JP5181792B2 - 表示装置および検出方法 - Google Patents
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Description
このような構成において、指が表示画面にタッチしたか否かの判別精度や、座標位置の算出精度を高めるために、撮影された画像のエッジを検出するとともに、当該エッジ画像を用いて物体が表示画面にタッチしたか否かを判別する技術が提案されている(例えば特許文献1参照)。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、その目的の一つは、弾力性のない被検出物が表示画面にタッチしたか否かを検出することが可能な表示装置および検出方法を提供することにある。
本発明において、光学部材として遮光部材やレンズ層などが適用可能である。ここで、光学部材として遮光部材を用いる場合、当該光学部材は、前記第2方向から前記第1光センサに入射する光を遮るとともに、前記第1方向から前記第2光センサに入射する光を遮る構成が好ましい。さらに、前記遮光部材は、前記第1および第2光センサの隣接境界において開口する開口部を有する構成としても良く、特に、前記表示画素の視認または背面方向からみたときに、前記第1および第2光センサに対する前記遮光部材の開口部の中心線は、前記第1および第2光センサの隣接境界線に一致した構成とするのが好ましい。
また、本発明において、前記複数の表示画素の間を遮光するブラックマトリクスを有し、前記ブラックマトリクスが前記遮光部材を兼用する構成としても良い。
一方、光学部材としてレンズ層を用いる場合、当該レンズ層は、前記第1および第2光センサの入射側に設けられ、前記入射側に凸のレンズ層である構成が好ましい。これにより光センサの検出精度を向上させることが可能となる。
この実施形態に係る表示装置は、例えばカー・ナビゲーション・システムの表示部分であり、車両のダッシュボード中央に配置するものである。なお、この説明において運転席側および助手席側は、車両の進行方向に向かって右側を運転席側(左側を助手席側)とした右ハンドル車を基準としている。このため、逆に表示装置からみると、左側が運転席側(右側が助手席側)となる。
この図に示されるように、表示装置1は、制御回路10、Yドライバ12、Xドライバ14、Yドライバ16、読出回路18、判別回路20および表示パネル100を有する。
このうち、表示パネル100では、画素110がマトリクス状に配列している。
画素110は、実際には、図1に示されるようにマトリクス状に配列するが、図2は、マトリクス状に配列する画素のうち、任意の1つの画素を抜き出して示すものである。
なお、マトリクス状の配列において、走査線112がX方向に延在して1行分の画素110で共用され、データ線114がY方向に延在して1列分で共用されている。同様に、制御線142、143がX方向に延在して1行分で共用され、読出線144R、144Lの対がY方向に延在して1列分で共用されている。
このうち、表示系(表示画素)120は、nチャネル型のトランジスタ122と液晶素子124と蓄積容量126とを有する。トランジスタ122のゲート電極は走査線112に接続され、ソース電極がデータ線114に接続され、ドレイン電極は液晶素子124の一端たる画素電極と蓄積容量126の一端とに共通接続されている。液晶素子124の他端は、電圧Vcomに保たれるとともに、各画素110にわたって共通接続されたコモン電極128である。
なお、本実施形態では、蓄積容量126の他端についても、各画素110について電圧Vcomに保たれているので、電気的にみてコモン電極128に共通接続されているものとして扱っている。
このような液晶素子124において、走査線112がしきい値以上の電圧に相当するHレベルになると、トランジスタ122がオン状態となって、データ線114に供給された電圧が画素電極に印加される。このため、走査線112がHレベルとなったときに、データ線114を階調に応じた電圧にすると、液晶素子124には、当該階調に応じた電圧と電圧Vcomとの差電圧が書き込まれる。なお、走査線112がLレベルになると、トランジスタ122がオフするが、液晶素子124に書き込まれた差電圧は、液晶素子124自体の電圧保持性および並列接続された蓄積容量126によって保持されるので、液晶素子124は、保持した差電圧に応じた透過率となる。
