JP5190151B1 - 帯 - Google Patents

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Abstract

【課題】 容易に装着できて、所望の外観を得られる帯を提供する。
【解決手段】

外側前帯16と内側前帯18との二重となった前帯部12と、この前帯部12の両端部13近傍で外側前帯16と内側前帯18とを縫付ける縫合部19と、前帯部12の両端部13から夫々延設される紐状部材21とから構成され、前帯部12が着付けにより装着されて両紐状部材21間が結ばれた帯結び状態で、湾曲形状に張設された外側前帯16の内周縁に沿って、内側前帯16の撓みが緩和もしくは無くなるように、両縫合部19間に於ける外側前帯16の長さ寸法を内側前帯18の長さ寸法よりも短く設定する。
【選択図】図1

Description

この発明は、着物、特に和装の上から締めて、容易に帯結び状態とすることができる帯に関するものである。
従来から、容易に和装の着付けを行えるように、簡単に装着できる簡易帯が知られている(例えば、特許文献1)。
特開2007−92265号公報
上記発明は、伸縮自在のベルト部材を帯の内側に収容して、締め具合を調整することにより、多様なサイズに対応させる構成である。
処で、和装帯にあっては、その装着状態で上縁が二重になっていることが、その外観体裁の上で重要である。しかしながら、前記従来の発明では、前帯を二重となるように折り返す、折り返し山部分で、前帯の結ばれる長さを体型に合わせて調整する等、前帯の模様の左,右位置や、同時に装着される後帯の位置を合わせながら、前帯を適正な位置に装着することは依然、容易ではなかった。
折り返し山を省略し、一枚の前帯を装着するだけで二重に巻いているように見せるものも知られている。予め外側前帯の内側に、二重目となる内側前帯片を長手方向に沿って縫い付ける構成である。
一般に着付けられて帯結び状態となると、外周に位置する外側前帯の長手方向長さが、内側前帯の長手方向長さよりも長く必要である。従って、帯を二重に巻いているような外観を形成するため、前帯の上縁に内側前帯片を縫合してしまうと、湾曲状態に張設されている外側前帯は伸長しないため、内側前帯が撓んで蛇行してしまう。このため、被装着者の装着感が良好であるとは言い難く、二重であることが視認される前帯の上縁部では、このような内側前帯の撓みが生じていると見栄えがよくないといった問題があった。
よって本発明は、上述した従来技術の欠点、不都合、不満を解消するべく開発された帯であって、容易に装着できて、所望の外観品質を得られる帯を提供することを課題としている。
上記課題を解決するため、本発明の帯は、外側前帯と内側前帯との二重となった前帯部と、この前帯部の両端部近傍で前記した外側前帯と内側前帯とを縫付ける縫合部と、前記した前帯部の両端部から夫々延設される紐状部材とから成り、前記した両縫合部間に於ける外側前帯の長さ寸法は、内側前帯の長さ寸法よりも長く設定することを特徴とする。
この外側前帯と内側前帯との寸法差は、前帯部が着付けにより装着されて両紐状部材間が結ばれた帯結び状態で、湾曲形状に張設された前記外側前帯の内周縁に沿って、前記した内側前帯の撓みが緩和もしくは無くなる比率で設定する。
上記した本発明の請求項1によれば、前帯部の両端部近傍で外側前帯と内側前帯とが縫合部によって夫々縫付けられているので、前帯部を胴廻りで装着する際、両紐状部材を被装着者の背中で交差させて巻回して被装着者の胸元で結ぶと、外側前帯と内側前帯とが、両縫合部を介して伝わる両紐状部からの張力で、内外同等に周方向に引かれ、内周側に位置する内側前帯が撓んだり、蛇行したりする虞れを減少させることができ、凹凸の無い円滑な曲線を描いて張設される。また、装着状態では、外側前帯と内側前帯とが両紐状部材によって左右均等に引かれ、帯の長手方向への前帯部の位置ずれが発生せず、被装着者は、前帯部を容易に装着できて、二重に巻きつけられた帯と同じ装着感及び外観品質を得られる。
この場合、前帯部は外側前帯と内側前帯との二重構造であるので、リング状に巻回すると、外側前帯と内側前帯の周長が同一であるため、内側前帯は少なくともその厚み分だけ撓んでしまう。即ち、前帯部を被装着者の胴廻りに巻回装着しようとすると、外側前帯を撓みなく締めた場合、内側前帯が撓んで皺が寄り、極めて外観体裁が悪くなるばかりでなく、良好な装着感が得られない虞がある、よって、更に両縫合部間に於ける外側前帯の長さ寸法を内側前帯の長さ寸法よりも長く設定し、この撓みを吸収するのである。
それ故、外側前帯と内側前帯との寸法差を、帯結び状態で内側前帯の撓みが緩和もしくは無くなる比率に設定することにより、良好な装着感と外観体裁を得ることができる。
よって本発明によれば、和装の帯締を外観体裁好く、容易に達成できる等、多くの優れた作用効果を奏する。
本発明の実施の形態に係る帯と後帯部との組み合わせの一例を示す分解斜視図である。 帯と後帯部とを組み合わせた斜視図である。 巻回した本発明に係る帯の平面図である。 本発明に係る帯の平面説明図である。 本発明に係る帯の要部を示す背面説明図である。 縫合部を中心として要部の断面図である。 図6に相当する部分の装着状態で湾曲している様子を説明する断面図である。
本発明の帯11は、高さ幅が略同一寸法の外側前帯16と内側前帯18との二重となった前帯部12と、この前帯部12の両端部近傍で外側前帯16と内側前帯18とを縫合糸20で夫々縫付ける縫合部19と、前帯部12の両端部にあっての縫合部19よりも外側から夫々延設される紐状部材21とから構成される。
