JP5182941B2 - 複合コネクタ - Google Patents
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Description
第1コネクタと第2コネクタを備えた従来の複合コネクタにおいても、第1コネクタと第2コネクタが完全に接続された後に、第2コネクタが第2コネクタに接続されるようにしたコネクタは公知である(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1記載の発明に係るコネクタ装置は、次のような第1コネクタと第2コネクタと保持手段とを備えて成るものである。
第1コネクタは、第1端部及び第2端部、並びに第1接点要素のための第1収容室を有しており、さらに第1ロック手段が配置されたハウジングを含んでいる。そして、第2接点要素のためのソケットを形成するスライダをそのハウジングに移動自在に配置している。
一方、第2コネクタは、第1及び第2コネクタを接続する時に第1接点要素へ接続される第1対応接点要素のためのソケットを形成している。また、第1および第2コネクタが完全に接続された時に第1ロック手段に係合する第2ロック手段を含んでいる。さらに、第2対応接点要素を収容しており、第1コネクタのハウジングの第1ロック手段が第2コネクタの第2ロック手段に完全に接続された時のみ、スライダに配置された第2接点要素が第2対応接点要素と接触するように該スライダの移動を保持手段が許容するようにしている。
そこで、第1コネクタと第2コネクタを接続し続けると、最初に第1接点要素が第1対応接点要素と接触するが、まだ、第2接点要素は第2対応接点要素と接触することができない状態となり、さらに第1コネクタと第2コネクタを接続し続けると、保持アームが弛緩した初期位置を取ることができて、ばねにより保持アームが移動して第2接点要素が第2対応接点要素と接触するようになる。
第1接点要素と第1対応接点要素が完全に相互接続された位置に達しても電流はまだ流れることができず、第2接点要素が導電状態で第2対応接点要素に同時に接続される。同時接続によって信号線が相互に接続されるので、第1接点要素と第1対応接点要素とが効果的に相互接続されたことが信号で伝えられ、この時、第1接点要素と第1対応接点要素との間で、電源用の電流の通電が実施される、というものである。
〈欠点1〉
特許文献1記載の発明には、第1接点要素と第1対応接点要素との接続と、第2接点要素と第2対応接点要素との接続とを時間差をもって接続させるという考え方はみられるが、しかしながら電流の通電は同時に行わせるものである。
言い換えれば、メイン回路(K1)とインタロック回路(信号回路K2)を完全に接続される構造であるが、特許文献1記載の発明では、メイン回路(K1)とインタロック回路(信号回路K2)の接続・遮断に時間差を設けることが困難であった。
したがって、モータの制御信号を遮断してもモータの回転が続く場合は発電が行われるので、モータにインバーターが接続されている回路ではインバーターに挿入されているメインコネクタのメスとオスコネクタを離脱しても、特許文献1記載のコネクタの場合、回転しているモータからインバーターに給電が続く可能性があり、感電の危険性があった。
〈欠点2〉
また、特許文献1記載の発明は、第2接点要素と第2対応接点要素との接続にばねを必要としているので、ばね単体のコストが嵩むばかりか、コネクタの製造工程でばねを組み込む工程が別途必要となり、さらにばねの錆等の経年劣化も憂慮される欠点があった。
さらに、ばねのような別部品を組み込む必要のない、したがってまた低コスト・生産性・耐久性に富む複合ソケットを提供することを第2の目的としている。
この構成により、第1コネクタが嵌合してから第2コネクタの嵌合が可能となり、嵌合の誤順序を防止することができる。
この構成により、第2コネクタが離脱してから第1コネクタの離脱が可能となるので、両コネクタの離脱に時間差を確保することができる。したがって、第2コネクタの離脱でモータの制御信号をなくしてモータの回転を止め、慣性による回転が停止するころの時間差でインバーターの第1コネクタを離脱させれば、感電の虞を防止することができる。
この構成により、第1コネクタが嵌合してから第2コネクタの嵌合が可能となり、かつ第2コネクタが離脱してから第1コネクタの離脱が可能となるので、嵌合と離脱の両方の誤順序を防止することができ、モータに接続されているインバーターの感電を防止することができる。
この構成により、ロックアシスタントが少ない材料で、第1コネクタの嵌合前に第2メスコネクタの移動を禁止する(したがって優先嵌合できないようにする)機能と第2コネクタの離脱前に第1コネクタの優先離脱を禁止する機能とを効率よく果たすことができるようになる。
