JP5185326B2 - 電線用被覆材料及び該被覆材料を用いた電線 - Google Patents
電線用被覆材料及び該被覆材料を用いた電線 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5185326B2 JP5185326B2 JP2010135756A JP2010135756A JP5185326B2 JP 5185326 B2 JP5185326 B2 JP 5185326B2 JP 2010135756 A JP2010135756 A JP 2010135756A JP 2010135756 A JP2010135756 A JP 2010135756A JP 5185326 B2 JP5185326 B2 JP 5185326B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- component
- coating material
- vinyl acetate
- ethylene
- acetate copolymer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Insulated Conductors (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Inorganic Insulating Materials (AREA)
- Organic Insulating Materials (AREA)
Description
(1)以下のA成分、B成分およびC成分を含み、配合重量比が、A成分:B成分=99:1〜50:50であり、(A成分とB成分とD成分の合計である被覆材料中のポリマー成分):C成分=100:(50〜150)である電線用被覆材料。
A成分:ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−エチルアクリレート共重合体、エチレン−メチルメタクリレート共重合体、およびエチレン−メチルアクリレート共重合体から選ばれる少なくとも一種
B成分:ケン化度が5%以上40%以下である部分ケン化エチレン−酢酸ビニル共重合体
C成分:平均粒径が0.1〜20μmである水酸化マグネシウム
D成分:ポリイソブチレン
(2)以下のA成分、B成分およびC成分を含み、配合重量比が、A成分:B成分=99:1〜50:50であり、(A成分とB成分とD成分の合計である被覆材料中のポリマー成分):C成分=100:(50〜150)である電線用被覆材料。
A成分:密度0.800g/cm3以上0.905g/cm3以下の低密度ポリエチレン
B成分:ケン化度が5%以上100%未満である部分ケン化エチレン−酢酸ビニル共重合体、またはケン化度が100%であるエチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物
C成分:平均粒径が0.1〜20μmである水酸化マグネシウム
D成分:ポリイソブチレン
(3)C成分が、アミノシラン系カップリング剤、アミノチタネート系カップリング剤、および脂肪酸の少なくとも1種により表面処理されてなる、平均粒径が0.1〜20μmの水酸化マグネシウムである上記(1)又は(2)に記載の電線用被覆材料。
(4)C成分が、水酸化マグネシウム100重量部当たり0.002〜5.0重量部のカップリング剤を使用して表面処理されてなる、平均粒径が0.1〜20μmの水酸化マグネシウムである上記(1)又は(2)に記載の電線用被覆材料。
(5)配合重量比が、(A成分+B成分):D成分=99.5:0.5〜90:10である上記(1)〜(4)のいずれか一項に記載の電線用被覆材料。
(6)上記(1)〜(5)のいずれか一項に記載の電線用被覆材料からなるシース層および/または絶縁層を有する電線。
本発明における「電線用被覆材料」とは、シース材料および/または絶縁材料を含めた電線を披覆するための材料を意味する。
A成分:ポリオレフィン樹脂
B成分:部分ケン化エチレン−酢酸ビニル共重合体
C成分:水酸化マグネシウム
・引張特性
厚さ1mmの試験シートについて、引張強さ(MPa)と伸び(%)をJISK7113に従って測定。
・耐寒性
厚さ2mmの試験シートについて、JIS C 3005に従って実施。試験温度は−50℃で、亀裂無し(○)、亀裂あり(△)、破断(×)の3段階で評価。
・耐摩耗性
厚さ1mmの試験シートについて、JIS K 6902に準拠して,摩耗試験1000回転後の重量減少量を測定。摩耗輪はテーバ社製H−18を使用し、荷重は4.9Nとした。
・耐曲げ白化性
厚さ1mm、幅20mm、長さ100mmの試験片を作製し、これを180度に2回折り曲げて目視により白化度を観察。白化せず(○)、部分的に白化(△)、全面的に白化(×)の3段階で評価。
・耐外傷白化性
耐磨耗試験実施後の試料の摩耗部の白化の度合いを、白化せず(○)、部分的に白化(△)、全面的に白化(×)の3段階で評価。
これらの試験結果が表1の下欄である。
Claims (6)
- 以下のA成分、B成分およびC成分を含み、
配合重量比が、A成分:B成分=99:1〜50:50であり、
(A成分とB成分とD成分の合計である被覆材料中のポリマー成分):C成分=100:(50〜150)である電線用被覆材料。
A成分:密度0.800g/cm3以上0.905g/cm3以下の低密度ポリエチレン
B成分:ケン化度が5%以上100%未満である部分ケン化エチレン−酢酸ビニル共重合体、またはケン化度が100%であるエチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物
C成分:アミノシラン系カップリング剤、およびアミノチタネート系カップリング剤の少なくとも1種により表面処理されてなる、平均粒径が0.1〜20μmである水酸化マグネシウム
D成分:ポリイソブチレン(D成分は任意成分) - (A成分とB成分とD成分の合計である被覆材料中のポリマー成分):C成分=100:(50〜130)である請求項1に記載の電線用被覆材料。
- 配合重量比が、(A成分+B成分):D成分=99.5:0.5〜90:10である請求項1または2に記載の電線用被覆材料。
- 以下のA成分、B成分およびC成分を含み、
配合重量比が、
A成分:B成分=99:1〜50:50であり、
(A成分とB成分とD成分の合計である被覆材料中のポリマー成分):C成分=100:(50〜150)であり、
(A成分+B成分):D成分=99.5:0.5〜90:10である電線用被覆材料。
A成分:密度0.800g/cm 3 以上0.905g/cm 3 以下の低密度ポリエチレン
B成分:ケン化度が5%以上100%未満である部分ケン化エチレン−酢酸ビニル共重合体、またはケン化度が100%であるエチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物
C成分:平均粒径が0.1〜20μmである水酸化マグネシウム
D成分:ポリイソブチレン - C成分が、アミノシラン系カップリング剤、アミノチタネート系カップリング剤、および
