JP5184409B2 - ウエハ加工用テープ - Google Patents

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Description

本発明は、半導体ウエハのダイシング工程、ピックアップ工程、ダイボンディング工程等において使用されるウエハ加工用テープに関する。
半導体装置の製造工程では、半導体ウエハを半導体チップ単位に切断分離(ダイシング)する工程、分離された半導体チップをピックアップする工程、さらにピックアップされたチップをリードフレームやパッケージ基板等に接着するダイボンディング(マウント)工程が実施される。
近年、上記半導体装置の製造工程に使用されるウエハ加工用テープとして、例えば、基材フィルム上に粘着剤層が設けられたウエハ加工用テープや、粘着剤層の上にさらに接着剤層が積層された構造を有するウエハ加工用テープ(ダイシングダイボンドフィルム:DDF)が提案され、既に実用化されている(例えば、特許文献1を参照)。
しかしながら、上記ダイシングダイボンドフィルムは、製造から使用までの間の、接着剤層と粘着剤層とが接触する時間が必然的に長くなるため、使用前に両層がなじんでしまい、個片化した接着剤層付き半導体チップをピックアップする工程で、接着剤層と粘着剤層との間でうまく剥離できないという問題点があった。
そこで、このような問題を解決するウエハ加工用テープとして、粘着剤層を構成する炭素−炭素二重結合を有する放射線重合性化合物のヨウ素価や、接着剤層を構成するエポキシ基含有アクリル共重合体のガラス転移点(Tg)を規定することによって、接着剤層付き半導体チップを容易に粘着剤層から剥離することができるようにしたウエハ加工用テープが知られている(例えば、特許文献2を参照)。
特開平2−32181号公報 特開2005−303275号公報
上記特許文献2に記載のウエハ加工用テープでは、粘着剤層を構成する炭素−炭素二重結合を有する放射線重合性化合物のヨウ素価を規定することにより、放射線照射後の粘着力の低減を図り、エポキシ基含有アクリル共重合体のガラス転移点(Tg)を規定することによって、Bステージ状態での接着剤層又はウエハ加工用テープのタック力の低減を図っている。すなわち、粘着剤層および接着剤層について、それぞれ剥離しやすくなるように改善している。
しかしながら、粘着剤層と接着剤層との関係については、考慮されておらず、組み合わせによっては、剥離容易性が十分でなく、接着剤層付き半導体チップ(以下、半導体チップという)をウエハ加工用テープの粘着剤層から適切にピックアップできないという問題があった。
また、ピックアップ時には、粘着剤層と接着剤層との間の剥離をしやすくするために、ウエハ加工用テープの下側からピンによって半導体チップを突き上げ力や突き上げ高さを大きくすることが行われているが、近年、半導体チップが薄くなる傾向にあり、半導体チップが薄い場合に、突き上げ力を大きくすると、チップが破損してしまうという問題点もあった。
そこで、本発明は、以上のような問題点を解決するためになされたもので、粘着剤層と接着剤層との間の剥離を容易にすることで、ピックアップ工程における半導体チップのピックアップ成功率を向上させるとともに、ピンの突き上げ力や突き上げ高さを大きくすることによる薄い半導体チップの破損を防止することが可能なウエハ加工用テープを提供することを提供することを目的とする。
本発明者らは、上記の課題に対して鋭意検討した結果、基材フィルムと粘着剤層と接着剤層とがこの順に形成されたウエハ加工用テープにおいて、80℃での接着剤層のタック力をAとし、80℃での粘着剤層のタック力をBとしたとき、B≦0.584(N)であり、かつ、6.0≦(A/B)≦7.0であるウエハ加工用テープを使用することにより、粘着剤層と接着剤層との間の剥離が容易になり、ピックアップ工程における半導体チップのピックアップ成功率が向上することを見出し、更には、強度の低い薄い半導体チップも破損することなくピックアップできることを見出し、本発明を完成した。
即ち、本発明の第1の態様に係るウエハ加工用テープは、基材フィルムと粘着剤層と接着剤層とがこの順に形成されたウエハ加工用テープであって、80℃での前記接着剤層のタック力をAとし、80℃での前記粘着剤層のタック力をBとしたとき、B≦0.584(N)であり、かつ、6.0≦(A/B)≦7.0であることを特徴とする。また、0.531(N)≦Bであることが好ましい。
