JP5185153B2 - スクロール圧縮機 - Google Patents

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Description

本発明は、スクロール圧縮機に係り、特に背圧室の圧力を調整する背圧制御弁を有するスクロール圧縮機に好適なものである。
スクロール圧縮機では、固定スクロールと旋回スクロールとの圧縮作用により、両スクロールを互いに引き離そうとする力が発生する。そこで、旋回スクロールが固定スクロールから引き離されないように、旋回スクロールの反ラップ側に吐出圧力と吸込圧力の中間の圧力となる背圧室を設け、この背圧室の圧力である背圧によって旋回スクロールを固定スクロールに押付けるようにしている。これによって、旋回スクロール及び固定スクロールのラップ部の漏れを低減して性能向上が図れる。そして、この背圧は、背圧室と吸込室とを繋ぐ連通路に設けられた圧力差制御弁である背圧制御弁により調整される。
このような背圧制御弁を用いたスクロール圧縮機として、特開平11−247786号公報(特許文献1)に示されたものがある。この特許文献1のスクロール圧縮機は、背圧室と吸込室を繋ぐ連通路に、弁体とこの弁体を押す差圧弁ばねから構成される背圧制御弁を設け、背圧を吸込圧力よりも一定値だけ高くなるように調整している。そして、背圧制御弁の弁体に起動直後から背圧が常に加わっており、この背圧は圧縮機起動開始から吐出圧力とともに上昇し、背圧と吸込圧力との差がある値以上になると背圧制御弁が開くことになる。なお、特許文献1のスクロール圧縮機では、背圧制御弁を複数個設け、起動時や運転状態の急激な変化時などの背圧制御弁を流れる油やガスの量が多い場合に、背圧が異常上昇することを防止するようにしている。
特開平11−247786号公報
しかし、特許文献1のスクロール圧縮機では、背圧制御弁のばね力を大きくすると、圧縮機起動開始から背圧が吐出圧力とほぼ同じ圧力で上昇するため、背圧室と吐出圧室との圧力差が小さくなり、軸受などに潤滑油が供給できず、圧縮機の信頼性が低下する、という課題があった。一方で、背圧制御弁のばね力を小さくし、背圧制御弁を開くために必要な背圧と吸込圧力の差圧を小さくすると、起動時、背圧制御弁は開き易くなり、主軸受などに確実に給油できるようになるが、定常運転時の背圧が低下し、旋回スクロールが固定スクロールから引き離されて漏れ損失が増大し、圧縮機のエネルギ効率が低下する、という課題があった。
本発明の目的は、高性能で高信頼性のスクロール圧縮機が提供することにある。
前述の目的を達成するための本発明の第1の態様では、台板に立設する渦巻き状のラップを有する旋回スクロールと、台板に立設する渦巻き状のラップを有して前記旋回スクロールのラップと互いに噛み合い圧縮室および吸込室を形成する固定スクロールと、前記旋回スクロールの反ラップ側に設けられ、吐出圧力と吸込圧力との中間の圧力とされる背圧室と、前記背圧室と前記吸込室を繋ぐ連通路と、前記連通路に設けられ、前記背圧室の圧力と前記吸込室の圧力との差圧によって動作される弁体によって前記背圧室の圧力を調整する背圧制御弁とを備えたスクロール圧縮機において、前記連通路を、前記固定スクロールに形成された弁収納穴と、前記弁収納穴と前記背圧室とを繋ぐ背圧室側通路と、前記弁収納穴と前記吸込室とを繋ぐ吸込室側通路とから構成し、前記背圧制御弁を、前記弁収納穴に収納され且つ前記背圧室側通路を塞ぐ前記弁体と、前記弁収納穴に収納され且つ前記弁体が前記背圧室側通路を塞ぐ方向に当該弁体を押付けるばねと、前記ばねが取り付けられる部材とから構成し、前記旋回スクロールの旋回運動によって前記連通路の背圧室側の開口部を間欠的に塞ぐようにし、前記連通路を複数設けると共に、前記複数の連通路のそれぞれに前記背圧制御弁を設け、前記複数の背圧制御弁を構成するばねのばね力を異ならせたことにある。
係る本発明の第1の態様におけるより好ましい具体的構成例は次の通りである。
(1)前記背圧室側通路の弁収納穴側の開口部に環状に突出するシート面を設け、前記弁体を前記シート面に当接される板状弁体で形成したこと。
(2)前記背圧室側通路の弁収納穴側の開口部にテーパ形状のシート面を設け、前記弁体を前記シート面に当接される球状弁体で形成したこと。
(3)前記複数の連通路を2つの連通路で構成し、前記2つの連通路の背圧室側通路の背圧室側の開口部を前記固定スクロール中心に対して等間隔となる角度で配置したこと。
また、本発明の第2の態様では、渦巻き状のラップを立設した旋回スクロール及び渦巻き状のラップを立設した固定スクロールを有する圧縮機構部と、前記圧縮機構部をクランク軸を介して駆動する電動機と、前記圧縮機構部及び前記電動機を上下に配置して収納する密閉容器と、前記密閉容器の底部に貯留される潤滑油とを備えて構成され、前記圧縮機構部は、前記旋回スクロールの反ラップ側に設けられ、吐出圧力と吸込圧力との中間の圧力とされる背圧室と、前記背圧室と前記吸込室を繋ぐ連通路と、前記連通路に設けられ、前記背圧室の圧力と前記吸込室の圧力との差圧によって動作される弁体によって前記背圧室の圧力を調整する背圧制御弁とを備えて構成され、前記背圧室は、前記密閉容器の底部に貯留された潤滑油を前記クランク軸に設けられた給油通路を通して前記圧縮機構部の摺動部に供給する経路中に形成されているスクロール圧縮機において、前記連通路を、前記固定スクロールに形成された弁収納穴と、前記弁収納穴と前記背圧室とを繋ぐ背圧室側通路と、前記弁収納穴と前記吸込室とを繋ぐ吸込室側通路とから構成し、前記背圧制御弁を、前記弁収納穴に収納され且つ前記背圧室側通路を塞ぐ前記弁体と、前記弁収納穴に収納され且つ前記弁体が前記背圧室側通路を塞ぐ方向に当該弁体を押付けるばねと、前記ばねが取り付けられる部材とから構成し、前記旋回スクロールの旋回運動によって前記背圧室側通路の背圧室側の開口部を間欠的に塞ぐようにし、前記連通路を複数設けると共に、前記複数の連通路のそれぞれに前記背圧制御弁を設け、前記複数の背圧制御弁を構成するばねのばね力を異ならせたことにある。
係る本発明の第1及び第2の態様におけるより好ましい具体的構成例は次の通りである。
(1)作動冷媒として二酸化炭素を用いたこと。
本発明によれば、高性能で高信頼性のスクロール圧縮機が提供できる。
本発明の第1実施形態のスクロール圧縮機の縦断面図である。 図1のA−A断面図である。 図2の背圧制御弁が閉じた状態における断面図である。 図2の背圧制御弁が開いた状態における断面図である。 比較例のスクロール圧縮機における起動時の圧力変化図である。 第1実施形態のスクロール圧縮機における起動時の圧力変化図である。 図2の背圧室側通路が旋回スクロールで塞いだ状態の背圧制御弁の断面図である。 図2の背圧室側通路が旋回スクロールで塞いでいない状態の背圧制御弁の断面図である。 比較例及び第1実施形態のスクロール圧縮機の65℃貯湯条件及び90℃貯湯条件における弁差圧(=背圧−吸込圧力)の比較図である。である。 図2のスクロール圧縮機の固定スクロールの背圧室側通路の開口タイミング説明図である。 本発明の第2実施形態のスクロール圧縮機の65℃貯湯条件と90℃貯湯条件の弁差圧(背圧−吸込圧力)と圧縮機効率の関係を示す。 本発明の第3実施形態における背圧制御弁の拡大図である。
以下、本発明の複数の実施形態について図を用いて説明する。各実施形態の図における同一符号は同一物または相当物を示す。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態のスクロール圧縮機1を図1から図7を用いて説明する。本実施形態のスクロール圧縮機1はヒートポンプ式給湯機に適用される。
まず、本実施形態のスクロール圧縮機1の全体に関して図1及び図2を参照しながら説明する。図1は本実施形態のスクロール圧縮機1の縦断面図、図2は図1のA−A断面図である。本実施形態のスクロール圧縮機1はヒートポンプ給湯機に用いるものであるが、本発明のスクロール圧縮機はヒートポンプ式給湯機以外に、空気調和機、冷蔵・冷凍装置にも適用可能である。
スクロール圧縮機1は、渦巻き状のラップ6aを立設した旋回スクロール6及び渦巻き状のラップ5cを立設した固定スクロール5を有する圧縮機構部3と、この圧縮機構部3を駆動する電動機4と、これらの圧縮機構部3及び電動機4を収納する密閉容器2とを備えている。密閉容器2内の上部には圧縮機構部3が配置され、下部には電動機4が配置されている。そして、密閉容器2の底部には潤滑油13が貯留されている。
密閉容器2は、円筒状のケース2aと、このケース2aの上下に溶接された蓋チャンバ2b及び底チャンバ2cとから構成されている。密閉容器2の上面を形成する蓋チャンバ2bには、この蓋チャンバ2bを貫通するように吸込パイプ2dが設けられている。密閉容器2の側面を形成するケース2aには、このケース2aを貫通するように吐出パイプ2eが設けられている。密閉容器2の内部空間は吐出圧室2fとなる。この吐出圧室2fには圧縮機構部3と電動機4が収納されている。吐出圧室2fは、圧縮機構部3の上方の上部空間と、圧縮機構部3と電動機4との間の中央空間と、電動機4の下方の下部空間とに区画されている。これらの区画されている各空間は、密閉容器2と圧縮機構部3及び電動機4との間に設けられた通路により連通されている。吐出パイプ2eは吐出圧室2fの中央空間に連通されている。
圧縮機構部3は、台板5d上に渦巻き状のラップ5cを有する固定スクロール5と、台板6b上に渦巻き状のラップ6aを有する旋回スクロール6と、固定スクロール5にボルト8で一体化されて旋回スクロール6を支持するフレーム9とを備えて構成されている。
固定スクロール5に相対向して旋回スクロール6が旋回自在に配置されている。旋回スクロール6の上面には、固定スクロール5のラップ5cと噛み合うラップ6aが設けられており、ラップ5cとラップ6aとの間に吸込室10と圧縮室11が形成される。固定スクロール5には、圧縮室11の圧力が所定圧力以上になることを防止するリリース弁装置15が設けられている。リリース弁装置15は、圧縮室11の圧力が所定の吐出圧力以上になったとき、圧縮された冷媒ガスを圧縮室11から吐出圧室2fに吐出するように構成されている。
フレーム9は、その外周面が密閉容器2の内壁面に溶接されることによって、密閉容器2に固定されている。フレーム9には、クランク軸7を回転自在に支持する主軸受9aを備えている。フレーム9と固定スクロール5との間に旋回スクロール6が配置されている。
旋回スクロール6の下面側に、クランク軸7の偏心部7bが連結されている。旋回スクロール6の下面側とフレーム9との間には、オルダムリング12が配置されている。このオルダムリング12は旋回スクロール6の下面側に形成された溝とフレーム9に形成された溝とにまたがって装着されている。このオルダムリング12は、旋回スクロール6を、自転することなく、クランク軸7の偏心部7bの偏心回転を受けて公転運動させる働きをする。
電動機4は、固定子4aおよび回転子4bを備えている。固定子4aは密閉容器2に圧入および溶接などにより締結されている。回転子4bは固定子4a内に回転可能に配置されている。回転子4bにはクランク軸7が固定されている。
クランク軸7は、主軸7aと偏心部7bとを備えて構成されており、フレーム9に設けた主軸受9aと下軸受17とで支持されている。主軸7aは回転子4bを貫通して上下両側に突出するように配置されている。偏心部7bは、クランク軸7の主軸7aに対して偏心して一体に形成されており、旋回スクロール6の背面に設けた旋回軸受6eに嵌合されている。クランク軸7は電動機4によって駆動される。偏心部7bは、主軸7aに対して偏心回転運動し、旋回スクロール6を旋回運動させる。
また、クランク軸7には、主軸受9a、下軸受17および旋回軸受6eへ潤滑油13を導く給油通路7cが設けられている。この給油通路7cは、クランク軸7の中心部を縦に貫通する縦穴と、この縦穴から主軸受9a、下軸受17に面して開口する横穴とか構成されている。クランク軸7の電動機側軸端には、密閉容器2の底部に貯留された潤滑油13を吸い上げて給油通路7cに導く給油管7dが設置されている。
旋回スクロール6とフレーム9との間には、吸込パイプ2dの圧力(吸込圧力)と吐出圧室2fの圧力(吐出圧力)との中間の圧力となる背圧室14が形成されている。この背圧室14は、旋回スクロール6とフレーム9と固定スクロール6とで囲まれた空間で構成される。
背圧室14と吐出圧室2fとの圧力差により、密閉容器2の底部に封入した潤滑油13がクランク軸7の中心部に形成された給油通路7cを介して主軸受9a、下軸受17および旋回軸受6eなどに供給される。この背圧室14は、密閉容器2内の潤滑油13を圧縮機構部3の摺動部に供給する経路中に形成されている。
電動機4が駆動され、クランク軸7を介して旋回スクロール6が旋回運動されると、冷媒ガスは、外部の冷凍サイクルなどから吸込パイプ2dを通して吸込室10に吸込まれ、旋回スクロール6および固定スクロール5により形成される圧縮室11に導かれる。ここで、圧縮室11がスクロールの中心方向に移動するに従い容積を縮小することにより、圧縮室11内の冷媒ガスが圧縮される。圧縮された冷媒ガスは、固定スクロール5の台板5dの略中央に設けられた吐出口5eから密閉容器2内の吐出圧室2fへ吐出され、吐出パイプ2eから外部へと流出していく。スクロール圧縮機1の作動冷媒として地球環境に優しい二酸化炭素が用いられている。
次に、図2、図3A及び図3Bを参照しながら、背圧室14の圧力調整機構である背圧制御弁16、16Aについて説明する。図3Aは背圧制御弁16が閉じた状態における背圧制御弁16の断面図、図3Bは背圧制御弁16が開いた状態における背圧制御弁16の断面図である。
背圧制御弁16は、背圧室14の圧力と吸込室10の圧力との差圧によって動作される弁体16cによって背圧室14の圧力を調整するものであり、背圧室14と吸込室10とを繋ぐ連通路20の途中に設けられている。また、背圧制御弁16Aは、背圧室14の圧力と吸込室10の圧力との差圧によって動作される弁体によって背圧室14の圧力を調整するものであり、背圧室14と吸込室10とを繋ぐ連通路20Aの途中に設けられている。2つの連通路20、20Aの背圧室側通路の背圧室側の開口部は、固定スクロール5の中心に対して等間隔となる角度、具体的には180°で配置されている。なお、背圧制御弁16及び連通路20と背圧制御弁16A及び連通路20Aとは、連通路20が円弧状溝5hを介して吸込室10に連通されるのに対し、連通路20Aが吸込室10に直接連通される点で相違するのみであるため、背圧制御弁16及び連通路20を代表して以下に説明する。
連通路20は、固定スクロール5に形成されており、固定スクロール5の外周部に形成された弁収納穴5fと、この弁収納穴5fと背圧室14とを繋ぐ背圧室側通路16bと、弁収納穴5fと吸込室10とを繋ぐ吸込室側通路5iと、から構成されている。
固定スクロール5には、弁収納穴5fの背圧室側から背圧室14に至る貫通穴5gが形成されている。この貫通穴5gにはピース16aが圧入されている。ピース16aには弁収納穴5fと背圧室14を連通する貫通穴16bが形成され、この貫通穴16bが連通路20の背圧室側通路16bを構成している。背圧室側通路16bの弁収納穴側の開口部に環状に突出するシート面が設けられている。なお、ピース16aを設けることなく、固定スクロール5自身に背圧室側通路16bを形成しても良い。
弁収納穴5fには背圧室側通路16bを塞ぐ弁体16cが収納されている。弁体16cは、ばね16dによってピース16aのシート面に押付けられて背圧室側通路16bを塞ぐようになっている。ばね16dは、コイルばねで構成され、一側端部が弁体16cに当接され、他側端部がシール部材16eに取り付けられている。シール部材16eは、弁収納穴5fと吐出圧2fとを隔絶するように、固定スクロール5に圧入して設置されている。
吸込室側通路5iは、弁収納穴5fの側面と台板5dの端面に形成された円弧状溝5hとを連通するように形成されている。円弧状溝5hは、その一側端部が吸込室10に連通され、その他側端部が弁収納穴5fの近傍に位置されている。
密閉容器2の下部に溜められた潤滑油13は、密閉容器2内の吐出圧力室2fと背圧室14との圧力差により、給油管7d及び給油通路7cを通って各軸受部9a、17、6cに給油される。軸受部9a、6eに給油された潤滑油13は背圧室14に入り、ここで潤滑油13内に溶け込んでいた冷媒が発泡し背圧室14の圧力を上昇させる。
ここで、背圧室14と弁収納穴5fとの圧力差がばね16dの押付力より勝ると、弁体16cが開き、背圧室14内の潤滑油13は吸込室側通路5iと円弧状溝5hを通って吸込室10に供給される。すなわち、背圧室14の圧力は、吸込圧力に一定値を加えた圧力(吸込圧力と吐出圧力との中間の圧力)となる。この一定値は、ばね16dのばね力によって決まる。
次に、比較例及び本実施形態のスクロール圧縮機における背圧制御弁16の動作について説明する。図4Aは比較例のスクロール圧縮機1における起動時の圧力変化図、図4Bは本実施形態のスクロール圧縮機1における起動時の圧力変化図、図5Aは本実施形態における背圧室側通路16bを旋回スクロール6で塞いだ状態の背圧制御弁16の断面図、図5Bは本実施形態における背圧室側通路16bを旋回スクロール6で塞いでいない状態の背圧制御弁16の断面図である。なお、比較例は、本実施形態の背圧制御弁16及び連通路20を備えているが、本実施形態の背圧制御弁16A及び連通路20Aを備えておらず、連通路20が背圧室14に常時連通されている構成のものであり、その他の点については本実施形態と同一のものである。
二酸化炭素を冷媒としたスクロール圧縮機1は、フロン系冷媒を用いたスクロール圧縮機に対して動作圧が3〜5倍となり、背圧制御弁16、16Aで制御する差圧も3〜5倍となる。このような高圧力差の環境化で差圧式の背圧制御弁16、16Aを使用した場合、弁体16cを押付けるばね力によって決まる背圧(=吸込圧力+一定値)になると弁体16cは開くが、弁体16cが開くと差圧が大きいために背圧室14から吸込室10に流れる冷媒ガス及び潤滑油の量が多く、背圧が低下する。すなわち、起動時などに背圧制御弁16、16Aが開いた際の背圧よりも、定常運転時に背圧制御弁16、16Aが開いた際の背圧の方が低くなる。
ここで、二酸化炭素を冷媒とした比較例のスクロール圧縮機の起動開始から定常運転までの圧力変化は図4Aに示すとおりである。背圧は圧縮機起動開始から吐出圧力とともに上昇する。背圧と吸込圧力との差がある値以上になると背圧制御弁が開き、背圧が急激に低下する。その後、背圧と吸込圧力の差は、弁体が開いた時の約半分の差圧を維持する。前述したように、主軸受などには、背圧室と吐出圧室との圧力差により潤滑油が供給されるので、起動時、背圧が吐出圧力とともに上昇し、背圧室と吐出圧室の圧力差がないと、この間は主軸受などに潤滑油が供給できず圧縮機の信頼性が低下する。また、吐出圧力と吸込圧力の差圧が小さい運転条件で、背圧制御弁を開くために必要な背圧と吸込圧力との差圧より吐出圧力と吸込圧力との差圧の方が小さい場合は、背圧制御弁が開かず主軸受などに給油できなくなる。
本実施形態では、旋回スクロール6によって背圧制御弁16の背圧室側通路16bを間欠的に塞ぐことにより、連通路20を間欠連通させるようにしている。図5A及び図5Bに示すように、旋回スクロール6が旋回運動することにより、旋回スクロール6の台板6bが背圧制御弁16の背圧室側通路16bを間欠的に塞ぐ。
弁体16cとピース16aとは、ばね力によって金属接触しているだけで、両部材16c、16aの面粗さ等により微少な隙間が存在するので、弁体16cとピース16aとの間は完全な漏れ零の状態になっていない。旋回スクロール6の台板6bが背圧室側通路16bを塞いでいる間に、背圧室側通路16b内のガスは弁体16cとピース16aとの微少な隙間から弁収納穴5fに漏れる。
背圧室側通路16bの体積は小さく、例えば、背圧室側通路16bの穴径を2mmとすると、体積は0.03cm程度であり、少しでも漏れると、背圧室側通路16b内の圧力は低下する。背圧室側通路16b内の圧力が低下すると、旋回スクロール6の台板6bが背圧室側通路16bを通過した瞬間、背圧室14の冷媒ガスと潤滑油が背圧室側通路16bに流入し、次の式(1)で表される慣性力Fが弁体16cに作用する。
F=A*ρ*V …(1)
ここで、Aは背圧室側通路16bの断面積、ρは流体密度、Vは流速。
このように、間欠連通にすることにより弁体16cには、背圧室14と弁収納穴5fの圧力差に加えて流体の慣性力Fが作用するので、本実施形態のスクロール圧縮機の起動開始から定常運転までの圧力変化は図4Bに示すとおりとなる。図4Bから明らかなように、起動直後の背圧の上昇が抑えられる。これによって、起動時における潤滑油の供給量が増大でき、信頼性の向上を図ることができる。
次に、65℃貯湯条件と90℃貯湯条件とにおける弁差圧(=背圧−吸込圧力)について図6を参照しながら説明する。図6は比較例及び本実施形態のスクロール圧縮機の65℃貯湯条件及び90℃貯湯条件における弁差圧(=背圧−吸込圧力)の比較図である。図6の縦軸は65℃で貯湯する運転条件の弁差圧(背圧−吸込圧力)を100%とした場合の比率を示す。90℃貯湯条件の吐出圧力は65℃貯湯条件より10%程度高くなる。
間欠連通では、旋回スクロール6によって背圧室側通路16bを塞ぐ区間がある。吐出圧力が高い運転条件では、背圧制御弁16を通る冷媒ガスや潤滑油が多くなる。比較例では、図6に示すとおり、90℃貯湯条件の弁差圧(背圧−吸込圧力)は65℃貯湯条件より約1.5倍になる。このように弁差圧(背圧−吸込圧力)が大きくなると、旋回スクロール6を固定スクロール5に押付ける力が大きくなり、機械損失が増え、圧縮機のエネルギ効率が低下する。
吐出圧力の高い運転条件で弁差圧(背圧−吸込圧力)を低くするには、背圧制御弁16を通る冷媒ガス及び潤滑油の量を増やすことが有効であり、本実施形態では、図2に示すように、複数の背圧制御弁16を複数個設けるようにしたものである。本実施形態では、固定スクロール5に、背圧制御弁16の他にもう1個の背圧制御弁16Aが設けられている。背圧制御弁を2個設けることにより、吐出圧力の高い運転条件において背圧室14から吸込室10へ抜く冷媒ガスや潤滑油の量が増えて、弁差圧(背圧−吸込圧力)の上昇を防止できる。換言すれば、本実施形態の65℃貯湯条件の弁差圧(背圧−吸込圧力)を比較例と同一とすれば、図6に示すように、90℃貯湯条件の弁差圧(背圧−吸込圧力)を低減できる。これによって、90℃貯湯条件における旋回スクロール6を固定スクロール5に押付ける力が小さくなり、機械損失を低減でき、圧縮機のエネルギ効率が向上する。
次に、本実施形態の固定スクロール5の背圧室側通路16bの開口タイミングについて説明する。図7は図2の固定スクロール5の背圧室側通路16bの開口タイミング説明図である。
図8に示す0゜では、背圧制御弁16の背圧室側通路16bが開口しており、背圧制御弁18の背圧室側通路18bが旋回スクロール6で塞がれている。120゜になると、逆に背圧制御弁16の背圧室側通路16bが旋回スクロール6で塞がれて、背圧制御弁18の背圧室側通路18bが開口する。その後、300゜になると、再び背圧制御弁16の背圧室側通路16bが開口する。背圧制御弁16と第2背圧制御弁を180゜ずれた位置に配置することにより、互いが交互に開閉を繰り返し背圧室の圧力が安定するといった利点もある。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について図8を用いて説明する。この第2実施形態は、次に述べる点で第1実施形態と相違するものであり、その他の点については第1実施形態と基本的には同一であるので、重複する説明を省略する。
図8はスクロール圧縮機を二酸化炭素ヒートポンプ給湯機に適用した時の65℃貯湯条件と90℃貯湯条件の弁差圧(背圧−吸込圧力)と圧縮機効率の関係を示す。90℃貯湯条件は65℃貯湯条件より吐出圧力と吸込圧力の差が大きく漏れ損失が増大する。90℃貯湯条件では、旋回スクロール6を固定スクロール5に強く押付けた方が漏れ損失を低減するので圧縮機効率のピークが高い弁差圧(背圧−吸込圧力)に存在する。
この時、65℃貯湯条件の背圧−吸込圧力は背圧制御弁16のばね力を調整し圧縮機効率が最大となるように設定し、90℃貯湯条件の背圧−吸込圧力は、第2背圧制御弁18のばね力を調整し圧縮機効率がピークとなるようにする。
以上の構成とする事により、さまざまな条件において効率上最適な背圧−吸込圧力に設定することができ、年間を通じて高いエネルギ効率のスクロール圧縮機が得られる。
なお、第1、第2実施形態では、背圧制御弁を2個設けた形態で説明したが、2個以上設けても同様の作用効果が得られる。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態について図9を用いて説明する。この第3実施形態は、次に述べる点で第1、第2実施形態と相違するものであり、その他の点については第1、第2実施形態と基本的には同一であるので、重複する説明を省略する。
図9は第3実施形態における背圧制御弁の拡大図である。固定スクロール5には、弁収納穴5fが形成されており背圧室14側に形成された背圧室側通路16bと弁収納穴5fはテーパ形状のシート面5jでつながれている。シート面5jには球弁体16fがばね16dにより押付けられている。
以上の構成とすることにより、弁が閉じた時のばね16dと球弁体16fとシート面5jの位置関係は常に変わらず、球弁体16fを押し上げる力のばらつきが小さくなる。ばらつきが小さくなると、背圧も安定し高信頼性の圧縮機が得られる。
1…スクロール圧縮機、2…密閉容器、2a…ケース、2b…蓋チャンバ、2c…底チャンバ、2d…吸込パイプ、2e…吐出パイプ、2f…吐出圧室、3…圧縮機構部、4…電動機、4a…固定子、4b…回転子、5…固定スクロール、5c…ラップ、5d…台板、5e…吐出口、5f…弁収納穴、5g…貫通穴、5h…円弧状溝、5i…吸込室側通路、5j…シート面、6…旋回スクロール、6a…ラップ、6b…台板、6c…旋回軸受、7…クランク軸、7a…主軸、7b…偏心部、7c…給油通路、7d…給油管、8…ボルト、9…フレーム、9a…主軸受、10…吸込室、11…圧縮室、12…オルダムリング、13…潤滑油、14…背圧室、15…リリース弁装置、16、16A…背圧制御弁、16a…ピース、16b…背圧室側通路、16c…弁体、16d…ばね、16e…シール部材(ばねが取り付けられる部材)、16f…球弁体、17…下軸受、20、20A…連通路。

Claims (6)

  1. 台板に立設する渦巻き状のラップを有する旋回スクロールと、
    台板に立設する渦巻き状のラップを有して前記旋回スクロールのラップと互いに噛み合い圧縮室および吸込室を形成する固定スクロールと、
    前記旋回スクロールの反ラップ側に設けられ、吐出圧力と吸込圧力との中間の圧力とされる背圧室と、
    前記背圧室と前記吸込室を繋ぐ連通路と、
    前記連通路に設けられ、前記背圧室の圧力と前記吸込室の圧力との差圧によって動作される弁体によって前記背圧室の圧力を調整する背圧制御弁とを備えたスクロール圧縮機において、
    前記連通路を、前記固定スクロールに形成された弁収納穴と、前記弁収納穴と前記背圧室とを繋ぐ背圧室側通路と、前記弁収納穴と前記吸込室とを繋ぐ吸込室側通路とから構成し、
    前記背圧制御弁を、前記弁収納穴に収納され且つ前記背圧室側通路を塞ぐ前記弁体と、前記弁収納穴に収納され且つ前記弁体が前記背圧室側通路を塞ぐ方向に当該弁体を押付けるばねと、前記ばねが取り付けられる部材とから構成し、
    前記旋回スクロールの旋回運動によって前記連通路の背圧室側の開口部を間欠的に塞ぐようにし、
    前記連通路を複数設けると共に、前記複数の連通路のそれぞれに前記背圧制御弁を設け
    前記複数の背圧制御弁を構成するばねのばね力を異ならせた
    ことを特徴とするスクロール圧縮機。
  2. 請求項1において、
    前記背圧室側通路の弁収納穴側の開口部に環状に突出するシート面を設け、前記弁体を前記シート面に当接される板状弁体で形成したことを特徴とするスクロール圧縮機。
  3. 請求項1において
    前記背圧室側通路の弁収納穴側の開口部にテーパ形状のシート面を設け、前記弁体を前記シート面に当接される球状弁体で形成したことを特徴とするスクロール圧縮機。
  4. 請求項1において、
    前記複数の連通路を2つの連通路で構成し、前記2つの連通路の背圧室側通路の背圧室側の開口部を前記固定スクロール中心に対して等間隔となる角度で配置したことを特徴とするスクロール圧縮機。
  5. 渦巻き状のラップを立設した旋回スクロール及び渦巻き状のラップを立設した固定スクロールを有する圧縮機構部と、
    前記圧縮機構部をクランク軸を介して駆動する電動機と、
    前記圧縮機構部及び前記電動機を上下に配置して収納する密閉容器と、
    前記密閉容器の底部に貯留される潤滑油とを備えて構成され、
    前記圧縮機構部は、前記旋回スクロールの反ラップ側に設けられ、吐出圧力と吸込圧力との中間の圧力とされる背圧室と、前記背圧室と吸込室を繋ぐ連通路と、前記連通路に設けられ、前記背圧室の圧力と前記吸込室の圧力との差圧によって動作される弁体によって前記背圧室の圧力を調整する背圧制御弁とを備えて構成され、
    前記背圧室は、前記密閉容器の底部に貯留された潤滑油を前記クランク軸に設けられた給油通路を通して前記圧縮機構部の摺動部に供給する経路中に形成されているスクロール圧縮機において、
    前記連通路を、前記固定スクロールに形成された弁収納穴と、前記弁収納穴と前記背圧室とを繋ぐ背圧室側通路と、前記弁収納穴と前記吸込室とを繋ぐ吸込室側通路とから構成し、
    前記背圧制御弁を、前記弁収納穴に収納され且つ前記背圧室側通路を塞ぐ前記弁体と、前記弁収納穴に収納され且つ前記弁体が前記背圧室側通路を塞ぐ方向に当該弁体を押付けるばねと、前記ばねが取り付けられる部材とから構成し、
    前記旋回スクロールの旋回運動によって前記背圧室側通路の背圧室側の開口部を間欠的に塞ぐようにし、
    前記連通路を複数設けると共に、前記複数の連通路のそれぞれに前記背圧制御弁を設け、
    前記複数の背圧制御弁を構成するばねのばね力を異ならせた
    ことを特徴とするスクロール圧縮機。
  6. 請求項1〜5の何れかにおいて、
    作動冷媒として二酸化炭素を用いたことを特徴とするスクロール圧縮機。
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