JP5181519B2 - 投影装置、投影装置の投影制御方法及びプログラム - Google Patents

投影装置、投影装置の投影制御方法及びプログラム Download PDF

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本発明は、例えばプロジェクタ装置等に好適な投影装置、投影装置の投影制御方法及びプログラムに関する。
従来、ソフトウェアのインストール、アンインストール、バージョンアップの際に、ソフトウェアの前提条件を確認し、不具合の発生を回避することを目的として、コンピュータが外部記憶装置のデータを読み込み、リソース関連情報とリソース関連情報更新データを比較し、インストール、アンインストール、バージョンアップの実行可否を判断し、実行不可の場合はエラーメッセージを出力装置に出力し、実行可能な場合はソフトウェアをインストール、アンインストール、バージョンアップし、リソース関連情報を更新するようにした技術が考えられている。(例えば、特許文献1)
特開2004−252633号公報
上記特許文献1に記載された技術は、インストール、アンインストール、及びバージョンアップいずれの動作も、ユーザの指示を受付けた上で実行するものとなっている。
近年は、パーソナルコンピュータ等の汎用コンピュータに限らず、多くの電子機器がコンピュータを内蔵しており、特にデジタル値のデータで画像や音声を取扱うような機器では、主流となるデータ形式の移り変わりなどに対応して、適宜プログラム、具体的にはファームウェアをバージョンアップさせる必要がある。
しかしながら、通常の運転動作とは異なるバージョンアップのための動作時に、上述した如くユーザ自身の所定の指示操作が必要となる装置では、機械の操作に不慣れなユーザは対応することが難しく、できればユーザ自身は無意識のうちに装置のバージョンアップを行なうことが望ましい。
しかるに、プレゼンテーションや、ホームシアターでのビデオ鑑賞等に使用されるプロジェクタ装置では、装置自体はインターネット等を介して通信を行なう手段を有していないこともあり、装置のバージョンアップを行なうためには、装置本体をユーザが販売店やその装置メーカーの運営するサービスセンターに持ち込む方法が一般的であり、バージョンアップを行なう間は当該装置を使用することができないなどの不具合があった。
本発明は上記のような実情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、ユーザ自身は意識せずにファームウェア等のプログラムのバージョンアップを実施することが可能な投影装置、投影装置の制御方法、及びプログラムを提供することにある。
請求項1記載の発明は、装置に対して着脱自在に装着され、光源ランプ、及び装置のプログラムを記憶した第1のメモリを備えた光源ランプユニットと、上記光源ランプからの光を用い、入力される画像信号に応じた光像を形成して出射する投影手段と、プログラムを記憶する第2のメモリと、第2のメモリに記憶したプログラムに従い、上記投影手段での画像投影を含む装置の動作を制御する制御手段と、上記第1及び第2のメモリに記憶される各プログラムのバージョン情報に基づき、上記第1のメモリに記憶されるプログラムを上記第2のメモリに転送して更新記憶させるプログラム更新手段と、上記光源ランプを冷却する冷却手段とを具備し、上記プログラム更新手段は、上記装置の電源切断前に、上記冷却手段による上記光源ランプのクールダウンと並行してプログラムの更新記憶を行なうことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、装置の電源切断前に上記冷却手段に電力を供給して上記光源ランプをクールダウンさせる専用の充電池をさらに具備し、上記プログラム更新手段は、上記専用の充電池からの供給電力によりプログラムの更新記憶を行なうことを特徴とする。
