JPS6217426Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6217426Y2 JPS6217426Y2 JP1983020465U JP2046583U JPS6217426Y2 JP S6217426 Y2 JPS6217426 Y2 JP S6217426Y2 JP 1983020465 U JP1983020465 U JP 1983020465U JP 2046583 U JP2046583 U JP 2046583U JP S6217426 Y2 JPS6217426 Y2 JP S6217426Y2
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- Japan
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- foamed particles
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Landscapes
- Buffer Packaging (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は、梱包体用スペーサーに関し、更に
詳しくはテレビ,ビデオ,オーデイオ製品を内部
に収納した段ボールケース等を複数列多段積みに
し、コンテナー等で輸送する際に、段ボールケー
スとコンテナー内壁との間に生じる間隙に挿入し
て、段ボールケースが輸送中の振動により、内容
物に損傷を受けるのを防止するための梱包用スペ
ーサーに係るものである。特にこの考案の梱包体
用スペーサーは、すでに使用済みとなつた発泡成
形体を粉砕した発泡粒子を使用することにより廃
棄物処理になる。
詳しくはテレビ,ビデオ,オーデイオ製品を内部
に収納した段ボールケース等を複数列多段積みに
し、コンテナー等で輸送する際に、段ボールケー
スとコンテナー内壁との間に生じる間隙に挿入し
て、段ボールケースが輸送中の振動により、内容
物に損傷を受けるのを防止するための梱包用スペ
ーサーに係るものである。特にこの考案の梱包体
用スペーサーは、すでに使用済みとなつた発泡成
形体を粉砕した発泡粒子を使用することにより廃
棄物処理になる。
テレビ,ブラウン管,ビデオ,オーデイオ製
品,陶磁器,計測機器等の被包装物品を収納した
段ボールケースを輸送する際に、効率及び作業性
の観点からコンテナー輸送が使用されている。こ
のコンテナーに数多くの段ボールケースを収納す
る際、作業性及び段ボールケースの寸法の異なり
等の理由により、複数列多段積みされた段ボール
ケースのコンテナー内壁に接する面と、コンテナ
ー内壁との間に、20〜40cmの間隙が生じる。この
間隙を保持したまゝコンテナー輸送すると、輸送
中の振動・揺動等によつて、段ボールケースがコ
ンテナー壁と衝突及びこれに伴なつて段ボール間
に間隙が生じて段ボールケース間の衝突等によ
り、段ボールケースが変形ないしは損傷を受ける
と共に、収納された被包装物品にも損傷を受け
る。
品,陶磁器,計測機器等の被包装物品を収納した
段ボールケースを輸送する際に、効率及び作業性
の観点からコンテナー輸送が使用されている。こ
のコンテナーに数多くの段ボールケースを収納す
る際、作業性及び段ボールケースの寸法の異なり
等の理由により、複数列多段積みされた段ボール
ケースのコンテナー内壁に接する面と、コンテナ
ー内壁との間に、20〜40cmの間隙が生じる。この
間隙を保持したまゝコンテナー輸送すると、輸送
中の振動・揺動等によつて、段ボールケースがコ
ンテナー壁と衝突及びこれに伴なつて段ボール間
に間隙が生じて段ボールケース間の衝突等によ
り、段ボールケースが変形ないしは損傷を受ける
と共に、収納された被包装物品にも損傷を受け
る。
これを防ぐため従来は段ボールの切断残片、紙
袋,プラスチツク袋等を段ボールケースとコンテ
ナー内壁との間に生じる間隙に挿入することが行
なわれている。しかしながら、段ボールケースの
切断残片は、切れ口が充分でないため、輸送中に
繊維状粉体が生じて段ボールケースに設けられた
手持ち孔から内部に侵入して被包装物品によつて
は影響を与える、或いは切断残片を間隙を埋める
ために丸めたりする作業をしなければならず作業
性に劣り、更に水分を吸収して強度が弱くなり緩
衝効果が悪くなる等の欠点があつた。また紙袋、
プラスチツク袋では、輸送中の振動・揺動に耐え
切れず破れたりして、袋内にはいつている緩衝材
等が袋からはみ出す、或は空気が抜けて緩衝効果
が悪くなる、等の欠点があつた。
袋,プラスチツク袋等を段ボールケースとコンテ
ナー内壁との間に生じる間隙に挿入することが行
なわれている。しかしながら、段ボールケースの
切断残片は、切れ口が充分でないため、輸送中に
繊維状粉体が生じて段ボールケースに設けられた
手持ち孔から内部に侵入して被包装物品によつて
は影響を与える、或いは切断残片を間隙を埋める
ために丸めたりする作業をしなければならず作業
性に劣り、更に水分を吸収して強度が弱くなり緩
衝効果が悪くなる等の欠点があつた。また紙袋、
プラスチツク袋では、輸送中の振動・揺動に耐え
切れず破れたりして、袋内にはいつている緩衝材
等が袋からはみ出す、或は空気が抜けて緩衝効果
が悪くなる、等の欠点があつた。
また、一般に市販されている発泡ポリスチレン
成形体、ポリウレタンフオーム等を使用すること
が試みられているが、発泡ポリスチレン成形体は
硬すぎて段ボールケースを傷める、また強く押圧
されたとき凹みが生じ再度の衝撃に対し充分な効
果が発揮し得ない、等の理由により彩用されてい
ない。またポリウレタンフオームの如き軟質発泡
体では柔らかすぎて充分な緩衝効果が得られな
い。
成形体、ポリウレタンフオーム等を使用すること
が試みられているが、発泡ポリスチレン成形体は
硬すぎて段ボールケースを傷める、また強く押圧
されたとき凹みが生じ再度の衝撃に対し充分な効
果が発揮し得ない、等の理由により彩用されてい
ない。またポリウレタンフオームの如き軟質発泡
体では柔らかすぎて充分な緩衝効果が得られな
い。
この考案者等は叙上の欠点に鑑み鋭意研究の結
果、従来の発泡ポリスチレン成形体は、平均値が
1cm以下の粒子状若しくはペレツト状の如き定形
状のもので融着一体化せしめられたものであるか
ら、発泡粒子間に空間がなく、押圧されたときそ
の部分で外圧を受け止めようとする結果、充分な
緩衝作用が得られない。即ち、個々の発泡粒子は
押圧されたとき、一旦偏平状になるが、この力を
除去すると元の状態に戻る。これは偏平化するだ
けの空間が発泡粒子の周りに存在するからであ
る。この考案者等はかかる点に着眼し、発泡ポリ
スチレン粒子又はこれと同様の硬さを有する発泡
粒子をを材料として、この粒子を融着一体化する
際に、各粒子間に空間を存在せしめることにより
前述の欠点を悉く解消し得ることを知見し、この
考案を完成するに至つたのである。
果、従来の発泡ポリスチレン成形体は、平均値が
1cm以下の粒子状若しくはペレツト状の如き定形
状のもので融着一体化せしめられたものであるか
ら、発泡粒子間に空間がなく、押圧されたときそ
の部分で外圧を受け止めようとする結果、充分な
緩衝作用が得られない。即ち、個々の発泡粒子は
押圧されたとき、一旦偏平状になるが、この力を
除去すると元の状態に戻る。これは偏平化するだ
けの空間が発泡粒子の周りに存在するからであ
る。この考案者等はかかる点に着眼し、発泡ポリ
スチレン粒子又はこれと同様の硬さを有する発泡
粒子をを材料として、この粒子を融着一体化する
際に、各粒子間に空間を存在せしめることにより
前述の欠点を悉く解消し得ることを知見し、この
考案を完成するに至つたのである。
即ち、この考案は平均値が20〜100mmの大きさ
を有し、且つ不規則形状である発泡粒子で形成さ
れていて、各粒子は夫々局部的に融着せしめら
れ、この局部的融着によつて発泡粒子間に空間が
存在せしめられていて、この空間が全体積の10〜
70%であることを要旨とするものである。
を有し、且つ不規則形状である発泡粒子で形成さ
れていて、各粒子は夫々局部的に融着せしめら
れ、この局部的融着によつて発泡粒子間に空間が
存在せしめられていて、この空間が全体積の10〜
70%であることを要旨とするものである。
以下この考案をその実施態様を示す図面に基づ
いて説明する。10はこの考案に係る梱包体用ス
ペーサーを表わしており、図の場合には一例とし
て適宜厚さの直方体状で合成樹脂の発泡体、例え
ば発泡ポリスチレンから形成されている。
いて説明する。10はこの考案に係る梱包体用ス
ペーサーを表わしており、図の場合には一例とし
て適宜厚さの直方体状で合成樹脂の発泡体、例え
ば発泡ポリスチレンから形成されている。
11は発泡粒子である。この発泡粒子11は平
均値が20〜100mmの大きさのものであつて、且つ
不規則形状のものである。この考案でかゝる発泡
粒子を使用する理由は、球状若しくはペレツト状
の規則的な発泡粒子では、各粒子を融着一体化す
る際、各粒子が面状で融着するため空間が生じな
い。また不規則の形状であつても発泡粒子の大き
さが小さい場合、発泡粒子間に空間が生じない。
この考案での発泡粒子は、平均値が20〜100mm、
好ましくは50〜100mmの大きさのものが好適であ
る。またこの発泡粒子は、全体的に見たとき、角
形、円形、楕円、樋形等或いはこれらを適宜変更
した形状のものであつて、これらの形状が夫々入
り交つたものである。これらの発泡粒子は、既に
使用済みとなつた発泡体を粉砕機等を用いて粉砕
されたものが、種々の形状の発泡粒子を得ること
ができる点で好適である。使用済みの発泡体を使
用することができることにより廃棄物対策上から
も好ましいものである。更にこの粉砕して得られ
た発泡粒子は、粉砕時に粉砕面が一部連続気泡化
されて更に緩衝性が増す点からも好ましい材料で
ある。発泡粒子の大きさが100mmを越えた場合、
段ボールケースとコンテナー内壁との間隙が20cm
のとき、この考案の梱包体用スペーサーの厚み方
向に対して2粒子のみとなり、強度が弱くなつて
好ましくない。この考案でいう平均値が20〜100
mmの大きさというのは、この考案の梱包体用スペ
ーサーを構成する前記種々形状の発泡粒子の外径
の平均値である。したがつて、一部に20mm以下の
外径の発泡粒子が存在していても一向に差支えな
い。しかしながら発泡粒子間の空間を埋める大き
さのものは好ましくない。
均値が20〜100mmの大きさのものであつて、且つ
不規則形状のものである。この考案でかゝる発泡
粒子を使用する理由は、球状若しくはペレツト状
の規則的な発泡粒子では、各粒子を融着一体化す
る際、各粒子が面状で融着するため空間が生じな
い。また不規則の形状であつても発泡粒子の大き
さが小さい場合、発泡粒子間に空間が生じない。
この考案での発泡粒子は、平均値が20〜100mm、
好ましくは50〜100mmの大きさのものが好適であ
る。またこの発泡粒子は、全体的に見たとき、角
形、円形、楕円、樋形等或いはこれらを適宜変更
した形状のものであつて、これらの形状が夫々入
り交つたものである。これらの発泡粒子は、既に
使用済みとなつた発泡体を粉砕機等を用いて粉砕
されたものが、種々の形状の発泡粒子を得ること
ができる点で好適である。使用済みの発泡体を使
用することができることにより廃棄物対策上から
も好ましいものである。更にこの粉砕して得られ
た発泡粒子は、粉砕時に粉砕面が一部連続気泡化
されて更に緩衝性が増す点からも好ましい材料で
ある。発泡粒子の大きさが100mmを越えた場合、
段ボールケースとコンテナー内壁との間隙が20cm
のとき、この考案の梱包体用スペーサーの厚み方
向に対して2粒子のみとなり、強度が弱くなつて
好ましくない。この考案でいう平均値が20〜100
mmの大きさというのは、この考案の梱包体用スペ
ーサーを構成する前記種々形状の発泡粒子の外径
の平均値である。したがつて、一部に20mm以下の
外径の発泡粒子が存在していても一向に差支えな
い。しかしながら発泡粒子間の空間を埋める大き
さのものは好ましくない。
これらの発泡粒子は、夫々局部的に融着部14
によつて融着せしめられている(第2図参照)。
によつて融着せしめられている(第2図参照)。
上記の融着部14とは、この考案の梱包体用ス
ペーサー10を破断せしめたとき、この融着部1
4で破断せず、発泡粒子内で破断する程度に結合
したものである。
ペーサー10を破断せしめたとき、この融着部1
4で破断せず、発泡粒子内で破断する程度に結合
したものである。
従つて、発泡体粒子の結合としては発泡体粒子
が上記程度には融着せず、単に発泡体粒子同士の
接触部15にて接触するようなものでもよい(第
2図参照)。
が上記程度には融着せず、単に発泡体粒子同士の
接触部15にて接触するようなものでもよい(第
2図参照)。
この考案での発泡粒子は種々の形状のものが含
まれているので、融着部14にて融着しているの
は各発泡粒子の角部とこれと接する発泡粒子との
局部的なものである。このように発泡粒子が局部
的に融着せしめられていることにより、発泡粒子
11間で空間12が保持されるのである。
まれているので、融着部14にて融着しているの
は各発泡粒子の角部とこれと接する発泡粒子との
局部的なものである。このように発泡粒子が局部
的に融着せしめられていることにより、発泡粒子
11間で空間12が保持されるのである。
この考案の梱包体用スペーサー10を得るに
は、通常の厚物用発泡ポリスチレン成形機(図示
せず)を用い、この成形機の金型内に発泡粒子1
1を充填し、水蒸気等の加熱媒体により融着一体
化することができる。この充填する際、規則的な
形状の発泡粒子であれば、充填時の空間率は略40
%であり、この空間率では加熱すると得られる発
泡体の空間率が0になるか、若しくは数%にすぎ
ない。この空間率ではこの考案でいう作用効果は
得られない。ところがこの考案では不規則形状で
且つ平均値が20〜100mmの大きさの発泡粒子11
を用いるため、充填時の空間率が40〜70%程度で
ある結果、完全に空間率を補なうことができず、
得られた梱包体用スペーサー10には10〜70%の
空間率が保たれるのである。更に粉砕した発泡粒
子は、多数の小粒子の結合体であり、また二次発
泡力に劣るものであるから、たとえ充填時に40%
の空間率であつても、得られた梱包体用スペーサ
ー10にも10%の空間率が得られるものである。
は、通常の厚物用発泡ポリスチレン成形機(図示
せず)を用い、この成形機の金型内に発泡粒子1
1を充填し、水蒸気等の加熱媒体により融着一体
化することができる。この充填する際、規則的な
形状の発泡粒子であれば、充填時の空間率は略40
%であり、この空間率では加熱すると得られる発
泡体の空間率が0になるか、若しくは数%にすぎ
ない。この空間率ではこの考案でいう作用効果は
得られない。ところがこの考案では不規則形状で
且つ平均値が20〜100mmの大きさの発泡粒子11
を用いるため、充填時の空間率が40〜70%程度で
ある結果、完全に空間率を補なうことができず、
得られた梱包体用スペーサー10には10〜70%の
空間率が保たれるのである。更に粉砕した発泡粒
子は、多数の小粒子の結合体であり、また二次発
泡力に劣るものであるから、たとえ充填時に40%
の空間率であつても、得られた梱包体用スペーサ
ー10にも10%の空間率が得られるものである。
この考案の梱包体用スペーサー10は、全体積
の10〜70%の空間率が保たれている結果、第3図
に示すように局部的に外力Pが加わつたとき、こ
の外力Pと接する発泡粒子11は第3図のA〔外
力Pが加わる前〕→B〔外力Pが加わつた後〕の
如きの変形を示し、この外力Pを取り去つた場
合、元のAの状態に戻り、個々の発泡粒子11が
持つ優れた緩衝効果が得られるものである。した
がつて全体の空間率が0若しくは数%である発泡
体の如く、硬くなつたり、また外圧により凹んだ
状態になる、ということが全くないのである。
の10〜70%の空間率が保たれている結果、第3図
に示すように局部的に外力Pが加わつたとき、こ
の外力Pと接する発泡粒子11は第3図のA〔外
力Pが加わる前〕→B〔外力Pが加わつた後〕の
如きの変形を示し、この外力Pを取り去つた場
合、元のAの状態に戻り、個々の発泡粒子11が
持つ優れた緩衝効果が得られるものである。した
がつて全体の空間率が0若しくは数%である発泡
体の如く、硬くなつたり、また外圧により凹んだ
状態になる、ということが全くないのである。
この梱包体用スペーサー10は、板状体のもの
が好ましいが、多少凹凸があるもの、また適当に
棒状のリブが形成されたもの、或いは必要に応じ
任意の形状に形成されたものであつてもよい。
が好ましいが、多少凹凸があるもの、また適当に
棒状のリブが形成されたもの、或いは必要に応じ
任意の形状に形成されたものであつてもよい。
この考案の梱包体用スペーサー10は、第4図
及び第5図に示すように、コンテナー30の内部
にテレビ等を収納した段ボールケース20を多数
列多段積みし、この段ボールケース20とコンテ
ナー30の内壁面31との間に生ずる間隙50に
挿入される。この挿入の際に、この考案の梱包体
用スペーサー10は充分に緩衝効果を発揮するも
のであるから、30cmの隙間があつても、20〜25cm
の厚みの梱包体用スペーサー10であつてもよ
い。
及び第5図に示すように、コンテナー30の内部
にテレビ等を収納した段ボールケース20を多数
列多段積みし、この段ボールケース20とコンテ
ナー30の内壁面31との間に生ずる間隙50に
挿入される。この挿入の際に、この考案の梱包体
用スペーサー10は充分に緩衝効果を発揮するも
のであるから、30cmの隙間があつても、20〜25cm
の厚みの梱包体用スペーサー10であつてもよ
い。
この考案の梱包体用スペーサー10は上記の通
りの構成であるので、従来の空間率が0若しくは
数%の発泡体に比し緩衝効果に優れる、梱包体用
スペーサー10を分割する際にも空間率が多いた
め容易に分割することができる、発泡粒子で構成
されているので粉体が発生しない、かりに取扱い
中に発泡粒子が欠けても、この欠片は20〜100mm
の大きさであるので簡単に捨い上げることができ
る、また空間率が大きい結果、通気性に富むの
で、熱帯地方へコンテナー輸送する場合、梱包体
用スペーサー10と接する面の温度上昇は避けら
れる等の種々の顕著な作用効果を奏するものであ
る。
りの構成であるので、従来の空間率が0若しくは
数%の発泡体に比し緩衝効果に優れる、梱包体用
スペーサー10を分割する際にも空間率が多いた
め容易に分割することができる、発泡粒子で構成
されているので粉体が発生しない、かりに取扱い
中に発泡粒子が欠けても、この欠片は20〜100mm
の大きさであるので簡単に捨い上げることができ
る、また空間率が大きい結果、通気性に富むの
で、熱帯地方へコンテナー輸送する場合、梱包体
用スペーサー10と接する面の温度上昇は避けら
れる等の種々の顕著な作用効果を奏するものであ
る。
さらに、この梱包体用スペーサー10を各種梱
包体の包装緩衝材として使用できることも勿論で
ある。
包体の包装緩衝材として使用できることも勿論で
ある。
従つて、この考案は梱包体用スペーサーとして
使い易いばかりでなく、それの緩衝効果と共に製
作上の点からも経済的に優れており実用上多大の
効果を奏するものである。
使い易いばかりでなく、それの緩衝効果と共に製
作上の点からも経済的に優れており実用上多大の
効果を奏するものである。
第1図は梱包体用スペーサーの全体を表わす斜
視図、第2図は発泡粒子の結合状態を表わす拡大
図、第3図は使用中に外力が加わつたときの変形
状態を示す説明図、第4図及び第5図は使用時の
一例を示す断面図である。 10……梱包用スペーサー、11……発泡粒
子、12……空間、14……融着部。
視図、第2図は発泡粒子の結合状態を表わす拡大
図、第3図は使用中に外力が加わつたときの変形
状態を示す説明図、第4図及び第5図は使用時の
一例を示す断面図である。 10……梱包用スペーサー、11……発泡粒
子、12……空間、14……融着部。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 1 平均値が20〜100mmの大きさを有し、且つ不
規則形状である発泡粒子で形成されていて、各
粒子は夫々局部的に融着せしめられていて、こ
の局部的融着によつて発泡粒子間に空間が存在
せしめられていて、この空間が全体積の10〜70
%であることを特徴とする梱包体用スペーサ
ー。 2 発泡粒子が、ポリスチレン発泡粒子である上
記実用新案登録請求の範囲第1項記載の梱包体
用スペーサー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2046583U JPS59126972U (ja) | 1983-02-14 | 1983-02-14 | 梱包体用スペ−サ− |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2046583U JPS59126972U (ja) | 1983-02-14 | 1983-02-14 | 梱包体用スペ−サ− |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59126972U JPS59126972U (ja) | 1984-08-27 |
JPS6217426Y2 true JPS6217426Y2 (ja) | 1987-05-06 |
Family
ID=30151595
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2046583U Granted JPS59126972U (ja) | 1983-02-14 | 1983-02-14 | 梱包体用スペ−サ− |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59126972U (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5755064Y2 (ja) * | 1974-06-07 | 1982-11-29 |
-
1983
- 1983-02-14 JP JP2046583U patent/JPS59126972U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59126972U (ja) | 1984-08-27 |
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