信号線に引っ張り力が加わっただけで第2オスコネクタと第2メスコネクタとが容易に離脱するおそれのある第2オスコネクタと第2メスコネクタとの意図しない離脱をこの構成により簡単かつ確実に防止することができる。
この構成により、第2オスコネクタと第2メスコネクタとを嵌合するだけで、
係合部材同士も自動的に係合するので、嵌合時の係合部材の係合操作の煩わしさをなくすることができる。
この構成により、コネクタのオスおよびメスはどちら側にあってもよいので、設計の自由度が増すこととなる。
また、コネクタの嵌合順番は、まずメイン回路K1の嵌合(閉)がなされ、ついでインタロック回路K2(信号回路)の嵌合(閉)となり、逆に、コネクタの離脱順番は、まずインタロック回路K2(信号回路)の離脱(開)がなされ、ついでメイン回路K1(信号回路)の離脱(開)となるので、逆順番に実施される可能性を機械的に防ぐことができる。
さらに、ばねを一切使用しないので、ばねによる弊害(コスト高・製造工程増加・経年劣化)の生じないコネクタが得られる。
図1は本発明に係る複合コネクタを示す分解斜視図であり、図2は図1の複合コネクタの正面図、図3は離脱させた状態の複合コネクタの斜視図で、(a)はメインメスコネクタ側、(b)はメインオスコネクタ側を表している。
図1〜図3において、1は本発明に係る複合コネクタであり、複合コネクタ1は、メインオスコネクタ12とインタロックオスコネクタ13とが共通フランジ11に一体成形されて成るオスコネクタ10と、メインオスコネクタ12と嵌合・離脱されるメインメスコネクタ20と、メインメスコネクタ20に嵌合・離脱方向に移動可能に組み付けられてインタロックオスコネクタ13と嵌合・離脱されるインタロックメスコネクタ30と、メインメスコネクタ20に嵌合・離脱方向に移動可能に組み付けられるロックアシスタント40とで構成される。
以下、(1)メインオスコネクタ12と、(2)メインメスコネクタ20と、(3)インタロックオスコネクタ13と、(4)インタロックメスコネクタ30と、(5)ロックアシスタント40の各構成についてこの順序で説明する。
メインオスコネクタ12は、主として動力線用のコネクタとして使用されるものでインタロックオスコネクタ13と比較して大型に形成されている。往復電線用の端子16(図3)が、2つの円筒ハウジング14(図3)内にそれぞれ収納されている。メインオスコネクタ12の接続部自体の構成は公知の汎用のものでよい。
《特徴1》
本発明によって、ロック爪12L(図2、図3(b))が、円筒ハウジング14の外部に延設されたハウジング15の内側に設けられている。このロック爪12Lは、メインオスコネクタ12がメインメスコネクタ20と嵌合したとき、メインメスコネクタ20側にある係止孔22L(図3)に係止して互いに離脱しないようにロックするためのものである。
メインメスコネクタ20は、同じく動力線用のコネクタとして使用されるものでインタロックメスコネクタ30と比較して大型に形成されている。往復電線用の端子26(図3)が共通ハウジング24(図3)内に収納されている。メインメスコネクタ20の接続部自体の構成は公知の汎用のものでよい。
共通ハウジング24の上部には、インタロックメスコネクタ30を移動可能に係止するための断面逆L字状の長いレール29(図1、図3)が2本互いに平行に設けられている。
《特徴1》
本発明によって、片持ちアーム22(図3(a)。後述の図14も参照)がその自由端が嵌合方向を向いて共通ハウジング24内の下方に設けられ、かつその先端手前に係止孔22L(図3(a)、図14)が設けられている。
この係止孔22Lは、メインメスコネクタ20がメインオスコネクタ12と嵌合したときメインオスコネクタ12側にあるロック爪12L(図3)が係止して互いに離脱しないようにロックするためのものである。
次に、このロック爪12Lと係止孔22Lのロック動作について説明する。
片持ちアーム22(図14)は長尺状の平らな板状物で、その自由端先端22Sは厚みが薄くなっている。
一方、ロック爪12L(図3。図14)は上向きの突起物であって、嵌合方向進むに伴ってその突起が次第に低くなる傾斜が付与されている。
嵌合時は、メインメスコネクタ20がメインオスコネクタ12に接近してロック爪12Lが片持ちアーム22の先端22Sに当接すると、片持ちアーム22の先端22Sはロック爪12Lの傾斜に当接し(図15)、さらにメインメスコネクタ20が接近すると片持ちアーム22の先端22Sはその傾斜に沿って斜め上方に進み、さらにメインメスコネクタ20が接近すると片持ちアーム22の先端22Sはロック爪12Lを乗り越え、最終的にはロック爪12Lが片持ちアーム22の先端22Sの近傍に形成された係止孔22Lに嵌りこんでロック動作が完了し(図16)、以後、互いに離脱できなくなる(離脱するには、以下のロック解除操作が必要となる)。この状態で、メインオスコネクタ12とメインメスコネクタ20の嵌合が完了する。
