JP3140680U - 積層構造の貼付物 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】被貼付部材へ印刷部を貼付する積層構造の貼付物であって、セパレータと、上記セパレータと剥離可能に貼着された紫外線硬化インキ層と、上記紫外線硬化インキ層上に載置しうる金属箔層と、上記金属箔層上に形成された溶剤を含浸した粉体を有する色彩層とを有する。
【選択図】 図5
Description
例えば、特許文献1には、基材と、その基材上に箔押しによって形成された金属箔と、その金属箔に重ねて形成された縮み印刷又は擬似エッチング印刷による層とからなることを特徴とする印刷媒体に関する技術が開示されている。
また、特許文献2には、紫外線硬化樹脂層の上に金属箔粉を配置することにより設けられる金属箔粉層により、箔層が形成されている積層構造の転写シートに関する技術が開示されている。
このように、金属箔層や金属箔粉層を形成することにより、箔の光沢を利用して高級感をもたせていた。
しかしながら、特許文献2の金属箔粉層は、金属箔粉を落下させることにより形成されているので、層形成部分以外の部分に金属箔粉が飛散してしまうという不具合が存していた。
また、従来より、上記のように形成された金属箔層上に、紫外線硬化樹脂に金粉又は銀粉を溶解させた色彩層を形成して、金色や銀色の金属感を金属箔層の光沢を利用して表現した積層構造の転写シートがある。
しかしながら、このように形成された色彩層は、金粉や銀粉を紫外線硬化樹脂に溶解することにより形成されていたため、純粋な金粉や銀粉の色彩の光沢感を充分に表現できず、金色や銀色の鮮やかな色味が出ず、黄色や灰色の光沢感のない色彩にとどまるという問題を有していた。
また、金粉や銀粉が飛散することなく、色彩層の定着を容易に行うことができる積層構造の貼付物を提供することにある。
また、色彩層を被覆する透明層を縮ませることにより光沢を有した縮み層を形成したり、色彩層を膨出形状にすることにより光沢を有した立体形状を形成することにより、より高級感を与えうる装飾効果の高い積層構造の貼付物を提供することにある。
従って、光沢を有する金属箔層上に溶剤を含浸した粉体を有する色彩層を形成することができる。
従って、上記紫外線硬化インキ層は、上記セパレータと剥離可能に貼着された第一の紫外線硬化インキ層と、上記第一の紫外線硬化インキ層上に形成された半硬化状態の第二の紫外線硬化インキ層とを有するので、セパレータに塗布された接着剤の凹凸を第一の紫外線硬化インキ層により平滑にすることができ、上記第一の紫外線硬化インキ層上に半硬化状態の第二の紫外線硬化インキ層を形成することにより、上記第二の紫外線硬化インキ層上へ光沢を有する金属箔層を容易に載置することができる。
従って、光沢を有する金属箔層上に光沢を有する金粉又は銀粉等により形成された色彩層を形成することができる。
従って、光沢を有する金属箔層上に光沢を有する蛍光顔料により形成された色彩層を形成することができる。
従って、色彩層を被覆する第三の紫外線硬化インキ層を縮ませることができる。
従って、色彩層を厚さ方向に膨出した盛り上がり層を形成することにより立体感をもたせることができる。
従って、上記印刷部の縁部の輪郭を形成しうる輪郭形成層を有し、ローラの圧接により上記印刷部の縁部の輪郭からはみ出した接着剤やインキ等のはみ出し部分を目立たなくすることができる。
また、溶剤を含有した上記粉体を有する色彩層が形成されていることから、従来のように、上記粉体が飛散することなく、溶剤を含有した上記粉体を有する色彩層を容易に定着することができる積層構造の貼付物を提供することができる。
図1(b)に示すように、本実施の形態に係る積層構造の貼付物10は、被貼付部材へ印刷部11を貼付する積層構造の貼付物であって、セパレータ12と、上記セパレータ12と剥離可能に貼着された紫外線硬化インキ層13と、上記紫外線硬化インキ層13上に載置しうる金属箔層14と、上記金属箔層14上に形成された溶剤を含浸した粉体を有する色彩層15とを有している。
また、上記紫外線硬化インキ層13は、上記セパレータ12と剥離可能に貼着された第一の紫外線硬化インキ層16と、上記第一の紫外線硬化インキ層16上に形成された半硬化状態の第二の紫外線硬化インキ層17とを有している。
