JP5188060B2 - 部材表面への転写箔の転写方法 - Google Patents
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請求項6の発明は、請求項3ないし5のいずれか1つに記載の部材表面への転写箔の転写方法であって、該第1転写型の転写時間が該第2転写型の転写時間よりも短いことを特徴とする。
図に基づいて参考例を説明する。図1は、球技用ボールの例としてバスケットボールを示す。図2は、このバスケットボールの皮革パネルを示す。図1および図2に示すように、バスケットボールBの最外表皮を形成する皮革パネル1が8枚からなり、その中の1枚には、例えば「M」の記号2が付与されている。5は表面シボ模様の凸形状を示す。この「M」記号2は、例えば図3(A)に示すように、文字幅がt1で「M」の記号を示す転写箔部分2からなるもの、図3(B)に示すように、文字幅がt1で「M」の記号を示す転写箔部分3とそれよりも少し小さ目の相似形で文字幅がt2で「M」を示す転写箔部分4が重ねて形成されたもの、図3(C)及び図3(D)に示すようなもの等がある。参考例では、図3(A)の文字を製造する場合を例として説明する。図3(B)、図3(C)及び図3(D)の例は、実施形態1、実施形態2として後で説明する。
参考例では、第1転写型21によって、記号「M」の周囲を先に取り除いた転写フイルム10を用いて、部材1に記号「M」を転写するようにしたので、非転写部分が部材1に転写される恐れが無いので、記号「M」の輪郭形状がくっきりとした、即ち転写部分2の端部2aの輪郭線が鮮明になった転写箔が皮革表面に得られ、意匠性に優れた転写箔が得られた。
次に、実施形態1の転写方法を説明する。実施形態1では、図3(B)に示ように、記号「M」が2重に重ねて形成された転写箔2を作成する。記号「M」の転写箔2は、文字幅がt1で「M」の記号を示す転写箔部分3とそれよりも少し小さ目の相似形で文字幅がt2で「M」を示す転写箔部分4が重ねて形成されている。転写箔部分3の作成は、基本的に参考例の転写箔部分2の作成方法と同じであり、即ち実施形態1のステップ11〜16は、参考例のステップ1〜6と同様であり、簡単な説明とする。また、同じ転写型や同じ転写フイルム等の同じ構成については同じ符号を使用し、詳細な説明を省略する。
実施形態1では、転写箔部分3及び転写箔部分4の「M」の輪郭の外周転写箔を非転写箔部分として予め転写して除去した後に、皮革パネル1上に転写するので、転写箔部分3の端部3a及び転写箔部分4の端部4aの境界線(輪郭線)が鮮明に線引きされたように明確なラインで得られ、鮮明で意匠性に優れた「M」が得られる。特に、実施形態1では、転写箔部分3の上に転写箔部分4を重ねることで、より立体感に優れ、より意匠性に優れた部材を得ることができる。
実施形態2は、実施形態1と同様にして、記号「M」の転写箔部分3及び転写箔部分4を形成するものであり、実施形態1と異なる部分のみ説明し、共通部分の説明は省略する。図14及び図15に示すように、実施形態2が実施形態1と異なる部分は、第3転写型21a及び第4転写型31aで加熱・加圧して転写する際に、高周波電圧印可手段50によって、高周波電圧を付与して転写を行うことである。なお、転写箔12aとして導電性の銀紙を使用するので、図15に示すように、第4転写型31aでは、転写型転写フイルム10aの上に絶縁紙16をセットし、通電を遮断するようにする。このように、高周波電圧を付与すると、「M」の記号の境界(輪郭)が更にいっそう鮮明となり、更にいっそう浮かび上がった形状が得られた。
実施形態3は、図3(C)及び図3(D)に示すような記号「M」を転写して形成する場合であって、転写方法は、実施形態1又は実施形態2と同様であり、転写方法の詳細な説明は、省略する。
その他の実施形態としては、第1転写フイルム(或いは第2転写フイルム)の転写箔シートから、所定形状の転写箔部分を残して、この転写箔部分の輪郭周囲を除去する方法として、第1転写型(或いは第3転写型)を使用しないで、化学エッチングや転写型による転写方法以外の機械的な方法で除去するようにしても良い。
1 部材
2 記号
3 転写箔
4 転写箔
5 凸形状
10 転写フイルム
11 保護フイルム
12 転写箔シート
13 接着剤層
14 受け部材
21 第1転写型
31 第2転写型
10a 第2転写フイルム
11a 保護フイルム
12a 第2転写箔シート
13a 第2接着剤層
21a 第3転写型
31a 第4転写型
Claims (12)
- 転写箔シートに保護フイルムを被覆した転写フイルムを用いて、所定形状の転写箔部分を部材表面へ転写する転写箔の転写方法であって、
該転写フイルムの該転写箔シートから該所定形状の該転写箔部分を残して、該転写箔部分の外周にある非転写箔部分を予め分離除去して、該所定形状の該転写箔部分が残された転写フイルムを作成し、
この作成した転写フイルムと上記部材とを加圧して、該部材表面に該転写箔部分を転写し、
さらに、上記転写箔シートから作成された上記所定形状の上記転写箔部分の上に重ねて転写される第2転写部分を備える第2転写箔シートに第2保護フイルムを被覆した第2転写フイルムを用意し、
該第2転写フイルムの該第2転写箔シートから該第2転写箔部分を残して、該第2転写箔部分の外周にある第2非転写箔部分を予め分離除去して、該第2転写箔部分を有する第2転写フイルムとして作成し、
該第2転写フイルムの該第2転写箔部分を、該部材の該表面に形成された上記転写箔部分の上に重ねて、第2転写箔部分を転写する別の転写型にセットして加圧して、該部材表面の該転写箔部分の上に該第2転写箔部分を転写することを特徴とする部材表面への転写箔の転写方法。 - 請求項1記載の部材表面への転写箔の転写方法であって、該転写フイルムの該転写箔シートから該所定形状の該転写箔部分を残して、該転写箔部分の外周にある非転写箔部分を予め分離除去する際に、該転写箔部分と該非転写箔部分との境界を機械的に切断して分離除去することを特徴とする部材表面への転写箔の転写方法。
- 転写箔シートに保護フイルムを被覆した転写フイルムを用いて、所定形状の転写箔部分を部材表面へ転写する転写箔の転写方法であって、
該転写フイルムの該転写箔シートから該所定形状の該転写箔部分を残して、該転写箔部分の外周にある非転写箔部分を予め転写する第1転写部を備えた第1転写型に、該非転写箔部分の受け部材と該転写フイルムをセットして加圧して、該受け部材に該非転写箔部分を転写し、
このことによって、該所定形状の該転写箔部分が残された転写フイルムを作成し、
この作成した転写フイルムと上記部材とを、該所定形状の該転写箔部分を転写する第2転写型にセットして加圧して、該部材表面に該転写箔部分を転写し、
さらに、上記転写箔シートから作成された上記所定形状の上記転写箔部分の上に重ねて転写される第2転写部分を備える第2転写箔シートに第2保護フイルムを被覆した第2転写フイルムを用意し、
該第2転写フイルムの該第2転写箔シートから該第2転写箔部分を残して、該第2転写箔部分の外周にある第2非転写箔部分を予め分離除去して、該第2転写箔部分を有する第2転写フイルムとして作成し、
該第2転写フイルムの該第2転写箔部分を、該部材の該表面に形成された上記転写箔部分の上に重ねて、第2転写箔部分を転写する別の転写型にセットして加圧して、該部材表面の該転写箔部分の上に該第2転写箔部分を転写することを特徴とする部材表面への転写箔の転写方法。 - 請求項1ないし3のいずれか1つに記載の部材表面への転写箔の転写方法であって、
部材表面がクッション性を備えるソフト部材であって、該転写フイルムの該転写箔部分を該部材表面に加圧して転写することによって、該表面が押圧されて窪み、該転写箔部分が窪んだ表面に形成されることを特徴とする部材表面への転写箔の転写方法。 - 請求項1ないし4のいずれか1つに記載の部材表面への転写箔の転写方法であって、
上記転写箔シートが光沢を有するメタル箔からなることを特徴とする部材表面への転写箔の転写方法。 - 請求項3ないし5のいずれか1つに記載の部材表面への転写箔の転写方法であって、
該第1転写型の転写時間が該第2転写型の転写時間よりも短いことを特徴とする部材表面への転写箔の転写方法。 - 請求項6記載の部材表面への転写箔の転写方法であって、
該第1転写型及び第2転写型は共に、加熱・加圧して転写する転写型であって、該第1転写型では、転写温度が80℃〜170℃で、転写時間が0.01〜5秒であり、該第2転写型では、転写温度が80℃〜170℃で、転写時間が0.1〜10秒であることを特徴とする部材表面への転写箔の転写方法。 - 請求項3ないし7のいずれか1つに記載の部材表面への転写箔の転写方法であって、
さらに、上記転写箔シートから作成された上記所定形状の上記転写箔部分の上に重ねて転写される第2転写部分を備える第2転写箔シートに第2保護フイルムを被覆した第2転写フイルムを用意し、
該第2転写フイルムの該第2転写箔シートから該第2転写箔部分を残して、該第2転写箔部分の外周にある第2非転写箔部分を予め転写する第3転写型にセットして加圧して、該第2転写箔部分を有する第2転写フイルムとして作成し、
該第2転写フイルムの該第2転写箔部分を、該部材の該表面に形成された上記転写箔部分の上に重ねて、第2転写箔部分を転写する第4転写型にセットして加圧して、該部材表面の該転写箔部分の上に該第2転写箔部分を転写することを特徴とする部材表面への転写箔の転写方法。 - 請求項8記載の部材表面への転写箔の転写方法であって、該第2転写箔部分は、該所定形状の該転写箔部分の上に部分的に重ねられて形成され、該所定形状の該転写箔部分の一部と該第2転写箔部分とが部材表面に露出して形成されることを特徴とする部材表面への転写箔の転写方法。
- 請求項8または9に記載の部材表面への転写箔の転写方法であって、該所定形状の該転写箔部分と該第2転写箔部分の一方がメタル箔であって、他方が非メタル箔からなることを特徴とする部材表面への転写箔の転写方法。
- 請求項1ないし10のいずれか1つに記載の部材表面への転写箔の転写方法であって、該部材が球技用のボールの皮革であることを特徴とする部材表面への転写箔の転写方法。
- 請求項1ないし11のいずれか1つに記載の部材表面への転写箔の転写方法であって、上記転写型にセットして加圧する際に、高周波電圧を付与することを特徴とする部材表面への転写箔の転写方法。
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JP2006323875A JP5188060B2 (ja) | 2006-11-30 | 2006-11-30 | 部材表面への転写箔の転写方法 |
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