JP5187156B2 - 内燃機関の燃料噴射制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、内燃機関の燃料噴射制御に関し、特に、排気温度を昇温させるための燃料噴射制御に関する。
内燃機関の排気浄化触媒を活性化、再生等のために昇温するために、メイン噴射のあとにポスト噴射を行う燃料噴射制御が知られている。
例えば、触媒温度を検知し、触媒が活性温度以上の場合にはポスト噴射時期を遅角させてHC排出量を増加させ、活性温度以下の場合にはポスト噴射時期を進角させることで排気温度を上昇させる制御が特許文献1に開示されている。
特開2004−169595号公報
しかしながら、ポスト噴射時期を変更すると、まず排気温度が変化し、この排気温度の変化によって触媒温度が変化する。つまりポスト噴射量を変化させてから触媒温度が変化するまでに遅れが生じる。このため、触媒温度に基づいてポスト噴射時期を制御する特許文献1の制御方法では、触媒温度が変化する過渡時において、触媒の昇温について改善の余地があった。
そこで、本発明では、触媒の昇温に優れる内燃機関の制御装置を提供することを目的とする。
本発明の内燃機関の燃料噴射制御装置は、機関出力に寄与するメイン噴射の後に、排気昇温に寄与するポスト噴射を行い得る内燃機関の燃料噴射制御装置において、排気温度の上昇要求を発する排気温度上昇要求発生手段と、排気弁開時期における筒内温度または排気浄化触媒より上流側の排気通路内の排気温度を推定する温度推定手段と、メイン噴射及びポスト噴射の噴射時期及び噴射量を設定する噴射制御手段と、少なくとも排気弁の開時期を変更可能な可変動弁手段と、を備え、排気温度上昇要求があるときに、噴射制御手段は、排気弁開時期における筒内温度または排気通路内の排気温度によって、ポスト噴射の噴射量及び噴射時期を設定し、前記排気温度上昇要求があり、前記排気弁開時期における筒内温度または前記排気通路内の排気温度が、筒内または排気浄化触媒より上流側の排気通路内で、前記ポスト噴射により噴射された燃料が部分酸化可能な温度である第1温度より低い場合には、前記可変動弁手段は排気弁開時期を進角側に変化させ、前記噴射制御手段は前記ポスト噴射の噴射時期を排気弁開時期より後に設定する。
本発明によれば、排気弁開時期における筒内温度または排気浄化触媒より上流側の排気通路内の排気温度を推定し、触媒の昇温に優れたポスト噴射制御を行うことができる。
以下本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は本実施形態を適用するディーゼルエンジンのシステム構成図である。
1はディーゼルエンジン本体、2は各気筒の燃料噴射弁、3は高圧の燃料を蓄えるコモンレール、4は吸気コレクタ、5は吸気通路、11は排気通路、10は種々の制御を行うコントロールユニット、14はディーゼルエンジン本体1の駆動力を駆動軸に伝達する変速機である。なお、変速機14は有段変速機、無段変速機のいずれであっても構わない。
本システムの燃料噴射装置は、いわゆるコモンレール式燃料噴射装置である。すなわち、高圧ポンプ9により高圧化された燃料がコモンレール3に蓄えられ、各燃料噴射弁2がコントロールユニット(ECU)10からの噴射信号に応じて開閉動作することで、コモンレール3内の燃料を気筒内に噴射する。
ディーゼルエンジン本体1の各吸気ポートに接続する吸気コレクタ4には、吸気通路5が接続し、吸気通路5には、上流側から吸入空気量を検出するためのエアフローメータ15、吸気を加圧するためのターボチャージャ6のコンプレッサ6a、加圧されて高温となった空気を冷却するインタークーラ7が設置される。
排気通路11には、その上流側から、ターボチャージャ6のタービン6b、排気中のNOxを吸着するNOx触媒12、排気中のパティキュレート(PM)を補集する排気トラップ(DPF)13が配置される。
筒内と排気通路11との連通を断接する排気バルブは、少なくとも開閉時期を可変制御可能な可変動弁機構により駆動される。
なお、排気通路11の前記タービン6bの上流から分岐して吸気コレクタ4に接続するEGR通路21が設けられ、このEGR通路21にはEGR弁22が設置され、運転条件に応じて吸気中に還流される排気量を制御する。
