JP5188916B2 - 圧電発振器 - Google Patents

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Description

本発明は、電子機器等に用いられる圧電発振器に関するものである。
図15は、従来の圧電発振器を示す断面図である。図16(a)は、従来の圧電発振器を構成する容器体の基板部の一方の主面を示す透視平面図であり、図16(b)は、従来の圧電発振器を構成する容器体の基板部の内層面を示す透視平面図であり、図16(c)は、従来の圧電発振器を構成する容器体の基板部の他方の主面を示す透視平面図である。
図15〜図16に示すように、従来の圧電発振器700は、その例として容器体701、圧電振動素子707、集積回路素子708、蓋体709とから主に構成されている。
容器体701は、基板部701aと2つの枠部701b、701cで構成されている。
この容器体701は、基板部701aの一方の主面に枠部701bが設けられて第1の凹部空間702が形成され、基板部701aの他方の主面に枠部701cが設けられて第2の凹部空間704が形成される。
その第1の凹部空間702内に露出する基板部701aの一方の主面には、一対の圧電振動素子搭載パッド703a、703bが設けられている。
また、第2の凹部空間704内に露出する基板部701aの他方の主面には、集積回路素子搭載パッド705が設けられている。
また、基板部701aは、積層構造となっており、図16(b)に示すように、基板部701aの一方の主面から透過して示した内層には、第1の配線パターン712aや第2の配線パターン712b等が設けられている。
この圧電振動素子搭載パッド703a、703b上には、導電性接着剤706を介して電気的に接続される一対の励振用電極を表裏主面に有した圧電振動素子707が搭載されている。この圧電振動素子707を囲繞する容器体701の枠部701bの頂面には金属製の蓋体709が被せられ、接合されている。これにより第1の凹部空間702が気密封止されている。
また、集積回路素子搭載パッド705上に半田等の導電性接合材を介して集積回路素子708が電気的、機械的に接合されている。この状態を搭載という。
また、図16(a)〜図16(c)に示すように、第2の凹部空間704内に露出した基板部701aの他方の主面には、2個一対の圧電振動素子測定用パッド710a、710bが設けられている。
前記一方の圧電振動素子搭載パッド703aは、容器体701の基板部701aの内層に設けられたビア導体711や第1の配線パターン712aを介して、一方の圧電振動素子測定用パッド710aに接続されている。
また、前記他方の圧電振動素子搭載パッド703bは、容器体701の基板部701aの内層に設けられたビア導体711や第2の配線パターン712bを介して、他方の圧電振動素子測定用パッド710bに接続されている構造が知られている(例えば、特許文献1を参照)。
また、従来の圧電発振器700は、組み立てが完了した後、この圧電振動素子測定用パッド710a、710bに測定コンタクトピンを接触させることで、圧電振動素子707の発振周波数やクリスタルインピーダンス特性をインピーダンスアナライザ等の電気特性測定器で測定する。これにより、圧電発振器700としての特性検査を行い、圧電発振器700として良否を判定している。
特許第3406845号公報
従来の圧電発振器700は、小型化に伴い、容器体701の第2の凹部空間704内底面に形成されている圧電振動素子測定用パッド710a、710bの表面積を縮小する必要があった。しかしながら、圧電振動素子測定用パッド710a、710bの表面積が縮小されたことにより、電気特性測定器の測定コンタクトピンを圧電振動素子測定用パッド710a、710bに接触させることが困難になってきた。よって、接触不良による特性検査の作業性や効率が著しく低下してしまうといった課題があった。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、組み立て後であっても、圧電振動素子の特性検査を容易に行うことができることにより生産性や作業性を向上させることができ、且つ小型化に対応可能な圧電発振器を提供することを課題とする。
本発明の圧電発振器は、基板部と、この基板部の一方の主面に第1の枠部が設けられて、第1の凹部空間が形成され、基板部の他方の主面に第2の枠部が設けられて、第2の凹部空間が形成された容器体と、第1の凹部空間内に露出した基板部の一方の主面に設けられた2個一対の圧電振動素子搭載パッドに搭載され、励振用電極が設けられている圧電振動素子と、第2の凹部空間内に露出した基板部の他方の主面に設けられた集積回路素子搭載パッドに搭載されている集積回路素子と、第1の凹部空間を気密封止する配線基板と、配線基板の第1の凹部空間側を向く主面とは反対側の主面に設けられた2個一対の圧電振動素子測定用パッドと、容器体の前記第1の枠部の主面に設けられた複数個の第1の接続電極と、配線基板の第1の凹部空間側を向く主面には、第1の接続電極に対向するように設けられた複数個の第2の接続電極と、第1の接続電極と第2の接続電極とを電気的に接続するための導電性接合材による接続部と、第1の枠部に沿って接続部よりも内側または外側に環状に設けられ、環状に第1の枠部と配線基板とを接合する封止部材と、配線基板の圧電振動素子測定用パッドが設けられた主面には、蓋体接合用配線パターンが設けられ、蓋体接合用配線パターンに接合された蓋体と、を備えていることを特徴とするものである。
また、本発明の圧電発振器は、基板部と、この基板部の一方の主面に第1の枠部が設けられて、第1の凹部空間が形成され、基板部の他方の主面に第2の枠部が設けられて、第2の凹部空間が形成された容器体と、第1の凹部空間内に露出した基板部の一方の主面に設けられた2個一対の圧電振動素子搭載パッドに搭載され、励振用電極が設けられている圧電振動素子と、第2の凹部空間内に露出した基板部の他方の主面に設けられた集積回路素子搭載パッドに搭載されている集積回路素子と、第1の凹部空間を気密封止する配線基板と、配線基板の第1の凹部空間側を向く主面とは反対側の主面に設けられた2個一対の圧電振動素子測定用パッドと、容器体の第1の枠部の主面に設けられた複数個の第1の接続電極と、配線基板の第1の凹部空間側を向く主面には、第1の接続電極に対向するように設けられた複数個の第2の接続電極と、第1の接続電極と第2の接続電極とを電気的に接続するための導電性接合材による接続部と、第1の枠部に沿って接続部よりも内側または外側に環状に設けられ、第1の枠部と配線基板とを接合する封止部材と、を備え、配線基板に第3の枠部が設けられて、第3の凹部空間が形成され、第3の凹部空間内に圧電振動素子測定用パッドが設けられていることを特徴とするものである。
また、第3の凹部空間内に露出した圧電振動素子測定用パッドが、絶縁性樹脂により被覆されていることを特徴とするものである。
また、第3の枠部の主面には、蓋体接合用配線パターンが設けられ、蓋体接合用配線パターンに蓋体が接合されていることを特徴とするものである。
本発明の圧電発振器によれば、第1の凹部空間を気密封止する配線基板の一方の主面に2個一対の圧電振動素子測定用パッドが設けられていることによって、圧電振動素子の電気的特性の測定に際し、電気特性測定器のコンタクトピンとの接触を確実に行える大きさの2個一対の圧電振動素子測定用パッドを形成することが可能となる。よって、圧電発振器の特性検査の作業性及び検査効率、生産性を向上させることが可能となる。
また、容器体の第2の凹部空間内底面に2個一対の圧電振動素子測定用パッドを形成する必要がないので、圧電発振器をより小型化することが可能となる。
また、蓋体接合用配線パターンに蓋体が接合されていることによって、2個一対の圧電振動素子測定用パッドに、ごみや異物等が付着することにより生じる圧電発振器の発振周波数の変動から保護することができる。
また、ごみや異物等が圧電振動素子測定用パッドに付着することによる隣り合う一方の圧電振動素子測定用パッドと他方の圧電振動素子測定用パッドの短絡からも保護することができる。
また、この第2の蓋体を容器体の外部接続用電極端子のうちの1つであるグランド端子に接続させておくことにより、外部からのノイズを良好に遮蔽し、安定した発振周波数を出力させることが可能となる。
前記第3の凹部空間内の圧電振動素子測定用パッドが、絶縁性樹脂により被覆されていることになるので、ごみや異物等が圧電振動素子測定用パッドに付着することで、圧電発振器の発振周波数の変動から保護することができる。
また、ごみや異物等が圧電振動素子測定用パッドに付着することによる隣り合う一方の圧電振動素子測定用パッドと他方の圧電振動素子測定用パッドの短絡から保護することができる。
以下、本発明を添付図面に基づいて詳細に説明する。尚、圧電振動素子に水晶を用いた場合について説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る圧電発振器を示す分解斜視図である。図2は、図1のA−A断面図である。図3は、本発明の第1の実施形態に係る圧電発振器を構成する配線基板の他方主面から見た外観斜視図である。図4(a)は、本発明の第1の実施形態に係る圧電発振器を構成する容器体の一方の主面を示す平面図であり、図4(b)は、本発明の第1の実施形態に係る圧電発振器を構成する容器体の基板部の内層面を示す透視平面図であり、図4(c)は、本発明の第1の実施形態に係る圧電発振器を構成する容器体の他方の主面を示す平面図である。また、図示した寸法も一部誇張して示している。
図1及び図2に示すように、本発明の実施形態に係る圧電発振器100は、容器体110と圧電振動素子120と配線基板130と集積回路素子140で主に構成されている。この圧電発振器100は、前記容器体110に形成されている第1の凹部空間111内に圧電振動素子120が搭載され、第2の凹部空間114内には、集積回路素子140が搭載されている。その第1の凹部空間111が配線基板130により気密封止された構造となっている。
圧電振動素子120は、図1及び図2に示すように、水晶素板121に励振用電極122を被着形成したものであり、外部からの交番電圧が励振用電極122を介して水晶素板121に印加されると、所定の振動モード及び周波数で励振を起こすようになっている。
水晶素板121は、人工水晶体から所定のカットアングルで切断し外形加工を施された概略平板状で平面形状が例えば四角形となっている。
励振用電極122は、前記水晶素板121の表裏両主面に金属を所定のパターンで被着・形成したものである。
このような圧電振動素子120は、その両主面に被着されている励振用電極122から延出する引き出し電極と第1の凹部空間111内底面に形成されている圧電振動素子搭載パッド113a、113bとを、導電性接着剤150を介して電気的且つ機械的に接続することによって第1の凹部空間111に搭載される。このときの引き出し電極が設けられた一辺とは反対側の自由端となる端辺を圧電振動素子120の先端部123とする。
集積回路素子140は、図1及び図2に示すように、回路形成面に前記圧電振動素子120からの発振出力を生成する発振回路等が設けられており、この発振回路で生成された出力信号は外部接続用電極端子119を介して圧電発振器100の外へ出力され、例えば、クロック信号等の基準信号として利用される。
また、集積回路素子140には、可変容量素子に周囲温度に応じた制御電圧を印加して温度変化による発振回路の発振周波数の変動を補償するため、3次関数発生回路及び記憶素子部により温度補償回路部が設けられており、3次関数発生回路には、温度センサが接続されている。
この温度センサは、検出した温度と、温度センサに印加させる電圧値とに基づいて生成される温度データ信号(電圧値)が3次関数発生回路に出力される構成となっている。
集積回路素子140は、容器体110の第2の凹部空間114内に露出した基板部110aに形成された集積回路素子搭載パッド115に半田等の導電性接合材を介して搭載されている。
図1〜図3に示すように、容器体110は、基板部110a、第1の枠部110b、第2の枠部110cとで主に構成されている。
この容器体110は、基板部110aの一方の主面に第1の枠部110bが設けられて、第1の凹部空間111が形成されている。また、容器体110の他方の主面に第2の枠部110cが設けられて、第2の凹部空間114が形成されている。
尚、この容器体110を構成する基板部110a、第1の枠部110b及び第2の枠部110cは、例えばアルミナセラミックス、ガラス−セラミック等のセラミック材料を複数積層することよって形成されている。また、基板部110aは、セラミック材が積層した構造となっている。
この容器体110の第1の枠部110bには、複数個の第1の接続電極116a、116bが設けられている。
前記第1の枠部110bの第1の接続電極116a、116bよりも内側に、環状の封止用導体パターン112が設けられている。
第1の凹部空間111内で露出した基板部110aの一方の主面には、2個一対の圧電振動素子搭載パッド113a、113bが設けられている。
基板部110aの内層には、配線パターン117a、117b等が設けられている。
第2の凹部空間114内で露出した基板部110aの他方の主面には、複数の集積回路素子搭載パッド115が設けられている。
図4(a)〜図4(c)に示すように、一方の圧電振動素子搭載パッド113aは、ビア導体118aで、容器体110の基板部110aの内層に形成されている配線パターン117aと接続されている。
また、前記配線パターン117aは、ビア導体118cで第1の接続電極116aと接続されている。これにより、前記一方の圧電振動素子搭載パッド113aは、前記第1の接続電極116aと接続されることになる。
他方の圧電振動素子搭載パッド113bは、ビア導体118aで、前記容器体110の基板部110aの内層に設けられている配線パターン117bと接続されている。
また、前記配線パターン117bは、ビア導体118bで第1の接続電極116bと接続されている。これにより、前記他方の圧電振動素子搭載パッド113bは、前記第1の接続電極116bと接続されることになる。
容器体110の基板部110aの集積回路素子搭載パッド115が設けられる主面と平行となる第2の枠部110cの主面の4隅には、外部接続用電極端子119が設けられている。
集積回路素子搭載パッド115と外部接続用電極端子119は、前記容器体110の第2の凹部空間114内の基板部110aに形成された部分を有する配線パターン(図示せず)と第2の枠部110cの内部に形成されたビア導体(図示せず)により接続されている。
図3及び図4に示すように、配線基板130は、例えば、アルミナセラミックス、ガラス−セラミック等のセラミック材料を複数積層することよって形成されている。
前記配線基板130の第1の凹部空間111側を向く主面とは反対側の主面には、2個一対の圧電振動素子測定用パッド131a、131bが設けられている。
前記配線基板130の第1の凹部空間111側を向く主面には、前記第1の接続電極116a、116bに対向するように設けられた複数個の第2の接続電極132a、132bが設けられている。
この第2の接続電極132a、132bは、導電性接合材からなる接続部160を介して、前記第1の接続電極116a、116bと、電気的且つ機械的に接続されている。
また、前記配線基板130の第1の凹部空間111側を向く主面には、前記封止用導体パターン112と相対する箇所に封止部材用配線パターン133が形成されている。この封止部材用配線パターン133には、封止部材134が被着形成されている。
このような配線基板130は、第1の凹部空間111を、窒素ガスや真空などで気密的に封止される。具体的には、配線基板130は、所定雰囲気で、圧電振動素子120が搭載された容器体110の第1の凹部空間111を覆う形態で搭載し、封止部材134を加熱溶融することにより、前記配線基板130と前記容器体110とを接合することで気密封止される。
2個一対の圧電振動素子測定用パッド131a、131bは、前記配線基板131の第1の凹部空間111側を向く主面とは反対側の主面に設けられている。
前記圧電振動素子測定用パッド131a、131bは、容器体110の第1の凹部空間111に搭載されている圧電振動素子120の発振周波数やクリスタルインピーダンス等の特性を測定するために用いられる。
第2の接続電極132a、132bは、前記配線基板130の第1の凹部空間111側を向く主面の短辺側に沿って設けられている。
前記第2の接続電極132a、132bは、前記配線基板130内に設けられたビア導体135a、135bを介して、前記圧電振動素子測定用パッド131a、131bに接続されている。
また、一方の第2の接続電極132aは、導電性接合材からなる接続部160を介して前記一方の第1の接続電極116aと電気的且つ機械的に接続されている。これにより、前記一方の圧電振動素子搭載パッド113aは、前記一方の圧電振動素子測定用パッド131aと接続されることになる。