本発明のウエハ加工用テープを使用することにより、粘着剤層と接着剤層との間の剥離が容易になり、ピックアップ工程において半導体チップをウエハ加工用テープの粘着剤層から容易にピックアップすることができる。従って、従来よりも半導体チップのピックアップ成功率を向上させることができる。また、薄い半導体チップの場合であっても、ピンの突き上げ力や突き上げ高さを大きくすることなく半導体チップをピックアップできるので、強度が低い半導体チップを破損することなくピックアップすることができる。
本発明の実施形態に係るウエハ加工用テープを示す断面図である。 ウエハ加工用テープ上に半導体ウエハを貼り合せた図である。 ダイシング工程を説明するための図である。 エキスパンド工程を説明するための図である。 ピックアップ工程を説明するための図である。
以下に本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は一実施形態に係るウエハ加工用テープ10を示す断面図である。このウエハ加工用テープ10は、フィルム状の基材フィルム12aとその上に形成された粘着剤層12bとからなる粘着フィルム12と、この粘着フィルム12上に積層された接着剤層13とを有する。このように、ウエハ加工用テープ10では、基材フィルム12aと粘着剤層12bと接着剤層13とがこの順に形成されている。
なお、粘着剤層12bは一層の粘着剤層により構成されていてもよいし、二層以上の粘着剤層が積層されたもので構成されていてもよい。なお、図1においては、接着剤層13を保護するため、剥離ライナー11がウエハ加工用テープ10に設けられている様子が示されている。
粘着フィルム12及び接着剤層13は、使用工程や装置にあわせて予め所定形状に切断(プリカット)されていてもよい。本発明のウエハ加工用テープ10は、半導体ウエハ1枚分ごとに切断された形態と、これが複数形成された長尺のフィルムをロール上に巻き取った形態とを含む。
以下、本実施形態のウエハ加工用テープ10の各構成要素について詳細に説明する。
(接着剤層)
接着剤層13は、半導体ウエハ1等が貼り合わされてダイシングされた後、半導体チップ2をピックアップする際に、粘着フィルム12から剥離して半導体チップ2に付着し、半導体チップ2を基板やリードフレームに固定する際の接着剤として使用されるものである。従って、接着剤層13は、ピックアップ工程において、個片化された半導体チップ2に付着したままの状態で、粘着フィルム12から剥離することができる剥離性を有し、さらに、ダイボンディング工程において、半導体チップ2を基板やリードフレームに接着固定するために、十分な接着信頼性を有するものである。
接着剤層13は、接着剤を予めフィルム化したものであり、例えば、接着剤に使用される公知のポリイミド樹脂、ポリアミド樹脂、ポリエーテルイミド樹脂、ポリアミドイミド樹脂、ポリエステル樹脂、ポリエステルイミド樹脂、フェノキシ樹脂、ポリスルホン樹脂、ポリエーテルスルホン樹脂、ポリフェニレンサルファイド樹脂、ポリエーテルケトン樹脂、塩素化ポリプロピレン樹脂、アクリル樹脂、ポリウレタン樹脂、エポキシ樹脂、ポリアクリルアミド樹脂、メラミン樹脂等やその混合物を使用することができる。また、チップやリードフレームに対する接着力を強化するために、シランカップリング剤もしくはチタンカップリング剤を添加剤として前記材料やその混合物に加えることが望ましい。
接着剤層13の厚さは特に制限されるものではないが、通常5〜100μm程度が好ましい。また、接着剤層13は粘着フィルム12の粘着剤層12bの全面に積層してもよいが、予め貼り合わされる半導体ウエハ1に応じた形状に切断された(プリカットされた)接着剤層13を粘着剤層12bの一部に積層してもよい。半導体ウエハ1に応じた形状に切断された接着剤層13を積層した場合、図2に示すように、半導体ウエハ1が貼り合わされる部分には接着剤層13があり、ダイシング用のリングフレーム20が貼り合わされる部分には接着剤層13がなく粘着フィルム12の粘着剤層12bのみが存在する。一般に、接着剤層13は被着体と剥離しにくいため、プリカットされた接着剤層13を使用することで、リングフレーム20は粘着フィルム12に貼り合わすことができ、使用後のフィルム剥離時にリングフレーム20への糊残りを生じにくいという効果が得られる。
(粘着フィルム)
粘着フィルム12は、半導体ウエハ1をダイシングする際には半導体ウエハ1が剥離しないように十分な粘着力を有し、ダイシング後に半導体チップ2をピックアップする際には容易に接着剤層13から剥離できるよう低い粘着力を有するものである。本実施形態において、粘着フィルム12は、図1に示すように、基材フィルム12aに粘着剤層12bを設けたものを使用した。