このとき、読出線144Rを所定電圧にプリチャージした後、制御線143をHレベルにすると、トランジスタ133がオンするので、トランジスタ132のドレイン電極が読出線144Rに接続される。光ダイオード134への入射光量が少なく、センサ容量135の一端がほぼプリチャージ電圧Preに保たれているのであれば、トランジスタ132がほぼオン状態となるので、読出線144Rはプリチャージ電圧から電圧ゼロに向かって急激に変化する。一方、光ダイオード134への入射光量が多く、センサ容量135の一端がリーク電流によってほぼ電圧ゼロであれば、トランジスタ132がほぼオフ状態になるので、読出線144Rはプリチャージ電圧からほとんど変化しない。
なお、ここでは光センサ130Rについて説明しているが、光センサ130Lについても同様である。すなわち、制御線142をHレベルからLレベルとし、その後、制御線143をHレベルにしたときに、読出線144Lがプリチャージ電圧から変化するか否かによって、制御線142(143)と読出線144Lとの交差に対応する光センサ130Lに対して入射光量が多いか、少ないかを判別することができる。
また、実施形態では、1つの表示系120に対して1組の光センサ130R、130Lを有する構成としているが、例えば4つの表示系120に対して1組の光センサ130R、130Lというように、例えば複数個の表示系に対して1組としても良いし、また、2つの表示系120に対して1組の光センサ130R、130Lを設けても良い。
Yドライバ12は、制御回路10による制御にしたがって、表示パネル100における走査線112を順番に選択して、選択した走査線にHレベルとし、それ以外の走査線をLレベルとするものである。Xドライバ14は、選択された走査線に位置する画素110の階調に応じた電圧を、データ線114に印加するものである。
なお、Xドライバ14は、図示省略した上位制御回路から表示すべき画像信号の供給を受け、これを表示に適合させた電圧に変換してデータ線に供給する。
検出回路を兼用する読出回路18は、各列の読出線144R、144Lをプリチャージした後に電圧を読み出して、読み出した電圧がプリチャージ電圧から変化したか否かを検出するものである。詳細には、読出回路18は、読出線の電圧がプリチャージ電圧から電圧ゼロに変化すれば、当該読出線の列と、Yドライバ16において制御対象となっている行とで規定される画素の光センサへの入射光量が多いと検出し、読出線の電圧がプリチャージ電圧から変化しなければ、当該読出線の列と制御対象となっている行とで規定される画素の光センサへの入射光量が少ないと検出する。
一方、制御線142、143を順番に一対(行)ずつ制御するとともに、各行の制御の都度、各列の読出線144R、144Lの電圧変化を判別することにより、光センサへの入射光量の大小を、全画素分について検出することができる。
なお、制御線142、143を1行目から最終行目まで制御するのに要する期間をセンサフレーム期間と称する。この実施形態では、走査線112と、制御線142・143とは、別個独立させているので、センサフレームの期間は、画像の表示に要する垂直走査期間とは無関係である。
図1や図3に示されるように、画素110は、縦および横方向に連続して配置したマトリクス配列となっている。
ここで、1つの画素110についての表示系120は矩形形状であり、また、光センサ130R、130Lの1組は、表示系120の下方において横方向に並んで配列している。
なお、光センサ130Rへの入射光線の延長線は運転席に集約され、光センサ130Lへの入射光線の延長線は助手席に集約されるようにするため、光センサ130R、130Lのピッチpや、光センサに対する遮光部材150の開口部の幅Wを、表示パネル100の中央から両端に向かうにつれて変化させても良い。
また、本実施形態のように液晶素子124を透過型とする場合や、後述する半透過半反射型とする場合、バックライトにより照射された光が液晶素子124を透過する。このときに、バックライトによる照射光がトランジスタ124の能動層および光ダイオード134の受光層に入射しないように、上記遮光部材150とは異なる層による遮光膜が、能動層(受光層)とバックライトとの間に設けられる。
まず、比較的外部が明るい状態において、表示パネル100から運転席側・助手席側にかけて指のような被検出物が存在するとき、当該被検出物の影が生じ、すなわち背景に対して暗くなる部分が生じて、光センサ130R、130Lによって検出される。一方、夜間やトンネル走行などのように比較的外部が暗い場合、バックライト(図示省略)による照射光が被検出物で反射して、光センサ130R、130Lに入射するので、被検出物による像は、背景に対して逆に明るくなる。
