JP2012032591A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ジャム処理時の視認性に優れた開閉カバーとしながらも、開閉カバーの開放時に手差しシート積載部が開放して床等に衝突する等の問題を回避できる画像形成装置を提供する。
【解決手段】ロック部材74が、開閉カバー70の開閉に伴ってロック位置と解放位置とに移動して手差しトレイ71をロック又は解放する構成を備え、開閉カバー70の開放時には、手差しトレイ71を確実にロックすることができる。このため、開閉カバー70の開放時に手差しトレイ71が装置本体側に残ることがなく、ジャム処理時の視認性に優れた開閉カバー70を実現し、開閉カバー70を強く開放した際等に手差しトレイ71が床等に衝突する問題を回避することができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、静電記録方式や電子写真記録方式などを採用した画像形成装置に関するものである。
まず、画像形成装置の一例である、中間転写方式のフルカラー画像形成装置について説明する。近年、画像形成装置の小型化・高性能化が進歩し、以下に述べるような構成をとる画像形成装置が開発されている(特許文献1参照)。
このような画像形成装置は、図8に示すように、光、磁気、電荷等を利用して像担持体としての感光体ドラム11上に潜像を形成し、潜像を顕像化して可視画像を得る複数の画像形成部10を有している。また、画像形成装置は、画像形成部10の上方に位置し、各画像形成部10から順次可視画像が転写され、複数色画像を形成する中間転写ユニット30を有している。更に、画像形成装置は、中間転写ベルト30a上の複数色画像をシートPに転写する2次転写ローラ36と、シートP上に転写された複数色画像をシートP上に定着するための定着部40とを有している。2次転写ローラ36の下方には、2次転写部TeにシートPを搬送するための給紙ユニット20が配置されている。給紙ユニット20は、シートPを供給するための手差しトレイ71及び給紙カセット21を有している。
中間転写ユニット30は、複数のローラに張架されて無端回動するベルト状の中間転写ベルト30aを有している。画像形成部10下方に配置された露光装置6により、感光体ドラム11上に可視画像が形成される。この可視画像は、画像形成部10に対して対向する位置に配設された1次転写帯電装置35によって中間転写ベルト30a上に1次転写される。複数の感光体ドラム11より1次転写された可視画像は、中間転写ベルト30a上で重ね合わされ、中間転写ベルト30aの回転により、シートPに転写される位置(Te)まで搬送される。中間転写ベルト30a上の可視画像は、手差しトレイ71及び給紙カセット21から選択されて給送されてきたシートP上に、2次転写部Teで2次転写ローラ36によって2次転写され、更に定着部40で定着されることでフルカラー画像が得られる。
上記構成の画像形成装置は、シートPの通紙経路が短く、各ユニットがコンパクトに配置されているために、装置の大幅な小型化が達成される。また、シートの給送から出力するまでの時間も短縮できるために、高速化も実現することができる。更に、通紙経路が短いため、シート詰まり等のジャムの発生頻度も低く抑えられ、高品質な画像形成装置が実現される。
更に、手差しトレイ71は、通紙経路をなるべく短く、装置をコンパクトにするため、図8に示す位置に配置されている。そして、開閉カバー70を開閉するときの動作に支障のないようにするために、手差しトレイ71は開閉カバー70そのものに設置され、開閉カバー70と一体に動作する構成となっている。
従って、手差しトレイ71の使用時には、図8に示す位置まで手差しトレイ71を回動させて使用し、手差しトレイ71未使用時には、図9に示すように開閉カバー70に収納できるように構成されている。また開閉カバー70を開く際は、手差しトレイ71が使用時の状態であれば、未使用時の状態まで手差しトレイ71を収納し(手差しトレイ上にシートがセット状態であればシートを取り除いてから)、その後、開閉カバー70を開けるように構成されている。
更に、給送部、転写部及び定着部は、図10に示すように、開閉カバー70を開くことによって露出可能であり、この際、通紙搬送路の大部分が露出する構成になっている。従って、ジャム処理等の作業を容易にするとともに、定着部等のユニットの交換性にも優れている。