また、上記粉体は、金属粉体又は蛍光顔料により構成されている。
また、図2(a)及び(b)に示すように、他の実施の形態に係る積層構造の貼付物35は、上記色彩層15上に形成された第三の紫外線硬化インキ層18を有し、上記第三の紫外線硬化インキ層18は、紫外線照射により硬化させることにより、縮み印刷部19を形成している。
また、図3(b)に示すように、他の実施の形態に係る積層構造の貼付物36は、上記色彩層15は、厚さ方向に膨出して形成された盛り上がり層20により形成されている。
また、図1〜図3に示すように、上記第一の紫外線硬化インキ層16と第二の紫外線硬化インキ層17との間には、上記印刷部11の縁部の輪郭を形成しうる輪郭形成層21を有している。
本実施例においては、金属箔層14を銀箔、溶剤を含浸した粉体を有する色彩層の粉体を金粉とした場合を例に説明する。
図1(b)に示すように、本実施の形態に係る積層構造の貼付物10は、被貼付部材へ印刷部11を貼付する積層構造の貼付物10であって、シリコンが塗布されたセパレータ12と、上記セパレータ12と接着剤層22を介して剥離可能に貼着された第一の紫外線硬化インキ層16と、上記第一の紫外線硬化インキ層16上に形成された半硬化状態の第二の紫外線硬化インキ層17と、上記第二の紫外線硬化インキ層17上に載置しうる金属箔層14と、上記金属箔層14上に形成された揮発性の溶剤を含浸した金粉を有する色彩層15と、上記色彩層15上に形成された上記色彩層15を被覆しうるクリアコート層25と、上記クリアコート層25上に接着剤層24を介して剥離可能に被覆するアプリケーションフィルム23により構成されている。
また、図1(a)及び(b)に示すように、上記第一の紫外線硬化インキ層16と第二の紫外線硬化インキ層17との間には、上記印刷部11の縁部の輪郭を形成しうる黄色の色彩からなる輪郭形成層21が形成されている。
また、第二の紫外線硬化インキ層17は、上記第一の紫外線硬化インキ層16上に形成されると共に紫外線照射により半硬化状態に形成され、粘着性を有している。
また、金属箔層14は銀箔により形成され、上記第二の紫外線硬化インキ層17上に加圧ローラにより圧接されることにより、半硬化状態の粘着性を有する上記第二の紫外線硬化インキ層17に圧着されている。
また、上記金属箔層14上に形成された溶剤を含浸した金粉を有する色彩層15は、上記金属箔層14への定着を容易にするために、上記溶剤と紫外線硬化インキとの割合を、溶剤が全体の90%となるように構成されている。
また、上記色彩層15上に形成された上記色彩層15を被覆しうるクリアコート層25は、加熱処理された2液硬化型インキにより形成され、上記色彩層15上に透明色の硬化した被膜を形成する。
また、上記印刷部11を剥離可能に被覆するアプリケーションフィルム23が、上記アプリケーションフィルム23側に塗布された接着剤層24を介して上記クリアコート層25上に設けられている。
このように形成された積層構造の貼付物10は、光沢を有する上記金属箔層14の上面側に溶剤を含浸した金粉を有する色彩層15を形成し、光沢を有する金属箔層14上に上記溶剤が蒸発することにより上記金粉成分そのものが色彩層15を形成するので、上記金粉の色彩を充分に表現されると共に、上記金属箔層14の光沢との相乗効果により、より高級感を与えることができる。
また、上記印刷部11の縁部の輪郭を形成している輪郭形成層21は、上記印刷部11の縁部を整えうるので、より高級感を与えることができる。
なお、本実施例の場合、色彩層15が金粉成分により形成されているため、輪郭形成層21を黄色の色彩により形成したが、上記印刷部11の縁部を整える効果を有し、高級感を与えうるならば色彩は黄色に限定されるものではない。
また、本実施例においては、粉体を金粉としたが、銀粉や他の金属粉又は蛍光顔料としてもよく、上記金属箔層14の光沢との相乗効果により上記粉体の色彩を充分に表現できるものであれば金粉に限定されるものではない。
図1に示すような積層構造の貼付物10を製造するには、まず、図1(a)に示すように、セパレータ12上に接着剤層22を介して、第一の紫外線硬化インキ層16を印刷処理により印刷して、上記第一の紫外線硬化インキ層16に紫外線を照射することにより、上記第一の紫外線硬化インキ層16を硬化させる。