このため、外部が明るい場合にも暗い場合にも、光量が背景部分と比較して減少・増加した部分のうち、光センサ130Rにより特定されるものをR像、光センサ130Lにより特定されるものをL像として扱えば良いことになる。
すなわち、被検出物が表示パネル100に接近するにつれて、R像とL像とは互いに近づき、被検出物が表示パネル100に触れた状態に至ると、R像とL像とはほぼ重なる、と考えられる。
ここで、被検出物が表示パネル100に助手席側から接近する場合であれば、R像とL像との移動速度を比較したとき、R像の移動速度の方がL像の移動速度よりも大きくなると考えられる。反対に、図示はしていないが、被検出物が表示パネル100に運転席側から接近する際にR像とL像との移動速度を比較したとき、L像の移動速度の方がR像の移動速度よりも大きくなると考えられる。
また、図6(b)から(d)までに示されるように、被検出物が表示パネル100に対して等距離を保った状態で平行移動したとき、図8に示されるように、R像、L像も移動するが、R像とL像との距離は一定値を保ち変化しない、と考えられる。
例えば、実際の表示パネル100において、画素110の配列ピッチを40μmとしたとき、光センサ130R、130Lのピッチpは20μmとなる。このとき、図4に示されるように、液晶層の厚み(光センサと遮光部材との距離)dを5μm、観察側基板の厚さDをその100倍の500μmとしたとき、パネル表面に被検出物が位置しているときのR像とL像との視差qはセンサピッチpの100倍の2000μmとなる。
このため、R像とL像とがずれていても、その差が2000μm程度以内であれば、被検出物が表示パネル100に触れた状態にある、と判別して良いことになる。
判別回路20は、まず、光センサ130R、130Lの検出結果を全画素分について取得したとき、ステップSa1において、当該検出結果を、次回のステップSa1を実行するときの比較のために記憶するとともに、1センサフレーム期間前に取得した検出結果を読み出し、今回と前回とを比較して、状態変化が発生しているか否かを判別する。なお、光センサ130R、130Lの検出結果を全画素分について取得するとしたが、全ての画素でなくてもよい。
ステップSa1がはじめて実行される場合には、1センサフレーム期間前に取得した結果が記憶されていないので、1センサフレーム分記憶してから上記判別を行うものとする。
なお、このステップSa1の実行タイミングは、光センサ130R、130Lの検出結果を全画素分について取得したときである。したがって、本実施形態では、ステップSa1は、センサフレームの期間周期で実行される。
ここで、状態変化がR像またはL像の移動でなければ、それは指等の被検出物の動きに以外による状態変化である。このため、判別回路20は、判別結果を「No」として、1センサフレーム期間が経過したときの次回に備える。
一方、ステップSa2において状態変化がR像またはL像の移動であるとき、判別回路20は、判別結果を「Yes」として、R像およびL像の同士の距離が、前回と比較して変化したか否かを判別する(ステップSa3)。
一方、ステップSa3においてR像およびL像の同士の距離が変化していると判別すれば、判別回路20は、さらに、当該距離の変化が縮小方向であるか否かを(ステップSa4)。
一方、当該距離の変化が縮小方向にあれば、それは、指が表示パネル100に接近する動作である。このため、判別回路20は、ステップSa4における判別結果が「Yes」として、ステップSa5において被検出物が表示パネル100に接近する動作であると判別し、さらに、ステップSa7において、L像の移動距離がR像の移動距離と比較して小さいか否かを判別する。
なお、本実施形態では、指が表示パネル100から離反する動作であると判別したとき(ステップSa6)または指が表示パネル100に接近する動作であると判別したときに、その判別のみでは、なんら制御を実行しないが、例えば、表示画面を変更するような制御を実行させても良い。
一方、L像の移動距離がR像の移動距離よりも小さくなければ、それは、被検出物が運転席側から接近してことを示している。このため、判別回路20は、判別結果を「No」として、ステップSa9において被検出物が運転席側から接近している旨を判別する。