請求項3記載の発明は、装置に対して着脱自在に装着された、光源ランプと装置のプログラムを記憶した第1のメモリとを備えた光源ランプユニット、上記光源ランプからの光を用いて、入力される画像信号に応じた光像を形成して出射する投影部、及び装置のプログラムを記憶した第2のメモリを備えた投影装置での投影制御方法であって、上記第2のメモリに記憶したプログラムに従い、上記投影部での画像投影を含む装置の動作を制御する制御工程と、上記装置の電源切断前に、冷却手段により上記光源ランプをクールダウンする冷却工程と、上記第1及び第2のメモリに記憶される各プログラムのバージョン情報に基づき、上記第1のメモリに記憶されるプログラムを上記第2のメモリに転送して更新記憶させるプログラム更新工程とを有し、上記冷却工程と上記プログラム更新工程とを並行して行うことを特徴とする。
請求項4記載の発明は、装置に対して着脱自在に装着された、光源ランプと装置のプログラムを記憶した第1のメモリとを備えた光源ランプユニット、上記光源ランプからの光を用いて、入力される画像信号に応じた光像を形成して出射する投影部、及び装置のプログラムを記憶した第2のメモリを備えた投影装置に内蔵されたコンピュータが実行するプログラムであって、上記第2のメモリに記憶したプログラムに従い、上記投影部での画像投影を含む装置の動作を制御する制御ステップと、上記装置の電源切断前に、冷却手段により上記光源ランプをクールダウンする冷却ステップと、上記冷却ステップと並行に行われ、上記第1及び第2のメモリに記憶される各プログラムのバージョン情報に基づき、上記第1のメモリに記憶されるプログラムを上記第2のメモリに転送して更新記憶させるプログラム更新ステップとをコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明によれば、交換時期を有する消耗部品である光源ランプユニットに併せてファームウェア等のプログラムのバージョンアップを自動的に実行するものとしたので、ユーザ自身は意識せずにプログラムのバージョンアップを実施することが可能となる。
(第1の実施形態)
以下本発明をDLP(Digital Light Processing)(登録商標)方式のプロジェクタ装置に適用した場合の第1の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、同実施形態に係るプロジェクタ装置10の電子回路の機能構成について説明する。
同図で、入出力コネクタ部11より入力される各種規格の画像信号が、入出力インタフェース(I/F)12、システムバスSBを介して画像変換部13で所定のフォーマットの画像信号に統一された後に、投影駆動部14へ送られる。
この際、OSD(On Screen Display)用のモード画像や後述するポインタ等の記号も必要に応じて画像信号上に重畳加工された状態で投影駆動部14へ送られる。
投影駆動部14は、送られてきた画像信号をビデオRAM15に展開して記憶させた上でこのビデオRAM15の記憶内容からビデオ信号を生成する。投影駆動部14は、このビデオ信号のフレームレート、例えば60[フレーム/秒]と色成分の分割数、及び表示階調数を乗算した、より高速な時分割駆動により、空間的光変調素子(SOM)である例えばマイクロミラー素子16を表示駆動する。
一方、リフレクタ17内に配置された、例えば超高圧水銀灯を用いた光源ランプ18が高輝度の白色光を出射する。光源ランプ18の出射した白色光は、カラーホイール19を介して時分割で原色に着色され、インテグレータ20で輝度分布が均一な光束とされた後にミラー21で全反射して上記マイクロミラー素子16に照射される。
しかして、マイクロミラー素子16での反射光で光像が形成され、形成された光像が光学レンズユニット22を介して、投影対象となるここでは図示しないスクリーンに投影表示される。
光学レンズユニット22は、マイクロミラー素子16で形成された光像を拡大してスクリーン等の対象に投影するものであり、合焦位置及びズーム位置(投影画角)を任意に可変できるものとする。
すなわち、光学レンズユニット22中の図示しないフォーカスレンズ及びズームレンズは共に光軸方向に沿って前後に移動することで制御されるもので、それらレンズはステッピングモータ(M)23の回動駆動により移動する。
また、上記光源ランプ18をリフレクタ17を含めて冷却するための冷却ファン25が設けられ、この冷却ファン25をモータ(M)26が回転駆動する。
しかるに、上記光源ランプ18の点灯駆動、及び上記カラーホイール19を回転させるモータ(M)24の回転駆動、上記ステッピングモータ23の回動駆動、及び上記モータ26の回転駆動をいずれも投影光処理部27が実行する。
この投影光処理部27はまた、リフレクタ17に取付けられて光源ランプ18の温度を検出する温度センサ28からの温度データを入力する。
上記リフレクタ17、光源ランプ18、温度センサ28と併せ、不揮発性のメモリ29、及びこのメモリ29のためのメモリインタフェース(I/F)30が纏めてランプユニットLU内に装備される。
このランプユニットLUは、プロジェクタ装置10に対して着脱自在に装着されるものである。光源ランプ18は、交換時期が例えば2000時間程度と規定され、内部電極の劣化等により消耗した状態では、必要な輝度の光源光を出射することができなくなるもので、光源ランプ18が消耗した場合にはユーザが新たなランプユニットLUを入手して交換する必要がある。
しかして、このランプユニットLU内のメモリ29は、例えばフラッシュROMなどの不揮発性メモリで構成され、プロジェクタ装置10のファームウェア等のプログラムを記憶するもので、ランプユニットLUをプロジェクタ装置10に装着している状態では、メモリ29に記憶されているファームウェアはメモリインタフェース30を介してシステムバスSBに読出される。
上記各回路の動作すべてをCPU31が制御する。このCPU31は、ファームウェアを含む動作プログラムや各種定型データ等を記憶したプログラムメモリ32、メインメモリ33を用いてこのプロジェクタ装置10内の制御動作を実行する。
上記CPU31にはさらに、上記システムバスSBを介してインジケータ部34、及び音声処理部35が接続される。
インジケータ部34は、電源の投入/切断状態、光源ランプ18の温度異常などを複数のLED(発光ダイオード)の点灯、点滅などにより表示する。
音声処理部35は、PCM音源等の音源回路を備え、投影動作時に与えられる音声データをアナログ化し、プロジェクタ装置10の本体ケーシングの例えば背面に設けられるスピーカ36を駆動して拡声放音させ、あるいは必要によりビープ音等を発生させる。
なお、CPU31に対して、キースイッチ部37からユーザのキー操作に応じた操作信号が入力され、キースイッチ部37はこのキースイッチ部37からの入力に応じて制御動作を実行する。
このキースイッチ部37は、例えば電源キー、ズームキー、フォーカスキー、入力選択キー、「Mode」キー、カーソル(「↑」「↓」「←」「→」)キー、「Enter」キー、「Cancel」キー等からなる。
次に上記実施形態の動作について説明する。
図2は、プロジェクタ装置10に図示しないAC電源が供給され、且つキースイッチ部37の電源キーの操作により装置の電源が投入された直後に、CPU31がプログラムメモリ32に記憶されている動作プログラム中のBIOS(基本入出力システム)に従って実行する処理内容を示す。
その処理当初には、メインメモリ33やその他システムバスSBに接続される他の各種制御対象の初期設定を行なう(ステップA01)。
その後、ランプユニットLU内のメモリ29に記憶されているファームウェア(以下図中「F/W」)のバージョン情報を読込み(ステップA02)、その時点でプログラムメモリ32にすでに記憶されているファームウェアのバージョン情報と比較することで、ファームウェアのアップデートが必要であるか否かを判断する(ステップA03)。
ここで、ランプユニットLU内のメモリ29に記憶されるファームウェアのバージョン情報がプログラムメモリ32に記憶されるファームウェアのバージョン情報よりも新しくアップデートする必要があると判断した場合にのみ、ランプユニットLU内のメモリ29に記憶されるファームウェアをメモリインタフェース30を介して読出し、プログラムメモリ32側のファームウェアの内容を書換えることでアップデートを実行する(ステップA04)。
すなわち、上記ステップA04でのバージョンアップ動作は、ランプユニットLUをそれまで使用していたものから新しいものに交換し、且つそれら新旧のランプユニットLUで内部の各メモリ29に記憶されているファームウェアのバージョン情報が更新されている場合にのみ実行される。
しかるに、上記ステップA04でのバージョンアップ動作の有無に拘わらず、その時点でプログラムメモリ32に記憶されているファームウェアを起動し、ハードウェア構成部品である光源ランプ18の点灯駆動やモータ26による冷却ファン25を用いた冷却を含む装置の起動処理を実行した上で(ステップA05)、以上でこの図2の電源投入時の処理を終了し、通常の投影動作に移行する。
この種のプロジェクタ装置では光源ランプとして高圧水銀灯、超高圧水銀灯などを用い、例えば「2000時間」のように交換時期が設定されている。この交換時期は、使用状況やランプ個体の耐久性のばらつきもあり、一律に厳密なものではなく、あくまでも目安ではあるが、概ねそれに近い時期を経るとランプ内部の電極が極端に劣化し、発光輝度が実用に耐えないレベルまでに低下してしまうことになる。
このように、予め交換時期が設定されている、換言すれば消耗部品であるランプユニットLUの交換と合わせて、装置のファームウェアのバージョンアップを自動的に実行するものとしたので、あえて買い置きなどせずに、ユーザは交換時期近傍となった時点で新しいランプユニットLUを入手することにより、ユーザ自身は意識せずにファームウェアのバージョンアップを実施することが可能となる。
また、特に上記実施形態では、ファームウェアのバージョンアップ動作を電源投入直後に行なうものとしたので、ユーザがランプユニットLUを交換した後に電源を投入すると、直ちに新しいファームウェアに基づいた投影動作を含む各種制御を実現できる。
(第2の実施形態)
以下本発明をDLP(登録商標)方式のプロジェクタ装置に適用した場合の第2の実施形態について図面を参照して説明する。
図3は、同実施形態に係るプロジェクタ装置10の電子回路の機能構成について説明するものであるが、上記図1に示したものとほぼ同様であるので、同一部分には同一符号を付加するものとしてそれら全体の説明は省略する。
加えて、この図3では、上記図1でのプログラムメモリ32が存在せず、ファームウェアを含むCPU31が実行する動作プログラムが全てランプユニットLU内のメモリ29に記憶されているものとする。
したがって、電源投入時から電源切断時に至るまで、CPU31は常にシステムバスSB、ランプユニットLUのメモリインタフェース30を介してメモリ29から適宜動作プログラムを読出すことで、電源投入直後の初期化処理、通常の投影処理、電源切断が指示されてからのクールダウン処理、及びクールダウンを終えての電源切断処理を実行する。
このように、上記図1で示したプログラムメモリ32の構成を省略し、プロジェクタ装置10の構成をより簡素として製造コストの低減を図ることができる。
さらに、予め交換時期が例えば設定されている、換言すれば消耗部品であるランプユニットLUを新しいものと交換することにより、装置のファームウェアを含む全てのプログラムのバージョンアップも自動的に実行されるものとなるので、ユーザはあえて買い置きなどせずに、交換時期近傍となった時点で新しいランプユニットLUを入手することにより、結果としてユーザ自身は意識せずにファームウェアのバージョンアップを実施することが可能となる。
(第2の実施形態の変形例)
以下本発明をDLP(登録商標)方式のプロジェクタ装置に適用した場合の第2の実施形態の変形例についても図面を参照して説明する。
図4は、同実施形態に係るプロジェクタ装置10の電子回路の機能構成について説明するものであるが、上記図3に示したものとほぼ同様であるので、同一部分には同一符号を付加するものとしてそれら全体の説明は省略する。
加えてこの図4では、上記図3の構成と同様に図1でのプログラムメモリ32が存在せず、ファームウェアを含むCPU31が実行する動作プログラムが全てランプユニットLU内のメモリ29に記憶されているものとする。
さらに、システムバスSBには、電源投入時にメモリ29に記憶されている動作プログラムを読出してメインメモリ33の所定の領域に格納するブートプログラムを記憶した、例えばフラッシュROM等の不揮発性メモリでなるブートメモリ41が接続される。
次に上記実施形態の動作について説明する。
図5は、プロジェクタ装置10に図示しないAC電源が供給され、且つキースイッチ部37の電源キーの操作により装置の電源が投入された直後に、CPU31がブートメモリ41に記憶されているブートプログラムに従って実行する処理内容を示す。
その処理当初には、メインメモリ33やその他システムバスSBに接続される他の各種制御対象の初期設定を行なう(ステップB01)。
その後、ランプユニットLU内のメモリ29に記憶されているファームウェア(図中「F/W」)を読出し、上記初期化処理で初期化したメインメモリ33の所定の領域に書込む(ステップB02)。
以上でブートメモリ41の役目を完了し、直前のステップB02でファームウェアを転送したメインメモリ33の上記所定の領域にアドレスをジャンプさせ(ステップB03)、そのファームウェアを起動してハードウェア構成部品である光源ランプ18の点灯駆動やモータ26による冷却ファン25を用いた冷却を含む装置の起動処理を実行した上で(ステップB04)、以上でこの図5の電源投入時の処理を終了し、通常の投影動作に移行する。
以後、電源を切断するまで、電源投入状態が維持される間はメインメモリ33の所定の領域に保持されたファームウェアがリフレッシュされながら維持される
このように、ごく小容量のブートプログラムを記憶したプログラムメモリ32を上記図3で示した構成に付加するのみで、回路規模としてはほとんど変わりない簡素なものとしながらも、メモリ29に記憶したファームウェアをブート処理によりメインメモリ33に転送した上で当該ファームウェアを実行するものとしたので、CPU31はより高速にファームウェアを実行することができる。
(第3の実施形態)
以下本発明をDLP(登録商標)方式のプロジェクタ装置に適用した場合の第3の実施形態について図面を参照して説明する。
図6は、同実施形態に係るプロジェクタ装置10の電子回路の機能構成について説明するものであるが、上記図1に示したものとほぼ同様であるので、同一部分には同一符号を付加するものとしてそれら全体の説明は省略する。
加えて、この図6では、通常動作時に外部から供給されるAC電源に基づいて電源を管理する電源コントローラ51を図示すると共に、この電源コントローラ51が例えばリチウムイオン電池等の二次電池でなるバッテリ52の管理も兼任し、上記AC電源が接続されている状態ではこのバッテリ52が満充電状態となるように充電制御も行なうものとする。
次に上記実施形態の動作について説明する。
図7は、プロジェクタ装置10にAC電源が供給され、それまで通常の投影動作を実行していた電源投入状態から、キースイッチ部37の電源キーの操作により装置の電源の切断が指示された際に、CPU31がその時点でプログラムメモリ32に記憶されているファームウェアに従って実行する処理内容を示す。
その処理当初には、入出力コネクタ部11から入力される画像信号に対応して投影駆動部14がマイクロミラー素子16で光像を形成する投影動作を停止する(ステップC01)。
同時に、光源ランプ18の発光駆動を停止して消灯させ(ステップC02)、ビデオRAM15により回転駆動されるモータ26の冷却風により光源ランプ18を一定の温度まで冷却させるクールダウンの状態に移行する。
このときCPU31は、電源の供給系統をそれまでのAC電源からバッテリ52に切換え、ユーザがAC電源コードを取り外してもよいように電源コントローラ51に切換制御させる(ステップC03)。
この切換動作により、以後、CPU31を含めプロジェクタ装置10内の各回路は、完全に電源を切断するまでバッテリ52からの供給電力により動作するものとなる。
CPU31は、あらためてランプユニットLU内のメモリ29に記憶されているファームウェア(図中「F/W」)のバージョン情報を読込み(ステップC04)、その時点でプログラムメモリ32にすでに記憶されているそれまで動作していたファームウェアのバージョン情報と比較することで、ファームウェアのアップデートが必要であるか否かを判断する(ステップC05)。
ここで、ランプユニットLU内のメモリ29に記憶されるファームウェアのバージョン情報がプログラムメモリ32に記憶されるファームウェアのバージョン情報よりも新しくアップデートする必要があると判断した場合にのみ、ランプユニットLU内のメモリ29に記憶されるファームウェアをメモリインタフェース30を介して読出し、プログラムメモリ32側のファームウェアの内容を書換えることでアップデートを実行する(ステップC06)。
すなわち、上記ステップC06でのバージョンアップ動作は、直前の投影動作を始める前に、ランプユニットLUをそれまで使用していたものから新しいものに交換し、且つそれら新旧のランプユニットLUで内部の各メモリ29に記憶されているファームウェアのバージョン情報が更新されている場合にのみ実行される。
しかるに、上記ステップC06でのバージョンアップ動作の有無に拘わらず、光源ランプ18での温度が予め設定されている閾値Tth以下となったか否かを温度センサ28での検出結果により判断し(ステップC07)、なっていければこのステップC07の処理を繰返す。
こうしてステップC07の処理を繰返し実行することにより、光源ランプ18での温度が閾値Tth以下となるのを待機する。
そして、光源ランプ18での温度が閾値Tth以下となったと判断した時点で、光源ランプ18が一定の温度まで低下し、クールダウンの処理を終えたものとして、冷却ファン25によるモータ26の回転駆動も含めて、このプロジェクタ装置10内の全回路での動作を停止させるべくCPU31が制御し(ステップC08)、以上でこの図7の処理を終了する。
このように、ランプユニットLUの交換に伴うファームウェアのバージョンアップ処理をあえて光源ランプ18のクールダウン処理時に並行して実施するものとしたので、上記第1の実施形態での動作のように電源投入直後に行なうのを避け、電源投入時にはすみやかにユーザが所望するような投影動作に移行することができるものとした。
加えて、超高圧水銀灯などの高圧ランプを光源ランプとして使用する場合には、その短命化を避けるために必須となるクールダウン処理時を選択してファームウェアのバージョンアップ処理を並行して実施することにより、投影動作以外の他の必要な動作と干渉してしまうことがなく、CPU31の負担を軽減できる。
特に上記第3の実施形態では、AC電源以外に二次電池でなるバッテリ52を設け、このバッテリ52からの供給電力によりクールダウンを実行している際に併せてファームウェアのバージョンアップ処理を行なうものとしたので、例えばプレゼンテーションが終了してプロジェクタ装置10を撤収するためにAC電源コードをプロジェクタ装置10の設置場所から回収するような作業中でもファームウェアのバージョンアップ処理を実行することができる。
この場合、光源ランプ18が一定の温度となるまでのクールダウンのために冷却ファン25を回転駆動するモータ26の消費電力に比して、CPU31がファームウェアのバージョンアップ処理に要する電力はほとんど問題にならないほど軽微である。
そのため、バッテリ52の供給電力を無駄に消費してしまうことはなく、当然ながらファームウェアのバージョンアップ処理のためにバッテリ52の電力を消費し尽くしてしまい、光源ランプ18のクールダウンが不完全なものとなってしまうような事態もあり得ない。
なお、上記第1乃至第3の実施形態はいずれも、プロジェクタ装置10としてDLP(登録商標)方式のプロジェクタ装置に適用した場合について説明したが、本発明は投影装置でのプロジェクタ方式等を限定するものではなく、例えば透過型のカラー液晶パネルを表示素子として投影動作を実行する液晶方式のプロジェクタ装置、あるいは原色の光源を時分割でモノクロの液晶表示パネルに透過させるフィールドシーケンシャル駆動の液晶方式のプロジェクタ装置等、光源となるランプユニットが消耗した場合に交換可能な装置であれば同様に適用することが可能である。
その他、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。また、上述した実施形態で実行される機能は可能な限り適宜組合わせて実施しても良い。上述した実施形態には種々の段階が含まれており、開示される複数の構成要件により適宜の組合せにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、効果が得られるのであれば、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
本発明の第1の実施形態に係るプロジェクタ装置の電子回路の概略機能構成を示すブロック図。 同実施形態に係る電源投入時の主としてファームウェアに関する処理内容を示すフローチャート。 本発明の第2の実施形態に係るプロジェクタ装置の電子回路の概略機能構成を示すブロック図。 同実施形態の変形例に係るプロジェクタ装置の電子回路の概略機能構成を示すブロック図。 同実施形態の変形例に係る電源投入時の主としてファームウェアに関する処理内容を示すフローチャート。 本発明の第3の実施形態に係るプロジェクタ装置の電子回路の概略機能構成を示すブロック図。 同実施形態に係る電源切断時の主としてファームウェアに関する処理内容を示すフローチャート。
符号の説明
10…プロジェクタ装置、11…入出力コネクタ部、12…入出力インタフェース(I/F)、13…画像変換部、14…投影駆動部、15…ビデオRAM、16…マイクロミラー素子(SOM)、17…リフレクタ、18…光源ランプ、19…カラーホイール、20…インテグレータ、21…ミラー、22…光学レンズユニット、23…ステッピングモータ(M)、24…モータ(M)、25…冷却ファン、26…モータ(M)、27…投影光処理部、28…温度センサ、29…メモリ、30…メモリインタフェース(I/F)、31…CPU、32…プログラムメモリ、33…メインメモリ、34…インジケータ部、35…音声処理部、36…スピーカ、37…キースイッチ部、41…ブートメモリ、51…電源コントローラ、52…バッテリ(二次電池)、LU…光源ランプユニット、SB…システムバス。

Claims (4)

  1. 装置に対して着脱自在に装着され、光源ランプ、及び装置のプログラムを記憶した第1のメモリを備えた光源ランプユニットと、
    上記光源ランプからの光を用い、入力される画像信号に応じた光像を形成して出射する投影手段と、
    プログラムを記憶する第2のメモリと、
    第2のメモリに記憶したプログラムに従い、上記投影手段での画像投影を含む装置の動作を制御する制御手段と、
    上記第1及び第2のメモリに記憶される各プログラムのバージョン情報に基づき、上記第1のメモリに記憶されるプログラムを上記第2のメモリに転送して更新記憶させるプログラム更新手段と
    上記光源ランプを冷却する冷却手段と
    を具備し、
    上記プログラム更新手段は、上記装置の電源切断前に、上記冷却手段による上記光源ランプのクールダウンと並行してプログラムの更新記憶を行なうことを特徴とする投影装置。
  2. 装置の電源切断前に上記冷却手段に電力を供給して上記光源ランプをクールダウンさせる専用の充電池をさらに具備し、
    上記プログラム更新手段は、上記専用の充電池からの供給電力によりプログラムの更新記憶を行なう
    ことを特徴とする請求項1記載の投影装置。
  3. 装置に対して着脱自在に装着された、光源ランプと装置のプログラムを記憶した第1のメモリとを備えた光源ランプユニット、上記光源ランプからの光を用いて、入力される画像信号に応じた光像を形成して出射する投影部、及び装置のプログラムを記憶した第2のメモリを備えた投影装置での投影制御方法であって、
    上記第2のメモリに記憶したプログラムに従い、上記投影部での画像投影を含む装置の動作を制御する制御工程と、
    上記装置の電源切断前に、冷却手段により上記光源ランプをクールダウンする冷却工程と、
    上記第1及び第2のメモリに記憶される各プログラムのバージョン情報に基づき、上記第1のメモリに記憶されるプログラムを上記第2のメモリに転送して更新記憶させるプログラム更新工程と
    を有し
    上記冷却工程と上記プログラム更新工程とを並行して行うことを特徴とする投影制御方法。
  4. 装置に対して着脱自在に装着された、光源ランプと装置のプログラムを記憶した第1のメモリとを備えた光源ランプユニット、上記光源ランプからの光を用いて、入力される画像信号に応じた光像を形成して出射する投影部、及び装置のプログラムを記憶した第2のメモリを備えた投影装置に内蔵されたコンピュータが実行するプログラムであって、
    上記第2のメモリに記憶したプログラムに従い、上記投影部での画像投影を含む装置の動作を制御する制御ステップと、
    上記装置の電源切断前に、冷却手段により上記光源ランプをクールダウンする冷却ステップと、
    上記冷却ステップと並行に行われ、上記第1及び第2のメモリに記憶される各プログラムのバージョン情報に基づき、上記第1のメモリに記憶されるプログラムを上記第2のメモリに転送して更新記憶させるプログラム更新ステップと
    をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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