JP5181285B2 - 電子レンジ加熱用包装袋及びその製造方法 - Google Patents
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Description
また、膨張時の内圧を袋外に逃がす際に、蒸気抜手段を上側に移動させて、蒸気抜手段の抜穴から内容物の漏出を防止する電子レンジ加熱用包装袋が特許文献4,5に開示されている。
続いて、電子レンジ加熱用包装袋1に内容物を収容し、電子レンジで加熱した場合の挙動について説明する。図1(B)及び図5(A)に示すように、食品等の内容物を収容した電子レンジ加熱用包装袋1を電子レンジで加熱すると、内部に生じる水蒸気や膨張した空気によって、内部の気体の体積が増加し、電子レンジ加熱用包装袋1は膨張して丸みを帯びた形状となる。また、サイドシール部と蒸気抜部とは電子レンジ加熱用包装袋1の外側方向へ突出し、次第に起立する。さらに加熱することにより、電子レンジ加熱用包装袋1はさらに膨張し、電子レンジ加熱用包装袋1内の気体の体積が、電子レンジ加熱用包装袋1の容積と同等になる。すると、図5(B)に示すように長手方向矢視ないし断面形状がいわゆるルーローの三角形形状に近づく。また、エンドシール部20において、プリーツ端辺5とサイドシール端辺2とがプリーツ折返し辺6に対して成す角度θが大きくなり、左右のサイドシール部12の水平に対する角度θ2も大きくなる。さらに加熱をすると、電子レンジ加熱用包装袋1内の気体の体積が、電子レンジ加熱用包装袋1の容積を越え、合成樹脂フィルム1Aに張力がかかり、蒸気抜部13を形成する左右の端辺3が左右方向に引っ張られ、熱により蒸気抜部13のシール強度が弱くなることとも相まって、蒸気抜部13においてヒートシールの剥離が起こり、抜穴が生じる。一方、サイドシール部12は強固に溶着されているため、加熱前の形状を維持する。
次に、電子レンジ加熱用包装袋1の製造方法について説明する。電子レンジ加熱用包装袋1は、ロール状に巻かれた長尺の合成樹脂フィルムを切断することなく端からライン工程に流し、ライン工程の中で次第に折り加工、ヒートシール加工を加えることで断面形状を変化させ、最後に適宜の長さに切断すると共に長さ方向一端のエンドシール部20をヒートシールにより接合し、他端は開放した状態で出荷する。以下、この電子レンジ加熱用包装袋1の製造方法における断面形状の変化を、順に説明する。
図6は電子レンジ加熱用包装袋1の第一の製造方法を模式的に示す図である。
まず、図6(A)に示す1枚の矩形状の合成樹脂フィルム1Aの左右の端辺3を、図6(B)に示すように合掌させて重ね合わせ、適切な幅だけ矢印で示すようにヒートシールして蒸気抜部13を形成する。ここで、上述のように、蒸気抜部13のうち一部或いは全部は脆弱にシールする。具体的には、この部分のヒートシールの際の温度を低くするとか、この部分に他のシーラント剤を挟むことで、このようなヒートシールを得ることができる。次いで、図6(C)に示すように、フィルムの左右にプリーツ7を形成するための前処理として側面7aを形成した後、図6(D)に示すように、側面7aの上下方向中央より上の部分をコマKにより内側に折り込んで、プリーツ7を形成する。そして、図6(E)に示すように、プリーツ外側の左右の端点で適切な幅だけ矢印で示すようにヒートシールしてサイドシール部を形成する。
図7は電子レンジ加熱用包装袋1の第二の製造方法を模式的に示す図である。電子レンジ加熱用包装袋1の第二の製造方法は、プリーツ部7を形成した後に蒸気抜部13を形成する点で、図6に示す第一の製造方法と異なる。
1A 合成樹脂フィルム
2 サイドシール端辺
3 端辺
4 中辺
5,25 プリーツ端辺
6 プリーツ折返し辺
7 プリーツ部
7a 側面
11 底面
11A 基材層
11B シーラント層
12 サイドシール部
13 蒸気抜部
14 第一の上面
15 プリーツ下面
16 第二の上面
20 エンドシール部
Claims (10)
- 矩形の樹脂フィルムから成る電子レンジ加熱用包装袋であって、
上記樹脂フィルムの対向する二辺をシールして形成され、電子レンジ加熱時にこのシールが剥離することで蒸気が抜ける蒸気抜部と、
上記蒸気抜部に対向する底面と、
上記底面の幅方向両端辺に長手方向に沿って設けられた一対のサイドシール部と、
上記蒸気抜部と上記一対のサイドシール部との間に設けられた一対のプリーツ部と、
を備えた、電子レンジ加熱用包装袋。 - 前記プリーツ部は、前記蒸気抜部と前記一対のサイドシール部との間に位置する樹脂フィルムが、長手方向に沿う折り線により外側へ突出するように折り曲げられて構成されている、請求項1に記載の電子レンジ加熱用包装袋。
- 平坦に折りたたんだ状態で、前記プリーツ部は、前記サイドシール部より幅方向内側に位置する、請求項1または2に記載の電子レンジ加熱用包装袋。
- 前記蒸気抜部のシール強度は、前記サイドシール部のシール強度より弱い、請求項1から3のいずれかに記載の電子レンジ加熱用包装袋。
- 展開状態で、前記サイドシール部と前記蒸気抜部との距離は、前記サイドシール部同士の距離より長い、請求項1から4のいずれかに記載の電子レンジ加熱用包装袋。
- 平坦に折りたたんだ状態で、いずれの位置においても樹脂フィルムの重なり枚数が4枚以下である、請求項1から5のいずれかに記載の電子レンジ加熱用包装袋。
- 前記プリーツ部の端辺がシールされている、請求項1から6のいずれかに記載の電子レンジ加熱用包装袋。
- 平坦に折りたたんだ状態で、前記プリーツ部と前記サイドシール部とが重ならない、請求項1から7のいずれかに記載の電子レンジ加熱用包装袋。
- 1枚の矩形状の合成樹脂フィルムの対向する二辺をヒートシールして蒸気抜部を形成する工程と、
側面の上下方向中央より上の部分を内側に折り込んで、プリーツを形成する工程と、
底面の左右の端辺をヒートシールしてサイドシール部を形成する工程と、
を以上の順番で含む、電子レンジ加熱用包装袋の製造方法。 - 1枚の矩形状の合成樹脂フィルムを断面形状U字状に曲げた後、側面を内側に折り込んで、プリーツを形成する工程と、
左右の端辺をヒートシールして蒸気抜部を形成する工程と、
底面の左右の端辺をヒートシールしてサイドシール部を形成する工程と、
を以上の順番で含む、電子レンジ加熱用包装袋の製造方法。
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