また、他方の第2の接続電極132bは、導電性接合材からなる接続部160を介して前記他方の第1の接続電極116bと電気的且つ機械的に接続されている。これにより、前記他方の圧電振動素子搭載パッド113bは、前記他方の圧電振動素子測定用パッド131bと接続されることになる。
封止部材用配線パターン133は、前記配線基板130の第1の凹部空間111側を向く主面に、前記第2の接続電極132a、132bよりも内側に、環状で設けられている。
また、封止部材用配線パターン133には、封止部材134が設けられている。
封止部材134は、例えば、金錫(Au−Sn)のロウ材により形成されている。金錫(Au−Sn)層の厚みは、10μm〜40μmである。例えば、成分比率が、金が80%、錫が20%のものが使用されている。
前記導電性接着剤150は、シリコーン樹脂等のバインダーの中に導電フィラーとして導電性粉末が含有されているものであり、導電性粉末としては、アルミニウム(Al)、モリブデン(Mo)、タングステン(W)、白金(Pt)、パラジウム(Pd)、銀(Ag)、チタン(Ti)、ニッケル(Ni)、ニッケル鉄(NiFe)、のうちのいずれかまたはこれらの組み合わせを含むものが用いられている。
前記接続部160は、例えば、半田や金錫(Au−Sn)のロウ材等からなる導電性接合材により形成されている。
尚、前記容器体110は、アルミナセラミックスから成る場合、所定のセラミック材料粉末に適当な有機溶剤等を添加・混合して得たセラミックグリーンシートの表面に、封止用導体パターン112、圧電振動素子搭載パッド113、外部接続用電極端子119等となる導体ペーストを、また、セラミックグリーンシートに打ち抜き等を施して予め穿設しておいた貫通孔内にビア導体となる導体ペーストを従来周知のスクリーン印刷によって塗布するとともに、これを複数枚積層してプレス成形した後、高温で焼成することにより製作される。
本発明の第1の実施形態に係る圧電発振器によれば、第1の凹部空間11を気密封止する配線基板130の第1の凹部空間111側を向く主面とは反対側の主面に2個一対の圧電振動素子測定用パッド131a、131bが設けられていることによって、圧電振動素子120の電気的特性の測定に際し、電気特性測定器のコンタクトピンとの接触を確実に行える大きさの2個一対の圧電振動素子測定用パッド131a、131bを形成することが可能となる。よって、圧電発振器100の特性検査の作業性及び検査効率、生産性を向上させることが可能となる。
また、前記容器体110の第2の凹部空間114内底面に2個一対の圧電振動素子測定用パッドを形成する必要がないので、圧電発振器100をより小型化することが可能となる。
(第2の実施形態)
本発明の第2の実施形態に係る圧電発振器は、前記第1の枠部と前記配線基板とを、前記第1の枠部に沿って前記接続部よりも外側に設けられた封止部材で環状に接合されている点で第1の実施形態と異なる。
図5は、本発明の第2の実施形態に係る圧電発振器を示す分解斜視図である。図6は、図5のB−B断面図である。図7は、本発明の第2の実施形態に係る圧電発振器を構成する配線基板の他方主面から見た外観斜視図である。図8(a)は、本発明の第2の実施形態に係る圧電発振器を構成する容器体の一方の主面を示す平面図であり、図8(b)は、本発明の第2の実施形態に係る圧電発振器を構成する容器体の基板部の内層面を示す透視平面図であり、図8(c)は、本発明の第2の実施形態に係る圧電発振器を構成する容器体の他方の主面を示す平面図である。また、図示した寸法も一部誇張して示している。
図5〜図7に示すように、容器体210は、基板部210a、第1の枠部210b、第2の枠部210cとで主に構成されている。
この容器体210は、基板部210aの一方の主面に第1の枠部210bが設けられて、第1の凹部空間211が形成されている。また、容器体210の他方の主面に第2の枠部210cが設けられて、第2の凹部空間214が形成されている。
尚、この容器体210を構成する基板部210a、第1の枠部210b及び第2の枠部210cは、例えばアルミナセラミックス、ガラス−セラミック等のセラミック材料を複数積層することよって形成されている。また、基板部210aは、セラミック材が積層した構造となっている。
この容器体210の第1の枠部210bの主面には、複数個の第1の接続電極216a、216bが設けられている。
また、前記第1の枠部210bの主面には、第1の接続電極216a、216bよりも外側に、環状の封止用導体パターン212が設けられている。つまり第1の枠部210bの縁に沿って封止用導体パターン212が設けられている。
第1の凹部空間211内で露出した基板部210aの一方の主面には、2個一対の圧電振動素子搭載パッド213a、213bが設けられている。
また、容器体210は、基板部210aの他方の主面と第2の枠部210cによって第2の凹部空間214が形成されている。
基板部210aの内層には、配線パターン217a、217b等が設けられている。
第2の凹部空間214内で露出した基板部210aの他方の主面には、複数の集積回路素子搭載パッド215が設けられている。
図8(a)〜図8(c)に示すように、一方の圧電振動素子搭載パッド113aは、ビア導体218aで、容器体210の基板部210aの内層に形成されている配線パターン217aと接続されている。
また、前記配線パターン217aは、ビア導体218cで第1の接続電極216aと接続されている。これにより、前記一方の圧電振動素子搭載パッド213aは、前記第1の接続電極216aと接続されることになる。
他方の圧電振動素子搭載パッド213bは、ビア導体218aで、前記容器体210の基板部210aの内層に設けられている配線パターン217bと接続されている。
また、前記配線パターン217bは、ビア導体218bで第1の接続電極216bと接続されている。これにより、前記他方の圧電振動素子搭載パッド213bは、前記第1の接続電極216bと接続されることになる。
容器体210の基板部210aの集積回路素子搭載パッド215が設けられる主面と平行となる第2の枠部210cの主面の4隅には、外部接続用電極端子219が設けられている。
集積回路素子搭載パッド215と外部接続用電極端子219は、前記容器体210の第2の凹部空間214内の基板部210aに形成された部分を有する配線パターン(図示せず)と第2の枠部210cの内部に形成されたビア導体(図示せず)により接続されている。
図7及び図8に示すように、配線基板230は、例えば、アルミナセラミックス、ガラス−セラミック等のセラミック材料を複数積層することよって形成されている。
前記配線基板230の第1の凹部空間211側を向く主面とは反対側の主面には、2個一対の圧電振動素子測定用パッド231a、231bが設けられている。
前記配線基板230の第1の凹部空間211側を向く主面には、前記第1の接続電極216a、216bに対向するように設けられた複数個の第2の接続電極232a、232bが設けられている。
第2の接続電極232a、232bは、導電性接合材からなる接続部260を介して、前記第1の接続電極216a、216bと、電気的且つ機械的に接続されている。
また、前記配線基板230の第1の凹部空間211側を向く主面には、前記封止用導体パターン212と相対する箇所に封止部材用配線パターン233が形成されている。この封止部材用配線パターン233には、封止部材234が被着形成されている。
このような配線基板230は、第1の凹部空間211を、窒素ガスや真空などで気密的に封止される。具体的には、配線基板230は、所定雰囲気で、圧電振動素子220が搭載された容器体210の第1の凹部空間211を覆う形態で搭載し、封止部材234を加熱溶融することにより、前記配線基板230と前記容器体210とを接合することで気密封止される。
2個一対の圧電振動素子測定用パッド231a、231bは、前記配線基板231の第1の凹部空間211側を向く主面とは反対側の主面に設けられている。
前記圧電振動素子測定用パッド231a、231bは、容器体210の第1の凹部空間211に搭載されている圧電振動素子220の発振周波数やクリスタルインピーダンス等の特性を測定するために用いられる。
第2の接続電極232a、232bは、前記配線基板30の第1の凹部空間211側を向く主面に設けられている。
前記第2の接続電極232a、232bは、前記配線基板230内に設けられたビア導体235a、235bを介して、前記圧電振動素子測定用パッド231a、231bに接続されている。
また、一方の第2の接続電極232aは、導電性接合材からなる接続部260を介して、前記一方の第1の接続電極216aと、電気的且つ機械的に接続されている。これにより、前記一方の圧電振動素子搭載パッド213aは、前記一方の圧電振動素子測定用パッド231aと接続されることになる。
また、他方の第2の接続電極232bは、導電性接合材からなる接続部260を介して、前記他方の第1の接続電極216bと、電気的且つ機械的に接続されている。これにより、前記他方の圧電振動素子搭載パッド213bは、前記他方の圧電振動素子測定用パッド231bと接続されることになる。
封止部材用配線パターン233は、前記配線基板230の第1の凹部空間211側を向く主面に、前記第2の接続電極232a、232bよりも外側に環状で設けられている。つまり、封止部材用配線パターン233は前記配線基板230の第1の凹部空間211側を向く主面の縁に沿って環状に設けられている。また、封止部材用配線パターン233には、封止部材234が設けられている。
本発明の第2の実施形態に係る圧電発振器によれば、第1の実施形態と同様の効果を奏する。
また、封止部材234を第1の容器体210と配線基板230との間より外部に露出させておくことができるので、第1の容器体210と配線基板230との接合状態を目視により確認することができる。
また、接合部260と容器体210の第1の凹部空間211が封止部材234で取り囲まれた形状となることから、外部からのノイズを良好に遮蔽し、圧電振動素子を安定して発振させることができる。
(第3の実施形態)
本発明の第3の実施形態に係る圧電発振器は、前記配線基板の一方の主面に、蓋体接合用配線パターンが設けられ、前記蓋体接合用配線パターンに蓋体が接合されている点で第1の実施形態と異なる。
図9は、本発明の第3の実施形態に係る圧電発振器を示す分解斜視図である。図10は、図9のC−C断面図である。
配線基板330は、例えば、アルミナセラミックス、ガラス−セラミック等のセラミック材料を複数積層することよって形成されている。
前記配線基板330の第1の凹部空間311側を向く主面とは反対側の主面には、 2個一対の圧電振動素子測定用パッド331a、331bが設けられている。
また、前記配線基板330の第1の凹部空間311側を向く主面とは反対側の主面には、蓋体接合用配線パターン336a、336bが設けられている。
前記配線基板330の第1の凹部空間311側を向く主面には、容器体310の第1の枠部310bの主面に設けられた前記第1の接続電極316a、316bに対向するように設けられた複数個の第2の接続電極332a、332bが設けられている。
この第2の接続電極332a、332bは、導電性接合材からなる接続部360を介して、前記第1の接続電極316a、316bと、電気的且つ機械的に接続されている。
前記蓋体接合用配線パターン336は、前記配線基板330の第1の凹部空間311側を向く主面とは反対側の主面の短辺側の縁に沿って設けられている。この蓋体接合用配線パターン336に蓋体370をレーザにて固定する。
蓋体370は、例えば、Fe−Ni合金(42アロイ)やFe−Ni−Co合金(コバール)などからなる。
レーザは、例えば、炭酸ガスレーザ、YAGレーザ、YVOレーザ、半導体レーザ、エキシマレーザ等を用いる。例えば、YVOレーザの場合には、そのレーザの3倍波で、波長が例えば、300〜400nmのものを用いる。
本発明の第3の実施形態に係る圧電発振器によれば、配線基板330の一方の主面には、蓋体接合用配線パターン336が設けられ、前記蓋体接合用配線パターン336に蓋体370が接合されていることにより、2個一対の圧電振動素子測定用パッド331a、331bに、ごみや異物等が付着することにより生じる圧電発振器の発振周波数の変動から保護することができる。
また、ごみや異物等が圧電振動素子測定用パッド331a、331bに付着することによる隣り合う一方の圧電振動素子測定用パッド331aと他方の圧電振動素子測定用パッド331bの短絡からも保護することができる。
また、この蓋体370を容器体310の外部接続用電極端子319のうちの1つであるグランド端子に接続させておくことにより、外部からのノイズを良好に遮蔽し、安定した発振周波数を出力させることが可能となる。
(第4の実施形態)
本発明の第4の実施形態に係る圧電発振器は、配線基板と第3の枠部によって前記配線基板の一方の主面に第3の凹部空間が設けられ、第3の凹部空間内に露出した前記配線基板の一方の主面に前記2個一対の圧電振動素子測定用パッドが設けられている点で第1の実施形態と異なる。
図11は、本発明の第4の実施形態に係る圧電発振器を示す分解斜視図である。図12は、図11のD−D断面図である。
図11及び図12に示すように、配線基板430の第1の凹部空間411側を向く主面とは反対側の主面に第3の枠部437が設けられて、第3の凹部空間438が形成されている。
尚、配線基板430、第3の枠部437は、例えばアルミナセラミックス、ガラス−セラミック等のセラミック材料を複数積層することよって形成されている。
第3の凹部空間438内で露出した配線基板430の第1の凹部空間411側を向く主面とは反対側の主面には、2個一対の圧電振動素子測定用パッド431a、431bが設けられている。
前記配線基板430の第1の凹部空間411側を向く主面には、前記第1の接続電極416a、416bに対向するように設けられた複数個の第2の接続電極432a、432bが設けられている。
この第2の接続電極432a、432bは、導電性接合材からなる接続部460を介して、前記第1の接続電極416a、416bと、電気的且つ機械的に接続されている。
また、前記配線基板430の第1の凹部空間411側を向く主面には、前記封止用導体パターン412と相対する箇所に封止部材用配線パターン433が形成されている。また、封止部材用配線パターン433には、封止部材434が被着形成されている。
2個一対の圧電振動素子測定用パッド431a、431bは、第3の凹部空間438内に設けられている。尚、圧電振動素子測定用パッド431a、431bは、平面視で、第3の枠部437よりも内側に位置するように設けられている。
前記圧電振動素子測定用パッド431a、431bは、容器体410の第1の凹部空間411に搭載されている圧電振動素子420の発振周波数やクリスタルインピーダンス等の特性を測定するために用いられる。
第2の接続電極432a、432bは、前記配線基板430の第1の凹部空間411側を向く主面の短辺側に沿って設けられている。
前記第2の接続電極432a、432bは、前記配線基板430内に設けられたビア導体435a、435bを介して、前記圧電振動素子測定用パッド431a、431bに接続されている。
また、一方の第2の接続電極432aは、導電性接合材からなる接続部460を介して、前記一方の第1の接続電極416aと、電気的且つ機械的に接続されている。これにより、前記一方の圧電振動素子搭載パッド413aは、前記一方の圧電振動素子測定用パッド431aと接続されることになる。
また、他方の第2の接続電極432bは、導電性接合材からなる接続部460を介して、前記他方の第1の接続電極416bと、電気的且つ機械的に接続されている。これにより、前記他方の圧電振動素子搭載パッド413bは、前記他方の圧電振動素子測定用パッド431bと接続されることになる。
封止部材用配線パターン433は、前記配線基板430の第1の凹部空間411側を向く主面に、前記第2の接続電極432a、432bよりも内側に、環状で設けられている。また、封止部材用配線パターン433には、封止部材434が設けられている。
本発明の第4の実施形態に係る圧電発振器によれば、本発明の第1の実施形態と同様の効果を奏する。
(第5の実施形態)
本発明の第5の実施形態に係る圧電発振器は、第3の凹部空間内に露出した前記配線基板の一方の主面に設けられた2個一対の圧電振動素子測定用パッドが、絶縁性樹脂により被覆されている点で第4の実施形態と異なる。
図13は、本発明の第5の実施形態に係る圧電発振器を示す断面図である。
前記配線基板530の第1の凹部空間511側を向く主面とは反対側の主面に第3の枠部537が設けられて、第3の凹部空間538が形成されている。
第3の凹部空間438内で露出した配線基板530の第1の凹部空間511側を向く主面とは反対側の主面には、2個一対の圧電振動素子測定用パッド531a、531bが設けられている。
前記第3の凹部空間538内に設けられた2個一対の圧電振動素子測定用パッド531a、531bが、絶縁性樹脂580により被覆されている。
絶縁性樹脂580は、エポキシやポリイミドなどが多く用いられ、加熱により軟化あるいは溶融することで流動する特性を持つ熱可塑性樹脂により構成されている。
本発明の第5の実施形態に係る圧電発振器によれば、絶縁性樹脂580により第3の凹部空間538内に露出した2個一対の圧電振動素子測定用パッド531a、531bが被覆保護されることになるので、ごみや異物等の影響により圧電発振器500の発振周波数の変動から保護することができる。
また、ごみや異物等が圧電振動素子測定用パッド531a、531bに付着することによる隣り合う一方の圧電振動素子測定用パッド531aと他方の圧電振動素子測定用パッド531bの短絡からも保護することができる。
(第6の実施形態)
本発明の第6の実施形態に係る圧電発振器は、第3の枠部の主面には、蓋体接合用配線パターンが設けられ、前記蓋体接合用配線パターンに蓋体が接合されている点で第3の実施形態と異なる。
図14は、本発明の第6の実施形態に係る圧電発振器を示す断面図である。
前記配線基板630の一方の主面に第3の枠部637が設けられて、第3の凹部空間638が形成されている。
第3の凹部空間638内で露出した配線基板630の第1の凹部空間611側を向く主面とは反対側の主面には、2個一対の圧電振動素子測定用パッド631a、631bが設けられている。
前記第3の枠部638の主面には、蓋体接合用配線パターン636が設けられている。 この蓋体接合用配線パターン636に蓋体670をレーザにて固定する。
本発明の第6の実施形態に係る圧電発振器によれば、第3の枠部637の一方の主面には、蓋体接合用配線パターン636が設けられ、前記蓋体接合用配線パターン636に蓋体670が接合されていることにより、2個一対の圧電振動素子測定用パッド631a、631bに、ごみや異物等が付着することにより生じる圧電発振器の発振周波数の変動から保護することができる。
また、ごみや異物等が圧電振動素子測定用パッド631a、631bに付着することによる隣り合う一方の圧電振動素子測定用パッド631aと他方の圧電振動素子測定用パッド631bの短絡からも保護することができる。
また、この蓋体670を容器体610の外部接続用電極端子619のうちの1つであるグランド端子に接続させておくことにより、外部からのノイズを良好に遮蔽し、安定した発振周波数を出力させることが可能となる。
尚、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更、改良等が可能である。
例えば、前記した本実施形態では、圧電振動素子を構成する圧電素材として水晶を用いた場合を説明したが、他の圧電素材として、ニオブ酸リチウム、タンタル酸リチウムまたは、圧電セラミックスを圧電素材として用いた圧電振動素子でも構わない。
例えば、圧電振動素子測定用パッドにプローブを接触させることで、圧電振動素子のクリスタルインピーダンス及び発振周波数等の電気特性を測定後、第2の接続電極とビア導体を介して接続されている圧電振動素子測定用パッドの箇所を切断するようにしても構わない。
本発明の第1の実施形態に係る圧電発振器を示す分解斜視図である。 図1のA−A断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る圧電発振器を構成する配線基板の他方主面から見た外観斜視図である。 (a)は、本発明の第1の実施形態に係る圧電発振器を構成する容器体の一方の主面を示す透視平面図であり、(b)は、本発明の第1の実施形態に係る圧電発振器を構成する容器体の基板部の内層面を示す透視平面図であり、(c)は、本発明の第1の実施形態に係る圧電発振器を構成する容器体の他方の主面を示す透視平面図である。 本発明の第2の実施形態に係る圧電発振器を示す分解斜視図である。 図5のB−B断面図である。 本発明の第2の実施形態に係る圧電発振器を構成する配線基板の他方主面から見た外観斜視図である。 (a)は、本発明の第2の実施形態に係る圧電発振器を構成する容器体の一方の主面を示す透視平面図であり、(b)は、本発明の第2の実施形態に係る圧電発振器を構成する容器体の基板部の内層面を示す透視平面図であり、(c)は、本発明の第2の実施形態に係る圧電発振器を構成する容器体の他方の主面を示す透視平面図である。 本発明の第3の実施形態に係る圧電発振器を示す分解斜視図である。 図9のC−C断面図である。 本発明の第4の実施形態に係る圧電発振器を示す分解斜視図である。 図11のD−D断面図である。 本発明の第5の実施形態に係る圧電発振器を示す段面図である。 本発明の第6の実施形態に係る圧電発振器を示す段面図である。 従来における圧電発振器を示す断面図である。 (a)は、従来の圧電発振器を構成する容器体の基板部の一方の主面を示す透視平面図であり、(b)は、従来の圧電発振器を構成する容器体の基板部の内層面を示す透視平面図であり、(c)は、従来の圧電発振器を構成する容器体の基板部の他方の主面を示す透視平面図である。
符号の説明
110、210、310、410、510、610・・・容器体
110a、210a、310a、410a、510a、610a・・・基板部
110b、210b、310b、410b、510b、610b・・・第1の枠部
110c、210c、310c、410c、510c、610b・・・第2の枠部
111、211、311、411、511、611・・・第1の凹部空間
112、212、312、412、512、612・・・封止用導体パターン
113a、113b、213a、213b、313a、313b、413a、413b、513a、513b、613a、613b・・・圧電振動素子搭載パッド
114、214、314、414、514、614・・・第2の凹部空間
115、215、315、415、515、615・・・集積回路素子搭載パッド
116a、116b、216a、216b、316a、316b、416a、416b、516a、516b、616a、616b・・・第1の接続電極
117a、117b、217a、217b、317a、317b、417a、417b、517a、517b、617a、617b・・・配線パターン
118a、118b、118c、218a、218b、218c、318b、418b、518b、618a、618b・・・ビア導体
119、219、319、419、519、619・・・外部接続用電極端子
120、220、320、420・・・圧電振動素子
121、221、321、421・・・水晶素板
122、222、322、422・・・励振用電極
123、223、323、423・・・先端部
130、230、330、430、530、630・・・配線基板
131a、131b、231a、231b、331a、331b、431a、431b、531a、531b、631a、631b・・・圧電振動素子測定用パッド
132a、132b、232a、232b、332a、332b、432a、432b、532a、532b、632a、632b・・・第2の接続電極
133、233、333、433、533、633・・・封止部材用配線パターン
134、234、334、434、534、634・・・
封止部材
135a、135b、235a、235b、335a、335b、435a、435b、535a、535b、635a、635b・・・ビア導体
236、636・・・蓋体接合用配線パターン
437、537、637・・・第3の枠部
438、538、638・・・第3の凹部空間
140、240、340、440、540、640・・・集積回路素子
150、250、350、450、550、650・・・導電性接着剤
160、260、360、460、560、660・・・接続部
370、670・・・蓋体
580・・・絶縁性樹脂
100、200、300、400、500、600・・・圧電発振器

Claims (4)

  1. 基板部と、この基板部の一方の主面に第1の枠部が設けられて、第1の凹部空間が形成され、前記基板部の他方の主面に第2の枠部が設けられて、第2の凹部空間が形成された容器体と、
    前記第1の凹部空間内に露出した基板部の一方の主面に設けられた2個一対の圧電振動素子搭載パッドに搭載され、励振用電極が設けられている圧電振動素子と、
    前記第2の凹部空間内に露出した基板部の他方の主面に設けられた集積回路素子搭載パッドに搭載されている集積回路素子と、
    前記第1の凹部空間を気密封止する配線基板と、
    前記配線基板の第1の凹部空間側を向く主面とは反対側の主面に設けられた2個一対の圧電振動素子測定用パッドと
    前記容器体の前記第1の枠部の主面に設けられた複数個の第1の接続電極と、
    前記配線基板の第1の凹部空間側を向く主面には、前記第1の接続電極に対向するように設けられた複数個の第2の接続電極と、
    前記第1の接続電極と前記第2の接続電極とを電気的に接続するための導電性接合材による接続部と、
    前記第1の枠部に沿って前記接続部よりも内側または外側に環状に設けられ、前記第1の枠部と前記配線基板とを接合する封止部材と、
    前記配線基板の前記圧電振動素子測定用パッドが設けられた主面には、蓋体接合用配線パターンが設けられ、前記蓋体接合用配線パターンに接合された蓋体と、
    を備えていることを特徴とする圧電発振器。
  2. 基板部と、この基板部の一方の主面に第1の枠部が設けられて、第1の凹部空間が形成され、前記基板部の他方の主面に第2の枠部が設けられて、第2の凹部空間が形成された容器体と、
    前記第1の凹部空間内に露出した基板部の一方の主面に設けられた2個一対の圧電振動素子搭載パッドに搭載され、励振用電極が設けられている圧電振動素子と、
    前記第2の凹部空間内に露出した基板部の他方の主面に設けられた集積回路素子搭載パッドに搭載されている集積回路素子と、
    前記第1の凹部空間を気密封止する配線基板と、
    前記配線基板の第1の凹部空間側を向く主面とは反対側の主面に設けられた2個一対の圧電振動素子測定用パッドと、
    前記容器体の前記第1の枠部の主面に設けられた複数個の第1の接続電極と、
    前記配線基板の第1の凹部空間側を向く主面には、前記第1の接続電極に対向するように設けられた複数個の第2の接続電極と、
    前記第1の接続電極と前記第2の接続電極とを電気的に接続するための導電性接合材による接続部と、
    前記第1の枠部に沿って前記接続部よりも内側または外側に環状に設けられ、前記第1の枠部と前記配線基板とを接合する封止部材と、を備え、
    前記配線基板に第3の枠部が設けられて、第3の凹部空間が形成され、前記第3の凹部空間内に前記圧電振動素子測定用パッドが設けられていることを特徴とする圧電発振器。
  3. 前記第3の凹部空間内に露出した前記圧電振動素子測定用パッドが、絶縁性樹脂により被覆されていることを特徴とする請求項2記載の圧電発振器。
  4. 前記第3の枠部の主面には、蓋体接合用配線パターンが設けられ、前記蓋体接合用配線パターンに蓋体が接合されていることを特徴とする請求項2記載の圧電発振器。
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