ロック爪12Lが片持ちアーム22の先端22Sの近傍に形成された係止孔22Lに嵌りこんだロック状態(図16)からそのロックを解除するには、片持ちアーム22の中間部分22M(図16)に指を当てて、ロック爪12Lが係止孔22Lから抜け出る方向に押圧しながらメインメスコネクタ20をメインオスコネクタ12から離す方向に引っ張ればよい。
なお、後述するが、この片持ちアーム22の中間部分22Mが簡単に押圧できないようにするため、本発明の別の実施例によりブロック部材40B(図1、図2、図17)で中間部分22Mを覆っている。
さらに、このブロック部材40Bが簡単に移動できないようにロックアシスタント40の長尺状片持ち部材40K(図1、図2)の先端の突起40T(図1、図2)が片持ちアーム22の先端に係止している。突起40Tの後端側は傾斜がついていて、強く引っ張るとロックが解除できるようになっている。
さて、図1〜図3に戻って、本発明に係る複合コネクタの第3の要素であるインタロックオスコネクタ13の構成について説明する。
インタロックオスコネクタ13は、主として信号線用のコネクタとして使用されるものでメインオスコネクタ12と比較して小型に形成されている。往復信号線用の端子が共通ハウジング17内に収納されている。このオスコネクタ13の接続部自体の構成は公知の汎用のものでよい。
《特徴1》
本発明によって、ロック爪13H(図4も参照)が、嵌合方向進むに伴って突起が次第に低くなるような傾斜が付与されている突起物としてインタロックオスコネクタ13の外側に形成されている。このロック爪13Hは、インタロックオスコネクタ13がインタロックメスコネクタ30と嵌合したとき互いに簡単に離脱できないようにするため相手方の係止孔32Lに係止するためのものである。
本発明に係る複合コネクタの第4の要素であるインタロックメスコネクタ30(図1〜図3)も、同じく信号線用のコネクタとして使用されるものでメインメスコネクタ20と比較して小型に形成されている。往復信号線用の端子が共通ハウジング37内に収納されている。このインタロックメスコネクタ30の端子部分は公知の汎用のものでよい。
共通ハウジング37の下部には、メインメスコネクタ20の上部に設けられた断面逆L字状の2本の長いレールとそれぞれ係合するための係合部39が2個、本発明によって設けられており、各係合部39が各レール29とそれぞれ係合している。
《特徴1》
本発明によって、自由端が離脱方向を向いた片持ちアーム30L(図1、図2)が共通ハウジング37の後方(離脱方向)下部に設けられ、その自由端先端は下方を向いたL字状ストッパ30Sとなっている。
《特徴2》
さらに、共通ハウジング37には、共通ハウジング37内で縦方向に延びる壁面31(図3、図4)が共通ハウジング37内の隅に形成されている。
本発明により、この壁面31を洗濯バサミ形状のクリップの一方とし、この壁面31から垂直に立設部31V(図4)を立設し、その立設部31Vの先端に洗濯バサミ状物の他方のクリップに相当する部分32(以後、「クリップ32」という)を形成している。そして、その先端手前に係止孔32L(図4)が設けられ反対側を握り部分30Hとしている。
壁面31と立設部31Vとクリップ32は樹脂で一体成形されているので、固定の壁面31に対して立設部31Vとクリップ32は弾性を備えており、若干可動することができ、可動しても元の状態に復元することができる。
そこでこの弾性力のあるクリップ32に設けた係止孔32Lとロック爪13Hとのロック動作について説明する。
嵌合前は、上述したインタロックメスコネクタ30とインタロックオスコネクタ13とが、図4(a)のように互いに離間して対向している。
この状態から、インタロックメスコネクタ30がインタロックオスコネクタ13に接近すると、クリップ32の先端がロック爪13Hの傾斜部13Kに当接し、クリップ32の先端はその弾性によって軸から遠ざかりつつ傾斜部に沿って進み、さらにインタロックメスコネクタ30が接近するとクリップ32の先端はロック爪13Hを乗り越え、最終的にはロック爪13Hがクリップ32の先端手前に形成された係止孔32Lに嵌りこんでロック動作が完了する(図4(b))。
このロック動作を解除するには、次の操作が必要となる。
ロック爪13Hがクリップ32の先端手前に形成された係止孔32Lに嵌りこんだロック状態から、そのロックを解除するには、クリップ32の握り部分30H(図1〜図4)に指を当てて、ロック爪13Hが係止孔32Lから抜け出る方向に押圧すればよい。すると、立設部31Vを支点として反対側、すなわち係止孔32L側がロック爪13Hから離れる方向に移動するので、ロック爪13Hが係止孔32Lから外れ、その状態でインタロックメスコネクタ30を離脱方向に引き離せばよい。
図1〜図3に戻って、本発明に係る複合コネクタの最後の要素である第5の要素、ロックアシスタント40について説明する。