ECU10には、エンジン回転数を検出するエンジン回転数センサ16、アクセルペダルの開度を検出するアクセル開度センサ17からの各検出信号が入力される。そして、これらに基づいて、燃料噴射制御、EGR弁22の開度制御、吸気絞弁8の開度制御、DPF13内のPM堆積量の推定等を行う。また、排気温度の昇温要求の要否を判断し、排気温度昇温要求がある場合には、後述するようにポスト噴射時期及び排気弁開弁時期を変更する制御を行う。
次に、燃料噴射制御について説明する。図2はECU10が実行する燃料噴射制御のフローチャートである。本フローチャートは、例えば10ms程度の短時間毎に繰り返し実行する。
ステップS10では、エンジン回転数センサ16で検出するエンジン回転数NE及びアクセル開度センサ17で検出するアクセル開度Vnを読み込む。
ステップS20では、アクセル開度Vnから算出した要求トルクとエンジン回転数NEに基づいて、マップ検索により要求噴射量Qを算出する。ここでは、例えば図3に示すように縦軸に要求トルク、横軸にエンジン回転数NEをとり、メイン噴射量が低負荷低回転ほど少なく、高負荷高回転ほど多くなるよう設定したマップを用いる。
ステップS30では、排気昇温要求があるか否かを判定し、排気昇温要求がある場合はステップS40に進み、ない場合はステップS140に進む。例えば、DPF再生時期である場合や被毒解除時期である場合等に、排気昇温要求有りと判断する。DPF再生時期か否か、被毒解除時期であるか否か、については、一般に知られた方法と同様の方法で判断する。
ステップS40では、要求噴射量Qと排気昇温要求に応じた噴射量とから目標メイン噴射量及び目標メイン噴射時期を決定する。排気昇温要求に応じた噴射量は、排気温度が低い低負荷低回転から排気温度が高い高負荷高回転になるほど少なくなる。
ステップS50では、メイン噴射量、メイン噴射時期、燃料噴射圧及びエアフローメータ15で検出した実際の空気量に基づいて、以下に説明するように簡易的な方法で排気弁開時期(EVO時)の筒内温度Tin−cylを算出する。
まず、空気量に基づいてサイクル中の筒内圧履歴を求め、目標メイン噴射量、目標メイン噴射時期及び燃料噴射圧等に基づいて熱発生率を求める。
なお、熱発生率とは、クランク角の変化に対して燃料がどのような割合で燃焼したか、を示す値である。
図4は、筒内圧履歴と熱発生率について示した図であり、横軸はクランク角[deg.ATDC]、縦軸は筒内圧[MPa]及び熱発生率[J/deg]である。
図4示すように、吸気弁が閉じた後はピストンの上昇により筒内圧が高まる。そして燃料が噴射されると、さらに燃料が燃焼することによる熱が発生する。熱発生率が立ち上がっている位置が、燃焼の開始位置に相当する。燃焼が終了すると、熱発生率はゼロになり、ピストンの降下とともに筒内圧は低下する。
次に、筒内圧履歴及び熱発生率と、気体の状態方程式とから、図5に示すようにクランク角に対する筒内温度履歴を求め、EVO時における筒内温度を算出する。
上記の筒内圧履歴及び熱発生率、及びこれらに基づくEVO時における筒内温度の算出には、公知の方法、例えば特開2007−247487号公報に開示された方法を適用できる。
ステップS60では、EVO時の筒内温度Tin−cylが、所定の温度T1(第1温度)より低いか否かを判定し、低い場合はステップS70に進み、高い場合はステップS100に進む。
所定の温度T1は、ポスト噴射した燃料が筒内で部分酸化可能な温度を設定する。すなわち、部分酸化が不可能な温度であればステップS70に進み、可能であればステップS100に進む。
ステップS70では、EVO進角可能範囲を算出する。EVO進角可能範囲とは、通常運転時のEVOよりも進角側で、かつ運転状態から定まる要求機関負荷を確保できるEVOの範囲をいう。例えば図6中のEVO〜EVOIの範囲である。
ステップS80では、EVO進角可能範囲の最進角位置までEVOを進角し、ステップS90では、ポスト噴射時期をEVOよりも後の、排気バルブが開いている状態に設定する。これにより、ポスト噴射された燃料が高温の排気とともにNOx触媒12及びDPF13に送り込まれる。
ステップS100では、筒内温度Tin−cylが所定の温度T2(第2温度)より低いか否かを判定し、低い場合はステップS110に進み、高い場合はステップS130に進む。ここで、所定の温度T2は、所定温度T1より高温の、例えばNOx触媒12の活性温度とする。
ステップS110では、ポスト噴射時期を主燃焼(メイン噴射した燃料の燃焼)が終わった直後に設定する。これにより、ポスト噴射した燃料の部分酸化が行われる。
ステップS120では、EVOをポスト噴射時期またはポスト噴射中に設定する。
これにより、ポスト噴射した燃料によるオイル希釈を防止でき、また排気温度がある程度上昇しているため、NOx触媒12までの排気通路11内でも燃料の部分酸化が行われる。このため、排気昇温に要する時間を短縮することができる。また、冷機始動時等にはNOx触媒12、DPF13の活性化が促進され、未燃HC発生を抑制することができる。
ステップS130では、ポスト噴射時期をEVOより後の時期に設定する。これにより、ポスト噴射が排気バルブ開弁中に行われることとなり、ポスト噴射により噴射された燃料が効果的にNOx触媒12、DPF13に送り込まれ、排気昇温が促進される。なお、吸気弁と排気弁のいずれもが開弁している、いわゆるバルブオーバーラップ中にポスト噴射を行うように設定しても、同様の効果が得られる。
ステップS140では、一般的なエンジンと同様に目標メイン噴射量、目標メイン噴射時期を設定して運転する。
上記の制御における筒内温度領域、バルブタイミング、及びポスト噴射時期についてまとめると、図6、図7のようになる。図6に示すように、筒内温度Tin−cylを所定温度T1以下の領域I、所定温度T1より高温かつ所定温度T2以下の領域II、所定温度T2より高温の領域IIIの3つの領域に分けられる。
図7は、領域I〜IIIのEVO及びポスト噴射時期の一例を示す図である。
領域Iでは、EVO時期を通常EVOからEVO進角可能範囲で最も進角したEVOIまで進角し、EVOI後のクランク角領域ITiでポスト噴射を行う。
領域IIでは、主燃焼終了後のクランク角領域ITiiでポスト噴射を行い、EVOもこの範囲内に設定する。
領域IIIでは、ポスト噴射を行うのは通常EVO後のクランク角領域ITiii、またはバルブオーバーラップ期間中とする。
ポスト噴射量は、昇温要求に応じて決まるものである。したがって、温度が相対的に高い領域IIIでは領域I、領域IIに比べて少なくなる。一方、領域Iは領域IIよりEVO時の筒内温度Tin−cylが低いが、ポスト噴射量は少なくなる。これは、相対的にEVO時の筒内温度Tin−cylが低い領域Iでは、燃料が部分酸化しにくく、またNOx触媒12が活性化していないので、ポスト噴射量を制限することで、未燃HC排出量の増大を防止するためである。
なお、EVO時の筒内温度Tin−cylの代わりに、NOx触媒12より上流側の排気通路11内の排気温度Texhを算出するようにしてもよい。
以上により本実施形態によれば、次のような効果を得ることができる。
(1)メイン噴射の後に排気昇温のためのポスト噴射を行うことができる内燃機関の燃料噴射制御装置において、排気昇温要求があるときに、EVO時における筒内温度Tin−cylまたはNOx触媒12より上流側の排気通路11内の排気温度Texhが予め複数に区分された温度領域I〜IIIのいずれに属するかによって、ポスト噴射の噴射量及び噴射時期を設定するので、応答性に優れたポスト噴射の制御を行うことができる。
(2)筒内温度Tin−cylまたは排気温度Texhを、実際の吸入空気量、メイン噴射時期及びメイン噴射量、並びにEVO時期に基づいて算出するので、応答性に優れたポスト噴射制御を行うために必要な温度を正確に推定することができる。
(3)排気昇温要求がある場合に、筒内温度Tin−cylまたは排気温度Texhが領域Iに属するときには、EVOを進角させ、ポスト噴射時期をEVOより後に設定するので、高温の排気ガスを排出しつつポスト噴射を行うこととなり、排気昇温及びNOx触媒12の活性化を促進することができ、かつ未燃HCの排出を抑制することができる。
(4)排気昇温要求がある場合に、筒内温度Tin−cylまたは排気温度Texhが領域Iに属するときには、膨張行程中の予め設定したクランク角から通常運転時のEVOに相当するクランク角までの間でポスト噴射を行うので、ポスト噴射により噴射された燃料が筒内または排気通路11内で部分酸化される。これにより排気昇温及びNOx触媒12の活性化を促進することができ、かつ未燃HCの排出を抑制することができる。
(5)さらに、EVOをポスト噴射開始時期またはポスト噴射中のいずれかの時期まで進角させるので、ポスト噴射によるオイル希釈を抑制することができる。
(6)排気昇温要求がある場合に、内温度Tin−cylまたは排気温度Texhが領域IIIに属するときには、EVO以降またはバルブオーバーラップ期間中にポスト噴射を行う、すなわち、NOx触媒が活性化した状態では、排気弁が開弁して排気流速が大きい状態でポスト噴射を行うので、燃料がNOx触媒12、DPF13に効率よく導かれ、排気昇温が促進される。
(7)温度T1を、筒内またはNOx触媒12より上流側の排気通路11内で燃料が部分酸化可能な温度に設定するので、T1より低温では排気通路11の昇温を優先的に行い、T1以上では排気通路11での燃料の部分酸化が可能となる。
(8)温度T2を、NOx触媒12の活性温度に設定するので、T2より低温ではNOx触媒12の昇温を優先的に行い、T2以上ではNOx触媒12における燃焼による排気昇温の促進が可能となる。
第2実施形態について説明する。
本実施形態は、システムの構成は第1実施形態と同様であるが、ポスト噴射制御の一部が異なる。
図8は本実施形態のポスト噴射制御の制御ルーチンを示すフローチャートである。図2のフローチャートと異なるのはステップS270〜S290なので、この部分についてのみ説明する。
ステップS270では、メイン噴射時期の遅角可能範囲を算出する。メイン噴射遅角可能範囲とは、通常運転時のメイン噴射時期よりも遅角側で、かつ運転状態から定まる要求機関負荷を確保できるメイン噴射時期の範囲をいう。
ステップS280では、ステップS270で算出した遅角可能範囲内でメイン噴射時期を設定する。
ステップS290では、ポスト噴射時期及び噴射量を設定する。ここでは、予め設定した所定の噴射時期及び噴射量よりも早いタイミング、少ない噴射量を設定する。予め設定した所定の噴射時期は、例えばポスト噴射による燃焼で失火が生じてしまう噴射時期とする。一方、予め設定した所定の噴射量は、例えばポスト噴射した場合に失火が生じてしまう噴射量とする。
すなわち、ポスト噴射を行った場合に、ポスト噴射により噴射された燃料が筒内で燃焼しきるような噴射時期及び噴射量に設定する。なお、ポスト噴射を禁止するようにしてもよい。
以上により本実施形態では、次のような効果を得ることができる。
排気昇温要求がある場合に、筒内温度Tin−cylまたは排気温度Texhが領域Iに属するときには、メイン噴射を遅角させ、ポスト噴射を禁止または失火が生じない噴射時期及び噴射量で行うので、排気通路11内の排気温度を上昇させて排気昇温及びNOx触媒12の活性化を促進するとともに、未燃HCの排出を抑制することができる。
なお、本発明は上記の実施の形態に限定されるわけではなく、特許請求の範囲に記載の技術的思想の範囲内で様々な変更を成し得ることは言うまでもない。
第1実施形態を適用するシステムの構成図である。 第1実施形態のポスト噴射制御の制御ルーチンを示すフローチャートである。 要求噴射量マップである。 筒内圧及び熱発生率のクランク角に対する履歴を示す図である。 排気温度のクランク角に対する履歴を示す図である。 筒内温度領域を示す図である。 ポスト噴射時期及び排気弁開時期を示す図である。 第2実施形態のポスト噴射制御の制御ルーチンを示すフローチャートである。
符号の説明
1 ディーゼルエンジン本体
2 燃料噴射弁
3 コモンレール
4 吸気コレクタ
5 吸気通路
6 ターボチャージャ
7 インタークーラ
8 吸気絞り弁
9 高圧ポンプ
10 コントロールユニット(ECU)
11 排気通路
12 NOx触媒
13 DPF
14 変速機
15 エアフローメータ
16 エンジン回転数センサ
17 アクセル開度センサ