これにより、当該タッチ操作に合わせた処理が実行される。なお、このタッチ操作に合わせた処理としては、例えば、表示画面を切り替える、映像・ラジオなどの制御する、タッチ操作がなされた座標がアイコン表示位置に一致していれば、当該アイコンに応じた処理を実行する、などが考えられる。ステップSa11の後、処理手順がステップSa1に戻り、センサフレーム期間が経過したときの次回の判別に備える。
一方、R像とL像との距離が閾値以上であれば、被検出物が表示パネル100に接近するものの、表示パネルに未だタッチしていないことを意味する。このため、判別回路20は、1センサフレーム期間が経過したときの次回に備える。
このように、判別回路20は、光センサ130R、130Lの検出結果が全画素分について取得される毎に、ステップSa1〜Sa11の処理を繰り返し実行する。
なお、なんら動作をしなければ、あるいは、接近または離反動作を停止するなどして、1センサフレーム前と状態変化がなければ、ステップSa1の判別結果が「No」となる。また、なんらかの動作をしても、表示パネル100に対して等距離を保った状態で指等をパネル面に対して平行移動したとき、ステップSa3の判別結果が「No」となる。
さらに、状態変化があっても、R像およびL像の距離が拡大する方向に変化していれば、指等が表示パネル100から離れる動作であるとして判別される(ステップSa5)。
また、ここでは、R像、L像の距離変化を判別対象としているが、この距離変化は、1センサフレーム前との比較において求めるものであるから、R像、L像の移動速度を検出していることと実質的に等しい。したがって、R像、L像の移動速度を直接求めて、比較対象としても良い。
このため、表示する画像を、検出した平行移動の操作、および、平行移動量に応じて変更制御、例えば地図画像やメニュー画面のスクロール方向、スクロール量を制御しても良い。
このようなレンズ層160によれば、レンチキュラーレンズ160aにおいて突出すべき部分が平面的に形成されているので、層の厚みを小さくすることができる上に、光センサ130Rに対して運転席側の方向からの光をより多く光センサ130に入射させ、光センサ130Lに対して助手席側の方向からの光をより多く入射させることができるので、検出感度を向上させることも可能となる。
なお、図9に示されるように、図3において開口部154に対応する部分は、レンズ形状にする必要がなく、平坦部にしてもよい。すなわち、図9において、光センサ130R、130Lが交互に配置されている。そして、図9の左より光センサ130R、130Lの順に並ぶ箇所では、レンズ形状が設けられている。一方、図9の左より光センサ130L、130Rの順に並ぶ箇所では、光センサ130Lと130Rに跨るように平坦部が設けられている。光センサ130Lもしくは光センサ130Rとの位置関係により、この平坦部に対応する箇所に入射する光は、その光の方向が制限される。また、図9の左より光センサ130R、130Lの順に並ぶ箇所では、レンズにより光の方向が制限される。
ここで、運転席側方向と助手席側方向とで異なる画像を表示させる場合に、助手席側からタッチ操作がなされたと判別したとき、運転席側方向の画像の変更を禁止して、助手席側方向の画像だけを変更し、反対に、運転席側からタッチ操作がなされたと判別したとき、助手席側方向の画像の変更を禁止して、運転席側方向の画像だけを変更する構成が好ましい。このような構成によれば、タッチ操作をした者への画像だけが変更制御されるので、タッチ操作がなされた方向と変更制御される画像との食い違いを防止することが可能となる。
また、画素の配列はいわゆる1行において半画素分シフトさせたモザイク配列として、表示解像度を改善しても良い。
また、上述した実施形態では、表示パネル100を液晶表示装置として説明したが、他の表示装置、例えば有機EL装置や、プラズマディスプレイ装置などにおいて、各画素に同様な光センサ130R、130Lを組み込むことによって、同様に接近方向およびタッチ操作を検出することが可能である。
表示装置を適用した電子機器機としては、上述したカー・ナビゲーション・システムのほかにも、携帯電話機や、デジタルスチルカメラや、テレビ、ビューファインダ型、モニタ直視型のビデオテープレコーダ、カーナビゲーション装置、ページャ、電子手帳、電卓、ワードプロセッサ、ワークステーション、テレビ電話、POS端末などのように、タッチ操作を検出する必要のある機器等などが挙げられる。
Claims (10)
- 画像を表示画面に表示する複数の表示画素と、
前記表示画素に応じて設けられ、各々が入射光量を検出する第1光センサおよび第2光センサと、
