JP5189949B2 - 物理量測定用表示器 - Google Patents

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Description

本発明は、一端部が配管等の被取付部に取り付けられるホルダと、このホルダに接合されたケースとを備え、このケースに表示部が取り付けられた物理量測定用表示器に関する。
圧力表示器、その他の表示器には、表示部が設けられたケースにホルダを接合し、このホルダに設けられた継手を配管に取り付けるタイプがある。
このタイプの表示器では、ホルダとケースとの内部空間に圧力等を検出する検出素子が設けられ、この検出素子で検出された検出値が表示部で表示される。配管に接続される継手はホルダの端部に取り付けられるため、表示部は継手とは反対側のケースの端部に固定される。
配管への継手の取付位置が一定である場合には表示部がケースに固定されている構造でもよい。しかし、実際には、配管への継手の取付位置が配管上部であったり、配管水平部であったりして一定しないことが多く、この場合、表示部がケースに固定されている構造では、継手の取付位置が変わることで表示部の姿勢も変わることになり、表示部が見難くなることがある。例えば、水平に伸びる配管に対して上から表示部を見るようにするには継手を配管上部に接続することになるが、この構造の表示器を配管水平部に接続すると、表示部は水平方向を向くことになり、上からは表示部が見にくくなってしまう。
そこで、継手の配管への取付位置が変わっても表示部を見やすくするために、従来、検出器を備えた圧力器本体と、この圧力器本体から出力される検出信号に基づいて圧力表示を行う指示計を有する表示器とを備え、この表示器の周面と底面とに検出器本体と結合可能なねじ部をその中心線が90°ずれた位置に取り付ける従来例がある(特許文献1)。
特開平11−153504号公報
特許文献1で示される従来例は、表示器の側面にねじ部を2カ所設ける構造であるため、一方のねじ部に検出器本体を取り付ける場合には、残りのねじ部から防塵用のプラグを取り付けなければならない。
そのため、従来例では、表示器に2カ所もねじ部を設けるためのねじ切り作業をしなければならず、その上、使用しない1カ所のねじ部に栓をするためのプラグを別途用意しなければならないから、製造コストが高いものとなる。
しかも、従来例では、ねじ部が表示器の周面と底面とからそれぞれ突出して形成されているので、表示器を小型化することができない。ねじ部を表示器の内部に没入して形成することも考えられるが、それでは、内部スペースが制限され、いずれにしても従来例では小型化することが困難である。
本発明の目的は、接続部の配管への取付位置が変わっても表示部が見やすいとともに、低コストかつ小型化を達成できる物理量測定用表示器を提供することにある。
本発明の物理量測定用表示器は、配管に取り付ける接続部が一端側に設けられるホルダと、表示部を一端側に取り付けるケースとの他端側同士を接合して略筒状体を形成する物理量測定用表示器において、前記ホルダと前記ケースとの接合面は前記筒状体の軸方向とこの軸方向と直交する垂直方向との間の角度をもって切り欠かれ前記ホルダと前記ケースとが前記筒状体の軸方向に沿った姿勢と前記軸方向と交差する方向に沿った姿勢とで連結可能とし、前記ホルダは外周縁近傍にホルダ側連結部を有し、前記ケースは外周縁近傍にケース側連結部を有し、これらのホルダ側連結部とケース側連結部とのいずれか一方は雌型連結部を有する突起部であり、前記ホルダ側連結部と前記ケース側連結部とのいずれか他方には前記雌型連結部に連結するための雄型連結部を挿通する被挿通部が設けられ、前記突起部には前記雌型連結部が互いに交差する2方向に形成されていることを特徴とする。
このような構成の発明によれば、接続部の配管への取付位置が、例えば上部である場合には、ホルダとケースとを互いの軸方向が一致するように重ねて接合することで、ケースの一端側に取り付けられた表示部がホルダの一端側に設けられた接続部とは反対側である上方に向くことになる。接続部の配管への取付位置が例えば水平部である場合には、ホルダとケースとを互いの軸方向が交差するように接合することで、表示部は水平方向と交差する上方向に向くことになる。いずれの場合でも、この表示部を同じ方向から容易に見ることができる。
従って、本発明では、接続部の配管への取付位置にかかわらず、ホルダのケースへの接合姿勢を変更することで、表示部を見る姿勢が変わらない。
その上、ホルダやケースに無駄な取付部を設けることがないので、低コストで物理量測定用表示器を製造することができる。また、ケースとホルダとを接合するために突出部を設けることを要しないので、物理量測定用表示器の小型化を達成することができる。
さらに、ケースの姿勢を変えてホルダに接合するために用いられる2つの雌型連結部は突起部に形成されているので、部品の共通化及び省スペース化が図れ、物理量測定用表示器の小型化を達成することができる。
本発明では、前記ホルダと前記ケースとの接合面は前記筒状体の軸方向と直交する平面に対して45°の角度で交差する平面内に形成される構成が好ましい。
この構成の発明では、接続部の被取付部材への取付位置が90°変わる場合であっても、表示部を見る位置が変化しないので、表示部が一定の方向から見やすくなる。
前記ホルダ側連結部は前記ホルダの外周部内側近傍に形成され、前記ケース側連結部は前記ケースの外周部内側近傍に形成されている構成が好ましい。
この構成の発明では、ホルダ側連結部とケース側連結部とがともに表示器の外部に露出することなく内部に配置されることになるから、外観が良好となるだけでなく、ホルダ側連結部やケース側連結部の錆や腐食を防止できる。
前記表示部は、複数桁の数字部及び隣り合う数字部の間の上下にそれぞれ配置される小数点部を発光表示する数値表示部と、前記数値表示部の上に着脱自在に設けられ前記数字部と上下のうち一方の小数点部との発光を透過するとともに前記小数点部の上下のうち他方を含む前記数値表示部を遮蔽する遮蔽板とを備え、前記遮蔽板は前記ケースに上下方向の姿勢を変更可能に取り付けられる構成が好ましい。
この構成の発明では、ホルダに対してケースの姿勢を変更して接合する際に、表示部の向きが変わっても、遮蔽板の上下方向の姿勢を変更することで、表示部を見やすくすることができる。
しかも、遮蔽板により、数字部と必要な小数点部とが透過して表示され、不要な小数点部は遮蔽されるので、数値表示部を見やすくすることができる。
以下、本発明の第一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本実施形態にかかる表示器の全体構成を示す斜視図であり、図2は表示器の断面図であり、図3は表示器の分解斜視図である。
図1から図3において、表示器は、ゲージ圧測定用表示器であり、ホルダ1と、このホルダ1の上に接合されるケース2と、このケース2の上側一端開口側に設けられた表示部3とを備えた構成である。
ホルダ1の下側一端部には接続部である継手4が取り付けられている。
継手4は被取付部としての配管Pに螺合する配管側ねじ部4Aと、この配管側ねじ部4Aに接続されるフランジ部4Bと、このフランジ部4Bに接続されるホルダ側ねじ部4Cとを備え、その軸心に沿って圧力導入孔4Dが形成されている。継手4はステンレス六角棒を切削加工した部品である。
継手4のホルダ側ねじ部4Cの端部には圧力センサ5が設けられている。この圧力センサ5は、有底円筒状のステンレス部材である。圧力センサ5の開口端はホルダ側ねじ部4Cの端部と溶接で接合されている。圧力センサ5の内部空間は圧力導入孔4Dに連通された圧力導入凹部5Aとされている。この圧力導入凹部5Aと反対側の平面部には歪みゲージ等の圧力検出素子が形成され、この圧力検出部に一端が接続されたコード5Bは回路基板6に他端が接続されている。
ホルダ1は、ホルダ側ねじ部4Cに螺合される雌ねじ部11と、この雌ねじ部11に接合されたホルダ本体12とを備えている。