21 EGR通路
22 EGR弁

Claims (6)

  1. 機関出力に寄与するメイン噴射の後に、排気昇温に寄与するポスト噴射を行い得る内燃機関の燃料噴射制御装置において、
    排気温度の上昇要求を発する排気温度上昇要求発生手段と、
    排気弁時期における筒内温度または排気浄化触媒より上流側の排気通路内の排気温度を推定する温度推定手段と、
    前記メイン噴射及び前記ポスト噴射の噴射時期及び噴射量を設定する噴射制御手段と、
    少なくとも排気弁の開時期を変更可能な可変動弁手段と、
    を備え、
    排気温度上昇要求があるときに、前記噴射制御手段は、前記排気弁時期における筒内温度または前記排気通路内の排気温度によって、前記ポスト噴射の噴射量及び噴射時期を設定し
    前記排気温度上昇要求があり、前記排気弁開時期における筒内温度または前記排気通路内の排気温度が、筒内または排気浄化触媒より上流側の排気通路内で前記ポスト噴射により噴射された燃料が部分酸化可能な温度である第1温度より低い場合には、前記可変動弁手段は排気弁開時期を進角側に変化させ、前記噴射制御手段は前記ポスト噴射の噴射時期を排気弁開時期より後に設定することを特徴とする内燃機関の燃料噴射制御装置。
  2. 機関出力に寄与するメイン噴射の後に、排気昇温に寄与するポスト噴射を行い得る内燃機関の燃料噴射制御装置において、
    排気温度の上昇要求を発する排気温度上昇要求発生手段と、
    排気弁時期における筒内温度または排気浄化触媒より上流側の排気通路内の排気温度を推定する温度推定手段と、
    前記メイン噴射及び前記ポスト噴射の噴射時期及び噴射量を設定する噴射制御手段と、
    少なくとも排気弁の開時期を変更可能な可変動弁手段と、
    を備え、
    排気温度上昇要求があるときに、前記噴射制御手段は、前記排気弁時期における筒内温度または前記排気通路内の排気温度によって、前記ポスト噴射の噴射量及び噴射時期を設定し
    前記排気温度上昇要求があり、前記排気弁開時期における筒内温度または前記排気通路内の排気温度が、筒内または排気浄化触媒より上流側の排気通路内で前記ポスト噴射により噴射された燃料が部分酸化可能な温度である第1温度より低い場合には、前記噴射制御手段により前記メイン噴射時期を遅角側に変化させ、または前記可変動弁手段により排気弁開時期を進角側に変化させ、かつ前記噴射制御手段により前記ポスト噴射を禁止、または前記ポスト噴射をポスト噴射による燃焼で失火が生じる噴射時期よりも早いタイミングでポスト噴射した場合に失火が生じる噴射量よりも少ない噴射量で行うことを特徴とする内燃機関の燃料噴射制御装置。
  3. 前記噴射制御手段は、前記排気弁時期における筒内温度または前記排気通路内の排気温度を、実際の吸入空気量、前記メイン噴射の時期及び噴射量、並びに排気弁弁時期に基づいて算出することを特徴とする請求項1または2に記載の内燃機関の燃料噴射制御装置。
  4. 前記排気温度上昇要求があるときに、前記排気弁時期における筒内温度または前記排気通路内の排気温度が、前記第1温度以上かつ前記排気浄化触媒の活性温度である第2温度より低い領域に属する場合には、前記噴射制御手段は膨張行程中の、前記メイン噴射した燃料の燃焼が終わった直後から前記排気温度上昇要求がない場合の排気弁時期までの間で前記ポスト噴射を行うよう前記ポスト噴射時期を設定することを特徴とする請求項1または2に記載の内燃機関の燃料噴射制御装置。
  5. 前記可変動弁手段は、排気弁時期をポスト噴射始時期またはポスト噴射中のいずれかの時期まで進角させることを特徴とする請求項に記載の内燃機関の燃料噴射制御装置。
  6. 前記排気温度上昇要求があるときに、前記排気弁時期における筒内温度または前記排気通路内の排気温度が前記第2温度以上の場合には、前記噴射制御手段は排気弁弁時期以降またはバルブオーバーラップ期間中にポスト噴射を行うよう前記ポスト噴射時期を設定することを特徴とする請求項4または5に記載の内燃機関の燃料噴射制御装置。
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