前記第1光センサに、第1方向からの光を入射させ、前記第2光センサに、前記第1方向とは異なる第2方向からの光を入射させる光学部材と、
前記第1光センサ及び第2光センサを用いて第1期間にそれぞれ検出した第1検出結果及び第2検出結果を記憶する記憶回路と、
前記第1期間の後の第2期間に、前記第1光センサ及び第2光センサを用いてそれぞれ第3検出結果及び第4検出結果を検出した後、前記第3検出結果を前記第1検出結果と比較し、前記第4検出結果を第2検出結果と比較する比較回路と、
この比較結果に基づいて、被検出物が表示画面にタッチしたか否かを判別する判別回路と、
を具備することを特徴とする表示装置。 - 前記光学部材は、前記第2方向から前記第1光センサに入射する光を遮るとともに、前記第1方向から前記第2光センサに入射する光を遮る遮光部材である
ことを特徴とする請求項1に記載の表示装置。 - 前記遮光部材は、前記第1および第2光センサの隣接境界において開口する開口部を有する
ことを特徴とする請求項2に記載の表示装置。 - 前記表示画素の視認または背面方向からみたときに、前記第1および第2光センサに対する前記遮光部材の開口部の中心線は、前記第1および第2光センサの隣接境界線に一致している
ことを特徴とする請求項3に記載の表示装置。 - 前記複数の表示画素の間を遮光するブラックマトリクスを有し、
前記ブラックマトリクスが前記遮光部材を兼用する
ことを特徴とする請求項2に記載の表示装置。 - 前記光学部材は、前記第1および第2光センサの入射側に設けられ、前記入射側に凸のレンズ層である
ことを特徴とする請求項1に記載の表示装置。 - 画像を表示画面に表示する複数の表示画素と、
前記表示画素に対応して設けられ、各々が入射光量をそれぞれ検出する第1光センサおよび第2光センサと、
前記第1光センサに、第1方向からの光を入射させ、前記第2光センサに、前記第1方向とは異なる第2方向からの光を入射させる光学部材と、
を有する表示装置における検出方法であって、
第1期間において、前記第1光センサ及び第2光センサを用いてそれぞれ検出した第1検出結果及び第2検出結果を記憶し、
前記第1期間の後の第2期間に、前記第1光センサ及び第2光センサを用いてそれぞれ第3検出結果及び第4検出結果を検出した後、前記第3検出結果を前記第1検出結果と比較し、前記第4検出結果を第2検出結果と比較し、
この比較結果に基づいて、被検出物が表示画面にタッチしたか否かを判別する
ことを特徴とする検出方法。 - 前記第1乃至4検出結果に基づいて、前記第1光センサにより検出される像と前記第2光センサにより検出される像とが接近していると判断した場合には、
前記第3検出結果を第1検出結果と比較した際に、前記第1光センサにより検出される像の移動速度を求め、
前記第4検出結果を第2検出結果と比較した際に、前記第2光センサにより検出される像の移動速度を求め、
前記第1光センサにより検出される像の移動速度が前記第2光センサにより検出される像の移動速度よりも小さい場合には、第1方向から被検出物が接近していると判別し、
前記第2光センサにより検出される像の移動速度が前記第1光センサにより検出される像の移動速度よりも小さい場合には、第2方向から被検出物が接近していると判別する
ことを特徴とする請求項7に記載の検出方法。 - 前記第1光センサにより検出される像と前記第2光センサにより検出される像との距離が予め定められた閾値よりも小さくなったときに、被検出物が表示画面にタッチしたと判別する
ことを特徴とする請求項7に記載の検出方法。 - 画像を表示画面に表示する複数の表示画素と、
前記表示画素に対応して設けられ、各々が入射光量をそれぞれ検出する第1光センサおよび第2光センサと、
前記第1光センサに、第1方向からの光を入射させ、前記第2光センサに、前記第1方向とは異なる第2方向からの光を入射させる光学部材と、
を有する表示装置における検出方法であって、
第1期間において、前記第1光センサ及び第2光センサを用いてそれぞれ検出した第1検出結果及び第2検出結果を記憶し、
前記第1期間の後の第2期間に、前記第1光センサ及び第2光センサを用いてそれぞれ第3検出結果及び第4検出結果を検出した後、前記第3検出結果を前記第1検出結果と比較し、前記第4検出結果を第2検出結果と比較し、
この比較結果に基づいて、被検出物が接近、離反、あるいは平行移動のいずれを行ったかを判別する
ことを特徴とする検出方法。
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