上記の4つの要素は既知であるが、このロックアシスタント40は本発明により発案されたもので、メインメスコネクタ20の共通ハウジング37の外周部に移動可能に取り付けられるものである。上記4つの要素を成形する樹脂よりも弾性変形し易い材質でできている。
ロックアシスタント40は共通ハウジング37の外周部に取り付けられる環状部41と、この環状部41の上方に設けられるロック部材40Fと、この環状部41の下方に嵌合方向に幅広で延設されるブロック部材40Bと、同じく環状部41の下方で前記ブロック部材40Bの中心部から所定の間隔をあけた上方に環状部41から嵌合方向に延設され先端で下方に突起40Tが形成された長尺状片持ち部材40Kとを備えている。
そこで、次に、これらの(1)ロック部材40Fと、(2)ブロック部材40Bと、(3)長尺状片持ち部材40Kのそれぞれの動作について説明する。
ロック部材40Fはインタロックメスコネクタ30のハウジング37の後方下部に設けられたL字状ストッパ30Sのハウジング37側に位置しており(図14も参照)、2つの役割をしている。
《役割1》
役割1は嵌合時のインタロックコネクタの優先嵌合の阻止である。
インタロックメスコネクタ30がインタロックオスコネクタ13と嵌合しようとして嵌合方向に移動する場合、メインオスコネクタ12とメインメスコネクタ20とが嵌合する軸方向の位置よりもさらに嵌合方向にインタロックメスコネクタ30が移動しようとしても、インタロックメスコネクタ30のL字状ストッパ30Sがそれ以上の移動をロック部材40Fによって阻止されるので、インタロックメスコネクタ30が移動できなくなるのである。
したがって、メインオスコネクタ12とメインメスコネクタ20とが嵌合していなくてもインタロックメスコネクタ30だけがインタロックオスコネクタ13にさらに接近できて先に嵌合するということが、この役割1によって阻止される。
《役割2》
役割2は離脱時のメインコネクタの優先離脱の阻止である。
メインコネクタもインタロックコネクタも共に嵌合状態にある(図17)とき、インタロックコネクタの離脱に先立ってメインメスコネクタ20がメインオスコネクタ12から離脱しようとしても、インタロックオスコネクタ13と嵌合しているインタロックメスコネクタ30のL字状ストッパ30Sは不動であり、その
L字状ストッパ30Sとメインメスコネクタ20との隙間をロック部材40Fが埋めているため、メインメスコネクタ20は動けない。
したがって、インタロックオスコネクタ13とインタロックメスコネクタ30との離脱に先立ってメインメスコネクタ30が先に離脱することが、この役割2によって阻止される。
ロックアシスタント40はメインメスコネクタ20のハウジング37上を移動可能であるのでロックアシスタント40が移動するとこれと一体のブロック部材40Bも同じくメインメスコネクタ20のハウジング37下を移動することとなる。
図5はブロック部材を説明するメインメスコネクタの一部底面図で、(a)はブロック部材の待避状態、(b)はブロック部材の機能状態を表している。
図において、ブロック部材40Bが離脱方向の最後端に位置するときは図5(a)のようになる。すなわち、ブロック部材40Bが片持ちアーム22の中間部分22Mの部位から離脱方向に待避している(図16も参照)ので、操作者は中間部分22Mを親指で(図で紙面から紙面の裏方向に)押すことで、片持ちアーム22が持ち上げられその係止孔22L(図3)に係止していたロック爪12Lが外れ、メインオスコネクタ12とメインメスコネクタ20の離脱が可能となる。
一方、ロックアシスタント40が嵌合方向に移動するとこれと一体のブロック部材40Bも移動するので、メインメスコネクタ20の底面図は図5(b)のようになる。すなわち、ブロック部材40Bが中間部分22Mの部位に移動する(図17、図18参照)ので、ブロック部材40Bがあるために、操作者は中間部分22Mを押すことができなくなる。したがって、メインオスコネクタ12とメインメスコネクタ20の離脱が不可能となる。
図6は長尺状片持ち部材40Kの待避・前進動作を説明する斜視図で、(a)は待避状態、(b)は前進状態を示している。
(a)では、長尺状片持ち部材40Kの先端の突起40Tがメインメスコネクタの片持ちアーム22の先端手前の係止孔22Lに係止しているので、長尺状片持ち部材40Kはインタロックメスコネクタ30が嵌合方向へ移動することを阻止する機能を有している。
(b)では、長尺状片持ち部材40Kが嵌合方向の最先まで前進して、長尺状片持ち部材40Kの突起40Tは片持ちアーム22の先端22Sを乗り越えて先端22Sに係止してロックおよび解除を補助する機能を有している。
長尺状片持ち部材40Kはブロック部材40Bの移動と一体移動をするので、長尺状片持ち部材40Kが嵌合方向の最先まで移動すると、長尺状片持ち部材40Kの突起40Tはメインメスコネクタ20の片持ちアーム22の先端22Sを乗り越えて先端22Sに係止してロックおよび解除を補助する。
長尺状片持ち部材40Kの突起40Tを片持ちアーム22の先端22Sとの係止から外すには、ロックアシスタント40の環状部41を強く引っ張ることで長尺状片持ち部材40Kの先端側が持ち上げられ、突起40Tの傾斜部が片持ちアーム22の先端22Sから外れ、ロックアシスタント40の移動が可能となる。
以上で、本発明に係る複合コネクタを構成する5つの要素(メインオスコネクタ12・メインメスコネクタ20・インタロックオスコネクタ13・インタロックメスコネクタ30・ロックアシスタント40)のそれぞれの構成および機能を説明した。
次に、以上の構成と機能を備えた複合コネクタによれば、どのようにして、(1)嵌合時におけるインタロックコネクタ(13と30)がメインコネクタ(12と20)に優先して嵌合する誤嵌合が防止されるのか、および(2)離脱時におけるメインコネクタ(12と20)がインタロックコネクタ(13と30)に優先して離脱する誤離脱が防止されるのか、について、図7〜図13を用いて説明する。図7〜図13は本発明に係る複合コネクタを理解し易く模式化した図である。
まず、本発明に係る複合コネクタの嵌合動作と共に、嵌合時におけるインタロックコネクタがメインコネクタに優先して嵌合する誤嵌合が防止できる理由について図7〜図10を用いて説明する。
〈まず、メインクコネクタが嵌合する。〉
(1)図7(a)は、本発明に係る複合コネクタが嵌合する前の互いに離間した状態を示している。
図において、オスコネクタ10はメインオスコネクタ12とインタロックオスコネクタ13が一体化されたもので、それぞれのハウジング内にK1回路のオス端子(図示省略)とK2回路のオス端子(図示省略)をそれぞれ備えている。そして、インタロックオスコネクタ13の上にはロック爪13Hがある。
一方、K1回路のメス端子(図示省略)を備えたメインメスコネクタ20のハウジングの上には、インタロックメスコネクタ30とロックアシスタント40がそれぞれ独立に移動可能に組み付けられている。また、K2回路のメス端子(図示省略)を備えたインタロックメスコネクタ30には、ハウジングの上部にインタロックオスコネクタ13のロック爪13Hと係合する前述の洗濯バサミ状物のクリップ32(図ではロック爪13Hと係合するフック32Lで表している。)を備え、ハウジングの後方下部には自由端先端が下方を向いたL字状ストッパ30Sを備えている。
ロックアシスタント40には、上部にロック部材40Fが、下部に長尺状片持ち部材40Kとブロック部材40Bが設けられている。長尺状片持ち部材40Kはその先端の突起40Tがメインメスコネクタ20の係止孔22Lに没入しているので、ロックアシスタント40がメインメスコネクタ20のハウジング上を嵌合方向(図で右方向)に移動できないようになっている。したがって、ロックアシスタント40のロック部材40Fも嵌合方向に移動できず、ロック部材40Fに当接しているL字状ストッパ30S(すなわち、インタロックメスコネクタ30)は嵌合方向に移動するのが阻止されている。
図において、長尺状片持ち部材40Kの突起40Tがメインメスコネクタ20の係止孔22Lに依然没入しているので、インタロックメスコネクタ30は嵌合方向に移動することができず、したがって、メインオスコネクタ12とメインメスコネクタ20とが嵌合する前にインタロックメスコネクタ30が先にインタロックオスコネクタ13と嵌合することが、阻止されている《誤嵌合の防止策》。
したがって、ロックアシスタント40のロック部材40Fも嵌合方向に移動したので、ロック部材40FとL字状ストッパ30Sの間には大きな空隙ができている。図8(c)では空隙がなかったのでインタロックメスコネクタ30は嵌合方向に移動できなかったが、今ではインタロックメスコネクタ30は嵌合方向に移動できるようになっている。
以上のように、本発明に係る複合コネクタは、嵌合時におけるインタロックコネクタ(13と30)がメインコネクタ(12と20)に優先して嵌合する誤嵌合を防止する機能を備えている。
次に、複合コネクタの離脱動作について図11〜図13に基づいて説明する。
すなわち、離脱時におけるメインコネクタがインタロックコネクタに優先して離脱する誤嵌合が防止できる理由について説明する。
(1)図11(a)は、本発明に係る複合コネクタが嵌合した状態、すなわち、メインコネクタ(K1回路)もインタロックコネクタ(K2回路)も嵌合した状態を示している。ここで、インタロックコネクタ(K2回路)が嵌合した状態で、先にメインコネクタ(K1回路)を離脱させようとしても、(イ)インタロックオスコネクタ13のロック爪13Hとインタロックメスコネクタ30の係止部32Lが係止しているため、および(ロ)メインメスコネクタ20の片持ちアーム22の先端22Sがロック爪12Lに係止しているための二重のロック機能によって離脱できない。
したがって、メインメスコネクタ20の片持ちアーム22の先端22Sがロック爪12Lから外れるようにするには、片持ちアーム22の中間部22M(図5も参照)を内部に押圧すればよいが、図11(a)から判るようにロックアシスタント40のブロック部材40Bが中間部22Mを覆っているので押圧できない。ブロック部材40Bが後退移動して中間部22Mを露出させるには、ロックアシスタント40を強く引っ張れば長尺状片持ち部材40Kの突起40Tが片持ちアーム22の先端22Sから外れ、ロックアシスタント40が(したがってブロック部材40Bも)が後退移動可能となる。
このように、本発明によれば、インタロックコネクタ(K2回路)が嵌合した状態で、先にメインコネクタ(K1回路)を離脱させようとしても不可能であり、必ずインタロックコネクタ(K2回路)が先に離脱するようになる《誤離脱の防止策》。
したがって、モータとインバータが接続されたメイン回路(K1)にメインコネクタを使用しかつそのモータの制御回路(K2)にインタロックコネクタを使用した場合、本発明によれば、まずモータの制御回路の信号が遮断されるのでこれ以降はモータは駆動されなくなり、モータは慣性でしばらく回転したあと停止する。停止した頃にメイン回路(K1)のメインオスコネクタ12とメインメスコネクタ20が離脱するような時間遅れの操作手順にしておくと、インバータの接続されているコネクタ端子に誤って触れても(すでにモータは停止しているので発電することはなく)感電することはない。
(3)嵌合状態のメインメスコネクタ20とオスコネクタ10を離脱させるために、まず、図12(c)に示すように、ロックアシスタント40を後方に強く引っ張れば長尺状片持ち部材40Kの突起40Tの傾斜部が片持ちアーム22の先端22Sから外れるので、図12(d)に示すようにロックアシスタント40を後方に後退させることができる。そうすると、ロックアシスタント40と一体に延設されたブロック部材40Bも後方に後退するので、片持ちアーム22の中間部分22Mが露出する。
(4)次に、中間部22Mを内側に押すとメインメスコネクタ20の片持ちアーム22とメインオスコネクタ12のロック爪12Lとの係止が解除される(図13e)。
このように、本発明に係る複合コネクタは、離脱時におけるメインコネクタ(12と20)がインタロックコネクタ(13と30)に優先して離脱する誤離脱を防止する機能を備えている。
〈嵌合動作〉
図14は、インタロックメスコネクタ30とロックアシスタント40を移動可能に組み付けたメインメスコネクタ20が、メインオスコネクタ12とインタロックオスコネクタ13が一体化されたオスコネクタ10に接近した状態の縦断面図で、図7(a)に対応している。
図14において、12Lがメインオスコネクタ12のハウジング15の下部にあるロック爪である。このロック爪12Lは、メインメスコネクタ20のハウジング下部に延設された片持ちアーム22の先端手前に設けられた係止孔22Lに係止すると嵌合が完成する。
また、30Sはインタロックメスコネクタ30の下部の後方(離脱方向)に延設された片持ちアーム30Lの先端で下方に向けて設けられたL字状ストッパ30Sである。このL字状ストッパ30Sは、ロックアシスタント40の上方の嵌合方向(X方向)に設けられたロック部材40Fと当接している。このとき、ロックアシスタント40の下方の長尺状片持ち部材40Kの先端の突起40Tが片持ちアーム22の先端手前の係止孔22Lに係止しているので、インタロックメスコネクタ30は嵌合方向への移動を阻止されている。
この状態で、インタロックメスコネクタ30がインタロックオスコネクタ13と嵌合しようとしても、インタロックメスコネクタ30のL字状ストッパ30Sがそれ以上の移動をロック部材40Fによって阻止されるので、インタロックメスコネクタ30が移動できない。したがって、メインオスコネクタ12とメインメスコネクタ20とが嵌合していない状態で、インタロックメスコネクタ30だけがインタロックオスコネクタ13に先に嵌合することは阻止されている。
以上のように、本発明によれば、嵌合時におけるインタロックコネクタ(13と30)がメインコネクタ(12と20)に優先して嵌合する誤嵌合を防止することができる。
図17の嵌合状態では、インタロックオスコネクタ13とインタロックメスコネクタ30との離脱に優先してメインオスコネクタ12とメインメスコネクタ20との離脱をすることは、2重のロック機能によってロックアシスタント40が離脱方向(図で左方向)に後退できないために、不可能となっている。
1つのロック機能は、インタロックオスコネクタ13とインタロックメスコネクタ30が嵌合しているので、ロックアシスタント40のロック部材40Fがインタロックメスコネクタ30の下部後方にあるL字状ストッパ30Sに移動を規制されていることであり、もう1つのロック機能は、ロックアシスタント40の長尺状片持ち部材40Kの先端の突起40Tが片持ちアーム22の先端22Sを乗り越えて先端22Sに係止しているので、ロックアシスタント40が離脱方向に後退できないことである。
ロックアシスタント40が離脱方向に移動できないと、ロックアシスタント40の下方にあるブロック部材40Bは片持ちアーム22の中間部分22M(図16)を覆ったままであるので、この状態ではブロック部材40Bが邪魔して片持ちアーム22の中間部分22Mを内側に押すことができないため、メインオスコネクタ12のロック爪12Lをメインメスコネクタ20の係止孔22Lから外すことができず、メインオスコネクタ12とメインメスコネクタ20との離脱はできない。
第1のロック機能を解除するには、図18のように、インタロックメスコネクタ30をインタロックオスコネクタ13から離脱させて、インタロックメスコネクタ30を後方に(図で左方向に)後退させればよい。これにより、メインコネクタの優先離脱といった誤離脱が阻止される。
第2のロック機能を解除するには、図19のように、ロックアシスタント40を後方に強く引っ張ることで、長尺状片持ち部材40Kの突起40Tの後方の傾斜部が片持ちアーム22の先端22Sに乗り上げてこれからから外れるので、ロックアシスタント40のブロック部材40Bを後方に(図で左方向に)後退させればよい。
ロックアシスタントのブロック部材40Bを後方に後退させた図は、図16の状態となる。したがって、ブロック部材40Bが中間部分22Mから後退すると、操作者は中間部分22Mを押すことができるようになるので、メインオスコネクタ12とメインメスコネクタ20を離脱することができる。
このように、本発明によれば、離脱時におけるメインコネクタ(12と20)がインタロックコネクタ(13と30)に優先して離脱する誤離脱を防止することができる。
10 オスコネクタ
11 共通フランジ
12 メインオスコネクタ
12L ロック爪
13 インタロックオスコネクタ
13H ロック爪
14 円筒ハウジング
15 延設ハウジング
16 端子
20 メインメスコネクタ
22 片持ちアーム
22L 係止孔
22M 中間部分
22S 先端
25 共通ハウジング
26 端子
29 断面逆L字状レール
37 共通ハウジング
30 インタロックメスコネクタ
30L 片持ちアーム
30S L字状ストッパ
31 壁面
31V 立設部
32 洗濯バサミ状物のクリップ部分
32L 係止孔
37 共通ハウジング
39 係合部
40 ロックアシスタント
40B ブロック部材
40F ロック部材
40K 長尺状片持ち部材
40T 突起
41 環状部
Claims (7)
- 第1オスコネクタと該第1オスコネクタと嵌合・離脱する第1メスコネクタから成る第1コネクタと、第2オスコネクタと該第2オスコネクタと嵌合・離脱する第2メスコネクタから成る第2コネクタと、を有する複合コネクタであって、
前記第1オスコネクタと前記第2オスコネクタを一体化し、
前記第2メスコネクタを前記第1メスコネクタ上に嵌合・離脱方向に移動可能に組み付け、
ロックアシスタントを前記第1メスコネクタ上に嵌合・離脱方向に移動可能に組み付けて成り、
前記第1オスコネクタが、前記第1メスコネクタと係止するための係止部を備え、前記第1メスコネクタが、前記第1オスコネクタ方向に延設した片持ち部材を備え、該片持ち部材の先端手前に前記第1オスコネクタの係止部と係止する被係止部を設け、前記第1オスコネクタと前記第1メスコネクタが嵌合した状態で前記第1オスコネクタの係止部が前記被係止部に係止し、
前記第2メスコネクタが突起部を備え、前記ロックアシスタントが該突起部と当接する当接部を備え、前記第2メスコネクタの突起部が前記当接部に当接すると前記第2メスコネクタが前記第1メスコネクタ上を嵌合方向にそれ以上移動できなくなること、
前記ロックアシスタントが前記第1オスコネクタ方向に延設した長尺状片持ち部材を備え、該長尺状片持ち部材の先端に前記第1メスコネクタの前記被係止部に係止する突起を設け、前記第1オスコネクタと前記第1メスコネクタが離脱した状態で該突起が該被係止部に係止した状態となり、該突起が該被係止部に係止した状態で前記第2メスコネクタの突起部が前記ロックアシスタントの当接部に当接すること、
を特徴とする複合コネクタ。 - 第1オスコネクタと該第1オスコネクタと嵌合・離脱する第1メスコネクタから成る第1コネクタと、第2オスコネクタと該第2オスコネクタと嵌合・離脱する第2メスコネクタから成る第2コネクタと、を有する複合コネクタであって、
前記第1オスコネクタと前記第2オスコネクタを一体化し、
前記第2メスコネクタを前記第1メスコネクタ上に嵌合・離脱方向に移動可能に組み付け、
ロックアシスタントを前記第1メスコネクタ上に嵌合・離脱方向に移動可能に組み付けて成り、
前記第1オスコネクタが、前記第1メスコネクタと係止するための係止部を備え、前記第1メスコネクタが、前記第1オスコネクタ方向に延設した片持ち部材を備え、該片持ち部材の先端手前に前記第1オスコネクタの係止部と係止する被係止部を設け、前記第1オスコネクタと前記第1メスコネクタが嵌合した状態で前記第1オスコネクタの係止部が前記被係止部に係止し、
前記第1メスコネクタの片持ち部材の中間部分を外側から内側に押圧すると前記被係止部が前記第1オスコネクタの係止部から抜け出て、前記第1オスコネクタと前記第1メスコネクタとの離脱が可能となること、
前記ロックアシスタントが前記第1オスコネクタ方向に延設した長尺状片持ち部材を備え、前記第1メスコネクタの前記片持ち部材の先端に係止する突起を前記長尺状片持ち部材の先端に設け、前記第1オスコネクタと前記第1メスコネクタが嵌合した状態で前記突起が前記長尺状片持ち部材の先端に係止した状態となること、
前記ロックアシスタントが前記第1オスコネクタ方向に延設したブロック部材を備え、前記第1オスコネクタと前記第1メスコネクタが嵌合した状態で該突起が該先端に係止した状態となって前記ブロック部材が前記第1メスコネクタの片持ち部材の中間部分を外側で覆うようになること、を特徴とする複合コネクタ。 - 第1オスコネクタと該第1オスコネクタと嵌合・離脱する第1メスコネクタから成る第1コネクタと、第2オスコネクタと該第2オスコネクタと嵌合・離脱する第2メスコネクタから成る第2コネクタと、を有する複合コネクタであって、
前記第1オスコネクタと前記第2オスコネクタを一体化し、
前記第2メスコネクタを前記第1メスコネクタ上に嵌合・離脱方向に移動可能に組み付け、
ロックアシスタントを前記第1メスコネクタ上に嵌合・離脱方向に移動可能に組み付けて成り、
前記第1オスコネクタが、前記第1メスコネクタと係止するための係止部を備え、前記第1メスコネクタが、前記第1オスコネクタ方向に延設した片持ち部材を備え、該片持ち部材の先端手前に前記第1オスコネクタの係止部と係止する被係止部を設け、前記第1オスコネクタと前記第1メスコネクタが嵌合した状態で前記第1オスコネクタの係止部が前記被係止部に係止し、
前記第1メスコネクタの片持ち部材の中間部分を外側から内側に押圧すると前記被係止部が前記第1オスコネクタの係止部から抜け出て、前記第1オスコネクタと前記第1メスコネクタとの離脱が可能となること、
前記第2メスコネクタが突起部を備え、前記ロックアシスタントが該突起部と当接する当接部を備え、前記第2メスコネクタの突起部が前記当接部に当接すると前記第2メスコネクタが前記第1メスコネクタ上を嵌合方向にそれ以上移動できなくなること、
前記ロックアシスタントが前記第1オスコネクタ方向に延設した長尺状片持ち部材を備え、前記第1メスコネクタの前記片持ち部材の先端手前の前記被係止部および前記先端にそれぞれ係止できる突起を該長尺状片持ち部材の先端に設け、(イ)前記第1オスコネクタと前記第1メスコネクタが離脱した状態で該突起が該被係止部に係止した状態となって前記第2メスコネクタの突起部が前記ロックアシスタントの当接部に当接すること、
(ロ)前記第1オスコネクタと前記第1メスコネクタが嵌合した状態で該突起が該先端に係止した状態となって前記ブロック部材が前記第1メスコネクタの片持ち部材の中間部分を外側で覆うようになること、を特徴とする複合コネクタ。 - 前記ロックアシスタントは、本体が前記第1メスコネクタのハウジングの外周を取り囲む環状部と、前記環状部の前記第2メスコネクタ側に前記当接部を備え、
前記環状部の前記第1メスコネクタの前記片持ち部材側に前記片持ち部材を内外で挟んで内側に前記長尺状片持ち部材を外側に前記ブロック部材を設けたことを特徴とする請求項3記載の複合コネクタ。 - 前記第2オスコネクタおよび前記第2メスコネクタにそれぞれ互いに係合できる係合部材を設け、前記第2オスコネクタと前記第2メスコネクタが嵌合した状態で前記係合部材同士が係合し、前記係合部材同士の係合を解除しない限り前記第2オスコネクタと前記第2メスコネクタとの嵌合が解除できないことを特徴とする請求項4記載の複合コネクタ。
- 前記係合部材のいずれかにテーパ面を備えており、前記第2オスコネクタと前記第2メスコネクタが嵌合するとき前記係合部材同士が自動的に係合することを特徴とする請求項5記載の複合コネクタ。
- 前記第1コネクタおよび前記第2コネクタ、前記第1コネクタ又は前記第2コネクタのオスコネクタおよびメスコネクタは互いに入れ替え可能であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項記載の複合コネクタ。
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