久性をより一層高めることができる。
また、撹拌アーム873よりも弾性率の高い弾性片875が搬送スクリュー854の搬送面854aに係合していることにより、搬送スクリュー854の回転に伴う弾性片875との係合位置の移動、および係合が解除されたときの弾性による復元作用の繰り返しによる、係合部876の運動量が軸線方向に拡張され、これに応じて、支点軸872を支点にして揺動する撹拌部874の揺動量も軸線方向に拡張されることになる。これにより、廃トナー通路844kでの揺動量が拡張された撹拌部874によって“ブロッキング現象”をより効果的に解消させることができる。
更に、廃トナー搬送路853に向けて落下する廃トナーを滑走させる斜面847が廃トナー通路844kの上部に設けられているために、該斜面847において“ブロッキング現象”が発生していても、斜面847の傾斜にほぼ沿わせつつ該斜面847の下端よりも上方に延設された撹拌部874によって、“ブロッキング現象”が円滑に解消される。これにより、斜面847を有する廃トナー通路844kの形状に応じて“ブロッキング現象”を解消することができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、その他種々の変形例を包含している。例えば、上記実施形態では、黒の廃トナーを廃トナー搬送路853に向けて落下させる廃トナー通路844kに撹拌部材87を設けたが、シアン、マゼンタ、イエローの廃トナーを廃トナー搬送路に向けて落下させるそれぞれの廃トナー通路、および中間転写ベルトの廃トナーを廃トナー搬送路に向けて落下させる廃トナー通路にも撹拌部材が設けられていてもよい。
また、上記実施形態では、撹拌アーム873の係合部876に貼着した弾性片875を搬送スクリュー854の搬送面854aに対し当接させたが、撹拌アームの係合部が搬送スクリューの搬送面に対し直接当接するようにしてもよい。
更に、上記実施形態では、電子写真方式の画像形成装置Xとして、各画像形成ステーションPk,Pc,Pm,Pyを中間転写ベルト21の搬送方向に沿って直列に配置したダンデム方式のものを用いたが、各画像形成ステーションによる各成分のトナー像を単一の感光体ドラム上に順次形成する多回転方式のカラー画像形成装置や、白黒画像を形成するモノクロ画像形成装置にも適用できる。
本発明の実施形態に係る廃トナー搬送装置を備えた画像形成装置の内部構成を示す背面図である。 第1画像形成ステーションの構成を示す拡大図である。 廃トナー通路を切り欠いた状態での撹拌部材の斜視図である。 感光体廃トナー搬送装置の下流側端部付近において筐体の操作側の一部を切り欠いた画像形成装置の斜視図である。 感光体廃トナー搬送装置および転写ベルト廃トナー搬送装置の操作側端部付近で切断した画像形成装置の横断平面図である。 廃トナー通路を切り欠いた状態で操作側から見た撹拌部材の側面図である。 撹拌部材の斜視図である。 撹拌部材を搬送スクリューの搬送方向から見た正面図である。 撹拌部材を基台プレート側から見た側面図である。 撹拌アームの弾性による復元作用によって戻された状態での係合部の弾性片と搬送スクリューの搬送面との係合関係を操作側から示す説明図である。 搬送スクリューの回転に伴う係合部との係合位置の移動により撓んだ状態での係合部の弾性片と搬送スクリューの搬送面との係合関係を操作側から示す説明図である。 撹拌アームの弾性による復元作用によって戻された際の係合部の弾性片と搬送スクリューの搬送面との当接状態を示す斜視図である。 撹拌アームの弾性による復元作用によって戻された際の係合部の弾性片と搬送スクリューの搬送面との当接状態を操作側から示す説明図である。 係合部の弾性片と搬送スクリューの搬送面との当接関係を回転軸の軸線方向から示す説明図である。
符号の説明
21 中間転写ベルト(トナー担持体)
6k,6c,6m,6y
感光体ドラム(トナー担持体)
844k 廃トナー通路(落下経路)
847 斜面
85 廃トナー搬送装置
850 廃トナー搬送部材
853 廃トナー搬送路
854 搬送スクリュー
854a 搬送面
87 撹拌部材
871 基台プレート(基台)
872 支点軸
873 撹拌アーム
874 撹拌部
875 弾性片
876 係合部
X 画像形成装置

Claims (2)

  1. 画像情報に応じた光で露光されることによって形成された静電潜像にトナーを担持させるトナー担持体を備えた画像形成装置において、上記トナー担持体で発生する廃トナーを廃トナー搬送路に向けて落下させてから廃トナー回収容器に向けて搬送するようにした廃トナー搬送装置であって、
    上記廃トナー搬送路内には、その廃トナー搬送路の軸線回りに回転する廃トナー搬送部材が設けられ、
    上記廃トナー搬送部材は、
    駆動源に連結される回転軸と、
    この回転軸に軸支され、その回転軸の軸線方向において面状に形成された搬送面を有する搬送スクリューと
    を備えている一方、
    上記廃トナー搬送路に向けて廃トナーを落下させる落下経路には、その落下経路において廃トナーを撹拌する撹拌部材が設けられ、
    上記撹拌部材は、
    上記落下経路に取り付けられた基台と、
    上記基台より突設された支点軸と、
    この支点軸の突出端より上下方向に延び、その下端に上記搬送スクリューの搬送面と係合する係合部を有するとともに、上記支点軸よりも上部側に撹拌部を有する撹拌アームと
    を備えており、
    上記撹拌アームは、
    弾性を有する平板状の部材によって上記軸線方向に薄くかつ上下方向へ長尺に形成されており、上記搬送スクリューの回転に伴う上記係合部との係合位置の移動、および係合が解除されたときの弾性による復元作用の繰り返しによる、上記係合部の運動に応じて、上記支点軸を支点にして上記撹拌部を揺動させるようになっているとともに、
    上記搬送スクリューの回転に伴い係合が解除されたときに弾性による復元作用によって戻された上記係合部が上記搬送スクリューの搬送面に対し略平行に当接するように配置されており、
    上記落下経路には、上記廃トナー搬送路に向けて落下する廃トナーを滑走させる斜面が設けられており、
    上記撹拌部は、上記斜面の傾斜にほぼ沿いつつ該斜面の下端よりも上方に延設されている
    ことを特徴とする画像形成装置の廃トナー搬送装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置の廃トナー搬送装置において、
    上記係合部には、上記撹拌アームよりも弾性率の高い弾性片が取り付けられており、この弾性片が上記搬送スクリューの搬送面に対し略平行に当接していることを特徴とする画像形成装置の廃トナー搬送装置。
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