このホルダ本体12はアルミダイカストの鋳造部品であり、角筒部12Aと、この角筒部12Aの内部に角筒部12Aの軸心と直交する方向に設けられた板部12Bと、この板部12Bに立設された突起部12Cとを備えている。
雌ねじ部11の内周開口端部と、継手4のフランジ部4Bとホルダ側ねじ部4Cとの交差部に形成された凹部との間にはOリング71が設けられている。
角筒部12Aは、その外周角部が面取りされて緩やかな曲面とされる。
そして、角筒部12Aのケース2側に形成された接合面12Dは角筒部12Aの軸方向(図中上下方向)とこの軸方向と直交する垂直方向との間の角度、つまり、角筒部12Aの軸方向と直交する平面に対して角度αが45°で交差する平面Lで切り欠かれている。本実施形態では、角筒部12Aの正面側の立ち上がり寸法が小さく背面側の立ち上がり寸法が大きく形成され、両側面部が45°に切り欠かれて形成されている。
板部12Bは、その中心部に孔が形成され、この孔に圧力センサ5の圧力検出素子と接続されるコード5Bが挿通される。
突起部12Cは角筒部12Aの互いに対向する2つの内壁の中心部分にそれぞれ一体形成されている。これらの突起部12Cは、互いに対向する面の中央部分が凹んで形成されており、この凹んだ部分より先端側の角柱部分12Eは接合面12Dより上方に突出している。
この角柱部分12Eの互いに直交する2方向、つまり、角筒部12Aの軸心に沿った上下方向とこの方向と直交する左右方向には雌型連結部8A,8Bが形成されている。これの雌型連結部8A,8Bはそれぞれ雌ねじ部であり、その中心部分が互いに連通されている。
本実施形態では、検出する圧力が低圧(2MPa以下の圧力)である場合には、角筒部12Aの背面側に大気開放孔12Fが形成され、この大気開放孔12Fにはベント72が設けられている。
このベント72は外気との通気を許容するとともに水やゴミの透過を阻止する多孔質材料から形成されている。
検出する圧力が高圧(2MPaを超える圧力)である場合には、大気開放孔12Fやベント72は不要とされる。
ケース2は、ケース本体21と、このケース本体21の正面に設けられた円筒部22とを備え、この円筒部22は、その外周面にねじが形成され、その内周部にコネクタ23が嵌合されている。このコネクタ23は外部からの電源供給や外部へ出力信号を伝達するためのものであり、その外周部と円筒部22との間にはOリング71が設けられている。
ケース本体21は、アルミダイカストの鋳造部品であり、ホルダ1に接合される角筒部21Aと、この角筒部21Aに一体形成された表示部取付部21Bと、角筒部21Aの内周に一体形成された被挿通部21Cとを備えている。
角筒部21Aはその外周角部が面取りされて緩やかな曲面とされている。角筒部21Aのホルダ1側に形成された接合面21Eは角筒部21Aの軸方向と直交する平面に対して角度αが45°となるように交差する平面L内で切り欠かれている。図1から図3の状態では、ホルダ1の角筒部12Aとケース2の角筒部21Aとは軸心が一致しており、かつ、その外周面が段差なく連続して形成される。つまり、ホルダ1とケース2との他端側同士が接合された状態では略角筒状体が形成される。
ケース2の角筒部21Aは、後述するようにホルダ1の角筒部12Aに対して着脱自在に取り付けられており、平面L内で取付姿勢を90°変えることで、表示部3の姿勢が変更される(図1及び図6参照)。
角筒部21Aの接合面21E側にはガスケット73を嵌合するための凹部が開口部に沿って形成されている。このガスケット73は弾性を有するゴム部材であり、ホルダ1とケース2との接触面をシールすることを目的として設けられている。
表示部取付部21Bは、その背面側が角筒部21Aの背面から突出して形成されている。表示部取付部21Bは、その開口面が角筒部21Aの軸心に対して角度αだけ傾いて形成されている。
被挿通部21Cは角筒部21Aの互いに対向する2つの内壁の中心部分にそれぞれ一体形成されており、その中心部にはボルト挿通孔21Dが形成されている。