しかし、上記画像形成装置では、開閉カバー70を開く際に、開閉カバー70と手差しトレイ71とが互いに保持されていない、もしくは軽い力で保持されていると、以下のような問題が生じる。つまり、このような状態で開閉カバー70を勢いよく開くと、図11に示すように、開閉カバー70を開放しきった際の衝撃で、その状態から手差しトレイ71が更に開いてしまう場合がある。その際、画像形成装置の設置場所によっては、手差しトレイ71が床等に衝突して破損を招いてしまう。一方、開閉カバー70を開けるときに手差しトレイ71が開かないように保持力を強化すると、手差しトレイ71の使用時に手差しトレイ71を開くことが困難になり、操作性が低下してしまう。
上記のような問題に対し、開閉カバーと手差しトレイとをそれぞれ独立して開閉できるようにし、開閉カバーの開閉動作による影響が手差しトレイに及ばないように構成して、上述の問題を回避可能にした画像形成装置が提案されている(特許文献2参照)。
特開2004−151389号公報 特開平07−215531号公報
しかし、上記特許文献2記載の技術では、開閉カバーを開いても手差しトレイが本体に残ったままであるため、ジャム処理時のジャム紙(シート)の視認性が劣るという問題がある。更に、開閉カバーの開口面積が手差しトレイによって減少するため、開口部から交換ユニットを交換することが困難となっている。また、別の開閉カバーを設けなくてはならず、それによる部品点数の増加も発生し、そのことがコストアップにもつながってしまう。
本発明は、ジャム処理時の視認性に優れた開閉カバーとしながらも、開閉カバーの開放時に手差しトレイ(手差しシート積載部)が開放して床等に衝突する等の問題を回避でき、ユーザビリティの向上を実現した画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明は、画像を形成するための画像形成部を有する装置本体と、前記装置本体に対して開閉可能に支持された開閉カバーと、前記開閉カバーに対して使用位置と非使用位置とに開閉可能に支持された手差しシート積載部と、を備えた画像形成装置において、前記開閉カバーは、前記装置本体への前記開閉カバーの閉止状態では前記装置本体の側の突き当て部に当接することで前記手差しシート積載部を解放する解放位置に移動し、かつ前記装置本体から前記開閉カバーが開放された開放状態では前記突き当て部から離間して前記手差しシート積載部をロックするロック位置に移動するロック部材を有し、前記手差しシート積載部は、前記開閉カバーの前記閉止状態では前記ロック部材から解放されて前記シート積載部を前記使用位置に開放可能な状態とし、かつ前記開閉カバーの前記開放状態では前記ロック位置に移動した前記ロック部材でロックされて前記開閉カバーの側にロックされる被ロック部を有することを特徴とする。
本発明によると、開閉カバーの開閉に伴ってロック位置と解放位置とに移動して手差しシート積載部をロック又は解放するロック部材を備える簡素な構成により、開閉カバーの開放時には手差しシート積載部を確実にロックすることができる。このため、開閉カバーの開放時に手差しシート積載部が装置本体側に残ることはなく、ジャム処理時の視認性に優れた開閉カバーを実現しつつ、開閉カバーを強く開放した際等に手差しシート積載部が意に反して開放し、床等に衝突する問題を回避できる。従って、ロック構成を特別に備えることなく、コストアップを招かず、ユーザビリティの向上を実現することができる。
本発明に係る第1の実施形態における画像形成装置の概略断面図。 第1の実施形態における画像形成装置の手差しトレイ使用時の状態を示す概略断面図。 第1の実施形態における画像形成装置の開閉カバー開放時の状態を示す概略断面図。 第1の実施形態における画像形成装置の手差しトレイ使用時の状態を示す概略断面図。 本発明に係る第2の実施形態における画像形成装置の概略断面図。 第2の実施形態における画像形成装置の手差しトレイ使用時の状態を示す概略断面図。 第2の実施形態における画像形成装置の開閉カバー開放時の状態を示す概略断面図。 従来例における画像形成装置の概略断面図。 従来例における画像形成装置の手差しトレイ未使用時の状態を示す概略断面図。 従来例における画像形成装置の開閉カバー開放時の状態を示す概略断面図。 従来例における画像形成装置の、開閉カバーの開放に伴って手差しトレイも開放した状態を示す概略断面図。
<第1の実施形態>
まず、本発明に係る画像形成装置の全体構成について、図4を参照して概略的に説明する。図4は、電子写真画像形成プロセスを利用した、画像形成装置としてのカラー画像形成装置を示す概略断面図である。
カラー画像形成装置は、イエロー色の画像を形成する画像形成部1aと、マゼンタ色の画像を形成する画像形成部1bと、シアン色の画像を形成する画像形成部1cと、ブラック色の画像を形成する画像形成部1dの4つの画像形成部を備えている。これら4つの画像形成部(画像形成ユニット)1a,1b,1c,1dは、一定の間隔をおいて一列に配置されている。各画像形成部1a,1b,1c,1dには、それぞれドラム型の電子写真感光体(以下、感光体ドラムという)2a,2b,2c,2dが設置されている。各感光体ドラム2a,2b,2c,2dの周囲には、帯電器3a,3b,3c,3d、現像装置4a,4b,4c,4d、ドラムクリーニング装置5a,5b,5c,5dがそれぞれ設置されている。画像形成部1a,1b,1c,1dの下方には、露光装置6が設置されている。各現像装置4a,4b,4c,4dには、それぞれイエロートナー、マゼンタトナー、シアントナー、ブラックトナーが収納されている。
各感光体ドラム2a〜2dは、負帯電のOPC感光体でアルミニウム製のドラム基体上に光導電層を有しており、駆動装置(不図示)によって矢印方向(時計回り方向)に所定のプロセススピードで回転駆動される。帯電部としての帯電器3a〜3dは、帯電バイアス電源(不図示)から印加される帯電バイアスによって各感光体ドラム2a〜2d表面を負極性の所定電位に均一に帯電する。現像装置4a〜4dは、それぞれ感光体ドラム2a〜2d上に形成される各静電潜像に各色のトナーを付着させてトナー像として現像(可視像化)する。現像装置4a〜4dによる現像方法としては、例えばトナー粒子に対して磁性キャリアを混合したものを現像剤として用いて磁気力によって搬送し、各感光体ドラム2a〜2dに対して接触状態で現像する2成分接触現像法を用いることができる。ドラムクリーニング装置5a,5b,5c,5dは、感光体ドラム2a,2b,2c,2d表面にそれぞれ残った転写残トナーを除去して回収する。
転写部としての1次転写ローラ34a,34b,34c,34dは、弾性部材で構成されており、各転写のニップ部にて無端ベルト状の中間転写ベルト30aを介して各感光体ドラム2a,2b,2c,2dに当接している。なお、ここでは転写部として、1次転写ローラ34a,34b,34c,34dを使用したが、トナー像をシートに転写する際に高圧が印加され、かつ中間転写ベルト30aに対して当接する転写ブレードとしてもよい。
露光装置6は、画像情報の時系列電気デジタル画素信号に対応して変調されたレーザ光がレーザ出力部(不図示)から出力され、高速回転するポリゴンミラー(不図示)等を介して各感光体ドラム2a,2b,2c,2d表面を露光する。これにより、各帯電器3a,3b,3c,3dで帯電された各感光体ドラム2a,2b,2c,2d表面に、画像情報に応じた各色の静電潜像が形成される。
給紙ユニット20は、給紙カセット21、カセット給送ローラ22、レジストローラ23a,23b、手差し給送ローラ24、及び、手差しシート積載部としての手差しトレイ71によって構成されている。この給紙ユニット20は、給紙カセット21内もしくは手差しトレイ71上のシートPを選択して給送し、2次転写部Teまで搬送する。
中間転写ユニット30は、駆動ローラ31及びテンションローラ33間に中間転写ベルト30aが張架されており、駆動ローラ31の駆動によって矢印方向(反時計回り方向)に回転(移動)される。中間転写ベルト30aは、装置本体に備えられた画像形成部1a〜1dで形成された画像を担持する像担持体を構成している。中間転写ベルト30aは、ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレート樹脂フィルム、ポリフッ化ビニリデン樹脂フィルム等のような誘電体樹脂によって構成されている。また、テンションローラ33の中間転写ベルト30aを挟んだ対向側には、中間転写ベルトクリーニング装置50が設置されている。中間転写ベルトクリーニング装置50は、中間転写ベルト30aに所定圧で当接される弾性体からなるクリーニングブレード51と、クリーニングブレード51により中間転写ベルト上から除去された残トナーを搬送する搬送スクリュー52とから構成される。残トナーは、搬送スクリュー52によってトナー回収容器(不図示)に搬送される。
