JP2010251480A - 半導体装置の製造方法及びウエハ加工用テープ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】半導体装置の製造方法は、半導体ウエハ1をウエハ加工用テープ10の接着剤層13に貼り付ける貼り付け工程(S101)、半導体ウエハ1を個片化した半導体チップ2(図3)にダイシングするダイシング工程(S102)、ウエハ加工用テープ10をエキスパンドするエキスパンド工程(S103)、低温下で半導体チップ2をウエハ加工用テープ10からピックアップするピックアップ工程(S104)、及び、ピックアップした半導体チップ2をリードフレームやパッケージ基板等に接着するダイボンディング工程(S105)の各工程を備えている。
【選択図】図1
Description
図1は、本発明の実施形態に係る半導体装置の製造方法を説明するためのフローチャート図の一例である。尚、半導体装置の製造方法において、使用するウエハ加工用テープ10は、基材フィルム12aと粘着剤層12bと接着剤層13とがこの順に積層されたウエハ加工用テープ(図6)を例に挙げて説明する。また、基材フィルム12aと粘着剤層12bとからなる積層体を粘着フィルム12と呼ぶ。
また、ピックアップ工程を行う温度は、10℃以下である。
(接着剤層)
接着剤層13は、半導体ウエハ1等が貼り付けられてダイシングされた後、半導体チップ2をピックアップする際に、粘着フィルム12から剥離して半導体チップ2に付着し、半導体チップ2を基板やリードフレームに固定する際の接着剤として使用されるものである。従って、接着剤層13は、ピックアップ工程において、個片化された半導体チップ2に付着したままの状態で、粘着フィルム12から剥離することができる剥離性を有し、さらに、ダイボンディング工程において、半導体チップ2を基板やリードフレームに接着固定するために、十分な接着信頼性を有するものである。
粘着フィルム12は、半導体ウエハ1をダイシングする際には半導体ウエハ1が剥離しないように十分な粘着力を有し、ダイシング後に半導体チップ2をピックアップする際には容易に接着剤層13から剥離できるよう低い粘着力を有するものである。本実施形態において、粘着フィルム12は、図6及び図7に示すように、基材フィルム12aの上に粘着剤層12bを設けたものを使用した。
次に、本発明の実施例について説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。尚、実施例では、図6に示したウエハ加工用テープ10を使用した。まず、基材フィルム12a及び下記の表1に示す粘着剤層組成物1A〜1Cを調製した後、基材フィルム12a上に粘着剤層組成物1A〜1Cを塗工し、110℃で3分間乾燥させて粘着フィルム12を作成した。次いで、下記の表2に示す接着剤層組成物2A、2Bを調製し、接着剤層組成物2A、2Bを離型処理したポリエチレン−テレフタレートフィルムよりなる剥離ライナー11に、接着剤層組成物2A、2Bを塗工し、140℃で5分間乾燥させて剥離ライナー11上に接着剤層13を作成した。そして、粘着フィルム12の粘着剤層12b側に接着剤層13を貼り合わせて、下記の表3に示す実施例1〜4のウエハ加工用テープ10を作成した。
フィルム状の基材フィルム12aとして、エチレン−メタクリル酸−(アクリル酸2−メチル−プロピル)3元共重合体−アイオノマー樹脂を使用し、厚さ100または150μmのフィルムを作成した。
粘着剤層組成物1Aは、表1に示すように、放射線硬化性炭素−炭素二重結合および官能基を有する化合物(A0)として、2−エチルヘキシルアクリレート、2−ヒドロキシエチルアクリレートおよびメチルメタクリレートからなり、質量平均分子量70万、ガラス転移温度−64℃、放射線硬化性炭素−炭素二重結合量0.9meq/gを有する共重合体化合物を作製した。この化合物(A0)100質量部に対して、硬化剤としてポリイソシアネート化合物コロネートL(日本ポリウレタン株式会社製、商品名)1質量部を加え、さらに光重合開始剤としてイルガキュア184(日本チバガイギー株式会社製、商品名)5質量部を加えることにより、放射線硬化性の粘着剤組成物(1A)を得た。
粘着剤層組成物1Bは、表1に示すように、粘着剤組成物1Bは、上記、粘着剤組成物1Aの硬化剤を3質量部とした以外は同様に調整した。
粘着剤層組成物1Cは、表1に示すように、粘着剤組成物1Cは、上記、粘着剤組成物1Aの硬化剤を5質量部とした以外は同様に調整した。
接着剤層組成物2Aは、表2に示すように、エポキシ樹脂としてYDCN−703(東都化成(株)製商品名、クレゾールノボラック型エポキシ樹脂、エポキシ当量210、分子量1200、軟化点80℃)55重量部、フェノール樹脂としてミレックスXLC−LL(三井化学(株)製商品名、式(I)で表されるフェノール樹脂、水酸基当量175、吸水率1.8%、350℃における加熱重量減少率4%)45重量部、シランカップリング剤としてNUC A−189(日本ユニカー(株)製商品名、γ−メルカプトプロピルトリメトキシシラン)1.7重量部とNUC A−1160(日本ユニカー(株)製商品名、γ−ウレイドプロピルトリエトキシシラン)3.2重量部、フィラーとしてアエロジルR972(シリカ表面にジメチルジクロロシランを被覆し、400℃の反応器中で加水分解させた、メチル基などの有機基を表面に有するフィラー、日本アエロジル(株)製商品名、シリカ、平均粒径0.016μm)32重量部からなる組成物に、シクロヘキサノンを加えて攪拌混合し、更にビーズミルを用いて90分混練した。
接着剤層組成物2Bは、表2に示すように、上記の接着剤組成物2Aのフィラーを50重量部とした以外は同様に調整した。
実施例1に係るウエハ加工用テープ10は、表3に示すように、基材フィルム12a、上記粘着剤層組成物1A及び上記接着剤層組成物2Aを用い、前述した方法で基材フィルム12a、放射線硬化型粘着剤層12b及び接着剤層13のそれぞれの厚さが150μm、10μm及び60μmとなるように、この順に積層して作成した。
実施例2に係るウエハ加工用テープ10は、表3に示すように、基材フィルム12a、上記粘着剤層組成物1B及び上記接着剤層組成物2Aを用い、前述した方法で基材フィルム12a、放射線硬化型粘着剤層12b及び接着剤層13のそれぞれの厚さが100μm、10μm及び60μmとなるように、この順に積層して作成した。
実施例3に係るウエハ加工用テープ10は、表3に示すように、基材フィルム12a、上記粘着剤層組成物1C及び上記接着剤層組成物2Aを用い、前述した方法で基材フィルム12a、放射線硬化型粘着剤層12b及び接着剤層13のそれぞれの厚さが100μm、10μm及び60μmとなるように、この順に積層して作成した。
実施例4に係るウエハ加工用テープ10は、表3に示すように、基材フィルム12a、上記粘着剤層組成物1A及び上記接着剤層組成物2Bを用い、前述した方法で基材フィルム12a、放射線硬化型粘着剤層12b及び接着剤層13のそれぞれの厚さが150μm、10μm及び20μmとなるように、この順に積層して作成した。
2:半導体チップ
10,10A:ウエハ加工用テープ
12a:基材フィルム
12b:粘着剤層
12:粘着フィルム
13:接着剤層
Claims (7)
- 基材フィルムと前記基材フィルム上に設けられた粘着剤層を有するウエハ加工用テープの前記粘着剤層に貼り付けられた半導体ウエハを、個片化した半導体チップに分断するダイシング工程と、
前記個片化した半導体チップを、前記ウエハ加工用テープの粘着剤層からピックアップするピックアップ工程と、
を備え、
前記ピックアップ工程は、
前記個片化した半導体チップと前記ウエハ加工用テープとを冷却状態で、前記半導体チップを前記粘着剤層からピックアップすることを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 前記ピックアップ工程は、
更に、前記個片化した半導体チップを前記粘着剤層からピックアップする装置を冷却状態で、前記半導体チップを前記粘着剤層からピックアップすることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。 - 基材フィルムと粘着剤層と接着剤層とがこの順に形成されたウエハ加工用テープの前記接着剤層に貼り付けられた半導体ウエハを、個片化した接着剤層付き半導体チップに分断するダイシング工程と、
前記個片化した接着剤層付き半導体チップを、前記ウエハ加工用テープの接着剤層からピックアップするピックアップ工程と、
を備え、
前記ピックアップ工程は、
前記個片化した接着剤層付き半導体チップと前記ウエハ加工用テープとを冷却状態で、前記半導体チップを前記接着剤層からピックアップすることを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 前記ピックアップ工程は、
更に、前記個片化した接着剤層付き半導体チップを前記接着剤層からピックアップする装置を冷却状態で、前記半導体チップを前記接着剤層からピックアップすることを特徴とする請求項3に記載の半導体装置の製造方法。 - 冷却する温度は、10℃以下であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
- 請求項1、2、または5に記載の半導体装置の製造に使用する、基材フィルムと前記基材フィルム上に粘着剤層が設けられたウエハ加工用テープであって、
前記ウエハ加工用テープと当該ウエハ加工用テープの前記粘着剤層に貼り付けられた半導体ウエハとの間の剥離力が、10℃のとき、0.1[N/25mm]以下であることを特徴とするウエハ加工用テープ。 - 請求項3乃至5のいずれか1項に記載の半導体装置の製造に使用する、基材フィルムと粘着剤層と接着剤層とがこの順に形成されたウエハ加工用テープであって、
前記粘着剤層と前記接着剤層との間の剥離力が、10℃のとき、0.1[N/25mm]以下であることを特徴とするウエハ加工用テープ。
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