被挿通部21Cは角筒部21Aの内壁から軸心に向けて突出した突起状部材であり、その下面がホルダ1の突起部12Cに形成された角柱部分12Eの正面又は上面に当接可能である。角柱部分12Eの正面又は上面に被挿通部21Cが当接された状態では、角柱部分12Eに形成された雌型連結部8A,8Bにボルト挿通孔21Dが対応する。この状態で、ボルトからなる雄型連結部8がボルト挿通孔21Dを挿通して雌型連結部8A又は雌型連結部8Bに連結される。
表示部3は、ケース2の表示部取付部21Bに嵌合される略皿状のインケース31と、このインケース31の下側凹部に設けられる表示回路基板32と、この表示回路基板32を挟んでインケース31の平面部とは反対側に配置された導光板33と、インケース31の上面側に設けられるカバー34と、表示回路基板32とインケース31の平面部との間に設けられた遮蔽板35とを備えている。インケース31、導光板33及び遮蔽板35はともに合成樹脂の成形部品である。
インケース31及びカバー34はケース2の表示部取付部21Bにねじ74で取り付けられており、かつ、インケース31の端縁部と表示部取付部21Bとの間にはガスケット75が設けられている。
図4に示される通り、表示回路基板32は、CPUと表示プログラムを記憶したメモリとが実装された基板321と、この基板321にそれぞれ設けられた数値表示部322及びキー操作用スイッチ323とを備えている。基板321は表示部取付部21Bの底部に設けられた基板支持部211(図3参照)に支持されている。
数値表示部322は、複数桁の数字部322A及び隣り合う数字部322Aの間の上下にそれぞれ配置される小数点部322B,322Cを備えるものであり、CPUからの信号を受けて所定箇所を発光表示させる。本実施形態では、数値表示部322の上下が反転しても適正な表示ができるようにプログラムがされており、この場合、小数点部322B,322Cは双方表示される。
遮蔽板35は数値表示部322の上に上下方向(天地方向)変換可能かつ着脱自在に設けられている。
遮蔽板35は数字部322Aと下方の小数点部322Cとの発光を透過させるための透光部35Aが形成され、それ以外は上方の小数点部322Bを含む平面矩形領域を遮蔽する遮蔽部35Bが形成されている。本実施形態では、遮蔽板35は種々の方法で製作することができるが、例えば、ガラス板を、チップLEDの一つひとつに対する開口を筒型状に仕切り、他のチップLEDから発光される光との干渉を防止する構成を採用できる。
図1から図3において、カバー34にはキー操作用スイッチ323を操作するためのキートップ341が出没自在に設けられている。
キートップ341は弾性を有するゴム部材であり、表示回路基板32の方向に対し3つ(図2では1つのみ示す)の軸341Aを有する。これらの軸341Aはそれぞれ軸方向の力に対して変位が可能な形状である。
インケース31にはカバー34との貼り合わせのための耐水両面テープ(図示せず)が貼り付けられている。キー操作用スイッチ323はそれぞれ「モードキー」「ダウンキー」「アップキー」があり、現場にてモードの切り替えや設定値の変更を行うために使用される。
カバー34にはパネルシート36が貼付されている。このパネルシート36の表面にはキー操作用スイッチ323を操作できる表示領域361や「OUT1」「OUT2」[SET]等の文字情報の表示領域362が設けられている。そして、パネルシート36には数値表示部322を遮蔽板35を通して見るための窓部363が形成されている。
カバー34の表示部3の正面とは直交する背面及び両側面には表示器の動作状態を確認するためのモニタ表示部9が設けられている。このモニタ表示部9はケース本体21の背面に配置される背面部91と、ケース本体21の両側面に配置される側面部92と、ケース本体21の正面の両側に配置される正面部93とから構成されている。
モニタ表示部9はケース本体21とカバー34とで挟持された構造であり、その外周縁がケース本体21及びカバー34の外周面と略一致するようにされている。
モニタ表示部9はチップLED324を光源とする。チップLED324は基板321に設けられており(図5参照)、この基板321に対向配置された導光板33を通ってチップLED324から点灯又は点滅動作された光がモニタ表示部9で表示される。