この場合、セパレータに塗布された接着剤の凹凸を第一の紫外線硬化インキ層により平滑にすることができ、その後の層の形成を容易に行うことができる。
次に、紫外線硬化インキからなる輪郭形成層21を印刷処理により印刷し、紫外線を照射することにより、輪郭形成層21を硬化させる。
上記輪郭形成層21は、適宜、色彩を施すことにより、印刷部11の輪郭を形成する。
そして、半硬化した上記第二の紫外線硬化インキ層17上に、加圧ローラに装着されたフィルム上に剥離可能に貼着された金属箔層14としての銀箔を、上記加圧ローラを回転させることにより、上記銀箔14を上記第二の紫外線硬化インキ層17にフィルムごと圧着させる。
その後、上記フィルムを剥離することにより、粘着性を有するように形成された半硬化状態の上記第二の紫外線硬化インキ層17上に上記銀箔14を貼着し、上記第二の紫外線硬化インキ層17が形成されていない箇所では上記銀箔14は上記フィルム側に残存したまま上記フィルムは剥離され、上記銀箔14は上記第二の紫外線硬化インキ層17の上面側に固定される。
この場合、上記第一の紫外線硬化インキ層16上に半硬化状態の粘着性を有する第二の紫外線硬化インキ層17が形成されていることから、上記第二の紫外線硬化インキ層17上へ光沢を有する上記金属箔層14を容易に固定することができる。
また、この場合、加圧ローラにより、上記接着剤層22、上記第一の紫外線硬化層16、輪郭形成層21及び第二の紫外線硬化インキ層17が圧接され、上記印刷部11の縁部からはみ出し箇所が生じるが、色彩の施された輪郭形成層21が印刷部11の縁部の輪郭からはみ出した接着剤やインキ等のはみ出し部分を目立たなくすることができるので、上記印刷部11の縁部を整えることができる。
この場合、上記金属箔層14に定着し易くするため、溶剤と紫外線硬化インキとの割合を、溶剤が全体の90%とするように構成されていると共に、上記色彩層15が施される下面層は金属箔層14からなる平面であるので、上記色彩層15の定着を容易に行うことができる。
また、従来のように金属箔粉を落下させることにより形成されるものではないため、金粉が飛散することはなく、溶剤を含有した金粉を有する色彩層15を容易に定着させることができる。
次に、上記色彩層の上面に、2液硬化型インキを印刷処理により印刷した後に加熱処理を施した透明色に硬化したクリアコート層25を形成し、上記色彩層15の上面に透明色の被膜を形成する。
そして、上記クリアコート層25の上面側を剥離可能なアプリケーションフィルム23により剥離可能に被覆する。
このように形成された積層構造の貼付物10は、光沢を有する上記金属箔層14の上面側に溶剤を含浸した金粉を有する色彩層15が形成され、光沢を有する金属箔層14上に上記溶剤が蒸発することにより上記粉体成分そのものが色彩層15を形成する。
従って、上記金粉の色彩が充分に表現され、上記銀箔の光沢感と上記金粉の色彩との相乗効果により、より高級感を与えることができる。
また、上記クリアコート層25は、透明色により形成されていることから、上記色彩層15の光沢や高級感を損なわせることはない。
実施例2の色彩層15より下部層の構成は、上記実施例1と同様であるため省略して説明する。
上記第三の紫外線硬化インキ層18は、透光性を有し、上記色彩層15の上面側に印刷処理により印刷され、紫外線照射により硬化させることにより、縮み印刷部19を形成している。
また、上記縮み印刷部19上には、上記縮み印刷部19を被覆しうるクリアコート層25が形成されている。
また、上記印刷部11を剥離可能に被覆するアプリケーションフィルム23が、上記アプリケーションフィルム23側に塗布された接着剤層23を介して上記クリアコート層25上に設けられることにより、積層構造の貼付物35は構成されている。
実施例2の色彩層15より下部層の製造方法は、上記実施例1と同様であるため省略して説明する。
図2に示すように、実施例1のように形成された色彩層15の上面側に第三の紫外線硬化インキ層18を印刷処理により印刷して、紫外線照射により硬化させることにより、縮み印刷部19を形成する。
図2に示すように、上記縮み印刷部19は、第三の紫外線硬化インキ層18を上記色彩層15の上面側に印刷処理により印刷し、まず、短波長の紫外線照射により上記第三の紫外線硬化インキ層18の表面を硬化させた後に、長波長の紫外線照射により上記第三の紫外線硬化インキ層18の内部を硬化させることにより、上記第三の紫外線硬化インキ層18の表面に縮みが形成されて皺状に硬化する。
また、上記縮み印刷部19は、上記第三の紫外線硬化インキ層18のインキの種類や紫外線照射の条件を変えることで、上記第三の紫外線硬化インキ層18に一回の紫外線照射を施すことにより、表面に平滑ではない質感が表現されたリオトーン印刷と呼ばれる印刷部を形成することもできる。
このように形成された積層構造の貼付物35は、光沢を有する金属箔層14上に溶剤が蒸発することにより上記金粉成分そのものにより形成された色彩層15が金粉の色彩を充分に表現し、かつ、色彩層を被覆する第三の紫外線硬化インキ層18を縮ませることにより縮み印刷部19が形成されるので、印刷部11の表面に光が当たることにより、透光性を有する上記縮み印刷部19の下層に形成されている光沢を有する金属箔層14と色彩層15との光沢の反射光が上記縮み印刷部19の縮みにより乱反射され、光沢感と乱反射による質感が表現されるので、より高級感を与えることができる。
実施例3の金属箔層14より下部層の構成は、上記実施例1と同様であるため省略して説明する。
図3(b)に示すように、上記盛り上がり層20は、上記金属箔層14上に形成された揮発性の溶剤を含浸した金粉を有する色彩層15を厚さ方向に膨出させるように形成されている。
また、上記盛り上がり層20上には、上記盛り上がり層20を被覆しうるクリアコート層25が形成されている。
このように形成された積層構造の貼付物36は、実施例1の場合と同様に、光沢を有する金属箔層14上に上記溶剤が蒸発することにより上記金粉成分そのものが盛り上がり層20を形成するので、上記金粉の色彩を充分に表現することにより、上記金属箔層14の光沢との相乗効果により、より高級感を与えることができる。
また、色彩層15を厚さ方向に膨出した盛り上がり層20を形成して光沢を有した立体形状を形成することにより、より高級感を与えることができる。
また、上記盛り上がり層20にラメを混在させることにより、より高級感を与えることもできる。
実施例4の積層構造の貼付物37は、図4及び図5に示すように、領域30には光沢を有する上記金属箔層14の上面側に金粉を有する色彩層15が形成され、領域31,33,34には色彩層15が厚さ方向に膨出して形成された盛り上がり層20が形成され、また、領域32には縮み印刷部19が形成されている。
また、上記色彩層15、盛り上がり層20、及び縮み印刷部19上には、上記色彩層15、盛り上がり層20、及び縮み印刷部19上を被覆しうるクリアコート層25が印刷部11全域に亘って形成されている。
また、上記第一の紫外線硬化インキ層16と第二の紫外線硬化インキ層17との間には、輪郭形成層21が形成され、図4に示すように、上記輪郭形成層21は印刷部11の縁部の輪郭を形成している。
このように形成された積層構造の貼付物37は、上記領域30は、光沢を有する金属箔層14上に上記溶剤が蒸発することにより上記粉体成分そのものが色彩層15を形成するので、上記金粉の色彩を充分に表現でき、より高級感を与えることができる。
また、上記領域32は、印刷部11の表面に光が当たることにより、上記縮み印刷部19の下層である光沢を有する金属箔層14と色彩層15の光沢の反射光が上記縮み印刷部19の縮みにより乱反射され、光沢性と乱反射による質感とにより、より高級感を与えることができる。
また、上記領域31,33,34は、色彩層15を厚さ方向に膨出した盛り上がり層20により光沢感を有した立体形状が形成されているので、より高級感を与えることができる。
また、上記印刷部11の縁部の輪郭を形成している輪郭形成層21は、上記印刷部11の縁部を整えるので、より高級感を与えることができる。
このように、上記金粉の色彩を充分に表現しうる光沢性を有する色彩層15、光沢性を有する縮み印刷部19、及び光沢性を有する盛り上がり層20を混在させて形成することにより、夫々の高級感がさらなる相乗効果として作用して、その結果、より高級感を与えうる装飾効果の高い積層構造の貼付物37を提供することができる。