脂肪酸の少なくとも1種により表面処理されてなる、平均粒径が0.1〜20μmの水酸
化マグネシウムである請求項4に記載の電線用被覆材料。 - 請求項1から5のいずれか一項に記載の電線用被覆材料からなるシース層および/または絶縁層を有する電線。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010135756A JP5185326B2 (ja) | 2010-06-15 | 2010-06-15 | 電線用被覆材料及び該被覆材料を用いた電線 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010135756A JP5185326B2 (ja) | 2010-06-15 | 2010-06-15 | 電線用被覆材料及び該被覆材料を用いた電線 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000045011A Division JP4584394B2 (ja) | 2000-02-22 | 2000-02-22 | 電線用被覆材料及び該被覆材料を用いた電線 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010267621A JP2010267621A (ja) | 2010-11-25 |
JP5185326B2 true JP5185326B2 (ja) | 2013-04-17 |
Family
ID=43364393
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010135756A Expired - Fee Related JP5185326B2 (ja) | 2010-06-15 | 2010-06-15 | 電線用被覆材料及び該被覆材料を用いた電線 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5185326B2 (ja) |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4398552B2 (ja) * | 1999-02-02 | 2010-01-13 | 古河電気工業株式会社 | 絶縁電線 |
JP2001139741A (ja) * | 1999-11-11 | 2001-05-22 | Fujikura Ltd | ノンハロゲン難燃性樹脂組成物、これを用いた難燃性電線・ケーブルおよびシート・テープ状製品 |
JP4584394B2 (ja) * | 2000-02-22 | 2010-11-17 | 三菱電線工業株式会社 | 電線用被覆材料及び該被覆材料を用いた電線 |
-
2010
- 2010-06-15 JP JP2010135756A patent/JP5185326B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2010267621A (ja) | 2010-11-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5890077B1 (ja) | 難燃性樹脂組成物、およびこれを用いたケーブル、ならびに光ファイバケーブル | |
JP5154823B2 (ja) | 難燃性ポリオレフィン系樹脂組成物及び該組成物よりなる粘着テープ基材、並びに、粘着テープ | |
JP5527252B2 (ja) | ノンハロゲン難燃樹脂組成物及びそれを用いたケーブル | |
JP5056601B2 (ja) | ノンハロゲン難燃性熱可塑性エラストマ樹脂組成物及びその製造方法並びにこれを用いた電線・ケーブル | |
JP6344200B2 (ja) | 難燃性樹脂組成物及び難燃性絶縁電線・ケーブル | |
JP4929910B2 (ja) | ノンハロゲン難燃樹脂組成物 | |
JP6456722B2 (ja) | 難燃性樹脂組成物、及び、これを用いたケーブル並びに光ファイバケーブル | |
JP3944634B2 (ja) | 難燃性樹脂組成物及びこれを用いたノンハロゲン絶縁電線並びにワイヤーハーネス | |
JP2008097918A (ja) | 端末加工性に優れたノンハロゲン難燃電線 | |
JP4584394B2 (ja) | 電線用被覆材料及び該被覆材料を用いた電線 | |
JP4485636B2 (ja) | 電線用被覆材料及び該被覆材料を用いた電線 | |
JP2005133036A (ja) | 非ハロゲン難燃性熱可塑性樹脂組成物およびこれを用いた電線・ケーブル | |
JP6098497B2 (ja) | ノンハロゲン難燃樹脂組成物を用いたlanケーブル | |
JP4909453B2 (ja) | 電線用被覆材料及び該被覆材料を用いた電線 | |
JP5185326B2 (ja) | 電線用被覆材料及び該被覆材料を用いた電線 | |
JP2010157413A (ja) | ノンハロゲン難燃電線・ケーブル | |
JP6542058B2 (ja) | 難燃性樹脂組成物、及び、これを用いたケーブル並びに光ファイバケーブル | |
JP2015004025A (ja) | ノンハロゲン難燃樹脂組成物およびそれを用いたケーブル | |
JP2001143530A (ja) | 電線用被覆材料及び該被覆材料を用いた電線 | |
JP2002097319A (ja) | 難燃性ポリオレフィン樹脂組成物およびそれで被覆された電線・ケーブル | |
JP5185329B2 (ja) | 電線用被覆材料及び該被覆材料を用いた電線 | |
JP2009298831A (ja) | ノンハロゲン難燃性熱可塑性エラストマ樹脂組成物及びその製造方法並びにこれを用いた電線・ケーブル | |
JP5287146B2 (ja) | 絶縁電線 | |
JP4409700B2 (ja) | 電線用被覆材料及び該被覆材料を用いた電線 | |
JP2015151542A (ja) | 難燃性樹脂組成物、及び、これを用いたケーブル |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120918 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20121114 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20121225 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130117 |
|
R150 | Certificate of patent (=grant) or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160125 Year of fee payment: 3 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |