JP5185235B2 - フォトマスクの設計方法およびフォトマスクの設計プログラム - Google Patents

フォトマスクの設計方法およびフォトマスクの設計プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP5185235B2
JP5185235B2 JP2009216695A JP2009216695A JP5185235B2 JP 5185235 B2 JP5185235 B2 JP 5185235B2 JP 2009216695 A JP2009216695 A JP 2009216695A JP 2009216695 A JP2009216695 A JP 2009216695A JP 5185235 B2 JP5185235 B2 JP 5185235B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pattern
evaluation
light intensity
design
design pattern
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2009216695A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011065002A (ja
Inventor
康伸 甲斐
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2009216695A priority Critical patent/JP5185235B2/ja
Priority to US12/850,082 priority patent/US8423922B2/en
Priority to KR1020100081546A priority patent/KR101240012B1/ko
Publication of JP2011065002A publication Critical patent/JP2011065002A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5185235B2 publication Critical patent/JP5185235B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F1/00Originals for photomechanical production of textured or patterned surfaces, e.g., masks, photo-masks, reticles; Mask blanks or pellicles therefor; Containers specially adapted therefor; Preparation thereof
    • G03F1/36Masks having proximity correction features; Preparation thereof, e.g. optical proximity correction [OPC] design processes
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F1/00Originals for photomechanical production of textured or patterned surfaces, e.g., masks, photo-masks, reticles; Mask blanks or pellicles therefor; Containers specially adapted therefor; Preparation thereof
    • G03F1/68Preparation processes not covered by groups G03F1/20 - G03F1/50
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F30/00Computer-aided design [CAD]
    • G06F30/30Circuit design
    • G06F30/39Circuit design at the physical level
    • G06F30/392Floor-planning or layout, e.g. partitioning or placement
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L21/00Processes or apparatus adapted for the manufacture or treatment of semiconductor or solid state devices or of parts thereof
    • H01L21/02Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof
    • H01L21/027Making masks on semiconductor bodies for further photolithographic processing not provided for in group H01L21/18 or H01L21/34
    • H01L21/0271Making masks on semiconductor bodies for further photolithographic processing not provided for in group H01L21/18 or H01L21/34 comprising organic layers
    • H01L21/0273Making masks on semiconductor bodies for further photolithographic processing not provided for in group H01L21/18 or H01L21/34 comprising organic layers characterised by the treatment of photoresist layers
    • H01L21/0274Photolithographic processes
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L21/00Processes or apparatus adapted for the manufacture or treatment of semiconductor or solid state devices or of parts thereof
    • H01L21/02Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof
    • H01L21/027Making masks on semiconductor bodies for further photolithographic processing not provided for in group H01L21/18 or H01L21/34
    • H01L21/033Making masks on semiconductor bodies for further photolithographic processing not provided for in group H01L21/18 or H01L21/34 comprising inorganic layers
    • H01L21/0334Making masks on semiconductor bodies for further photolithographic processing not provided for in group H01L21/18 or H01L21/34 comprising inorganic layers characterised by their size, orientation, disposition, behaviour, shape, in horizontal or vertical plane
    • H01L21/0337Making masks on semiconductor bodies for further photolithographic processing not provided for in group H01L21/18 or H01L21/34 comprising inorganic layers characterised by their size, orientation, disposition, behaviour, shape, in horizontal or vertical plane characterised by the process involved to create the mask, e.g. lift-off masks, sidewalls, or to modify the mask, e.g. pre-treatment, post-treatment

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Evolutionary Computation (AREA)
  • Geometry (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Architecture (AREA)
  • Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)

Description

本発明は、フォトマスクの設計方法およびフォトマスクの設計プログラムに関する。
半導体装置やフラットパネルディスプレイなどの電子デバイスの製造においては、フォトリソグラフィ技術を用いて基体(例えば、ウェーハなど)の表面に微細なパターンを形成している。そして、この様なフォトリソグラフィ技術におけるフォトリソグラフィ設計では、主に露光装置の照明条件、フォトマスクのパターンレイアウト、露光に有利となるようなデバイスのパターンレイアウトなどを決定するようにしている。
この場合、近年におけるパターンの微細化が露光装置の解像限界に迫ってきていることから、露光装置の照明条件は最密集パターン(最も微細なパターン)の転写に適した条件に設定される場合が多い。そのため、この様な露光装置の照明条件下においても最密集パターン以外のパターンのリソグラフィ裕度が確保されるように、マスクパターン(以下、設計パターンと称する)の周辺に微細な補助パターンを配設する技術が提案されている(例えば、特許文献1を参照)。
ところが、フォトマスクのパターンレイアウトは補助パターンをも含めると膨大な数となるので、網羅的なシミュレーションを行うことが非常に困難である。そのため、設計者の経験に基づいて補助パターンを配設し、そのパターンレイアウトを基本にして繰り返し検証を行うことで最適解を求める最適化手法による設計が行われている。
この最適化手法による設計によれば、補助パターンを含むパターンレイアウトを決定することができる。しかしながら一方では、設計にかかるコストや時間の増大を招くことにもなる。また、補助パターンは、配置、大きさ、数などを設計者が経験に基づいて試行錯誤しながら決定することになるため、最適解への到達が難しいという問題もある。
そのため、コンピュータを用いて設計パターンの周辺に自動的に所定の条件の補助パターンを配設する技術が提案されている(特許文献2を参照)。
特許文献2に開示がされた技術によれば、実用的な時間とコストで補助パターンの配設を行うことができる。
しかしながら、複数の補助パターンを単に配設するようにすると、補助パターン同士の相互作用によりかえってリソグラフィ裕度が低下してしまうおそれがある。
特開2002−323748号公報 特開平9−297388号公報
本発明は、適切な補助パターンの配設を行うことができるフォトマスクの設計方法およびフォトマスクの設計プログラムを提供する。
本発明の一態様によれば、設計パターンの周辺に補助パターンが配設されたパターンレイアウトを作成するフォトマスクの設計方法であって、前記設計パターンの周辺に複数の評価パターンを配設する手順と、前記設計パターンの結像面上における結像特性に関する評価指標を設定する手順と、前記設計パターンによる光強度分布と、前記評価パターン毎による光強度分布と、を組み合わせて、各評価パターンを設けた場合毎に前記設計パターンの結像面上における光強度分布を求める手順と、求められた前記設計パターンの結像面上における光強度分布を、前記評価指標を用いて前記各評価パターンを設けた場合毎に影響を評価することで、有効な評価パターンが設けられた領域を求める手順と、前記有効な評価パターンが設けられた領域に基づいて前記補助パターンの配設条件を求める手順と、前記配設条件に基づいて、前記設計パターンの周辺に補正パターンを配設してパターンレイアウトを作成する手順と、を備え、前記評価指標は、前記設計パターンの光強度、前記設計パターンの光強度の積分値、前記設計パターンの光強度分布の勾配からなる群より選ばれた少なくとも1種であり、前記設計パターンの光強度の評価式は、以下の(7)式であり、前記設計パターンの光強度の積分値の評価式は、以下の(8)式であり、前記設計パターンの光強度分布の勾配の評価式は、以下の(9)式であることを特徴とするフォトマスクの設計方法が提供される。

ここで、「I」は光強度分布(光学像)の総和、「σ 」はm次の固定値、「E ij (m) 」はフォトマスク上の任意の位置(i,j)からのm次の光の電場における振幅分布、「E main (m) 」はフォトマスク上の評価パターンからのm次の光の電場における振幅分布、(x ,y )は設計パターンの中心位置の座標である。
また、「*」は複素共役であることを表し、「´」は微分(d/dx)を表し、「c.c.」は複素共役であることを表している。
また、本発明の他の一態様によれば、コンピューターに、設計パターンの周辺に補助パターンが配設されたパターンレイアウトの作成の演算を実行させるフォトマスクの設計プログラムであって、前記設計パターンの周辺に複数の評価パターンを配設する手順と、前記設計パターンの結像面上における結像特性に関する評価指標を設定する手順と、前記設計パターンによる光強度分布と、前記評価パターン毎による光強度分布と、を組み合わせて、各評価パターンを設けた場合毎に前記設計パターンの結像面上における光強度分布を求める手順と、求められた前記設計パターンの結像面上における光強度分布を、前記評価指標を用いて前記各評価パターンを設けた場合毎に影響を評価することで、有効な評価パターンが設けられた領域を求める手順と、前記有効な評価パターンが設けられた領域に基づいて前記補助パターンの配設条件を求める手順と、前記配設条件に基づいて、前記設計パターンの周辺に補正パターンを配設してパターンレイアウトを作成する手順と、を実行させ、前記評価指標は、前記設計パターンの光強度、前記設計パターンの光強度の積分値、前記設計パターンの光強度分布の勾配からなる群より選ばれた少なくとも1種であり、前記設計パターンの光強度の評価式は、以下の(10)式であり、前記設計パターンの光強度の積分値の評価式は、以下の(11)式であり、前記設計パターンの光強度分布の勾配の評価式は、以下の(12)式であることを特徴とするフォトマスクの設計プログラムが提供される。

ここで、「I」は光強度分布(光学像)の総和、「σ 」はm次の固定値、「E ij (m) 」はフォトマスク上の任意の位置(i,j)からのm次の光の電場における振幅分布、「E main (m) 」はフォトマスク上の評価パターンからのm次の光の電場における振幅分布、(x ,y )は設計パターンの中心位置の座標である。
また、「*」は複素共役であることを表し、「´」は微分(d/dx)を表し、「c.c.」は複素共役であることを表している。
本発明によれば、適切な補助パターンの配設を行うことができるフォトマスクの設計方法およびフォトマスクの設計プログラムが提供される。
本実施の形態に係るフォトマスクの設計方法を例示するためのフローチャートである。 設計パターンと評価パターンとを例示するための模式図である。 評価結果を例示するための模式図である。 評価結果に基づいて配設された補助パターンを例示するための模式図である。 評価指標を目視的に例示するための模式図である。 光強度分布(光学像)の断面を例示するための模式図である。 本実施の形態に係るフォトマスクの設計装置を例示するためのブロック図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について例示をする。
露光装置における光学系は部分的にコヒーレント(可干渉)な結像光学系であるため、結像面上に形成された光強度分布(光学像)は各位置の光の強度や振幅に対して非線形な重ね合わせとなる。そのため、フォトマスク上の各位置に対応する結像面上の位置における結像特性を各位置毎に独立して評価することが難しい。
そこで、本実施の形態においては、部分的にコヒーレントな結像光学系をコヒーレント展開(固有値展開)し、これを近似手法を用いて近似的にコヒーレントな結像光学系となるようにしている。また、近似的にコヒーレントな結像光学系となるようにすることで設計パターンの結像面上における結像特性に関する評価指標を得ることができる。
この場合、求められた個々のコヒーレントな結像光学系においては、フォトマスク上の各位置からの光の振幅の線形和により結像面上に光強度分布(光学像)が形成されることになる。すなわち、近似的にコヒーレントな結像光学系となるようにすることで、フォトマスク上に設けられた各位置からの光による結像特性を各位置毎に独立して評価することができるようになる。なお、この評価は、設計パターンの結像面上における結像特性に関する評価指標を用いて行うようにするが評価指標に関する詳細は後述する。
また、この様な評価を行うことで、補助パターンを配設するとリソグラフィ裕度を向上させることができる領域を特定することができるようになる。そのため、フォトマスクの設計において、この様にして特定された領域の大きさ、形状、位置に合わせて補助パターンを配設すれば適切な補助パターンの配設を容易に行うことができることになる。
図1は、本実施の形態に係るフォトマスクの設計方法を例示するためのフローチャートである。
図2は、設計パターンと評価パターンとを例示するための模式図である。
図3は、評価結果を例示するための模式図である。
図4は、評価結果に基づいて配設された補助パターンを例示するための模式図である。 まず、所望の設計パターンの周辺に複数の評価パターンを配設する(ステップS1)。 例えば、図2に示すように、評価領域3に設計パターン1と複数の評価パターン2とを配設する。評価パターン2は、設計パターン1よりも小さなパターンとされ設計パターン1の周辺に複数配設される。この場合、評価パターン2は、後述する補助パターン11よりも小さな微小パターンとすることが好ましい。また、評価パターン2を敷き詰めるように配設することが好ましい。例えば、図2に例示をしたようにマトリックス状に敷き詰めるように配設することができる。また、評価パターン2の大きさを小さくしピッチ寸法を小さくすれば、後述する補助パターンの配設条件に関する精度を向上させることができる。なお、設計パターン1、評価パターン2の形状、大きさ、配置、数などは例示をしたものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。
次に、設計パターン1に対して光近接効果補正(OPC:optical proximity correction)を行う(ステップS2)。
光近接効果補正は、露光後の転写パターンが意図したパターンとなるように、設計パターンに光の回折や干渉を考慮した補正を加える技術である。この場合、ステップS2は必ずしも必要ではないが、光近接効果補正を行えば設計パターンを精度よく形成させることができるので後述する評価や補助パターンの配設条件などの精度を向上させることができる。なお、光近接効果補正自体については、既知の技術を適用することができるので詳細な説明は省略する。
次に、設計パターン1の結像面上における結像特性に関する評価指標を設定する(ステップS3)。
この際、評価指標毎に、評価指標を用いて評価を行う位置を設定する。
例えば、設計パターンの結像面上における結像特性に関する評価指標としては、「設計パターンの光強度」、「設計パターンの光強度の積分値」、「設計パターンの光強度分布(光学像)の勾配」を例示することができる。また、評価指標が、「設計パターンの光強度」である場合には設計パターン領域内、「設計パターンの光強度の積分値」である場合には設計パターン領域内、「設計パターンの光強度分布の勾配」である場合には設計パターンのパターンエッヂの位置、において評価を行うようにすることができる。
そのため、設計パターン1の形状や寸法、露光条件などに応じて評価指標と評価を行う位置とを選定し、選定された評価指標と評価を行う位置とを設定するようにすることができる。この場合、評価指標を1つだけ選定することもできるし、複数の評価指標を選定し複合的な評価を行うようにすることもできる。なお、評価指標に関する詳細は後述する。
次に、各評価パターンを設けた場合毎の光強度分布(光学像)を求める(ステップS4)。
すなわち、設計パターン1による光強度分布と、評価パターン2による光強度分布と、を組み合わせて、設計パターン1の結像面上における光強度分布を求める。
前述したように、本実施の形態においては、近似的にコヒーレントな結像光学系となるようにすることで、フォトマスク上の各位置からの光の振幅の線形和により結像面上に光強度分布(光学像)が形成されるものとしている。そのため、設計パターン1による光強度分布と、評価パターン2による光強度分布(任意の評価パターンによる光強度分布、複数の評価パターンによる光強度分布)とを組み合わせてシミュレーションにより設計パターン1の結像面上における光強度分布を求めることができる。
次に、設計パターン1の結像面上における光強度分布を、評価指標を用いて評価することで、有効な評価パターン2が設けられた領域を求める(ステップS5)。
すなわち、各評価パターンを設けた場合の影響の評価を行う。
評価結果は、例えば、図3に示すように表すことができる。この場合の評価条件としては、設計パターン1を孔径が100nm程度のコンタクトホール、評価指標を「設計パターンの光強度分布(光学像)の勾配」、評価を行う位置を設計パターン(コンタクトホール)のパターンエッヂの位置とした。また、液浸露光装置における開口数NA(Numerical Aperture)を1.3、照明を二重極照明とした。
この場合、評価パターン2が配設されていると評価結果が良好となる領域(有効な評価パターン2が設けられた領域)ほどモノトーン色のトーンが明るくなるようにしている。そのため、モノトーン色のトーンが明るい部分ほど補助パターンを設けるのに適した領域となる。
次に、有効な評価パターン2が設けられた領域に基づいて補助パターン11の配設条件を求める(ステップS6)。
補助パターン11の配設条件は、例えば、補助パターン11の大きさ、形状、配置などに関するものとすることができる。
補助パターン11の配設条件は、有効な評価パターン2が設けられた領域の少なくとも1部が含まれるように設定される。すなわち、良い評価結果が得られた評価パターン2がなるべく含まれるように補助パターン11を配設する領域を設定するようにする。この場合、近接する評価パターン2がある場合には、それらがなるべく含まれるような大きさ、形状、配置の補助パターン11を配設する。
例えば、図3に示すような評価結果が得られた場合には、図4に示すようにモノトーン色のトーンが明るい部分の大きさ、形状、配置に合わせて補助パターン11を配設する。 この様にすれば、設計パターン1の周辺の適切な位置に、適切な大きさ、形状を有する補助パターン11が配設されたパターンレイアウトを得ることができる。
次に、補助パターン11の配設条件に基づいて、設計パターン1の周辺に補正パターン11を配設してパターンレイアウトを作成する(ステップS7)。
さらに、設計パターン1に対して光近接効果補正を行う(ステップS8)。
ここで、配設された補助パターン11には、光近接効果補正は行わない。
次に、光近接効果補正が行われた設計パターン1に対してリソグラフィ裕度の評価を行う(ステップS9)。
リソグラフィ裕度があると評価された場合には、ステップS8において光近接効果補正が行われたパターンレイアウトを採用し、パターンレイアウトの作成を完了させる。
一方、リソグラフィ裕度がないと評価された場合には、ステップS6に戻り補助パターン11の配設条件を修正する。例えば、補助パターン11が大きすぎると露光時に補助パターン11が転写されてしまう場合がある。この様な場合には、ステップS6において大きさを小さくした補助パターン11をステップS7において配設し、再度ステップS8、ステップS9を行う。
この場合、リソグラフィ裕度の評価はシミュレーションにより行うことができる。なお、リソグラフィ裕度の評価に関しては、既知の技術を適用することができるのでその説明は省略する。
この様にして作成されたパターンレイアウトに基づいてフォトマスクの設計を行うが、前述したパターンレイアウトの作成以外のものは既知の技術を適用することができるのでその説明は省略する。
次に、評価指標に関してさらに例示をする。
評価指標は、以下のようにして求めることができる。
まず、前述したように、部分的にコヒーレントな結像光学系をコヒーレント展開(固有値展開)し、これを近似手法を用いて近似的にコヒーレントな結像光学系となるようにする。
ここで、部分的にコヒーレントな結像光学系のコヒーレント展開(固有値展開)は以下の(1)式で表すことができる。
ここで、「I」は光強度分布(光学像)の総和、「σ」はm次の固定値、「I」はm次の光強度分布(光学像)、「E」はm次の光の電場における振幅分布、「Eij (m)」はフォトマスク上の任意の位置(i,j)からのm次の光の電場における振幅分布である。
また、(1)式はさらに(14)式で表すことができる。
ここで、「Emain (m)」はフォトマスク上の評価パターンからのm次の光の電場における振幅分布である。また、式中の「*」は複素共役であることを表している。
この場合、(14)式における「Eij (m)」同士の積の項は値が極めて小さくなるので省略することができる。
そのため、(14)式は近似的に以下の(15)式で表すことができる。すなわち、部分的にコヒーレントな結像光学系を表す(1)式を線形近似することでコヒーレントな結像光学系を表す(15)式を導くことができる。
次に、(15)式に基づいて評価指標を求める。
前述したように、評価指標としては、「設計パターンの光強度」、「設計パターンの光強度の積分値」、「設計パターンの光強度分布(光学像)の勾配」を例示することができる。
図5は、評価指標を目視的に例示するための模式図である。
図5に示すように、「設計パターンの光強度5」は設計パターン領域内における光強度分布(光学像)4の高さで評価することができる。すなわち、設計パターン1の結像面8上における光強度分布(光学像)4の高さで評価することができる。この場合、設計パターン1の中心位置(x,y)で評価することが好ましい。例えば、設計パターン1の中心位置(x,y)における光強度分布(光学像)4の高さが高くなれば(「設計パターンの光強度5」が高くなれば)、結像特性やリソグラフィ裕度などを向上させることができると評価することができる。
また、「設計パターンの光強度の積分値6」は設計パターン領域内における光強度分布(光学像)4の体積で評価することができる。例えば、設計パターン領域内における光強度分布(光学像)4の体積が大きくなれば(「設計パターンの光強度の積分値6」が大きくなれば)、結像特性やリソグラフィ裕度などを向上させることができると評価することができる。
また、「設計パターンの光強度分布(光学像)の勾配7」は設計パターンのパターンエッヂ位置(x,y)における光強度分布(光学像)4の外形線の勾配で評価することができる。例えば、光強度分布(光学像)4の外形線の勾配(「設計パターンの光強度分布(光学像)の勾配7」)が大きくなれば(急になれば)、結像特性(特に、露光マージン)やリソグラフィ裕度などを向上させることができると評価することができる。
ここで、「設計パターンの光強度」は(15)式に表されている以下の(16)式を評価式とすることができる。
そして、形成された光強度分布(光学像)を「設計パターンの光強度」により評価する場合には、設計パターン1の中心位置(x,y)における「設計パターンの光強度」により評価することが好ましい。
この場合、設計パターン1の中心位置(x,y)における「設計パターンの光強度」は以下の(17)式を評価式とすることができる。
また、評価指標である「設計パターンの光強度の積分値」は、設計パターン領域内における「設計パターンの光強度」の総和(設計パターン領域内における光強度分布(光学像)4の体積)を求めればよい。そのため、「設計パターンの光強度の積分値」の評価式として(17)式から以下の(18)式を導くことができる。
また、評価指標である「設計パターンの光強度分布(光学像)の勾配」は、(15)式から導くことができ、以下の(19)式で表すことができる。
ここで、式中の「´」は微分(d/dx)を表し、「c.c.」は複素共役であることを表している。
そして、(19)式に表されている以下の(20)式を評価式とすることができる。
この場合、「設計パターンの光強度分布(光学像)の勾配」は、設計パターン1のパターンエッヂ位置(x1,y1)において評価することが好ましい。そのため、(20)式から以下の(21)式を導くことができる。
評価指標は、いずれか1つを用いるようにしても良いし、複数の評価指標を組み合わせるようにしても良い。この場合、設計パターンの形状や寸法、露光条件などに応じて評価指標を選定することができる。
図6は、光強度分布(光学像)の断面を例示するための模式図である。なお、図6(a)は設計パターンの寸法が小さい場合、図6(b)は設計パターンの寸法が大きい場合である。
図6(a)に示すように、設計パターンの寸法が小さい場合には光学像4aの頂点は凸状となる。この様な場合には、結像特性やリソグラフィ裕度などを光学像4aの高さで評価することが好ましい。そのため、この様な場合には評価指標として「設計パターンの光強度」を選定することができる。
また、図6(b)に示すように、設計パターンの寸法が大きい場合には光学像4bの頂点に凹部が形成される場合がある。この様な場合には、結像特性やリソグラフィ裕度などを光学像4bの高さで評価するよりは、光学像4bの体積で評価するようにすることが好ましい。そのため、この様な場合には評価指標として「設計パターンの光強度の積分値」を選定することができる。
また、露光マージンが重要となるような場合には、より柱状の光学像、すなわち光学像の外形線の勾配が大きくなる(勾配が急になる)方が好ましい。そのため、この様な場合には評価指標として「設計パターンの光強度分布(光学像)の勾配」を選定することができる。
本実施の形態によれば、近似的にコヒーレントな結像光学系となるようにすることで設計パターンの結像面上における結像特性に関する評価指標を得ることができる。また、この様にして得られた評価指標を用いるようにしているので、設計パターンの周辺における各位置からの光による結像特性を各位置毎に独立して評価することができる。そのため、これらを利用して適切な補助パターンの配設を容易に行うことができる。
次に、本実施の形態に係るフォトマスクの設計プログラムについて例示をする。
なお、フォトマスクの設計方法に関して例示をしたものと同様の内容については、詳細な説明を適宜省略する。
フォトマスクの設計プログラムを実行させるために、本実施の形態に係るフォトマスクの設計プログラムが、コンピュータに設けられた図示しない格納部に格納される。この場合、フォトマスクの設計プログラムは、例えば、図示しない記録媒体に格納された状態でコンピュータに供給され、読み出されることでコンピュータに設けられた図示しない格納部に格納されるようにすることができる。また、コンピュータに接続された通信回線などを介して、コンピュータに設けられた図示しない格納部に格納されるようにすることもできる。
そして、コンピュータに設けられた図示しない格納部に格納されたフォトマスクの設計プログラムにより、例えば、以下の手順(1)〜(9)が実行されるようにすることができる。
(1)図示しないデータベースからの入力や作業者による入力に基づいて、所望の設計パターンの周辺に複数の評価パターンを配設する手順。
(2)設計パターンの周辺に複数の評価パターンが配設されたパターンレイアウトに対して光近接効果補正(OPC:optical proximity correction)を行う手順。
なお、(2)は必ずしも必要ではないが、光近接効果補正を行えば設計パターンを精度よく形成させることができるので以降の手順をより的確に行うことができる。
(3)図示しないデータベースからの入力や作業者による入力に基づいて、設計パターンの結像面上における結像特性に関する評価指標を設定する手順。
この際、評価指標毎に、評価指標を用いて評価を行う位置を設定する。
また、評価指標は、「設計パターンの光強度」、「設計パターンの光強度の積分値」、「設計パターンの光強度分布の勾配」からなる群より選ばれた少なくとも1種とすることができる。
(4)設計パターンによる光強度分布と、前記評価パターンによる光強度分布と、を組み合わせて、前記設計パターンの結像面上における光強度分布を求める手順。
(5)設計パターンの結像面上における光強度分布を、評価指標を用いて評価することで、有効な評価パターンが設けられた領域を求める手順。
(6)有効な評価パターンが設けられた領域に基づいて補助パターンの配設条件を求める手順。
補助パターンの配設条件としては、補助パターンの大きさ、形状、配置などに関するものとすることができる。
(7)補助パターンの配設条件に基づいて、設計パターンの周辺に補正パターンを配設してパターンレイアウトを作成する手順。
(8)さらに、設計パターン1に対して光近接効果補正を行う手順。
(9)さらに、光近接効果補正が行われた設計パターン1に対してリソグラフィ裕度の評価を行う手順。
この場合、リソグラフィ裕度があると評価された場合には、(8)において光近接効果補正が行われたパターンレイアウトを採用し、パターンレイアウトの作成を完了させる。
一方、リソグラフィ裕度がないと評価された場合には、(6)における補助パターンの配設条件を修正する。そして、再度(7)、(8)、(9)を行うようにすることができる。また、リソグラフィ裕度がないと評価された場合には、作業者に報知するようにすることもできる。
なお、本実施の形態に係るフォトマスクの設計プログラムは、単一の演算部により実行されるものであってもよいし、複数の演算部によって分散して実行されるものであってもよい。
本実施の形態に係るフォトマスクの設計プログラムにおいては、設計パターンの結像面上における結像特性に関する評価指標を用いるようにしているので、設計パターンの周辺における各位置からの光による結像特性を各位置毎に独立して評価することができる。そのため、適切な補助パターンの配設を容易に行うことができる。
次に、本実施の形態に係るフォトマスクの設計装置について例示をする。
なお、フォトマスクの設計方法に関して例示をしたものと同様の内容については、詳細な説明を適宜省略する。
図7は、本実施の形態に係るフォトマスクの設計装置を例示するためのブロック図である。
図7に示すように、フォトマスクの設計装置100には、パターン設計部101、評価情報格納部102、入力部103、出力部104が設けられている。
外部に設けられる機器を電気的に接続するための入力部103には、入力手段105を接続することができる。入力手段105としては、例えば、キーボードやマウスなどを例示することができる。また、フォトマスクの設計に必要な情報を格納した格納部106が接続されている。格納部106に格納される情報としては、例えば、設計パターンや光近接効果補正に関する情報を例示することができる。
外部に設けられる機器を電気的に接続するための出力部104には、出力手段107を接続することができる。出力手段107としては、例えば、パターン設計部101からの情報を視覚化するものを例示することができる。例えば、フラットパネルディスプレイなどの表示装置やプリンタなどの画像形成装置などを例示することができる。ただし、これらに限定されるわけではなくパターン設計部101からの情報を視覚化可能なものを適宜選択することができる。また、パターン設計部101からの情報を格納する図示しない格納部などを接続することもできる。
評価情報格納部102には、設計パターンの結像面上における結像特性に関する評価指標、評価指標を用いて評価を行う位置、評価パターンなどに関する情報が格納されている。 格納されている評価指標に関する情報としては、「設計パターンの光強度」、「設計パターンの光強度の積分値」、「設計パターンの光強度分布(光学像)の勾配」に関するものを例示することができる。
また、評価指標を用いて評価を行う位置に関する情報としては、各評価指標に対応した所定の位置に関するものを例示することができる。例えば、「設計パターンの光強度」は設計パターン領域内(例えば、中心位置)、「設計パターンの光強度の積分値」は設計パターン領域内、「設計パターンの光強度分布(光学像)の勾配」は設計パターンのパターンエッヂの位置とすることができる。
また、評価パターンに関する情報としては、評価パターンの形状、大きさ、配置、数などに関するものを例示することができる。
パターン設計部101は、格納部106、評価情報格納部102から必要な情報を抽出する。そして、後述する設定、評価などを行いパターンレイアウトを作成する。また、作成されたパターンレイアウトに関する情報を出力部104を介して出力手段107などに提供し表示させる。また、出力部104に接続された通信回線などを介して、作成されたパターンレイアウトに関する情報を図示しない外部の機器(例えば、フォトマスク製造装置など)や格納手段に提供するようにすることもできる。
次に、本実施の形態に係るフォトマスクの設計装置100の作用について例示をする。 作業者などによる入力がされると、パターン設計部101は、格納部106、評価情報格納部102から必要な情報を抽出する。そして、入力されたり抽出したりした情報に基づいて、設計パターンと複数の評価パターンとの配設を行う。また、配設された設計パターンに対する光近接効果補正を行う。なお、配設された設計パターンに対する光近接効果補正は必ずしも行う必要はないが、光近接効果補正を行えば設計パターンを精度よく形成させることができるので後述する評価や補助パターンの配設条件などの精度を向上させることができる。また、設計パターンの結像面上における結像特性に関する評価指標を設定する。この際、各評価指標毎に評価指標を用いて評価を行う位置を設定する。また、設計パターンによる光強度分布と、評価パターンによる光強度分布と、を組み合わせて、設計パターンの結像面上における光強度分布(光学像)を求める。また、設計パターンの結像面上における光強度分布を、評価指標を用いて評価することで、有効な評価パターンが設けられた領域を求める。また、有効な評価パターンが設けられた領域に基づいて補助パターンの配設条件を求める。また、配設条件に基づいて、設計パターンの周辺に補正パターンを配設してパターンレイアウトを作成する。
さらに、作成されたパターンレイアウトに対して光近接効果補正を行う。またさらに、光近接効果補正が行われたパターンレイアウトに対してリソグラフィ裕度の評価を行う。この際、リソグラフィ裕度があると評価された場合には、そのパターンレイアウトに関する情報を出力部104を介して出力手段107、図示しない外部の機器(例えば、フォトマスク製造装置など)、格納手段などに提供する。一方、リソグラフィ裕度がないと評価された場合には、補助パターンの配設条件を修正し、修正されたパターンレイアウトのものに対して光近接効果補正やリソグラフィ裕度の評価を再度行う。また、リソグラフィ裕度がないと評価された場合には、作業者に報知するようにすることもできる。
本実施の形態に係るフォトマスクの設計装置100においては、設計パターンの結像面上における結像特性に関する評価指標を用いるようにしているので、設計パターンの周辺における各位置からの光による結像特性を各位置毎に独立して評価することができる。そのため、適切な補助パターンの配設を容易に行うことができる。
次に、本実施の形態に係るフォトマスクの製造方法について例示をする。
本実施の形態に係るフォトマスクの製造方法においては、前述したフォトマスクの設計方法、フォトマスクの設計装置100を用いてパターンレイアウト(露光パターンデータ)を作成し、作成されたパターンレイアウト(露光パターンデータ)に基づいてフォトマスクを作成する。この場合、フォトマスクはエッチング法を用いて作成するようにすることができる。
本実施の形態に係るフォトマスクの製造方法によれば、適切な補助パターンが配設されたフォトマスクを得ることができる。また、適切な補助パターンの配設を容易に行うことができるので、フォトマスクの生産性、品質、歩留まりなどの向上を図ることができる。
次に、本実施の形態に係る電子デバイスの製造方法について例示をする。
なお、一例として、半導体装置の製造方法を例にとり説明する。
半導体装置の製造方法は、成膜・レジスト塗布・露光・現像・エッチング・レジスト除去などによりウェーハ上にパターンを形成する工程、検査工程、洗浄工程、熱処理工程、不純物導入工程、拡散工程、平坦化工程などの複数の工程を繰り返すことにより実施される。そして、このような半導体装置の製造方法において、前述したフォトマスクの製造方法によりフォトマスクが製造され、また、そのようにして製造されたフォトマスクを用いて露光が行われる。
なお、前述したフォトマスクの製造方法以外のものは、既知の各工程の技術を適用することができるので、それらの説明は省略する。
また、一例として、本実施の形態に係る電子デバイスの製造方法として半導体装置の製造方法を例にとり説明したが、これに限定されるわけではない。例えば、フラットパネルディスプレイの製造におけるパターンの形成(例えば、液晶カラーフィルタやアレイ基板などにおけるパターンの形成)などのようにフォトリソグラフィ技術を用いる電子デバイスの製造に広く適用させることができる。
本実施の形態に係る電子デバイスの製造方法によれば、適切な補助パターンが配設されたフォトマスクを用いて回路パターンなどを形成することができる。そのため、回路パターンなどが変形することによる電気特性の劣化、回路パターンなどのブリッジや断線などを抑制することができるので、製品歩留まりや品質などの向上を図ることができる。
以上、本実施の形態について例示をした。しかし、本発明はこれらの記述に限定されるものではない。
前述の実施の形態に関して、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。
例えば、フォトマスクの設計装置100が備える各要素の数、配置などは、例示をしたものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。
また、前述した各実施の形態が備える各要素は、可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
1 設計パターン、2 評価パターン、3 評価領域、4 光強度分布(光学像)、5 設計パターンの光強度、6 設計パターンの光強度の積分値、7 設計パターンの光強度分布(光学像)の勾配、8 結像面、11 補助パターン、100 フォトマスクの設計装置、101 パターン設計部、102 評価情報格納部、106 格納部

Claims (8)

  1. 設計パターンの周辺に補助パターンが配設されたパターンレイアウトを作成するフォトマスクの設計方法であって、
    前記設計パターンの周辺に複数の評価パターンを配設する手順と、
    前記設計パターンの結像面上における結像特性に関する評価指標を設定する手順と、
    前記設計パターンによる光強度分布と、前記評価パターン毎による光強度分布と、を組み合わせて、各評価パターンを設けた場合毎に前記設計パターンの結像面上における光強度分布を求める手順と、
    求められた前記設計パターンの結像面上における光強度分布を、前記評価指標を用いて前記各評価パターンを設けた場合毎に影響を評価することで、有効な評価パターンが設けられた領域を求める手順と、
    前記有効な評価パターンが設けられた領域に基づいて前記補助パターンの配設条件を求める手順と、
    前記配設条件に基づいて、前記設計パターンの周辺に補正パターンを配設してパターンレイアウトを作成する手順と、
    を備え
    前記評価指標は、前記設計パターンの光強度、前記設計パターンの光強度の積分値、前記設計パターンの光強度分布の勾配からなる群より選ばれた少なくとも1種であり、
    前記設計パターンの光強度の評価式は、以下の(1)式であり、
    前記設計パターンの光強度の積分値の評価式は、以下の(2)式であり、
    前記設計パターンの光強度分布の勾配の評価式は、以下の(3)式であることを特徴とするフォトマスクの設計方法。

    ここで、「I」は光強度分布(光学像)の総和、「σ 」はm次の固定値、「E ij (m) 」はフォトマスク上の任意の位置(i,j)からのm次の光の電場における振幅分布、「E main (m) 」はフォトマスク上の評価パターンからのm次の光の電場における振幅分布、(x ,y )は設計パターンの中心位置の座標である。
    また、「*」は複素共役であることを表し、「´」は微分(d/dx)を表し、「c.c.」は複素共役であることを表している。
  2. 前記評価指標が、前記設計パターンの光強度である場合には設計パターン領域内、前記設計パターンの光強度の積分値である場合には設計パターン領域内、前記設計パターンの光強度分布の勾配である場合には前記設計パターンのパターンエッヂの位置、において前記評価を行うこと、を特徴とする請求項記載のフォトマスクの設計方法。
  3. 前記補助パターンの配設条件は、前記有効な評価パターンが設けられた領域の少なくとも1部が含まれるように設定されること、を特徴とする請求項1または2に記載のフォトマスクの設計方法。
  4. 前記設計パターンに対して第1の光近接効果補正を行う手順と、
    前記設計パターンに対して第2の光近接効果補正を行う手順と、
    をさらに備えたことを特徴とする請求項1〜のいずれか1つに記載のフォトマスクの設計方法。
  5. 前記第2の光近接効果補正が行われた設計パターンに対してリソグラフィ裕度の評価を行う手順を、さらに備えたことを特徴とする請求項1〜のいずれか1つに記載のフォトマスクの設計方法。
  6. コンピューターに、設計パターンの周辺に補助パターンが配設されたパターンレイアウトの作成の演算を実行させるフォトマスクの設計プログラムであって、
    前記設計パターンの周辺に複数の評価パターンを配設する手順と、
    前記設計パターンの結像面上における結像特性に関する評価指標を設定する手順と、
    前記設計パターンによる光強度分布と、前記評価パターン毎による光強度分布と、を組み合わせて、各評価パターンを設けた場合毎に前記設計パターンの結像面上における光強度分布を求める手順と、
    求められた前記設計パターンの結像面上における光強度分布を、前記評価指標を用いて前記各評価パターンを設けた場合毎に影響を評価することで、有効な評価パターンが設けられた領域を求める手順と、
    前記有効な評価パターンが設けられた領域に基づいて前記補助パターンの配設条件を求める手順と、
    前記配設条件に基づいて、前記設計パターンの周辺に補正パターンを配設してパターンレイアウトを作成する手順と、
    を実行させ
    前記評価指標は、前記設計パターンの光強度、前記設計パターンの光強度の積分値、前記設計パターンの光強度分布の勾配からなる群より選ばれた少なくとも1種であり、
    前記設計パターンの光強度の評価式は、以下の(4)式であり、
    前記設計パターンの光強度の積分値の評価式は、以下の(5)式であり、
    前記設計パターンの光強度分布の勾配の評価式は、以下の(6)式であることを特徴とするフォトマスクの設計プログラム。

    ここで、「I」は光強度分布(光学像)の総和、「σ 」はm次の固定値、「E ij (m) 」はフォトマスク上の任意の位置(i,j)からのm次の光の電場における振幅分布、「E main (m) 」はフォトマスク上の評価パターンからのm次の光の電場における振幅分布、(x ,y )は設計パターンの中心位置の座標である。
    また、「*」は複素共役であることを表し、「´」は微分(d/dx)を表し、「c.c.」は複素共役であることを表している。
  7. 前記設計パターンに対して第1の光近接効果補正を行う手順と、
    前記設計パターンに対して第2の光近接効果補正を行う手順と、
    をさらに実行させることを特徴とする請求項記載のフォトマスクの設計プログラム。
  8. 前記第2の光近接効果補正が行われた設計パターンに対してリソグラフィ裕度の評価を行う手順を、さらに実行させることを特徴とする請求項6または7に記載のフォトマスクの設計プログラム。
JP2009216695A 2009-09-18 2009-09-18 フォトマスクの設計方法およびフォトマスクの設計プログラム Expired - Fee Related JP5185235B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009216695A JP5185235B2 (ja) 2009-09-18 2009-09-18 フォトマスクの設計方法およびフォトマスクの設計プログラム
US12/850,082 US8423922B2 (en) 2009-09-18 2010-08-04 Photomask designing method and photomask designing program
KR1020100081546A KR101240012B1 (ko) 2009-09-18 2010-08-23 포토마스크 설계 방법 및 포토마스크 설계 프로그램을 기록한 컴퓨터 판독 가능한 기록 매체

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009216695A JP5185235B2 (ja) 2009-09-18 2009-09-18 フォトマスクの設計方法およびフォトマスクの設計プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011065002A JP2011065002A (ja) 2011-03-31
JP5185235B2 true JP5185235B2 (ja) 2013-04-17

Family

ID=43757723

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009216695A Expired - Fee Related JP5185235B2 (ja) 2009-09-18 2009-09-18 フォトマスクの設計方法およびフォトマスクの設計プログラム

Country Status (3)

Country Link
US (1) US8423922B2 (ja)
JP (1) JP5185235B2 (ja)
KR (1) KR101240012B1 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013041155A (ja) * 2011-08-17 2013-02-28 Toshiba Corp パターン生成装置、パターン生成プログラムおよび半導体装置の製造方法
JP6238687B2 (ja) * 2013-11-12 2017-11-29 キヤノン株式会社 マスクパターン作成方法、光学像の計算方法
JP6324044B2 (ja) * 2013-12-03 2018-05-16 キヤノン株式会社 セルのパターンの作成方法、マスクパターンの作成方法、プログラム、情報処理装置、マスク製造方法
CN109085736A (zh) * 2018-09-10 2018-12-25 德淮半导体有限公司 光学邻近修正方法及掩膜版的制作方法
CN110426914B (zh) * 2019-07-29 2023-03-31 东方晶源微电子科技(北京)有限公司 一种亚分辨率辅助图形的修正方法及电子设备

Family Cites Families (24)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3223718B2 (ja) * 1994-09-07 2001-10-29 松下電器産業株式会社 マスクデータの作成方法
JP3331822B2 (ja) 1995-07-17 2002-10-07 ソニー株式会社 マスクパターン補正方法とそれを用いたマスク、露光方法および半導体装置
JP2783250B2 (ja) * 1996-05-01 1998-08-06 日本電気株式会社 露光用マスクパターンの補助パターン自動発生方法
JP3223919B2 (ja) * 2001-01-29 2001-10-29 松下電器産業株式会社 マスクデータ作成方法
KR100589041B1 (ko) * 2001-03-30 2006-06-13 삼성전자주식회사 마스크 및 그 형성방법
DE602004002598T2 (de) * 2003-01-14 2007-10-18 Asml Masktools B.V. Methode und Gerät zur Erstellung von optischen Näherungseffekt-Korrekturelementen für ein Maskenmuster in der optischen Lithographie
JP3992688B2 (ja) * 2003-01-14 2007-10-17 エーエスエムエル マスクツールズ ビー.ブイ. コンタクト・ホール・マスクの光学的近接補正設計の方法
JP4886169B2 (ja) * 2003-02-21 2012-02-29 キヤノン株式会社 マスク及びその設計方法、露光方法、並びに、デバイス製造方法
EP1528429A3 (en) * 2003-10-31 2006-04-12 ASML MaskTools B.V. Feature optimization of reticle structures using enhanced interference mapping
US7509621B2 (en) * 2005-01-03 2009-03-24 Synopsys, Inc. Method and apparatus for placing assist features by identifying locations of constructive and destructive interference
US7721246B2 (en) * 2005-02-24 2010-05-18 Synopsys, Inc. Method and apparatus for quickly determining the effect of placing an assist feature at a location in a layout
US7421678B2 (en) * 2005-02-24 2008-09-02 Synopsys, Inc. Assist feature placement using a process-sensitivity model
US7475382B2 (en) * 2005-02-24 2009-01-06 Synopsys, Inc. Method and apparatus for determining an improved assist feature configuration in a mask layout
US8037429B2 (en) * 2005-03-02 2011-10-11 Mentor Graphics Corporation Model-based SRAF insertion
US7315999B2 (en) * 2005-03-17 2008-01-01 Synopsys, Inc. Method and apparatus for identifying assist feature placement problems
JP4750525B2 (ja) * 2005-10-14 2011-08-17 キヤノン株式会社 露光方法及びデバイス製造方法
US7458059B2 (en) * 2005-10-31 2008-11-25 Synopsys, Inc. Model of sensitivity of a simulated layout to a change in original layout, and use of model in proximity correction
JP4352068B2 (ja) * 2006-09-08 2009-10-28 株式会社東芝 露光方法及び半導体装置の製造方法
US8732625B2 (en) * 2007-06-04 2014-05-20 Asml Netherlands B.V. Methods for performing model-based lithography guided layout design
US7882480B2 (en) * 2007-06-04 2011-02-01 Asml Netherlands B.V. System and method for model-based sub-resolution assist feature generation
EP2040120B1 (en) * 2007-09-19 2011-03-02 Canon Kabushiki Kaisha Mask data generation method, mask fabrication method, exposure method, device fabrication method, and program
JP5106220B2 (ja) * 2008-04-10 2012-12-26 キヤノン株式会社 原版データ生成プログラム、原版データ生成方法、照明条件決定プログラム、照明条件決定方法およびデバイス製造方法
US8037446B2 (en) * 2008-07-16 2011-10-11 Micron Technology, Inc. Methods for defining evaluation points for optical proximity correction and optical proximity correction methods including same
US7954071B2 (en) * 2008-10-31 2011-05-31 Synopsys, Inc. Assist feature placement based on a focus-sensitive cost-covariance field

Also Published As

Publication number Publication date
US8423922B2 (en) 2013-04-16
US20110072402A1 (en) 2011-03-24
KR101240012B1 (ko) 2013-03-06
KR20110031088A (ko) 2011-03-24
JP2011065002A (ja) 2011-03-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101096145B1 (ko) 모델-기반 리소그래피 안내 레이아웃 설계를 수행하는 방법들
KR100673014B1 (ko) 포토 마스크의 제조 방법
JP5289343B2 (ja) 露光量決定方法、半導体装置の製造方法、露光量決定プログラムおよび露光量決定装置
US20230341765A1 (en) Method and system for layout enhancement based on inter-cell correlation
EP1424595B1 (en) Automatic calibration of a masking process simulator
JP2007080965A (ja) 半導体装置の製造方法、これに用いられるライブラリ、記録媒体および半導体製造装置
US8234596B2 (en) Pattern data creating method, pattern data creating program, and semiconductor device manufacturing method
JP5185235B2 (ja) フォトマスクの設計方法およびフォトマスクの設計プログラム
KR100655428B1 (ko) 광근접효과보정 시스템 및 방법
JP2008122929A (ja) シミュレーションモデルの作成方法
CN106950795A (zh) 辅助图形的形成方法
JP2011002722A (ja) フレア補正方法およびフレア補正プログラム
JP4080813B2 (ja) マーク設計システム、マーク設計方法、マーク設計プログラムおよびこのマーク設計方法を用いた半導体装置の製造方法
US7930654B2 (en) System and method of correcting errors in SEM-measurements
CN106707681A (zh) 一种增强opc处理精度的方法
JP6324044B2 (ja) セルのパターンの作成方法、マスクパターンの作成方法、プログラム、情報処理装置、マスク製造方法
JP6338368B2 (ja) パターンの光学像の評価方法
JP2013140863A (ja) シミュレーション装置およびシミュレーションプログラム
KR20090069095A (ko) 반도체 소자 형성 방법
JPH11133585A (ja) 露光用マスク及びその製造方法
TWI383308B (zh) 半導體積體電路之設計方法、半導體積體電路之設計裝置、記錄媒體、及光罩製造方法
JP2007317921A (ja) リソグラフィ・シミュレーション方法及びプログラム
JPH11327120A (ja) 光強度シミュレーション装置および光強度シミュレーション方法並びに光強度シミュレーションプログラムを記録した記録媒体
JP2009092779A (ja) 半導体装置の設計方法及び半導体装置の製造方法、並びにプログラム
JP2011197304A (ja) マスクデータ作成方法、リソグラフィ用マスクの製造方法、半導体装置の製造方法およびフレア補正プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110729

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110804

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111003

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120201

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120330

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121220

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130117

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5185235

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160125

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees