JP5185026B2 - 自動分析装置 - Google Patents

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Description

本発明は、液体に含まれている成分を分析する自動分析装置に係り、特に、ヒトから採取した血清などの試料を分注して、その試料に含まれる成分を分析する自動分析装置に関する。
自動分析装置は生化学検査項目や免疫検査項目等を対象とし、被検体から採取された被検試料及び各検査項目に該当する試薬の混合液の反応によって生ずる色調や濁りの変化を、分光光度計や比濁計等の光分析器を用いて光学的に測定することにより、被検試料中の様々な検査項目成分の濃度や酵素の活性等の分析データを生成する。
この自動分析装置では、検査を行う被検試料中の多数の検査項目の成分を分析するために、各検査項目の標準試料や被検試料等の試料の量、各検査項目に該当する試薬の量、前記標準試料に予め値付けされた標準値等を設定する。そして、検査項目毎に設定した標準試料及び試薬の混合液を測定して、吸光度やこの吸光度から算出される単位時間当たりの吸光度変化量等で表される標準データを生成した後、設定した標準値とこの標準値の標準試料に対応する標準データの関係を表す検量線を作成する。この検量線の作成により分析可能になった多数の検査項目の中から所望の検査項目を被検試料毎に設定した後、その被検試料を測定する操作により、設定された検査項目の分析データを生成する。
ところで、複数の標準試料を用いて作成される検量線は、検査項目成分と試薬の反応の特性に基づいて設定された関数により形成される。その関数は、設定した標準値とこの標準値の標準試料の測定により生成された標準データとの座標に基づいて、隣り合う各座標間を補間する直線や曲線で表される複数の関数により構成される。そして、曲線で表される関数には指数関数やスプライン関数などがあることが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
この検量線を作成するために生成された標準データに異常な標準データが含まれていると、全ての標準試料を再測定して正しい検量線に修正する必要がある装置がある。この装置の場合、再測定により正常な標準データに対応する標準試料及びこの標準試料と混合する試薬が浪費される問題がある。
この問題に対して、異常な標準データに対応する標準試料のみを再測定し、再測定により生成される例えば吸光度を出力させて読み取る。次いで、読み取った吸光度を入力する操作、又は読み取った吸光度から吸光度変化量を算出して入力する操作により、検量線を修正することができる装置がある。
特開平10−332694号公報
しかしながら、自動分析装置は検査可能な検査項目の種類が多いので、知識の乏しい検査項目の検量線の修正に関する作業や入力操作が行われると、不慣れなために作業や操作にミスを生じる恐れがある。また、作業や操作に時間が掛かる問題がある。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたもので、複数の標準試料を用いて作成された検量線の修正が簡単な自動分析装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の自動分析装置は、試料及びこの試料の検査項目に該当する試薬を反応容器に分注してその混合液を測定する自動分析装置において、前記検査項目に該当する複数の標準試料及び前記試薬の混合液を測定して標準データを生成する測定手段と、前記測定手段により生成された標準データに対応する標準試料の予め設定された標準値とその標準データの関係を表す検量線を作成する演算手段と、前記検量線を修正する修正モードを設定するための修正モード設定手段と、前記演算手段により作成された検量線と、前記修正モード設定手段により設定された修正モードに基づいて、この検量線の作成に用いられた標準データを指定する指定手段とを備え、前記演算手段は、前記検量線の作成に用いた標準データの内の前記指定手段により指定された標準データ以外の標準データ、及び前記指定手段により指定された標準データに対応する標準データを用いて、前記検量線を修正するようにしたことを特徴とする。
本発明によれば、検量線の作成に用いられた標準データの指定に応じて、その標準データの内の指定された標準データ以外の標準データ、及び指定された標準データに対応する標準試料の測定により生成される標準データを用いて、その検量線を修正することができる。これにより、簡単に検量線の修正を行うことができ、効率よく検査を行うことができる。
以下に、本発明による自動分析装置の実施例を、図1乃至図10を参照して説明する。
図1は、本発明の実施例に係る自動分析装置の構成を示したブロック図である。この自動分析装置100は、各検査項目の標準試料や被検試料及び各検査項目に該当する試薬の混合液を測定して、標準データや被検データを生成する分析部24と、分析部24の測定に関る各分析ユニットの制御を行う分析制御部25とを備えている。
また、分析部24で生成された標準データや被検データを処理して各検査項目の検量線の作成や分析データの生成を行うデータ処理部30と、データ処理部30で作成された検量線や生成された分析データを出力する出力部40と、各種コマンド信号の入力操作等を行う操作部50と、分析制御部25、データ処理部30、及び出力部40を統括して制御するシステム制御部60とを備えている。
図2は、分析部24の構成を示した斜視図である。この分析部24は、各検査項目に該当する標準試料や被検試料を収容した試料容器17を回動可能に保持するディスクサンプラ5と、各試料に含まれる検査項目の成分に反応する1試薬系及び2試薬系の第1試薬を収容する試薬容器6と、この試薬容器6を回動可能に保持する試薬ラック1aを有する試薬庫1と、2試薬系の第1試薬と対をなす第2試薬を収容する試薬容器7と、この試薬容器7を回動可能に保持する試薬ラック2aを有する試薬庫2と、円周上に配置された複数の反応容器3を回転可能に保持する反応ディスク4とを備えている。
また、ディスクサンプラ5に収納された試料容器17内の各試料をサンプル分注プローブ16内に吸引して反応容器3内へ吐出するサンプル分注ポンプ16aと、各試料の分注終了毎にサンプル分注プローブ16を洗浄する洗浄槽16bと、各試料の試料容器17から反応容器3への分注を行うために、サンプル分注プローブ16を回動及び上下移動可能に保持するサンプル分注アーム10とを備えている。
なお、各検査項目の標準試料の測定が行われるとき、サンプル分注ポンプ16aは、各検査項目成分を含有しない例えば純水等のブランク試料をサンプル分注プローブ16に供給する。また、サンプル分注プローブ16は、サンプル分注ポンプ16aから供給されたブランク試料を反応容器3内に吐出する。
また、試薬庫1に収納された試薬容器6内の第1試薬を第1試薬分注プローブ14内に吸引して、ブランク試料、標準試料、被検試料等の各試料が分注された反応容器3内に吐出する第1試薬分注ポンプ14aと、第1試薬の分注終了毎に第1試薬分注プローブ14を洗浄する洗浄槽14bと、第1試薬の試薬容器6から反応容器3への分注を行うために、第1試薬分注プローブ14を回動及び上下移動可能に保持する第1試薬分注アーム8とを備えている。
また、反応容器3に分注された各試料及び第1試薬からなる第1混合液を撹拌する第1撹拌子18と、第1混合液の撹拌終了毎に第1撹拌子18を洗浄する洗浄槽18aと、第1撹拌子18を回動及び上下移動可能に保持する第1撹拌アーム20とを備えている。
また、試薬庫2に収納された試薬容器7内の第2試薬を第2試薬分注プローブ15内に吸引して、各試料及び第1試薬が分注された反応容器3内に吐出する第2試薬分注ポンプ15aと、第2試薬の分注終了毎に第2試薬分注プローブ15を洗浄する洗浄槽15bと、第2試薬の試薬容器7から反応容器3への分注を行うために、第2試薬分注プローブ15を回動及び上下移動可能に保持する第2試薬分注アーム9とを備えている。
また、反応容器3内に分注された各試料、第1試薬、及び第2試薬からなる第2混合液を撹拌する第2撹拌子19と、第2混合液の撹拌終了毎に第2撹拌子19を洗浄する洗浄槽19aと、第2撹拌子19を回動及び上下移動可能に保持する第2撹拌アーム21と、反応容器3内の第1混合液や第2混合液を光学的に測定する測光部13と、反応容器3内の測定を終えた第1混合液や第2混合液を吸引した後に、反応容器3内を洗浄する洗浄ユニット12とを備えている。
そして、測光部13は、回転移動する反応容器3内のブランク試料や標準試料を含む第1混合液や第2混合液に光を照射し、その混合液内を透過した各検査項目の波長光を検出して電気信号に変換する。そして、その変換した電気信号を処理して吸光度や吸光度変化量で表される標準データを生成し、生成した標準データをデータ処理部30に出力する。
また、反応容器3内の被検試料を含む第1混合液や第2混合液に光を照射し、その混合液内を透過した各検査項目の波長光を検出して電気信号に変換する。そして、その変換した電気信号を処理して吸光度や吸光度変化量で表される被検データを生成し、生成した被検データをデータ処理部30に出力する。
分析制御部25は、分析部24の各分析ユニットを駆動する機構部26、及びこの機構部26を制御して分析部24の各分析ユニットを作動させる制御部27を備えている。そして、機構部26は、分析部24のディスクサンプラ5、試薬庫1の試薬ラック1a、及び試薬庫2の試薬ラック2aを夫々回動する機構、並びに反応ディスク4を回転する機構を備えている。また、サンプル分注アーム10、第1試薬分注アーム8、第2試薬分注アーム9、第1撹拌アーム20、及び第2撹拌アーム21を夫々回動及び上下移動する機構、洗浄ユニット12を上下移動する機構、並びにサンプル分注ポンプ16a、第1試薬分注ポンプ14a、及び第2試薬分注ポンプ15aを夫々吸引及び吐出駆動する機構等を備えている。
図1に示したデータ処理部30は、分析部24の測光部13から出力された標準データや被検データを処理して各検査項目の検量線の作成や分析データの生成を行う演算部31と、演算部31で作成された検量線や生成された分析データを保存するデータ記憶部32と、演算部31で作成された検量線の作成に用いられた標準データを指定する指定部33とを備えている。
演算部31は、システム制御部60から供給される予め設定されたブランク試料及び標準試料に値付けされた標準値と、測光部13から出力されたそのブランク試料及び標準試料に対応する標準データとの関係を表す検量線を作成し、作成した検量線をデータ記憶部32に保存すると共に、検量線の作成に用いた標準データを出力部40に出力する。
また、複数の標準試料の測定により作成された検量線を修正するために、指定部33で指定された標準データに対応する標準試料の測定により生成された標準データ、及び修正する検量線の作成に用いられた標準データの内の指定部33で指定された標準データ以外の標準データを用いて、その検量線を修正する。そして修正した検量線をデータ記憶部32に保存すると共に、検量線の修正に用いた標準データを出力部40に出力する。
更に、測光部13から出力された被検データに対応する検査項目の検量線をデータ記憶部32から読み出す。次いで読み出した検量線を用いてその被検データから濃度値や活性値として表される分析データを生成し、生成した分析データを出力部40に出力すると共にデータ記憶部32に保存する。
データ記憶部32は、ハードディスクなどを備え、演算部31から出力された検量線を検査項目毎に保存する。また、演算部31から出力された各検査項目の分析データを被検試料毎に保存する。
指定部33は、複数の標準試料の測定により演算部31で作成された検量線を修正するために、操作部50からの指定操作に応じて、その検量線の作成に用いられた標準データを指定し、指定した標準データに対応する標準試料の情報を分析制御部25の制御部27に出力する。
また、複数の標準試料の測定により演算部31で作成された検量線を形成している関数が単調増加及び単調減少の関数でないときに、その単調増加又は単調減少の妨げとなる異常な標準データを指定する。
ここで、妨げとなる標準データの一例を説明する。検量線の作成に用いられた標準試料の全ての標準データが正常である場合、例えば左から標準値の小さい順に標準試料を並べると、並べた標準試料の標準データは左から順に大きくなる。従って、隣り合う2つの標準試料の右側の標準試料に対応する標準データが、左側の標準試料に対応する標準データよりも小さいと、その右側の小さい標準データを異常であると判定して指定する。そして、指定した標準データに対応する標準試料の情報を分析制御部25の制御部27に出力する。
なお、検量線の作成に用いられた全ての標準試料の標準データが正常であっても、左から標準値の小さい順に標準試料を並べると、並べた標準試料の標準データは左から順に小さくなる場合がある。この場合、隣り合う2つの標準試料の右側の標準試料に対応する標準データが、左側の標準試料に対応する標準データよりも大きいと、その右側の大きい標準データを異常であると判定して指定する。
出力部40は、データ処理部30の演算部31から出力された検量線や分析データを印刷出力する印刷部41及び表示出力する表示部42を備えている。そして、印刷部41は、プリンタなどを備え、演算部31から出力された検量線や分析データを予め設定されたフォーマットに従って、プリンタ用紙などに印刷する。
表示部42は、CRTや液晶パネルなどのモニタを備え、演算部31から出力された検量線や分析データを表示する。また、自動分析装置100で検査可能な検査項目の分析パラメータを設定するための分析パラメータ設定画面、検査項目に該当する標準試料及びこの標準試料に値付けされた標準値を設定するための標準試料設定画面、作成した検量線や修正した検量線を表示するための検量線出力画面、作成した検量線を修正するための修正モード設定画面及び標準試料指定画面、被検試料毎にこの被検体の検査項目を設定するための検査項目設定画面等を表示する。
操作部50は、キーボード、マウス、ボタン、タッチキーパネルなどの入力デバイスを備え、検査項目毎の分析パラメータの設定、標準試料及び標準値の設定、標準試料の測定、検量線の表示、検量線を修正する修正モードの設定、検量線を修正する標準試料の指定、被検試料毎の検査項目の設定、被検試料の測定等を行うための操作を行う。
システム制御部60は、CPU及び記憶回路を備え、操作部50から入力されたコマンド信号、各検査項目の分析パラメータの情報、標準試料及び標準値の情報、修正モードの情報、指定された標準試料の情報、被検試料毎に設定された検査項目の情報等の入力情報を記憶回路に記憶した後、これらの入力情報に基づいて、分析制御部25、データ処理部30、及び出力部40を統括してシステム全体を制御する。
次に、図1乃至図3を参照して、複数の標準試料を用いて作成される検量線の一例を説明する。
図3は、複数の標準試料を用いて作成された検量線の一例を示した図である。このx,y軸に表された検量線Aは、ブランク試料及び標準試料設定画面で設定された検査項目A1のm個の標準試料の測定により作成され、m個の補間関数y=S1(x)乃至y=Sm(x)により構成される第1の関数により形成される。
各補間関数y=S1(x)乃至y=Sm(x)は、予め設定されたブランク試料の標準値C0及び標準試料設定画面で設定されたm個の標準試料の標準値C1乃至Cmを小さい順に並べた時に隣り合う2つの標準値で区分される各区間[{C0,C1}乃至{C(m−1),Cm}]を補間している。そして、各標準値C0乃至Cmをx座標とし、m個の標準試料の測定により生成される各標準データA0乃至Am(A0<A1<・・・<A(m−1)<Am)をy座標とする各座標P0(C0,A0)乃至Pm(Cm,Am)の隣り合う各座標間を補間する、検査項目A1の分析パラメータ設定画面で設定された直線、スプライン、指数等の関数の係数を求めることにより得られる。なお、スプライン関数や指数関数では、隣り合う座標以外の座標も用いて係数を求める。このようにして得られた各補間関数y=S1(x)乃至y=Sm(x)は、単調増加の関数として表される。
なお、第1の関数が単調増加する関数である場合、標準データA0乃至Amは、C0<C1<・・・<C(m−1)<Cmに対応してA0<A1<・・・<A(m−1)<Amとなる関係が成り立つ。この関係が成り立たない場合、標準試料の測定で何らかの異常があったものと見なし、検量線にエラーコードを付加して出力部40に出力されることになる。また、第1の関数は、標準データA0乃至Amが、C0<C1<・・・<C(m−1)<Cmに対応してA0>A1>・・・>A(m−1)>Amとなる関係が成り立つ単調減少の関数であってもよい。
以下、図1乃至図10を参照して、複数の標準試料を用いて検量線の作成及び修正を行う自動分析装置100の動作の一例を説明する。図4は、表示部42に表示された分析パラメータ設定画面の一例を示す図である。図5は、表示部42に表示された標準試料設定画面の一例を示す図である。図6は、自動分析装置100の動作を示すフローチャートである。
また、図7は、表示部42に表示された検量線修正前の検量線出力画面の一例を示す図である。図8は、表示部42に表示された修正モード設定画面の一例を示す図である。図9は、表示部42に表示された標準試料指定画面の一例を示す図である。図10は、表示部42に表示された検量線修正後の検量線出力画面の一例を示す図である。
先ず、複数の標準試料を用いて検量線の作成が行われる検査項目の分析パラメータを設定するために、操作部50から分析パラメータ設定画面を表示させる操作が行われると、表示部42に分析パラメータ設定画面が表示される。
図4は、表示部42に表示された分析パラメータ設定画面の一例を示した図である。この分析パラメータ設定画面43は、各検査項目の分析パラメータを設定するための「項目」、「試料量」、「試薬」、「波長」、「観測区間」、及び「検量線の種別」等の欄により構成される。そして、操作部50からの入力操作により、各欄に設定された各分析パラメータは、システム制御部60の記憶回路に保存されると共に表示部42に表示される。
「項目」の欄に、検査項目である例えばC反応性蛋白を設定する入力操作が行われると、ダイアログボックス430内に例えばC反応性蛋白の略称である「CRP」が表示される。
「試料量」の欄に、反応容器3内に吐出するブランク試料、標準試料、及び被検試料等の各試料の量として例えば2.0μLを設定する入力操作が行われると、ダイアログボックス431内に「2.0」が表示される。
「試薬」の欄は、「項目」の欄に設定された検査項目に該当する試薬を設定するための「第1試薬」及び「第2試薬」の欄と、「第1試薬」及び「第2試薬」の欄に設定した試薬を反応容器3内に吐出する試薬の量を設定するための「第1試薬量」及び「第2試薬量」の欄とにより構成される。
そして、「第1試薬」の欄に「項目」の欄に設定された検査項目の第1試薬を設定する入力操作が行われると、ダイアログボックス432内に例えばC反応性蛋白の第1試薬の略称である「CRPI」が表示され、「第2試薬」の欄に第2試薬を設定する入力操作が行われると、ダイアログボックス433内にC反応性蛋白の第2試薬の略称である「CRPII」が表示される。また、「第1試薬量」及び「第2試薬量」の欄に「第1試薬」及び「第2試薬」の欄に設定された第1及び第2試薬を反応容器3内に吐出する量として例えば120μLを設定する入力操作が行われると、各ダイアログボックス434,435内に「120」が表示される。
「波長」の欄は、分析部24の測光部13で測定する光の波長を設定するための「波長1」及び「波長2」の欄により構成される。「波長1」の欄に設定可能な波長の一覧を表示させ、その中から「試薬」の欄に表示された第1及び第2試薬と各試料の反応を検出するのに適した主波長を選択設定する入力操作が行われると、ダイアログボックス436内に主波長(nm)である「548」が表示される。
また、「波長2」の欄に「波長1」の欄に設定した主波長と対を成す副波長を設けないと、ダイアログボックス437内は空白になる。なお、設定可能な波長の一覧を表示させ、その中から副波長を選択設定する入力操作が行われると、ダイアログボックス437内に設定された副波長が表示されるようになっている。
「観測区間」の欄には、測光部13で測定する観測時間を設定する。そして、観測の開始時間及び終了時間を設定する入力操作が行われると、ダイアログボックス438内に開始時間に対応する「20」が表示され、ダイアログボックス439内に終了時間に対応する「33」が表示される。ここでは、各試料を反応容器3に分注した後、その反応容器3が回転移動して1回目に測光部13を通過するときを第1の測光ポイントとする。各試料を含む混合液を収容した反応容器3が20回目乃至33回目に通過する各第20乃至第33の測光ポイントにおける測定により標準データや被検データが生成される。
「検量線の種別」の欄に設定可能な直線関数、スプライン関数、指数関数等の関数の一覧を表示させ、その中から各試料に含まれる「項目」の欄に設定された検査項目の成分と「試薬」の欄に設定された試薬の反応の特性に合った関数を選択設定する入力操作が行われると、ダイアログボックス440内に例えばスプライン関数である「スプライン」が表示される。
次に、図4に示した分析パラメータ設定画面43の「項目」の欄に設定された検査項目の標準試料を設定するために、操作部50から標準試料設定画面を表示させる操作が行われると、表示部42に標準試料設定画面が表示される。
図5は、表示部42に表示された標準試料設定画面の一例を示した図である。この標準試料設定画面44は、「項目」、「標準試料」、「値」、及び「位置」の欄により構成される。そして、操作部50からの入力操作により各欄に設定された標準試料の情報は、システム制御部60の内部記憶回路に保存されると共に表示部42に表示される。
「項目」の欄には検査項目を設定する。そして、操作部50から図4の分析パラメータ設定画面43の「項目」の欄に設定された検査項目である例えばC反応性蛋白を選択設定する入力操作が行われると、ダイアログボックス441内に「CRP」が表示される。
「標準試料」の欄には、上から順に「ST1」乃至「STn」(n≧m)が表示され、「項目」の欄に設定された検査項目の標準試料を、最大でn個まで設定できるようになっている。
「値」の欄には、「標準試料」の欄の各「ST1」乃至「STn」に対応する標準試料に値付けされた標準値を、上から小さい順に設定する。そして、「項目」の欄に設定された検査項目の標準試料が例えば6個である場合、まず「ST1」に対応する標準値を設定する入力操作が行われると、ダイアログボックス4421内に例えば「0.15」が表示され、「ST2」に対応する標準値を設定する入力操作が行われると、ダイアログボックス4422内に「ST1」に対して設定された標準値よりも大きい値である「0.75」が表示される。
また、「ST3」に対応する標準値を設定する入力操作が行われると、ダイアログボックス4423内に「ST2」に対して設定された標準値よりも大きい値である「2.00」が表示され、「ST4」に対応する標準値を設定する入力操作が行われると、ダイアログボックス4424内に「ST3」に対して設定された標準値よりも大きい値である「4.00」が表示される。
更に、「ST5」に対応する標準値を設定する入力操作が行われると、ダイアログボックス4425内に「ST4」に対して設定された標準値よりも大きい値である「16.00」が表示され、「ST6」に対応する標準値を設定する入力操作が行われると、ダイアログボックス4426内に「ST5」に対して設定された標準値よりも大きい値である「32.00」が表示される。
そして、標準値の設定が行われない「ST7」乃至「STn」に対応するダイアログボックス4427乃至442n内は空白になる。
「位置」の欄には、「標準試料」の欄の各「ST1」乃至「STn」に対応する標準試料を収容した試料容器17を収納するディスクサンプラ5の収納位置を設定する。そして、「項目」の欄に設定された検査項目の標準試料の内、「ST1」に対応する収納位置を設定する入力操作が行われると、ダイアログボックス4431内に収納位置である「1ST1」が表示され、「ST2」に対応する収納位置を設定する入力操作が行われると、ダイアログボックス4432内に「1ST2」が表示される。
また、「ST3」に対応する収納位置の入力操作により、ダイアログボックス4433内に「1ST3」が表示され、「ST4」に対応する収納位置の入力操作により、ダイアログボックス4434内に「1ST4」が表示される。更に、「ST5」に対応する収納位置の入力操作により、ダイアログボックス4435内に「1ST5」が表示され、「ST6」に対応する収納位置の入力操作により、ダイアログボックス4436内に「1ST6」が表示される。
次に、図5に示した標準試料設定画面44の「標準試料」の欄に表示された「ST1」乃至「ST6」に対応する各標準試料を収容した試料容器17を、「位置」の欄に設定したディスクサンプラ5の収納位置へ収納した後、操作部50から標準試料測定を開始する操作が行われると、自動分析装置100は動作を開始する(図6のステップS1)。
システム制御部60は、分析制御部25、データ処理部30、及び出力部40に標準試料の測定を指示する。分析制御部25の制御部27は、図4の分析パラメータ設定画面43で設定された各分析パラメータ及び標準試料設定画面44で設定された標準試料の情報に基づいて、機構部26を制御して分析部24の各分析ユニットを作動させる。
分析部24のサンプル分注プローブ16は、サンプル分注ポンプ16aから供給されるブランク試料を反応容器3内に吐出する。また、ディスクサンプラ5に収納された各試料容器17から標準試料を吸引して反応容器3内に吐出する。第1試薬分注プローブ14は、試薬庫1に収納された試薬容器6から第1試薬を吸引してブランク試料及び各標準試料が収容された各反応容器3内に吐出する。第1撹拌子18は、各反応容器3に収容されたブランク試料又は各標準試料、及び第1試薬からなる第1混合液を撹拌する。第2試薬分注プローブ15は、試薬庫2に収納された試薬容器7から第2試薬を吸引して、第1混合液を収容した各反応容器3内に吐出する。第2撹拌子19は、各反応容器3に収容された第1混合液及び第2試薬からなる第2混合液を撹拌する。測光部13は、各反応容器3内の第2混合液を測定して各標準データを生成し、生成した各標準データをデータ処理部30の演算部31及び指定部33に出力する。
演算部31は、分析パラメータ設定画面43で設定された関数の情報に基づいて、予め設定されたブランク試料の標準値及び標準試料設定画面44で設定された各標準値と、測光部13から出力された各標準データとの関係を表す検量線を作成し、作成した検量線をデータ記憶部32に保存すると共に、検量線の作成に用いた標準データを出力部40に出力する。
次いで、操作部50から検量線出力画面を表示させる操作が行われると、表示部42は検量線修正前の検量線出力画面を表示する(図6のステップS2)。
図7は、表示部42に表示された検量線修正前の検量線出力画面の一例を示した図である。この検量線出力画面45は、「標準試料」、「値」、及び「データ」の欄と、演算部31で作成された検量線が表示されるグラフ表示エリア46とにより構成される。
「標準試料」の欄には、ブランク試料に対応する「ST0」及び標準試料設定画面44の「標準試料」の欄に表示された「ST1」乃至「STn」が表示されている。また、「値」の欄には、「標準試料」の欄に表示された「ST0」に対応する標準値である「0」及び標準試料設定画面44の「値」の欄に設定された「ST1」乃至「ST6」に対応する各標準値が表示されている。
「データ」の欄には、演算部31から出力された「ST0」に対応する標準データである「0.0002」が表示されている。また、「ST1」に対応する標準データである「0.0133」が表示され、「ST2」に対応する標準データである「0.0413」が表示されている。更に、「ST3」に対応する標準データである「0.0100」が表示され、「ST4」に対応する標準データである「0.0679」が表示されている。更にまた、「ST5」に対応する標準データである「0.1098」が表示され、「ST6」に対応する標準データである「0.1488」が表示されている。
グラフ表示エリア46には、分析パラメータ設定画面43の「検量線の種別」の欄に設定されたスプライン関数により形成された検量線451が表示されている。この検量線451は、「値」の欄に表示された各「ST0」乃至「ST6」に対応する標準値をグラフ表示エリア46の横軸の座標とし、「データ」の欄に表示された各「ST0」乃至「ST6」に対応する標準データをグラフ表示エリア46の縦軸の座標とする各座標(標準値,標準データ)の隣り合う各座標間を補間する6個の補間関数により構成された第1の関数により形成されている。
ここで、検量線451を形成する第1の関数が正常である場合、単調増加する関数である。しかしながら、検量線451は単調増加していないため、異常であると判定され、エラーコードが付加される。
次に、異常な検量線451の原因を調査して解決した後、検量線451を修正するために、操作部50から修正モード設定画面の表示操作が行われると、表示部42は修正モード設定画面を表示する(図6のステップS3)。
図8は、表示部42に表示された修正モード設定画面の一例を示した図である。この修正モード設定画面47は、検量線451を修正する修正モードを設定するための「種類」の欄、及び修正する検量線451の検査項目を設定するための「項目」の欄により構成される。そして、操作部50からの入力操作により各欄に設定された修正モード及び検査項目の情報は、システム制御部60の内部記憶回路に保存されると共に表示部42に表示される。
「種類」の欄には、「新規」、「標準試料の選択」、及び「自動」が表示され、いずれか1つを設定することができるようになっている。そして、「新規」を設定する入力操作が行われると、ダイアログボックス471内に「レ」が表示される。「新規」が設定されると、ブランク試料、及び「項目」の欄に設定される検査項目の全ての標準試料を用いて、新たに検量線の作成を行う。
なお、標準試料の測定により生成される全ての標準データが異常になる場合、例えば標準試料に含まれる検査項目成分と試薬の反応が異常であると推測され、全ての標準試料に共通する例えば試薬の異常が疑われる。このようなとき、「新規」の設定が行われる。
また、「標準試料の選択」を設定する入力操作が行われると、ダイアログボックス472内に「レ」が表示される。「標準試料の選択」が設定されると、「項目」の欄に設定される検査項目の全ての標準試料の中から、操作部50の操作により指定された標準試料の測定により生成される標準データ、及び検量線451の作成に用いられた標準データの内の指定された標準試料の標準データ以外の標準データを用いて検量線451を修正する。
更に、「自動」を設定する入力操作が行われると、ダイアログボックス473内に「レ」が表示される。「自動」が設定されると、指定部33は、例えば左から標準値の小さい順に標準試料を並べ、並べた標準試料の隣り合う2つの標準試料の右側の標準試料の標準データが、左側の標準試料の標準データよりも小さいと、その右側の小さい標準データを異常であると判定して指定する。
ここでは、図7に示した検量線出力画面45の各欄に表示された情報に基づいて、隣り合う「ST2」及び「ST3」に対応する標準試料の右側の「ST3」に対応する標準データである「0.0100」が、左側の「ST2」に対応する標準データである「0.0413」よりも小さいので、その右側の「ST3」に対応する小さい標準データを異常であると判定して指定する。
なお、標準試料の測定により生成される一部の標準データが異常になる場合、標準試料を収容した試料容器17のディスサンプラ5への収納位置の間違いや、標準試料の分注にかかわるサンプル分注プローブ16等の整備不良による分注精度の低下等が疑われる。このようなとき、「標準試料の選択」又は「自動」の設定が行われる。
「検査項目」の欄には、分析パラメータ設定画面43の「項目」の欄に設定された検査可能な全ての検査項目が表示されている。
ここで、「種類」の欄に例えば「標準試料の選択」を設定した後、「検査項目」の欄に検査項目であるC反応性蛋白を設定する入力操作が操作部50から行われると、表示部42は標準試料指定画面を表示する(図6のステップS4)。
図9は、表示部42に表示された標準試料指定画面の一例を示した図である。この標準試料指定画面48は、「項目」、「値」、「データ」、及び「標準試料」の欄により構成される。そして、操作部50からの入力操作により指定された標準試料の情報はシステム制御部60の内部記憶回路に保存されると共に表示部42に表示される。
「項目」の欄には、図8に示した修正モード設定画面47の「項目」の欄に設定された「CRP」が表示されている。
「値」及び「データ」の欄には、「項目」の欄に表示された検査項目の図7に示した検量線出力画面45に表示された標準値及び標準データが表示されている。
「標準試料」の欄には、「項目」の欄に表示された検査項目の検量線出力画面45に表示された標準値及び標準データの標準試料に対応する「ST1」乃至「ST6」が表示されている。
ここで、検量線451の作成に用いられた異常であると判断した標準データに対応する「ST3」を指定する入力操作が操作部50から行われると、ダイアログボックス483内に「レ」が表示される。指定部33は、操作部50から指定された「ST3」に対応する標準試料の情報を制御部27に出力する。制御部27は、指示部33から出力された標準試料の情報に基づいて、分析部24を作動させる。分析部24は、「ST3」に対応する標準試料の測定により生成した標準データを演算部31に出力する。
このように、修正モード設定画面47で修正モード及び異常を示す検量線451の検査項目を設定した後に、異常を示す標準データを指定する操作に応じて、指定した標準データに対応する標準試料の測定を行うことができる。
演算部31は、分析部24から出力された標準データ、及び検量線451の作成に用いた標準データの内の指定部33で指定された標準データ以外の標準データを用いて、検量線451を修正する。そして修正した検量線をデータ記憶部32に保存すると共に、検量線の修正に用いた標準データを出力部40に出力する。
ここで、図7に示した検量線出力画面45の「値」の欄に表示された「ST0」乃至「ST2」及び「ST4」乃至「ST6」に対応する標準値と、「データ」の欄に表示された「ST0」乃至「ST2」及び「ST4」乃至「ST6」に対応する標準データの座標、並びに検量線出力画面45の「値」の欄に表示された「ST3」に対応する標準値及び「ST3」の指定操作に応じて分析部24から出力された標準データの座標に基づいて、隣り合う各座標間を補間する複数の補間関数により構成される第1の関数を求める。次いで、求めた第1の関数により形成される検量線を作成する。
次に、操作部50から検量線出力画面を表示させる操作が行われると、表示部42は検量線修正後の検量線出力画面を表示する(図6のステップS5)。
図10は、表示部42に表示された検量線修正後の検量線出力画面の一例を示した図である。この検量線出力画面45aが、図7に示した検量線出力画面45と異なる点は、検量線出力画面45の「標準試料」の欄の「ST3」に対応する「データ」の欄の標準データである「0.0100」が「0.0582」に修正されている点と、グラフ表示エリア46の検量線451が検量線451aに修正されている点である。
検量線451aは、「標準試料」の欄に表示された「ST0」乃至「ST6」に対応する「値」の欄の標準値及び「データ」の欄の標準データから求められた単調増加する第1の関数により形成されている。
このように、異常を示す標準データを指定する操作に応じて、異常な検量線451の作成に用いた正常な標準データ及び異常を示す標準データに対応する標準試料の測定により生成された標準データを用いて、検量線451を検量線451aに修正することができる。
なお、図8に示した修正モード設定画面47の「種類」の欄に「自動」を設定し、「項目」の欄の異常な検量線451の検査項目を設定する操作に応じて、異常な検量線451の作成に用いた正常な標準データ及び異常を示す標準データに対応する標準試料の測定により生成された標準データを用いて、検量線451を検量線451aに修正することができる。
そして、操作部50から標準試料測定の終了操作が行われると、システム制御部60が分析制御部25、データ処理部30、及び出力部40を停止させることにより、自動分析装置100は動作を終了する(図6のステップS6)
以上述べた本発明の実施例によれば、複数の標準試料の測定により異常な検量線451が作成された場合、その検量線451の修正モード及び検査項目を設定した後に、検量線451の作成に用いられた異常を示す標準データを指定する操作により、指定した標準データに対応する標準試料の測定により生成された標準データ、及び検量線451の作成に用いられた標準データの内の指定された標準データ以外の標準データを用いて、異常な検量線451の修正を行うことができる。
また、異常な検量線451の修正モード及び検査項目を設定する操作により、検量線451を形成している第1の関数の単調増加及び単調減少の妨げとなる異常な標準データを指定し、指定した標準データに対応する標準試料の測定により生成された標準データ、及び検量線451の作成に用いられた標準データの内の指定された標準データ以外の標準データを用いて、異常な検量線451の修正を行うことができる。
これにより、簡単な操作で短時間に検量線の修正を行うことが可能となり、効率よく検査を行うことができる。
本発明の実施例に係る自動分析装置の構成を示すブロック図。 本発明の実施例に係る分析部の構成を示す斜視図。 本発明の実施例に係る複数の標準試料を用いて作成された検量線の一例を示す図。 本発明の実施例に係る表示部に表示された分析パラメータ設定画面の一例を示す図。 本発明の実施例に係る表示部に表示された標準試料設定画面の一例を示す図。 本発明の実施例に係る自動分析装置の動作を示すフローチャート。 本発明の実施例に係る表示部に表示された検量線修正前の検量線出力画面の一例を示す図。 本発明の実施例に係る表示部に表示された修正モード設定画面の一例を示す図。 本発明の実施例に係る表示部に表示された標準試料指定画面の一例を示す図。 本発明の実施例に係る表示部に表示された検量線修正後の検量線出力画面の一例を示す図。
符号の説明
24 分析部
25 分析制御部
26 機構部
27 制御部
30 データ処理部
31 演算部
32 データ記憶部
33 指定部
40 出力部
41 印刷部
42 表示部
50 操作部
60 システム制御部
100 自動分析装置

Claims (10)

  1. 試料及びこの試料の検査項目に該当する試薬を反応容器に分注してその混合液を測定する自動分析装置において、
    前記検査項目に該当する複数の標準試料及び前記試薬の混合液を測定して標準データを生成する測定手段と、
    前記測定手段により生成された標準データに対応する標準試料の予め設定された標準値とその標準データの関係を表す検量線を作成する演算手段と、
    前記検量線を修正する修正モードを設定するための修正モード設定手段と、
    前記演算手段により作成された検量線と、前記修正モード設定手段により設定された修正モードに基づいて、この検量線の作成に用いられた標準データを指定する指定手段とを備え、
    前記演算手段は、前記検量線の作成に用いた標準データの内の前記指定手段により指定された標準データ以外の標準データ、及び前記指定手段により指定された標準データに対応する標準データを用いて、前記検量線を修正するようにしたことを特徴とする自動分析装置。
  2. 前記修正モード設定手段は、新規、標準試料の選択及び自動のうち、いずれか1つを設定可能とすることを特徴とする請求項1記載の自動分析装置。
  3. 前記演算手段は、前記修正モード設定手段により、新規と設定された場合、ブランク試料及び検査項目の全ての標準試料を用いて新たに検量線の作成を行うことを特徴とする請求項2記載の自動分析装置。
  4. 前記演算手段は、前記修正モード設定手段により、標準試料の選択と設定された場合、検査項目の全ての標準試料の中から、前記指定手段により指定された標準試料の測定により生成される標準データ及び検量線の作成に用いられた標準データの内の指定された標準試料の標準データ以外の標準データを用いて検量線を修正することを特徴とする請求項2記載の自動分析装置。
  5. 前記指定手段は、前記修正モード設定手段により、自動と設定された場合、標準値の小さい順に標準試料を並べ、並べた標準試料の隣り合う2つの標準試料の右側の標準試料の標準データが、左側の標準試料の標準データよりも小さいと、その右側の小さい標準データを異常であると判定して指定することを特徴とする請求項2記載の自動分析装置。
  6. 前記演算手段は、前記指定手段により指定された標準データに対応する標準試料及び前記試薬の混合液の測定により生成された標準データを用いて、前記検量線を修正するようにしたことを特徴とする請求項1記載の自動分析装置。
  7. 前記検量線は、前記標準値とこの標準値の標準試料に対応する標準データの座標の隣り合う各座標間を補間する補間関数からなる第1の関数により形成されることを特徴とする請求項1又は請求項6に記載の自動分析装置。
  8. 前記指定手段は、前記第1の関数の単調増加及び単調減少の妨げとなる標準データを指定するようにしたことを特徴とする請求項7に記載の自動分析装置。
  9. 前記指定手段は、正常な前記第1の関数が単調増加の関数である場合、前記標準値の小さい順に一方から他方に前記標準試料を並べ、並べた標準試料の内の隣り合う2つの標準試料の前記他方側の標準試料に対応する標準データが、前記一方側の標準試料に対応する標準データよりも小さいときに、前記他方側の標準データを指定するようにしたことを特徴とする請求項8に記載の自動分析装置。
  10. 前記指定手段は、正常な前記第1の関数が単調減少の関数である場合、前記標準値の小さい順に一方から他方に前記標準試料を並べ、並べた標準試料の内の隣り合う2つの標準試料の前記他方側の標準試料に対応する標準データが、前記一方側の標準試料に対応する標準データよりも大きいときに、前記他方側の標準データを指定するようにしたことを特徴とする請求項8に記載の自動分析装置。
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