JPH076134Y2 - 緩衝包装材 - Google Patents

緩衝包装材

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JPH076134Y2
JPH076134Y2 JP1988135563U JP13556388U JPH076134Y2 JP H076134 Y2 JPH076134 Y2 JP H076134Y2 JP 1988135563 U JP1988135563 U JP 1988135563U JP 13556388 U JP13556388 U JP 13556388U JP H076134 Y2 JPH076134 Y2 JP H076134Y2
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JP
Japan
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box
wall
pair
wall surface
walls
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Application number
JP1988135563U
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English (en)
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JPH0256175U (ja
Inventor
二郎 高橋
正之 山下
誠 多賀
寛治 清本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Electronics Services Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Electronics Services Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案緩衝包装材に関し、更に詳しくはコンピュータ
のハードディスク等の精密電子部品を例えば硬質の紙を
基材とする箱により荷造りする場合に好適に用いられる
発泡樹脂製の緩衝包装材に関するものである。
(従来の技術) 上記、ハードディスク等の電子部品はこれを導電性ある
いは帯電防止能を有する袋で包み、合成樹脂発泡体より
なる導電性あるいは帯電防止能を有する二つ割り状の包
装材に収容したのち、この包装材を例えば、同じく導電
性あるいは帯電防止能を有する硬質の紙を基材とする箱
に収容こん包して出荷発送されるが、この場合、上記包
装材は、収容した電子部品を充分に被包保護し、かつ輸
送時の衝撃ができるだけ伝達されないように、上下二つ
割り箱あるいは左右二つ割箱に作られ、かつ各隅角部に
は外方に向うつの状の突出部が設けられ、これら突出部
先端を前記箱内面に当接して緩衝的に支承されるように
なっている。
(考案が解決しようとする課題) しかし、上記包装材は、外容器である前記箱内に、つの
状の突出部で支承されているとはいえ、これら突出部は
当接面である箱内面に対し、それぞれ垂直に突立する状
態に設けられているため、箱外面にかかった荷重や衝撃
はこれら突出部自体に対する圧縮力として働らき、単に
その弾性により吸収されるだけであって、この弾性を越
えた分はそのまま内容物である電子部品に伝達されるの
で好ましくない。しかし、これら突出部を設ける代り
に、極めて柔軟な充てん材を以って支承させると、この
場合には柔らかすぎて内容物の重量により圧潰変形し、
支承体としての役をなさないことになる。
(課題を解決するための手段) このためには、これら突出部は、常時は内容物を収容し
た包装材の重量を支持して包装材が前記箱内を遊動しな
い強度を有するとともに、衝撃のかかった場合は、これ
を突出部自体の弾性で吸収し、さらに大きな衝撃がかか
った場合は突出部が変形して、この変形と弾性により衝
撃が吸収される構造であることが必要である。このため
には、突出部の構造を常時弾性を有するとともに、変形
可能で、しかも通常は変形以前の形状で支承している強
度に形成すればよいことになり、この考案はこれらの点
を考慮して開発したものである。
(考案の実施例) この考案の実施例を図面について説明すると、全体は導
電性素材あるいは帯電防止剤が含有された発泡性等の材
料を以って、適度の弾力性を有し、かつ導電性あるいは
帯電防止能を有する一体の箱状に作られている。すなわ
ち、第1図乃至第3図に明らかなように、全体に上面開
口する方形箱体のその四周壁に当る各壁面1…の両側縁
に、それぞれ先端を外側方に向け壁面1と斜交し、先方
で二つ割れして突出する一対の支承壁2、2を各設ける
とともに、更にこれら一対の支承壁2、2の付根内側は
弯曲しかつ外面輪郭に沿って内壁面から内部を切込した
形状の凹入部3が各設けられている。またこれら壁面1
…および支承壁2…に連なる底板4には、その周縁に沿
い切抜して方形状の窓孔5が透設され、この窓孔5の各
隅部外方に当る下面には4個の支持脚6…が付設されて
いる。
尚、上記発泡体としては、低密度ポリエチレン、直鎖低
密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、プロピレン−エチレンブロック共重合体、プロピレ
ン−エチレンブロック共重合体、エチレン成分50wt%以
上のエチレン−スチレングラフト共重合体、あるいはこ
れら2種以上の混合物からなる樹脂を基材とするものが
好ましい。発泡体を製造する方法としては、発泡粒子を
使用する型内成形法や、押出発泡法あるいは、押出機よ
り、発泡性溶融物の発泡の生じない温度及び圧力に保持
された排出機構を有する装置内に該溶融物を多量に押出
して保有し、次いでこれらを一気に低圧下に排出させて
発泡体を得る方法が例示される。
上記発泡法に関して付言すると、型内成形法以外の方法
では、切抜き加工や切削加工等が必要であり、更にこれ
らは必要に応じ接着等され所定の形状に形成される。
また、上記導電性素材としては、カーボンブラック、フ
ラファイト、アルミニウム、銅、ニッケル等の粉末が挙
げられ、一方、帯電防止剤としては、種々のものが挙げ
られるが、通常はカチオン系、非イオン系及び両性界面
活性剤が使用される。カチオン系界面活性剤としては、
第一級アミン塩、第三級アミン塩、第四アンモニウム化
合物、ピリジン誘導体等が例示され、また非イオン系界
面活性剤としては、多価アルコールの部分的脂肪酸エス
テル、脂肪アルコールのエチレンオキサイド化合物、脂
肪酸のエチレンオキサイド付加物、脂肪アミノ又は脂肪
酸アミドのエチレンオキサイド付加物、アルキルフェノ
ールのエチレンオキサイド付加物、アルキルナフトール
のエチレンオキサイド付加物、多価アルコールの部分的
脂肪酸エステルのエチレンオキサイド付加物等が例示さ
れる。なお両性界面活性剤としては、カルボン酸誘導
体、イミダゾリン誘導体等が例示される。
(作用効果) この考案は上記の構造であって、これを使用するにはそ
の2個の開口面をつき合わせて重ね、硬質の紙を基体と
する箱に収容する。すなわち第4図に示すように、所要
の電子部品aを導電性あるいは帯電防止能を有する袋に
包んで、これを上下2個の緩衝包装材の各内部にわたっ
て収容し、これを予めこれら2個の緩衝包装材が適合す
る大きさに作られた導電性あるいは帯電防止能の付与さ
れた箱7に収容するものである。
この考案は上記構造であって、所要の電子部品aは箱7
内に緊密に嵌合して収容された2個の緩衝包装材を介し
て不動状態の保持されており、いま箱7を介して荷重、
衝撃がかかった場合は、各一対の支承壁2,2…および支
承脚6…がその弾性によりそれらの負荷を吸収する。さ
らに一定限度を超えると負荷がかった場合、例えば箱7
が変形するような高荷重あるいは衝撃に対しては対応す
る支承壁2、2が壁面1と斜向し先方で二つ割れして突
出するように設けられているから、支承壁の先端はいず
れも拡がる方向に変形し、また支承壁の付根付近は弯曲
状であり、かつその内部には内壁面から切抜かれた凹入
部3が設けられているから、適宜変形して負荷を逃が
し、さらに底板4も周縁を残して窓孔5が設けられてい
るから変形可能であり、こうして内部に収容された電子
部品aを常に外部からの荷重、衝撃から守ることができ
る。なお、この場合、通常の輸送においては箱にかかる
衝撃は水平方向が主であるから上下方向の負荷に対応す
べき支持脚6…は図の実施例では一つの面を傾斜面とす
る直立柱として示されているが、この緩衝性をさらに増
大させるため、支持脚を底板下面に対し斜交させて設け
るか、あるいは四周面がすべて傾斜する先細状に形成し
てもよい。
この考案は以上のように、極めて効果的な緩衝性を有
し、しかも切抜加工や金型を用いた一体成形により安価
に作れる等多くの利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本願考案の緩衝包装材の平面図、第2図は本願
考案の緩衝包装材の一部断面側面図、第3図は本願考案
の緩衝包装材の斜面図、第4図は本願考案の緩衝包装材
の使用状態を示す説明図である。 1……壁面、2……支承壁、3……凹入部、4……底
部、5……窓孔、6……支持脚、7……箱、a……電子
部品。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 山下 正之 千葉県松戸市五香六実642―15 株式会社 東陽パッケージ内 (72)考案者 多賀 誠 東京都千代田区内幸町2丁目1番1号 日 本スチレンペーパー株式会社内 (72)考案者 清本 寛治 東京都千代田区内幸町2丁目1番1号 日 本スチレンペーパー株式会社内 (56)参考文献 特開 昭60−228274(JP,A) 実開 昭60−154278(JP,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】適度の弾力性を有する一体の合成樹脂発泡
    体により、上面が開口し底板4下面に支持脚6…を有す
    る方形箱状体に形成されており、底板4には周縁に沿っ
    て窓孔5を有し、また四周壁を形成する各壁面1…には
    外面両側縁にそれぞれ先端を外側方に向け壁面1と斜交
    し先方で二つ割れして突出する一対の支承壁2、2が各
    連成されており、更にかかる一対の支承壁2、2の付根
    内側は湾曲しかつ外面輪郭に沿い内壁面より切込状の凹
    入部3が各設けられてなる緩衝包装材。
JP1988135563U 1988-10-18 1988-10-18 緩衝包装材 Expired - Lifetime JPH076134Y2 (ja)

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JP1988135563U JPH076134Y2 (ja) 1988-10-18 1988-10-18 緩衝包装材

Applications Claiming Priority (1)

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JP1988135563U JPH076134Y2 (ja) 1988-10-18 1988-10-18 緩衝包装材

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Publication Number Publication Date
JPH0256175U JPH0256175U (ja) 1990-04-24
JPH076134Y2 true JPH076134Y2 (ja) 1995-02-15

Family

ID=31395303

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JP1988135563U Expired - Lifetime JPH076134Y2 (ja) 1988-10-18 1988-10-18 緩衝包装材

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007210665A (ja) * 2006-02-13 2007-08-23 Kitagawa Ind Co Ltd 緩衝材、および電子機器内部の緩衝構造

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JPH0256175U (ja) 1990-04-24

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