JP5191077B2 - 単一製品緩衝構造体 - Google Patents

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Description

【0001】
(技術分野)
本発明は、衝撃に弱い製品の梱包に用いる製品緩衝装置に関する。より特定的には、本発明は、プラスチック材料から作られ、コーナピース、エッジピース、及びエンドキャップを含む複数の異なる実施形態を有することのできる、再使用または再生可能な製品緩衝装置に関する。本発明の各実施形態は、種々の成形技術によりプラスチック材料から成形できる単一構造を含む。
【0002】
(背景技術)
衝撃に弱い製品に対する製品緩衝装置の使用は、従来から知られている。一般に、衝撃を受けやすい装置の緩衝には、多くの異なる方法があり、各方法に特定の利点及び欠点がある。
【0003】
例えば、衝撃に弱いすなわち壊れやすい装置または商品を薄葉紙(tissue paper)で包み、緩やかに丸めた薄葉紙で製品を保護する方法が従来から知られている。紙を使用した別の方法では、裁断紙または木毛(excelsior)を使用する。より上質な(elegant)方法としては、複数の気泡が形成されたシート材からなるプラスチック包装(bubble-pack)を使用する方法がある。長年使用されてきた別の方法では、業界で「ピーナッツ(スチロール製の小球)」と呼ばれることもある、個別に成形された複数の発泡ポリスチレンの小球を使用する。
【0004】
例えば、複雑で高価な電子装置、例えばコンピュータモニタやより特定的にはノートブックコンピュータやプリント回路基板などが市場に導入された結果、より好ましい梱包及び緩衝に対する要求が高まるにつれて、より洗練され、かつより効果的な衝撃吸収緩衝装置に対する要望が強くなった。落下試験などを含む、緩衝装置の許可基準が開発され、緩衝装置が、製品の脆弱性レベル、一般には重力加速度20倍から100倍を上回る衝撃加速度(shock acceleration)から衝撃に弱い製品を保護できるかが判断される。
【0005】
この結果、ハニカムダンボール紙(honeycomb cardboard)、特に発泡ポリスチレン、発泡ポリウレタン、発泡ポリプロピレン、または発泡ポリエチレンが使用されるようになった。可撓性のある発泡装置は、コーナピースまたはエッジピースとしての使用がよく知られている。同様に、発泡ポリスチレン製品は、より硬質であり、これもコーナピースまたはエンドキャップとしての使用がよく知られている。これらの装置はしばしば、特定の製品に使用するための特定の形状を有するべく特定的に成形されるので、製品特異性を有する。
【0006】
しかしながら、一般に、可撓性発泡緩衝装置及び発泡ポリスチレン緩衝装置は再生可能ではない。これにはいくつかの理由がある。まず、可撓性発泡緩衝装置及びポリスチレン緩衝装置は非常にかさばることが多く、通常は、製品を入れて輸送する梱包容器とともに廃棄される。また、可撓性発泡剤または特にポリスチレン緩衝装置のために設定された特定の再生場(recycling depot)が非常に少ない。いずれにしても、発泡ポリスチレン及び発泡ポリウレタンは、一般に再生不可能である。これらの材料は、無傷であれば特定的に一般的なコーナピースとしてまたは特定製品のエンドキャップとしてその再利用性を提供する場合もあるが、このような発泡ポリスチレン緩衝装置が閉鎖型(closed)輸送システムで使用されていない限り、これらを再利用のために回収することができない。さらに、発泡ポリスチレン緩衝装置は非常に壊れやすく、使用され、輸送に用いられた梱包容器から取り出されると、その完全性を維持するのが難しい。
【0007】
ブロー成形された製品、または別のプラスチックシェル製品の異なるタイプを含むより上質の緩衝装置が近年市場に登場しているが、そのほとんどは密閉構造であり、空気または他の気体が充填されている。これらの構造は、膨張可能なものもあり、密閉されたものもあり、大気に対して開口している場合もあるが、これらは比較的硬質の材料で形成されている。これらの製品はすべて、一般に高密度のポリエチレンで形成され、切断して別の製品にするのが簡単であるために再生可能であり、あるいは、閉鎖式の搬送または回収システムで使用されれば再使用が可能である。上記の装置に、低密度のポリエチレンを使用することも可能であるが、現在ではその使用は極めて限定されている。
【0008】
以下に詳細に説明するように、本発明は、単一の構成を有し、プラスチック材料から形成される、再生可能でかつ再使用可能な製品緩衝装置を提供する。以下の説明からわかるように、本発明は、このような製品緩衝装置を、トレイもしくはカバー、クラムシェル、エンドキャップ、コーナピース、またはエンドピースとして提供する。しかしながら、本発明は、以下に説明する多くの従来技術装置などのように密閉した構造を示さず、積重ね可能な製品緩衝装置を提供する。この特性は、本発明による製品緩衝装置が関連して使用される製品の工場または出荷倉庫において従来必要であった保管容積にくらべてはるかに小さい容積に本発明の装置を保管できることを意味する。さらに、製品がエンドユーザに届けられた際に、製品緩衝装置を再使用のために再び積重ねてもよいし、材料の再生のために大雑把に切断または裁断してもよい。
【0009】
本発明のすべての実施形態は、以下により詳細に示すように、一緒に使用するいかなる製品に対しても、緩衝及び衝撃力の吸収及び/または伝達、ひいては衝撃吸収保護を、衝撃吸収保護が要求される3つの互いに鉛直な軸、すなわち垂直方向、前後(front-to-back)方向、及び左右(side-to-side)方向の少なくとも2方向において提供する。本発明のほとんどの実施形態においては、エッジピースを除き、製品に対する衝撃吸収保護は、互いに垂直な3方向のすべてにおいて提供される。
【0010】
(従来技術の説明)
マシューズ他(MATTHEWS et al.)に付与された米国特許第2,874,826号は、衝撃及び振動分離装置に関するが、この装置は直線的な容器に使用されるものではない。この装置は、ゴムで覆った布帛でできた、複数のチェインバを含む弾性のある膨張可能なジャケットであり、圧力下で気体を保持するもので、衝撃に弱い装置、例えば誘導ミサイルなどの周囲を包み、これに対して衝撃及び振動分離容器を提供する。
【0011】
ゴバン(GOBAN)に付与された米国特許第3,294,223号は、頂点が丸みをもつかあるいは平らな三角多面体(triangular polyhedron)の形状を有する、成形プラスチックコーナピースを教示する。コーナサポートの目的は、この成型プラスチックコーナピースと、これを設置するカートンの角部との間に空気を閉じ込めることである。
【0012】
ピバート他(PIVERT et al.)に付与された米国特許第4,905,835号は、膨張可能な緩衝パッケージングを教示する。複数のチェインバを膨張させて緩衝効果を提供し、これにより衝撃を吸収して、容器の中央に配置された衝撃に弱い製品を保護する。風船のようなチェインバを膨張させることのできる量、すなわちその硬度が調整できる。
【0013】
フース他(FOOS et al.)に付与された米国特許第5,226,543号は、プラットフォーム部と側壁部とをいずれも含み、側壁部がプラットフォームの周囲に囲いを形成する梱包構造体を教示する。本質的には、この製品はエンドキャップまたはプラットフォームである。側壁は、内側壁と外側壁をいずれも含み、これらはブリッジ部分によって接合されている。内側壁は外側壁より相対的に短いので、プラットフォーム部は外側壁の下端部から特定距離上方において壊れやすい物品を保持することになる。一般的には切欠き部である衝撃吸収体は、側壁のブリッジ部分に形成されている。これらの切欠き部はある程度の弾性を有し、梱包構造体に負荷がかかり、そして負荷が除去されると、すなわち衝撃を受けた後に負荷を除くと、切欠き部は元の形状に復帰し、劣化することなく複数の荷重を吸収することができる。しかしながら、このような弾性が存在するためには、高い剛性を有する材料を使用しなければならないが、一般に、この材料は高密度のポリエチレンである。この特許では、内壁が外壁より短いことが要求される。
【0014】
フース他には、別の特許、第5,385,232号も付与されている。この特許でも、プラットフォーム部の周囲に囲いを形成する側壁構造体が教示されている。しかしながら、この特許の教示では、衝撃負荷構造体、すなわち前のフース特許において議論された切欠き部を変形または圧縮しない程度の軽い衝撃負荷の問題をも対処している。ここでは、収縮性(collapsibility)を提供し、パッケージが衝撃負荷を受けたときにパッケージの下方に圧縮空気を解放する開口部の概念が導入されている。このような収縮可能な開口部は、プラットフォームの様々な位置に配置することができ、種々の形状を有してもよい。しかしながら、この特許も依然として、先のフース特許と同様に、その教示が、内壁及び外壁の使用、ならびに弾性の特性を有する衝撃構造体(切欠き部)の使用に関するものである。
【0015】
モレン他による米国特許第5,515,976号は、壊れやすい物品の1端部の側壁すべてに接触する側部フランジを有し、よってエンドキャップとして構成された構造体を教示する。側壁全体に多数の突起部が設けられ、物品を支持する。側壁には、衝撃負荷を吸収する手段として切欠き部も設けられている。この特許のエンドキャップには、少なくとも1つのクラッシュボタンが設けられ、壊れやすい物品の長手方向の長さに沿って与えられる衝撃を吸収する。
【0016】
ディッキー他(DICKIE et al.)に付与された2つの関連米国特許、第5,626,229号と5,628,402号は、それぞれ、気体を含む製品支持構造体に関する。この構造体は、プラスチックの袋(plastic bladder)の形状をし、保護すべき製品の外形寸法に一致する内部寸法を有する空洞を提供すべく形成される一方、この構造体を配置する輸送容器の内部寸法に一致する外形寸法を有するように形成されている。この製品は、半剛体かつセルフサポートタイプであり、モノリシックで、気体を内包し、保護すべき製品に対するコーナピース、エンドピースまたはトレイの形状を有することができる。半剛体でセルフサポートタイプの気体含有袋は、密閉されているか、周辺環境に晒されているかに関わらず、その形状を保持する。また、一般に、製品支持構造体の内部に複数のチェインバを含み、気体がそのチェインバ間を通じており、その結果、構造体内の気体は、動作の衝撃負荷環境において1つのチェインバから別のチェインバに流れる。
【0017】
アゼルトン他(AZELTON et al.)による米国特許第5,799,796号は、単一ばねシステムエンドキャップ梱包装置を教示する。ここでは、この構造は、内壁、外壁、及び両者の間に設けられたばねシステムを含む。ばねシステムは、側壁構造の長さに沿って弓形形状を有する可撓性の隆起部を形成する調和的ベローズ(harmonic bellows)を少なくとも1つ含む。緩衝空間は、内部側壁の端部と外部側壁の端部とのあいだに存在する。側壁の内部面に小さいくぼみを設けて、エンドキャップが、これを上に被せる製品に摩擦嵌合できるようにしてもよい。弓形の調和的ベローズは本質的に弾性の可撓性隆起部を形成し、ばねシステムの各ベローズは、衝撃負荷の印加時に互いに独立して作用する。
【0018】
本願の発明者による同時係属中の米国特許出願第09/286,843号は、成形されたポストをその一体部分として有する緩衝装置を教示する。このポストは、2つの垂直な梱包容器側部が交差する角部、または3つの互いに垂直な梱包容器側部により形成される角部に向かって延びるように設計されている。製品支持面は、容器接触フランジ及び湾曲した隆起部によって、関連する梱包容器側部から隔てられている。衝撃負荷の状況では、湾曲した隆起が少なくとも一時的にポストから離れてさらに湾曲し、製品支持面が少なくとも一時的にその関連する梱包容器側部に近づいて移動する。
【0019】
(発明の開示)
最も広い意味において、かつ本発明の実施形態、すなわちコーナピース、エッジピースまたはエンドキャップのいずれにも共通する特性として、本発明は製品緩衝装置を提供する。製品緩衝装置は、いずれの場合にも、衝撃に弱い製品を外装梱包容器において支持することを意図する。その最も広い意味において、本発明は、少なくとも平行でかつ平坦な上部及び底部面と、この平坦な上部及び底部面にそれぞれが垂直な少なくとも3つの平坦な側部面とを有する任意の容器との使用に適用できる。以下に説明するように、本発明の複数の実施形態があり、本発明は、エンドキャップ、コーナピース、トレイまたはカバー、エンドピース、エッジ支持ピース、またはクラムシェルの形状に構成できる。
【0020】
本発明によるいずれの単一製品緩衝構造体も、衝撃負荷状態において、衝撃に弱い製品に対する衝撃吸収保護を提供する。これらの衝撃負荷状態は、通常はX,Y及びZ軸により決定するとされる、互いに垂直な3方向の任意の1つ、2つまたは3つの方向でもよい。ここで、X軸は、緩衝構造体、すなわち実際には製品に対する左右方向の軸(side-to-side axis)とされる。Y軸は前後方向の軸(front-to-back axis)であり、Z軸は垂直軸である。しかしながら、これらの軸及び前方、後方、側方または垂直線に対する軸の向きは全く任意である。梱包された製品は、いずれの方向にも装填、積重ね、落下が可能であることは明らかである。したがって、以下の説明及びクレームにおいては、特定の軸に対する説明も、実際には任意である。実際に、ほとんどの部分、少なくともクレームにおいては、便宜上の理由を除き、方向については特定的な参照や、関連を説明しない。
【0021】
いずれにせよ、その最も広い意味においては、本発明の単一製品緩衝装置は、成形可能な弾性プラスチック材料で形成される。
【0022】
本発明によるいずれの単一製品緩衝構造体にも、少なくとも1つの外部容器接触壁が形成されており、これにより、想定される互いに垂直な3方向の少なくとも第1の方向において、外装梱包容器に対する接触が実現する。さらに、少なくとも1つの外部容器接触壁の内側には、可撓性衝撃吸収ばね移行部分が形成されている。
【0023】
単一製品緩衝構造体は、さらに製品支持領域を含む。製品支持領域は、少なくとも1つの外部製品支持領域形成壁と、少なくとも1つの内部製品接触壁と、外部製品支持領域形成壁と内部製品接触壁との間の少なくとも1つの上部隆起部と、内部製品接触壁から内側に延びる製品支持プラットフォームとを有する。
【0024】
内部製品接触壁は、衝撃負荷状態において、互いに垂直な3方向の少なくとも1方向に、製品に対する衝撃吸収支持を提供するようになされる。さらに、製品支持プラットフォームは、衝撃負荷状態において、前述の互いに垂直な3方向の少なくとも第1の方向に垂直な第2の方向に、製品に対する衝撃吸収保護を提供するようになされている。
【0025】
可撓性の衝撃吸収ばね移行部分の形状は、湾曲するようになっている。湾曲の方向は、外向きであり、可撓性衝撃吸収ばね移行部分にそれぞれが隣接する製品支持領域決定壁から遠ざかる方向である。
【0026】
上述のように、本発明の単一製品緩衝構造体が、外部容器接触壁を1つ、外部製品支持領域決定壁を1つ、内部製品接触壁を1つ、そしてこれらの間に形成された単一の隆起部を含む場合、単一製品緩衝構造体はエッジ支持ピースとして構成される。
【0027】
本発明の単一製品緩衝構造体のかなり一般的な構成は、コーナピースとしての構成である。このように構成された場合、2つの外部容器接触壁が互いに垂直に配置され、この2つの外部容器接触壁は、互いに垂直な、外装梱包容器の2つの壁に接触するようになされる。したがって、緩衝構造体は、衝撃負荷状態において、衝撃に弱い製品に対し互いに垂直な3方向における衝撃吸収保護を提供する。
【0028】
衝撃負荷状態において、衝撃に弱い製品に対し、互いに垂直な3方向における衝撃吸収保護を提供する、本発明による単一製品緩衝構造体の別の実施形態は、エンドキャップ、トレイまたはカバー、あるいはクラムシェルのいずれか半分であると考えられるものである。このような構成では、4つの外部容器接触壁が2つの対向する対として配置され、この外部容器接触壁の対向する対どうしは、互いに対して実質的に平行である。これら外部容器接触壁の2つの対は、矩形形状に配置される外部パッケージ容器の4つの壁部に接触するようになされている。
【0029】
さらに別の構成は、エンドキャップの構成であり、3つの外部容器接触壁を有し、これらの壁の対向する一対は互いに実質的に平行であり、第3の外部容器接触壁がこの対向する一対の壁の間に、これらの壁に対して垂直に配置されている。この構成は、3つの外部容器接触壁が外装梱包容器の3つの壁に接触するようになされ、ここで、外装梱包容器の3つの壁のうち2つは互いに実質的に平行であり、第3の壁は第1の2つの壁の間に、これらに垂直に配置されている。ここでも、この構造は、衝撃負荷状態において、衝撃に弱い製品に対して、互いに垂直な3方向における衝撃吸収保護を提供する。
【0030】
本発明の一部の実施形態では、外部容器接触壁は上方に向き、他の実施形態では、下方に向けられている。
【0031】
外部容器接触壁が下方に向けられた本発明の特定の1実施形態においては、このような壁は、外部梱包容器接触面を提供する底端部を有し、緩衝構造体は、この外部梱包容器接触面により、少なくとも1つの外部容器接触壁と一直線上の方向において、外装梱包容器の表面に接触する。このような接触は、少なくとも1つの外部容器接触壁により接触が行われる互いに垂直な3方向の少なくとも第1の方向に垂直である。
【0032】
外部容器接触壁が上方に向いた本発明の別の実施形態においては、緩衝構造体が、少なくとも1つの容器接触壁と一直線上の方向において外装梱包容器の表面に接触する外部梱包容器接触面が、可撓性衝撃吸収ばね移行部分の外部面の少なくとも一部により提供される。
【0033】
実際に、上記の実施形態に限らず、一般的な実施形態としては、可撓性衝撃吸収ばね移行部分の外部面の少なくとも一部により外部梱包容器接触面を設け、少なくとも1つの外部容器接触壁が外部容器に接触した、互いに垂直な3方向の少なくとも第1の方向に垂直な方向において、外装梱包容器の表面に接触することができる。
【0034】
本発明によるクラムシェル単一製品緩衝構造体は、それぞれが2対の対向する外部容器接触壁を有する2つの部分を備えることにより提供できる。2対の対向する外部容器接触壁は、各対が少なくとも1つの可撓性衝撃吸収ばね移行部分のそれぞれに関連し、各部分は製品支持領域を有する。この実施形態では、緩衝構造体の2つの部分は、両者の間に形成された一体のヒンジ(living hinge)により結合されている。
【0035】
本発明の実施形態によっては、少なくとも1つの外部容器接触壁と少なくとも1つの外部製品支持領域決定壁との間に、少なくとも2つの可撓性衝撃吸収ばね移行部分を含むものもある。この場合、少なくとも1つの外部容器接触壁は、少なくとも2つの可撓性衝撃吸収ばね移行部分のそれぞれのあいだで不連続である。
【0036】
本発明の別の実施形態においては、少なくとも1つの可撓性衝撃吸収ばね移行部分を少なくとも2つの部分に形成してもよい。これら2つの部分は、各外部容器接触壁と各外部製品支持領域決定壁との間に延びる補強用リブ(stiffening rib)によって、互いに隔てられている。
【0037】
本発明の任意のコーナピース実施形態においては、更なる実施形態を提供し、各外部製品支持領域決定壁の一部、各内部製品接触壁の一部、及び各上部隆起部の一部を、上部隆起部が交差して、単一製品緩衝構造体の製品支持領域の角部を決定する領域において、面取りしてもよい。面取り領域が形成された場合、各外部製品支持領域決定壁と、内部製品接触壁との間にウェブ(膜のような曲面部)が形成される。
【0038】
本発明のエンドピース形態が、同様に2つの面取り角部を有してもよい。この場合、3つの外部製品支持領域決定壁、内部製品接触壁、及び3つの上部隆起部により、エンドピース形状の2つの角部が決定する。ここでも、各外部製品支持領域決定壁の一部、各内部製品接触壁の一部、及び上部隆起部の一部を、上部隆起部の各対が交差する各領域において面取りし、各外部製品支持領域決定壁と、内部製品接触壁との間にウェブが形成される。
【0039】
さらに、本発明の単一製品緩衝構造体の矩形形状、例えばエンドキャップまたはトレイにおいて、各外部製品支持領域決定壁の一部、各内部製品接触壁の一部、及び上部隆起部の一部を、上部隆起部の各対が交差する各領域において面取りしてもよい。この場合も、各外部製品支持領域決定壁と、内部製品接触壁との間の各面取り領域にウェブが形成される。
【0040】
一般に、内部製品接触壁の長さは、外部製品支持領域決定壁の長さの10%から80%の範囲である。より一般的には、内部製品接触壁の長さは外部製品支持領域決定壁の長さの概して60%未満である。
【0041】
さらに、内部製品接触壁は、複数の隆起部が製品支持プラットフォームと上部隆起部との間に延びる屈曲形状を有してもよい。これは、以下に説明するように、多かれ少なかれ類似する多様な製品に対応するためである。
【0042】
本発明の任意の形態において、製品支持プラットフォーム及び内部製品接触壁は、所定の形状を有する製品、または製品の一部を受けるべく形状を有してもよい。
【0043】
一般的に、本発明の単一製品緩衝構造体は、積重ね可能である。これは、緩衝構造体を、各外部容器接触壁、外部製品支持領域決定壁、及び各内部製品接触壁が傾斜するように成形することで実現できる。
【0044】
一般的に、本発明の単一製品緩衝構造体は、プラスチックシート材料から熱成形される。成形された単一構造の圧縮強さ、したがって衝撃力に耐える能力は、成形された単一製品緩衝構造体が熱成形された、熱成形可能なプラスチックシート材料の厚さの関数として変化する。
【0045】
本発明の単一製品緩衝構造体の能力を、衝撃力に耐えるように構成する別の方法として、成形された単一製品緩衝構造体に形成された可撓性衝撃吸収ばね移行部分の幅及び深さを変えてもよい。
【0046】
さらに、外部製品支持領域決定壁を、段付き形状に形成し、連続する個別の段を有するようにしてもよい。
【0047】
(発明を実施するための最良の形態)
本発明の構成、組織、使用法及び動作方法に関し、本発明の特徴であると考える新規の特性は、本発明のさらなる目的及び効果とともに、本発明の現在の好ましい実施形態を例として示す以下の図面からより理解できる。しかしながら、これらの図面は例示及び説明の目的でのみ示されるもので、本発明を限定するものでないことは明らかである。本発明の実施形態を、添付の図面に関連して例として説明する。
【0048】
まず、図1を参照し、本発明による単一製品緩衝構造体のデザイン及び機能に関する基本的概念及び前提のいくつかを紹介し、さらに本明細書で特定的に用いられる用語を説明する。
【0049】
本発明による一般的な単一製品緩衝構造体が図1において符号10で示されている。この構造は、その一般的な外形が符号12で示される製品とともに使用することを意図する。製品12は、衝撃に弱い製品であることを除き、その本質は本発明の動作及び機能に対して重要ではない。通常、このような製品は、あらゆる種類の電子製品、例えば、ラップトップコンピュータ、コンピュータデバイス、テープドライブ、回路基板などである。その他の製品としては、組立てられたコンピュータケースやそれ以外のあらゆる種類の組立てられた電子製品及び例えばガラスやセラミック製の壊れやすい製品などでもよい。
【0050】
本発明による任意の単一製品緩衝構造体の主な要素には以下を含む。すなわち、本発明による各単一製品緩衝構造体は、少なくとも1つの外部容器接触壁20を有する。単一製品緩衝構造体の外領域には、製品支持領域16が形成されている。製品支持領域16は、その周縁が、外部製品支持領域決定壁22、内部製品接触壁24、及び外部製品支持領域決定壁22と内部製品接触壁24との間に形成された上部隆起部26により限定されている。製品支持領域16の下部(図1に示される)は、製品支持プラットフォーム28において終端している。
【0051】
各外部容器接触壁20とそれぞれの外部製品支持領域決定壁22との間には、可撓性衝撃吸収ばね移行部分(flexible shock absorbing spring transition section or sections)30が形成されている。一般に、各可撓性衝撃吸収ばね移行部分30は湾曲した形状を有し、この湾曲の方向は外向きで、外部製品支持領域決定壁22のそれぞれから遠ざかる方向である。
【0052】
説明を簡単にするために、互いに垂直な3つの軸32,34,36が図1に示され、それぞれが「X」軸、「Y」軸、及び「Z」軸を表している。通常、「Z」軸は垂直軸である。しかしながら、本発明による任意の単一製品緩衝構造体、特に図1に示すような形状が、例えばエンドキャップとして使用される場合には、衝撃に弱い製品及びその各単一製品緩衝構造体が収容された外装梱包容器の配置方向により、実際の垂直線は「X」軸と「Y」軸のいずれかに沿う場合もある。
【0053】
図2及び図3には、図1の実施形態の端部図及び前面または背面図が特に示されている。図2及び図3の各図においては、可撓性衝撃吸収ばね移行部分30がそれぞれ、符号42で示すように、外部容器接触壁20の底端部40より下方に延びている。本発明による単一製品緩衝構造体の特定の実施形態のこのような特徴については以下により詳細に説明する。
【0054】
図4を参照すると、同図に示された実施形態と、図1の実施形態とのいくつかのわずかな差異に気づく。すなわち、分離した可撓性衝撃吸収ばね移行部分30の対が設けられ、それぞれが対応する外部容器接触壁20により定めされている。このように、外部容器接触壁20は、各可撓性衝撃吸収ばね移行部分の間で連続していない。他の特定の差異として、外部製品支持領域決定領域22、すなわち図4における前面及び背面壁の少なくとも一方が、連続する個別の段46を有するように形成されている。以下に説明するように、外部製品支持領域決定壁22に段を設けることにより、可撓性がより増大し、この結果、衝撃負荷状態において製品により大きな衝撃吸収保護を与えることができる。
【0055】
エンドキャップ、トレイ、またはカバーのさらに別の実施形態が図5及び図6に示されている。図5及び図6の実施形態の、これまでに説明した前の図面の実施形態とは異なる特定の特性は、製品支持領域16の深さが他の実施形態に比べて小さいことである。よって、図5及び図6においては、内部製品接触壁24の長さが上述の実施形態よりも短いことがわかる。さらに、図5及び図6から明らかにわかるように、単一製品緩衝構造体は通常シート材料から熱成形が可能であり、単一製品緩衝構造体の裏面は図6に示すような外観を有する。
【0056】
本発明の単一製品緩衝構造体の別の一般的な実施形態が図7、図8及び図9に示されている。ここでは、コーナピース50が示されている。この実施形態においては、2つの外部容器接触壁20、2つの外部製品支持領域決定壁22、2つの内部製品接触壁24、2つの上部隆起部26、及び1つの製品支持プラットフォーム28だけが形成されている。また、可撓性衝撃吸収ばね移行部分30が2つ示されている。図9からわかるように、コーナピース50は、一般的な矩形の製品12の8つの角部のそれぞれに設置され、製品が外装梱包容器内に配置された際、衝撃負荷状態において製品の緩衝及び衝撃吸収保護を提供する。
【0057】
図8からわかるように、本発明の任意の単一製品緩衝構造体の実施形態では、可撓性衝撃吸収ばね移行部分30は、図2及び図3において既に説明したように外部容器接触壁20の底端部40の下方に延びていない。この特性については、以下に詳細に説明する。
【0058】
次に、図10、図11及び図12には、一般的なエンドピース形状60が示されている。ここでは、外部容器接触壁20を3つ備え、このうちの対向する一対は、図10及び図12からかわかるように、互いに実質的に平行である。第3の外部容器接触壁20は、図10及び図12からわかるように、この対向する対の間に配置され、この対に対して垂直である。
【0059】
図10より、衝撃に弱い矩形の製品12とともに用いる場合には、衝撃負荷状態において衝撃吸収保護を提供するために4つのエンドピース60が必要であることがわかる。
【0060】
図13は、本発明による単一製品緩衝構造体のさらに別の実施形態を示す。ここでは、上部分82と下部分84とを含む、クラムシェル構造体80が提供されている。上下部分82及び84は、両者の間に形成された一体のヒンジ87によって結合している。よって、このクラムシェル構造体80も、単一構造体である。
【0061】
本発明による任意の単一製品緩衝構造体の基本的構成要素が図13のクラムシェル構造体80においても見られる。2つの半部分82,84は、それぞれその形状が実質的に矩形であり、4つの外部容器接触壁20、及び製品支持領域16を有する。製品支持領域16は、4つの内部製品接触壁24、4つの外部製品支持領域決定壁22、4つの上部隆起部26及び製品支持プラットフォーム28によって決定する。
【0062】
図13には、さらに、クラムシェル形状の単一製品緩衝構造体80に配置された衝撃に弱い製品83が示されている。製品83は、一般的にコンピュータに設置されるタイプのネットワークカード、ビデオカードなどでもよい。製品83はコネクタブロック8を備えてもよく、その場合には、製品支持領域16の一領域を、クラムシェル製品緩衝構造体80の上部分82の製品支持プラットフォーム28において86で示すような形状にし、この部分が単一製品緩衝クラムシェル構造体80を閉じた際にブロック8に一致して、ブロック8を受けるようにしてもよい。
【0063】
図14に示される実施形態においては、内部製品接触壁24を、複数の隆起部90を備える屈曲形状を有するように形成してもよい。各隆起部90は、製品支持プラットフォーム28と上部隆起部26との間に延びている。隆起部90を設ける目的は以下のとおりである。例えば、特定の衝撃に弱い製品の関連モデルどうしは、1つのモデルと別のモデルでその形状がわずかに異なる場合がある。内部製品接触壁24が屈曲形状を備えることにより、同じファミリの衝撃に弱い製品の異なるモデルに対応できる。具体例としては、ラップトップコンピュータは、各モデルに提供される特定のオプションにより、モデルが異なるとその形状がわずかに異なる場合があるが、各モデルは、同一のファミリに属するラップトップコンピュータとして一般的な形状及び寸法を有している。
【0064】
例外もあるが、一般的には、本発明による単一製品緩衝構造体の任意の実施形態において、内部製品接触壁24と製品支持プラットフォーム28との間に可撓性の接合部70を形成してもよい。一般に、可撓性接合部70は、各内部製品接触壁24と製品支持プラットフォーム28との交差部に形成される。可撓性接合部70は、本発明による単一製品緩衝構造体に配置された製品12(または83)に対してさらなる衝撃吸収保護を提供する。
【0065】
本発明による単一製品緩衝構造体の一部の実施形態を、可撓性衝撃吸収ばね移行部分30が、補強用リブ(肋材)72によって互いに分離される少なくとも2つの部分に形成されるように形成してもよい。このような構成は、例えば、図1、図2〜図6、図10及び図12に示されている。
【0066】
以上の説明によりわかるように、本発明の単一製品緩衝構造体の目的は、いずれの実施形態においても、衝撃に弱い製品が外装梱包容器に配置された際に、該製品に対して衝撃吸収保護を提供することである。上述のように、本発明によるいずれの単一製品緩衝構造体も成形可能な弾性プラスチック材料で形成されている。
【0067】
一般に、本発明による単一製品緩衝構造体は、熱成形または真空成形されるが、状況によっては、他のプラスチック成形技術、例えば、射出成形またはブロー成形、またはスラッシュ成形を用いて成形してもよい。
【0068】
いずれにしても、単一製品緩衝構造体の目的は、互いに垂直な3方向の少なくとも2方向において、衝撃吸収保護を提供することである。これらの方向は、例えば図1では、「X」、「Y」及び「Z」軸として示されている。
【0069】
明らかに、任意の外部容器接触壁20が、互いに垂直な3方向の少なくとも1方向において外装梱包容器に接触する。ここで、あらゆる例において、外装梱包容器はその形状が本質的に矩形であると想定し、仮定する。
【0070】
本発明によるエッジピースは特に示していないが、図1、図4、図5、図6、図10または図12を参照すれば、エッジピースが、単に、1つの外部容器接触壁20、1つの外部製品支持領域決定壁22、1つの内部製品接触壁24、1つの上部隆起部26、及び製品支持プラットフォーム28を備えることがわかる。
【0071】
例えば、このような構造がすぐ上に説明した明確な要素を備え、図1に示される実施形態の右下部分に示される構造であると仮定する。ここで、内部製品接触壁24が、衝撃負荷状態において互いに垂直な3方向の少なくとも1方向に衝撃吸収支持を提供することが明らかである。上述のように仮定した場合、この1方向は「Y」軸である。さらに、すぐ上に説明した単純構造体は、製品支持プラットフォーム28の存在により、第2の方向においても衝撃吸収支持を提供する。したがって、この第2の方向とは「Z」軸であり、この軸は定義により「Y」軸に対して垂直である。
【0072】
衝撃吸収保護は、少なくとも可撓性衝撃吸収ばね移行部分30の存在により提供される。衝撃負荷が「Y」軸方向の場合、可撓性衝撃吸収ばね移行部分30は、外部容器接触壁20の方向に瞬間的に収縮することは明白である。衝撃負荷が「Z」軸方向の場合にも、可撓性衝撃吸収ばね移行部分30は収縮する。これは、例えば図2及び図3に示すように、面42における外装梱包容器との接触の結果、または図8に示すように、可撓性衝撃吸収ばね移行部分30と外部容器接触壁20の底部面40との反応の結果のいずれかによる。
【0073】
したがって、最も広い意味において、本発明は、衝撃負荷状態において、互いに垂直な3方向の少なくとも2方向に衝撃吸収支持を提供するものであり、これは、内部製品接触壁24が一方向における衝撃吸収支持を提供し、可撓性衝撃吸収ばね移行部分30が存在するために製品支持プラットフォーム28がこの第1の方向に垂直な第2の方向における衝撃吸収支持を提供することによる。
【0074】
図示されるようなコーナピース、エンドピース、キャップ、シェルまたはカバーの構造体の特定実施形態はいずれも、衝撃に弱い製品に対して、互いに垂直な3方向の全方向に衝撃吸収保護を提供する。
【0075】
例えば、図9を参照すると(図7及び図8も同様)、2つの外部容器接触壁20の存在及び上記に示し説明した関連する構造により、「X」、「Y」または「Z」軸のいずれの方向の衝撃負荷も、本発明の単一製品緩衝構造体により少なくとも部分的には吸収されることが簡単に理解できる。
【0076】
同様に、図10、図11及び図12に示すエンドピース形状では、衝撃に弱い製品に対する衝撃吸収保護は、互いに垂直な3方向すべてにおいて提供される。もちろん、図1〜図6、図13及び図14のエンドキャップ、トレイまたはカバーまたはクラムシェルの形態に対しても同様である。
【0077】
本発明の特定の形態によっては、例えば図8に示すように、外部容器接触壁20は下方に向き、底端部40を有し、この底端部40により、緩衝構造体が外装梱包容器の表面に接触する外部梱包容器接触面を提供する。もちろん、この接触は、外部容器接触壁20と実質的に一直線上にあり、互いに垂直な他の方向の少なくとも1つに垂直な方向である。例えば、外装梱包容器の表面と外部容器接触壁40との接触は、図8においては「Z」軸方向であると考えてもよい。この場合、その方向は、「X」及び「Y」軸のいずれか(または両方)に対して垂直である。これに関し、衝撃負荷状態における衝撃に弱い製品に対する衝撃吸収支持は、各内部製品接触壁24により提供されている。
【0078】
本発明の他の実施形態においては、例えば、クラムシェル形状80の部分82及び84の一方または他方から得られるトレイ形態では、少なくとも1つの外部容器接触壁20は上方に向いている。この場合、外部梱包容器接触面は、例えば図2及び図3において示したのと同様に、可撓性ばね移行部分30の外部面の少なくとも一部により提供される。
【0079】
例外を除きほとんどの形態においては、外部梱包容器接触面が、実際には可撓性衝撃吸収ばね移行部分30の外部面の部分42により提供されることが明らかである。したがって、単一製品緩衝構造体が製品接触面24のいずれにも垂直な方向において外装梱包容器の表面に接触する接触が、本発明の単一製品緩衝構造体に対して与えられる。
【0080】
本発明の任意の実施形態において、特定的には図11及び図12に示されるように、外部製品支持領域決定壁22のそれぞれの一部、内部製品接触壁24のそれぞれの一部、及び上部隆起部26のそれぞれの一部を、上部隆起部26どうしが交差する領域において面取りしてもよい。これは、例えば、図11及び図12では符号76で示されている。各外部製品支持領域決定壁22と内部製品接触壁24との間には、面取り領域76において、ウェブ78(膜のような曲面部)が形成されている。
【0081】
面取り部76の目的は、本発明の単一製品緩衝構造体に対し、特に衝撃負荷が製品支持プラットフォーム28の方向に加えられた場合にさらなる可撓性を提供することである。
【0082】
明らかに、製品支持プラットフォーム28は、所定の形状を有する製品を受け取るべく構成してもよい。もちろん、その一例が、図13に示すようなクラムシェル構造体80の上部分82に形成されたくぼみ86であるが、任意の特定形状を設けることができる。このような状況から、特定の単一製品緩衝構造体が、衝撃に弱い特定の製品との使用目的で製造されていることがわかる。
【0083】
実際に、本発明による大抵の単一製品緩衝構造体が、衝撃に弱い特定の製品に対応すべく特定的に設計され成形されている。
【0084】
一般に、多くの図面からわかるように、各外部容器接触壁20、各外部製品支持領域決定壁22、各内部製品接触壁24を内側かつ上向きに傾斜させてもよい。これにより、本発明による同様の単一製品緩衝構造体どうしが積重ね可能になる。この特性は、例えば、本発明の単一製品構造体をある位置における工場において熱成形や他の方法で成形し、別の位置において製造されているカスタマの衝撃に弱い製品に使用するためにカスタマに搬送する際に有用である。このような積重ね自在の特性により輸送コストが低減し、その結果、衝撃に弱い製品の製造者に対する価格が下がり、最終的にはこの衝撃に弱い製品のエンドカスタマに対する価格が下がることは明白である。
【0085】
特に本発明の単一製品緩衝構造体がプラスチックシート材料から熱成形されている場合には、成形された単一構造体の圧縮強さ、したがって衝撃力に耐えるその能力は、成形された単一製品緩衝構造体が熱成形された、熱成形可能なプラスチックシート材料の厚さの関数として異なる可能性がある。例えば、初期厚さが0.080インチの熱成形可能なプラスチックシート材料から製造された単一製品緩衝構造体の類似デザインは、初期厚さが例えば0.100インチまたは0,050インチの成形可能なプラスチックシート材料から製造したものとは、かなり異なる。もちろん、単一製品緩衝構造体の最終的な目的についての判断は、設計者または購入者の知識の問題として決定する。明らかに、サイズが同一であっても、重さが他の製品の2倍または3倍である衝撃に弱い製品には、より厚いプラスチックシート材料から熱成形した単一製品緩衝構造体が必要である。
【0086】
図面から、各可撓性衝撃吸収ばね移行部分が湾曲し、その湾曲の方向が外向きで、隣合う外部製品支持領域決壁22のそれぞれから遠ざかる方向であることがわかる。さらに、成形された単一構造体自体の圧縮強さ、したがって衝撃力に耐えるその能力も、各可撓性衝撃吸収ばね移行部分30の幅及び深さ、すなわち湾曲の量の関数として変わる可能性がある。
【0087】
本発明の成形された単一製品緩衝構造体の圧縮強さに影響を及ぼすさらに別の要因は、補強用リブ72、面取り部76及び可撓性接合部70の有無により決定する。
【0088】
上述のように、本発明による単一製品緩衝構造体の任意の実施形態による製品支持領域の深さは、製品支持プラットフォーム28上方における製品接触壁24の高さにより決定する。さらに、内部製品接触壁24の高さは、外部製品支持領域決定壁22の長さより短く、場合によってかなり短くてもよい。一般に、内部製品接触壁24の長さは、外部製品支持領域決定壁22の長さの10%から80%の範囲であり、本発明の多くの実施形態においては、内部製品接触壁24の長さは、製品支持領域決定壁22の長さの60%未満である。
【0089】
本発明の単一製品緩衝構造体が製造される任意のプラスチック材料の弾性は、本発明の単一製品緩衝構造体が衝撃負荷を吸収してその内部に配置される衝撃に弱い製品を保護する際に、恒久的な変形が生じないように設定される。
【0090】
このために、サイズ及び意図する目的の異なる、本発明による多様な実施形態の単一製品緩衝構造体に関する落下試験を行った結果、各例において、本発明の単一製品緩衝構造体がすべての落下試験標準を満たす能力があることが示された。これらの標準は、保護される製品、製品緩衝構造体の大きさ及び性質、外装梱包容器の性質などによって各ケースで異なる。一般に、本発明による単一製品緩衝構造体は、保護されている衝撃に弱い製品にかかる衝撃力を、重力加速度の100倍未満に低減する。通常、本発明による単一製品緩衝構造体により、約1メートルの落下に対して重力加速度の50倍〜60倍の衝撃力レベルが得られる。
【0091】
上述のように、本発明による単一製品緩衝構造体の製造に使用できる成形技術には、ドレープ成形(drape molding)、真空成形、ブロー成形、スラッシュ成形、または射出成形を含んでもよい。通常、使用される成形処理は熱成形であるが、使用可能な任意の成形技術がプラスチック技術の当業者には周知であり、ここでは更なる説明を必要としない。
【0092】
本発明の単一製品緩衝装置を成形できる一般的な材料には、低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、PET、ポリスチレン、ナイロン、ポリプロピレン、及びこれらの適当な混合物及び共重合体が含まれる。しかしながら、上記の材料のリストは例示を意味し、これらに限定されない。
【0093】
それぞれが本発明の原理に従った、多様な単一製品緩衝構造体について説明したが、請求の範囲を逸脱せずに、本発明の装置の設計と製造の少なくともいずれかにおいて他の修正及び変更が可能である。
【0094】
本願明細書及び請求の範囲を通じ、文脈がそれ以外を要求しない限り、「含む(comprise)」及びその変化形、例えば「備えた」または「備えている」などの用語は、記載された整数(integer)またはステップ、または整数またはステップの集合を含むが、それ以外の整数またはステップ、または整数またはステップの集合を排除するものではない。
【0095】
さらに、「実質的に」という用語は、形容詞または副詞とともに使用されると、特定の特徴の範囲を広げることを意図する。例えば、実質的に垂直とは、垂直、ほぼ垂直、垂直性に関する特性の表示の少なくともいずれかを意味する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による単一製品緩衝構造体の第1の実施形態を示す斜視図である。
【図2】 図1の実施形態の端部図である。
【図3】 図1の実施形態の前面または背面図である。
【図4】 本発明による単一製品緩衝構造体のさらなる実施形態を示す斜視図である。
【図5】 本発明による単一製品緩衝構造体のさらなる実施形態を示す斜視図である。
【図6】 図5の実施形態の裏面を示す斜視図である。
【図7】 本発明のコーナピース形態を示す斜視図である。
【図8】 図7の実施形態の側面図である
【図9】 図7の実施形態のさらなる斜視図である。
【図10】 本発明の単一製品緩衝構造体のエンドピース形態を示す斜視図である。
【図11】 図10の実施形態のさらなる実施形態を示す側面図であり、任意の実施形態に適用可能なさらなる変更を示す。
【図12】 図11の実施形態のさらなる斜視図である。
【図13】 本発明による単一製品支持構造のクラムシェル形態の上部または底部を示す斜視図であり、製品が所定位置に示されている。
【図14】 本発明による単一製品緩衝構造体のさらなる実施形態を示す斜視図である。
図1、図9及び図10の各図においては、それぞれの単一製品緩衝構造体形態により支持されかつ保護される製品の一般的な外形が示されている。

Claims (10)

  1. 外装梱包容器において衝撃に弱い製品を支持する、成形可能な弾性プラスチック材料から形成された単一製品緩衝構造体であって、
    前記単一製品緩衝構造体は、衝撃負荷状態において、互いに垂直な3方向に、衝撃に弱い製品に対する衝撃吸収保護を提供するようになされ、
    前記単一製品緩衝構造体は、
    前記互いに垂直な3方向のうちの2つの方向において外装梱包容器との接触を提供するとともに前記単一製品緩衝構造体の外周囲を規定する外部容器接触壁と、
    記外部容器接触壁の内側の壁面に形成され、外部面を有する可撓性衝撃吸収ばね移行部分と、
    部製品支持領域決定壁と、内部製品接触壁と、前記外部製品支持領域決定壁と前記内部製品接触壁との間に、前記外部製品支持領域決定壁と前記内部製品接触壁とを接続するよう設けられた少なくとも1つの上部隆起部と、前記内部製品接触壁の内側に延びる製品支持プラットフォームとを有する製品支持領域と、を備え、
    前記可撓性衝撃吸収ばね移行部分は、前記互いに垂直な3方向のうちの2つの方向に延びるように、前記外部容器接触壁の内側の壁面と前記外部製品支持領域決定壁の外側の壁面との間に形成され、かつ、前記外部容器接触壁の上端部から前記外部製品支持領域決定壁に向かって延びるとともに成形可能な弾性プラスチック材料からなる連続したシート状部位であり、
    前記内部製品接触壁は、衝撃負荷状態において、製品に対する前記互いに垂直な3方向のうちの2つの方向における衝撃吸収支持を提供するようになされ、前記内部製品接触壁の外側の壁面が前記外部製品支持領域決定壁の内側の壁面と向かい合い、前記内部製品接触壁の内側の壁面が製品との接触を提供し、
    前記製品支持プラットフォームは、衝撃負荷状態において、製品に対し、前記互いに垂直な3方向のうちの2つの方向に垂直な第の方向における衝撃吸収支持を提供するようになされ
    前記外部容器接触壁は、外部梱包容器に接触する底端部を有し、前記緩衝構造体は、前記底端部により、前記互いに垂直な3方向のうちの2つの方向に垂直な方向において外装梱包容器の表面に接触する、
    ことを特徴とする、単一製品緩衝構造体。
  2. 請求項1に記載の単一製品緩衝構造体において、4つの外部容器接触壁が2つの対向する対として配置され、外部容器接触壁の該対向する対は互いに対して実質的に平行であり、前記外部容器接触壁の前記2つの対は、矩形形状に形成された外装梱包容器の4つの壁に接触し、
    これにより、前記緩衝構造体は、衝撃負荷状態において、互いに垂直な3方向に衝撃に弱い製品に対する衝撃吸収保護を提供する、単一製品緩衝構造体。
  3. 請求項1に記載の単一製品緩衝構造体であって、前記少なくとも1つの内部製品接触壁と前記製品支持プラットフォームとの間に少なくとも1つの可撓性接合部をさらに含む、単一製品緩衝構造体。
  4. 請求項1に記載の単一製品緩衝構造体であって、前記少なくとも1つの外部容器接触壁と前記少なくとも1つの製品支持領域決定壁とのあいだに、少なくとも2つの可撓性衝撃吸収ばね移行部分を含み、
    これにより、前記少なくとも1つの外部容器接触壁は、前記少なくとも2つの可撓性衝撃吸収ばね移行部分のそれぞれの間で連続していない、単一製品緩衝構造体。
  5. 請求項1に記載の単一製品緩衝構造体において、前記少なくとも1つの可撓性衝撃吸収ばね移行部分は少なくとも2つの部分に形成され、各部分は、前記少なくとも1つの外部容器接触壁と前記少なくとも1つの外部製品支持領域決定壁との間に延びる補強用リブによって互いに分離されている、単一製品緩衝構造体。
  6. 請求項に記載の単一製品緩衝構造体において、4つの外部製品支持領域決定壁と、同数の内部製品接触壁と、同数の上部隆起部とを有し、これらすべてにより前記製品支持領域の4つの角部をそれぞれ定め、
    前記外部製品支持領域決定壁のそれぞれの一部と、前記内部製品接触壁のそれぞれの一部と、前記上部隆起部のそれぞれの一部は、前記上部隆起部が交差する各領域において面取りされ、
    外部製品支持領域決定壁と内部製品接触壁のそれぞれの間には、前記各面取り領域において曲面部が形成されている、単一製品緩衝構造体。
  7. 請求項1に記載の単一製品緩衝構造体において、前記単一製品緩衝構造体はプラスチックシート材料から熱成形され、成形された単一構造体の圧縮強さ、したがって衝撃力に耐える力は、該成形された単一製品緩衝構造体が熱成形された熱形成可能なプラスチックシート材料の厚さの関数として変化する、単一製品緩衝構造体。
  8. 請求項1に記載の単一製品緩衝構造体において、成形された単一構造体の圧縮強さ、したがって衝撃力に耐える力は、該成形された単一製品緩衝構造体に形成された各可撓性衝撃吸収ばね移行部分の幅及び深さの関数として変化する、単一製品緩衝構造体。
  9. 請求項1に記載の単一製品緩衝構造体において、前記内部製品接触壁は、複数の隆起部が前記製品支持プラットフォームと前記上部隆起部との間に延びる屈曲形状を有する、単一製品緩衝構造体。
  10. 請求項1に記載の単一製品緩衝構造体において、前記可撓性衝撃吸収ばね移行部分は湾曲し、前記湾曲の方向は、外向きで、外部製品支持領域決定壁のそれぞれから遠ざかる方向である、単一製品緩衝構造体。
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