そして、この帯11は、所謂太鼓と称される後帯部14と共に被装着者の胴廻りに装着され、和装帯として着付けられる。即ち、外面に所定の柄模様等が付され、巻回折り畳みされた後帯部14には、両端を帯紐挿通開口部15とする空間が形成されており、着付けに際しては、前帯部12を胴廻りに当てがった状態で背中側に回した夫々の紐状部材21を後帯部14内に帯紐挿通開口部15から挿入して交差させて前に導出し、夫々の紐状部材21を胸元で結び締めるのである。
両紐状部材21を、外側前帯16の両端部近傍で両縫合部19よりも先端側の位置に夫々固着させると、被装着者の着付け状態に合わせて、前帯部12が両紐状部材21によって左右方向に引かれても、先ず、外側前帯16が左右方向に引かれ、外側前帯16の内周縁の湾曲に追従して、内側前帯18が湾曲形状に張設されて適合することになる。
外側前帯16は、裏面側布地26と表面側布地36とから構成され、内側前帯18は、表,裏面側布地28、38が重ね合わせられて構成され、両縫合部19の内側前帯18の端部18a位置では、外側前帯16の裏面側布地26と内側前帯18の端部とで縫合し、外側前帯16の表面側布地36とは縫合しない。
そして当然ながら、被装着者の体型の相違によって胴廻りのサイズは様々であるが、外側前帯16を表面側布地36と裏面側布地26とで構成して、両縫合部19を、外側前帯16の裏面側布地26と内側前帯18の端部とを縫合することにより形成すると、例えば胴廻りが比較的細い人物が装着しても、両縫合部19での外側前帯16は裏面側布地36だけであるので、外側前帯16の表面側布地36から、適度な張力で離反して、内側前帯18の両縫合部19間の長さに外側前帯16の両縫合部19間の長さが追従して可変し、調整される。即ち、外側前帯16の表面側布地36は内側に引き込まれないため表面に凹凸が生じることなく、外観品質が保持される。
両縫合部19間に於ける外側前帯16の長さ寸法は、内側前帯18の長さ寸法よりも長く、この寸法差は、前帯部12が着付けにより装着されて両紐状部材21間が結ばれた帯結び状態で、湾曲形状に張設された外側前帯16の内周縁に沿って、内側前帯18の撓みが緩和もしくは無くなる比率である。
前帯部12の左右両端部または両紐状部材に、仮帯結び状態で相互に貼合わせられるファスナ部材30、40を夫々設ける。これは、上述したように、着付けに際し、夫々の紐状部材21を後帯部14内にて交差させて前に導出させる時に、仮結びとしての機能を果たす。
また、前帯部12の両端部13に於ける上縁と下縁をテーパー状にして、前帯部12の両端部13を先細に形成する。
この構成とすると、両縫合部19位置では、外側前帯16の表面側布地36を軸回転により容易に反転させることができるので、裏面側布地26を外面に露出するように変更することができる。即ち、表面側布地36と裏面側布地26とに夫々異なる模様を形成しておけば、被装着者は、二種類の模様を着付ける前或いは着付け中に好みに応じて選択できることになる。
図1乃至図7の実施例にあって、前帯部12の両縫合部19間に於ける外側前帯16と内側前帯18との寸法差は、前述したように前帯部12が着付けにより装着されて紐状部材21間が結ばれた帯結び状態で、湾曲形状に張設された外側前帯16の内周縁に沿って内側前帯18の撓みが緩和もしくは無くなる比率であり、布地の厚みなどの条件により異なるが、約1mm〜20mmで、約5mm〜10mmが好ましく、着付け状態に合わせて設定されている。ここでの着付け状態とは、内側前帯18と外側前帯16との間に形成された隙間17に、図示省略の帯板や、紐状部材21の結び目22などを介在させた状態を含む。
また、上記寸法差は、被装着者の胴廻り寸法、布地の厚さ等により、縫製を行う前に、予め設定された比率の計算などにより得られ、仕立て直しなどの再作業工程の発生も抑制できる。
前帯部12の両端部13に於ける上縁と下縁はテーパー状で、前帯部12の両端部13を先細に形成しているので、両縫合部位置で、外側前帯16の表面側布地36を軸回転により反転させ、裏面側布地を外面に露出するように変更することができる。この軸回転による捻じれ部分では、若干の膨らみが生じることになるが、着付け状態では、当該部分は後帯部14内の空間に隠れることになるので外観体裁が悪くなることはなく、膨らみによるごろつき感も生じない。尚、両端部13の形状は、上縁と下縁のテーパー状とするだけでなく、細帯状、三角形形状、台形形状等であっても良い。
11 帯
12 前帯部
13 端部
14 後帯部
15 帯紐挿通開口部
16 外側前帯
17 隙間
18 内側前帯
19 縫合部
20 縫合糸
21 紐状部材
22 結び目
26 外側前帯の裏面側布地
28 内側前帯の表面側布地
36 外側前帯の表面側布地
38 内側前帯の裏面側布地
30,40 ファスナ部材

Claims (1)


  1. 外側前帯(16)と内側前帯(18)との二重となった前帯部(12)と、該前帯部(12)の両端部(13)近傍で前記外側前帯(16)と内側前帯(18)とを縫付ける縫合部(19)と、前記前帯部(12)の両端部(13)から夫々延設される紐状部材(21)とから成り、前記両縫合部(19)間に於ける外側前帯(16)の長さ寸法を内側前帯(18)の長さ寸法よりも長く設定し、且つ前記両紐状部材(21)を、外側前帯(16)の両端部近傍で両縫合部(19)よりも先端側の位置に夫々固着させたことを特徴とする帯。
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