粘着フィルム12のフィルム状の基材フィルム12aとしては、従来公知のものであれば特に制限することなく使用することができるが、後述するように、本実施形態においては、粘着剤層12bとして、エネルギー硬化性の材料のうち放射線硬化性の材料を使用することから、放射線透過性を有するものを使用する。
例えば、基材フィルム12aの材料として、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重合体、ポリブテン−1、ポリ−4−メチルペンテン−1、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−アクリル酸エチル共重合体、エチレン−アクリル酸メチル共重合体、エチレン−アクリル酸共重合体、アイオノマーなどのα−オレフィンの単独重合体または共重合体あるいはこれらの混合物、ポリウレタン、スチレン−エチレン−ブテン共重合体もしくはペンテン系共重合体、ポリアミド−ポリオール共重合体等の熱可塑性エラストマー、およびこれらの混合物を列挙することができる。また、基材フィルム12aはこれらの群から選ばれる2種以上の材料が混合されたものでもよく、これらが単層又は複層化されたものでもよい。基材フィルム12aの厚さは、特に限定されるものではなく、適宜に設定してよいが、50〜200μmが好ましい。
本実施形態においては、紫外線などの放射線を粘着フィルム12に照射することにより、粘着剤層12bを硬化させ、粘着剤層12bを接着剤層13から剥離しやすくしていることから、粘着剤層12bの樹脂には、粘着剤に使用される公知の塩素化ポリプロピレン樹脂、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、エポキシ樹脂、付加反応型オルガノポリシロキサン系樹脂、シリコンアクリレート樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−アクリル酸エチル共重合体、エチレン−アクリル酸メチル共重合体、エチレン−アクリル酸共重合体、ポリイソプレンやスチレン・ブタジエン共重合体やその水素添加物等の各種エラストマー等やその混合物に、放射線重合性化合物を適宜配合して粘着剤を調製することが好ましい。また、各種界面活性剤や表面平滑化剤を加えてもよい。粘着剤層12bの厚さは特に限定されるものではなく適宜に設定してよいが、5〜30μmが好ましい。
その放射線重合性化合物は、例えば光照射によって三次元網状化しうる分子内に光重合性炭素−炭素二重結合を少なくとも2個以上有する低分量化合物や、光重合性炭素−炭素二重結合基を置換基に持つポリマーやオリゴマーが用いられる。具体的には、トリメチロールプロパントリアクリレート、ペンタエリスリトールトリアクリレート、ペンタエリスリトールテトラアクリレート、ジペンタエリスリトールモノヒドロキシペンタアクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート、1,4−ブチレングリコールジアクリレート、1,6ヘキサンジオールジアクリレート、ポリエチレングリコールジアクリレートや、オリゴエステルアクリレート等、シリコンアクリレート等、アクリル酸や各種アクリル酸エステル類の共重合体等が適用可能である。
また、上記のようなアクリレート系化合物のほかに、ウレタンアクリレート系オリゴマーを用いることもできる。ウレタンアクリレート系オリゴマーは、ポリエステル型またはポリエーテル型などのポリオール化合物と、多価イソシアナート化合物(例えば、2,4−トリレンジイソシアナート、2,6−トリレンジイソシアナート、1,3−キシリレンジイソシアナート、1,4−キシリレンジイソシアナート、ジフェニルメタン4,4−ジイソシアナートなど)を反応させて得られる末端イソシアナートウレタンプレポリマーに、ヒドロキシル基を有するアクリレートあるいはメタクリレート(例えば、2−ヒドロキシエチルアクリレート、2−ヒドロキシエチルメタクリレート、2−ヒドロキシプロピルアクリレート、2−ヒドロキシプロピルメタクリレート、ポリエチレングリコールアクリレート、ポリエチレングリコールメタクリレートなど)を反応させて得られる。なお、粘着剤層12bには、上記の樹脂から選ばれる2種以上が混合されたものでもよい。
なお、粘着剤層12bの樹脂には、放射線を粘着フィルム12に照射して粘着剤層12bを硬化させる放射線重合性化合物の他、アクリル系粘着剤、光重合開始剤、硬化剤等を適宜配合して粘着剤層12bを調製することもできる。
光重合開始剤を使用する場合、例えばイソプロピルベンゾインエーテル、イソブチルベンゾインエーテル、ベンゾフェノン、ミヒラーズケトン、クロロチオキサントン、ドデシルチオキサントン、ジメチルチオキサントン、ジエチルチオキサントン、ベンジルジメチルケタール、α−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、2−ヒドロキシメチルフェニルプロパン等を使用することができる。
本実施形態に係るウエハ加工用テープ10は、以下の構成を有する点に特徴がある。
80℃での接着剤層13のタック力をAとし、80℃での粘着剤層12bのタック力をBとしたとき、
B ≦ 0.9(N)であり、かつ、6.0 ≦ (A/B) ≦ 7.0であることを満たしている。
粘着剤層12bおよび接着剤層13の80℃でのタック力を低くするには、50℃以上でかつ100℃以下程度の低い沸点の溶剤を用いるとよい。沸点が50℃以上でかつ100℃以下の溶剤としては酢酸エチルやメチルエチルケトン(MEK)が好ましく、単体又は混合物として使用できる。100℃以上でかつ200以下程度の高い沸点の溶剤を用いる場合は、残溶濃度を1%以下にするとよい。さらに、粘着剤層12bの80℃でのタック力を低くするには、光開始剤の量を多くするとよく、ポリマー100質量部に対し、1〜20質量部にすることが好ましく、2〜15質量部とすることがより好ましい。
また、粘着剤層を構成するポリマーのガラス転移点(Tg)を高くすることも有効である。ガラス転移点(Tg)は好ましくは−40〜−70℃であり、より好ましくは−50〜−60℃である。さらに、粘着剤層12bの80℃でのタック力を低くするには、硬化剤の含有量を多くするとよく、ポリマー共重合体に対して0.01〜0.15質量部にするのが好ましく、硬化剤の含有量をポリマー共重合体に対して0.01〜0.02質量部にするのがより好ましい。
また、接着剤層13の80℃でのタック力を低くするには、フィラー含有量を高くするとよく、好ましくはポリマー100質量部に対し、5〜100質量部がよく、より好ましくは10〜50質量部がよい。さらに、接着剤層13の80℃でのタック力を低くするには、硬化剤の含有量を多くするとよく、エポキシ100質量部に対し、硬化剤50〜200質量部がよく、より好ましくは70〜150質量部がよい。また、接着剤層を構成するエポキシのエポキシ当量は好ましくは100g/eq〜400g/eqであり、より好ましくは200〜300g/eqである。粘着剤層12bおよび接着剤層13の80℃でのタック力を高くするには、上述の逆を行うとよい。
(ウエハ加工用テープの使用方法)
半導体装置の製造工程の中で、ウエハ加工用テープ10は、以下のように使用される。図2においては、ウエハ加工用テープ10に、半導体ウエハ1とリングフレーム20とが貼り合わされた様子が示されている。まず、図2に示すように、粘着フィルム12の粘着剤層12bをリングフレーム20に貼り付け、半導体ウエハ1を接着剤層13に貼り合わせる。これらの貼り付け順序に制限はなく、半導体ウエハ1を接着剤層13に貼り合わせた後に粘着フィルム12の粘着剤層12bをリングフレーム20に貼り付けてもよい。また、粘着フィルム12のリングフレーム20への貼り付けと、半導体ウエハ1の接着剤層13への貼り合わせとを、同時に行っても良い。
そして、半導体ウエハ1のダイシング工程を実施し(図3)、次いで、粘着フィルム12にエネルギー線、例えば紫外線を照射する工程を実施する。具体的には、ダイシングブレード21によって半導体ウエハ1と接着剤層13とをダイシングするため、吸着ステージ22により、ウエハ加工用テープ10を粘着フィルム12の下面側から吸着支持する。そして、ダイシングブレード21によって半導体ウエハ1と接着剤層13を半導体チップ2単位に切断して個片化し、その後、粘着フィルム12の下面側からエネルギー線を照射する。このエネルギー線照射によって、粘着剤層12bを硬化させてその粘着力を低下させる。なお、エネルギー線の照射に代えて、加熱などの外部刺激によって粘着フィルム12の粘着剤層12bの粘着力を低下させてもよい。粘着剤層12bが二層以上の粘着剤層により積層されて構成されている場合、各粘着剤層の内の一層又は全層をエネルギー線照射によって硬化させて、各粘着剤層の内の一層又は全層の粘着力を低下させても良い。
その後、図4に示すように、ダイシングされた半導体チップ2及び接着剤層13を保持した粘着フィルム12をリングフレーム20の周方向に引き伸ばすエキスパンド工程を実施する。具体的には、ダイシングされた複数の半導体チップ2及び接着剤層13を保持した状態の粘着フィルム12に対して、中空円柱形状の突き上げ部材30を、粘着フィルム12の下面側から上昇させ、粘着フィルム12をリングフレーム20の周方向に引き伸ばす。エキスパンド工程により、半導体チップ2同士の間隔を広げ、CCDカメラ等による半導体チップ2の認識性を高めるとともに、ピックアップの際に隣接する半導体チップ2同士が接触することによって生じる半導体チップ2同士の再接着を防止することができる。
エキスパンド工程を実施した後、図5に示すように、粘着フィルム12をエキスパンドした状態のままで、半導体チップ2をピックアップするピックアップ工程を実施する。具体的には、粘着シート12の下面側から半導体チップ2をピン31によって突き上げるとともに、粘着フィルム12の上面側から吸着冶具32で半導体チップ2を吸着することで、個片化された半導体チップ2を接着剤層13とともにピックアップする。
そして、ピックアップ工程を実施した後、ダイボンディング工程を実施する。具体的には、ピックアップ工程で半導体チップ2とともにピックアップされた接着剤層13により、半導体チップ2をリードフレームやパッケージ基板等に接着する。
(実施例)
次に、本発明の実施例について説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。まず、基材フィルム12a及び下記の表1に示す粘着剤層組成物1A〜1Gを調製した後、基材フィルム12a上に粘着剤層組成物1A〜1Gの乾燥後の厚さが10μmになるように粘着剤層組成物1A〜1Fを塗工し、110℃で3分間乾燥させて粘着フィルム12を作成した。次いで、下記の表2に示す接着剤層組成物2A〜2Hを調製し、接着剤層組成物2A〜2Hを離型処理した厚さ25μmのポリエチレン−テレフタレートフィルムよりなる剥離ライナー11に、乾燥後の厚さが40μmになるように接着剤層組成物2A〜2Hを塗工し、110℃で3分間乾燥させて剥離ライナー11上に接着剤層13を作成した。そして、粘着フィルム12及び接着剤層13を図2に示す形状に裁断した後、粘着フィルム12の粘着剤層12b側に接着剤層13を貼り合わせて、下記の表3に示す実施例1〜3及び下記の表4に示す比較例1〜9を作成した。
(基材フィルム12a)
フィルム状の基材フィルム12aとして、厚さ100μmのエラストマー添加ポリプロピレンを使用した。
(粘着剤層組成物の調製)
粘着剤層組成物1A〜1Gとして、下記の表1に示す各成分の配合により、粘着剤層組成物を調製した。
Figure 0005184409
<粘着剤層組成物1A>
粘着剤層組成物1Aは、表1に示すように、ポリマー共重合体(1)33質量部と、硬化剤(イソシアネート化合物)0.5質量部と、光重合開始剤(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン)3質量部と、溶剤(1)80質量部と、を加えて混合した組成物である。尚、ポリマー共重合体(1)は、放射線硬化性炭素−炭素二重結合を有する官能基を持つ2−エチルヘキシルアクリレートと2−ヒドロキシアルキルアクリレート類の共重合体であり、ガラス転移点(Tg)が−53℃である。また、溶剤(1)は、トルエンである。
<粘着剤層組成物1B>
粘着剤層組成物1Bは、表1に示すように、ポリマー共重合体(1)33質量部と、硬化剤(イソシアネート化合物)0.5質量部と、光重合開始剤(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン)3質量部と、溶剤(2)80質量部と、を加えて混合した組成物である。尚、溶剤(2)は、酢酸エチルである。
<粘着剤層組成物1C>
粘着剤層組成物1Cは、表1に示すように、ポリマー共重合体(2)33質量部と、硬化剤(イソシアネート化合物)0.5質量部と、光重合開始剤(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン)3質量部と、溶剤(2)80質量部と、を加えて混合した組成物である。尚、ポリマー共重合体(2)は、放射線硬化性炭素−炭素二重結合を有する官能基を持つ2−エチルヘキシルアクリレートと2−ヒドロキシアルキルアクリレート類の共重合体であり、ガラス転移点(Tg)が−72℃である。
<粘着剤層組成物1D>
粘着剤層組成物1Dは、表1に示すように、ポリマー共重合体(1)33質量部と、硬化剤(イソシアネート化合物)0.5質量部と、光重合開始剤(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン)1質量部と、溶剤(2)80質量部と、を加えて混合した組成物である。
<粘着剤層組成物1E>
粘着剤層組成物1Eは、表1に示すように、ポリマー共重合体(1)33質量部と、硬化剤(イソシアネート化合物)0.5質量部と、光重合開始剤(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン)4質量部と、溶剤(2)80質量部と、を加えて混合した組成物である。
<粘着剤層組成物1F>
粘着剤層組成物1Fは、表1に示すように、ポリマー共重合体(1)33質量部と、硬化剤(イソシアネート化合物)0.2質量部と、光重合開始剤(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン)3質量部と、溶剤(2)80質量部と、を加えて混合した組成物である。
<粘着剤層組成物1G>
粘着剤層組成物1Gは、表1に示すように、ポリマー共重合体(2)33質量部と、硬化剤(イソシアネート化合物)0.5質量部と、光重合開始剤(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン)3質量部と、溶剤(1)80質量部と、を加えて混合した組成物である。
上記粘着剤層組成物1A〜1Gを、基材フィルム12aに、乾燥膜厚が10μmとなるように塗布し、110℃で3分間乾燥させ、粘着フィルム12を作製した。
接着剤層組成物2A〜2Hとして、下記の表2に示す各成分の配合により、接着剤層組成物を調製した。
Figure 0005184409
<接着剤層組成物2A>
エポキシ樹脂4質量部、シランカップリング剤(γ−メルカプトプロピルトリメトキシシラン)、フィラー2質量部を、溶剤(2)80質量部を加えて撹拌混合し、更にビーズミルを用いて90分間混練した。その後、アクリル樹脂(1)16質量部、硬化剤4質量部と、硬化促進剤0.2質量部とを撹拌混合し、真空脱気し、接着剤層組成物2Aを得た。エポキシ樹脂は、ビフェニル型エポキシ樹脂(エポキシ当量265、分子量1200、軟化点63℃)である。フィラーは、平均粒径16nmのシリカフィラーである。また、溶剤(2)は、メチルエチルケトン(MEK)と酢酸エチルの混合物である。アクリル樹脂(1)は、重量平均分子量(Mw)が80万、ガラス転移点(Tg)が17℃である。硬化剤としては市販品のDICY15(ジャパンエポキシレジン(株))、硬化促進剤としては市販品のキュアゾール2PZ(四国化成(株))を用いた。
<接着剤層組成物2B>
接着剤層組成物2Bは、表2に示すように、アクリル樹脂(1)16質量部と、エポキシ樹脂4質量部と、フィラー2質量部と、硬化剤4質量部と、硬化促進剤0.2質量部と、溶剤(1)80質量部とを用いて、接着剤層組成物2Aと同様にして得た。溶剤(1)は、トルエンとシクロヘキサノンの混合物である。
<接着剤層組成物2C>
接着剤層組成物2Cは、表2に示すように、アクリル樹脂(2)16質量部と、エポキシ樹脂4質量部と、フィラー2質量部と、硬化剤4質量部と、硬化促進剤0.2質量部と、溶剤(2)80質量部とを用いて、接着剤層組成物2Aと同様にして得た。アクリル樹脂(2)は、重量平均分子量(Mw)が85万、ガラス転移点(Tg)が−15℃である。
<接着剤層組成物2D>
接着剤層組成物2Dは、表2に示すように、アクリル樹脂(1)16質量部と、エポキシ樹脂4質量部と、フィラー1質量部と、硬化剤4質量部と、硬化促進剤0.2質量部と、溶剤(2)80質量部とを用いて、接着剤層組成物2Aと同様にして得た。
<接着剤層組成物2E>
接着剤層組成物2Eは、表2に示すように、アクリル樹脂(1)19質量部と、エポキシ樹脂1質量部と、フィラー2質量部と、硬化剤4質量部と、硬化促進剤0.2質量部と、溶剤(2)80質量部とを用いて、接着剤層組成物2Aと同様にして得た。
<接着剤層組成物2F>
接着剤層組成物2Fは、表2に示すように、アクリル樹脂(1)16質量部と、エポキシ樹脂4質量部と、フィラー3質量部と、硬化剤4質量部と、硬化促進剤0.2質量部と、溶剤(2)80質量部とを用いて、接着剤層組成物2Aと同様にして得た。
<接着剤層組成物2G>
接着剤層組成物2Gは、表2に示すように、アクリル樹脂(2)16質量部と、エポキシ樹脂4質量部と、フィラー2質量部と、硬化剤4質量部と、硬化促進剤0.2質量部と、溶剤(1)80質量部とを用いて、接着剤層組成物2Aと同様にして得た。
<接着剤層組成物2H>
接着剤層組成物2Hは、表2に示すように、アクリル樹脂(2)19質量部と、エポキシ樹脂1質量部と、フィラー2質量部と、硬化剤4質量部と、硬化促進剤0.2質量部と、溶剤(1)80質量部とを用いて、接着剤層組成物2Aと同様にして得た。
上記接着剤層組成物2A〜2Hを、厚さ25μmの離型処理したポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム上に塗布し、加熱乾燥して、膜厚が40μmのBステージ状態の塗膜を形成し、接着フィルムを作製した。
作製した粘着フィルム12及び接着フィルムを、それぞれ直径370mm、320mmの円形にカットし、粘着フィルム12の粘着剤層12bと接着フィルムの接着剤層13とを貼り合わせた。最後に、接着フィルムのPETフィルムを接着剤層13から剥離し、下記の表3に示す実施例1〜3に係るウエハ加工用テープ10、及び下記の表4に示す比較例1〜9に係るウエハ加工用テープを得た。
Figure 0005184409
Figure 0005184409
表3には、実施例1〜3に係るウエハ加工用テープ10を構成する粘着剤層組成物と接着剤層組成物の組合せを示してある。また、各実施例1〜3における接着剤層13の80℃でのタック力A(N)、粘着剤層12bの80℃でのタック力B(N)、80℃での接着剤層13と粘着剤層12bとのタック力比(A/B)、ピックアップ成功率(%)を示してある。尚、ピックアップにおけるピンの突き上げ高さは450μmである。
表4には、比較例1〜9に係るウエハ加工用テープを構成する粘着剤層組成物と接着剤層組成物の組合せを示してある。また、各比較例1〜7における接着剤層13の80℃でのタック力A(N)、粘着剤層12bの80℃でのタック力B(N)、80℃での接着剤層13と粘着剤層12bとのタック力比(A/B)、ピックアップ成功率(%)を示してある。尚、ピックアップにおけるピンの突き上げ高さは450μmである。
<タック力の測定>
実施例1〜3の各ウエハ加工用テープ10及び比較例1〜9の各ウエハ加工用テープにおける粘着テープ12を80℃に維持しながら、粘着剤層12bのタック力を、JIS Z 0237に準拠し、レスカ製タック測定試験機を用いて測定した。また、実施例1〜3の各ウエハ加工用テープ10及び比較例1〜9の各ウエハ加工用テープにおける接着剤フィルムを80℃に維持しながら、接着剤層13のタック力を、JIS Z 0237に準拠し、レスカ製タック測定試験機を用いて測定した。
<ピックアップ成功率の測定>
実施例1〜3の各ウエハ加工用テープ10及び比較例1〜9の各ウエハ加工用テープに厚み100μmのシリコンウエハ(半導体ウエハ)1を70℃で10秒間、加熱貼合した後、10mm×10mmの半導体チップ2にダイシングした。その後、粘着剤層12bに紫外線を空冷式高圧水銀灯(80W/cm、照射距離10cm)により200J/cm照射した。その後、シリコンウエハ(半導体ウエハ)1の中央部に位置する50個の半導体チップ2について、ダイボンダー装置(NECマシナリー製、商品名CPS−100FM)によりピックアップを行い、ピックアップ成功率を求め、その結果を評価した。尚、ピックアップされた半導体チップ2に粘着剤層12bから剥離した接着剤層13が保持されているものをピックアップが成功したものとし、ピックアップ成功率を算出した。
実施例1は、粘着剤層12bの80℃でのタック力(以下、タック力Bという)が、タック力Bを規定する上記0.9(N)以下の範囲の0.531(N)であり、かつ、接着剤層13の80℃でのタック力(以下、タック力Aという)と粘着剤層12bの80℃でのタック力(タック力B)とのタック力比(A/B)が、タック力比(A/B)を規定する上記6.0以上でかつ7.0以下の範囲内の6.9であるため、ピックアップ成功率が100%となった。
実施例2は、タック力Bが、タック力Bを規定する上記0.9(N)以下の範囲の0.566(N)であり、かつ、タック力比(A/B)が、タック力比(A/B)を規定する上記6.0以上でかつ7.0以下の範囲内の6.5であるため、ピックアップ成功率が100%となった。
実施例3は、タック力Bが、タック力Bを規定する上記0.9(N)以下の範囲の0.584(N)であり、かつ、タック力比(A/B)が、タック力比(A/B)を規定する上記6.0以上でかつ7.0以下の範囲内の6.1であるため、ピックアップ成功率が100%となった。
比較例1では、タック力Bが、タック力Bを規定する上記0.9(N)以下の範囲の0.864(N)であるが、タック力比(A/B)が、タック力比(A/B)を規定する上記6.0以上でかつ7.0以下の範囲の下限値よりも小さい4.2であるため、ピックアップ成功率が32%と低くなった。
比較例2では、タック力Bが、タック力Bを規定する上記0.9(N)以下の範囲の0.531(N)であるが、タック力比(A/B)が、タック力比(A/B)を規定する上記範囲6.0以上でかつ7.0以下の範囲の上限値よりも大きい7.5であるため、ピックアップ成功率が28%と低くなった。
比較例3では、タック力Bが、タック力Bを規定する上記0.9(N)以下の範囲の0.618(N)であるが、タック力比(A/B)が、タック力比(A/B)を規定する上記6.0以上でかつ7.0以下の範囲の下限値よりも小さい5.9であるため、ピックアップ成功率が81%と低くなった。
比較例4では、タック力Bが、タック力Bを規定する上記0.9(N)以下の範囲の0.531(N)であるが、タック力比(A/B)が、タック力比(A/B)を規定する上記6.0以上でかつ7.0以下の範囲の上限値よりも大きい7.3であるため、ピックアップ成功率が22%と低くなった。
比較例5では、タック力Bが、タック力Bを規定する上記0.9(N)以下の範囲の0.531(N)であるが、タック力比(A/B)が、タック力比(A/B)を規定する上記6.0以上でかつ7.0以下の範囲の上限値よりも大きい7.1であるため、ピックアップ成功率が76%と低くなった。
比較例6では、タック力Bが、タック力Bを規定する上記0.9(N)以下の範囲の0.531(N)であるが、タック力比(A/B)が、タック力比(A/B)を規定する上記6.0以上でかつ7.0以下の範囲の上限値よりも大きい7.7であるため、ピックアップ成功率が9%と低くなった。
比較例7では、タック力Bが、タック力Bを規定する上記0.9(N)以下の範囲の0.851(N)であるが、タック力比(A/B)が、タック力比(A/B)を規定する上記6.0以上でかつ7.0以下の範囲の下限値よりも小さい4.3であるため、ピックアップ成功率が28%と低くなった。
比較例8では、タック力比(A/B)が、タック力比(A/B)を規定する上記6.0以上でかつ7.0以下の範囲内の6.2であるが、タック力Bを規定する上記0.9(N)以下の範囲の上限値よりも大きい0.908(N)であるため、ピックアップ成功率が0%と低くなった。
比較例9では、タック力比(A/B)が、タック力比(A/B)を規定する上記6.0以上でかつ7.0以下の範囲内の6.9であるが、タック力Bを規定する上記0.9(N)以下の範囲の上限値よりも大きい0.908(N)であるため、ピックアップ成功率が0%と低くなった。
本実施形態に係るウエハ加工用テープ10では、80℃での接着剤層13のタック力をAとし、80℃での粘着剤層12bのタック力をBとしたとき、
B ≦ 0.9(N)であり、かつ、6.0 ≦ (A/B) ≦ 7.0であることを満たしている。
粘着剤層12bの80℃でのタック力Bが、0.9(N)以下であり、かつ、接着剤層13の80℃でのタック力Aと粘着剤層12bの80℃でのタック力Bとのタック力比(A/B)が、6.0以上でかつ7.0以下の範囲内にあることで、粘着剤層12bと接着剤層13との間の剥離が容易になる。
以上のことより、ピックアップ工程において接着剤層13が付着した状態の半導体チップ2をウエハ加工用テープ10の粘着剤層12bから容易にピックアップすることができる。従って、従来よりも接着剤層13が付着した状態の半導体チップ2のピックアップ成功率を向上させることができる。また、薄い半導体チップ2の場合であっても、粘着剤層12bと接着剤層13との間の剥離が容易であるため、ピンの突き上げ力や突き上げ高さを大きくすることなく半導体チップ2をピックアップできるので、強度が低い半導体チップ2を破損することなくピックアップすることができる。
1:半導体ウエハ
2:半導体チップ
10:ウエハ加工用テープ
12a:基材フィルム
12b:粘着剤層
12:粘着フィルム
13:接着剤層

Claims (2)

  1. 基材フィルムと粘着剤層と接着剤層とがこの順に形成されたウエハ加工用テープであって、
    80℃での前記接着剤層のタック力をAとし、80℃での前記粘着剤層のタック力をBとしたとき、
    B≦0.584(N)であり、かつ、6.0≦(A/B)≦7.0であることを特徴とするウエハ加工用テープ。
  2. 80℃での前記粘着剤層のタック力をBとしたとき、0.531(N)≦Bであることを特徴とする請求項1に記載のウエハ加工用テープ。
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