また、各層の形成は印刷処理により行うことができるので、印刷部11を任意の形状に形成することは容易であり、盛り上がり層20や縮み印刷部19を任意の位置に形成することや、任意の絵柄や文字等の積層構造の貼付物37を容易に形成することができる。
図4に示すような積層構造の貼付物37を使用して、被貼付物に積層構造の貼付物37の印刷部11を貼付する方法を説明する。
図5に示すように、本実施の形態に係る転写部材37のセパレータ12とアプリケーションフィルム23との間には、上記セパレータ12上に接着剤層22を介して剥離可能に印刷部11が形成されている。
まず、積層構造の貼付物37のセパレータ12を剥がす場合には、上記セパレータ12にはシリコンが塗布されているので、上記印刷部11から上記セパレータ12を容易に剥離することができる。
次に、上記アプリケーションフィルム23に被覆された上記印刷部11の接着剤層22側を被貼付物に貼り付ける。
そして、上記アプリケーケーションフィルム23を上記印刷部11から剥離することにより、上記印刷部11の被貼付物への貼付は完了する。
この場合、上記色彩層15、盛り上がり層20、及び縮み印刷部19上は、印刷部11全域に亘ってクリアコート層25により被覆されていることから、セパレータ12を剥がす際にアプリケーションフィルム23に塗布された接着剤層24に接着して剥がれてしまうことはない。
このように、貼付された積層構造の貼付物37は、上記金粉の色彩を充分に表現しうる光沢性を有する色彩層15、光沢性を有する縮み印刷部19、及び光沢性を有する盛り上がり層20を混在させて形成しているので、夫々の高級感がさらなる相乗効果として作用して、その結果、より高級感を与えることができる。
また、印刷部11の表面は硬い被膜により形成された上記クリアコート層25により被覆されていることから、上記色彩層15、盛り上がり層20、又は縮み印刷部19の剥がれを防止することができる。
また、上記クリアコート層25は、透明色により形成されていることから、上記印刷部11の光沢や高級感を損なわせることはない。
11 印刷部
12 セパレータ
13 紫外線硬化インキ層
14 金属箔層
15 色彩層
16 第一の紫外線硬化インキ層
17 第二の紫外線硬化インキ層
18 第三の紫外線硬化インキ層
19 縮み印刷部
20 盛り上がり層
21 輪郭形成層
22 接着剤層
23 アプリケーションフィルム
24 接着剤層
25 クリアコート層
30 領域
31 領域
32 領域
33 領域
34 領域
35 積層構造の貼付物
36 積層構造の貼付物
37 積層構造の貼付物
Claims (7)
- 被貼付部材へ印刷部を貼付する積層構造の貼付物であって、
セパレータと、上記セパレータと剥離可能に貼着された紫外線硬化インキ層と、上記紫外線硬化インキ層上に載置しうる金属箔層と、上記金属箔層上に形成された溶剤を含浸した粉体を有する色彩層とを有することを特徴とする積層構造の貼付物。 - 上記紫外線硬化インキ層は、上記セパレータと剥離可能に貼着された第一の紫外線硬化インキ層と、上記第一の紫外線硬化インキ層上に形成された半硬化状態の第二の紫外線硬化インキ層とを有することを特徴とする請求項1記載の積層構造の貼付物。
- 上記粉体は、金属粉体であることを特徴とする請求項1又は2記載の積層構造の貼付物。
- 上記粉体は、蛍光顔料であることを特徴とする請求項1又は2記載の積層構造の貼付物。
- 上記色彩層上に形成された第三の紫外線硬化インキ層を有し、
上記第三の紫外線硬化インキ層は、紫外線照射により硬化させることにより、縮み印刷部を形成しうることを特徴とする請求項1〜4項のいずれか1項に記載の積層構造の貼付物。 - 上記色彩層は、厚さ方向に膨出して形成された盛り上がり層であることを特徴とする請求項1〜5項のいずれか1項に記載の積層構造の貼付物。
- 上記第一の紫外線硬化インキ層と第二の紫外線硬化インキ層との間には、上記印刷部の縁部の輪郭を形成しうる輪郭形成層を有することを特徴とする請求項2〜6項のいずれか1項に記載の積層構造の貼付物。
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