ここで、モニタ表示部9で表示される情報は所定の警報情報、例えば、検出圧力が任意の圧力以上あるいは以下になったときに表示されるものであり、オープンコレクタ出力がONする場合にチップLED324が点灯又は点滅する。
モニタ表示部9のチップLED324は一色(例えば、赤一色)でもよく、任意の2色(例えば、緑、赤の2色)でもよい。一色の場合、警報発生時に点灯(又は点滅)させるものでもよい。チップLED324が緑、赤の2色発光であれば、通常は緑点灯、警報発生時に赤点灯とし、表示器の電源のON,OFF状態が確認できる。
警報に複数の意味を持たせた場合、警報内容を区別するために、さらに、チップLED324を多色化するかチップLED324が単色であれば点灯、点滅で区別、また点滅速度での区別が可能となる。
回路基板6は電源とコンパレータ出力及びアナログ出力を取り扱うアナログ回路であり、表示回路基板32とはフレキシブル基板61で接続されている。
回路基板6はホルダ1のホルダ本体12の内部に配置されている。
ホルダ本体12の内部には一定量のモールド剤が注入されている。このモールド剤は回路基板6を固定し、発熱する電子部品の放熱、内容積を縮小するためである。なお、本実施形態では、モールド剤は必ずしも設けることを要しない。
本実施形態の表示器の組み立て方法について図6及び図7をも参照して説明する。
まず、継手4の配管Pへの取付位置が上部である場合には、図1から図5で示される構造の表示器を用いる。
この表示器では、ホルダ1とケース2とを互いの軸方向が一致するように重ねる。この状態では、ホルダ1に設けられた突起部12Cの角柱部分12Eの上面とケース2に設けられた被挿通部21Cの下面とが重ね合わされ、角柱部分12Eに上下に沿って形成された雌型連結部8Aとボルト挿通孔21Dとの軸心が一致する。そして、雄型連結部8をボルト挿通孔21Dに挿通させて雌型連結部8Aに螺合する。
その後、表示部3をケース2に装着する。そのため、インケース31及びカバー34をケース2の表示部取付部21Bにねじ74で取り付け、さらに、カバー34にパネルシート36を貼付する。なお、この場合では、表示回路基板32の数値表示部322に遮蔽板35を予め取り付けておくが、この遮蔽板35は図4で示される通り、上の小数点部322Bを隠し、数字部322Aと下方の小数点部322Cとが見えるようにする。
継手4の配管Pへの取付位置が水平部である場合には、図6で示される構造の表示器を用いる。
この表示器では、ホルダ1とケース2とを互いの軸方向が交差するように重ねる。この状態では、ホルダ1に設けられた突起部12Cの角柱部分12Eの正面とケース2に設けられた被挿通部21Cとが重ね合わされ、角柱部分12Eに水平に沿って形成された雌型連結部8Bとボルト挿通孔21Dとの軸心が一致する。そして、雄型連結部8をボルト挿通孔21Dに挿通させて雌型連結部8Bに螺合する。さらに、表示部3をケース2に装着する。
継手4の配管Pへの取付位置が上部である場合であっても、コネクタ23の取付位置を上方にしたい場合には、図7で示される構造の表示器を用いる。
この表示器では、図6の表示器と同様に、ホルダ1とケース2とを互いの軸方向が交差するように重ねて表示部3をケース2に装着する。この場合では、表示部3の上下方向(天地方向)が図1から図5で示される表示器とは逆になる。
そのため、プログラム上で数値表示部322での表示が上下逆になるように設定しておき、表示回路基板32の数値表示部322に遮蔽板35を取り付けておく際に、遮蔽板35は、下の小数点部322Cを隠し、数字部322Aと上方の小数点部322Bとが見えるようにしておく。
従って、本実施形態では,次の作用効果を奏することができる。
(1)配管Pに取り付ける継手4が一端側に設けられるホルダ1と、表示部3を一端側に取り付けるケース2との他端側同士を接合し、ホルダ1とケース2との接合面が筒状体の軸方向とこの軸方向と直交する垂直方向との間の角度をもって切り欠かれ、ホルダ1とケース2とが筒状体の軸方向に沿った姿勢と軸方向と交差する方向に沿った姿勢とで連結可能とされている。そのため、継手4の配管Pへの取付位置が上部でも水平部でも、ホルダ1のケース2への接合姿勢を90°変更することで、表示部3を見る姿勢を変えなくてすむ。その上、ホルダ1やケース2に無駄な取付部を設けることがないので、取付部を塞ぐプラグ等が不要とされ、低コストで表示器を製造することができる。しかも、ケース2とホルダ1とを接合するために突出部を設けることを要しないので、表示器の小型化を達成することができる。
(2)ホルダ1とケース2との接合面が筒状体の軸方向と直交する平面に対して45°の角度で交差する平面Lで切り欠かれた構成としたから、配管Pへの継手4の取付位置が90°変わる場合であっても、表示部3を見る姿勢が変わらないので、表示部3がより見やすくなる。
(3)ホルダ1は突起部12Cを有し、この突起部12Cには互いに直交する軸線に沿って雌型連結部8A,8Bが形成され、ケース2は被挿通部21Cを有し、この被挿通部21Cには雌型連結部8A,8Bに螺合される雄型連結部8を挿通するボルト挿通孔21Dが形成されているから、部品の共通化及び省スペース化が図れ、表示器の小型化を達成することができる。
(4)突起部12Cはホルダ1の内部で互いに対向した2箇所に設けられ、被挿通部21Cはケース2の内部で互いに対向した2カ所に設けられ、かつ、雄型連結部8は2本設けられているので、ホルダ1とケース2との接合を確実に行うことができる。
(5)雄型連結部8をボルトとし、雌型連結部8A,8Bを雌ねじとしたから、ボルトである雄型連結部8を螺合するたで両者の連結を確実に行える。
(6)突起部12Cはホルダ1の角筒部12Aの内周近傍に設けられ、被挿通部21Cはケース2の角筒部21Aの内周近傍に設けられているので、これらの部材が表示器の外部に露出することがないから、外観が良好となり、これらの部材の防錆等を達成できる。
(7)複数桁の数字部322A及び隣り合う数字部322Aの間の上下にそれぞれ配置される小数点部322B,322Cを発光表示する数値表示部322を備え、この数値表示部322をケース2に上下方向の姿勢を変更可能に取り付ける構成としたので、ホルダ1に対してケース2の姿勢を変更して接合する際に、表示部3の向きが変わっても、数値表示部322の上下方向の姿勢を変更することで、表示部3を見やすくすることができる。
(8)数値表示部322に遮蔽板35を着脱自在に設け、この遮蔽板35を、数字部322Aと下方の小数点部322Cとの発光を透過するとともに上方の小数点部322Bを遮蔽する構成としたから、不要な小数点部322Bは遮蔽されるので、数値表示部322を見やすくすることができる。
(9)カバー34の表示部3の正面とは直交する背面及び両側面に表示器の動作状態を確認するためのモニタ表示部9を設けたから、表示部3の正面から目視できない場合でもモニタ表示部9を見ることで、圧力値が許容範囲にあるか否かを認識することができる。
なお、本発明は前述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
例えば、前記実施形態では、ホルダ1は角筒部12Aを備え、かつ、ケース2は角筒部21Aを備え、ホルダ1とケース2とを軸方向を一致させて接続させた場合には角筒を形成するものとしたが、本発明では、角筒に代えて円筒としてもよい。
さらに、本発明では、ゲージ圧測定用の代わりに絶対圧測定用や差圧測定用の圧力センサの表示器としてもよい。そして、圧力センサの代わりに温度センサ等の検出装置にも本発明を利用することができる。
前記実施形態では、ホルダ1とケース2との接合面が筒状体の軸方向に対して角度αが45°で交差する構成としたが、角度αは45°に限定されるものではなく、0°<α<90°であればよく、例えば、αが30°であってもよい。