また、2次転写部Teの下流側には、熱源を内包する定着ローラ42と、加圧ローラ41とを備えた定着部40が設置され、更に搬送方向下流側には排紙ローラ対43が設置されている。排紙ローラ対43の更に搬送方向下流側である中間転写ユニット30の上方には、排紙ローラ対43によって排出されたシートPを積載するための排紙トレイ44が配置されている。更に、露光装置6の下部で且つ給紙カセット21の上方には、電源ユニット60が配置されている。
次に、上述したカラー画像形成装置による画像形成動作について説明する。画像形成開始信号が発せられると、所定のプロセススピードで回転駆動される各画像形成部1a,1b,1c,1dの各感光体ドラム2a,2b,2c,2dが、それぞれ帯電器3a,3b,3c,3dによって一様に負極性に帯電される。そして、露光装置6は、出力画像の画像信号をレーザ出力部(不図示)にて光信号にそれぞれ変換し、変換された光信号であるレーザ光は、帯電された各感光体ドラム2a,2b,2c,2d上をそれぞれ走査露光して静電潜像を形成する。
そして、先ず感光体ドラム2a上に形成された静電潜像に、感光体ドラム2aの帯電極性(負極性)と同極性の現像バイアスが印加された現像装置4aによりイエローのトナーを付着させて、トナー像として可視像化する。そして、1次転写部Taにおいて転写バイアス(トナーと逆極性(正極性))が印加された1次転写ローラ34aにより、イエローのトナー像が中間転写ベルト30a上に転写される。
イエローのトナー像が転写された中間転写ベルト30aは、駆動ローラ31の回転に伴って画像形成部1bに移動される。そして、画像形成部1bと1次転写ローラ34bとにより構成された1次転写部Tbにおいても、前記同様にして感光体ドラム2bに形成されたマゼンタのトナー像が、シートP上のイエローのトナー像上に重ね合わせて、転写される。
以下、同様にして中間転写ベルト上に重畳転写されたイエロー、マゼンタのトナー像上に、感光体ドラム2c,2dで形成されたシアン、ブラックのトナー像が、各1次転写部Tc、Tdで順次重ね合わせてフルカラーのトナー像として形成される。
そして、中間転写ベルト30a上のトナー像先端が2次転写部Teに移動されるタイミングに合わせて、給紙カセット21もしくは手差しトレイ71から給送されたシートPがレジストローラ23a,23bにより2次転写部Teに搬送される。そして、2次転写部Teに搬送されたシートPに、転写バイアス(トナーと逆極性(正極性))が印加された2次転写ローラ36によりフルカラーのトナー像が転写される。
フルカラーのトナー像が形成されたシートPは、像加熱装置としての定着部40に搬送されて、定着ローラ42と加圧ローラ41間の定着ニップでフルカラーのトナー像を加熱、加圧される。このシートPは、表面に熱定着された後、排紙ローラ対43によって機外の排紙トレイ44に排出され、これにより、一連の画像形成動作が終了する。
ここで、本実施形態における特徴的な構成について図1〜図3を用いて説明する。図1〜図3は、本実施形態におけるカラー画像形成装置を示す概略断面図である。
図1に示すように、カラー画像形成装置は、画像を形成するための画像形成部1a〜1dを有する装置本体と、装置本体に対して開閉可能に支持された開閉カバー70とを備えている。更に、カラー画像形成装置は、開閉カバー70に対して使用位置と非使用位置とに開閉可能に支持された手差しトレイ(手差しシート積載部)71を備えている。
開閉カバー70は、ロック部材74を有している。このロック部材74は、装置本体への開閉カバー70の閉止状態では、突き当て部75に当接することで手差しトレイ71を解放する解放位置に移動する。更にロック部材74は、装置本体から開閉カバー70が開放された開放状態では、突き当て部75から離間して手差しトレイ71をロックするロック位置に移動する。また手差しトレイ71は、被ロック部71bを有している。この被ロック部71bは、開閉カバー70の閉止状態では、ロック部材74から解放されて手差しトレイ71を使用位置に開放可能な状態とする。更に被ロック部71bは、開閉カバー70の開放状態では、ロック位置に移動したロック部材74でロックされて開閉カバー側にロックされる。
装置本体に対して開閉自在な開閉カバー70は、手差しトレイ(手差しシート積載部)71、手差し給送ローラ24、レジストローラ23b、2次転写ローラ36、両面搬送ローラ25bを保持している。更に、開閉カバー70は、両面搬送路26、ロック部材74、ロック用付勢バネ72を保持している。手差しトレイ71は、全体的に長尺に形成され、下端部を回動軸71aにより回動可能に支持され、装置本体側に設けられた主ロック機構83によって上端部を係脱されるように構成されている。手差しトレイ71における回動軸71aで回動可能に支持された下端部は、装置本体内方側に突出する、ロック部材74に係合される被ロック部71bを構成している。
ロック部材74及び被ロック部71bにより、開閉カバー70の開放時に手差しトレイ(手差しシート積載部)71をロックする補助ロック機構が構成されている。上記主ロック機構83は、この補助ロック機構よりも小さいロック力で手差しトレイ71を開閉カバー70に常時ロックするように構成されている。
手差しトレイ71は、回動軸71aを支点として回動可能に支持され、未使用時には、図1に示すように開閉カバー70内に収容されている。また手差しトレイ71は、使用時には、図2に示すように、使用位置まで矢印Aの方向に回動して固定され、この状態でシートPがセットされ、手差し給送ローラ24によって給送動作することが可能になる。
開閉カバー70は、図3に示すように、下部側の回動軸73を支点として矢印B方向に回動可能となるように装置本体に支持されている。この回動時、レジストローラ23b、2次転写ローラ36、両面搬送ローラ25b及び両面搬送路26が、開閉カバー70に保持されて一体的に回動する。この際、装置本体内の通紙搬送パスの大部分が露出されて開放状態となるため、ジャム紙の視認性及びジャム処理性に優れた構成となっている。この開口時の開口部が大きいため、定着部40や中間転写ベルトユニット、2次転写ユニット等のユニットの交換性にも優れている。
ロック部材74は、解放位置からロック位置に向けて回動するようにロック用付勢バネ(付勢部材)72により付勢された状態で開閉カバー70に支持されている。手差しトレイ71は、開閉カバー70への閉止状態にあってロック位置に回動したロック部材74によりロックされる位置に被ロック部71bを一体に有している。
ロック部材74は、回動軸74cを中心として全体的に屈曲した形状を呈している。そしてロック部材74は、係止部80に一端が支持されたロック用付勢バネ72の他端により押圧付勢されるレバー部74aと、手差しトレイ71の被ロック部71bに係合可能な係合部74bとを有している。ロック部材74は、図1に示すように、開閉カバー70の閉止状態では、装置本体側に設置された突き当て部75にレバー部74aの先端を押圧された状態に保持される。この状態において、係合部74bは手差しトレイ71の被ロック部71bに係合しないため、手差しトレイ71は自由に開閉動作することができる。
なお、圧縮バネであるロック用付勢バネ72は、開閉カバー70の底部に固定された係止部80に一端を係止された状態で、自由端である他端をロック部材74のレバー部74aの内面に弾接(当接)させている。また、レバー部74aの先端は、図3の状態から図1の状態に復帰する際に、突き当て部75に対し滑らかに摺接しながら回動復帰できるように傾斜して形成されている。
図3に示すように、開閉カバー70が開放状態になると、ロック部材74がロック用付勢バネ72によって回動軸74cを支点として回動する。その結果、係合部74bが被ロック部71bと係合するため、手差しトレイ71はロックされて図3の状態から開かなくなる。
以上の本実施形態によると、図3に示すように、開閉カバー70を勢い良く開放した場合であっても、手差しトレイ71は開閉カバー70の開閉動作に連動して被ロック部71bをロックされる。このため、開閉カバー70の動作中に手差しトレイ71が開いてしまうことはなく、従って、手差しトレイ71が開いて床等に衝突して破損を招いたりすることを防止できる。
つまり、開閉カバー70の開閉に伴ってロック位置と解放位置とに移動して手差しトレイ71をロック又は解放するロック部材74を備える簡素な構成により、開閉カバー70の開放時には手差しトレイ71を確実にロックすることができる。このため、開閉カバー70の開放時に手差しトレイ71が装置本体側に残ることはなく、ジャム処理時の視認性に優れた開閉カバー70を実現しつつ、開閉カバー70を強く開放した際等に手差しトレイ71が意に反して開放し、床等に衝突する問題を回避できる。従って、ロック構成を特別に備えることなく、コストアップを招かず、ユーザビリティの向上を実現することができる。
<第2の実施形態>
次に、本発明に係る第2の実施形態について、図5〜図7を用いて説明する。本実施形態におけるカラー画像形成装置の画像形成に係る構成は、第1の実施形態のものと同様である。図5〜図7は、本実施形態におけるカラー画像形成装置の概略断面図である。
図5に示す画像形成装置における開閉カバー70は、手差しトレイ71、手差し給送ローラ24、レジストローラ23b、2次転写ローラ36、両面搬送ローラ25b、両面搬送路26、2次転写ユニット76、転写ユニット付勢バネ77を保持している。なお、図5〜図7では、先の実施形態で説明した主ロック機構83について図示を省略している。本実施形態では、2次転写ユニット76及び被ロック部71bにより補助ロック機構が構成されている。
本実施形態の手差しトレイ71は、被ロック部71bを含めた全体の側面視が一直線状に形成され、下端部近傍を回動軸71aで回動可能に支持され、装置本体側に設けられた主ロック機構(不図示)によって上端部を係脱されるように構成されている。手差しトレイ71は、図7に示す開閉カバー70の開放状態では、2次転写ユニット76の係合部76bにより被ロック部71bを押さえ付けられて、非使用位置にロックされる。手差しトレイ71は、図5に示す非使用位置では、閉止状態の開閉カバー70内に収容されている。また手差しトレイ71は、使用時には、図6に示すように、使用位置まで矢印A方向に回動して固定され、シートPがセットされて、手差し給送ローラ24によって給送することが可能になる。
一方、開閉カバー70は、図7に示すように、回動軸73を支点として矢印B方向に回動することが可能であり、この際、レジストローラ23b、2次転写ユニット76、両面搬送ローラ25b及び両面搬送路26は、開閉カバー70に保持されて回動する。この際、装置本体内の通紙搬送パスの大部分が露出かつ開放されるため、ジャム紙の視認性及びジャム処理性に優れている。更に、開口部が大きいため、定着部40や2次転写ユニット76等のユニットの交換性にも優れている。
本実施形態では、2次転写ユニット76は、手差しトレイ71との係合部76b、回動軸76a、当接部76c、2次転写ローラ36、2次転写ローラ付勢バネ78を有している。2次転写ユニット76は、図5に示す開閉カバー70の閉止状態では、装置本体側に設置された突き当て部75に対し転写ユニット付勢バネ(付勢部材)77で当接部76cを突き当てられた状態で保持される。この状態において、2次転写ローラ付勢バネ78は、転写条件、給送条件等を考慮して最適な圧に設定されている。
本実施形態では、開閉カバー70の閉止状態にて中間転写ベルト(像担持体)30aに接して2次転写部(転写部)Teを形成する2次転写ローラ(転写ローラ)36を有する2次転写ユニット(転写ユニット)76によりロック部材が構成されている。
また、圧縮バネである転写ユニット付勢バネ77は、開閉カバー70の中間部に固定された係止部81に一端を係止された状態で、自由端である他端を2次転写ユニット76の上部背面に弾接(当接)させている。この転写ユニット付勢バネ77は、2次転写ローラ付勢バネ78よりも大きなバネ圧を有し、2次転写ユニット76を、装置本体側の突き当て部75に当接部76cを突き当てることにより固定している。
この状態において、2次転写ユニット76の係合部76bは、手差しトレイ71の被ロック部71bとは係合しないため、図6に示すように、手差しトレイ71は自由に開閉される。
次に、図7に示すように開閉カバー70を開放した場合、2次転写ユニット76の当接部76cが突き当て部75から離間するため、転写ユニット付勢バネ77によって回動軸76aを支点として同図の反時計回り方向に回動させられる。その結果、係合部76bは、被ロック部71bに係合して被ロック部71bを押さえ付けるため、手差しトレイ71はロックされて開かなくなる。
以上の本実施形態によると、図7において開閉カバー70が勢い良く開放された場合でも、手差しトレイ71は開閉カバー70の開閉動作に連動してロックされることで、開閉カバー70の動作中に手差しトレイ71が開放することはない。従って、手差しトレイ71が開いて床等に衝突して破損を招いたりする不都合の発声を確実に防止することができる。
また、本実施形態では、手差しトレイ71をロックする部材等を、装置本体にもともと備えられている2次転写ユニット76を兼用している。このため、本実施形態では、前述した第1の実施形態に比べて、独立してロック部材を設ける必要がなくなるため、省スペース化、低コスト化が促進されている。
本実施形態では、手差しトレイ71をロックする機構として2次転写ユニット構成を挙げたが、回転中心を有するバネ付勢されたユニットであれば2次転写ユニット76に限られることはない。例えば、レジストローラ23bを同様のユニット構成にすることによっても、同様の効果を得ることができる。
1a,1b,1c,1d…画像形成部、30a…像担持体(中間転写ベルト)、36…転写ローラ(2次転写ローラ、70…開閉カバー、71…手差しシート積載部(手差しトレイ)、71b,74…補助ロック機構(被ロック部,ロック部材)、72,77…付勢部材(ロック用付勢バネ,転写ユニット付勢バネ)、75…突き当て部、76…ロック部材,転写ユニット(2次転写ユニット)、83…主ロック機構、Te…転写部(2次転写部)

Claims (4)

  1. 画像を形成するための画像形成部を有する装置本体と、前記装置本体に対して開閉可能に支持された開閉カバーと、前記開閉カバーに対して使用位置と非使用位置とに開閉可能に支持された手差しシート積載部と、を備えた画像形成装置において、
    前記開閉カバーは、
    前記装置本体への前記開閉カバーの閉止状態では前記装置本体の側の突き当て部に当接することで前記手差しシート積載部を解放する解放位置に移動し、かつ前記装置本体から前記開閉カバーが開放された開放状態では前記突き当て部から離間して前記手差しシート積載部をロックするロック位置に移動するロック部材を有し、
    前記手差しシート積載部は、
    前記開閉カバーの前記閉止状態では前記ロック部材から解放されて前記シート積載部を前記使用位置に開放可能な状態とし、かつ前記開閉カバーの前記開放状態では前記ロック位置に移動した前記ロック部材でロックされて前記開閉カバーの側にロックされる被ロック部を有する、ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記ロック部材は、前記解放位置から前記ロック位置に向けて回動するように付勢部材により付勢された状態で前記開閉カバーに支持され、
    前記手差しシート積載部は、前記開閉カバーへの閉止状態にあって前記ロック位置に回動した前記ロック部材によりロックされる位置に前記被ロック部を一体に有する、ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記装置本体は、前記画像形成部で形成された画像を担持する像担持体を有し、
    前記ロック部材は、前記開閉カバーの前記閉止状態にて前記像担持体に接して転写部を形成する転写ローラを有する転写ユニットにより構成される、ことを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成装置。
  4. 前記ロック部材及び前記被ロック部により、前記開閉カバーの開放時に前記手差しシート積載部をロックする補助ロック機構が構成され、
    前記補助ロック機構よりも小さいロック力で前記手差しシート積載部を前記開閉カバーに常時ロックする主ロック機構を備える、ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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