さらに、前記実施形態では、ホルダ1の突起部12Cに雌型連結部8A,8Bを形成し、ケース2の被挿通部21Cにボルト挿通孔21Dを形成し、このボルト挿通孔21Dに挿通される雄型連結部8で雌型連結部8A,8Bに螺合する構成としたが、本発明では、この逆、つまり、ケース2に雌型連結部8A,8Bを形成し、ホルダ1にボルト挿通孔21Dを形成する構成でもよい。さらに、ホルダ1の角柱部分12Eに雄型連結部(ボルト)を互いに交差する方向に1本又は2本設け、これらの雄型連結部(ボルト)をボルト挿通孔21Dに挿通した後雌型連結具(ナット)で結合する構成でもよい。さらにまた、ケース2にホルダ1に延びる雄型連結具を設け、この雄型連結具に連結される雌型連結具をホルダ1の角柱部材12Eに形成する構成でもよい。
その上、雄型連結部8はボルト以外の連結部、例えば、ピンであってもよく、雌型連結部8A,8Bは雌ねじ部以外の構成、例えば、孔部であってもよい。
また、継手4は、ステンレス六角棒でなく他の材料でもよく、さらには、ホルダ1のホルダ本体12とケース2のケース本体21とは、それぞれアルミダイカストでなく他の材料でもよい。
さらに、本発明では、遮蔽板35を必ずしも設けることを要せず、モニタ表示部9を省略してもよい。
本発明は、圧力測定用、その他の物理量測定用の表示器に利用することができる。
本発明の一実施形態にかかる表示器の斜視図。 前記表示器の断面図。 前記表示器の分解斜視図。 表示回路基板の斜視図。 チップLEDが設けられた基板の斜視図。 図1とは組み立て方が異なる表示器の斜視図。 図1とは組み立て方が異なる表示器の斜視図。
符号の説明
1…ホルダ、2…ケース、3…表示部、4…継手(接続部)、5…圧力センサ、8…雄型連結部、8A,8B…雌型連結部、9… モニタ表示部、12D…接合面、21D…ボルト挿通孔、21E…接合面、35…遮蔽板、322…数値表示部、322A…数字部、322B,322C…小数点部、324…チップLED、P…配管(被取付部)

Claims (4)

  1. 配管に取り付ける接続部が一端側に設けられるホルダと、表示部を一端側に取り付けるケースとの他端側同士を接合して略筒状体を形成する物理量測定用表示器において、
    前記ホルダと前記ケースとの接合面は前記筒状体の軸方向とこの軸方向と直交する垂直方向との間の角度をもって切り欠かれ前記ホルダと前記ケースとが前記筒状体の軸方向に沿った姿勢と前記軸方向と交差する方向に沿った姿勢とで連結可能とし、
    前記ホルダは外周縁近傍にホルダ側連結部を有し、前記ケースは外周縁近傍にケース側連結部を有し、これらのホルダ側連結部とケース側連結部とのいずれか一方は雌型連結部を有する突起部であり、前記ホルダ側連結部と前記ケース側連結部とのいずれか他方には前記雌型連結部に連結するための雄型連結部を挿通する被挿通部が設けられ、前記突起部には前記雌型連結部が互いに交差する2方向に形成されていることを特徴とする物理量測定用表示器。
  2. 請求項1に記載された物理量測定用表示器において、
    前記ホルダと前記ケースとの接合面は前記筒状体の軸方向と直交する平面に対して45°の角度で交差する平面内に形成されることを特徴とする物理量測定用表示器。
  3. 請求項1又は請求項2に記載された物理量測定用表示器において、
    前記ホルダ側連結部は前記ホルダの外周部内側近傍に形成され、前記ケース側連結部は前記ケースの外周部内側近傍に形成されていることを特徴とする物理量測定用表示器。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載された物理量測定用表示器において、
    前記表示部は、複数桁の数字部及び隣り合う数字部の間の上下にそれぞれ配置される小数点部を発光表示する数値表示部と、前記数値表示部の上に着脱自在に設けられ前記数字部と上下のうち一方の小数点部との発光を透過するとともに前記小数点部の上下のうち他方を含む前記数値表示部を遮蔽する遮蔽板とを備え、前記遮蔽板は前記ケースに上下方向の姿勢を変更可能に取り付けられることを特徴とする物理量測定用表示器。
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